JP4128924B2 - 固形残滓及び油脂の分離回収処理システム、並びに分離回収方法 - Google Patents

固形残滓及び油脂の分離回収処理システム、並びに分離回収方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4128924B2
JP4128924B2 JP2003292532A JP2003292532A JP4128924B2 JP 4128924 B2 JP4128924 B2 JP 4128924B2 JP 2003292532 A JP2003292532 A JP 2003292532A JP 2003292532 A JP2003292532 A JP 2003292532A JP 4128924 B2 JP4128924 B2 JP 4128924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
oil
recovery
solid residue
fat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003292532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005058912A (ja
Inventor
秀雄 佐藤
Original Assignee
株式会社 大都技研
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 大都技研 filed Critical 株式会社 大都技研
Priority to JP2003292532A priority Critical patent/JP4128924B2/ja
Publication of JP2005058912A publication Critical patent/JP2005058912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4128924B2 publication Critical patent/JP4128924B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Removal Of Floating Material (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

本発明は、固形残滓及び油脂を含む廃液から油脂と固形残滓を分離回収する分離回収処理システム及び分離回収方法に関するものである。
中華料理、ラーメン店等の厨房から排出される廃液は、少量の食品の固形残滓と多量の油脂を含む。
このような廃液を、何らの処理もせずに下水道に流した場合には、沈降した固形残滓が悪臭の原因となり、また、河川に流出した油脂が環境汚染の原因となる等の問題がある。
このような食品の廃液から固形残滓と油脂をそれぞれ分離回収する装置が、特許文献1(特開2003−181204号公報)に提案されている。
しかしながら、特許文献1に開示の回収装置では、油脂及び固形残滓の多くは、回収し得るものの、回収された固形食品残滓に、少量の油脂が附着・残存する場合があった。
また、分離籠で濾過しているため、分離籠では回収し難い微細固形状の味噌滓、香辛料、調味料及びスープ滓等から成る微細固形残滓の一部が、回収装置外部へ流出し、厨房内排水経路の悪臭発生の要因となっていた。また、微細固形残滓の大半は、回収装置内に備えられた油水分離槽の底部に沈降又は浮遊するため、時間経過に伴い微細固形残滓相互が合体成長して汚泥状態になり、やがて槽底に沈殿堆積し、その汚泥状沈殿堆積物が、悪臭発生源の一つとなるという問題があった。さらに、この汚泥状沈殿堆積物により、装置自体が稼動を停止してしまい、その除去に費用が嵩むなどの問題があった。
特開2003−181204号公報
一方、厨房内に設置する油水分離油脂回収装置は衛生上の観点から、また、顧客からの食物に対する安心感の確保という観点からも、回収食品固形残滓処理に生物処理が利用されることは敬遠される傾向にある。
従って、微細固形残滓の外部への流出を防ぎ、厨房内に悪臭を発生させず油水分離油脂回収装置が稼働中においても、微細固形残滓を容易に回収し得る装置の開発が望まれていた。
また、他方で、微細固形残滓の回収方法として、油脂及び微細固形残滓を含む廃液を、装置外部に配置したフィルタでさらに濾過することが考えられる。
しかしながら、ポンプを用いてフィルタへ送水した場合、油脂は水と比較して粘性が大きいためポンプ内壁に附着残存し、それが粘着剤の作用を発揮して、流動している微細固形残滓をポンプ内壁に附着する。それが次々に相互合体成長し巨大化した堅い塊となってポンプ内部を閉塞し、その結果としてポンプが空転するため、頻繁な手入れが入用となるといった問題も発生している。
さらに、網目の細かいフィルタを用いた場合、廃液に含まれる油脂が、フィルタの間隙・網目に附着し、それに流動している微細固形残滓が貼付き、更には、油脂が粘着剤の作用を発揮するので微細固形残滓は相互に合体成長して廃液の通水性回復処理を講じても復帰できないフィルタの閉塞を招き、その影響で、フィルタ周辺から微細固形残滓を含む廃液が溢れ、厨房内部を汚染、フィルタの頻繁な交換を要求されるなど作業上の問題があった。
したがって、フィルタの網目の大きさが制限され、微細固形残滓の捕捉効率が悪く残滓を含む廃液が公共下水道に排水され環境汚染問題を発生させることがあった。
また、このような微細固形残滓が、排水流に運ばれ厨房内排水路を通じて外部の公共下水道に排水された場合、厨房内排水路途上で堆積し、それが腐敗し悪臭発生源の一つになることがあった。
本発明は、油脂及び食品の固形残滓を含む廃液から、固形残滓(小塊固形残滓及び微細固形残滓)及び油脂の分離回収を行うことが可能な分離回収システム並びに分離回収方法の提供を目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の油脂及び固形残滓の分離回収システムは、固形残滓、水及び油脂を含む廃液を貯留して、該貯留廃液を、前記油脂を含む油層と前記固形残滓及び水を含む廃水層とに分離する油水分離槽と、分離された前記油層中から油脂を回収する油脂回収部と、前記油脂回収後の前記廃水層の表層近傍に位置する表層水及び/又は底面近傍に位置する底層水を濾過して固形残滓を分別、回収し、第一の処理水を得る第一の残滓回収部と、前記油脂回収後の前記廃水層の前記表層水と前記底層水との間に位置する中層水を濾過して固形残滓を分別、回収し、第二の処理水を得る第二の残滓回収部と、前記第二の処理水を貯留する第二の処理水貯留部と、前記第一の処理水を前記油水分離槽に戻す第一の処理水移送手段と、前記第二の処理水で前記第一の残滓回収部を洗浄して前記第一の残滓回収部の濾過能力を回復させる回復手段と、を備えることを特徴としている。
さらに、前記廃液を前記油水分離槽に投入する前に、前記固形残滓を、予め小塊状の固形残滓と微細状の固形残滓とに分別し、小塊状の固形残滓を回収する小塊状固形残滓回収手段を備えることが好ましい。
前記廃液が、食品の廃液であることが好ましい。
さらに、前記回復手段で洗浄に用いた第二の処理水を第二の残滓回収部に戻す第二の処理水移送手段を備えることが好ましい。
さらに、前記回収手段で洗浄に用いた第二の処理水を、濾過器を介して前記油水分離槽に戻す第三の処理水移送手段を備えることが好ましい。
前記第一の残滓回収部が、流水の通過方向を正逆反転可能に構成されており、前記濾過能力の回復手段が、前記第一の残滓回収部における流水の通過方向を逆転させて該回収部を洗浄することが好ましい。
前記切換手段が、一のポンプと複数のバルブから構成されていることが好ましい。
本発明の油脂及び固形残滓の分離回収方法は、固形残滓、水及び油脂を含む廃液を貯留して、該貯留廃液を、前記油脂を含む油層と前記固形残滓及び水を含む廃水層とに分離する油水分離工程と、分離された前記油層中から油脂を回収する油脂回収工程と、前記油脂回収後の前記廃水層の表層近傍に位置する表層水及び/又は底面近傍に位置する底層水を濾過器により濾過して固形残滓を分別、回収し、第一の処理水を得る第一の残滓回収工程と、前記油脂回収後の前記廃水層の前記表層水と前記底層水との間に位置する中層水を濾過して固形残滓を分別、回収し、第二の処理水を得て、貯留する第二の処理水貯留工程と、前記貯留した第二の処理水で前記濾過器を洗浄して前記濾過器の濾過能力を回復させる回復工程と、を備えることを特徴としている。
前記油水分離工程と前記第一の残滓回収工程とが繰り返し行われることが好ましい。
本発明によれば、中華料理、ラーメン等の油脂及び固形残滓を多く含む廃液から、油水分離油脂回収装置により、油脂を予め分離回収した後、固形残滓の濾過処理を行うので、廃液移送に使用するポンプと濾過に使用する濾過器の閉塞・目詰りを防止し得る。
また、本発明によれば、微細固形残滓を効率よく捕捉することが可能となるので、より一層環境への影響を低減し得る。
また、油水分離層と残滓回収部との間で、廃液を循環させているので、固形残滓を搬出するための新たな導水を必要とせず、経費節減が可能となる。
また、残滓回収部の回復措置を、新たな導水によらず、廃液を処理した処理水により行えるので、運転時の経費節減が可能となる。
また、残滓回収部が、流水方向を正逆反転可能に構成されている場合には、流れを逆流させることで、残滓回収部の濾過能力の回復が可能となるので、容易にシステムの復旧を図ることが可能となる。
さらに、本発明によれば、食品由来の廃液より固形残滓と油脂とを分別回収し得るので、得られた固形残滓又は油脂を、肥料、燃料等にリサイクルすることが可能となり、環境に優しい。
まず、本実施形態に係る分離回収システムの概要について説明する。
図1は、本実施形態に係る分離回収システムを説明するための概略構成図である。図2は、本実施形態に係る分離回収システムの構成を説明するための説明図である。
本実施形態に係る分離回収システム1では、まず、油水分離槽100において、油脂、水及び固形残滓を含む廃液から油脂を含む油層103と、廃液及び固形残滓を含む廃水層130とに分離する。分離された油層103中の油脂は、油脂回収部110において回収される。この油層103中の油脂回収後の廃水層130から、固形残滓が回収されることになる。油脂回収後の廃水層130は、固形残滓濃度の高い部位と低い部位に分けて濾過処理がなされる。具体的には、例えば、固形残滓を多く含む廃水層130の表層近傍に位置する表層水103a及び/又は底面近傍に位置する底層水103bと、固形残滓をほぼ含まない、例えば、表層水と底層水との間に位置する中層水103cなどの廃水とに分けて別々に濾過処理がなされる。
まず、油脂回収後の固形残滓を多く含む表層水103a及び/又は底層水103bは、残滓回収部としての第一フィルタ20に送られ、濾過処理がなされる。この処理により得られる第一の処理水は、再び油水分離槽100内に回収される。このように油水分離槽100及び第一フィルタ20間を、廃水を循環させることで、固形残滓の主な回収が図られる(第一の循環系F1→F2→F3→F1)。
また、固形残滓をほぼ含まない廃水、例えば中層水130bは、第二の処理水貯留部30内に設置された第二の残滓回収部としての第二フィルタ301に送られ、濾過処理がなされる。この処理により得られる第二の処理水は、一時、第二の処理水貯留部30において貯留される。第二の処理水貯留部30に貯留し得る以上の処理水については順次下水を通じて排水される。
第一の循環系において、第一フィルタ20の通水性の低下が生じた場合には、第二の処理水貯留部30に貯留していた第二の処理水が第一フィルタ20に送られ、第二の処理水を用いて第一フィルタ20の洗浄処理がなされ、第一フィルタ20の回復が図られる。かかる回復手段により、第一フィルタ20が予期せぬ機能低下に見舞われた場合においても、第一フィルタ20の回復を図ることが可能となる。洗浄処理後の廃水(第二の処理水)は、再び第二フィルタ301に送られ、濾過処理がなされた後、第二の処理水貯留部30に貯留される(第二の循環系F4→F5→F6→F4)。
第一の循環系及び第二の循環系に廃水を循環させるための第一の循環手段及び第二の循環手段としては、ポンプ、バルブ、及び配管の組合せが用いられる。
第一の循環手段と第二の循環手段は、一のポンプP1に連結されており、適所に設けられたバルブ(V1〜V8)を操作することにより、第一の循環手段と第二の循環手段との切換がなされる。このような切換は、手動でなされてもよく、また、自動制御によりなされてもよい。自動制御による場合は、例えば、流路の切換に電磁バルブを用い、第一フィルタ20の近傍に例えば流量センサ又は圧力センサを取り付け、流量の低下又は圧力値の変化を検出することにより、通水性の低下を判断し、通水性の低下が判断された場合には、第一の循環系から第二の循環系に流路が切替えられるようコンピュータにより制御してもよい。また、一定の時間おきに切替えられるよう制御してもよい。本実施形態では、一のポンプP1により、第一の循環手段と第二の循環手段を駆動しているため、装置の一層の小型化が図れ、また、装置のコストを低減し得る。なお、ポンプの数量は限定されず、複数個のポンプにより駆動されていてもよい。したがって、第一の循環手段と第二の循環手段が別々のポンプにより駆動されていてもよい。
次に、本実施形態に係る分離回収システムの構成について図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施形態に係る分離回収システム1は、固形残滓、水及び油脂を含む廃液から、油脂及び固形残滓を回収するシステムであって、油水分離槽100、油脂回収部110、第一の残滓回収部20、第二の残滓回収部301、第二の処理水貯留部30、第一の処理水移送手段、及び回復手段を主に備え、構成されている。油水分離槽100及び油脂回収部110は、油水分離油脂回収装置10内に備えられている。
油水分離槽100は、槽内に、油脂及び固形残滓を含む廃液を貯留し、油脂を含む油層と固形残滓及び水を含む廃水層とに分離するものである。分離機構は、主に、物質の比重を利用しており、具体的には、貯留廃液中の油脂が比重により上昇し、固形残滓が自重により沈降することを利用している。本実施形態における油水分離槽100は、第一槽101と第二槽102の2つの区画から構成されている。第一槽101及び第二槽102を区画する隔壁106は、油水分離槽100の下方で槽底に沿うように第一槽101から第二槽102に向かって傾斜しており、徐々に狭まっているが、第一槽101及び第二槽102は底部において連通している。この傾斜面106aの効果により、油脂、水、及び固形残滓の分離は、より一層促進される。すなわち、流れ込んだ廃液は、傾斜面106aに衝突して淀み、比重差による廃液に含まれる油脂の分離が一層促進され、分離された油脂は、液面に向けて浮上し、油脂層103を形成する。また、流入廃液が淀むことで、廃液内の固形残滓は、それ自身に付着している微量の油脂を放出し、自重による油水分離槽100底部への沈降が一層促進される。
なお、第一槽101の上方には、油脂及び固形残滓を含む廃液の導入部として、分離籠105が設置されている。この分離籠105は、食品廃液中に含まれる比較的大きな、小塊固形残滓104aを捕捉するために設置される。分離籠105としては、例えば網目の大きさが2〜3mm角のステンレス鋼製の網で内外二重構造に形成されているものが好適に用いられる。内側の分離籠は、外側の分離籠と着脱自在に構成することが好ましい。このような構造であれば、小塊固形残滓廃棄時に、作業停止をする必要がなく便利である。
油脂回収部110は、油水分離槽100内に設置され、分離された油脂層103を回収するものである。油脂回収部110は、例えば、油脂層103を、ベルト式オイルスキーマーで着脱可能な油脂回収槽に汲み上げるものであってもよい。
第一の残滓回収部20は、油水分離槽100から送水された廃水から、上記のような分離籠105により除去しきれない微細な固形残滓104bを分別(除去)するものであり、例えば、スプリングフィルタ等のフィルタが用いられる。(以下、第一フィルタという)。残滓回収部20は、特に後に詳述するように、廃水層中の固形残滓濃度の高い部位の廃水、本実施形態では、廃水層の表層近傍に位置する表層水及び底面近傍に位置する底層水を濾過する目的で用いられ、これにより第一の処理水が得られる。
第二の残滓回収部301は、油水分離槽100から送水された廃水から、微細固形残滓104bをフィルタ(以下、第二フィルタという)により分別(除去)、回収するものである。第二フィルタ301は、中規模店舗の一営業日で排出される微細固形残滓が充分に捕捉できる容量と強度を持つことが好ましく、また、その網を構成する合成繊維径が0.2〜0.3mm程度、網目が0.2〜0.3mm角程度の寸法を有するものが特に好適に用いられる。なお、廃液処理量が急増した等の変動で微細固形残滓104b捕捉量が増加し、第二フィルタに微細固形残滓が堅く詰りはしないものの、廃液の通水性が低下した時に備え、フィルタの通水性を回復する手段を具備することが好ましい。このような手段としては、例えば、図2に示すように、第二フィルタ301を振動板上に載置し、振動を付与する手段等が挙げられる。このように、第二フィルタ301に振動を与えることで、濾過効率を向上させると共に、フィルタの目詰まりを解消することが可能となる。第二フィルタ301は、その形状は、特に限定されず、例えば、袋型の形態をしていてもよい。この袋型のフィルタを廃液の排出口の先端に固定することで、固形残滓の回収を図ることが可能となる。
第二の処理水貯留部30は、第二フィルタ301から得られる第二の処理水を一時貯留するためのものである。具体的には、第二の残滓回収部301を収容し得る貯留槽であってもよい。第二の処理水貯留部30は、一定量の処理水を貯留し得るが、一定量を越える処理水に付いては、外部公共下水道に排水し得るよう構成されている。
なお、上記において、第一フィルタ20として、スプリングフィルタを挙げたが、水流の方向を逆転させることで、通水性を回復し得るようなものであればよく、特に、スプリングフィルタに限定するものではない。したがって、網目構造(例えば0.5〜0.2mm角の網目)のフィルタを用いてもよい。
また、第二フィルタ301として、網目構造を有するフィルタを挙げたが、スプリングフィルタ等の他のフィルタを使用してもよい。
本実施形態において、第一の処理水移送手段は、第一の処理水を油水分離槽に戻す手段であって、ポンプ、配管、バルブの組み合わせ等によって達成される。また、回復手段は、第一フィルタの通水性を回復する手段であって、具体的には、第一フィルタとしてスプリングフィルタを用いる場合には、例えば、第二の処理水を逆流させることによる洗浄処理が挙げられ、また、網目構造のフィルタを用いる場合には、例えば、振動板等によるフィルタに振動を付与する手段が挙げられる。
次に、本実施形態に係る分離回収システムの処理の流れについて説明する。
まず、油水分離油脂回収装置10の投入口から、固形残滓、水及び油脂を含む食品の廃液を投入する。投入された廃液は、分離籠105において、小塊固形残滓104aが除去される。小塊固形残滓104aが取除かれた廃液は、次に油水分離槽100の第一槽101内で、油層103と、微小固形残滓を含む廃水層130に分離する。上層の油層103は、油脂回収部110において、回収される。
この油脂回収後の廃水層130のうち、沈降した微小固形残滓を含む油水分離槽の底面近傍に位置する廃水(底層水)を、油水分離槽々底から配管F1を通じてポンプP1で吸引し、配管F2を経由して油水分離油脂回収装置10外部に配置された第一フィルタ20へ送水する。この第一フィルタ20において、微細固形残滓が濾過される。濾過後の第一の処理水(濾過廃液)は配管F3を経由して再び油水分離槽100内に戻される。油水分離油脂回収装置10に、新たな廃液の投入がない場合、又は油水分離油脂回収処理が終了している場合には、廃液導入部を兼ねる第1槽と、第1槽と底部で連通する第2槽との2つの区画から形成されている油水分離槽の微細固形残滓が浮遊している廃水層表層近傍の廃水(表層水)は、その直下に配置されている配管F8の開口部からポンプP1を用いて吸引し、配管F2を用いて第一フィルタ20に送水され、濾過処理がなされる。この濾過後の第一の処理水(濾過廃液)は配管F3を経由して油水分離槽100内に戻される。
油水分離槽100に漂う微細固形残滓は、廃液が油水分離槽100と第一フィルタ20間を循環する毎に濾し取られ(第一の循環系)、その量は減少する。
次に、上述の油脂回収後の廃液のうち、微細固形残滓の少ない廃水、例えば中層水130cについては、配管F7を経由し、第二フィルタ301を介して第二廃液貯留槽に送水される。
第二フィルタ301では、送水された油水分離・油脂回収後の廃液に少量含まれる微細固形残滓を濾過し、濾過後の第二の処理水は、第二の処理水貯留部30に一時貯留されるが、その他は外部公共下水道に順次排水される。
廃液の投入処理量が急増する等の変動があった場合、微細固形残滓捕捉量が増加して、この微細固形残滓が、第一フィルタ20に閉塞・目詰りまではいかないが、堅く詰り、廃液の通水性が低下する場合がある。このような場合に、前述の油脂・微細固形残滓が取除かれ、一時貯留されている第二の処理水を、流水方向を正逆反転可能なポンプP1を用いて配管F4、F5を経由して第一フィルタ20に送水し、第一フィルタ20を洗浄することにより、第一フィルタ20通水性回復処理が行われる。処理後の微細固形残滓が含まれる廃液は、配管F6を通じて第二フィルタ301を経由して微細固形残滓が濾過された後、第二の処理水貯留槽に回収される(第二の循環系)。
なお、第二の循環系は、第一フィルタ20の回復処理に用いる他、第一フィルタ20により回収された固形残滓を、第二フィルタ301に移送するために用いてもよい。
回収後の処理水は、第二の処理水貯留部30で一時貯留され、大半は外部公共下水道に排水される。一時貯留される処理後の廃水(第二の処理水)は、再び第一フィルタの通水性回復処理に使われてもよい。また、次に説明する操作に供されてもよい。
第二の処理水貯留槽30に一時貯留されている廃水(第二の処理水)の一部は、ポンプP2を用い配管F9を経由して、油水分離油脂回収装置残滓導入部に設置されている分離籠105内の濾し取られた小塊固形残滓104aを洗浄するのに用いられてもよい。この洗浄操作により、小塊固形残滓104aに附着している油脂を洗浄剥離することが可能となり、より完全な分別回収が可能となる。
洗浄剥離後の油脂と微細固形食品残滓を含む廃液は、前述の各処理工程を経て各食品残滓の回収が為され、処理後の廃液の一部は、前述の処理に供され、一部は外部の公共下水道に排水される。
図1及び図2に示す各配管に設けられているバルブV1、V2、V3、V4、V5、V6、V7及びV8は、各配管を廃液が通水される時に、その目的に応じて開閉が為される。
本実施形態によれば、中華料理、ラーメン等の油脂及び固形残滓を多く含む食品由来の廃液から、油水分離油脂回収装置により、油脂を予め分離回収した後、固形残滓の濾過処理を行うので、廃液移送に使用するポンプと濾過に使用するフィルタ各々の閉塞・目詰りを防止できる。
また、第一の循環系を繰り返すことで、新たな導水を必要とせず、定量の廃液から効率よく微細固形残滓を補足することが可能となり、経費節減が可能となる。
また、残滓回収部が、流水方向を正逆反転可能に構成されているので、流れを逆流させることで、残滓回収部の濾過能力の回復が可能となるので、容易にシステムの復旧を図ることが可能となる。
また、固形残滓を最終的に、全て第二のフィルタに集約し得るので、回収作業が容易となる。また、回収された固形残滓が、外部に露出されず、第二の処理水貯留部内に溜められるため、悪臭を防止し得る。
さらに、本実施形態によれば、食品由来の廃液より固形残滓と油脂とを分別回収し得るので、得られた固形残滓又は油脂を、肥料、燃料等にリサイクルすることが可能となり、環境に優しい。また、本実施形態によれば、処理水を用いて固形残滓から油脂を洗浄し得るので、新たな導水を必要とせず、油脂を除去し得るので経済的で有ると共に、油脂を除去することで、よりリサイクルに適した原料を得ることが可能となる。
また、上記例においては、第一フィルタの回復処理に用いた残滓を含む廃液は、第二フィルタ301により回収されたが、第二の実施形態では、第二フィルタ301に回収される代わりに、油水分離層上に設けられた第三フィルタ120により回収してもよい。なお、第三フィルタ120のメッシュは、固形残滓を回収し得るサイズのものであればよい。
図3に、他の態様に係る分離回収システムの構成を説明するための説明図を示す。
この他の態様に係る実施形態によれば、第一フィルタの回復処理後の固形残滓を含む廃液が、配管F10を通過し、第三フィルタ120を介して、再び油水分離槽100内に回収される。
また、本実施形態では、油水分離槽100と第二の処理水貯留部30とを繋ぐ配管F7は、第二の処理水貯留部30において二股に分かれており、その一端は第二の残滓回収部301に接続され、油水分離槽100内の油脂回収後の固形残滓の少ない廃液を第二の残滓回収部301に送水する役割を果たしている。その一方で、二股に分かれたもう一方の端は開口した状態にあり、第二の残滓回収部301で目詰まり等が生じた場合に、送られてくる廃水を逃がす役割を果たしている。これにより、第二の残滓回収部301の目詰まり等により本分離回収システム全体が停止してしまうのを防止することが可能となる。
この実施形態によれば、このように、第一フィルタ20洗浄後の廃液が回収されるので、新たな導水を必要とせず、効率がよい。また、第一フィルタ20により回収された固形残滓が、油水分離槽100上の第三フィルタ120まで最終的に運搬されるので、固形残滓の回収作業が容易となる。
また、図4に示すように、本実施形態に係る分離回収システムは、通常、流し台又は作業台下に設けられる。図4(a)は、本発明に係る分離回収システムを厨房内に組み込んだ一実施態様を示す上面図、図4(b)は、同図(a)の側面図である。同図に示すように、例えば、本実施形態に係る油水分離油脂回収装置は、流し台下に設置され、第二廃液貯留槽は、流し台に隣接する脇作業台下に配置される。脇作業台高さは、該油水分離油脂回収装置と高さを揃えると厨房内作業が容易になる。
なお、油水分離油脂回収装置が設置されているのとは別の流し台に設けられた汚染食器漬け置きシンクの油脂を含む表層溢水を、配管を設けて油水分離油脂回収装置へ送水し、油水分離油脂回収処理を行ってもよい。このように漬け置きシンクと連結させることで、漬け置きシンクの表層溢水に含まれる油脂が、外部公共下水道へ排出することを防止できる。また、漬け置きシンクの表層溢水は含塩分濃度が油水分離槽に貯留される廃液より遙かに小さいので、廃液より濾し取られる微細固形食品残滓が含む塩分濃度を低下させ、回収後の再利用に有益な効果を生むことが可能となる。
図1は、本実施形態に係る分離回収システムを説明するための概略構成図である。 図2は、本実施形態に係る分離回収システムの構成を説明するための説明図である。 図3は、他の態様に係る分離回収システムの構成を説明するための説明図である。 図4は、本発明に係る分離回収システムを厨房内に組み込んだ一実施態様を示す図である。
符号の説明
F1〜F10・・・配管、V1〜V8・・・バルブ、1・・・分離回収システム、10・・・油水分離油脂回収装置、20・・・残滓回収部(第一フィルタ)、30・・・第二の処理水貯留部、100・・・油水分離槽、105・・・分離籠、106・・・隔壁、110・・・油脂回収部、120・・・第三フィルタ、301・・・第二フィルタ

Claims (8)

  1. 固形残滓、水及び油脂を含む廃液を貯留して、該貯留廃液を、前記油脂を含む油層と前記固形残滓及び水を含む廃水層とに分離する油水分離槽と、
    分離された前記油層中から油脂を回収する油脂回収部と、
    前記油脂回収後の前記廃水層の表層近傍に位置する表層水及び/又は底面近傍に位置する底層水を濾過して固形残滓を分別、回収し、第一の処理水を得る第一の残滓回収部と、
    前記油脂回収後の前記廃水層の前記表層水と前記底層水との間に位置する中層水を濾過して固形残滓を分別、回収し、第二の処理水を得る第二の残滓回収部と、
    前記第二の処理水を貯留する第二の処理水貯留部と、
    前記第一の処理水を前記油水分離槽に戻す第一の処理水移送手段と、
    前記第二の処理水で前記第一の残滓回収部を洗浄して前記第一の残滓回収部の濾過能力を回復させる回復手段と、
    を備える油脂及び固形残滓の分離回収システム。
  2. さらに、前記廃液を前記油水分離槽に投入する前に、前記固形残滓を、予め小塊状の固形残滓と微細状の固形残滓とに分別し、小塊状の固形残滓を回収する小塊状固形残滓回収手段を備える、請求項1に記載の分離回収システム。
  3. 前記廃液が、食品の廃液である、請求項1又は2に記載の分離回収システム。
  4. さらに、前記回復手段で洗浄に用いた第二の処理水を第二の残滓回収部に戻す第二の処理水移送手段を備える、請求項1乃至のいずれかに記載の分離回収システム。
  5. さらに、前記回復手段で洗浄に用いた第二の処理水を、濾過器を介して前記油水分離槽に戻す第三の処理水移送手段を備える、請求項1乃至のいずれかに記載の分離回収システム。
  6. 前記第一の残滓回収部が、流水の通過方向を正逆反転可能に構成されており、前記濾過能力の回復手段が、前記第一の残滓回収部における流水の通過方向を逆転させて該回収部を洗浄する、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の分離回収システム。
  7. 固形残滓、水及び油脂を含む廃液を貯留して、該貯留廃液を、前記油脂を含む油層と前記固形残滓及び水を含む廃水層とに分離する油水分離工程と、
    分離された前記油層中から油脂を回収する油脂回収工程と、
    前記油脂回収後の前記廃水層の表層近傍に位置する表層水及び/又は底面近傍に位置する底層水を濾過器により濾過して固形残滓を分別、回収し、第一の処理水を得る第一の残滓回収工程と、
    前記油脂回収後の前記廃水層の前記表層水と前記底層水との間に位置する中層水を濾過して固形残滓を分別、回収し、第二の処理水を得て、貯留する第二の処理水貯留工程と、
    前記貯留した第二の処理水で前記濾過器を洗浄して前記濾過器の濾過能力を回復させる回復工程と、
    を備える油脂及び固形残滓の分離回収方法。
  8. 前記油水分離工程と前記第一の残滓回収工程とが繰り返し行われる、請求項に記載の分離回収方法。
JP2003292532A 2003-08-12 2003-08-12 固形残滓及び油脂の分離回収処理システム、並びに分離回収方法 Expired - Fee Related JP4128924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003292532A JP4128924B2 (ja) 2003-08-12 2003-08-12 固形残滓及び油脂の分離回収処理システム、並びに分離回収方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003292532A JP4128924B2 (ja) 2003-08-12 2003-08-12 固形残滓及び油脂の分離回収処理システム、並びに分離回収方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005058912A JP2005058912A (ja) 2005-03-10
JP4128924B2 true JP4128924B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=34369849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003292532A Expired - Fee Related JP4128924B2 (ja) 2003-08-12 2003-08-12 固形残滓及び油脂の分離回収処理システム、並びに分離回収方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4128924B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104355359A (zh) * 2014-10-21 2015-02-18 天和自动化科技(苏州)股份有限公司 新型餐厨垃圾油水离心分离装置
CN104841195A (zh) * 2015-06-02 2015-08-19 中国恩菲工程技术有限公司 氯硅烷废液的净化回收装置及氯硅烷废液的净化回收方法
CN106139725A (zh) * 2016-07-22 2016-11-23 钟康亮 一种沼气池废渣废液分离过滤装置
CN106320471A (zh) * 2016-09-19 2017-01-11 武汉佳福节能环保高科股份有限公司 一种多功能环保型餐厨垃圾处理机

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4928846B2 (ja) * 2006-06-23 2012-05-09 株式会社 大都技研 油水分離油脂回収システム
JP3182587U (ja) 2013-01-15 2013-04-04 株式会社 アクセスジャパン 油水混合物から油を分離するための油水分離装置および該装置を含む油水混合物から油を分離するための油水分離システム
CN104667620A (zh) * 2013-11-28 2015-06-03 王维燊 旋转过滤式厨余残渣潲水油脂分离回收装置
CN103830958A (zh) * 2014-03-12 2014-06-04 成都市环净废弃油脂回收有限公司 餐厨垃圾处理固液分离机
CN104370385A (zh) * 2014-10-21 2015-02-25 天和自动化科技(苏州)股份有限公司 处理含油废水的油水分离装置
CN104609586A (zh) * 2015-02-12 2015-05-13 苏州美生环保科技有限公司 一种新型厨用油水分离机
CN105936516B (zh) * 2016-06-03 2018-09-11 张继龙 一种餐厨分离收集器及其使用方法
CN106422422B (zh) * 2016-09-26 2018-10-02 中为(上海)能源技术有限公司 用于煤炭地下气化工艺的废液流油水分离系统与操作方法
CN108187403A (zh) * 2018-01-15 2018-06-22 杭州梅园食品有限公司 用于污水处理的果核引水桶结构
CN109970144A (zh) * 2019-04-09 2019-07-05 广州蒙太奇电器有限公司 一种油水分离设备内部传输机构
CN112570140A (zh) * 2019-09-30 2021-03-30 科博安华新能源技术(北京)有限公司 城市固体垃圾就地处理装置水浴轻型固体垃圾分离机
CN113531620A (zh) * 2021-07-27 2021-10-22 境卫士(重庆)环保科技有限公司 一种多功能餐厨垃圾分离回收系统
CN114768304B (zh) * 2022-05-17 2023-07-14 北京恒诺信达生物技术有限公司 一种餐厨剩余物渗滤液油脂分离方法及系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104355359A (zh) * 2014-10-21 2015-02-18 天和自动化科技(苏州)股份有限公司 新型餐厨垃圾油水离心分离装置
CN104841195A (zh) * 2015-06-02 2015-08-19 中国恩菲工程技术有限公司 氯硅烷废液的净化回收装置及氯硅烷废液的净化回收方法
CN106139725A (zh) * 2016-07-22 2016-11-23 钟康亮 一种沼气池废渣废液分离过滤装置
CN106320471A (zh) * 2016-09-19 2017-01-11 武汉佳福节能环保高科股份有限公司 一种多功能环保型餐厨垃圾处理机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005058912A (ja) 2005-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4128924B2 (ja) 固形残滓及び油脂の分離回収処理システム、並びに分離回収方法
CN102583804B (zh) 高效全自动油水分离系统
US20150182881A1 (en) Floatables amd scum removal apparatus for a waste water treatment system
WO2010050795A1 (en) Kitchen wastewater treatment device
JP4928846B2 (ja) 油水分離油脂回収システム
CN109019738A (zh) 一种烟草加工污水处理工艺系统中气浮机浮渣分离装置
JP2010284578A (ja) 排水用濾過器
JP3804004B2 (ja) 有機性廃棄物処理システム
JP2002320801A (ja) ごみ油分離回収装置
CN210736362U (zh) 一种油水分离装置
JP2007111688A (ja) 雑廃水浄化処理方法ならびにその装置
JP4167864B2 (ja) 油脂を含む廃液が主成分の食品残滓から固形食品残滓と油脂を回収する処理システム。
JP2003200181A (ja) 汚水の浄化方法、およびそれに使用する汚水浄化装置、ならびに浄化槽用混入異物分離機
JP2008000712A (ja) 油水分離油脂回収装置
JP4270554B2 (ja) シンクシステム
CN203212358U (zh) 餐饮废水小型油水分离器
CN215924469U (zh) 核电厂含油废水过滤除油系统
JP2003082755A (ja) グリーストラップ
JP5756578B1 (ja) 切削液浄化装置
CN104355495B (zh) 一种油水分离设备
JP3651753B2 (ja) 油脂分除去システムと装置
CN207632609U (zh) 一种潲水除油装置
RU2244686C1 (ru) Линия для очистки нефтезагрязненных почв, грунтов и нефтешламов
JP2003181213A (ja) グリース阻集装置
JP3900163B2 (ja) 油分分離除去装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080502

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080515

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees