JP4529354B2 - カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに関し、特に、燃料電池に空気を確実に提供できるようにしたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機をはじめとする携帯型の電子機器の小型化や高機能化にともない、電源となる電池には一層の小型化と大容量化が求められている。そこで、現在よく使われているリチウムイオン電池などと比べてエネルギ密度が高い小型の燃料電池が開発され、実用化されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
こうした燃料電池は、発電に利用する酸素を大気中から取り込む。したがって、燃料電池を使用する電子機器は、発電を継続するために、燃料電池への外気の供給を維持する必要がある。
【0004】
そこで、燃料電池に外気を供給するために、外観部材(ケース)に通気口となる開口部を設けることが考えられる。
【0005】
しかしながら、携帯型の電子機器として、例えば、カメラを想定した場合、カメラは、ユーザにより手で所持されるため、開口部が握った手で塞がれてしまい、特に電力の供給が必要とされる使用時において、燃料電池に空気を充分に供給することができなくなってしまう課題があった。
【0006】
また、カメラのケースに開口部を設けた場合、開口部に埃が堆積してしまい、外観上望ましくないという課題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、使用時に握った手で開口部が塞がれてしまうのを防止できるようにし、また、開口部に埃が堆積してしまうことを防止できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のカメラは、燃料電池を使用するカメラであって、燃料電池に供給する外気を取り込む開口部と、開口部から外気を取り込むための隙間を確保して開口部を覆うとともに、撮影のために鏡筒の前面を開放し、カメラを使用可能な状態にする第1の位置と、開口部を露出するとともに、鏡筒を保護するように鏡筒の前に位置し、カメラを使用できない状態にする第2の位置との間で移動するスライドとを備えることを特徴とする。
前記移動部材は、第1の位置に配置されたとき、使用者が開口部を塞ぐのを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5は、本発明を適用したデジタルカメラの第1の実施の形態を表している。このデジタルカメラ1は、スライドカバー9を有するデジタルカメラとされ、図1は、スライドカバー9が閉じた状態で、電源がオフの状態の正面図を表し、図2は、スライドカバー9が開いた状態で、電源がオンの状態の正面図を表している。
【0017】
図1に示されるように、非使用時、移動部材としてのスライドカバー9は、デジタルカメラ1(鏡筒11)の前方に配置され、鏡筒11とファインダ10を露出させず保護している。使用者は、デジタルカメラ1の使用時に、スライドカバー9を図1において左方向にスライドし、図2に示されるように、鏡筒11とファインダ10が露出した状態にし、デジタルカメラ1を使用状態にする。
【0018】
鏡筒11は、撮影に使用する撮影レンズ12を内部に保持している。シャッタボタン4は、デジタルカメラ1の上端部で、図2の左上に配置されている。使用者は、鏡筒11の上に配置されているファインダ10を覗き、被写体(図示せず)を確認し、所定のタイミングでシャッタボタン4を押し、被写体の撮影を行う。図2において、鏡筒11の右上に配置されているフラッシュ8は、光量の不足時に閃光を放ち、被写体を照明する。
【0019】
筐体2の内部の、図1において、鏡筒11の左側の図中の2点鎖線で示される位置であって、グリップ部(デジタルカメラ1を手で支える部分)3の前面側(図3の左上)には電池室6が形成されている。筐体2の電池室6の近傍であって、筐体2の正面には、電池室6とデジタルカメラ1の外部との通気を可能とする空気穴7が設けられている。
【0020】
空気穴7は、電池室6に外気を供給する。空気穴7は、図2に示されるように、スライドカバー9が開放されているとき、スライドカバー9により覆われる。したがって、撮影時に使用者が、不用意に空気穴7を指で塞いでしまうようなことが防止される。この状態においても、図3に示されるように、スライドカバー9と筐体2の間には、隙間24が形成されているので、この隙間24を介して空気穴7から電池室6に空気が供給される。電池蓋5は、電池室6の燃料電池17のメンテナンス時や交換時に開閉される。
【0021】
図3は、図2のA−A線断面図であり、スライドカバー9が開放されているときの状態を示している。スライドカバー9は、裏側で筐体2との間に隙間24を確保しているので、空気穴7を介しての通気は可能である。空気穴7の電池室6側には、通気性と撥水性とを併せ持つ撥水シート16が貼られていて、空気は通過させるが、水や埃がデジタルカメラ1内に入らないようにしてある。電池室6には燃料電池17が収容され、燃料電池17は、発電に必要な外気を、空気穴7より取り込む。
【0022】
鏡筒11の内部に配置されているシャッタユニット15は、撮影レンズ12を介して入射される被写体からの光の、撮像素子23への供給を制御する。鏡筒11の後方に配置された撮像素子23は、被写体からの光信号を電気信号に変換しデジタル画像にする。
【0023】
図3において、鏡筒11の右側に配置されたコンデンサ13は、フラッシュ8に供給する電力を蓄え、その下側に配置されているフラッシュ回路基板14は、フラッシュ8の動作制御を行う。デジタルカメラ1の後方(図3の下方向)に配置されている実装基板20には、デジタルカメラ1を制御する各種回路が組み込まれている。
【0024】
使用者は、デジタルカメラ1の後方の筐体2に形成されたLCD(Liquid Crystal Display)窓22を覗き、その内側に配置されているLCD21により表示される被写体の確認を行う。また、LCD21には、撮影し、メモリーカード19に保存した画像の表示を行うことができる。メモリーカード19は、筐体2の図3の左側面に形成されたメモリーカードスロット蓋18を開閉して着脱される。
【0025】
図4は、スライドカバー9のスライドに連動して、デジタルカメラ1の電源を、オンまたはオフするための構成を表している。スライドカバー9は、スライドカバーレール溝25にガイドされ、スライドされる。電源スイッチ28は、筐体2の内部で図4の左上のスライドカバーレール溝25の下側に配置されている。
【0026】
電源スイッチ28の上部には、回動自在な作動部27が形成され、作動部27は、内部のバネ(図示せず)の付勢力によりスライドカバーレール溝25の切欠部分26より図中上に突出している。
【0027】
使用者がスライドカバー9を、図1に示される状態から図2に示される状態になるように、図4において、スライドカバー9を左方向に移動すると、スライドカバー9の上端部分が作動部27と当接し、それを下に押し込むことにより、電源スイッチ28がオン、すなわち、デジタルカメラ1の電源がオンとなる。
【0028】
また、使用者が、スライドカバー9を右方向に移動し、図2に示される状態から図1に示される状態に戻すと、作動部27がバネの付勢力により切欠部分26から上方向に突出する状態に戻ることにより、電源スイッチ28がオフ、すなわち、デジタルカメラ1の電源がオフとなる。
【0029】
このようにして、使用者がスライドカバー9を開くと、デジタルカメラ1の電源がオンとなり、使用者がスライドカバー9を閉じると、デジタルカメラ1の電源がオフとなる。
【0030】
図5は、図4のB−B線断面図であり、電源スイッチ28がスライドカバー9によりオンオフされる様子をより詳細に示している。図5は、スライドカバー9のレール部31が、電源スイッチ28の作動部27に当接し、作動部27を下向きに押し込んでいる状態を示している。上述したように、この状態において、デジタルカメラ1の電源はオンとなる。
【0031】
図5に示される状態において、空気穴7はスライドカバー9により覆われるが、隙間24を介して空気穴7から電池室6に空気が供給され、したがって、燃料電池17が空気(酸素)不足となって、供給電圧が低下してしまうようなことが抑制される。
【0032】
図5の上部に配置されている実装基板30には、デジタルカメラ1を制御する各種回路が組み込まれている。そのうちの1つの、実装基板30の上に配置されているシャッタレリーズ用スイッチ29は、シャッタボタン4が押されたことを検知し、シャッタを作動させる。
【0033】
本実施の形態によれば、スライドカバー9が開いた時に、スライドカバー9により覆われる位置に空気穴7が配置されているので、使用者が、グリップ部3を手で持った場合にも、空気穴7が指で塞がれてしまうことを抑制することができる。
【0034】
図6乃至図12は、本発明を適用したデジタルカメラの第2の実施の形態を表している。このデジタルカメラは41は、電源スイッチレバー46を有するデジタルカメラとされ、図6は、デジタルカメラ41の上面図を表し、図7は、デジタルカメラ41の正面図を表している。
【0035】
移動部材としての電源スイッチレバー46は、図6において、右方向にスライドすることで、デジタルカメラ41の電源をオンの状態にし、左方向にスライドすることで、デジタルカメラ41の電源をオフの状態にする。
【0036】
鏡筒51は、撮影に使用する撮影レンズ52を内部に保持している。シャッタボタン43は、デジタルカメラ41の上端部で、図7の左上に配置されている。使用者は、鏡筒51の上に配置されているファインダ47を覗き、被写体(図示せず)を確認し、所定のタイミングでシャッタボタン43を押し、被写体の撮影を行う。図7において、鏡筒51の右上に配置されているフラッシュ48は、光量の不足時に閃光を放ち、被写体を照明する。
【0037】
筐体42の内部の、図7において、鏡筒51の左側の図中の2点鎖線で示される位置には、電池室44が形成されている。筐体42の電池室44の近傍であって、筐体42の正面には、電池室44とデジタルカメラ41の外部との通気を可能とする空気穴49が設けられている。
【0038】
空気穴49の最下段のさらに下にはデザイン上の凹部50が形成されている。すなわち、この凹部50は、凹んでいるだけで、筐体42の内部には貫通していない。電池蓋45は、電池室44の燃料電池55(図10の中央部)のメンテナンス時や交換時に開閉される。
【0039】
図8および図9は、デジタルカメラ41の電源スイッチレバー46付近を拡大して示している。図8は電源がオフの状態を示し、図9は電源がオンの状態を示している。図9において、2点鎖線は電源がオフの状態の電源スイッチレバー46の位置を示す。
【0040】
筐体42の上端面であって、電源スイッチレバー46がスライドする面には、電池室44と連通する空気穴53が形成されている。空気穴53は、電源スイッチレバー46がオフの状態(図8に示される状態)の位置の時に覆われ、電源スイッチレバー46がオンの状態(図9に示される状態)の位置のときに現れる(露出する)。
【0041】
すなわち、電源がオンのとき(デジタルカメラ41の使用時)は、電源がオフのとき(デジタルカメラ41の非使用時)よりも電力消費が多いため、空気穴53は、電源スイッチレバー46がオンの状態の位置のときに現れる。これにより、電池室44には、空気穴49を介して供給される空気に加えて、空気穴53を介して空気が供給される。すなわち、その分だけ、供給される空気の量が増加する。
【0042】
また、空気穴53は、電源スイッチレバー46がオフの状態の位置のときに覆われ、埃の堆積(内部への侵入)を防いでいる。
【0043】
図10は、図7のC−C線断面図を示し、空気穴53付近の構成を拡大して示している。電池室44には燃料電池55が配置され、燃料電池55は、空気穴49、および空気穴53により外部と連通している。電源スイッチレバー46がオンの状態の位置のとき、電源スイッチレバー46がオフの状態の位置のときに覆われていた空気穴53が現れ、空気穴53は、電池室44を外部の空間と連通する。
【0044】
空気穴53の電池室44側には、通気性と撥水性とを併せ持つ撥水シート56が貼られていて、空気は通過させるが、水や埃が電池室44内に入らないようにしてある。同様に、空気穴49には、撥水シート57が貼られている。
【0045】
シャッタボタン43の下のレリーズ用スイッチ54は、シャッタボタン43が押されたことを検知し、シャッタを作動させる。筐体42の下端面には、三脚を取り付けるための三脚座58が形成されている。
【0046】
図11は図8のD−D線断面図を示し、図12は図9のE−E線断面図を示している。すなわち、図11は、電源スイッチレバー46がオフの状態の位置を示し、図12は、オンの状態の位置を示している。
【0047】
これらの図に示されるように、電源スイッチレバー46の下側には、クリックばね60が取り付けられ、電源スイッチレバー46に連動して移動する。クリックばね60の折り曲げ部61は、筐体42の内側の窪み63または64に嵌合し、電源スイッチレバー46をオン(図12の窪み64の位置)とオフ(図11の窪み63の位置)の状態の位置に保持する。
【0048】
ブラシ59は、クリックばね60の下に取り付けられ、クリックばね60(電源スイッチレバー46)に連動して移動し、電源スイッチレバー46がオンの状態の位置で、FPC(flexible printed circuit)62に形成された接点(図示せず)を通電させることにより電源をオンにさせる。
【0049】
本実施の形態によれば、空気穴53は、電源スイッチレバー46がオンの状態の位置にあるときに現れ、オフの状態の位置にあるときに覆われることにより、電力消費の大きい電源がオンのときに空気穴49から供給される空気を補い、また、電力消費が小さいとき、または、電力消費がない電源がオフのときに埃の堆積を防止することができる。
【0050】
図13は、本発明を適用した第3の実施の形態のデジタルカメラ71の上部の拡大図を示している。このデジタルカメラ71の基本的な構成は、第2の実施の形態のデジタルカメラ41と同様であり、移動部材としての撮影/再生切替レバー73は、図9における電源スイッチレバー46に相当し、空気穴72は、図9における空気穴53に相当するものであり、同様に機能する。したがって、本実施の形態のデジタルカメラ71においては、不図示の電源スイッチが別設されている。
【0051】
本実施の形態によれば、空気穴72は、デジタルカメラの撮影/再生切替レバー73が、被写体を撮影する状態の位置にあるときに現れ、メモリーカード(図示せず)に記憶された画像を再生する状態の位置にあるときに覆われることによって、電力消費の大きい撮影の状態のときに他の空気穴(図示せず)を補い、電池室(図示せず)への通気を可能とし、また、電力消費の小さい再生の状態のときに埃の堆積を防止することができる。
【0052】
図14乃至図16は、本発明を適用したデジタルカメラの第4の実施の形態を表している。このデジタルカメラ81は、液晶モニタ84を有するデジタルカメラとされ、図14および図15は、デジタルカメラ81の背面図を示し、図14は、液晶モニタ84の非使用時の状態を示し、図15は、液晶モニタ84の使用時の状態を示している。
【0053】
移動部材としての液晶モニタ84は、デジタルカメラ81の背面に配置され、筐体88の左端部に回動自在に支持されている。液晶モニタ84が、図14に示されるように配置されている(閉じられている)状態において、使用者は、液晶モニタ84左上のファインダ86を覗き、被写体(図示せず)を確認し、所定のタイミングでデジタルカメラ81の右上にあるシャッタボタン87を押し、被写体の撮影を行う。
【0054】
液晶モニタ84の内側の筐体88の面82において、左上にある液晶モニタ開閉検出スイッチ91(図15)は、閉じだ状態の液晶モニタ84に押圧されオン(オフでもよい)している。このとき、液晶モニタ84への電力の供給は遮断される。これに対して、液晶モニタ開閉検出スイッチ91は、図15に示されるように、液晶モニタ84が回動し、開いた状態にあるとき、液晶モニタ84に対して電力を供給し、各種の表示が可能な状態にする。
【0055】
閉じられた状態の液晶モニタ84が対向する筐体88の面82の右側には空気穴92が形成されている。この空気穴92は、液晶モニタ84を閉じているとき、液晶モニタ84に覆われ(露出せず)、液晶モニタ84を開いているときに現れる(露出する)。筐体88の内部の、デジタルカメラ81の背面の右側の図中の2点鎖線に示され位置には電池室83が形成されている。空気穴92は、電池室83を外部の空間と連通する。
【0056】
液晶モニタ84は、図16に示されるようにロック部材93が液晶モニタ84の孔95に嵌合されることで、図14または図16に示される、閉じた状態に係止される。これにより、非使用時に液晶モニタ84が不用意に開いてしまうことが防止されている。
【0057】
図15に示されるように、液晶モニタ84が開かれた状態において、液晶モニタ84の裏側に配置されているLCD90は、撮影をする被写体を表示したり、または、撮影し、メモリーカード(図示せず)に保存した画像を表示する。LCD90の左側に設置されたゴム89は、液晶モニタ84を閉じたときに空気穴92を覆う(図16)。
【0058】
使用者は、液晶モニタ84を、図15に示されるように開いた状態にするとき、ロック解除レバー85を図中右方向にスライドさせ、ロック部材93の孔95に対する係止を解除させる。また、逆に、液晶モニタ84を、図15に示されるように閉じた状態にするとき、使用者に、ロック解除レバー85を、図中左方向にスライドさせて、ロック部材93を、孔95に係止させる。
【0059】
筐体88の内側に形成された電池室83には燃料電池96が配置され、燃料電池96には、空気穴92から外部の空気が供給される。液晶モニタ84を閉じると、LCD90の図16において右側に位置するゴム89は、空気穴92に当接し、空気穴92のある面と密着するので、液晶モニタ84の非使用時の防塵性を高めることができる。
【0060】
空気穴92の電池室83側には、通気性と撥水性とを併せ持つ撥水シート94が貼られていて、空気は通過させるが、水や埃が電池室83内に入らないようにしてある。本実施の形態では、液晶モニタ84の非使用時には、デジタルカメラ81の電池室83の底面の空気穴(図示せず)が電池室83に外気を供給する。
【0061】
本実施の形態によれば、空気穴92は、電力消費の大きい液晶モニタ84の使用時に他の空気穴(図示せず)から供給される空気を補い、電池室83へ供給することができ、また、電力消費の小さい液晶モニタ84の非使用時に、液晶モニタ84が空気穴92を塞ぐことによって、埃の堆積を防止することができる。
【0062】
なお、本実施の形態のデジタルカメラ81では、ファインダ86があるため液晶モニタ開閉検出スイッチ91を液晶モニタ84への電源供給スイッチとして使用しているが、ファインダ86が設けられておらず、液晶モニタ84のLCD90の表示画像を見ながら撮影をするカメラにおいては、液晶モニタ開閉検出スイッチ91を電源スイッチとすることができる。
【0063】
以上、本発明を、デジタルカメラに適用した場合を例として説明したが、本発明は、フィルムを使用するカメラ、その他の表示機器に適用することが可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上のように本発明の電子機器によれば、燃料電池の空気を供給するための開口部を使用者が手で塞ぐことを防止し、開口部に埃が堆積することを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルカメラの第1の実施の形態の、スライドカバーを閉じた状態の正面図である。
【図2】本発明を適用したデジタルカメラの第1の実施の形態の、スライドカバーを開いた状態の正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のシャッタボタン前方のスライドカバーレール溝の部分を拡大して示す部分断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】本発明を適用したデジタルカメラの第2の実施の形態の上面図である。
【図7】本発明を適用したデジタルカメラの第2の実施の形態の正面図である。
【図8】電源オフ時の図6の電源スイッチレバー付近を拡大して示す平面図である。
【図9】電源オン時の図6の電源スイッチレバー付近を拡大して示す平面図である。
【図10】図7のC−C線断面図である。
【図11】図8のD−D線断面図である。
【図12】図9のE−E線断面図である。
【図13】本発明を適用したデジタルカメラの第3の実施の形態の、上部を拡大して示す平面図である。
【図14】本発明を適用したデジタルカメラの第4の実施の形態の、液晶モニタがオフの状態の背面図である。
【図15】本発明を適用したデジタルカメラの第4の実施の形態の、液晶モニタがオンの状態の背面図である。
【図16】図14のF−F線断面図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
6 電池室
7 空気穴
9 スライドカバー
16 撥水シート
17 燃料電池
41 デジタルカメラ
44 電池室
46 電源スイッチレバー
49,53 空気穴
55 燃料電池
56,57 撥水シート
71 デジタルカメラ
72 空気穴
73 撮影/再生切替レバー
81 デジタルカメラ
83 電池室
84 液晶モニタ
89 ゴム
92 空気穴
94 撥水シート
96 燃料電池
Claims (2)
- 燃料電池を使用するカメラであって、
前記燃料電池に供給する外気を取り込む開口部と、
前記開口部から外気を取り込むための隙間を確保して前記開口部を覆うとともに、撮影のために鏡筒の前面を開放し、前記カメラを使用可能な状態にする第1の位置と、前記開口部を露出するとともに、前記鏡筒を保護するように前記鏡筒の前に位置し、前記カメラを使用できない状態にする第2の位置との間で移動するスライドと
を備えることを特徴とするカメラ。 - 前記スライドは、前記第1の位置に配置されたとき、使用者が前記開口部を塞ぐのを防止する
ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
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