JP4531217B2 - Pal信号の位相歪み補正回路、方法及びpal信号のy/c分離回路、方法 - Google Patents
Pal信号の位相歪み補正回路、方法及びpal信号のy/c分離回路、方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、PAL方式テレビジョン信号(以下、PAL信号と言う)における色信号の位相歪みを補正するためのPAL信号の位相歪み補正回路、方法及びこのPAL信号の位相歪み補正回路を用いたPAL信号のY/C分離回路、方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ヨーロッパ等で用いられているカラーテレビ方式であるPAL(PhaseAlternation by Line)方式においては、色差信号(U信号、V信号)間の相互干渉を防ぐために、V信号の色副搬送波の位相を1ライン毎に180°反転させて搬送色信号(以下、単に色信号という)を生成している。信号伝送中に何らかの原因でバースト信号の位相(基準位相)と色信号の位相とがずれてしまった場合は、この特徴を利用して受信時にその位相ずれ(位相歪み)を補正することができる。また、ライン間の干渉を防ぐために、1ライン毎に約90°位相がずれるように、色副搬送波周波数が選ばれている。
【0003】
色信号の位相歪みを補正する回路の一例として、例えば特開平9−46721号公報に開示されるものがあり、図8にその構成を示す。
図8において、1H遅延回路21、加算器22、減算器23により位相歪み補正回路26が構成される。
【0004】
1H遅延回路21は、入力される色信号Cをを1ライン遅延させるための1ラインメモリを用いている。色信号Cとこの色信号Cを1ライン遅延した色信号C1とを加算器22で加算した信号からB−Y復調回路24により色差信号EB-Yが復調される。また、色信号Cから色信号C1を減算器23で減算した信号からR−Y復調回路25により色差信号ER-Y が復調される。
【0005】
また、特開昭60−198985号公報には、図9に示すような他の色信号の位相歪み補正回路が示されている。
図9において、色信号C31は位相歪み補正回路26に入力され、その加算出力である信号32と、減算出力である信号33と、上記色信号C31である信号36及び信号37とが判定回路38に入力される。尚、位相歪み補正回路26は図8の位相歪み補正回路26と同一構成である。
【0006】
上記加算出力はレベルを1/2にされて信号34となり、上記信号36と共に選択回路39に入力される。また、上記減算出力はレベルを1/2にされて信号35となり、上記信号37と共に選択回路40に入力される。
【0007】
上記信号35の絶対値|CV|と所定値Kとが比較され、|CV|≧Kのときは、選択回路39は信号36を選択し、|CV|<Kのときは信号34を選択する。選択された信号43がU復調回路44に入力されることにより、U信号が復調される。
選択回路40においても上記と同様の動作により信号35、37の一方が選択され、信号45としてV復調回路46に入力されることにより、V信号が復調される。
【0008】
尚、ここで説明したU信号(EU )はB−Y信号、V信号(EV )はR−Y信号にそれぞれ相当するもので、一般に次のように定義される。
EU =0.493(EB −EY )
EV =0.877(ER −EY )
【0009】
次に、特開平5−227543号公報には、PAL信号から輝度信号Yと色差信号とを分離するための図10に示すようなPAL信号のY/C分離回路が示されている。
図10において、Y/C分離回路68で分離されたC信号はPAL位相歪み補正回路69に入力され、ER-Y 、EB-Y が復調される。PAL色位相歪み補正回路69は図8の回路と同一構成である。
【0010】
Y/C分離回路68において、入力されるPALコンポジット信号CVBSは直列に接続された2H遅延回路51、52でそれぞれ2ライン遅延され、BPF(バンドパスフィルタ)53、54、55である程度の輝度信号Yが除去されて、0ライン遅延色信号C0、2ライン遅延色信号C2、4ライン遅延色信号C4が得られ、ロジカルコムフィルタ67に入力される。
【0011】
ロジカルコムフィルタ67において、上記2ライン遅延信号C2は反転回路58で反転され、反転信号C2’となる。そして、上記0ライン遅延信号C0と反転信号C2’とはそれらのうちの最大の信号を取り出すMAX回路59に入力される。また、上記4ライン遅延信号C4と反転信号C2’とはそれらのうちの最大の信号を取り出すMAX回路60に入力される。MAX回路59、60の出力信号はそれらのうち最少の信号を取り出すMIN回路61に入力される。
【0012】
また、上記0ライン遅延信号C0と反転信号C2’とはそれらのうちの最少の信号を取り出すMIN回路62に入力される。また、上記4ライン遅延信号C4と反転信号C2’とはそれらのうちの最少の信号を取り出すMIN回路63に入力される。MIN回路62、63の出力信号はそれらのうち最大の信号を取り出すMAX回路64に入力される。
【0013】
そして、MIN回路61の出力信号とMAX回路64の出力信号とが加算器65で加算され、その加算出力は−1/2回路66で反転されると共にレベルが1/2にされることにより、C信号が生成されてPAL色位相歪み補正回路69に入力される。
【0014】
また、2H遅延回路51の遅延出力は遅延回路56で所定時間遅延された後、減算器57で上記C信号が減算されることにより輝度信号Yが生成される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
前述した図8、図9の位相歪み補正回路では、図2に示すようにライン毎に色が変わり、垂直方向に色の境界部分を有するPALカラー画像信号が入力された場合、その境界部分(マゼンタM3とグリーンG1との境界)において次のような問題が発生する。
図8の回路では、ライン毎に相関があるかないかを判定する手段がないために、マゼンタM3とグリーンG1とが加減算されてしまい、そのラインは本来の色とは異なる色(ホワイト)が表示されてしまう。
【0016】
図9の回路では、判定回路38の作用により色の境界において本来の色と異なる色が表示されることを防いでいるが、位相歪みが補正されないまま(図9では位相歪みのある信号36がそのまま選択されて)表示されてしまう。
【0017】
また、図10のPAL信号のY/C分離回路では、最初にY/C分離回路68により輝度信号Yと色信号Cとを分離してから、色信号Cを用いてPAL色位相歪み補正回路69において色差信号ER-Y 、EB-Y を復調しているので、PAL色位相歪み補正回路69における1H遅延回路(図8の1H遅延回路21)と2H遅延回路51、52との合計5ライン分のラインメモリを必要とし、回路規模が大きくなるという問題があった。
【0018】
本発明は上記の問題を解決するためになされたもので、垂直方向の色の境界部分において適正な処理を行うことができるPAL信号の位相歪み補正回路を提供すると共に、回路規模を縮小できるPAL信号のY/C分離回路を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によるPAL信号の位相歪み補正回路においては、PAL方式の色信号から処理対象ラインとその前後1ライン、及び前後2ラインの5つのラインの色信号を得るためのライン遅延手段と、前記処理対象ラインとその前後2ラインの各色信号間のライン相関を検出するライン相関検出手段と、前記ライン相関検出手段の検出結果と前記処理対象ラインの前後1ラインの色信号とから色位相補正用色信号を生成する補正用色信号生成手段とを設けている。
ここで、前後1ラインとは、処理対象ラインを第nラインとするとき、第(n−1)ラインと第(n+1)ラインとを意味し、前後2ラインとは、処理対象ラインを第nラインとするとき、第(n−2)ラインと第(n+2)ラインとを意味する。
【0020】
また、本発明によるPAL信号の位相歪み補正方法においては、PAL方式の色信号を遅延させて処理対象ラインとその前後1ライン、及び前後2ラインの5つのラインの色信号を得る手順と、前記処理対象ラインとその前後2ラインの各色信号間のライン相関を検出する手順と、前記検出する手順の検出結果と前記処理対象ラインの前後1ラインの色信号とから色位相補正用色信号を生成する手順とを設けている。
【0021】
また、本発明によるPAL信号のY/C分離回路においては、PALコンポジット信号の処理対象ラインとその前後1ライン、及び前後2ラインの5つのラインの信号を得るためのライン遅延手段と、前記5つの信号から輝度信号成分を除去して5つの色信号を得るフィルタ手段と、前記処理対象ラインとその前後2ラインの色信号が入力され、1つの色信号を生成するロジカルコムフィルタ手段と、前記処理対象ラインの信号からロジカルコムフィルタ手段で生成された色信号を減算することにより輝度信号を得る減算手段とを設けている。
【0022】
また、本発明によるPAL信号のY/C分離方法においては、PALコンポジット信号を遅延させて処理対象ラインとその前後1ライン、及び前後2ラインの5つのラインの信号を得る手順と、前記5つの信号から輝度信号成分を除去して5つの色信号を得る手順と、前記処理対象ラインとその前後2ラインの色信号をロジカルコムフィルタに入力して1つの色信号を生成する手順と、前記処理対象ラインの信号から前記ロジカルコムフィルタで生成された色信号を減算することにより輝度信号を得る手順とを設けている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本発明の実施の形態によるPAL信号の位相歪み補正回路を示す構成図である。
図1において、PAL信号の色信号C(0ライン遅延信号C0)は直列に接続された1H遅延回路1、2、3、4により順次遅延され、1ライン遅延信号C1、2ライン遅延信号C2、3ライン遅延信号C3、4ライン遅延信号C4となる。本実施の形態においては、2ライン遅延信号C2を処理対象ラインとする。
【0024】
上記信号C0と信号C2とは加算器5で加算され、その加算出力は絶対値回路8に入力されて絶対値Bが得られる。また、上記信号C4と信号C2とは加算器6で加算され、その加算出力は絶対値回路7に入力されて絶対値Aが得られる。
【0025】
絶対値A、Bはライン相関検出回路9に入力され、▲1▼式の処理が行われることにより、信号C0とC2とC4との間に相関があるかないかが検出され、検出結果Mが出力される。
M=A/(A+B)……………………………………………………▲1▼
【0026】
上記▲1▼式によれば、C0とC2とC4の全ての間に相関があれば、M≒1/2になる。また、C0とC2とに相関があれば、Bが0に近い値になるのでM≒1になる。また、C2とC4とに相関があれば、Aが0に近い値となるのでM≒0となる。
【0027】
このMの値は色位相補正用色信号生成回路10に入力される。この色位相補正用色信号生成回路10には、上記信号C1とC3が入力されており、▲2▼式の処理が行われることにより、Mの値に応じてC1又は−C3が選択され、色位相補正用信号Nとして出力される。
N=M*C1+(1−M)*(−C3)………………………………▲2▼
尚、▲2▼式において、PAL信号では信号C1とC3とは逆相であるため、C3を反転させている。
【0028】
上記▲2▼式によれば、信号C0とC2とC4との全てに相関がある場合は、M≒1/2であるので、N=(C1−C3)/2となる。また、C0とC2とに相関がある場合は、M≒1であるのでN=C1となる。また、C2とC4とに相関がある場合は、M≒0であるのでN=−C3となる。
【0029】
上記色補正用色信号Nは加算器11で処理対象ラインの色信号C2と加算され、その加算出力はB−Y復調回路13に入力されて色差信号EB-Y が復調される。また、色補正用色信号Nは減算器12で処理対象ラインの色信号C2から減算され、その減算出力はR−Y復調回路14に入力されて色差信号ER-Y が復調される。
尚、図1の点線で囲まれる部分により色信号処理部15が構成されている。
【0030】
次に、本実施の形態によるPAL信号の位相歪み補正回路を用いた場合における図2のようなカラー画像における色の境界部分の動作について説明する。
図1における処理対象ラインの信号C2がマゼンタM3のとき、信号C0はマゼンタM1であり、信号C1、C3、C4はそれぞれマゼンタM2、グリーンG1、グリーンG2である。
【0031】
この場合、ライン相関検出回路9においては、マゼンタM1(C0)とマゼンタM3(C2)、及びマゼンタM3(C2)とグリーンG2(C4)の各相関の有無を検出する。この場合は、マゼンタM1とマゼンタM3に相関があるので、▲1▼式よりM≒1が得られる。そして色位相補正用色信号生成回路10においては、▲2▼式よりN=C1となり、C1=マゼンタM2が補正用色信号Nとして出力される。従って、加算器11及び減算器12において、マゼンタM2とマゼンタM3との加減算が行われることにより、ER-Y 、EB-Y が復調される。
【0032】
また、処理対象ラインの信号C2がグリーンG1の場合は、信号C0、C1、C3、C4はそれぞれマゼンタM2、M3、グリーンG2、G3である。この場合は、ライン相関検出回路9は、M2とG1、及びG1とG3の各相関の有無を検出する。G1とG3に相関があるのでM≒0となり、色位相補正用色信号生成回路10よりN=G2が得られる。従って、加算器11及び減算器12において、グリーンG1とG2との加減算が行われることにより、ER-Y 、EB-Y が復調される。
【0033】
次に、図3、図4、図5のように3ライン、2ライン、1ライン毎の横縞のある画像が入力された場合における色の境界部分の処理を、図8、図9の従来例と図1の本実施の形態の場合とについて説明する。
まず、図3のように同じ色が3ラインずつ続く場合は、マゼンタM3においては、従来の図8、図9及び本実施の形態の図1共にマゼンタM2とM3が演算処理されるので、位相補正された色信号が出力される。
【0034】
グリーンG2においては、図8の場合は、常に1ライン前の信号の演算処理を行うため、マゼンタM3、グリーンG2が演算処理されて違う色(ホワイト)が出力されてしまう。図9の場合は、1ライン前の信号(マゼンタM3)と相関がないので、位相補正されていないグリーンG2がそのまま出力される。図1の場合は、グリーンG4と相関があるので、グリーンG2、G3が演算処理され位相補正された色信号が出力される。
【0035】
次に、図4のように同じ色が2ラインずつ続く場合は、マゼンタM2においては、図8、図9ではマゼンタM1とM2が演算処理され、位相補正された色信号が出力される。図1では、上下2ライン共に相関がないので、位相補正されていないマゼンタM2の色信号がそのまま出力される。
【0036】
グリーンG2においては、図8の場合は、常に1ライン前の信号の演算処理を行うため、マゼンタM2、グリーンG2が演算処理されて違う色が出力されてしまう。図9の場合は、1ライン前の信号と相関がないので、位相補正されていないグリーンG2がそのまま出力される。図1の場合も同様に、上下2ライン共に相関がないので、位相補正されていないグリーンG2がそのまま出力される。
【0037】
次に、図5のように同じ色が1ラインずつ続く場合は、マゼンタM2においては、図8では、常に1ライン前の信号の演算処理を行うため、グリーンG1、マゼンタM2が演算処理され違う色が出力されてしまう。図9では、1ライン前の信号と相関がないので、位相補正されていないマゼンタM2がそのまま出力される。図1では、上下2ラインに相関があると判断してしまい、グリーンG1、マゼンタM2が演算処理され、違う色を出力してしまう。
【0038】
グリーンG2においては、図8では、常に1ライン前の信号の演算処理を行うため、グリーンG2、マゼンタM2が演算処理され、違う色が出力されてしまう。図9では、1ライン前の信号と相関がないので、位相補正されていないグリーンG2がそのまま出力される。図1では、上下2ラインに相関があると判断してしまい、グリーンG2、マゼンタM2が演算処理され、違う色を出力してしまう。
【0039】
以上説明した処理結果を図6に示す。図6においては、
○:色位相歪み補正あり
△:色位相歪み補正なし
×:本来と違う色
を示している。
図6によれば、本実施の形態の場合が、色の境界の上側と下側とを総合的に判断して良好な結果が得られている。特に、3ライン以上同じ色が続く場合に、本実施の形態による効果が大きいことが分かる。
【0040】
次に、図7は本発明の実施の形態によるPAL信号のY/C分離回路の構成図であり、図1及び図10と対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。
図7において、PALコンポジット信号CVBSは、直列に接続された1H遅延回路1、2、3、4で順次に遅延され、各遅延信号はそれぞれBPF16、17、18、19、20である程度の輝度信号成分が除去された後、0ライン遅延信号C0、1ライン遅延信号C1、2ライン遅延信号C2、3ライン遅延信号C3、4ライン遅延信号C4として、色信号処理部15とロジカルコムフィルタ67に入力される。色信号処理部15は図1の色信号処理部15であり、ロジカルコムフィルタ67は図10のロジカルコムフィルタ67である。
【0041】
そして、図10の場合と同様にして、1H遅延回路2の遅延出力(本実施の形態における処理対象ラインの信号)を遅延回路56で遅延した信号と、ロジカルコムフィルタ67から得られる色信号Cとを減算器57で減算した信号とにより輝度信号Yを得るようにしている。
また、色信号処理部15においては、図1で説明した処理が行われることより、色差信号ER-Y 、EB-Y が復調される。
【0042】
本実施の形態によれば、使用するラインメモリとしては1H遅延回路1〜4の4本だけで済み、図10の従来の場合より1本少なくて済むので、回路規模を縮小することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるPAL信号の位相歪み補正回路によれば、処理対象ラインとその前後2ラインの色信号間のライン相関の有無を検出し、その検出結果に応じて処理対象ラインの前後1ラインの色信号とを用いて色位相補正用色信号を生成するようにしたので、この補正用色信号と処理対象ラインの色信号とを加減算することにより、色の境界部分の処理を適切に行うことができる。
【0044】
また、本発明によるPAL信号のY/C分離回路によれば、Y/C分離回路に必要な4ライン分の遅延回路と上記PAL信号の位相歪み補正回路に必要な4ライン分の遅延回路とを共有するように構成したので、4本のラインメモリを用いるだけで実現することができ、回路規模を従来より縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態によるPAL信号の位相歪み補正回路を示す構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態と従来の色信号処理を説明するためのカラー画像の一例を示す構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態と従来の色信号処理を説明するためのカラー画像の他の例を示す構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態と従来の色信号処理を説明するためのカラー画像の他の例を示す構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態と従来の色信号処理を説明するためのカラー画像の他の例を示す構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態と従来例の色の境界部分における補正の処理結果を示す構成図である。
【図7】 本発明の実施の形態によるPAL信号のY/C分離回路を示す構成図である。
【図8】 従来のPAL信号の位相歪み補正回路を示す構成図である。
【図9】 従来の他のPAL信号の位相歪み補正回路を示す構成図である。
【図10】 従来のPAL信号のY/C分離回路を示す構成図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 1H遅延回路
5、6 加算器
7、8 絶対値回路
9 ライン相関検出回路
10 色位相補正用色信号生成回路
11 加算器
12 減算器
13 B−Y復調回路
14 R−Y復調回路
15 色信号処理部
16、17、18、19、20 BPF
56 遅延回路
57 減算器
67 ロジカルコムフィルタ
C 色信号
C0 0ライン遅延信号
C1 2ライン遅延信号
C2 2ライン遅延信号
C3 3ライン遅延信号
C4 4ライン遅延信号
CVBS PALコンポジット信号
Y 輝度信号
ER-Y 、EB-Y 色差信号
Claims (10)
- PAL方式の色信号から処理対象ラインとその前後1ライン、及び前後2ラインの5つのラインの色信号を得るためのライン遅延手段と、
前記処理対象ラインとその前後2ラインの各色信号間のライン相関として、前記処理対象ラインの色信号とその前2ラインの色信号との加算の絶対値B、及び、前記処理対象ラインの色信号とその後2ラインの色信号との加算の絶対値Aの和に対する前記絶対値Aの比率Mを求めるライン相関検出手段と、
前記処理対象ラインの前1ラインの色信号と前記比率Mとの積、及び、前記Mの補数と前記処理対象ラインの後1ラインの色信号との積の差から色位相補正用色信号Nを生成する補正用色信号生成手段と、
前記処理対象ラインの色信号と前記色位相補正用色信号Nとの加減算の結果が入力され、前記処理対象ラインの色差信号を復調する復調回路と、
を有することを特徴とするPAL信号の位相歪み補正回路。 - 前記補正用色信号生成手段で生成された色位相補正用色信号Nと前記処理対象ラインの色信号とを加算する加算手段と、前記色位相補正用色信号Nを前記処理対象ラインの色信号から減算する減算手段とをさらに有することを特徴とする請求項1記載のPAL信号の位相歪み補正回路。
- 前記復調回路は、前記加算手段の加算出力から第1の色差信号を復調する第1の復調回路と、前記減算手段の減算出力から第2の色差信号を復調する第2の復調回路と、を含むことを特徴とする請求項2記載のPAL信号の位相歪み補正回路。
- 補正用色信号生成手段は、前記ライン相関検出手段により前記処理対象ラインの色信号とその前2ラインの色信号とに相関が検出されたときは、前記処理対象ラインの前1ラインの色信号を前記色位相補正用色信号として出力し、前記ライン相関検出手段により前記処理対象ラインの色信号とその後2ラインの色信号とに相関が検出されたときは、前記処理対象ラインの後1ラインの色信号を反転した色信号を前記色位相補正用色信号として出力するようになされていることを特徴とする請求項1記載のPAL信号の位相歪み補正回路。
- PAL方式の色信号を遅延させて処理対象ラインとその前後1ライン、及び前後2ラインの5つのラインの色信号を得る手順と、
前記処理対象ラインとその前2ラインの色信号との加算の絶対値B、及び、前記処理対象ラインとその後2ラインの色信号の加算の絶対値Aの和に対する前記絶対値Aの比率Mを求める手順と、
前記処理対象ラインの前1ラインの色信号と前記比率Mとの積、及び、前記Mの補数と前記処理対象ラインの後1ラインの色信号との積の差から色位相補正用信号Nを生成する手順と、
前記処理対象ラインの色信号と前記色位相補正用色信号Nとの加減算の結果から前記処理対象ラインの色差信号を復調する手順と、
を有することを特徴とするPAL信号の位相歪み補正方法。 - PALコンポジット信号の処理対象ラインとその前後1ライン、及び前後2ラインの5つのラインの信号を得るためのライン遅延手段と、
前記5つの信号から輝度信号成分を除去して5つの色信号を得るフィルタ手段と、
前記フィルタ手段から得られる処理対象ラインとその前後2ラインの色信号が入力され、1つの色信号を生成するロジカルコムフィルタ手段と、
前記処理対象ラインの信号からロジカルコムフィルタ手段で生成された色信号を減算することにより輝度信号を得る減算手段と、
前記フィルタ手段から得られる前記処理対象ラインの色信号とその前2ラインの色信号との加算の絶対値B、及び、前記処理ラインの色信号とその後2ラインの色信号との加算の絶対値Aの和に対する前記絶対値Aの比率Mを求めるライン相関検出手段、前記処理対象ラインの前1ラインの色信号と前記比率Mとの積、及び、前記Mの補数と前記処理対象ラインの後1ラインの色信号との積の差から色位相補正用色信号Nを生成する補正用色信号生成手段、及び前記処理対象ラインの色信号と前記色位相補正用色信号Nとの加減算の結果が入力され、前記処理対象ラインの色差信号を復調する復調回路、を含む色信号処理部と、
を有することを特徴とするPAL信号のY/C分離回路。 - 前記色信号処理部は、前記補正用色信号生成手段で生成された色位相補正用色信号Nと前記処理対象ラインの色信号とを加算する加算手段と、前記色位相補正用色信号Nを前記処理対象ラインの色信号から減算する減算手段とをさらに含むことを特徴とする請求項6記載のPAL信号のY/C分離回路。
- 前記復調回路は、前記加算手段の加算出力から第1の色差信号を復調する第1の復調回路と、前記減算手段の減算出力から第2の色差信号を復調する第2の復調回路とを含むことを特徴とする請求項6記載のPAL信号のY/C分離回路。
- 補正用色信号生成手段は、前記ライン相関検出手段により前記処理対象ラインの色信号とその前2ラインの色信号とに相関が検出されたときは、前記処理対象ラインの前1ラインの色信号を前記色位相補正用色信号として出力し、前記ライン相関検出手段により前記処理対象ラインの色信号とその後2ラインの色信号とに相関が検出されたときは、前記処理対象ラインの後1ラインの色信号を反転した色信号を前記色位相補正用色信号として出力するようになされていることを特徴とする請求項6記載のPAL信号のY/C分離回路。
- PALコンポジット信号を遅延させて処理対象ラインとその前後1ライン、及び前後2ラインの5つのラインの信号を得る手順と、
前記5つの信号から輝度信号成分を除去して5つの色信号を得る手順と、
前記処理対象ラインとその前後2ラインの色信号をロジカルコムフィルタに入力して1つの色信号を生成する手順と、
前記処理対象ラインの信号から前記ロジカルコムフィルタで生成された色信号を減算することにより輝度信号を得る手順と、
前記処理対象ラインとその前2ラインの色信号との加算の絶対値B、及び、前記処理対象ラインとその後2ラインの色信号の加算の絶対値Aとの和に対する前記絶対値Aの比率Mを求める手順と、
前記処理対象ラインの前1ラインの色信号と前記比率Mとの積、及び、前記Mの補数と前記処理対象ラインの後1ラインの色信号との積の差から色位相補正用信号Nを生成する手順と、
前記処理対象ラインの色信号と前記色位相補正用色信号Nとの加減算の結果から前記処理対象ラインの色差信号を復調する手順と、
を有することを特徴とするPAL信号のY/C分離方法。
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