JP4798226B2 - 電子機器およびカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器およびカメラに関し、特に、電子機器またはカメラの電源として燃料電池が利用される場合、燃料電池が発電するために必要な酸素を燃料電池に確実に供給することができるようにした電子機器およびカメラに関する。
近年、携帯電話機やカメラ等に代表される電子機器の小型化および高機能化が進み、電子機器の電源となる電池に対しても、これまで以上の小型化および高機能化が要求されている。
そのような要求を満たす電池として、リチウムイオン電池等の従来利用されている電池と比較してエネルギー密度の濃い小型の燃料電池が、最近注目を集めており、その燃料電池を電源とする電子機器の商品化の研究および開発が行われている。
なお、このように、燃料電池を電源とする電子機器については、いまだ研究および開発の段階であり、このため、適切な先行技術文献が存在しない。
そのような燃料電池が発電するためには、十分な量の酸素が必要であり、そのため、空気中の酸素を燃料電池に供給することが考えられている。この場合、筺体の内部に収納された燃料電池に対して、筺体の外部の空気が十分に接触する必要がある。
ところで、ユーザは、小型の電子機器、例えば、カメラを利用する場合、その筺体を、ユーザ自身の手で保持したり、三脚等を接続して保持したりして利用する。即ち、小型の電子機器は、大型のテレビジョン受像機のように、所定の場所に常に固定されて(所定のものに所定の場所を保持されて)利用されるものではなく、様々なものに様々な場所が保持されて利用される。
また、ユーザは、小型の電子機器に対して、新たな機能を追加する、または機能を強化する補助装置を接続して、その電子機器を利用することがある。例えば、カメラの補助装置として、バッテリーとして機能する燃料電池を搭載する補助装置の利用が考えられている。
従って、燃料電池を電源とする電子機器の商品化のためには、電子機器の筺体がどのような状態で保持されても、また、どのような補助装置が電子機器に接続されても、電子機器の筺体の内部に収納された燃料電池に対して、空気が十分に接触することが可能な工夫が必要である。
しかしながら、そのような工夫として有効なものが、いまだ開発されていないという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、電子機器またはカメラの電源として燃料電池が利用される場合、燃料電池が発電するために必要な酸素を燃料電池に確実に供給することができるようにするものである。
本発明の電子機器は、電源となる燃料電池を収容する電池室と、第1の電子機器の筺体の所定の面の水平および垂直方向における中央の近傍であって、ユーザにより保持される部分とは異なる位置に配置される、電池室の内部の空間を動作状態によらず筺体の外部に連通し、空気の出入り口を形成する開口部とを備えることを特徴とする。
電子機器は、撮影レンズ鏡筒を、筺体の開口部が配置される面側に、取り付け可能、または一体で有するカメラであり、開口部を、撮影レンズ鏡筒の近傍に配置するようにすることができる。
本発明の電子機器おいては、電源となる燃料電池を収容する電池室と、第1の電子機器の筺体の所定の面の水平および垂直方向における中央の近傍であって、ユーザにより保持される部分とは異なる位置に配置される、電池室の内部の空間を動作状態によらず筺体の外部に連通し、空気の出入り口を形成する開口部が配置される。
本発明のカメラは、燃料電池を収納可能な電池室と、撮影レンズ鏡筒を装着可能または一体で有するカメラであって、電池室と撮影レンズ鏡筒との間の領域のうち、カメラの筺体の所定の面の水平および垂直方向における中央の近傍であって、さらにユーザにより保持される部分とは異なる位置の領域に配置され、電池室内の燃料電池と外気との接触を動作状態によらず可能にせしめ、空気の出入り口を形成する開口部を有することを特徴とする。
本発明のカメラにおいては、燃料電池を収納可能な電池室と、撮影レンズ鏡筒との間の領域のうち、前記カメラの筺体の所定の面の水平および垂直方向における中央の近傍であって、さらにユーザにより保持される部分とは異なる位置の領域に配置され、電池室内の燃料電池と外気との接触を動作状態によらず可能にせしめ、空気の出入り口を形成する開口部が設けられる。
以上のごとく、本発明によれば、電子機器またはカメラの電源として燃料電池を利用可能にすることができる。特に、燃料電池が発電するために必要な酸素を、燃料電池に確実に供給することができる。
本発明が適用されるカメラの外観の構成例を示す正面図である。 図1のカメラの外観の構成例を示す下面図である。 図1の正面図のうちの、空気穴と空気穴ガードが配置された周辺の拡大図である。 図1のカメラのA-A'部分の水平断面図のうちの、空気穴と空気穴ガードが配置された周辺の拡大図である。 図1のカメラのA-A'部分の水平断面図である。 図1のカメラの電気的な構成例を示すブロック図である。 本発明が適用されるカメラの外観の他の構成例を示す正面図である。 図7のカメラの外観の構成例を示す下面図である。 本発明が適用されるカメラの外観の他の構成例を示す正面図である。 図9のカメラのA-A'部分の垂直断面図である。 本発明が適用されるカメラの補助装置が、カメラに接続された場合の外観の構成例を示す正面図である。 図11のカメラの補助装置のA-A'部分の垂直断面図である。 図11のカメラの補助装置の外観の構成例を示す上面図である。 本発明が適用される他の例のカメラの補助装置がカメラに接続された場合の、カメラの補助装置の筺体の正面中央部分の垂直断面図である。 本発明が適用されるカメラに、その補助装置が接続された場合の外観の他の構成例を示す正面図である。 図15のカメラの補助装置のA-A'部分の垂直断面図である。 本発明が適用されるカメラの外観の他の構成例を示す正面図である。 図17のカメラの補助装置のA-A'部分の垂直断面図である。 本発明が適用される他の例のカメラと、その補助装置が接続された場合の、カメラの筺体の正面中央部分の垂直断面図である。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態が適用される電子機器としてのカメラの正面の外観の構成例を表しており、図2は、図1のカメラ1の下面の外観の構成例を表している。
図1に示されるように、カメラ1の筐体の側面1−6には、ユーザが被写体を撮影する場合に押下するレリーズボタン11が設けられている。
なお、以下、カメラ1の筺体の正面1−1と略垂直な側面のうちの、レリーズボタン11が配置される面1−6を上面と、その上面1−6と対向する面1−5を底面と、それぞれ称する。また、図1において、ここでは、例えば、カメラ1の筺体の底面1−5の法線方向のうちの、底面1−5から上面1−6に向かう方向が、上方向とされる。そのような上面、底面、および、上方向の関係については、特にことわりがない限り、他の図面(後述する他の実施形態)においても、同様とされる。
カメラ1の筺体の正面1−1には、その略中央の上方に、左から、ユーザが被写体を撮影する場合、フラッシュとして発光する発光部12、および、ユーザが被写体を視認するためのファインダ13が設けられており、それらの下方に、右から、被写体を撮影するための撮影レンズを有する鏡筒14、燃料電池(例えば、後述する図5の燃料電池31)を収納する電池室18の内部の空間をカメラ1の筐体の外部に連通する空気穴15、および、空気穴ガード16が設けられており、その下方には、ユーザが電池室18に収納される燃料電池を抜き差しする場合、開けられ、それ以外の場合、閉められる蓋17が設けられている。
空気穴15は、電池室18に収納されている燃料電池が発電に利用する酸素(空気)を、カメラ1の筺体の外部から電池室18の内部の空間(燃料電池)に取り込むために設けられている。
従って、ユーザが、カメラ1をユーザ自身の手で保持して、被写体を撮影する場合、ユーザの手で空気穴15が塞がれることがあってはならない。そこで、カメラ1においては、図1に示されるように、空気穴15が、筺体の正面1−1の略中央であって、鏡筒14の近傍に配置されている。
即ち、ユーザが、カメラ1をユーザ自身の手で保持して、被写体を撮影する場合、筺体の正面1−1のうちの両端部が、ユーザの手により保持されることが多いので、カメラ1においては、空気穴15が、そのユーザにより保持される両端部(以下、カメラ1の筺体の正面1−1の両端部のような、ユーザが被写体を撮影する場合に保持する部分を、グリップ部と称する)とは異なる位置に配置されている。
特に、本実施形態においては、空気穴15が、電池室18と鏡筒14との間に形成されるので、ユーザの手指によって空気穴15が塞がれる可能性は低い。
空気穴ガード16は、筺体の正面1−1の空気穴15とグリップ部との間に形成される凸部、または、凹部である。この例の空気穴ガード16の詳細が、図3と図4に示されている。図3は、図1のカメラ1の筺体の正面1−1のうちの、空気穴15と空気穴ガード16の周辺の拡大図である。また、図4は、カメラ1の、図1のA-A'部分の水平断面図(後述する図5)のうちの、空気穴15と空気穴ガード16の周辺の拡大図である。
図3と図4に示されるように、空気穴ガード16が、カメラ1の筺体の正面1−1のうちの空気穴15とグリップ部との間に、凸凹部として形成されているので、以下のような効果を奏することが可能になる。即ち、ユーザが、カメラ1をユーザ自身の手で保持して、被写体を撮影する場合、ファインダ13(図1)を介して被写体を視認する状態が長く続く。そのような状態でも、ユーザは、空気穴15の配置位置を視認することなく、ユーザ自身の手の感触で(空気穴ガード16に触れることで)空気穴15がその近傍に存在することを認識できるので、空気穴15がユーザの手により塞がれることを確実に防止することが可能となる。
図5は、カメラ1の、図1のA-A'部分の水平断面を表している。
図5において、カメラ1の筺体の背面1−1(正面1−1と対向する面1−2)の法線方向のうちの、背面1−1から正面1−2に向かう方向が、上方向とされた場合、カメラ1の筺体の内部には、左側(筺体の正面1−1と略垂直な側面のうちの、側面1−3側)に、上から順に、燃料電池31を収納する上述した電池室18、カメラ1の全体の動作を制御する回路を搭載する回路基板33−1、および、カメラ1が撮影した画像のデータを記録するメモリカード34が設けられており、さらに、メモリカード34の下方の筺体の左側から右側にかけて、カメラ1の全体の動作を制御する回路を搭載する回路基板33−2が設けられている。
カメラ1の筺体の側面1−3には、メモリカード蓋38が設けられており、メモリカード蓋38は、ユーザがメモリカード34を抜き差しする場合、開けられ、それ以外の場合、閉められる。
カメラ1の筺体の内部にはまた、電池室18と基板33−1の右隣に、発光部12(図1)を発光させるためのエネルギー(電荷)を蓄積するためのコンデンサ32が設けられており、その右隣に、鏡筒14が設けられている。鏡筒14には、上から順に、レンズ14−1、シャッタユニット14−2、レンズ14−3、および、レンズ14−4が設けられている。
カメラ1の筺体の内部にはさらに、レンズ14−4の下方に、上から順に、被写体を撮像する撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)37、上述した回路基板33−2、および、カメラ1が撮影した(CCD37が撮像した)被写体の画像等の画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)35が設けられている。
カメラ1の筺体の背面1−2には、LCD35を保護するためのLCD窓36が設けられており、ユーザは、このLCD窓36を通してLCD35に表示された画像を見ることができる。
カメラ1の筺体の正面1−1には、上述したように、鏡筒14とグリップ部(図5中左方の端部)の間に、電池室18の内部の空間をカメラ1の筐体の外部に連通する空気穴15が設けられており、その左隣に、空気穴15がその近傍にあることをユーザに知らせる(ユーザの手の感触で認識させる)空気穴ガード16が設けられている。
なお、カメラ1の筺体は、筺体の側面1−3と側面1−4の略中央部を境にして、正面1−1側の前カバー19と、背面1−2側の後カバー20から構成されている。後カバー20は、開閉可能とされている。
図6は、カメラ1の電気的な構成例を表すブロック図である。
図6に示されるように、カメラ1には、上述した電池室18(図5)に収納された燃料電池31を電源として、カメラ1の全体の動作を制御する主制御部51
が設けられている。
即ち、図示はしないが、主制御部51には、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等が設けられており、CPUが、ROM等に記憶されているプログラムから、RAMにロードしたプログラムに従って、カメラ1の全体の動作を制御する。RAMにはまた、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
換言すると、主制御部51は、後述する入力部52より入力される信号に応じて、後述する画像処理部53乃至フラッシュ部59のそれぞれを制御する。
カメラ1にはまた、上述したレリーズボタン11(図1)等からなる入力部52、上述したCCD37より供給される画像信号(CCD37により撮影され、アナログの信号に変換された画像信号)に対して所定の画像処理を施す画像処理部53、並びに、シャッタユニット14−2(図5)に含まれる、レリーズボタン11が押下された場合、所定の露出時間の間、レンズ14−1(図5)からの光を通すようにシャッタ(図示せず)を開放し、それ以外の場合、シャッタを閉めるシャッタモータ54、レンズ14−1に対する絞り(図示せず)の絞り量を調整するフォーカシングモータ55、ズームを行うために鏡筒14(図5)を伸縮させるズーミングモータ56、および、ズーミングモータ56を制御するためのズームエンコーダ57が設けられている。
カメラ1にはさらに、上述したLCD35を駆動するためのLCD駆動部58、および、上述した発光部14を含む、発光部14を発光させるためのフラッシュ部59が設けられている。
なお、この例においては、主制御部51、画像処理部53、および、LCD駆動部58に対応する回路のそれぞれは、例えば、上述した回路基板33−1、または回路基板33−2(図5)のうちのいずれか一方に搭載されている。ただし、フラッシュ部59は、高電圧がかかる回路を有しているので、図示はしないが、回路基板33−1、および回路基板33−2とは異なる専用の回路に搭載される。
また、カメラ1の電源は、図6の例では、燃料電池31のみとされるが、図6の例に限定されず、燃料電池31と、リチウムイオン電池等の2次電池(図示せず)を併用してもよい。この場合、主制御部51と、燃料電池31および2次電池の間には、電源制御部(図示せず)が設けられる。電源制御部は、例えば、カメラ1の電源として、燃料電池または2次電池のうちのいずれか一方を選択する制御(スイッチング制御)を行ったり、燃料電池から2次電池に充電させ、2次電池をカメラ1の主電源とする制御を行ったりする。
以上説明したように、本発明の第1実施形態が適用されるカメラ1には、図1乃至図5に示されるように、燃料電池31を収容する電池室18と、筺体の正面1−1の中央の近傍であって、ユーザにより保持される部分(グリップ部)とは異なる位置に配置される、電池室18の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴15が設けられている。具体的には、空気穴15は、鏡筒14の近傍に配置されている。
これにより、ユーザが、カメラ1をユーザ自身の手で保持して、被写体を撮影する場合であっても、空気穴15が、ユーザの手で塞がれることはなく、電池室18に収納されている燃料電池31に酸素(空気)が常に供給され、燃料電池31は、十分な発電量を維持することが可能になる。従って、図6に示される主制御部51乃至フラッシュ部59のそれぞれは、常に動作が可能になる。
さらに、本発明の第1実施形態が適用されるカメラ1には、図1乃至図5に示されるように、筺体の正面1−1に、空気穴15の近傍であって、空気穴15に対して鏡筒14が配置されている側とは反対側に、空気穴ガード16が形成されるので、上述したように、以下のような効果を奏することが可能になる。
即ち、ユーザが、カメラ1をユーザ自身の手で保持して、被写体を撮影するために、ファインダ13を介して被写体を視認しているような場合でも、ユーザは、空気穴15の配置位置を視認することなく、ユーザ自身の手の感触で(空気穴ガード16に触れることで)空気穴15がその近傍に存在することを認識できるので、空気穴15がユーザの手により塞がれることを確実に防止することが可能となる。従って、電池室18に収納されている燃料電池31に酸素(空気)が確実に供給され、燃料電池31は、十分な発電量を維持することが可能になり、図6に示される主制御部51乃至フラッシュ部59のそれぞれは、常に動作が可能になる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態が適用される電子機器としてのカメラの正面の外観の構成例を表しており、図8は、図7のカメラ101の下面の外観の構成例を表している。
図7と図8の例では、カメラ101の外観の構成は、第1実施形態のカメラ1(図1と図2)のそれと、基本的に同様とされている。即ち、図7に示されるレリーズボタン111乃至空気穴115、並びに、電池室118およびその蓋117のそれぞれは、図1に示されるレリーズボタン11乃至電池室18のうちの対応するものと同様の構成とされ、かつ、同様の位置に配置されている。
ただし、カメラ101においては、空気穴ガード16(図1乃至図5)の代わりに、図8に示されるように、グリップ部116自身が、筺体の正面101−1より突出した凸部として形成されている。
また、カメラ101の電気的な構成も、この例においては、例えば、第1実施形態のカメラ1のそれと同様とされる。即ち、図6は、カメラ101の電気的な構成例も表すブロック図である。
以上説明したように、本発明の第2実施形態が適用されるカメラ101には、図7と図8に示されるように、燃料電池(図示せず。ただし、図5の燃料電池31と同様のもの)を収容する電池室118と、筺体の正面101−1の中央の近傍であって、ユーザにより保持される部分(グリップ部116)とは異なる位置に配置される、電池室118の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴115が設けられている。具体的には、空気穴115は、鏡筒114の近傍に配置されている。
これにより、第1実施形態のカメラ1(図1乃至図5)と同様に、ユーザが、カメラ101をユーザ自身の手で保持して、被写体を撮影する場合であっても、空気穴115が、ユーザの手で塞がれることはなく、電池室116に収納されている燃料電池に酸素(空気)が常に供給され、燃料電池は、十分な発電量を維持することが可能になる。従って、図6に示される主制御部51乃至フラッシュ部59のそれぞれは、常に動作が可能になる。
さらに、本発明の第2実施形態が適用されるカメラ101には、図8に示されるように、筺体の正面1−1に、空気穴15の近傍であって、空気穴15に対して鏡筒14が配置されている側とは反対側に、グリップ部116(正面1−1より突出した凸部)が形成されているので、空気穴115がユーザの手により塞がれることを確実に防止することが可能となる。従って、電池室118に収納されている燃料電池に酸素(空気)が確実に供給され、燃料電池は、十分な発電量を維持することが可能になり、図6に示される主制御部51乃至フラッシュ部59のそれぞれは、常に動作が可能になる。
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3実施形態が適用される電子機器としてのカメラの正面の外観の構成例を表している。
図9に示されるように、カメラ201の筐体の上面201−2には、レリーズボタン211−1が設けられている。
カメラ1の筺体の正面1−1には、その略中央に、上から、撮影レンズ(図示せず)を有する着脱自在な鏡筒212、燃料電池(例えば、後述する図10の燃料電池228)を収納する電池室214の内部の空間をカメラ201の筐体の外部に連通する空気穴213、および、ユーザがカメラ201を、その側面201−4を上面として撮影する場合にユーザが保持するグリップ部215(以下、そのような撮影位置を、縦位置と称し、縦位置におけるグリップ部を、縦位置グリップ部と称する)が設けられている。縦位置グリップ部215の左方の端部には、縦位置用のレリーズボタン211−2が設けられている。
図10は、カメラ201の、図9のA-A'部分の垂直断面を表している。
図10に示されるように、カメラ201の筺体の内部には、上述した鏡筒212の右方に、メインミラー221−1とサブミラー221−2からなるミラーボックス221が設けられており、メインミラー221−1の上方に、スクリーン222が設けられ、さらにその上方に、ペンタプリズム223が設けられ、その右方に、接眼レンズ224が設けられている。ユーザは、鏡筒212に対向して位置する(撮影光軸241方向に位置する)被写体を撮影する場合、その被写体を、鏡筒212の撮影レンズ、メインミラー221−1、スクリーン222、およびペンタプリズム223を介して、接眼レンズ224により視認する。
カメラ201の筺体の内部にはまた、サブミラー221−2の下方に、オートフォーカスモジュール227が設けられ、サブミラー221−2の右方には、左から順に、被写体の画像を撮像する撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)225、および、カメラ201の全体の動作を制御する回路が搭載された基板226が設けられている。
なお、上述したミラーボックス221乃至オートフォーカスモジュール227のそれぞれは、本発明とは直接関係がなく、かつ、当業者にとって理解が容易なものであるため、その詳細な説明は省略する。
カメラ201の筺体の内部にはさらに、オートフォーカスモジュール227の下方に、燃料電池228を収納する上述した電池室214が設けられている。
カメラ201の筐体の正面201−1には、鏡筒212の下方に(近傍に)、上述した空気穴213が設けられ、その下方に、上述した縦位置グリップ部215が設けられている。この縦位置グリップ部215は、第2実施形態のカメラ201のグリップ部116(図8)と同様に、正面201−1より突出した凸部として形成されている。
なお、カメラ201の電気的な構成は、この例においては、例えば、第1実施形態のカメラ1のそれと同様とされる。即ち、図6は、カメラ201の電気的な構成例も表すブロック図である。
以上説明したように、本発明の第3実施形態が適用されるカメラ201には、図9と図10に示されるように、燃料電池228を収容する電池室214と、筺体の正面201−1の中央の近傍であって、ユーザにより保持される部分(縦位置グリップ部215、または、通常の撮影位置のグリップ部(図9中、正面201−1の両端部))とは異なる位置に配置される、電池室214の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴213が設けられている。具体的には、空気穴213は、鏡筒212の近傍(図10中、鏡筒212の下方)に配置されている。
これにより、ユーザが、カメラ201をユーザ自身の手で保持して、被写体を撮影する場合、その撮影位置が、通常撮影位置(側面201−3が上面とされる位置)、および、縦位置(側面201−4が上面とされる位置)のうちのいずれの位置であっても、空気穴213が、ユーザの手で塞がれることはなく、電池室214に収納されている燃料電池228に酸素(空気)が常に供給され、燃料電池228は、十分な発電量を維持することが可能になる。従って、図6に示される主制御部51乃至フラッシュ部59のそれぞれは、常に動作が可能になる。
さらに、本発明の第3実施形態が適用されるカメラ201には、図9と図10に示されるように、筺体の正面201−1に、空気穴213の近傍であって、空気穴213に対して鏡筒212が配置されている側(図10中上側)とは反対側(図10中下側)に、縦位置グリップ部215(正面201−1より突出した凸部)が形成されているので、第2実施形態のグリップ部116(図8)と同様に、ユーザが縦位置グリップ部215によりカメラ201を保持する場合、空気穴213がユーザの手により塞がれることを確実に防止することが可能となる。従って、電池室214に収納されている燃料電池228に酸素(空気)が確実に供給され、燃料電池は、十分な発電量を維持することが可能になり、図6に示される主制御部51乃至フラッシュ部59のそれぞれは、常に動作が可能になる。
(第4実施形態)
図11は、本発明の第4実施形態が適用される電子機器としてのカメラの補助装置が、カメラに接続された場合の正面の外観の構成例を表している。
図12は、図11のカメラ301に接続された縦位置グリップ302のA-A'部分の垂直断面図を表している。
図11に示されるように、第4実施形態においては、第3実施形態のカメラ201(図9と図10)の縦位置グリップ部215に相当する縦位置グリップ302が、カメラ301から着脱可能な構成とされている。
換言すると、図11のカメラ301は、第3実施形態のカメラ201から縦位置グリップ部215が分離されたものである。従って、カメラ301の構成(外観、筐体の内部、および、電気的構成等)は、カメラ201のそれと基本的に同様とされるので、その説明は省略する。
ただし、燃料電池を収納する電池室は、後述する縦位置グリップ302に含まれることになるので、この例においては、カメラ301は、燃料電池とは別の電源(図示せず)を有し、後述するように、縦位置グリップ302が接続された場合のみ、縦位置グリップ302に収納された燃料電池を、その電源とすることが可能である。
本発明の第4実施形態が適用される縦位置グリップ302の構成も、上述した第3実施形態の縦位置グリップ部215(図9と図10)と基本的に同様とされる。即ち、縦位置グリップ302には、図11に示されるように、その筐体の正面346より突出した凸部の左端部に、縦位置用のレリーズボタン322が設けられており、図12に示されるように、その筐体の内部には、燃料電池341を収納する電池室323が設けられている。
ただし、縦位置グリップ302は、上述したように、カメラ301に対して着脱自在とされている。従って、縦位置グリップ302には、図11に示されるように、筺体の上面(具体的には、後述する図12と図13の接続面342)に、カメラ301と接続する接続部としての、位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326が設けられており、図12に示されるように、これらの接続部(位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326)によりカメラ301と縦位置グリップ302が接続された場合、その接続面342(接続部が配置される面342)より下方に位置する面344に、電池室323の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴321が設けられている。
空気穴321と筐体の内部の間には、撥水シート343が設けられている。この撥水シート343は、筺体の内部にゴミや水分が浸入することを防止することを目的とした、通気性を有するシートであり、後述する他の実施形態においても、同様の目的で適宜設けられている。
このように、空気穴321は、接続部(位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326)にカメラ301が接続された場合(カメラ301の筺体の底面301−3と、縦位置グリップ302の接続面342が接している状態の場合)、カメラ301の底面301−3と対向し、かつ、接しない面344に配置されるので、カメラ301の底面301−3から所定の距離だけ離間する(図12中、左方に隙間があく)。
従って、縦位置グリップ302がカメラ301に接続された状態でも、空気穴321がカメラ301によって塞がれることはなく、電池室323に収納されている燃料電池341に酸素(空気)が確実に供給され、燃料電池は、十分な発電量を維持することが可能になる。
図13は、縦位置グリップ302の上面図である。
図13において、ここでは、例えば、縦位置グリップ302の背面345の法線方向のうちの、背面345から凸部がある正面346の方向に向かう方向が、上方向とされる。
図13に示されるように、縦位置グリップ302の接続面342には、その左方の端部に、上述したフック326が設けられており、その右方(レリーズボタン322が配置された方)の端部には、上から、電池室323に収納された燃料電池341(図12)からカメラ301に電力を供給する電源供給信号ピン352、上述した位置決めピン324、および三脚ねじ部325、並びに、三脚ねじ回転操作部351が設けられている。
縦位置グリップ302にはまた、その上面の中央に(接続面342の間に)、上述した空気穴321が配置される面344が形成されている。換言すると、接続面345は、面344より突出した凸部として形成される。
以上説明したように、本発明の第4実施形態が適用される縦位置グリップ302には、図11乃至図13に示されるように、燃料電池341を収容する電池室323、カメラ301と接続する接続部としての位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326、並びに、筺体の面のうちの、その接続部(それが配置された接続面342)の近傍にある面344に配置される、電池室32
3の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴321が設けられ、図12に示されるように、その空気穴321が配置される面344は、接続部にカメラ301が接続された場合、カメラ301の底面301−3と対向し、かつ、接しない面とされる。換言すると、図12に示されるように、空気穴321が配置される面344は、カメラ301に接続部(位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326)を接続した状態において、カメラ301から所定の距離だけ離間している。
これにより、縦位置グリップ302がカメラ301に接続された状態でも、空気穴321がカメラ301によって塞がれることはなく、電池室323に収納されている燃料電池341に酸素(空気)が確実に供給され、燃料電池341は、十分な発電量を維持することが可能になる。従って、縦位置グリップ302がカメラ301に接続された場合、燃料電池341から電源供給信号ピン352を介してカメラ301に電力が確実に供給されるので、図6に示される主制御部51乃至フラッシュ部59のそれぞれは、常に動作が可能になる。
なお、縦位置グリップ302は、図11と図12のカメラ301のみならず、様々なカメラに接続可能である。
(第5実施形態)
図14は、本発明の第5実施形態が適用される電子機器としてのカメラの補助装置が、カメラに接続された場合の正面の中央近傍の垂直断面を表している。
第5実施形態の縦位置グリップ402は、例えば、第4実施形態の縦位置グリップ302(図11乃至図13)と基本的に同様の構成とされている。
即ち、縦位置グリップ302(図11乃至図13)と同様に、縦位置グリップ402の筐体の正面には、縦位置用のレリーズボタン(図示せず。ただし、図11のレリーズボタン322と同様のもの)が設けられており、図14に示されるように、その筐体の内部には、燃料電池416を収納する電池室415が設けられている。
縦位置グリップ402にはまた、縦位置グリップ302(図11乃至図13)と同様に、カメラ301と接続する接続部(図示せず。ただし、図11の位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326と同様のもの)が設けられており、これらの接続部によりカメラ301に対して着脱自在とされている。
ただし、図14に示されるように、接続部により縦位置グリップ402とカメラ301が接続される場合、その接続面417が左方(カメラ301の正面301−1の方)に設けられ、空気穴411が配置される面418が右方(カメラ301の背面301−4の方)に設けられている。空気穴411と筐体の内部の間には、撥水シート413が設けられている。
このように、空気穴411は、第4実施形態の空気穴321(図12)と同様に、接続部にカメラ301が接続された場合(接続面417と、カメラ301の底面301−3が接している状態の場合)、カメラ301の底面301−3と対向し、かつ、接しない面418に配置されるので、カメラ301から所定の距離だけ離間する(右方に隙間があく)。
従って、縦位置グリップ402がカメラ301に接続された状態でも、空気穴411がカメラ301によって塞がれることはなく、電池室415に収納されている燃料電池416に酸素(空気)が確実に供給され、燃料電池は、十分な発電量を維持することが可能になる。
なお、縦位置グリップ402には、さらに、その筺体の底面419(接続面417、および空気穴411が配置される面418と対向する面419)に、電池室415の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴412が設けられている。空気穴412と筐体の内部の間には、撥水シート414が設けられている。
このように、縦位置グリップ402には、接続面(上面)417の近傍の面418に空気穴411が設けられるとともに、底面419にも空気穴412が設けられているので、電池室415内の空気と外気の循環を高めることが可能になる。
また、燃料電池416が、例えば、メタノール燃料を使用し、二酸化炭素を排出するようなタイプである場合、比重の重い二酸化炭素が、空気穴412より筺体の外部に排気されるので、電池室415の底部に二酸化炭素が蓄積されるのを防止することが可能になる。
以上説明したように、本発明の第5実施形態が適用される縦位置グリップ402には、燃料電池416を収容する電池室415(図14)、カメラ301と接続する接続部(図示せず。ただし、図11と図13の位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326と同様のもの(第4実施形態と同様のもの))、並びに、筺体の面のうちの、その接続部(それが配置された接続面417)の近傍にある面418に配置される、電池室415の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴411(図14)が設けられ、図14に示されるように、その空気穴411が配置される面418は、接続部にカメラ301が接続された場合、カメラ301の底面301−3と対向し、かつ、接しない面とされる。換言すると、図14に示されるように、空気穴411が配置される面418は、カメラ301に接続部を接続した状態において、カメラ301から所定の距離だけ離間している。
これにより、縦位置グリップ402がカメラ301に接続された状態でも、空気穴411がカメラ301によって塞がれることはなく、電池室415に収納されている燃料電池416に酸素(空気)が確実に供給され、燃料電池416は、十分な発電量を維持することが可能になる。従って、縦位置グリップ402がカメラ301に接続された場合、燃料電池416から電源供給信号ピン(図示せず。ただし、図13の電源供給信号ピン352と同様のもの)を介してカメラ301に電力が確実に供給されるので、図6に示される主制御部51乃至フラッシュ部59のそれぞれは、常に動作が可能になる。
なお、縦位置グリップ402は、図14のカメラ301のみならず、様々なカメラに接続可能である。
(第6実施形態)
上述したように、第4および第5実施形態においては、縦位置グリップがカメラに接続された場合、縦位置グリップの筺体の所定の面に配置された空気穴が、カメラにより塞がれない工夫が、縦位置グリップの筺体に施されている。
これに対して、第6実施形態においては、そのような工夫がカメラの筺体に施されている。
図15は、そのような本発明の第6実施形態が適用される電子機器としてのカメラに、縦位置グリップ(補助装置)が接続された場合の正面の外観の構成例を表している。
図16は、図15のカメラ501のA-A'部分の垂直断面を表している。
図15に示されるように、カメラ501の外観の構成は、上述した第3および第4実施形態のカメラ301(図11)のそれと、基本的に同様の構成とされている。即ち、カメラ501の筐体の上面501−2には、レリーズボタン511が設けられており、その正面501−1には、鏡筒512が設けられている。
また、カメラ501の筺体の内部の構成、および電気的な構成も、第3および第4実施形態のカメラ301のそれと基本的に同様の構成とされている。従って、それらの説明は省略する。
カメラ501に接続される縦位置グリップ502の外観の構成も、上述した第4実施形態の縦位置グリップ302(図11乃至図13)のそれと基本的に同様であり、縦位置グリップ502には、図15に示されるように、その筐体の上面502−2に、カメラ501と接続する接続部としての、位置決めピン524、三脚ねじ部525、および、フック526が設けられており、その正面502−1より突出した凸部の左端部に、縦位置用のレリーズボタン522が設けられている。
縦位置グリップ502にはまた、図16に示されるように、その筐体の内部に、燃料電池531を収納する電池室523、電池室523の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴521が設けられている。空気穴521と筐体の内部の間には、撥水シート533が設けられている。
ただし、図16に示されるように、空気穴521は、接続部(位置決めピン524、三脚ねじ部525、および、フック526(図15))が配置されるのと同一の上面502−2に配置されており、例えば、カメラ501の代わりに、上述したカメラ301(図12)に縦位置グリップ502が接続された場合、空気穴521はカメラ301により塞がれてしまう。
従って、図16に示されるように、カメラ501の筺体の底面501−3には、縦位置グリップ502が接続される場合に縦位置グリップ502の空気穴521と対向する面542より突出した凸部が形成され、その凸部の表面が、接続面541とされている。即ち、縦位置グリップ502の位置決めピン524、三脚ねじ部525、および、フック526(図15)のそれぞれと接続する接続部が、接続面541に設けられている。
以上説明したように、本発明の第6実施形態が適用されるカメラ501には、図15と図16に示されるように、燃料電池531を収容する電池室523と、電池室523の内部の空間をその筺体の外部に連通する空気穴521とを備える縦位置グリップ部502を接続する接続部(縦位置グリップ502の位置決めピン524、三脚ねじ部525、および、フック526(図15)のそれぞれと接続する接続部)と、その接続部に縦位置グリップ502が接続される場合に空気穴521と対向する面542の近傍に配置される、面542より突出した凸部が設けられており、その凸部の表面541(接続面541)に接続部が配置されている。
これにより、縦位置グリップ502がカメラ501に接続された状態でも、空気穴521がカメラ501によって塞がれることはなく、電池室523に収納されている燃料電池531に酸素(空気)が確実に供給され、燃料電池531は、十分な発電量を維持することが可能になる。従って、縦位置グリップ502がカメラ501に接続された場合、燃料電池531から電源供給信号ピン(図示せず。ただし、図13の電源供給信号ピン352と同様のもの)を介してカメラ501に電力が確実に供給されるので、図6に示される主制御部51乃至フラッシュ部59のそれぞれは、常に動作が可能になる。
なお、カメラ501は、図16の縦位置グリップ502のみならず、燃料電池を収納する電池室と、その電池室の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴を有する様々な装置と接続可能である。
(第7実施形態)
上述したように、第1乃至第3実施形態においては、カメラに燃料電池を収納する電池室が設けられている場合、その電池室の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴は、筺体の正面に設けられているので、その空気穴がユーザの手により塞がれない工夫が施されている。
これに対して、第7実施形態においては、後述するように、電池室の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴が、筺体の底面に設けられているので、筺体の底面に他の装置が接続された場合、その空気穴が他の装置により塞がれない工夫が施されている。
図17は、そのような本発明の第7実施形態が適用される電子機器としてのカメラの正面の外観の構成例を表している。
図18は、図17のカメラ601のA-A'部分の垂直断面を表している。
図17に示されるように、カメラ601の筐体の上面601−3には、レリーズボタン611が設けられており、その正面601−1には、鏡筒612が設けられており、その底面601−3には、他の装置を接続する接続部(三脚座)614が設けられている。
図17の例では、カメラ601に対して、外付けのフラッシュ装置602が接続され、カメラ601とフラッシュ装置602が、フラッシュプロテクタ603により固定されている。即ち、カメラ601の接続部614に、フラッシュプロテクタ603が接続されている。なお、接続部614は、フラッシュプロテクタ603以外に、三脚等様々な他の装置を接続することが可能である。
カメラ601の内部の構成は、例えば、第3実施形態のカメラ201(図10)のそれと、基本的に同様とされるが、図18に示されるように、燃料電池623を収納する電池室613の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴621が、筺体の正面601−1ではなく底面601−3に配置されている。
カメラ601の筺体の底面601−3にはまた、空気穴621が配置される面626より突出した凸部が形成され、その凸部の表面625に上述した接続部614が配置される。即ち、接続部614が配置される面625が、カメラ601のフラッシュプロテクタ603とされる。
カメラ601の筺体の底面601−3のうちの、空気穴621が配置される面626にはまた、接続部625にフラッシュプロテクタ603が接続された場合(フラッシュプロテクタ603と、カメラ601の接続面625が接している状態の場合)、フラッシュプロテクタ603から所定の距離だけ離間する(右方に隙間があく)ことを保持するための球状の凸部622が形成されている。
なお、カメラ601の電気的な構成は、この例においては、例えば、第3実施形態のカメラ201(第1実施形態のカメラ1)のそれと同様とされる。即ち、図6は、カメラ601の電気的な構成例も表すブロック図である。
以上説明したように、本発明の第7実施形態が適用されるカメラ601には、図17と図18に示されるように、燃料電池623を収容する電池室613、フラッシュプロテクタ603と接続する接続部614、および、筺体の面のうちの、接続部614(接続面625)の近傍にある面626に配置される、電池室613の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴621が設けられ、図18に示されるように、空気穴621が配置される面626は、接続面625(接続部614(図17))にフラッシュプロテクタ603が接続された場合、フラッシュプロテクタ603と対向し、かつ、接しない面とされている。換言すると、空気穴621が配置される面626は、フラッシュプロテクタ603を接続部614(接続面625)に接続した状態において、フラッシュプロテクタ603から所定の距離だけ離間している。
これにより、フラッシュプロテクタ603がカメラ601に接続された状態でも、空気穴621がフラッシュプロテクタ603によって塞がれることはなく、電池室613に収納されている燃料電池623に酸素(空気)が確実に供給され、燃料電池623は、十分な発電量を維持することが可能になる。従って、図6に示される主制御部51乃至フラッシュ部59のそれぞれは、常に動作が可能になる。
(第8実施形態)
図19は、本発明の第8実施形態が適用される電子機器としてのカメラ、および、縦位置グリップ(カメラの補助装置)の正面中央の垂直断面の構成例を表している。
カメラ701の構成(外観、筺体内部、および、電気的構成等)は、例えば、上述した第7実施形態のカメラ601のそれと基本的に同様とされている。即ち、図6は、カメラ701の電気的な構成例も表すブロック図である。
ただし、燃料電池711を収納する電池室712の内部の空間を、撥水シート714を介して筺体の外部に連通する空気穴713と、接続部(図示せず。ただし、この例においては、例えば、図17の接続部614ではなく、図11の位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326を接続可能な接続部)はいずれも、筺体の底面701−3に配置されている(同一の面に配置されている)。
縦位置グリップ702は、例えば、上述した第4実施形態の縦位置グリップ302(図12)と同様の構成とされている。
即ち、縦位置グリップ702には、縦位置グリップ302(図11と図12)と同様に、その筐体の正面に、縦位置用のレリーズボタン(図示せず。ただし、レリーズボタン322(図11)と同様のもの)が設けられており、図19に示されるように、その筐体の内部には、燃料電池721を収納する電池室722が設けられている。
縦位置グリップ702にはまた、縦位置グリップ302(図11と図12)と同様に、カメラ701と接続する接続部(図示せず。ただし、位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326(図11)と同様のもの)が、図19の接続面724に設けられており、図19に示されるように、その接続部とカメラ701が接続された場合に接続面724より下方に位置する面726に、電池室722の内部の空間を筺体の外部に連通する空気穴723が設けられている。空気穴723と筐体の内部の間には、撥水シート725が設けられている。
以上説明したように、本発明の第8実施形態が適用されるカメラ701には、図19に示されるように、第1の燃料電池711を収納する第1の電池室712、第1の電池室712の内部の空間をカメラ701の筺体の外部に連通する第1の空気穴713、並びに、第2の燃料電池721を収容する第2の電池室722、および、第2の電池室722の内部の空間を縦位置グリップ702の筺体の外部に連通する第2の空気穴723を有する縦位置グリップ702と、接続する接続部(図示せず。ただし、この例では、縦位置グリップ302(図11)の位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326と接続可能なもの)が設けられており、第1の空気穴713が、その接続部に縦位置グリップ702が接続される場合に縦位置グリップ702と接しない位置であり、かつ、第2の空気穴723と対向する位置に配置されている。
また、本発明の第8実施形態が適用される縦位置グリップ702には、図19に示されるように、第2の燃料電池721を収容する第2の電池室722、接続面724に配置されるカメラ701と接続する接続部(図示せず。ただし、縦位置グリップ302(図11)の位置決めピン324、三脚ねじ部325、および、フック326と同様のもの)、および、縦位置グリップ702の筺体の面のうちの、接続面724の近傍にある面726に配置される、第2の電池室722の内部の空間を縦位置グリップ702の筺体の外部に連通する第2の空気穴723が設けられており、第2の空気穴723が配置される面726は、接続部(接続面724)にカメラ701が接続された場合、カメラ701の底面701−3と対向し、かつ、接しない面である。
換言すると、図19に示されるように、縦位置グリップ702の第2の空気穴723が配置される面726は、カメラ701を接続部に接続した状態(カメラ701の底面701−3と縦位置グリップ702の接続面724が接した状態)において、カメラ701の底面701−3から所定の距離だけ離間している。
これにより、縦位置グリップ702がカメラ701に接続された状態でも、カメラ701の第1の空気穴713と、縦位置グリップ702の第2の空気穴723のそれぞれは、他の装置(第1の空気穴713に対しては縦位置グリップ702であり、第2の空気穴723に対してはカメラ701である)によって塞がれることはなく、カメラ701の第1の電池室712に収納されている第1の燃料電池711、縦位置グリップ702の第2の電池室722に収納されている第2の燃料電池721のそれぞれに対して、酸素(空気)が確実に供給され、第1の燃料電池711、および第2の燃料電池721のそれぞれは、十分な発電量を維持することが可能になる。
なお、本発明が適用される電子機器は、上述したカメラや、その補助装置に限定されず、燃料電池を電源とする電子機器であればよい。例えば、本発明は、携帯電話機や、PDA(personal Digital Assistants)に代表される携帯型情報処理端末等にも適用可能である。
1 カメラ
1−1 筺体の正面
1−5 筺体の底面
14 鏡筒
15 空気穴
16 空気穴ガード
18 電池室
31 燃料電池
101 カメラ
101−1 筺体の正面
114 鏡筒
115 空気穴
116 グリップ部
201 カメラ
201−1 筺体の正面
201−3 筺体の底面
212 鏡筒
213 空気穴
214 電池室
215 グリップ部
228 燃料電池
301 カメラ
301−1 筺体の正面
301−3 筺体の底面
302 縦位置グリップ
312 鏡筒
321 空気穴
323 電池室
324 位置決めピン
325 三脚ねじ部
326 フック
341 燃料電池
342 接続面
344 空気穴の配置面
411 空気穴
415 電池室
416 燃料電池
417 接続面
418 空気穴の配置面
501 カメラ
501−1 筺体の正面
501−3 筺体の底面
502 縦位置グリップ
512 鏡筒
521 空気穴
523 電池室
524 位置決めピン
525 三脚ねじ部
526 フック
531 燃料電池
541 接続面
542 接続グリップの空気穴と対向する面
601 カメラ
601−1 筺体の正面
601−3 筺体の底面
603 フラッシュプロテクタ
612 鏡筒
613 電池室
614 接続部
623 燃料電池
625 接続面
626 空気穴の配置面
701 カメラ
701−1 筺体の正面
701−3 筺体の底面
702 縦位置グリップ
711 第1の燃料電池
712 第1の電池室
713 第1の空気穴
721 第2の燃料電池
722 第2の電池室
723 第2の空気穴
724 接続面
726 第2の空気穴の配置面

Claims (3)

  1. 燃料電池を電源とする電子機器において、
    前記燃料電池を収容する電池室と、
    前記電子機器の筺体の所定の面の水平および垂直方向における中央の近傍であって、ユーザにより保持される部分とは異なる位置に配置される、前記電池室の内部の空間を動作状態によらず前記筺体の外部に連通し、空気の出入り口を形成する開口部と
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記電子機器は、撮影レンズ鏡筒を、前記筺体の前記開口部が配置される前記面側に、取り付け可能、または一体で有するカメラであり、
    前記開口部を、前記撮影レンズ鏡筒の近傍に配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 燃料電池を収納可能な電池室と、撮影レンズ鏡筒を装着可能または一体で有するカメラであって、
    前記電池室と前記撮影レンズ鏡筒との間の領域のうち、前記カメラの筺体の所定の面の水平および垂直方向における中央の近傍であって、さらにユーザにより保持される部分とは異なる位置の領域に配置され、前記電池室内の前記燃料電池と外気との接触を動作状態によらず可能にせしめ、空気の出入り口を形成する開口部を有する
    ことを特徴とするカメラ。
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