JP4526161B2 - 建築構造用鋳鋼 - Google Patents
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Description
【発明の属する利用分野】
本発明は、建築物の柱と梁の接合部、柱脚の接合部、部材端部に設けるエンドプレート、トラス部材の接合部等に使用される建築構造用の鋳鋼に係り、特に溶接時に溶接欠陥が発生しにくく、機械的強度が大きく、絞り値を向上させ、かつ厚み方向の変形性能が明確である構造性能に優れた建築構造用鋳鋼に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築物の構造部材としては、一般的にH型鋼等の形鋼や平板等の圧延鋼材からなる鋼材が用いられている。
【0003】
しかし、建築物の柱と梁の接合部、柱脚の接合部、部材端部に設けるエンドプレート、トラス部材の接合部等に使用される建築構造部材は、複雑な任意の形状を有しているために、前述の圧延材からなる鋼材を加工して構成することが困難であると共に、コスト高になる問題があった。
【0004】
従って、柱と梁との接合部材等の複雑な任意の形状を有する建築物の構造部材は、比較的安価に大量生産することが出来る鋳鋼が使用されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、建築物の構造部材に使用される鋳鋼には、前記圧延鋼材のような建築構造材料としてのJIS等の規格が制定されていないので、一般的には圧延鋼材用のJIS規格の中のJISG3136に相当する鋳鋼が用いられてきた。その中でもJIS規格のSN490Bの規格が一般的に使用されていた。
【0006】
このようにJIS規格のSN490Bの規格を基準にして製造した建築構造用鋳鋼を建築構造材として使用した場合には、溶接欠陥が生じ、溶接性に問題が発生することがあった。また、前述の基準にして製造された建築構造用鋳鋼は、厚み方向の絞り規制がされていないので、厚み方向の変形性能が不明であり、降伏点、引張強度等の点に於て問題が発生し、適用可能な構造部材に制限を受ける場合があった。
【0007】
本発明は前述の多くの問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、特に前述の溶接の欠陥や降伏点、引張強度等の欠陥がどのような理由によって発生するのかを求明し、かつこれ等の欠陥を改善するためには、どのような手段を用いるべきであるかについて永年に亘って研究して開発した技術である。
【0008】
本発明者等は、前述の溶接或は降伏点、引張強度等の欠陥は、鋳鋼の化学成分の中に不純物の量が多いことに原因があること、及び特に不純物の中にリン(P)及び硫黄(S)が多い場合に、前述のような問題点が発生することを解明した。従って、これ等のPとSとを所定の量以下に押えることが出来れば、前述の問題点を全て解決することが出来ることも発明した。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る建築構造用鋳鋼は、前述の多くの問題点を根本的に改善した技術であって、建築物の柱と梁の接合部、柱脚の接合部等に使用される鋳鋼に於いて、該鋳鋼の化学成分の内のリンを0.014%以下でかつ硫黄を0.007%以下とし、さらにクロムを0.27%以下にして構成したことを特徴とした建築構造用鋳鋼である。
【0010】
前述のように、建築物の柱と梁の接合部、柱脚の接合部等に使用される鋳鋼に於て、該鋳鋼の化学成分の内の所定の不純物の量を少なくして構成したので、この建築構造用鋳鋼を建築物の柱と梁の接合部等に使用した場合には、該建築構造用鋳鋼と柱、或は建築構造用鋳鋼と梁との溶接を確実かつ強固にすることが出来、溶接不良の発生を防ぐことが出来る。
【0011】
また、本発明の建築構造用鋳鋼は、所定の不純物の量を少なくしたので、降伏点、引張強度等を一定の数値以上にすることが出来ると共に、厚み方向の変形性能を明確にして、建築構造部材の品質を安定させて保障することが出来る。
【0013】
前述のように、建築構造用鋳鋼の化学成分の内のリンを0.014%以下でかつ硫黄を0.007%以下にして構成したので、該鋳鋼中に存在する不純物の中の特にリンと硫黄を著るしく少なくすることが出来る。
【0014】
このように、鋳鋼中の化学成分のリンと硫黄とを著るしく少なくすることによって、該鋳鋼と建築物の柱、梁等の溶接を確実かつ強固にすることが出来る。また、このように鋳鋼中のリンと硫黄とを著るしく少なくすることによって、降伏点、引張強度等を大きくし、該鋳鋼の厚み方向の変形性能を確保し、建築構造部材の品質を安定させることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係る建築構造用鋳鋼の一実施例を具体的に説明すると、図1は柱と梁とを接合する本発明に係る柱梁接合金物の縦断面説明図である。
【0016】
図1に於て、鉄骨建物構造物の角形断面鋼管からなる柱1とH形鋼からなる梁2とは、本発明に係る鋳鋼よりなる柱梁接合金物3を介して相互に連結されている。前記柱1と梁2の水平フランジ2a、ウェブ2bとは、図に示す如く、溶接4によって柱梁接合金物3に強固に固定されている。図中5は裏当て金であって、ノンスカラップ工法の例である。
【0017】
前記柱梁接合金物3は、次の表1のような化学成分を持って構成されている。
【0018】
【表1】
【0019】
前記従来例の鋳鋼製柱梁接合金物の化学成分を分析した処、Pが約0.02〜0.03%、Sが約0.01〜0.015%を有していたのに対して、本発明の鋳鋼製柱梁接合金物3では、前記表で明らかな如く、Pを0.014%以下とし、Sを0.007%以下としたので、鋳鋼柱梁接合金物3内の不純物の中のPとSを著るしく少なくすることが出来た。
【0020】
このような化学成分を持った本発明に係る鋳鋼製柱梁接合金物3を使用して、図1に示すように、鋳鋼製柱梁接合金物3に柱1と梁2の水平フランジ2a、ウェブ2bを溶接4によって固着した処、いずれの個所の溶接4も確実かつ強固であり、溶接欠陥が発生する恐れは全く存在しなかった。
【0021】
また、前述のような化学成分を有する本発明に係る鋳鋼製柱梁接合金物3の降伏点、引張強さ等の機械的性質について試験した結果、次の表2に示すような機械特性を有していることが判明した。
【0022】
【表2】
【0023】
本発明に係る前述の鋳鋼製柱梁接合金物3は、これを構成する化学成分の中のPとSとを前述のように極めて少なくしたので、表2のような機械的特性について試験した結果、鋳鋼製柱梁接合金物3の降伏点、引張強さ、降伏比、伸び、衝撃値を著るしく向上せしめることが出来、これによって鋳鋼製柱梁接合金物3の強度を大きくすることが出来たことが判明した。
【0024】
さらに、本発明者等は、前述のような本発明に係る鋳鋼製柱梁接合金物3の厚み方向の変形性能を調べるために、厚さ方向特性について試験した処、本発明の鋳鋼製柱梁接合金物3は次の第3表に示すような厚さ方向特性を有していることが明らかとなった。
【0025】
【表3】
【0026】
本発明に係る前述の鋳鋼製柱梁接合金物3は、これを構成する化学成分の中のPとSとを著るしく少なくしたので、表3のような厚さ方向特性について試験した結果、鋳鋼製柱梁接合金物3の絞り値を向上させることが出来、厚み方向の変形性能を明確にすると共に改善することが出来た。
【0027】
本発明者等は、前述の鋳鋼製柱梁接合金物3を作成するに当って、その鋳鋼製柱梁接合金物3を構成する化学成分の中のPとSとの量を色々変化させ、その結果完成した数種類の鋳鋼製柱梁接合金物3の厚さ方向特性について試験した結果、次に例示するような実施例或は比較例を得ることが出来た。
【0028】
【実施例1】
鋳鋼製柱梁接合金物3を構成する化学成分の中のPを0.009%、Sを0.004%にして、その他の成分の比率は表1の通りにしたままで、鋳鋼製柱梁接合金物3を製造した。このようにして製造した実施例1の鋳鋼製柱梁接合金物3について表3のような厚さ方向特性の試験をした結果、3個の絞り試験値の平均値は45%であり、前記表1及び表3に示す鋳鋼製柱梁接合金物3よりも極めて優れていることが判明した。また、この実施例1の条件で構成された鋳鋼製柱梁接合金物3は溶接適性も良く、溶接欠陥が発生する恐れは全くなかった。
【0029】
【実施例2】
鋳鋼製柱梁接合金物3の化学成分の内のPを0.012%、Sを0.005%にし、その他の条件は実施例1と同一条件で鋳鋼製柱梁接合金物3を製造した。このように製造した実施例2の鋳鋼製柱梁接合金物3について表3のような試験をした結果、3個の絞りの試験値の平均値は、42%であり、前記実施例1の鋳鋼製柱梁接合金物3よりは少し劣るが、前記表1及び表3に示す鋳鋼製柱梁接合金物3より優れていることが判明した。実施例2で製造した鋳鋼製柱梁接合金物3は溶接適性が良く、前記実施例1と同様に溶接欠陥が発生する恐れはなかった。
【0030】
【比較例1】
鋳鋼製柱梁接合金物の化学成分の内のPを0.020%、Sを0.012%にし、その他の条件を実施例1と同一の条件で鋳鋼製柱梁接合金物を製造した。このように製造した比較例1の鋳鋼製柱梁接合金物について、表3のような試験をした結果、3個の絞りの試験値の平均値は、32.6%であり、前記表1及び表3に示す鋳鋼製柱梁接合金物3より性能が劣ることが判明した。また、この比較例1の条件で構成したものは、溶接適性が少し劣り、溶接欠陥が発生する心配があった。
【0031】
【比較例2】
鋳鋼製柱梁接合金物の化学成分の内のPを0.027%、Sを0.018%にし、その他の条件を実施例1と同一の条件で鋳鋼製柱梁接合金物を製造した。このように製造した比較例2の鋳鋼製柱梁接合金物について、表3のような試験をした結果、3個の絞りの試験値の平均値は、24.9%であり、前記表1及び表3或は前記比較例1の鋳鋼製柱梁接合金物より性能が著るしく劣っており、鋳鋼製柱梁接合金物には適さないことが判明した。また、この比較例2で製造した鋳鋼製柱梁接合金物は溶接適性が悪く、溶接欠陥が発生する心配があった。
【0032】
前記の実施例1、2で明らかなように、鋳鋼製柱梁接合金物の構成に当っては、鋳鋼製柱梁接合金物を構成する化学成分のPを0.014%以下にし、かつSを0.007%以下にした場合には、溶接時に溶接欠陥が発生しにくく、機械的強度が大きく、絞り値を向上させることが出来ることが明らかとなった。
【0033】
一方で前述の比較例1、2で明らかなように、鋳鋼製柱梁接合金物の構成に当っては、鋳鋼製柱梁接合金物を構成する化学成分の中のPを0.015%以上にし、かつSを0.008%以上にした場合には、溶接時の溶接欠陥が発生する心配があると共に、絞り値が低下し、機械的強度を充分に得ることが困難であることが明らかとなった。
【0034】
【発明の効果】
本発明に於ては、建築物の柱と梁の接合部、柱脚の接合部等に使用される鋳鋼に於て、該鋳鋼の化学成分の内の所定の不純物の量を少なくして構成したので、この建築構造用鋳鋼を建築物の柱と梁の接合部等に使用した場合には、該建築構造用鋳鋼と柱、或は建築構造用鋳鋼と梁との溶接を確実かつ強固にすることが出来、溶接不良の発生を防ぐことが出来る。また、本発明の建築構造用鋳鋼は、所定の不純物の量を少なくしたので、降伏点、引張強度等を一定の数値以上にすることが出来、これによって厚み方向の変形性能を明確にして、建築構造部材の品質を安定させて保障することが出来る等の効果を有している。
【0035】
また、鋳鋼製柱梁接合金物の化学成分の内のリンを0.014%以下でかつ硫黄を0.007%以下にして構成した場合には、鋳鋼の溶接を確実かつ強固にすることが出来、機械的強度を大きくし、さらに鋳鋼の厚み方向の変形性能を明確化し、建築構造部材の品質を安定させることが出来る等の多大な効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】柱と梁とを接合する本発明に係る柱梁接合金物の縦断面説明図である。
【符号の説明】
1 柱
2 梁
2a 水平フランジ
2b ウェブ
3 鋳鋼製柱梁接合金物
4 溶接
5 裏当て金
Claims (1)
- 建築物の柱と梁の接合部、柱脚の接合部等に使用される鋳鋼に於いて、
該鋳鋼の化学成分の内のリンを0.014%以下でかつ硫黄を0.007%以下とし、さらにクロムを0.27%以下にして構成したことを特徴とした建築構造用鋳鋼。
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