JP4525932B2 - 動力伝達装置、記録装置 - Google Patents
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Description
また、記録ヘッドの下流側には、回転駆動される排出駆動ローラと、これに接して従動回転する排出従動ローラとを備えて構成された排出手段が設けられ、当該排出手段によって、記録の行われた記録用紙が、装置外部に設けられたスタッカへ向けて排出される。
本態様によれば、前記第1被駆動体の駆動トルクが所定値を超えると、前記第2被駆動体への伝達トルクがゼロとなる様構成されているので、前記第1被駆動体が主となって回転する際に前記第2被駆動体が回転することで不具合が生じる場合には、当該不具合を防止できる。例えば、上記例においては、搬送駆動ローラによる送り力が充分高く、且つ剛性の高い被記録媒体を搬送する場合の様に、搬送負荷や弛みが問題とならない場合には、排出駆動ローラへの伝達トルクをゼロにすることにより、ローラ間の協調性の低下をより一層確実に防止できる。
ホッパ11は板状体から成り、上部の揺動支点11aを中心に揺動可能に設けられ、揺動することにより、ホッパ11上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ12に圧接させる圧接姿勢と、給送ローラ12から離間させる離間姿勢と、を切り換える。給送ローラ12は側面視略D形の形状を成し、その円弧部分によって圧接した最上位の用紙Pを下流側へ給送する。
搬送手段4の下流側には、インクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)36と、当該記録ヘッド36と対向して配置される紙案内前37とが設けられている。記録ヘッド36はキャリッジ33の底部に設けられ、当該キャリッジ33は主走査方向に延びるキャリッジガイド軸34にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。
本実施形態において排出駆動ローラ41は弾性材(例えば、ゴム)によって形成されるとともに主走査方向に延びる回転軸40の軸線方向に適宜の間隔を置いて複数設けられる。排出従動ローラ42には外周に複数の歯を有する歯付きローラが用いられ(補助ローラ43も同様)、複数の排出駆動ローラ41に対応するよう主走査方向に複数設けられる。
尚、搬送手段4と排出手段5との間で、用紙Pは下方に凸となる様に撓み付けられ、これによって紙案内前37からの浮き上がりが防止され、用紙Pの記録面と記録ヘッド36との間のギャップの均一化が図られている。
先ず、図3乃至図5を参照しながら本発明の第1実施形態に係る動力伝達装置50について説明する。この動力伝達装置50は、大略的にはモータ51(図5)のトルクが常時伝達されて回転する回転体53を介して第1被駆動体54及び第2被駆動体55へモータ51のトルクを伝達する。
第2被駆動体55には円筒部55aが形成されており、この円筒部55aを搬送駆動ローラ30の軸端が軸通することで、第2被駆動体55が搬送駆動ローラ30の軸端に回転可能に設けられている。回転体53は、円筒部55aに対し回転可能に設けられており、以上により搬送駆動ローラ30、第1被駆動体54、回転体53、第2被駆動体55、のこれら構成要素が、同一回転軸線上で回転する様になっている(矢印a方向)。
尚、排出駆動ローラ41(第2被駆動体55)への伝達トルクを僅かに残すことで、排出駆動ローラ41それ自身が回転し、これにより排出駆動ローラ41への伝達トルクをゼロにする場合に比して排出駆動ローラ41による搬送負荷の発生を防止することができるとともに、搬送駆動ローラ30と排出駆動ローラ41との間における用紙Pの弛みの発生も防止することができる。
以上の様に動力伝達装置50によれば、第2被駆動体55への伝達トルクを単にゼロとするのみならず、その大きさを調整可能であるので、ローラ間の主従関係をより一層細かく調整することにより、より一層適切な用紙送りを実行することができる。
続いて、図6を参照しつつ本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る動力伝達装置60は、上記第1実施形態に係る動力伝達装置50とは異なり、主要構成要素が排出駆動ローラ41の回転軸40の側に配設されている。この動力伝達装置60は、図示しないモータのトルクが常時伝達されて回転する回転体63を介して第1被駆動体64へ前記モータのトルクを伝達し、また第1被駆動体64を介して、第2被駆動体としての回転軸40へ前記モータのトルクを伝達する。
排出駆動ローラ41の回転軸40は直接的に第2被駆動体の機能を果たしており、またこの回転軸40を回転軸として、回転体63、第1被駆動体64、が回転可能に設けられている。
またこの第2実施形態によれば、排出駆動ローラ41の回転軸40が直接第2被駆動体の機能を果たすことから、第1実施形態に係る動力伝達装置50に比べて部品点数を削減することができ、低コスト化を図ることができる。
Claims (7)
- モータのトルクを第1被駆動体及び第2被駆動体へ伝達する動力伝達装置であって、
前記第1被駆動体の駆動トルクを検出するトルク検出手段と、
前記トルク検出手段による検出結果に基づき、前記第1被駆動体の駆動トルクが減少すると前記第2被駆動体への伝達トルクを増加させ、前記第1被駆動体の駆動トルクが増加すると前記第2被駆動体への伝達トルクを減少させるトルク調整手段と、
を備えて構成されていることを特徴とする動力伝達装置。 - モータのトルクが常時伝達されて回転する回転体を介し、当該回転体と回転軸線を共通にする第1被駆動体及び第2被駆動体へ前記モータのトルクを伝達する動力伝達装置であって、
前記回転体と前記第1被駆動体との間に掛架され、前記回転体の回転に伴い、前記第1被駆動体を牽引して当該第1被駆動体を回転させる引っ張りばねと、
前記第2被駆動体における前記回転軸線周りの円周面に巻回されるコイル部を有するとともに、一端が前記回転体に固定され且つ他端が前記第1被駆動体に固定される様設けられ、開き角が減少すると前記円周面を締め付け、開き角が増加すると前記締め付けを緩めるワイヤ部材と、を備えて構成され、
前記第1被駆動体の駆動トルクが減少すると、前記引っ張りばねの伸び量が減少することにより、前記ワイヤ部材の開き角が減少して当該ワイヤ部材が前記円周面を締め付け、これによって前記第2被駆動体への伝達トルクが増加し、
前記第1被駆動体の駆動トルクが増加すると、前記引っ張りばねの伸び量が増加することにより、前記ワイヤ部材の開き角が増加して当該ワイヤ部材による前記円周面の締め付けが緩和され、これによって前記第2被駆動体への伝達トルクが減少する、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - モータのトルクが常時伝達されて回転する回転体を介し、当該回転体と回転軸線を共通にする第1被駆動体及び第2被駆動体へ前記モータのトルクを伝達する動力伝達装置であって、
前記回転体と前記第1被駆動体との間に掛架され、前記回転体の回転に伴い、前記第1被駆動体を牽引して当該第1被駆動体を回転させる引っ張りばねと、
前記第2被駆動体における前記回転軸線周りの円周面に巻回されるコイル部を有するとともに、一端が前記回転体に係止し且つ他端が前記第1被駆動体に係止する様設けられ、開き角が減少すると前記円周面を締め付け、開き角が増加すると前記締め付けを緩めるワイヤ部材と、を備えて構成され、
前記第1被駆動体の駆動トルクが減少すると、前記引っ張りばねの伸び量が減少することにより、前記ワイヤ部材の開き角が減少して当該ワイヤ部材が前記円周面を締め付け、これによって前記第2被駆動体への伝達トルクが増加し、
前記第1被駆動体の駆動トルクが増加すると、前記引っ張りばねの伸び量が増加することにより、前記ワイヤ部材の開き角が増加して当該ワイヤ部材による前記円周面の締め付けが緩和され、これによって前記第2被駆動体への伝達トルクが減少する、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の動力伝達装置において、前記第1被駆動体の駆動トルクが所定値を超えると、前記第2被駆動体への伝達トルクがゼロとなる、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
前記記録手段の上流側に設けられ、回転駆動される搬送駆動ローラとこれに接して従動回転する搬送従動ローラとを備えて構成された被記録媒体搬送手段と、
前記記録手段の下流側に設けられ、回転駆動される排出駆動ローラとこれに接して従動回転する排出従動ローラとを備えて構成された被記録媒体排出手段と、
前記搬送駆動ローラ及び前記排出従動ローラの共通の駆動源であるモータと、を備えた記録装置であって、
請求項1から4のいずれか1項に記載された前記第1被駆動体によって前記搬送駆動ローラが、前記第2被駆動体によって前記排出駆動ローラが、それぞれ回転駆動される様に請求項1から4のいずれか1項に記載された前記動力伝達装置を備えている、
ことを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
前記記録手段の上流側に設けられ、回転駆動される搬送駆動ローラとこれに接して従動回転する搬送従動ローラとを備えて構成された被記録媒体搬送手段と、
前記記録ヘッドをキャップするキャップ部材内へ負圧を供給するポンプ装置と、
前記搬送駆動ローラ及び前記ポンプ装置の共通の駆動源であるモータと、を備えた記録装置であって、
請求項1から4のいずれか1項に記載された前記第1被駆動体によって前記搬送駆動ローラが、前記第2被駆動体によって前記ポンプ装置が、それぞれ駆動される様に請求項1から4のいずれか1項に記載された前記動力伝達装置を備えている、
ことを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
前記記録手段の上流側に設けられ、回転駆動される搬送駆動ローラとこれに接して従動回転する搬送従動ローラとを備えて構成された被記録媒体搬送手段と、
前記被記録媒体搬送手段の上流側に設けられ、複数枚の被記録媒体をセット可能であるとともに最上位の被記録媒体と接し且つ回転することにより当該最上位の被記録媒体を下流側へ給送する給送ローラを備えた被記録媒体給送手段と、
前記搬送駆動ローラ及び前記給送ローラの共通の駆動源であるモータと、を備えた記録装置であって、
請求項1から4のいずれか1項に記載された前記第1被駆動体によって前記搬送駆動ローラが、前記第2被駆動体によって前記給送ローラが、それぞれ駆動される様に請求項1から4のいずれか1項に記載された前記動力伝達装置を備えている、
ことを特徴とする記録装置。
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JP2003267567A (ja) * | 2002-03-14 | 2003-09-25 | Seiko Epson Corp | 記録媒体供給用の駆動力伝達装置及び記録装置 |
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