JP4525275B2 - 電子スチルカメラ、及び、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子スチルカメラ、及び、プログラムに関する。
電子スチルカメラは、モニタ画面を備え、モニタ画面に被写体のスルー画像を表示させながらシャッターチャンスをうかがい、シャッターキーを押して撮影するのが一般的であるが、撮影者はモニタを見ながら常にいつシャッターキーを押すべきか一瞬の判断を求められており、プロの写真家でない初心者や一般の撮影者はシャッターキーを押す決断がつかないうちに「いい表情」を撮り損ねてしまったり、いいと思った瞬間にシャッターキーを押したつもりでも間に合わず、シャッターチャンスを逃してしまうことが多々ある。
また、撮影者が物他が像を見てある画像をシャッターチャンスと感知してからシャッターを押すまである程度の時間を要するため、シャッターチャンスと思って撮影した画像とは少し異なった画像が撮影されてしまうといった現象が被写体の変化の速さによって生ずる場合がある。
シャッターチャンスを逃した場合に過去に遡ってシャッターチャンス時の画像を記録可能な従来技術として、過去の画像を撮影する過去撮影技術がある(例えば、特許文献1参照)。この過去撮影技術は、被写体画像を循環的にワークメモリーに取り込んで保存しておき、シャッターキーを押した瞬間に目を閉じてしまったような場合に過去の画像に戻して所望の画像を記録できるというものである。つまり、1回のシャッター操作で過去から現在(シャッターキー押し下げ時点)まで所定時間間隔で複数毎の画像を撮影しておき、その中から所望の画像を選ぶことができるというものである。
また、本願出願人による出願、すなわち、低解像度の動画を常時撮影しておき、ある重要な場面(イベントと称する)が生じた場合にその瞬間にシャッターキーを押すと高解像度の画像を撮影できるというイベント撮影技術提案されている(特願2003−418096号、特願2003−433444号)。このイベント撮影技術においてもシャッターチャンスを逃した時のために高解像度の静止画はシャッターキーを押した時点より少し前の画像から保存している。
日本特許3042485号
電子スチルカメラのモニタ表示は通常20〜30コマ/秒で表示されているため、動きのある被写体や表情の変化にもスムーズに追従することができるが、上述したように撮影者がモニタに表示された画像を見てシャッターチャンスとして感知してからシャッターを押下げるまでにる程度の時間を要するので、表情の変化のように被写体の動きの変化が速すぎる場合には、シャッターチャンスと思って撮影した画像とは異なった表情や異なった姿勢の画像が撮影されてしまうといった課題がある。
例えば、モニタ表示を図3(a)に示すように20コマ/秒とした場合、0.05秒で1コマの画像がスルー表示されるので、撮影者がシャッターチャンスの画像と感知した画像を1コマ目の画像とし、シャッターチャンスの感知からシャッターキーの押し下げ終了まで0.5秒かかるとすると、シャッターチャンスから10目の画像が記録されることとなり、被写体の動きの変化が速すぎる場合には、1コマ目の画像と10コマ目の画像が一致せず、再生時に違和感を覚える場合がある。
具体例としては、「自分撮り」により撮影者自身の顔を撮影する場合に、「いい表情」と思ってシャッターキーを押しても間に合わず、再生してみると目を閉じていたり表情が変わってしまっていたりする場合があった。また、被写体の動きが速い場合や被写体自体は動かなくても表情のように被写体の注目部分の変化が早いような場合にも従来の技術ではシャッターチャンス時の画像とシャッターキーの押し下げにより記録される画像が異なる場合がある。
このような現象は、カメラの応答速度が遅いということが原因ではなく、撮影者自身の反応が間に合わないことを原因とする。
上述したように、電子スチルカメラのモニタ表示は20〜30コマ/秒で表示されているため、動きのある被写体や表情の変化にもスムーズに追従することができるが、モニタに表示されるビデオスルー画像自体はメモリ容量の制約の関係上、適宜間引いた粗い画像を表示している。しかし、シャッターキーを押したときに実際に記録される静止画像は高精細の画像である。モニタの方は確認のための画像であってそのものを記録するわけではないので多少粗くても差し障りはない。
上記特許文献1に開示の過去撮影技術では、1回のシャッター操作で過去から現在まで所定時間間隔で複数毎の画像を保存しておき、その中から所望の画像を選ぶことができるが、過去撮影では保存している画像のどれかを撮影した画像として選択し、記録するために複数の画像を一時的に保存する必要上、記録に耐えられる高精細の画像を複数枚保存しておかねばならないので大きな一時記憶用メモリ容量が必要となるという点と、過去に遡遡って画像を選択するための手間を要するといった課題がある。
また、高速撮影や連続撮影により、動きが速い被写体や注目部分の変化が速い被写体を撮影して1秒間に多数のコマ数の画像を記録することができるが、これによれば上記特許文献1に開示の過去撮影技術と同様の課題、つまり、記録するために複数の画像を一時的に保存する必要上、記録に耐えられる高精細の画像を大量に保存しておかねばならないため大きな一時記憶用メモリ容量が必要となるという点と、好適な画像をたくさんの画像の中から選択する手間がかかるといった課題に加え、好適な画像は大量の画像の中から選択的に得られるいわば偶然の産物であって、撮影者がシャッターチャンスを感知して撮影を行ったものでないため、撮影者にとってシャッターチャンスといえるような好適な画像がない場合もあるといった課題がある。
また、本願出願人による出願のイベント撮影技術(特願2003−418096号、特願2003−433444号)では、シャッターチャンスを逃した時のために高解像度の静止画をシャッターキーを押した時点より少し前の画像から保存する必要があるため、メモリ容量の点で特許文献1記載の過去撮影と同様の課題がある。また、シャッターチャンスを逃した時に過去の画像を選択する手間を要するといった点でも特許文献1記載の過去撮影技術と同様の課題がある。
本発明は、上記従来技術の課題を解消し、シャッターチャンス時の画像を確実に撮影し得る電子スチルカメラ、及び、プログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被写体を撮影してその画像データを生成する撮像部と、生成された画像データを表示部に表示するための表示メモリと、記録媒体に記録するための画像データを記録する記録メモリと、を備えた電子スチルカメラにおいて、前記撮像部の撮影のためのフレームレートを設定する第1のフレームレート設定手段と、この第1のフレームレート設定手段によって設定されるフレームレートよりも遅い第2のフレームレートを設定する第2のフレームレート設定手段と、前記第1のフレームレート設定手段または前記第2のフレームレート設定手段によって設定されたフレームレートで前記表示メモリを書き換えて前記表示部に被写体のビデオスルー画像を表示するスルー画像表示手段と、前記スルー画像表示手段によって被写体のビデオスルー画像が表示されている状態で、撮影指示を検出する撮像指示検出手段と、前記第1のフレームレートが設定されているときには、前記撮像指示検出手段によって撮像指示が検出された時点で前記撮像部に撮像されているものに対応する画像データについて合焦する一方、前記第2のフレームレートが設定されているときには、前記撮像指示検出手段によって撮像指示を検出する以前に前記表示メモリに表示されているものに対応する画像データについて合焦する合焦手段と、前記撮像指示検出手段によって撮像指示を検出すると、前記合焦手段によって合焦された画像データを前記記録メモリに記録するよう制御する画像データ記録制御手段と、を備える。
また、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記撮像部と前記表示部とは、前記撮像部の撮像方向と前記表示部の表示方向とが略一致する方向とそうでない方向とになるよう回動可能に接続されており、前記撮像方向と前記表示方向とが略一致するか否かを判断する判断手段を更に備え、前記第2のフレームレート設定手段は、前記判断手段によって前記撮像方向と前記表示方向とが略一致すると判断されたときに設定される。
また、上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、被写体を撮影してその画像データを生成する撮像部と、生成された画像データを表示部に表示するための表示メモリと、記録媒体に記録するための画像データを記録する記録メモリと、を備えた電子スチルカメラが具備するコンピュータを、前記撮像部の撮影のためのフレームレートを設定する第1のフレームレート設定手段、この第1のフレームレート設定手段によって設定されるフレームレートよりも遅い第2のフレームレートを設定する第2のフレームレート設定手段、前記第1のフレームレート設定手段または前記第2のフレームレート設定手段によって設定されたフレームレートで前記表示メモリを書き換えて前記表示部に被写体のビデオスルー画像を表示するスルー画像表示手段、前記第1のフレームレートが設定されているときには、前記撮像指示検出手段によって撮像指示が検出された時点で前記撮像部に撮像されているものに対応する画像データについて合焦する一方、前記第2のフレームレートが設定されているときには、前記撮像指示検出手段によって撮像指示を検出する以前に前記表示メモリに表示されているものに対応する画像データについて合焦する合焦手段、前記撮像指示検出手段によって撮像指示を検出すると、前記合焦手段によって合焦された画像データを前記記録メモリに記録するよう制御する画像データ記録制御手段、として機能させる。
本発明によれば、第1のフレームレートよりも遅い第2のフレームレートが設定されてても、撮影指示検出時にスルー表示されている画像に対応する画像データを記録することができるので、シャッターチャンス時の画像を確実に撮影し得る。
以下、本発明の実施形態について説明する。実施形態1の説明では、レンズ部が本体に対して回動可能なレンズ部回動式の電子スチルカメラ(以下、デジタルカメラ)を例として説明するが、これに限定されず、本発明は、実施形態2で説明するように、レンズ部が回転しない通常型のデジタルカメラ、つまり、レンズ部が本体にあるデジタルカメラにも適用できる。また、実施形態3及び実施形態4で説明するように、カメラ付き携帯電話機にも適用できる。
(実施形態1)
図1は本発明の撮影方法を適用可能なレンズ部回動式デジタルカメラ1の外部構成の概要説明図である。
図1(a)はデジタルカメラ1の正面図である。デジタルカメラ1はレンズ部5と本体部2とを互いに回動可能に構成した回動型デジタルカメラであり、デジタルカメラ1のレンズ部5にはストロボ発光部6及び撮像レンズ7を配している。また、図1(b)は背面図であり、背部には液晶画面4が設けられ、上部には電源キー8及びシャッターキー9を配している。
図1(c)はレンズ部5を左手で反時計回りに回動させた状態(つまり、向こう側にレンズ部5を回した状態)を示す図である。また、図1(d)はレンズ部5を左手で時計回りに回動させた状態(つまり、レンズ部5を手前側に回した状態)を示す図である。
また、図1(e)はレンズ部5を本体部2に対して反時計回り又は時計回りに180゜回動させて、レンズ部5をデジタルカメラ1の背面側に向けた状態を示す。この状態では撮影者が自分自身を被写体として撮影する「自分撮り」を行うことができる。
言い換えれば、デジタルカメラ1は撮像レンズ7による撮像方向と液晶画面4の表示方向が可動に構成されたカメラであり、撮像レンズ7による被写体の撮像方向が液晶画面4の表示方向と略一致するときに撮影者が自分自身又は撮影者の背後を被写体として撮影可能な「自分撮り」状態とする。
撮影レンズ7は、焦点距離を無段階に可変するズーム機能及びオートフォーカス(AF)機能を有しているものとする。電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッターキー9は撮影モード時に撮影タイミングを指示する撮影指示手段である。
また、ここでは図示しないが、デジタルカメラ1の背面にはモードスイッチ、メニューキー、十字キー、光学ファインダ、ストロボチャージランプ等を配している。なお、ズーム機能及びオートフォーカス機能は必須ではない。
さらに、底面には、記録媒体として用いるメモリーカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインターフェイスコネクタとして、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等が設けられているものとする。
図2は上記デジタルカメラ1の電子回路構成の一実施例を示す図である。
図2で、デジタルカメラ1は、基本モードである撮影モードにおいて合焦位置や絞り位置を移動させるモータ11、撮影レンズ7を構成するレンズ光学系12、撮像素子であるCCD13、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15、サンプルホールド回路(S/H)16、A/D変換器17、カラープロセス回路18、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19、DRAMインターフェイス(I/F)20、DRAM21、制御部22、VRAMコントローラ23、VRAM24、デジタルビデオエンコーダ25、表示部26、JPEG回路27、メモリカード28、内蔵メモリ29、キー入力部30、及びレンズ部5と本体部2の位置関係の変化を検出して検出信号を制御部22に送出する回転検出部(例えば、マイクロスイッチで構成)31がレンズ部5側(或いは、本体部2側)に設けられている。なおCCDは撮像素子の一例であってCMOSなど他の素子でもよい。
撮影モードでのモニタリング状態においては、モータ(M)11の駆動により合焦位置や絞り位置が移動され、上記撮影レンズ1を構成する光学系12の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD13が、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
デジタルカメラ1のレンズ部5が本体部2の背面(液晶画面4と同じ側に回動されたとき、つまり、制御部22が回転検出部31からの検出信号によりレンズ部5が「自分撮り」の位置にあると判定した場合には、図3の例に示すように、CCD13からの光電変換出力の出力周期は制御部22の制御により「自分撮り」以外の場合より長く設定される。例えば、「自分撮り」以外(つまり、レンズ部5が正面側にある場合(以下、「相手撮り」と記す)の撮影での出力周期を1/20(秒)〜1/30(秒)とすると、「自分撮り」の場合は1/2(秒)〜1/3(秒)に延長される。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路18で画像補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19に出力される。
DMAコントローラ19は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DRMAインターフェイス(I/F)20を介して画像メモリやワークメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送する。
制御部22はCPU、RAM、CPUで実行されるプログラムを固定的に記憶したプログラム格納用ROMおよびタイマ等を有したマイクロプロセッサ構成を有しており、CPUは上述の各回路および図示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続し、プログラム格納用ROMに格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ1全体の制御を司るものであり、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRMAインターフェイス20を介してDRAM21から読出し、その時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されているいわゆるビデオスルー画像(撮影待機画像)を表示するために、取込んだ画像データを間引いて表示メモリとしてのVRAM24に送る。
制御部22は、通常の撮影モードである「相手撮り」の場合は所定のフレームレート(例えば、1秒間に20〜30コマ)でVRAM24を書き換えて表示部26にビデオスルー画像を表示するが、制御部22が回転検出部31からの検出信号により、レンズ部5が本体部2に対して180゜回動した状態(レンズ部5がデジタルカメラ1の背面側に向いた状態(つまり、「自分撮り」状態))になったと判定すると、前述したようにCCD13の光電出力周期を制御して、所定のフレームレートより遅いフレームレート(例えば、1秒間に2〜3コマ))でVRAM24を書き換えて表示部26にビデオスルー画像を表示するようにする(図3のタイミングチャート参照)。また、レンズ部5が「相手取り」の状態に戻されるとCCD13の光電出力周期を制御し、上述した所定のフレームレートでVRAM24を書き換えて表示部26にビデオスルー画像を表示するようにする。
制御部22は、また、キー入力部30からの状態信号に対応してプログラム格納用ROMに格納されている各モードに対応の処理プログラムやメニューデータを取り出して、デジタルカメラ1の各機能の実行制御、例えば、撮像や記録画像の再生機能の実行等を行なう他、機能選択時の機能選択メニューの表示やレンズ部5の回動に対応する制御やカーソル等で指定された選択機能メニューや画像の選択決定等を行う。
デジタルビデオエンコーダ25は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ23を介してVRAM24から定期的に読み出し、これらのデータを基にビデオ信号を生成して上記表示部26に出力する。
表示部26は、上述したように撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ25からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ23から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することになる。
このように表示部26にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されているいわゆるスルー画像の表示状態で、静止画像表示を行いたいタイミングでキー入力部30を構成する上記シャッターキー9を全押し操作するとトリガ信号(撮像指示信号)を発生する。
制御部22はこのトリガ信号に応じてその時点でCCD13から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この保存記録の状態では、制御部22がDRAM21に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインターフェイス20を介してY、Cb、Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出してJPEG(Joint Photgraph cording Experts Group)回路27に書込み、このJPEG回路27でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして得た符号データを1画像のデータファイルとしてJPEG回路27から読出し、デジタルカメラ1の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード28か内蔵メモリ29のいずれか一方に記録保存される。
そして1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリカード28または内蔵メモリ29への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
上記JPEG回路27は複数の圧縮率に対応しており、圧縮率に対応させて記憶するモードは圧縮率の低い高解像度(一般に、高精密、ファイン、ノーマルなどと呼ばれる)に対応するモードと圧縮率の高い低解像度(一般にエコノミーなどと呼ばれる)モードがある。
また、高画素数から低画素数にも対応している。例えば、SXGA(1600×1200)、XGA(1024×786)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)等と呼ばれる画素サイズがある。
キー入力部30は、上述した電源キー8、シャッターキー9や、モードスイッチ、メニューキー、及び十字キー及びセットキー等から構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部22に送出される。ストロボ駆動部32は、静止画像撮影時に図示しないストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部22の制御によりストロボ閃光部6を閃光起動させる。
また、基本モードである再生モード時には、制御部22がメモリカード28又は内蔵メモリ29に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路27で画像撮影モード時にデータ圧縮した手順とまったく逆の手順で圧縮されている画像データを伸張し、伸張した画像データをVRAMコントローラ23を介してVRAM24に展開して記憶させた上で、このVRAM24から定期的に読出し、これらの画像データを元にビデオ信号を生成して表示部26で再生出力させる。
回転検出部31は回動可能に構成されているレンズ部5と本体部2の位置関係の変化(例えば、レンズ部5の回転角θ)を検出して検出信号を制御部22に送出する。回転検出部30は、本体部2側(或いは、レンズ部5側)に設けられている。ここではレンズ部5の回転角θが略0のときをレンズ部5が本体部2の正面側にあって「相手撮り」位置にあるとし、レンズ部5の回転角θが略π(=180°)のときをレンズ部5が本体部2の背面側にある「自分撮り」位置にあるとする。言い換えれば、被写体の撮像方向と液晶画面4の方向が略一致するときを「自分撮り」状態と判定する。
また、デジタルカメラ1は詳述しないが静止画だけでなく動画の記録と再生が可能であるものとする。
図3は、シャッターチャンスの感知に連携するシャッター操作のタイミングとモニタ表示のコマ数等との関係を示すタイミングチャートであり、図3の上半分、つまり、図3(a)は通常の撮影モード(第1の撮影モード)でのモニタ表示のコマ数(20コマ/秒)の例を示し、下半分、つまり、図3(b)は第2の撮影モードにおける本発明によるコマ数(2コマ/秒)の例を示す。
図3(a)に示すように、従来例のCCD13の出力周期を1/20(秒)とすると表示メモリとしてのVRAM24がCCD13の出力タイミングで生成されるスルー表示用画像データで毎秒20回書き替えられるので、モニタ表示のコマ数は20コマ/秒となる。撮影者がモニタ画像Gを見てシャッターチャンスを感知してからシャッターキー9の押し下げまでに0.5秒かかったとすると、撮影者がモニタ画像G1を見てシャッターチャンスを感知した時点Tから0.5秒後のモニタ画像G10で撮影指示Sが出されるが、DRAM21には画像G10が上書きされているので、記録される静止画像は画像G10となる。ちなみに、DRAM21の画像データ一時記憶領域(図示せず)にはCCD13の光電変換出力を元にした画像データがこの例では0.05秒毎に上書き記憶されている。
従って、従来の撮影方法では静止した被写体や動きの緩慢な被写体を撮影する場合には画像G1と画像G8にずれが生じないので問題はないが、表情等のように変化の早い被写体を撮影する場合には画像G1と画像G8にずれが生じる可能性がある。
本発明の撮影方法でカメラ1が「自分撮り」状態のときに、図3(b)に示すようにCCD13の出力周期を1/2(秒)とすると表示メモリとしてのVRAM24はCCD13の出力タイミングで生成されるスルー表示用画像データで毎秒20回書き替えられるので、モニタ表示のコマ数は2コマ/秒となる。撮影者がモニタ画像G’を見てシャッターチャンスを感知してからシャッターキー9の押し下げまでに0.5秒かかったとすると、撮影者がモニタ画像G’1を見てシャッターチャンスを感知した時点Tから0.5秒後たってもニタ画像はG’1のままであり、シャッターチャンスを感知して0.5秒後に撮影指示Sが出されてもDRAM21には画像G’1が上書きされているので、記録される静止画像は画像G’1となる。
このように、本発明のシャッターチャンス時の撮影方法によれば、モニタ画像のコマ数を制御することにより、静止した被写体や動きの緩慢な被写体を撮影する場合は勿論のこと、表情等のように変化の早い被写体を撮影する場合にもシャッターチャンス感知時の画像を記録することができる。このようにモニタ画像をよく見てからシャッターキー9を押してもシャッターチャンス時の画像を撮影し、記録することができる。なお、図示で明らかなように本発明は「自分撮り」の場合に限定されず、「相手撮り」の場合にも適用できる。
より具体的には、本発明において、モニタ表示がいわゆるコマ落としになっているのは、一見、高速処理ができなかった昔の技術のように見え勝ちではあるがそうではなく、本発明では、あえて1フレーム毎のモニタ表示時間を長くすることによって見かけ上のコマ落としを行うことにより、モニタ画面に表示される一瞬一瞬の表情を撮影者が確認し、その後でシャッターキーを押しても確認時の画像、すなわち上述したようにモニタ画面に表示されたシャッターチャンス感知時の画像が記録されるように構成されている。つまり、「一瞬を切り出すための工夫」をなしたものである。
従来の技術では、図3(a)の例に示すように「自分撮り」状態でモニタ画面に「いい表情」が表示された瞬間(これを0秒とする)から0.5秒後にシャッターキーを押したとすると「いい表情」から0.5秒後の画像が記録されるが、本発明では図3(b)の例に示すように「いい表情」から0.5秒後の画像が記録されるのではなく、0秒の画像が保存されていて、シャッターキー押し下げにより「いい表情」である0秒の画像が記録される。つまり撮影者にシャッターチャンスを決断させる0.5秒の時間を与えているのである。次のコマが撮影されるまでに1秒の時間があるとすると1秒後には次の画像に更新される。
図4は撮影モード時におけるデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。以下に示す処理は基本的に制御部22が予め固定記憶したプログラムに従って実行するものである。また、本実施形態ではシャッターキー9が2段階のストローク操作で動作し、基本的な動作として第1段階のストローク操作、つまり、シャッターキー9の「半押し」状態でAF動作を実行して合焦状態と露出状態をロックし、その後の第2段階のストローク操作、つまり、シャッターキー9の「全押し」状態でロックした合焦状態及び露出状態による撮影を行うものとする。
図4において、撮像モードで、制御部22は、先ず、回転検出部31からの信号を調べ、レンズ部5の回転角度θが0かπかを判定し、回転角度θがπのときはレンズ部5が本体部2の背面側に位置している「自分撮り」状態と判定してステップS2に進み、回転角度θが0のときはレンズ部5が本体部2の正面側に位置している「相手撮り」状態と判定してステップS3に進む(ステップS1)。
「自分撮り」の場合は、制御部22はタイミング発生器(TG)14及び垂直ドライバ15を制御してCCD13の光電出力周期を1/2(秒)に設定すると共に、ビデオスルー画像のフレームレート(表示コマ数)を2コマ/秒(つまり、2フレーム/秒)に設定してステップS4に進む(ステップS2)。
一方、「相手撮り」の場合は、制御部22はタイミング発生器(TG)14及び垂直ドライバ15を制御してCCD13の光電出力周期を1/20(秒)に設定すると共にビデオスルー画像のフレームレートを20コマ/秒に設定してステップS4に進む(ステップS3)。
次に、その時点で選択されている撮影レンズ7のズーム位置に対応した焦点距離でAE処理を実行し、適正露出値を得て絞り値及びシャッター速度を設定する(ステップS4)。
設定したシャッター速度がこのモニタ状態のフレームレートに対応した値、つまり20分の1秒を十分超える高い速度となるように調整してCCD13から画像データを得ると共に自動ホワイトバランス(AWB)処理により光源の色速度に対応したホワイトバランスになるようにカラープロセス回路18で調整を施した上で(ステップS5)、上記ステップS2で設定されたフレームレートでVRAM24をCCD13からの画像データを加工したビデオスルー画像データで書き換えて表示部26にビデオスルー画像を表示しながら(ステップS6)、制御部22はキー入力部30のシャッターキー9が半押しされたか否かを調べ、シャッターキー9が半押しされた場合はステップS8に進み、そうでない場合はステップS4に戻る(ステップS7)。
シャッターキー9が半押しされた場合は、所定のフォーカスエリアにピントが合うようにAF処理を行って合焦位置をロックする。また、このとき同時に、直前のステップS4でのAE処理で取得した絞り値とシャッター速度をロックする(ステップS8)。
制御部22は、上記のように撮影条件をロックした状態から、更にシャッターキー9が全押し操作されたか否かを調べ、シャッターキー9が全押しされた場合はステップS10に進む(ステップS9)。
シャッターキー9が全押しされた場合は、制御部22は撮像による画像データを得た後(ステップS10)、その画像データ、つまり、DRAM21の撮影画像記憶領域にシャッターキー9の全押し時点に取り込まれている画像データにデータ圧縮処理を施してファイル化してメモリカード28又は内蔵メモリ29に記録保存する(ステップS11)。次に、制御部22はユーザが撮影終了操作を行ったか否かを調べ、撮影終了操作が行われた場合は撮影処理を終了し、そうでない場合はステップS1に戻る(ステップS12)。
上記図4のフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ1は撮影モードでレンズ部5が反転されて「自分撮り」状態になると、モニタ表示するスルー画像のコマ数を落として普段より長時間表示するので、撮影者がシャッターチャンスを感知してからシャッターキー9の押し下げによる撮像指示までに少し時間がかかっても、図3(b)に示したようにシャッターチャンス時の画像を撮影し、記録することができる。また、デジタルカメラ1のレンズ部5が再度反転されて「相手撮り」状態になると、モニタ表示するコマ数を普段のコマ数に戻して撮影できる。従って、「自分撮り」の場合には撮影者自身の「いい表情」を簡単に撮影し、選択操作なしに記録することができる。
また、DRAM21に取り込む画像データは、常に上書きにより書き換えられて一時記憶され、シャッター操作による撮像指示の直前に表示されているビデオスルー画像に対応しているので、前述した特許文献1記載の過去撮影技術のように記録時に画像の選択操作を行う必要がない。
また、記録される撮影画像の解像度は相対的に高いが、ビデオスルー画像は間引きされているので解像度は相対的に低いのでVRAM24のメモリ容量を節約できる。
なお、図4のフローチャートの説明では、「自分撮り」の場合には、CCD13の光電出力周期を1/2(秒)、モニタのフレームレートを2コマ/秒に設定し、「相手撮り」の場合には1/20(秒)、モニタのフレームレートを20コマ/秒に設定したが、「自分撮り」の場合のCCD13の光電出力周期は1/2(秒)に限定されない。例えば、1/3(秒)でもよいが、1/3(秒)より長くてもよい。同様にモニタのフレームレートは2コマ/秒に限定されない。例えば、3コマ/秒でもよいが、2コマ/秒より遅くてもよい。また、「相手撮り」の場合のCCD13の光電出力周期も1/20(秒)に限定されない。例えば、1/30(秒)でもよくそれより短くてもよい。同様にモニタのフレームレートは20コマ/秒に限定されない。例えば、30コマ/秒でもよくそれより速くてもよい。
(実施形態2)
上記実施形態1では、レンズ部5が本体部2に対して180°回動可能に構成され且つ回転検出部31を備えたデジタルカメラ1を用い、レンズ部5が本体部2の背面にある場合を「自分撮り」の状態、レンズ部5が本体部2の正面にある場合を「相手撮り」の状態として、「自分撮り」の場合にモニタ画面に表示するスルー画像の表示時間を長くしてモニタ表示するコマ数を減らした「コマ落とし」を行い、撮影者にシャッターチャンス(撮影者自身の「いい表情」)時の画像を確認する時間を与え、確実に「いい表情」画像を記録できるように構成した例について述べたが、本実施例では、「相手撮り」の場合にも撮影者にシャッターチャンス時の画像を確認する時間を与え、確実にシャッターチャンス時の画像を記録できるように構成した例について述べる。
前述したように、「相手撮り」により、動きが速い被写体や注目部分の変化が速い被写体を高速撮影して1秒間に大量のコマ数の画像を記録し、選択により好適な画像を選択して得ることができるが、撮影者がシャッターチャンスを感知して撮影を行うものではない。
そこで、本実施形態2では、撮影モードとして、モニタ画面に表示するビデオスルー画像の表示時間を長くしてコマ数を減らした「コマ落としモード」を設け動きが速い被写体や注目部分の変化が速い被写体のシャッターチャンス時の画像を記録し得る撮影方法について説明する。
図5は、カメラ部が本体部に設けられたデジタルカメラの外観構成の一例を示す図であり、ここでは主として前面及び上面の構成を示す。なお、実施例1で示したデジタルカメラ1と同じ符号を付した構成部分はデジタルカメラ1の同じ符号の構成要素と同一の機能及び使用方法を有するものとする。
デジタルカメラ50は略矩形の薄板状金属外装ボディの前面に、撮影レンズ7、光学ファインダ窓4、ストロボ発光部6、及び撮影レンズ7を配設し、上面の(ユーザにとって)右側端には電源キー8及びシャッターキー9を配している。
撮影レンズ7は、焦点距離を無段階に可変するズーム機能及びAF機能を有し、電源オフ時及び基本モードである再生時にはボディ内に沈胴する。
電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッターキー9は撮影モード時に撮影タイミングを指示する撮影指示手段である。
また、ここでは図示しないが、デジタルカメラ50の背面にはモードスイッチ、メニューキー、十字キー、光学ファインダ、ストロボチャージランプ、及び表示部等を配している。さらに、底面には、記録媒体として用いるメモリーカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインターフェイスコネクタとして、例えばUSBコネクタ等が設けられているものとする。
また、デジタルカメラ50の電子回路構成は前述した実施形態1のデジタルカメラ1から回転検出部31を除いた構成とし、符号が同じ構成要素は実施形態1のデジタルカメラ1と同様の機能を備え、動作するものとする。
また、デジタルカメラ50は詳述しないが静止画だけでなく動画の記録と再生が可能であるものとする。
図6は撮影モード時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。以下に示す処理は基本的に制御部22が予め固定記憶したプログラムに従って実行するものである。また、本実施形態ではシャッターキー9が2段階のストローク操作で動作し、基本的な動作として第1段階のストローク操作、つまり、シャッターキー9の「半押し」状態でAF動作を実行して合焦状態と露出状態をロックし、その後の第2段階のストローク操作、つまり、シャッターキー9の「全押し」状態でロックした合焦状態及び露出状態による撮影を行う。1回目を撮ってから所定時間以内にユーザがシャッターキー9を一気に「全押し」すると前回の撮影でのAF値による合焦状態及び露出状態による撮影を行うものとする。
図6において、撮影モードで、制御部22は、先ず、表示部26に「コマ落ちモード」を含むモード選択メニューデータを送って液晶画面4に表示(図示せず)してモードの選択を促すので、制御部はキー入力部30から送られる信号を調べ、「コマ落ちモード」が選択された場合にはステップT2に進み、「コマ落としモード」以外の撮影モードが選択された場合はステップT5に進む(ステップT1)。
「コマ落ちモード」が選択された場合は、制御部22はタイミング発生器(TG)14及び垂直ドライバ15を制御してCCD13の光電出力周期を1/2(秒)に設定すると共に、ビデオスルー画像のフレームレートを2コマ/秒に設定してステップT3に進む(ステップT2)。
図4のフローチャートのステップS4〜S11と同様の撮影動作(AE処理、ホワイトバランス処理、スルー画像表示、シャッターキー9の半押し、オートフォーカス、シャッターチャンスにおけるシャッターキー9の全押し、撮影、シャッターチャンス時の画像記録動作)を行い(ステップT3)、記録処理終了後、撮影終了操作の有無を調べ、撮影終了操作がなされた場合は撮影モードを終了し、そうでない場合はステップT1に戻る(ステップT4)。
一方、「コマ落ちモード」以外のモードが選択された場合は、制御部22はタイミング発生器(TG)14及び垂直ドライバ15を制御してCCD13の光電出力周期を1/20(秒)に設定すると共にビデオスルー画像のフレームレートを20コマ/秒に設定し(ステップT5)、選択された撮影モードの撮影動作を行う(ステップT6)。
上記図6のフローチャートに示す動作により、デジタルカメラ50は撮影モードで「コマ落としモード」が選択されると、モニタ表示するコマ数を落として普段より長時間表示するので、撮影者がシャッターチャンスを感知してからシャッターキー9の全押し下げまでに少し時間がかかっても、シャッターチャンス時の画像を撮影し、記録することができる。従って、「相手撮り」の場合にも動きの速い被写体や注目部分の変化が速い被写体について、シャッターチャンス時の画像を撮影し、選択操作なしに記録することができる。
なお、図6のフローチャートの説明では、「コマ落としモード」の場合には、ステップT2でCCD13の光電出力周期を1/2(秒)、モニタのフレームレートを2コマ/秒に設定し、「コマ落としモード」以外の撮影モード場合にはステップT5で1/20(秒)、モニタのフレームレートを20コマ/秒に設定したが、「コマ落としモード」の場合のCCD13の光電出力周期は1/2(秒)に限定されない。例えば、1/3(秒)でもよいが、1/3(秒)より長くてもよい。同様にモニタのフレームレートは2コマ/秒に限定されない。例えば、3コマ/秒でもよいが、2コマ/秒より少なくてもよい。また、「コマ落としモード」以外の撮影モードの場合のCCD13の光電出力周期も1/20(秒)に限定されない。例えば、1/30(秒)でもよくこれより短くてもよい。同様にモニタのフレームレートは20コマ/秒に限定されない。例えば、30コマ/秒でもよく、これより速くてもよい。
また、上記実施形態2の説明では「相手撮り」専用のデジタルカメラ50を例として説明したが、本発明は、図1及び図2で説明したレンズ部回転式のデジタルカメラ1にも適用できることはいうまでもない。つまり、レンズ部回転式のデジタルカメラ1では「自分撮り」、相手撮りに関係なく「コマ落としモード」を設けておけば、図6のフローチャートに示したと同様の動作でシャッターチャンス時の画像を簡単に撮影し、記録できる。
(実施形態3)
以下、本発明をカメラ機能付きの折畳式携帯電話機に適用した場合の実施形態について説明する。
図7は、カメラ機能付き折畳携帯電話機の外観構成の一実施例を示す図であり、図7(a)は携帯電話機(開状態)の外観を示す正面図、図7(b)は背面図である。
図7において、携帯電話機100は大きく、蓋部102と本体部103から構成されている。蓋部102は本体部103側に折り込み可能に構成されている。アンテナ104は蓋部102の背面に設けられており、伸縮自在となっている。
スピーカ105は、蓋部102の前面側に設けられており、音声出力を行う。表示部(メイン表示部)106はカラー液晶表示部であり、ビデオスルー画像用のデータを一時記憶する表示メモリを備え、開状態でカメラモードへの移行を検出するとビデオスルー画像を表示する。シャッターキー107は、本体部103の側面に設けられており、カメラモードにおいて、ユーザの押圧操作により、後述する撮像レンズ112による撮像を指示する。キー入力部108は本体部103の全面に設けられており、各種機能キーや、テンキーからなる。マイク109は本体部103の下部に設けられており、音声入力を行う。また、図示しないが、本体部103の底面には、記録媒体として用いるメモリーカードを着脱するためのメモリカードスロットが設けられている。
サブ表示部110は、蓋部102の背面に設けられている。該サブ表示部110の表示面は、後述する撮像レンズ112の光軸とほぼ直交するように配置されている。サブ表示部110はビデオスルー画像用のデータを一時記憶する表示メモリをメイン表示部106と共用し、携帯電話機100が撮影モードのとき、閉状態になると「自分撮り」状態としてコマ落としされたビデオスルー画像が表示される。
背面キー111は、透明、又は半透明部材で構成され、着信の際発光するLEDを内蔵する。撮像レンズ112は、蓋部102の背面、上記サブ表示部110の下部に設けられている。バッテリーパック113は本体部103の裏面に着脱可能に設けられており、ロック部114により固定されている。ロック部114は、バッテリーパック113を本体部103に固定するためのものである。報知スピーカ115は着信などを報知するものであり、蓋部102を本体部103に閉じた状態でも報知音が聞こえるように、本体部103の裏面に配置されている。
図8は、図7の携帯電話機100の電子回路構成の一実施例を示すブロック図である。 無線送受信部116は無線によりアンテナ4を介して音声やデータを送受し変調/復調する。無線信号処理部117は、無線送受信部116で受信した音声やデータを復調し、或いは無線送受信部116から送信する音声やデータを変調するなどの無線通信に必要な処理を行う。
制御部118は、CPUと、後述する撮影モードでの撮影動作を含む動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等で構成され、蓋部102、本体部103の各種動作及び携帯電話機100全体の動作を制御する。
例えば、撮影モードにおいて、制御部118は開閉検出部120からの検出信号により携帯電話機100が開状態の場合は「相手撮り」状態として所定のフレームレート(例えば、20コマ〜30コマ/(秒))でメイン表示部106にビデオスルー表示を行い、シャッターキー107が押されると「相手撮り」撮影を行うようにDSP127及び撮影モジュール128を制御する。また、携帯電話機100が閉状態の場合は「自分撮り」状態として上記所定のフレームレートより遅いフレームレート(例えば、2コマ〜3コマ/(秒))でサブ表示部110にビデオスルー表示を行い、シャッターキー107が押されるとシャッターチャンス時の画像の撮影、記録を行うようDSP127及び撮影モジュール128を制御する(図9参照)。
検出部119はシャッターキー107が操作されたことを検出する。開閉検出部120は、光センサ、メカニカルスイッチ等で構成され、携帯電話機100が開状態(蓋部102と本体部103が開放された状態)になったのか、閉状態(本体部103に蓋部102が被さった状態)かを検出し、検出信号を制御部118に送出する。
ドライバ121は表示部106を駆動させる。ドライバ122は、サブ表示部110を駆動させる。加入者情報記憶部123は、本携帯電話機100を呼び出すための電話機番号や、ユーザ(加入者)のID等、プロフィールデータを格納する。
ROM124は、制御部118を制御する各種プログラムなどを記憶する。RAM125は無線通信端末として必要な各種データを記憶し、且つ制御部118が動作する上で必要なデータを記憶すると共に、画像メモリとして撮像された画像データも記憶する。音声信号処理部126は、マイク109から入力された音声信号を符号化処理したり、無線信号処理部117から出力された信号に基づいて復号化してスピーカ105から出力したりする。
DSP127は、撮影モジュール128に取り込まれた画像データを符号化処理し、撮影待機時には画像データを間引き処理した画像データをメイン表示部106又はサブ表示部110に送っていわゆるビデオスルー表示させる。撮影モジュール128はCCD若しくはCMOSを含み、撮像レンズ112を介して取り込まれた被写体光像を光電変換し、所定の周期で光電変換出力を撮影モジュール128に送出する。また、撮影モジュール128は焦点距離を無段階に可変するズーム機能及びオートフォーカス(AF)機能を有している。なお、ズーム機能及びオートフォーカス(AF)機能は必須ではない。
メモリーカード129は記録媒体として携帯電話機100に着脱自在に装着される。報知デバイス130は、スピーカ115、バイブレータ131、LED211を駆動するためのドライバである。
携帯電話機100が開状態のときは、制御部118からの制御信号に基き、撮影モジュール128はCCD若しくはCMOS(以下、CCDとして説明する)の光電変換出力を所定値(例えば、1/20(秒)〜1/30(秒))に設定し、DSP127はメイン表示部106にスルー表示するビデオスルー画像のフレームレートを所定のフレームレート(例えば、20〜30コマ/(秒))に設定する。
また、携帯電話機100が閉状態のときは、制御部118からの制御信号に基き、撮影モジュール128はCCDの光電変換出力を上記所定値より短い出力周期(例えば、1/2(秒)〜1/3(秒))に設定し、DSP127はサブ表示部110にスルー表示するビデオスルー画像のフレームレートを上記所定のフレームレートより遅いフレームレート(例えば、2〜3コマ/秒)に設定する。
図9は撮影モード時における携帯電話機100の動作例を示すフローチャートである。以下に示す処理は基本的に制御部118が予め固定記憶したプログラムに従って実行するものである。
ここでは、シャッターキー107は1段階のストローク操作で動作し、基本的な動作としてストローク操作、つまり、シャッターキー107を押すとAF動作を実行して合焦状態と露出状態をロックして撮影を行う。また、携帯電話機100は前述した実施形態1及び実施形態2のデジタルカメラ1と同様に静止画だけでなく動画の記録と再生が可能であるものとする。
図9で、携帯電話機100が開状態になると、制御部118は、先ず、撮影モードが選択されているか否かを調べ(ステップU1)、撮影モードが選択されている場合は再度開閉検出部120からの信号を調べ、携帯電話機100が閉状態になった場合は「自分撮り」状態と判定してステップU3に進み、開状態の場合は「相手撮り」状態と判定してステップU11に進む(ステップU2)。
「自分撮り」の場合は、制御部22は撮像モジュール128を制御してCCDの光電出力周期を第2の値(例えば、1/2(秒))に設定すると共に、DSP127を制御してサブ表示部110に表示するビデオスルー画像のフレームレートを2コマ/秒に設定してステップU4に進む(ステップU3)。
次に、その時点で選択されている撮影レンズ112のズーム位置に対応した焦点距離でAE処理を実行し、適正露出値を得て絞り値及びシャッター速度を設定し(ステップU4)、 撮影モジュール128からビデオスルー画像データを得て上記ステップS2で設定されたフレームレートで表示メモリを書き換えてビデオサブ表示部110にスルー画像を2コマ/秒で表示しながら(ステップU5)、所定のフォーカスエリアにピントが合うようにAF処理を行って合焦位置をロックする。また、このとき同時に、直前のステップU2でのAE処理で取得した絞り値とシャッター速度をロックする(ステップU6)。
制御部118はシャッターキー107が押されたか否かを調べ、シャッターキー107が押された場合はステップU8に進み、そうでない場合はステップU5に戻る(ステップU7)。
シャッターキー107が押された場合は、制御部118は上記ステップU8で取得したAF値に基く合焦状態及び露出状態により撮影を行い(ステップU8)、シャッターキー107押し下げ時点にDRAM21に取り込まれていた画像データにデータ圧縮処理を施してファイル化してメモリカード129に記録保存し(ステップU9)、他のモードが選択されていない場合はステップU1に戻り、他のモードが選択されている場合は選択されたモードの処理に移行する(ステップU10)。
一方、「相手撮り」の場合は、制御部22は撮像モジュール128を制御してCCDの光電出力周期を第1の値(例えば、1/20(秒))に設定すると共に、DSP127を制御してメイン表示部106に表示するビデオスルー画像のフレームレートを20コマ/秒に設定してステップU12に進む(ステップU11)。
次に、その時点で選択されている撮影レンズ112のズーム位置に対応した焦点距離でAE処理を実行し、適正露出値を得て絞り値及びシャッター速度を設定し(ステップU12)、撮影モジュール128からビデオスルー画像データを得て上記ステップS2で設定されたフレームレートで表示メモリを書き換えて表示部26にビデオメイン表示部106に20コマ/秒でスルー画像を表示しながら(ステップU13)、シャッターキー107が押されたか否かを調べ、シャッターキー107が押された場合はステップU15に進み、そうでない場合はステップU13に戻る(ステップU14)。
シャッターキー107が押された場合は所定のフォーカスエリアにピントが合うようにAF処理を行って合焦位置をロックする。また、このとき同時に、直前のステップU2でのAE処理で取得した絞り値とシャッター速度をロックし、ステップU8に移行する(ステップU15)。
上記図9のフローチャートに示す動作により、カメラ機能付き折畳式携帯電話機100は、撮影モード時には、開閉検出部120からの開閉検出信号を調べることにより、蓋102が閉じている間は「コマ落とし」されて通常より少ないコマ数のモニタ表示を見てシャッターチャンス時の画像であると思ったときにシャッターキー107を押せば、シャッターチャンス時の「自分撮り」画像を記録することができる。
なお、図9のフローチャートの説明では、「自分撮り」の場合には、CCDの光電出力周期を1/2(秒)、スルー画像表示のフレームレートを2コマ/秒に設定し、「相手撮り」の場合にはCCDの光電出力周期を1/20(秒)、スルー画像表示のフレームレートを20コマ/秒に設定したが、「自分撮り」の場合のCCDの光電出力周期は1/2(秒)に限定されない。同様にスルー画像表示のフレームレートは20コマ/秒に限定されない。また、「相手撮り」の場合のCCDの光電出力周期も1/20(秒)に限定されない。同様にスルー画像表示のフレームレートは20コマ/秒に限定されない。
(実施形態4)
上記実施形態3では、撮影モードにおいて、カメラ機能付きの折畳式携帯電話機100の蓋部102が閉じられた場合には「自分撮り」状態と判定してサブ表示部110に表示するスルー画像の表示時間を長くしてモニタ表示するコマ数を減らした「コマ落とし」を行い、撮影者にシャッターチャンス(撮影者自身の「いい表情」)時の画像を確認する時間を与え、確実に「いい表情」画像を記録できるように構成した例について述べたが、本実施例では、携帯電話機100で「相手撮り」を行う場合にも撮影者にシャッターチャンス時の画像を確認する時間を与え、確実にシャッターチャンス時の画像を記録できるように構成した例について述べる。
図10は撮影モード時における携帯電話機100の動作例を示すフローチャートである。以下に示す処理は基本的に制御部118が予め固定記憶したプログラムに従って実行するものである。また、シャッターキー107の機能等は実施形態3と同様とする。
図10において、携帯電話機100が開状態になると、制御部118は、先ず、撮影モードが選択されているか否かを調べ(ステップV1)、撮影モードが選択されている場合はメイン表示部106に「コマ落ちモード」を含むモード選択メニューデータを表示させ(図示せず)してモードの選択を促すので、制御部はキー入力部108から送られる信号を調べ、「コマ落ちモード」が選択された場合にはステップV3に進み、「コマ落としモード」以外の撮影モードが選択された場合はステップV6に進む(ステップV2)。
「コマ落ちモード」が選択された場合は、制御部118はCCDの光電出力周期を1/2(秒)に設定すると共に、サブ表示部110に表示するビデオスルー画像のフレームレートを2コマ/秒に設定してステップV4に進む(ステップV3)。
図9のフローチャートのステップU4〜U9と同様の撮影動作(AE処理、スルー画像表示、シャッターチャンスにおけるシャッターキー107の押し下げ、オートフォーカス、撮影、シャッターチャンス時の画像記録動作)を行い(ステップV4)、記録処理終了後、撮影終了操作の有無を調べ、撮影終了操作がなされた場合は撮影モードを終了し、そうでない場合はステップV2に戻る(ステップV5)。
一方、「コマ落ちモード」以外の撮影モードが選択された場合は、制御部118はCCDの光電出力周期を1/20(秒)に設定すると共にメイン表示部106に表示するビデオスルー画像のフレームレートを20コマ/秒に設定し(ステップV6)、図9のフローチャートのステップU12〜U15、U8、U9と同様の撮影動作(AE処理、スルー画像表示、オートフォーカス、シャッターチャンスにおけるシャッターキー107の押し下げ、撮影、シャッターチャンス時の画像記録動作)を行い、ステップV5に移行する(ステップV6)。
上記図10のフローチャートに示す動作により、携帯電話機100は撮影モードで「コマ落としモード」が選択されると、モニタ表示するコマ数を落として普段より長時間表示するので、撮影者がシャッターチャンスを感知してからシャッターキー107の押し下げまでに少し時間がかかっても、シャッターチャンス時の画像を撮影し、記録することができる。従って、「相手撮り」の場合にも動きの速い被写体や注目部分の変化が速い被写体について、シャッターチャンス時の画像を撮影し、選択操作なしに記録することができる。
なお、図6のフローチャートの説明では、「コマ落としモード」の場合には、ステップV3でCCDの光電出力周期を1/2(秒)、スルー画像のフレームレートを2コマ/秒に設定し、「コマ落としモード」以外の撮影モード場合にはステップV6で1/20(秒)、スルー画像のフレームレートを20コマ/秒に設定したが、「コマ落としモード」の場合のCCDの光電出力周期は1/2(秒)に限定されない。同様にスルー画像のフレームレートは2コマ/秒に限定されない。また、「コマ落としモード」以外の撮影モードの場合のCCDの光電出力周期も1/20(秒)に限定されない。同様にスルー画像のフレームレートは20コマ/秒に限定されない。
また、上記実施形態4の説明では折畳式の携帯電話機100を例として説明したが、本発明は、折畳式でないカメラ機能付き携帯電話機にも適用できることはいうまでもない。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
本発明の撮影方法を適用可能なレンズ部回動式のデジタルカメラの外部構成の概要説明図である。 図1のデジタルカメラの電子回路構成の一実施例を示す図である。 シャッターチャンスの感知に連携するシャッター操作のタイミングとモニタ表示のコマ数等との関係を示すタイミングチャートである。 実施形態1における撮影モード時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。 実施形態2における本発明の撮影方法を適用可能なデジタルカメラの外部構成の概要説明図である。 実施形態2における撮影モード時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。 携帯電話機の外観構成の一実施例を示す図である。 図7の携帯電話機の電子回路構成の一実施例を示すブロック図である。 実施形態3における撮影モード時のカメラ機能付き折畳式携帯電話機の動作例を示すフローチャートである。 実施形態4における撮影モード時のカメラ機能付き携帯電話機の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1、50 デジタルカメラ(電子スチルカメラ)
9、107 シャッターキー(撮像指示手段)
21 DRAM(画像メモリ)
22、118 制御部(第1のフレームレート設定手段、第2のフレームレート設定手段、、画像データ記憶制御手段、撮影指示検出手段、画像データ記録制御手段)
24 VRAM(表示メモリ)
26 表示部(スルー画像表示手段)
28、129 メモリカード(記録メモリ)
29 内蔵メモリ(記録メモリ)
31 回転検出部(方向検出手段)
100 カメラ付き携帯電話機
106 メイン表示部(表示メモリ、スルー画像表示手段)
110 サブ表示部(表示メモリ、スルー画像表示手段)
120 開閉検出部(開閉検出手段)
125 RAM(画像メモリ)
128 撮像モジュール(オートフォーカス手段、撮像手段)

Claims (3)

  1. 被写体を撮影してその画像データを生成する撮像部と、生成された画像データを表示部に表示するための表示メモリと、記録媒体に記録するための画像データを記録する記録メモリと、を備えた電子スチルカメラにおいて、
    前記撮像部の撮影のためのフレームレートを設定する第1のフレームレート設定手段と、
    この第1のフレームレート設定手段によって設定されるフレームレートよりも遅い第2のフレームレートを設定する第2のフレームレート設定手段と、
    前記第1のフレームレート設定手段または前記第2のフレームレート設定手段によって設定されたフレームレートで前記表示メモリを書き換えて前記表示部に被写体のビデオスルー画像を表示するスルー画像表示手段と
    前記スルー画像表示手段によって被写体のビデオスルー画像が表示されている状態で、撮影指示を検出する撮像指示検出手段と、
    前記第1のフレームレートが設定されているときには、前記撮像指示検出手段によって撮像指示が検出された時点で前記撮像部に撮像されているものに対応する画像データについて合焦する一方、前記第2のフレームレートが設定されているときには、前記撮像指示検出手段によって撮像指示を検出する以前に前記表示メモリに表示されているものに対応する画像データについて合焦する合焦手段と、
    前記撮像指示検出手段によって撮像指示を検出すると、前記合焦手段によって合焦された画像データを前記記録メモリに記録するよう制御する画像データ記録制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 前記撮像部と前記表示部とは、前記撮像部の撮像方向と前記表示部の表示方向とが略一致する方向とそうでない方向とになるよう回動可能に接続されており、
    前記撮像方向と前記表示方向とが略一致するか否かを判断する判断手段を更に備え、
    前記第2のフレームレート設定手段は、前記判断手段によって前記撮像方向と前記表示方向とが略一致すると判断されたときに設定されることを特徴とする請求項1記載の電子スチルカメラ。
  3. 被写体を撮影してその画像データを生成する撮像部と、生成された画像データを表示部に表示するための表示メモリと、記録媒体に記録するための画像データを記録する記録メモリと、を備えた電子スチルカメラが具備するコンピュータを、
    前記撮像部の撮影のためのフレームレートを設定する第1のフレームレート設定手段、
    この第1のフレームレート設定手段によって設定されるフレームレートよりも遅い第2のフレームレートを設定する第2のフレームレート設定手段、
    前記第1のフレームレート設定手段または前記第2のフレームレート設定手段によって設定されたフレームレートで前記表示メモリを書き換えて前記表示部に被写体のビデオスルー画像を表示するスルー画像表示手段
    前記第1のフレームレートが設定されているときには、前記撮像指示検出手段によって撮像指示が検出された時点で前記撮像部に撮像されているものに対応する画像データについて合焦する一方、前記第2のフレームレートが設定されているときには、前記撮像指示検出手段によって撮像指示を検出する以前に前記表示メモリに表示されているものに対応する画像データについて合焦する合焦手段、
    前記撮像指示検出手段によって撮像指示を検出すると、前記合焦手段によって合焦された画像データを前記記録メモリに記録するよう制御する画像データ記録制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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