JP4527843B2 - 油脂分除去装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はラーメンの汁及び洗浄水等の中に含まれる油脂分を下水に流さないようにすると共に回収した油脂分をリサイクル資源として有効に活用するようにした発明に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
動植物油を調理に多く使用する店、例えば中華料理店或いはラーメン店等の排水経路には残飯に混じって出る油脂分を下水道に流さない為のグリーストラップが設けられている。これを図13を用いて説明すると、
30は厨房内に設置された洗浄槽(シンク)を示す、31はグリーストラップ、 このグリーストラップ31は先の洗浄槽30と配管32で接続されている。
又、このグリーストラップ31は厨房外(建屋外)の土中に埋没されている他蓋33を有している、34はグリーストラップ31内の水を下水道或いは浄化槽(図示せず)等に流す為の配管である。この配管34は図からも明らかな如く、グリーストラップ31の底部に接続されている。尚、先の配管32はグリーストラップ31の上部に接続されている。
かかるグリーストラップ31を有する中華料理店或いはラーメン店の洗浄槽(シンク)30に投入される油脂分には図にも示す如く、液状残飯、スープ、或いは食器洗浄用洗剤等がある。
これらの油脂分等の排水は全てグリーストラップを経由するのでグリーストラップ31内で油脂分と水とに分離され、水だけが下水道に排水されるものであるが長年使用したり、水を多量に流したり、洗剤を多量に使ったりすると、既存のグリーストラップ31のみの油脂除去装置であった場合、次のような問題が起り易い。
例えば、配管32、配管34の内壁に油脂分が付着し、ついには油により目詰まりを起し易い、又グリーストラップでの油脂分の分離がうまく行かず、下水道側に混じって油脂分を流してしまい、河川等を汚染する。或いは、グリーストラップ上部に溜った油脂分を蓋を開けて定期的に人力をもって取り除いてやらないと臭いが外に出て周囲環境を悪化させる。
更には、定期的に油脂分を除去しようとしても多量の水も採ってしまう為に採取した油脂分の処置に困ってしまう等の問題があった。
これらの問題の内、グリーストラップ上部に溜まった油脂分を蓋を開けて、定期的に人力をもって取り除く作業を自動化する提案もある。
以下、この提案を図14を用いて説明すると、
35は厨房内に設置された洗浄槽(シンク)この洗浄槽35には、図13で説明した液状残飯、スープを含む水等が流される。
36はグリーストラップ(阻集器)このグリーストラップ36は分離槽37を有している。又、このグリーストラップ36は厨房外の土中に図に示す如く埋設されている。而して、洗浄槽35に水(洗浄用)と共に流される油脂は導管38を経由してグリーストラップ36の入口39より分離槽37内に入る。入った水を含む油脂は先ずフィルター40で固体と液体に区分けされる。
その後分離槽37内にて、水と油脂分とに分離され、油脂分は分離槽37の上方に溜り、水はその下方に溜っている。下方に溜っている水は排水口41より下水道に排水される。
この時、提案されたグリストラップ36は分離槽37の上方に浮上する油脂分をポンプ42を使って人力に代わって汲み揚げるものである。ポンプ42によって汲み上げられた油脂分は油脂回収部43に集められるようにしたものである。
尚、上記した図13、図14に示すグリーストラップ31、36を備えた油脂分除去システム或いは装置の例としては、特開平9−235776号、特開平7−284767号等の公報がある。
尚、図14に示す厨房台を厨房等に設置する際には当然部材の整合性が問題になる。従って、既存の洗浄台(洗浄槽付き厨房台、ダスト付きシンク、シンク付き作業台、シンク付き中華レンジ等)は例えば高さ800〜850ミリ奥行450〜750ミリの如く統一されているものの、高さと、巾を変数とした時には多数の機種が出来てしまう。この為、例えば上記洗浄台に高価な油脂分除去装置を技術的に組み込むことが出来たとしても、メーカーとして価格的に対応しきれないことであった。
この点からも従来に於いては単なる厨房台等が主流となって市販されていた。
又同一出願人が出願し、公開された特開2000−84542号には、ラーメン等に含まれている油脂分を除去する油脂分除去装置が示されている。
即ち、このものは、動植物性油を調理に多く使用する店、例えば中華料理店或いはラーメン店より出る残飯に混じって厨房の洗浄槽に流れてしまう油脂分をグリーストラップ(阻集器)に入る前で除去し、グリーストラップ(阻集器)が汚れるのを防止すべく、厨房内の洗浄槽(シンク)とグリーストラップ(阻集器)間に、少なくとも油脂専用の洗浄槽と温度管理された油脂分離槽と、その油脂分離槽の上方に溜まる油脂分を除去する手段とを有する油脂分除去装置を介在させるようにしたものである。
ところが、上記油脂分除去装置に於いては、分離槽は投込式のヒーターにより温められ温度管理されている。投込式の加熱ヒーターを分離槽内に直接入れると云うことは塩分等が多量に含まれる水の中に先の加熱ヒーターを入れることとなるので、該加熱ヒーターは当然耐蝕性に優れた材質としなければならない。この為コストアップは免れない。
更に加熱ヒーターで分離槽全体を加熱しようとした時には該加熱ヒーターの表面積を大きくし槽全体を加熱することが出来る構造としておかないとならないと云う課題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した如く、従来市販されている厨房台単体は油脂分除去装置を具備出来ていないので、上記洗浄台のシンク(洗浄槽)で洗浄した場合には、左記にも記述したグリーストラップの問題点をそのまま保有してしまうものであった。
又、厨房台メーカー側にすれば、ある程度寸法が統一されているとはいえ、高さ、巾寸法が異なるそれぞれのタイプの厨房台に価格の高い油脂分除去装置を全て組み込むと言うことは例えば、技術的には可能であったとしても資金面で非常に難しいことであった。
又、一方では各々の厨房に合う油脂分除去装置等を備えた洗浄台を使用者が購入することは不可能なことであった。又、更には洗浄水に含まれる油脂分を回収してリサイクル資源に当てようとする工夫もなかった。
更には分離槽内を加熱する電気ヒーターを耐蝕性の面より設置条件を考えたものはない、更には電気ヒーターの表面積を拡大しようとする発明に関するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決する為なされたものである。即ち、分離槽上面に溜める油脂分を汲み揚げるオイルスキマーと、オイルスキマーで捕獲した油脂を溜めるオイルタンク等より構成され、上記オイルタンクとオイルスキマーとの間に剥離板を有し、オイルスキマーより剥離した油脂を上記剥離板を経由してオイルタンクに導くようにすると共に、上記分離槽内の油脂分を含む水を、加熱する加熱ヒーターを上記分離槽と独立して設け、且つその加熱室内には水等を充填し、加熱された水等を介して、分離槽内の油脂分を含む水を加熱するようにしたものであるから上記課題を解決することは勿論、効率の良い油脂の回収が行えるようにしたものである。
即ち、油脂で汚れた皿、器等を洗い、そのまま流してしまっても本発明の場合下水までの間と油脂分除去装置が介在していることより下水に油脂分が直接流れ出てしまうと云うことがないことは勿論、回収された油脂は環境負荷の少ないリサイクル資源として有効に活用できるものである。
具体的には、分離槽とは独立して設ける加熱室を分離槽内に設けると共にその加熱室を分離槽のほぼ全高にわたって設けるようしたものであるから、分離槽全体が上から下まで過熱されるものである。この時、加熱ヒーターの熱は加熱室内の水を介して効率良く分離槽内に伝えられるものである。
更には、分離槽内の油脂分を含む水の温度が槽の上方が高く、下方が低くなるよう加熱ヒーターで加熱するようにしたものであるから油脂分は80〜60度位、に、又槽下方の微細粒の残飯を含み、比較的臭いのある水分は臭いを発生しない50度〜30度になり、油脂分は効率良くオイルスキマー側に、汲み揚げられる。又分離槽内下部に位置する水は微細粒の残飯を含むので、これが固化すると異臭を発するが槽内下部も適度に加熱されていることより、固化が防止され異臭の発生が防止させるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の詳細を図1〜図12に示す一実施例で説明する。
図1は油脂分除去装置を備えた本発明の洗浄台斜視図、図2は図1の洗浄台より天板を取り外した状態を示す図、図3は上記厨房台に組み込まれている油脂分除去装置の縦断面図であり、図4のA−A断面相当図、図4は図5の油脂分除去装置外観斜視説明図、図5は本発明の油脂分除去装置を含んだ油脂分除去システムを説明する図、図6は図3中の熱伝導板拡大説明図、図7、図8は図6とは異なる実施例を示す図、図9は油脂専用の洗浄槽と第2の分離槽との位置関係を示す図、図10は本発明の油脂分除去装置がもつ処理槽に補助分離器を取付けた状態を示す図、図11は補助分離器及び吸油マットでの油脂回収を説明する図,図12は図10に示す補助分離器を更に発展させた図、
先ず図1に於いて.〔I〕は本発明を備えた洗浄台(この洗浄台〔I〕は厨房台、作業台、中華レンジ台等を含むものである。)
而して、この洗浄台〔I〕は図から明らかな如く、手前側に油脂分で汚れた皿、食器等を洗う油脂専用の洗浄槽1を有している。
この油脂洗浄槽1は後述する油脂分除去装置2の油脂専用の洗浄槽1を構成している、又12はオイルタンクで上記油脂分除去装置2が回収した油脂分を溜めるタンクである。
〔II〕は上記洗浄台〔I〕の上面を形成する天板、この天板〔II〕の外形は厨房等に於いて、本洗浄台〔I〕に隣接して設けられる各種厨房台等に合わせて作られる。
即ち、この天板を取り換えることにより、どのような隣り合う厨房台にも合わせることが出来るものである。この為に上記天板は下部の油脂分除去装置2の上に着脱自在に乗せられる格好で取り付けられており、外形寸法は油脂分除去装置2とは必ずしも一致していないものである。
換言すると、この天板〔II〕は高さ、奥行を隣接する厨房台(例えば高さ800〜850、奥行450〜750ミリ)に合せた形で作られているものである。
更に言うならばメーカーは、この天板のみを数種類準備しておけば通常サイズの厨房であれば整合性のとれた厨房台を常に供給することが出来るもである。
このことを図2を用いて更に詳しく説明する、
2は油脂分除去装置、〔II〕は天板を示す、この天板〔II〕は外周フレーム〔IIa〕有する他、上記油脂分除去装置2の上面開口部の内側に入り込むフランジ部〔IIb〕を有している。
2aは油脂分除去装置2に設けられた支持部、この支持部2aに先の天板 〔II〕は外周フレーム〔IIa〕が乗せられる形で油脂分除去装置2に取付けられる、その一方、天板〔II〕のフランジ部〔IIb〕は油脂分除去装置2の上面開口部の内側に丁度入り込む形で取り付けられるものである。12はオイルタンク、15は後述するダクトであり、9は排水口を示す、1は油脂専用の洗浄槽で排水口1aがダクト15の排水口9に対応するよう組み付けられている。
次に、図5に於いて油脂除去ステム(全体構成)を説明すると、1は厨房内に設置された油脂専用の洗浄槽(シンク)、この洗浄槽(シンク)1にはラーメンのスープ、普通のスープ、たれ、ドレッシング等の液状残飯が流される。勿論この油脂専用の洗浄槽(シンク)1にも図に示していないが固形物を下流に流さない為のスノコ(フィルター)が設けられている。
2は油脂分除去装置、この油脂分除去装置2には、先の油脂専用の洗浄槽(シンク)1に流された液状の残飯が、配管(後述するダクト15)を経由して流れ込む、この油脂分除去装置2には先の液状の残飯の他、食器、調理器具の汚れを落とした油脂を含む排水も油脂専用の洗浄槽を経てダクト15を経由して流れ込む、5は厨房内の洗浄槽(シンク)、この洗浄槽5には食器、調理器具の浸けおき水、食器洗浄機の排水、野菜の洗い水等、油脂を含まない排水が投入され配管6を経由してグリーストラップ(阻集器)7に送り込まれる、このグリーストラップ7は一般的に採用されているもので、油脂分以外を下水道8に流し、油脂分をグリーストラップ7内に溜めて置くものである。
先に説明した油脂分除去装置2で油脂の大半が取り除かれた排水は配管3の途中、換言すると洗浄槽5の後でグリーストラップ7の前に配管3をもって導入されるものである。
又、油脂分除去装置2と油脂専用の洗浄槽1は一体的に作られ、通常状態は厨房の洗浄槽5と併設される。
このようにすることにより、中華料理店で働く人たちは、通常作業として油脂分を含む液状残飯は油脂専用の洗浄槽1に、油脂分を含まない排水は洗浄槽5にとそれぞれ選択して排水することが出来るものである。
上述の如く、油脂分を含む液状残飯は、油脂分除去装置2を経由し、既存のグリーストラップ等を経由して下水道に排水される。これにより下水道は従来の如く、汚染することがないことは勿論、グリーストラップ自体の清掃頻度を大幅に減らすことが出来るものである。
【0006】
次に図4を用いて洗浄台〔I〕に組み込まれる油脂分除去装置2の全体構成を説明すると、この油脂分除去装置2をもつ洗浄台〔I〕は厨房に設置されるのが好ましいが特に厨房外(建屋外)であっても支障はない。
又、この油脂分除去装置2の高さは先に記述した天板〔II〕を取り付けた状態で(800〜850ミリ)に作られているものである。1は油脂専用の洗浄槽、この油脂専用の洗浄槽1は液状残飯及び食器、調理器具の汚れ洗浄に使われる。
10はオイルスキマーで後述する金属ベルトに油脂を付着(疎水相互作用による吸着)させ、分離槽11より油脂を汲み揚げる。12はオイルタンクで先のオイルスキマー10で汲み揚げた油脂を一次ストックして置く所である。このオイルタンク12に溜まる油脂は水分を含まない純粋な油脂であるから十分リサイクルに耐えるものである。11は分離槽であるがこのものの詳細について以下図3,図9をもって説明する。
上記油脂専用の洗浄槽1には先にも説明した如く、液状残飯等が投入される他,油脂で汚れた食器類13が投入され、ここで洗浄される。投入された液状残飯或いは洗浄後の油脂を含んだ水は排水口9より、図9に示す如く、分離槽11を区画して作る第2の分離槽14の外壁面14aに設けられたダクト15を経由して吐出口16より第2の分離槽14内に取り込まれる、この第2の分離槽14は図9にも示す如く、分離槽11とは独立しており、分離槽11内に着脱自在に組み込まれているものである。これに伴い油脂専用の洗浄槽1も勿論着脱自在の組み込み式である。
21bは分離槽14の側壁に設けられた加熱室、この加熱室21bは通常分離槽14を作るステンレス材と同じ材質で作られている。又この加熱室21bは図9にも示す如く分離槽14のほぼ全高にわたって設けられている。更に、この加熱室21bには後述する。加熱ヒーターが設置され、加熱室21b内に充填される水を介して分離槽14内を加熱するものである。
【0007】
図3に戻って、吐出口16より第2の分離槽14に入った油脂分を含んだ水は22のガイド板の働きにより、液状残飯の油脂は上方に、水は下方に導かれる。、10は油脂分を吸着作用により除去する手段の内の一つであるオイルスキマー、このオイルスキマー10は駆動モーター17により駆動される。例えば薄板ステンレス製ベルト18を図に示す如く回転し、油脂分をベルトとの疎水性相互作用等の吸着作用を利用し、上部に汲み揚げるものである。
従って、ベルト18の下端は油脂が溜る第2の分離槽14上方に浸漬している、このベルト18にて汲み揚げられた油脂は剥離板19によりベルト18より剥離され、補助タンク20を経由し、オイルタンク12に導かれるものである。
尚、剥離板19aはベルト18に付着した油脂が駆動モーター17部に至る前で剥離するように設けられているものである。
又、上記補助タンク20の役目は、オイルタンク12に油脂分のみを流し水等を含む、不純物を分離槽14に戻す役目を果たす。即ち、この補助タンク20には図に示す如く、二重管分離装置20aが組み込まれており、下部に溜まる水等の不純物が矢印の如く分離槽14に戻されるものである。又 、油脂分の吸着作用により除去する手段として吸着マット(図示せず)を、このオイルスキマーに代えて使うことも出来る。
21は第2の分離槽内14を加熱し、この第2の分離槽14内に有る油脂の固形化(高粘度化)を防止する加熱ヒーターで加熱室21b内に設置されている。この加熱室21b内に設置される加熱ヒータ21は加熱室内に充填された水を介して分離槽14内を加熱するものである。鉱物油等と異なり、動植物性の油は低温になると高粘度化することは良く知られている。本発明の油脂分除去装置の特徴とする所の一つは、加熱手段を設け周囲温度が変動しても吸油マット(図示せず)若しくはオイルスキマー10を用いて分離槽より油脂を吸着或いは汲み揚げることが出来るようにしたものである。尚、効率の良い吸着等を行うためには分離槽内上部に油脂分が溜まっている所の温度は60度〜80度に維持すると良い。
この温度管理の面からも先の第2の分離槽14を分離槽11と区画して容積を小さくしておくことが、省電力等を考えるとき有利である。
又、上記加熱ヒーター21は当然温度制御部21a有し、常に最適状態で第2の分離槽14の温度を制御している。即ち、分離槽14内上方部の温度は油脂がベルト18に付着しやすい温度(60度〜80度)に、又分離槽14内の下方部温度は、分離槽14内下部に溜まるミソ及び残飯〔微粒子)より臭いが出ない程度の温度(40度〜60度)にするものである。尚加熱ヒーター21の熱は加熱室21b内に充填された水を介して分離槽14内に伝導される。即ち、この水が伝導体の役目をして該分離槽14内を加熱するものである。このように加熱ヒーター21を加熱室21bに設置するようにしたのは加熱室21b内の水を使って効率良く分離槽14内を加熱するようにしたものである。
従って、周囲温度で動植物性油が固化温度になろうとも槽内では該油が固化することはないものである。これは本油脂分除去装置2を建屋外に置いた時にもいえることである。又更に上記補助タンク20の底部を分離槽14内の水中内に位置させヒーターの熱をこの補助タンク20に与えるようにしておけばこの補助タンク20内で油脂が固化するむことが無く常に良好な流動性がたもてるものである。
【0008】
23は分離槽11側に設けられた二重管の補助分離槽である。この補助分離器23は図10、図11に示す如く、分離槽11の底部に突設し、外側管23aは油脂面24aより上方に突出し、内側管23bは水面24bと同等に設定されている。
そして、図11に示す如く、外側管23aには水面24bより下方に水取入れ口25が設けられている。水は内側管23b上端より内側に取り込むものである。尚、図中26は吸油マット、この吸油マット26は、分離槽14で捕獲されず補助分離器23側迄達した油脂を最終的に処分するものである。この給油マット26は,使わない場合にはこの部分の油脂を定期的に人力をもって除去すると、本装置を長期にわたり効率良く活用出来るものである。
ここに於いて、上記補助分離器23の発展形を図3、図12を用いて説明する。
23は補助分離器、この補助分離器23はドレーン側配管27に接続されている他、内部に比重差で水と油脂分とを分離するトラップA、B、C−−−の如く複数箇所にトラップを有している。又、この補助分離器23は3重管より成る本管23Cと2重管より成る枝管23dとで構成され、本管23cの途中と枝管23dの下端との間を水平管23eで接続している。23fは水平管23eの途中に設けられた枝管23f,この助分離器23での水と油脂分の分離について、次ぎに説明する。
オイルスキマー等により大部分の油脂分が除去された水は分離槽11の下部に図12の矢印▲7▼の如く導かれてくるよう構成されている。
この水は矢印▲8▼の如く進み二重管より成る枝管23dの傾斜部23gに案内され上昇する。この時傾斜部23gの働きは矢印▲8▼の如く上昇する、油脂分を含んだ水に上昇力を与え水取入口25aから油脂分が入りにくくする働きをする。水取入口25aに達した水は矢印▲9▼と矢印丸10の如く分かれる。この水取入口25aの前後で水と油脂分を分離する部分がトラップAである。
即ち、油脂分と水の比重差を利用し、水と油脂を分離するものである。水取入口25aより枝管23d内に入った油脂分を含む水は、この水取入口25aと対向して設けられていない内側管の水取入口25bまでほぼ真横に矢印の如く進む、この過程に於いても油脂分は水面側に浮き上がる、この水取入口25bの前後で水と油脂分を分離する所がトラツプBである。
この二重管より成る枝管23dの内側管に入った油脂分を含む水は油脂分のみが矢印 丸11の如く浮き上がる、そして、わずかに油脂分を含む水が矢印 丸12の如く、ドレーンの排水力に引かれて降下し、水平管23eを枝管23fに至る、この部分でも油脂分は矢印の如く水面側に浮き上がる、これを通過した油脂分を含む水は本管23c側に進む、そして、本管23cに到達する。この時にあっても水平管23eが先の水取入口25bより下方に位置することもあって油脂分のまき込まれは激減する。
トラップCに到達した油脂分は矢印丸13の如く、水は矢印丸14の如く分離される。
特に重要なことは、三重管より成る本管23cの中管に設けられた水取入口25cを先のトラップCより距離をとって下方に設ける点である。この距離を十分とることにより矢印丸14の水の流れに含まれる油脂分は降下することが出来ず矢印丸13の如く水面側に上昇するものである。
換言すると、、水取入口25cは分離槽11の底面近くに設けられているものである。
一方この水取入口25cより矢印丸15の如く中管内に入った水は上昇し、内側管の開口25dよりドレーンとなる配管27側に導かれる。この時に於いてもトラップDにより、油脂分は矢印丸16の如く水平面に浮き水だけが矢印丸17の如く、ドレーン側に向かうものである。
このように本補助分離器23はドレーンを流れる水の吸引力に基づき補助分離器23内を流れる水を複数箇所設けたトラップ部を経由させ、油脂分を除去し、きれいに浄化された水を下流側に流そうとするものである。
尚、本補助分離器23は本管,枝管それぞれ頂部に蓋23h、23iを設け、外観を体裁良く纏めているので、蓋23h、23i下部に溜まる油脂分は、この蓋23h、23iを外し吸油マット等をもって時々除去すればよいものである。
図3に戻って、27は上記補助分離器23にて分離された水を図5で説明したグリーストラップ(阻集器)に導く配管である。
このように本油脂分除去装置2の排水は直接下水道に排水されるものでなく既存のグリーストラップ7(図5参照)に排水されるのが特徴である。
28は分離槽11の底部に設けられた清掃用排水キャップ、槽内洗浄時には、この清掃用排水キャップ28を外し、分離槽11内の水を全て槽外に排出した後、分離槽11に組み込まれている油脂専用の洗浄槽9、オイルスキマー10、オイルタンク12、第2分離槽14、加熱ヒーター21等をそれぞれ順次取り外し洗浄するものである。
又、図3に示す如く、剥離板19には熱伝導板19bが取り付けられており、この熱伝導板19bは図3,図6からも明らかな如く一方端が剥離板19の裏側全体を覆うように密着して取り付けられ、他方端が分離槽14内で加熱された補助タンク20に浸漬されている。 換言すると、約60度〜80度に加温されている分離槽14の熱をもらって該剥離板19を加温し、剥離板19上を流れる油脂がこの剥離板19上で固形化するのを防止しているものである。尚、油脂が固形化し易いのは冬期の如く外気温が下がっている時であることは勿論、本油脂分離除去装置の稼働終了間際である。
即ち、流れる油脂分が少なくなり表面張力で剥離板19上に付着してしまう時である。これを防止すべく、熱伝導板19bで剥離板19を加温するものである。しかして、熱伝導板19は熱伝導の良い銅或いはアルミ材が使われる、又剥離板19全体を覆うのは剥離板19がステンレス等の如く熱伝導の悪い材質で作られる為、全体から加温する必要がある為である。
図7は、図6とは異なる実施例を示すもので、剥離板19の裏面全体をヒーターで加温するようにした例を示すものである。このものであると、特別な手段を用いることなく電気ヒーターの19cの入力の制御により、上記剥離板19の温度を30度〜50度に制御できるものである。
図8示すものは、図6に示す熱伝導板19bが運ぶ熱が不足し、剥離板19を30度〜50度に加温することが出来ない時電気ヒーター19cを用いてこれを補助した例を示すものである。
更に、本発明は図には示してないが上記剥離板19を加温する例で縷々説明して来たが剥離板19を下流側に位置する補助タンク20についても言えることであるので、当然必要があればこのものも種々の手段で加温されるものである。
こうすることにより、オイルスキマーより剥離された油脂は剥離板19,補助タンク20を経由してオイルタンク12に液体で導かれ、途中で固化し、堆積し次の流れを阻止することがないものである。
尚、上記した天板付き洗浄台への油脂を含む洗浄水の供給は図に示してないが、高低差或いはポンプを使えば油脂専用の洗浄槽と油脂分除去装置を離れた位置に置いておくことも出来るものである。
次にかかる構成を有する油脂分除去装置2内の油脂除去工程を図3を用いて説明すると、先ず油脂専用の洗浄槽9に投入され、油脂は矢印▲1▼の如く排水口9aを通り、第2分離槽14に設けられたダクト15を経由して矢印▲2▼の如く吐出口16より第2の分離槽14内に投入される。
第2分離槽14内に入った油脂を含む排水はガイド板22により水と油脂に分けられ水は矢印▲3▼の如く、油脂は矢印▲4▼の如く比重差で分離槽14上方に浮き上がる、この矢印▲4▼により浮き上がった油脂はもともと第2分離槽14が独立した室に設けられた加熱ヒーター21により加熱されていることもあって固形化することなく適度な粘度を保って表面に浮いている。
この表面に浮いている油脂は、オイルスキマー10等により汲み揚げられる。汲み揚げられた油脂は剥離板19補助タンク20を経てオイルタンク12に溜められリサイクルに廻される。
一方、油脂分が除去された水は矢印▲5▼の如く、ガイド板22の底部を通って矢印▲6▼部に至り、更には矢印▲7▼の如く第2の分離槽14より分離槽11に至る、分離槽11に至った排水の内、油脂分(オイルスキマー10で取りきれなかった油脂分)は、比重差により上方に浮き吸油マット26に吸着される。
油脂を含まない水は二重管より成る補助分離器23に矢印▲8▼、▲9▼の如く入り、内側管23b上端より配管27に入りグリーストラップ7(図3参照)に導かれる。
このように油脂分除去装置2をグリーストラップ7の前に設置することにより該グリーストラップ7の汚染等を押さえることが出来るものである。
又、本油脂分除去装置2に示す如くキャスター29を備えているものである。
本発明の天板付洗浄台は厨房内は勿論建家外の移動も容易に行えるものである。
換言すると、本天板付厨房台はお店等で使い易い所に移動して使うことも出来るということである。
又、剥離板19は加温されているのでオイルスキマー10より剥離させた油脂が、該剥離板19を流れる過程で固形化し、剥離板19に付着すると言うことがないものである。仮に一度油脂分が固形化して剥離板19に堆積するようなことがあると、その固形化した油脂の表面を次の油脂が流れることになるのでどんどん堆積は加速化されてしまうものである。
このことよりも、上記剥離板19は周囲温度に関係なく、常に30度〜50度に加温しておく必要があるということである。これを実現したのが本発明である。 又 本発明のもう一つの特徴は分離槽11を基準に第2の分離槽、オイルスキマー、オイルタンク、補助タンク、加熱ヒーター、補助分離器等何れも脱着が容易に作られていることにより、サービス性等に優れているという点である。
【0009】
【発明の効果】
本発明は以上説明した如く、分離槽上面に溜める油脂分を汲み揚げるオイルスキマーと、オイルスキマーで捕獲した油脂を溜めるオイルタンク等より構成され、上記オイルタンクとオイルスキマーとの間に剥離板を有し、オイルスキマーより剥離した油脂を上記剥離板を2経由してオイルタンクに導くようにすると共に、上記分離槽内油脂分を含む水を、加熱する加熱ヒーターを上記分離槽と独立して設け、且つその加熱室内には水等を充填し、加熱された水等を介して、分離槽内の油脂分を含む水を加熱したものであるから、下水道等の汚れを防止出来、油脂は回収してリサイクルに回せる等多大な効果を提供出来る他分離槽を適温に加温できるので油脂の回収は効率良く行えると共に分離槽より異臭を発するのを押さえることが出来るものである。
特に、従来長期使用に耐えられなかったグリーストラップの機能低下が防止出来、周囲温度に関係なく油脂を回収出来、二重、三重の油脂除去機能で下水道に流れる排水の浄化を一段と向上させる等の効果を有するものである。
更に加熱ヒータたーを直接分離槽内に投入することなく加熱室(汚れのない水が充填されている室)に投入されているので加熱ヒータの寿命も一段と向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は油脂分離除去装置を備えた本発明の洗浄台斜視図
【図2】図2は図1の洗浄台より天板を取り外した状態を示す図
【図3】図3は本発明を備えた油脂分除去装置の縦断面図であり、図4のA−A断面相当図
【図4】図4は図5中の油脂分除去装置の外観斜視説明図
【図5】図5は本発明の油脂分除去装置を含んだ油脂除去システムを説明する図
【図6】図6は図3中の熱伝導板の拡大説明図
【図7】図7は図6とは異なる実施例を示す図で、電気ヒーターをもって剥離板を加温する状態を説明する図
【図8】図8は図6、図7と異なる実施例を示す図で、図6の熱伝導板を電気ヒーター等で加熱し剥離板を適温に過熱する状態を説明する図である。
【図9】図9は油脂専用の洗浄槽と第2の分離槽の配置関係を示す図
【図10】図10は発明の油脂除去装置がもつ処理槽に補助分離器を取付けた状態を示す図
【図11】図11は補助分離器及び吸油マットでの油脂回収を説明する図
【図12】図12は図10に示す補助分離器を更に発展させた図
【図13】図13は従来の油脂除去システムをイラスト入りで説明した図
【図14】図14は図13と異なるグリーストラツプ(阻集器)を用いた油脂除去システムを説明する図である。
【符号の説明】
〔I〕 洗浄台
〔II〕 天板
〔IIa〕 外周フレーム
〔IIb〕 フランジ部
1 油脂専用の洗浄槽
2 油脂分除去装置
2a 支持部
3 配管
5 洗浄槽
6 配管
7 グリーストラップ
8 下水道
9 排水口
10 オイルスキマー
11 分離槽
12 オイルタンク
13 食器類
14 第2の分離槽
14a 外壁面
15 ダクト
16 吐出口
17 駆動モーター
18 ベルト
19 剥離板
19a 第2の剥離板
19 b 熱伝導板
19 c 電気ヒーター
20 補助タンク
21 加熱ヒーター
21a 温度制御部
21 b 加熱室
22 ガイド板
23 補助分離器
23a 外側管
23b 内側管
23c 本管
23d 枝管
24a 油脂面
24b 排水面
25 水取入れ口
26 吸油マット
27 配管
28 清掃用排水キャップ
29 キャスター
30 洗浄槽(シンク)
31 クリーストラップ
32 配管
33 蓋
34 配管
35 洗浄槽(シンク)
36 グリーストラップ
37 分離槽
38 導管
40 フィルター
41 排水口
42 ポンプ
43 油脂回収部

Claims (8)

  1. 油脂分を含んだ排水を溜める分離槽と、
    前記分離槽内に溜まった排水の上層の油脂分を汲み揚げるオイルスキマーと、
    前記オイルスキマーで汲み上げられた油脂分を剥離する剥離板と、
    前記剥離板により前記オイルスキマーから剥離された油脂分を溜めるオイルタンクと、
    前記分離槽から区画されて設けられた加熱室と、
    前記加熱室内に充填された水を加熱する加熱ヒーターと、を備える油脂分除去装置であって、
    前記加熱ヒーターによって加熱された水を介して、前記分離槽内に溜まった排水を加熱するようにしたことを特徴とする油脂分除去装置。
  2. 前記加熱室は前記分離槽の全高にわたって設けられていることを特徴とする請求項1に記載の油脂分除去装置。
  3. 前記分離槽内に溜まった排水の温度が、当該分離槽の上方が高く、下方が低くなるように加熱ヒーターで加熱するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の油脂分除去装置。
  4. 前記油脂分除去装置は、ダクトをさらに備え、
    洗浄槽からの排水が前記ダクトの吐出口から前記分離槽に取り込まれるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の油脂分除去装置。
  5. 前記分離槽は、前記吐出口からの排水のうち油脂分を上方に、水を下方に導くガイド板を備えることを特徴とする請求項4記載の油脂分除去装置。
  6. 前記油脂分除去装置は、取水口を有する補助分離槽をさらに備え、
    前記補助分離槽は、前記分離槽内の排水のうち前記オイルスキマーで除去されずに前記取水口まで導かれた排水、水と油脂分との比重差を利用して、水と油脂分に分離することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の油脂分除去装置。
  7. 前記油脂分除去装置は、前記剥離板に取り付けられた熱伝導板をさらに備え、
    前記熱伝導板は、前記加熱ヒーターによって加熱された水を介して加熱された前記分離槽内の排水の熱によって加温されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の油脂分除去装置。
  8. 排水口を有する洗浄槽と、前記排水口を介して接続される油脂分除去装置とを備えた洗浄台であって、
    前記油脂分除去装置は、
    油脂分を含んだ排水を溜める分離槽と、
    前記分離槽内に溜まった排水の上層の油脂分を汲み揚げるオイルスキマーと、
    前記オイルスキマーで汲み上げられた油脂分を剥離する剥離板と、
    前記剥離板により前記オイルスキマーから剥離された油脂分を溜めるオイルタンクと、
    前記分離槽から区画されて設けられた加熱室と、
    前記加熱室内に充填された水を加熱する加熱ヒーターと、を備え、
    前記加熱ヒーターによって加熱された水を介して、前記分離槽内に溜まった排水を加熱するようにしたこと、
    を特徴とする洗浄台。
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