JP4524885B2 - 接着剤吐出ガンの液漏れ防止機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、接着剤吐出ガンから知らぬ間に液漏れが発生するのを防止する液漏れ防止機構に関する。
【0002】
【従来技術】
この種の接着剤吐出ガンには接着剤が充填された容器を装着して使用に供されている。接着剤容器の内部の接着剤はガス圧によって常に口から吐出ガン内に排出されるように構成されている。このため、吐出ガン内に流れ込んだ接着剤が勝手に吐出口から出ないように、吐出ガンにはトリガレバーを引いたときにのみ吐出する機構やつまみによる吐出量調整機構が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、接着剤吐出ガンを使用しないときに適当なところに置いた場合など、トリガレバーが予測しない部材に当たって少し動いてしまうことがあり、液漏れが生じることがあった。また、つまみの締め付けが不完全にしたまま放置した場合にも、緩みによって液漏れが生じることがある。
【0004】
本発明は上記欠点を解消し、ワンタッチでトリガレバーを確実にロックして不測の液漏れを有効に防止することができる接着剤吐出ガンの液漏れ防止機構を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係る接着剤吐出ガンの液漏れ防止機構は、トリガレバーの操作により容器の口から押し出された接着剤をガン本体に設けられた吐出ノズルの先端から吐出する接着剤吐出ガンにおいて、トリガレバーの左右には上記ガン本体を跨ぐように配置された突片を形成し、該突片の先端側にトリガレバーの回動軸を設け、ガン本体には、上記左右の突片に対応する位置にロックシャフトを左右に移動自在に貫通させるとともに、上記左右の突片の上記ロックシャフトに対応する部位のうち一方を他方よりもロックシャフト側に突出させ、上記ロックシャフトを、上記ロックシャフト側に突出する一方の突片に係合するように移動させたときは、トリガレバーの作動をロックし、上記他方の突片に係合するように移動させたときは、トリガレバーの可動範囲における作動を許容するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は接着剤吐出ガンの側面図であり、図2は吐出ガンの要部の断面図である。同図において符号1は接着剤吐出ガンを示し、2は接着剤の容器を示す。
【0007】
接着剤吐出ガン1は、グリップ3を備えたガン本体4に吐出ノズル5を設けたもので、吐出ノズル5の基部に接着剤容器装着用の取付部6が形成され、取付部6に形成した穴7と吐出ノズル5の内部空間とが連設されている。
【0008】
ガン本体4の上部の軸部12にはトリガレバー8が回動自在に取り付けられている。トリガレバー8は、図3に示されるように、下部に断面がU字形の指掛け部9を備え、その上方に左右1対の突片10、11を分岐形成させて成るもので、一方の突片10の後部には後述のロックシャフト19に係合可能な係合部13が切欠き形成されている。
【0009】
吐出ノズル5の内部にはシールロッド14が嵌挿されている。シールロッド14の前端14aは吐出ノズル5の前端の吐出口5aに当接、離間して開閉可能とし、シールロッド14の後端はガン本体4の上部に設けられた空間部Sを貫通し、前後に移動自在に構成されている。また、シールロッド14の後部にはブロック15が固定されている。ブロック15は上記空間部内にあり、このためシールロッド14はブロック15が上記空間部S内で移動できる範囲内で前後に作動できるようになっている。
【0010】
上記ブロック15の左右両側には軸体16が設けられ、この軸体16の両端がガン本体4の左右両側から突出している。そして、上記軸体16はトリガレバー8の突片10、11に形成された長孔17に係合している。
【0011】
なお、上記空間部Sにはバネ18が配置され、このバネ18の力によりブロック15は常時前方に移動するように付勢されている。このため、通常の状態ではシールロッド14の前端は吐出ノズル5の吐出口5aの内面に当接して吐出口5aを閉じている。
【0012】
ところで、上記ガン本体4には、上記トリガレバー8の突片10の係合部13に対応する位置にロックシャフト19が左右に移動自在に貫通している。このロックシャフト19の側端は、図4(a) に示すように、ガン本体4の左右両側から選択的に突出可能となっている。つまり、ロックシャフト19はガン本体4の厚み寸法よりもやや長く、ロックシャフト19の一側端がガン本体4から突出しているときは他側端はガン本体4の表面と略面一となり、上記一側端を指で押し込むことにより、今度は上記他側端がガン本体4の表面から突出するように構成されている。
【0013】
上記構成において、接着剤容器2の口部2aをガン本体4の取付部6に装着する。容器2内の接着剤aはガス圧によって口部2aから押し出され、吐出ノズル5内に充満する。このときも、接着剤aはガス圧の作用により吐出ノズル5の先端から出ようとするが、シールロッド14の先端が吐出ノズル5の吐出口5aを閉じているから、接着剤aは吐出されない。
【0014】
そこで、図1に点線で示すようにトリガレバー8を引くと、ブロック15の軸体16を後方に移動させるから、シールロッド14がバネ18に抗して後退移動し、吐出ノズル5の吐出口5aは開いて内部の接着剤aが吐出される。トリガレバー8を離すと、ブロック15とともにシールロッド14がバネ18により前進移動し、吐出ノズル5の吐出口5aは閉じるから、接着剤aの吐出は終了する。トリガレバー8は初期位置に戻る。
【0015】
ところで、図4(a)に示すように、ロックシャフト19の一端がトリガレバー8の突片10の係合部13側に突出するように移動させると、トリガレバー8を引き操作したとき、図1に示されるように、ロックシャフト19は係合部13の内側に係合(入り込む)するので、トリガレバー8は可動範囲を十分に作動する。これに対し、図4(b)に示すように、ロックシャフト19の突出側の端部を押し込んで反対側の端部を突出させると、トリガレバー8を引き操作しようとしても、図5に示されるように、トリガレバー8の突片11の後縁がロックシャフト19に係合するので、ロックされ、引くことができない。
【0016】
このように、不使用時にはロックシャフト19によりトリガレバー8はロックすることにより、不測の部材に当たっても動くことがない。したがって、確実に液漏れが生じるのを防止することができる。
【0017】
なお、トリガレバーの突片の係合部は必ずしも切欠きである必要はない。逆に、一方の突片に凸状の係合部を形成し、この係合部にロックシャフトを係合(当接)させることによりトリガレバーをロックする構成とすることもできる。
【0018】
また、トリガレバーの一方の突片に円形の係合部を形成し、この係合部にロックシャフトを係合(挿入)させることによりトリガレバーをロックする構成とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液漏れ防止機構を含む接着剤吐出ガンの側面図
【図2】上記吐出ガンの縦断面図
【図3】トリガレバーの斜視図
【図4】 (a) (b) はそれぞれ上記吐出ガンのロックシャフト部分の横断面図
【図5】トリガレバーのロック状態説明図
【符号の説明】
2 容器
4 ガン本体
5 吐出ノズル
8 トリガレバー
10、11 突片
13 係合部
Claims (1)
- トリガレバーを有するガン本体に接着剤の容器の口を連結し、トリガレバーの操作により容器の口から押し出された接着剤をガン本体に設けられた吐出ノズルの先端から吐出する接着剤吐出ガンにおいて、トリガレバーの左右には上記ガン本体を跨ぐように配置された突片を形成し、該突片の先端側にトリガレバーの回動軸を設け、ガン本体には、上記左右の突片に対応する位置にロックシャフトを左右に移動自在に貫通させるとともに、上記左右の突片の上記ロックシャフトに対応する部位のうち一方を他方よりもロックシャフト側に突出させ、上記ロックシャフトを、上記ロックシャフト側に突出する一方の突片に係合するように移動させたときは、トリガレバーの作動をロックし、上記他方の突片に係合するように移動させたときは、トリガレバーの可動範囲における作動を許容するようにしたことを特徴とする接着剤吐出ガンの液漏れ防止機構。
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