JP4524761B2 - ネットワークファクシミリ装置 - Google Patents

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本発明は、セッション制御プロトコルに基づき、セッション制御を行ない、セッション確立後に、他のポートを用いて画像通信を行なうネットワークファクシミリ装置に関する。
ネットワークファクシミリには、セッション制御プロトコル(SIP…Session Initiation Protocol)を利用し、送受信機間をインターネットなどのネットワークを介してピア・ツゥ・ピアに接続して画像データを伝送する、所謂、SIP−FAXと呼ばれるものがある。
SIP−FAXのように送受信機間を接続して通信する方式では、相手機ビジーなどのために画像データを送信できないことがある。かかる場合、送信機は相手機がいつレディになるかを知り得ないので、一定時間(たとえば、3分)の経過を待ってから自動で再発呼して再度の送信を試みるなどのリカバリ処理が行なわれる。
一方、VoIP(Voice over Internet Protocol)を利用したIP(Internet Protocol)電話においては、通話中に着信があった場合、その着信相手の番号を記憶すると共に、後でかけ直す旨の音声応答を返信し、通話終了後にその相手に対して自動発信する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
また、通話など対話的な通信を行なうIP端末装置において、通信中に着信があったとき、その着信相手に対してメッセージを自動返信したり、着信相手からのメッセージを録音したりするなどの様々な便宜を図る技術がある(たとえば、特許文献2参照。)。
特開2005−269165号公報 特開2005−65049号公報
IP電話のような対話型通信では、通話中に着信のあった相手に対して、通信の終了後に自動発呼してつながれば、どちらから発呼しようとも、相手との対話により要件を果たすことができる。
しかしながら、SIP−FAXの場合、通信中に着信のあった相手機に対して通信の終了後に自動発呼したとしても、被呼側の相手機はファクシミリ受信動作を行なおうとするので、相手機に保留されている画像データをこちらに送信させることはできない。このため、従来は、送信機側から再発呼するしか保留中の画像データを送信する方法がなく、3分後の自動再発呼を待っていたのでは、送信ジョブを完了するまでに長い時間を要して非効率であるという問題があった。
また、再発呼までの待ち時間を短くすれば、保留中の画像データの送信完了までの時間を短縮できるが、再発呼の回数が増えてしまい、ネットワークに余計な負荷がかかり、好ましくない。
なお、着信時に画像データを受信できない原因は、他機との通信中に限らず、装置のウォームアップ中など様々に想定される。
また、受信側がビジーでなくなり着信可能となった場合でも、相手機からの受信に必要な空きメモリ容量が確保されていない場合は、受信を開始しても通信途中でエラーになってしまう。
本発明は、上記の問題点を解決しようとするものであり、自機のビジーによって発呼側で保留されている画像データの送信を、早期にかつメモリ不足による受信エラーを起こさずに完了させることのできるネットワークファクシミリ装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]セッション制御プロトコルに基づくセッション制御およびセッション確立後の画像通信を行うための通信手段と、
前記通信手段を使用して相手機とネットワークファクシミリ通信するための制御を行う制御手段と、
記憶手段と、
を備え
前記制御手段は、自機の被呼時に、発呼側からセッション確立要求を受けたが、セッション確立が行なえない場合は、前記発呼側に対して通信不可信号を返送すると共に前記発呼側のIPアドレスを前記記憶手段に記憶し、その後、セッション確立が可能となり、かつ、前記記憶手段に前記発呼側からの受信データを記憶するための空き領域が所定の基準量以上確保された場合は、前記記憶手段に記憶されている前記発呼側のIPアドレスに基づいて前記発呼側に対して発呼を行なうよう制御すると共に、発呼側からセッション確立要求を受けたが、セッション確立が行なえない場合に、前記セッション確立が行えていたならば前記発呼側が送信する予定であったデータ量を示す情報もしくは前記データ量を推定するための情報を前記発呼側から入手できた場合には、該入手した情報の示すデータ量もしくは前記情報から推定されるデータ量に応じて前記基準量を設定する
ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、他機との通信中など、画像データを受信できない状態での着呼により、相手機(発呼側)とセッションを確立できないときは、ビジー信号などの通信不可信号を自機から相手機に返信すると共に、その相手機のIPアドレスを記憶する。発呼側は、画像データの送信を保留にして、発呼先(被呼側)のIPアドレスを記憶して送信を保留にする。その後、自機がセッション確立可能な状態(受信可能なレディ状態)になり、かつ受信用の空きメモリ容量が基準量以上確保された場合は、先ほどの相手機に対して自動発呼し、該相手機から送信保留にされていた画像データを受信する。
このように、セッション確立が可能となりかつ基準量以上の空きメモリ領域が確保された場合に、送信を保留にしている相手機に発呼するので、その相手機からの受信がメモリ不足によって通信エラーになることが防止される。
上記発明では、送信予定のデータ量を示す情報もしくは該データ量を推定可能な情報を相手機から入手し、該入手した情報に基づいて基準量が設定される。
[2]セッション制御プロトコルに基づくセッション制御およびセッション確立後の画像通信を行うための通信手段と、
前記通信手段を使用して相手機とネットワークファクシミリ通信するための制御を行う制御手段と、
記憶手段と、
を備え
前記制御手段は、自機の被呼時に、発呼側からセッション確立要求を受けたが、セッション確立が行なえない場合は、前記発呼側に対して通信不可信号を返送すると共に前記発呼側のIPアドレスを前記記憶手段に記憶し、その後、セッション確立が可能となり、かつ、前記記憶手段に前記発呼側からの受信データを記憶するための空き領域が所定の基準量以上確保された場合は、前記記憶手段に記憶されている前記発呼側のIPアドレスに基づいて前記発呼側に対して発呼を行なうよう制御し、前記発呼側のIPアドレスを前記記憶手段に記憶した後にセッション確立が可能となったときに前記空き領域が前記基準量未満であった場合は、実行待ちのジョブを実行させることを前記記憶手段の記憶領域を開放させる動作として行うと共に前記実行待ちのジョブが複数ある場合は、早期に前記基準量以上の空き領域が確保されるように前記ジョブの実行順序を制御する
ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、空き容量が基準量未満の場合は、メモリを開放させる動作が行われる。たとえば、メモリを占用している出力待機ジョブを実行して、メモリを開放させるといった動作が行われる。メモリを開放させる動作はこれに限定されず任意でよく、たとえば、送信完了後も保存してある画像データなどを削除するという動作であってもかまわない。
上記発明では、早期に基準量以上の空き領域が確保されるように、実行待ちのジョブの実行順序が制御される。
]前記制御手段は、前記基準量の空き領域を確保するために必要な記憶領域のサイズと、前記各実行待ちのジョブを実行した場合に開放される記憶領域のサイズと、前記各実行待ちのジョブの実行に要する時間とに基づいて前記ジョブの実行順序を制御する
ことを特徴とする[]に記載のネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、計算により、ジョブの実行順序が制御される。たとえば、必要量のメモリが開放されかつ実行時間の短いジョブが優先的に実行される。
[4]前記制御手段は、前記各実行待ちのジョブを実行した場合に開放される記憶領域のサイズに基づいて、前記実行順序を制御する
ことを特徴とする[]に記載のネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、たとえば、必要量のメモリが開放されるジョブが優先的に実行されたり、必要量のメモリが開放されるジョブの中で実行時間の短いものが優先的に実行されたりする。
]前記制御手段は、前記実行待ちのジョブの中に単一宛先の送信ジョブと複数宛先の送信ジョブとがある場合は、単一宛先の送信ジョブを優先的に実行させる
ことを特徴とする[]に記載のネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、単一宛先の送信ジョブはその1つの宛先への送信完了によりジョブが完了してメモリが開放されるのに対し、複数宛先の送信ジョブはその複数宛先のすべてに送信完了した時点でメモリが開放されるので、早期にメモリの開放される単一宛先の送信ジョブを複数宛先の送信ジョブより優先的に実行させる。
]前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記発呼側のIPアドレスに基づいて前記発呼側に対して発呼して前記発呼側との間でセッションが確立した後、前記発呼側から画像データが送信されてくるのを待ち、所定時間の経過前に画像データが送信されてきた場合は、該画像データを受信し、前記所定時間が経過しても画像データが送信されてこない場合は、前記発呼側とのセッションを開放する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、セッション確立後、所定時間の経過前に相手機から画像データが送信されてきたときは、それを受信し、所定時間が経過しても相手機から画像データが送信されてこない場合は、そのセッションを開放する。開放により、相手機が他社機の場合や相手機で既に画像データの送信がキャンセルされている場合に対応できる。
]前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記発呼側のIPアドレスに基づいて前記発呼側に対して発呼した場合は、前記記憶手段に記憶されている前記発呼側のIPアドレスを消去する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、再発呼を1回のみに制限することができる。
本発明に係わるネットワークファクシミリ装置によれば、受信側ビジーによって送信側で画像送信が保留にされた場合に、受信側でビジーが解消されかつ受信用の空きメモリが確保されたこを条件に受信側から送信側へ発呼するので、この発呼を契機に送信側が画像を受信側へ送信するようにすれば、保留した画像の送信をメモリ不足による受信エラーを防ぎつつ、早期に完了させることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるネットワークファクシミリ装置10を含むネットワークファクシミリシステム5の構成例を示している。ネットワークファクシミリシステム5は、セッション制御プロトコルを利用して呼接続(セッションの確立)を行ない、ネットワーク2を介して送受信機間をピア・ツゥ・ピアに接続して画像情報を伝送するように構成されたファクシミリシステムである。ネットワークファクシミリシステム5は、インターネットなどのネットワーク2にSIPサーバ30と、複数のネットワークファクシミリ装置10とを接続して構成される。
SIPにおいては、ネットワーク2上に配置したSIPサーバ30(プロキシサーバ、登録サーバ、ロケーションサーバ、リダイレクトサーバなどで構成される)に各ネットワークファクシミリ装置10を特定するためのSIPアドレス(たとえば、公衆回線におけるFAXの電話番号など)とそのIPアドレスとを関連付けて登録しておき、発呼側のネットワークファクシミリ装置10からSIPサーバ30に対して宛先のSIPアドレスで呼接続を要求すると、SIPサーバ30は発呼側のネットワークファクシミリ装置10から受け取ったSIPアドレスに対応するIPアドレスを検索し、該IPアドレスを使用して発呼側のネットワークファクシミリ装置10と宛先(被呼側)のネットワークファクシミリ装置10との間での呼接続を試みるようになっている。SIPにおけるセッションの確立/終了はメソッドとこれに対応する応答とをやり取りすることで行なわれる。
ネットワークファクシミリ装置10は、セッション制御プロトコルに基づいてセッション制御を行なうネットワーク対応型のファクシミリ装置として構成されており、CPU(Central Processing Unit)を主要部とする制御部11に、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する画像読み取り部12と、画像を記録紙に印刷する画像記録部13と、操作画面の表示とユーザ操作の受け付けを行なう操作表示部14と、画像データを記憶するメモリやハードディスク装置で構成された画像記憶部15と、SIPを利用した通信に関する各種情報を記憶する記憶手段としてのネットワーク情報記憶部17と、ネットワーク2を介して他の端末やSIPサーバ30と各種のデータをやり取りする機能を果たす通信手段としてのネットワークインターフェイス(I/F)制御部18などを接続して構成される。
なお、画像読み取り部12は画像読み取りインターフェイス(I/F)部12aを介して、画像記録部13は画像記録インターフェイス(I/F)部13aを介して、操作表示部14は操作表示インターフェイス(I/F)部14aを介して、それぞれ制御部11に接続されている。
図2は、ネットワークファクシミリ装置10Cからネットワークファクシミリ装置10Bに対して画像送信を行なっている間(P5)に、ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bに対してセッション確立を要求(P6)した場合における通信の流れを示している。
送信側のネットワークファクシミリ装置10Cは、受信側のネットワークファクシミリ装置10Bに向けて、まずメソッドINVITEを発行し、セッションの確立を促す。メソッドINVITEは、プロキシサーバ31A、31Bを中継されてネットワークファクシミリ装置10Bに到達する(P1)。なお、各プロキシサーバ31A、31Bは、受け取ったメソッドINVITEの送信元に対してそれぞれ応答コード100TRYINGを返送する。応答コード100TRYINGは、後段へリクエストを転送中であることを示す応答コードである。
メソッドINVITEを受けたネットワークファクシミリ装置10Bは、応答コード180RINGINGをネットワークファクシミリ装置10Cに対して送信し(P2)、受信可能な状態にあるときは、応答コード200OKをネットワークファクシミリ装置10Cに送信する(P3)。これらはプロキシサーバ31B、31Aで中継されてネットワークファクシミリ装置10Cに到達する。ネットワークファクシミリ装置10Cは、応答コード200OKを受けると、ネットワークファクシミリ装置10Bに対して直接、メソッドACKを送信し(P4)、これにより、ネットワークファクシミリ装置10Cとネットワークファクシミリ装置10Bとの間にセッションが確立する。
セッション確立後は、任意のプロトコルで画像データのファクシミリ通信が行なわれる(P5)。たとえば、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication sector)の勧告T.37やT.38に準拠したプロトコルが使用される。ここでは、ダイレクトSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を使用して通信が行なわれている。
ネットワークファクシミリ装置10Cからネットワークファクシミリ装置10Bに対して画像送信を行なっている間に、ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bに対してセッションの確立を要求すると(P6)、メソッドINVITEがプロキシサーバ31C、31Bを中継されてネットワークファクシミリ装置10Bに到達するが、ネットワークファクシミリ装置10Bはビジーでネットワークファクシミリ装置10Aからの画像データを受信できない状態にあるので、応答コード486BusyHereをネットワークファクシミリ装置10Aに返送し、セッションが切断される(P7)。
ネットワークファクシミリ装置10Bはネットワークファクシミリ装置10Cからの画像データ受信が終了すると、ネットワークファクシミリ装置10Cに対してメソッドBYEを送信し、これに対してネットワークファクシミリ装置10Cが応答コード200OKをネットワークファクシミリ装置10Bに返信すると、回線が切断されてセッションが開放される(P8)。
通常、相手機ビジーを受けたネットワークファクシミリ装置10Aが一定時間後に再送信を試みるが、本例では、ネットワークファクシミリ装置10Cとの通信が終了して画像データの受信が可能となり、かつ受信用の空きメモリ領域が基準量(閾値の示す容量)以上確保された時点でネットワークファクシミリ装置10Bからネットワークファクシミリ装置10Aに対してセッション確立を要求し(P9)、セッション確立後にネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bへ画像データが送信されるようになっている(P10)。
次に、送受信機間の通信シーケンスを場合分けして説明する。
図3は、通常に画像送信が行なわれる場合の通信シーケンスを示している。ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bへのセッション確立要求(INVITE)に対して、ネットワークファクシミリ装置10Bからセッション確立応答(200OK)が返送されると、確認のために、ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bに対して、確認応答(ACK)が送られ、セッションが確立する(P11)。
その後、ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bへ画像データの送信が行なわれる(P12)。ここでは、SMTPのプロトコルに従って画像データが送信される。図3の通信フェーズ(P12)には、SMTPによる通信手順を詳しく示してある。セッション確立中に複数の画像送信を行なう場合は、SMTPによる通信フェーズ(P12)が繰り返し行なわれる。
画像データの送信が完了すると、SIPプロトコルに基づき、ネットワークファクシミリ装置10Aがセッション開放(BYE)を発行し、応答(200OK)が返送されてセッションが開放される(P13)。
次に、相手機ビジーの場合の動作を説明する。
図4は、ネットワークファクシミリ装置10A(発呼側)からネットワークファクシミリ装置10B(第1の相手機)に送信しようとした際に、ビジーが返送された場合の通信シーケンスを示している。ネットワークファクシミリ装置10Bがネットワークファクシミリ装置10Cと通信している間(P20)に、ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bに対して、セッション確立要求を発行すると(P21)、ネットワークファクシミリ装置10Bは、既に通信中であるため、別の画像データ受信が行なえないと判断して、ネットワークファクシミリ装置10Aに対して、486BusyHereを通信不可信号として返送する(P22)。尚、ビジーを返送する条件は、画像通信を行なうためのポートを使用中といった条件や、受信機側のメモリに十分な空きが無いと判断したような場合(NOT READY)なども含まれる。
ネットワークファクシミリ装置10Bはネットワークファクシミリ装置10Aに486BusyHereを返送するにあたって、ネットワークファクシミリ装置10A(発呼側)のIPアドレス(通信不可信号を返送した相手機のIPアドレス)を図1のネットワーク情報記憶部17などに記憶する(P23)。
486BusyHereを受信したネットワークファクシミリ装置10A(発呼側)は、画像データの送信を保留すると共に、再送信を行なうために、第1の相手機(ネットワークファクシミリ装置10B)のIPアドレスと、今回の送信に係わるジョブとを関連付けて、図1の画像記憶部15に記憶し(P24)、再送信待ちの状態に遷移する。再送信待ち時間T0は、たとえば、3分に設定される。なお、送信される画像データが、ネットワークファクシミリ装置10Aに保存されていない場合は、これを保存する。
ネットワークファクシミリ装置10B(第1の相手機)は、ネットワークファクシミリ装置10Cとの通信(P20)が終了すると(P25)、受信用の空きメモリ領域の容量が閾値以上確保されているか否かを調べ、不足時はメモリを開放させる所定の動作を行って空きメモリ容量の確保を行う(P26)。
受信用の空き領域が閾値容量以上確保されたら、ネットワーク情報記憶部17に記憶しておいた相手機(発呼側)のIPアドレスを使用してその相手機(ここではネットワークファクシミリ装置10A)に対してセッションの確立を要求する(P27)。このセッション確立要求は、送信が保留されている画像データの有無をネットワークファクシミリ装置10Aに問い合わせし、自機(ネットワークファクシミリ装置10B)に対して送信を保留している画像データが保存されている場合はそれを自機に対して送信するようにネットワークファクシミリ装置10A(発呼側)に対して要求するためのものである。そのため、ネットワークファクシミリ装置10Bはセッション確立後もSMTPによる接続要求を行なうことなく、予め定められたT2時間(たとえば、60秒)の待ち状態に入る(P29)。
ネットワークファクシミリ装置10A(発呼側)は、セッション確立要求(着呼、P27)を受けると、画像データの受信が可能か否かを判断し、受信可能な場合は、セッション確立応答を返送して(P28)、画像データの受信待ちの体勢に一旦入る。その後、予め定められたT1時間(たとえば、30秒)を待っても画像データが送信されてこない場合は、今回の着呼は保留中の画像データに対する送信要求であると判断し、送信保留中のジョブに関連付けて記憶してある第1の相手機のIPアドレス(P24で記憶したもの)と今回の着呼(セッション確立要求P27)で受けた発呼側(第2の相手機)のIPアドレスとを比較し、一致するときは、第2の相手機(発呼してきたネットワークファクシミリ装置10B)に対して、画像データの送信フェーズに係わる接続要求を行ない(P30)、画像データを送信する。
ネットワークファクシミリ装置10Bは、T2時間の経過前に相手機から接続要求を受けると、これに応答して相手機からの画像データを受信する(P31)。
この際、送信予約したジョブなどがある場合のように、送信を保留したジョブが複数個あるときは、再度、接続要求(P30)から開始して、画像データの送信を行なうようにしてもよい。
ネットワークファクシミリ装置10Aは、T1時間の経過前に第2の相手機から接続要求を受けて画像データが送信されてきた場合は、通常の発呼側からの画像送信であると判断し、画像データを受信する(図3のネットワークファクシミリ装置10B側と同様の動作となる)。
一方、着呼後、T1時間の経過前に画像データが送信されてこない場合であっても、送信保留中のジョブに関連付けて記憶してある第1の相手機のIPアドレス(P24で記憶したもの)と今回の着呼(セッション確立要求P27)で受けた第2の相手機のIPアドレスとが一致しない場合や保留した送信ジョブに係わるIPアドレスがない場合、あるいは送信を保留したジョブが規定の再送信回数オーバによって既に削除されているような場合は、図5に示すように、セッションを開放する(P41)。
また、相手機への送信が保留されていることを操作表示部14(図1)に表示し、この表示からユーザが保留中のジョブの送信をキャンセルできるようにしてもよい。このキャンセルがなされた場合にも、図5に示したように、セッションを開放する制御(P41)が行なわれる。
また、図6に示すように、ネットワークファクシミリ装置10Aは、T1時間の経過前にネットワークファクシミリ装置10B側から通信がキャンセルされた場合は(P51)、セッション開放を行なう(P52)。
なお、ネットワークファクシミリ装置10Aは、再送信待ちの状態に入ってからT0時間待っても何もない(保留中の画像データの送信やジョブのキャンセルなどがない)場合は、図7に示したように、T0時間の経過後に再度ネットワークファクシミリ装置10Bに対してセッションの確立要求を行なって(P61)、送信のリトライを行なう。
また、図8に示すように、ネットワークファクシミリ装置10B(第1の相手機)においては、ネットワークファクシミリ装置10Cとの通信中に着呼のあった相手機(発呼側)に対して、ネットワークファクシミリ装置10Cとの通信終了後(P25)に受信用の空きメモリ領域を閾値容量以上確保して(P26)からセッションの確立を要求(P27)したが、セッションが確立してからT2時間が経過しても、相手機(発呼側)から何も受信しなかった場合は、ネットワークファクシミリ装置10Bからセッション開放要求を発行してセッションを開放する(P71)。相手機(発呼側)が、図4のP30に示すような応答を行なわない機種(たとえば、他社機)の場合はこのようなシーケンスになる。
また、図9に示すように、ネットワークファクシミリ装置10B(第1の相手機)が、ネットワーク情報記憶部17に記憶している発呼側のIPアドレスを利用してセッション確立要求した場合に(P27)、その相手機(発呼側)からビジーが返送された場合は(P81)、ネットワーク情報記憶部17に記憶していた相手機(発呼側)のIPアドレスを消去し(P82)、以降のその相手機への再発呼は行なわず、送信機(この場合は、元々の発呼側であるネットワークファクシミリ装置10A)側の制御に委ねる。これにより、保留中の画像データの送信要求を同じ相手機に対して再度行なわないようになり、制御の複雑化や呼の輻輳が防止される。
以上のように、ネットワークファクシミリ装置10Bはネットワークファクシミリ装置10Cとの通信によるビジー状態が解除され(P25)、かつ受信用の空きメモリ領域を閾値容量以上確保された(P26)場合にネットワークファクシミリ装置10Aに対して発呼(P27)するので、ネットワークファクシミリ装置10から送信されてくる画像データの受信(P31)がメモリ不足によって通信エラーとなることを防ぐことができる。
図10は、上記ビジー状態が解除された場合の動作例を示している。ビジー状態を解除された時点で(P25 200OK)ネットワークファクシミリ装置10Bに出力待機ジョブ(実行待ちのジョブ)が存在しないケースや他の外部アプリケーションがメモリ資源を使っていない場合には、受信用に使用可能な空きメモリ容量が大きいと想定される。そこで、ネットワークファクシミリ装置10Cから200OKを受けた後、受信用の空きメモリ容量を調べ、この容量が予め定めた閾値以上の場合は、受信して問題ないので、初期化に必要な時間ta(数ミリ秒)の経過後、待つことなく直ちにネットワークファクシミリ装置10Aにセッション接続要求(INVITE)を発信する。
閾値の具体的数値は、受信対象の原稿の解像度、原稿サイズ、枚数などのパラメータに影響されるが、例えば600dpi、A3サイズの複雑原稿を5枚分記憶可能な空きメモリ容量を確保するとした場合、その容量は約10〜15Mバイトになり、閾値はその範囲のいずれかの値、たとえば、12Mバイトに設定される。尚、本実施の形態では、5枚分を確保することを前提に閾値を設定しているが、その枚数、メモリ容量ともに、ユーザの操作により変更可能に構成されてもよい。
ビジー状態を解除された時点で(P25 200OK)、パーソナルコンピュータなどの外部端末から送られてくる印刷データに基づいて印刷する印刷ジョブ(PCプリントジョブ)やコピージョブなどのジョブがネットワークファクシミリ装置10Bに存在する場合、これらコピージョブやPCプリントジョブなどがメモリ資源を占用しており、空きメモリ容量が小さいと想定される。そこで、ネットワークファクシミリ装置10Cから200OK(P25)を受けた後、受信用の空きメモリ容量を調べ、この容量が閾値未満の場合は受信してもメモリ不足により失敗する可能性があるため、初期化に必要な時間taを経過しでもすぐセッション接続要求(INVITE)をネットワークファクシミリ装置10Aに対して発信しない。
ネットワークファクシミリ装置10Bは、コピージョブなどの実行により、該当ジョブが占用していたメモリ領域が開放され、空きメモリ領域の容量が閾値以上になるのを待ってからネットワークファクシミリ装置10C
にセッション接続要求(INVITE)を発信する。時間(tb−ta)は空きメモリ容量が閾値以上になるまでに要した時間(開放時間)である。
メモリ領域を開放させる動作は、メモリ領域を占用している任意のジョブの実行、例えば、PCプリントジョブに係わるプリント処理の実行、FAX送信ジョブに係わる送信処理の実行などである。印刷部数が1部のPCプリントジョブの場合、1ページの出力が完了したときそのページ分のメモリ開放を行うと、1ページの出力完了毎に1ページ分のメモリ容量が開放される。1ページのメモリ容量は画像のサイズ、解像度、圧縮率などのパラメータに影響されるが、原稿サイズA3、解像度600dpiの複雑原稿の場合、約500Kバイト〜1Mバイトのメモリが使用されるので、ページ毎に該容量が開放される。
なお、図10のtb値は、一般的に空きメモリ容量が所定値以上になるデフォルトの固定値であってもよい。たとえば、電子メール送信を5秒間実行すると必要サイズのメモリ領域が開放される可能性が大であれば、該当値5秒をtbに設定し、tb経過時にINVITEを発行してもよい。また、デフォルトの固定値は数段階、たとえば、5秒/10秒/15秒などであってもよい。すなわち、ジョブの実行によってメモリが開放される場合、そのジョブを実行している経過時間からメモリの開放量を推定し、所定の時間の経過後にINVITEを発行するようにしてもよい。なお、tb値を一義的に定義しない場合は、実際の空きメモリ容量と閾値とを比較し、空きメモリ容量≧閾値となったタイミングでセッション接続要求(INVITE)を発行することになる。
閾値は、予め設定された固定値あるいはユーザが設定した値のほか、相手機が送信予定であった画像データのデータ量に基づく値が設定されてもよい。図11に示すように、ネットワークファクシミリ装置10Bは発呼側のネットワークファクシミリ装置10Aよりセッション確立要求(INVITE)を受けたが(P21)、ネットワークファクシミリ装置10Cと通信中のためビジーでセッション確立が行えない場合は、発呼側のネットワークファクシミリ装置10AのIPアドレスを記憶する(P23)と同時に、発呼側のネットワークファクシミリ装置10Aが送信予定であった画像データのデータ量を示す情報を取得可能な場合にはその取得動作を行う。
すなわち、図11に示すように発呼側のネットワークファクシミリ装置10Aにデータ量を示す情報(データ量情報)を取得する要求(情報リクエスト)を発信(P91)する。この要求に応じて発呼側のネットワークファクシミリ装置10Aからデータ量情報が返送(P92)される(情報レスポンス)。データ量情報は、送信予定の画像データ(通信データ)のデータ量を直接示す情報であってもよいし、解像度、原稿サイズなど画像データのデータ量を推定可能な情報であってもよい。たとえば、白黒の2階調画像の場合、原稿の縦サイズ×横サイズ×解像度×基準の圧縮率によりデータ量を推定することができる。
ネットワークファクシミリ装置10Bは受信したデータ量情報もしくはデータ量情報から推定した画像データのデータ量を図1の画像記憶部15に記憶する。データ量情報を取得できた場合は、このデータ量情報が示すデータ量に基づき、ネットワークファクシミリ装置10Aからの受信ジョブに必要な空きメモリ容量を算出し、この値を閾値として使用する。
次に、ネットワークファクシミリ装置10Aでの送信動作を図12の流れ図に基づいて説明する。
ネットワークファクシミリ装置10Aは、第1の相手機の相手機IPアドレスと今回実行する送信ジョブの内容や設定などを示すジョブデータとをカレントジョブ用のワークメモリにセットした後(ステップS101)、ネットワークI/F制御部18を用いてセッション確立要求を発行する(ステップS102)。
ここで、第1の相手機から情報リクエスト(図11のP91参照)を受信した場合は(ステップS103:Y)、送信予定の画像データのデータ量を示すデータ量情報(情報レスポンス、図11のP92参照)を送信する(ステップS104)。
また、相手機がビジーなど通信不可の状態でなければ(ステップS105;N)、セッションを確立させ、画像データの送信に係わる接続要求(ここでは、SMTPによる接続要求)を送信し(ステップS106)、画像データを送信する(ステップS107)。送信すべきデータが他にもある場合は(ステップS108;Y)、通信フェーズ(ステップS106、S107)を再度実行し、送信すべきデータがこれ以上ない場合は(ステップS108;N)、セッションを開放して(ステップS109)処理を終了する。
一方、相手機ビジーなどで通信不可(通信不可信号を受信)の場合は(ステップS105;Y)、再送信回数が規定回数(たとえば、3回)をオーバしているか否かを調べ、オーバしている場合は(ステップS110;Y)処理を終了し、オーバしていない場合は(ステップS110;N)、相手機IPアドレスとジョブデータとを保存し(ステップS111)、再送信待ちタイマ(T0)をセットして(ステップS112)、一旦、処理を終了する。なお、送信される画像データが、ネットワークファクシミリ装置10Aに保存されていない場合は、これを保存する。
再送信待ちタイマ(T0)がタイムアップしたときは(図7のケース)、ステップS111で保存しておいた相手機IPアドレスとジョブデータとを読み出してカレントジョブ用のワークメモリにセットし(ステップS113)、元の保存先からこの相手機IPアドレスとジョブデータとを削除する(ステップS114)。その後はステップS102へ移行して、再送信に係わる動作を実行する。なお、ステップS114にて、相手機IPアドレスとジョブデータとを削除する例を述べたが、当該ステップにおいて削除せずに、画像データの送信が終了した後のステップS109におけるセッションの開放に際して、相手機IPアドレスとジョブデータとを削除するようにしてもよい。
次に、ネットワークファクシミリ装置10Bが受信不可の状態から受信可能な状態に変化した場合(図4のP25後)の動作を図13に示す流れ図に基づいて説明する。
ネットワークファクシミリ装置10Bは、受信不可から受信可能な状態に変化したとき、受信不可中にビジー(通信不可信号)を返送した相手機(発呼側)が存在するか否かを調べる。具体的には、ネットワーク情報記憶部17の所定エリアに相手機のIPアドレス(図4のP23で記憶されるもの)が記憶されているか否かを調べる(ステップS201)。ビジー(通信不可信号)を返送した相手機が存在しない場合は(ステップS201;N)処理を終了する。
ビジー(通信不可信号)を返信した相手機(ここではネットワークファクシミリ装置10Aとする)が存在するときは(ステップS201;Y)、受信用の空きメモリ領域が閾値の示す容量(基準量)以上存在するか否かを確認する(ステップS202)。ここで、図11の情報レスポンスによって相手機からデータ量情報を取得している場合は、そのデータ量情報が示す、もしくはデータ量情報から推定したデータ量を閾値に設定して使用し、情報レスポンスを取得していない場合は、予め定めた値(固定値あるいはユーザ設定された値など)を閾値として使用する。
受信用の空きメモリ容量が閾値未満の場合は(ステップS202;N)、メモリを占用しているジョブを実行することによってメモリの開放動作を行う(ステップS203)。たとえば、出力待機中のPCプリントジョブを実行する。その後、受信用の空きメモリ容量が閾値以上存在するか否かを再び確認し(ステップS202)、閾値未満の場合はさらに次のジョブを実行してメモリを開放させる(ステップS203)といった動作を繰り返す。
このとき、出力待機中のジョブの実行順序を制御することで、閾値以上の空きメモリ容量の確保がより早期に達成されるようにしている。以下にその例を示す。
<例1> 被呼側ネットワークファクシミリ装置10Bのビジー状態を解除された時に、ネットワークファクシミリ装置10Bに下記プリントジョブJob1とJob2とがある場合:
ジョブ 部数 投入順
Job1 100 1
Job2 1 2
ここで、部数が1の場合、ページ出力毎にメモリが開放されるものとする。また部数2以上に場合はジョブの完了毎によりメモリが開放されるものとする。ジョブの完了毎よりページ出力毎に開放される場合の方が、空きメモリ容量が閾値以上に到達するまでの時間(tb)が小さく、特に枚数が多い条件では両者の差が大きい。そこで、上記のケースでは投入順が低いJob2を優先して実行することで、より早くメモリを開放させることができる。
<例2> 被呼側ネットワークファクシミリ装置10Bのビジー状態を解除された時に、ネットワークファクシミリ装置10Bに下記の出力待機中ジョブがある場合:
ジョブ ジョブタイプ 原稿枚数 投入順
Job1 G3Fax送信 20 1
Job2 ScanToEmail 20 2
同じ原稿を送信する場合、電話回線を使うG3Fax送信ジョブよりインターネットを使うScanToEmail送信ジョブ(画像データのファイルを電子メールに添付して送信するジョブ)の方が早い。特に原稿枚数や宛先数が多い条件では両者の差が大きい。そこで上記ケースでは投入順が低いJob2を優先して実行すれば、より早くメモリ開放させることができる。
<例3> 被呼側ネットワークファクシミリ装置10Bのビジー状態を解除された時に、ネットワークファクシミリ装置10Bに下記のFaxメモリ送信ジョブがある場合:
ジョブ 解像度 原稿サイズ 投入順
Job1 600dpi A3 1
Job2 200dpi A4 2
解像度と原稿サイズからJob2のデータ量はJob1より小さく、ジョブの実行時間は短いと想定できる。そこで上記ケースでは投入順が低いJob2を優先して実行すれば、より早くメモリ開放させることができる。
<例4> 被呼側ネットワークファクシミリ装置10Bのビジー状態を解除された時に、ネットワークファクシミリ装置10Bに下記のFaxメモリ送信ジョブがある場合:
ジョブ 同報 投入順
Job1 あり(宛先数100) 1
Job2 なし 2
同報なし(単一宛先)のJob2のジョブ実行時間は同報ありのJob1より短いと想定できる。そこで上記ケースでは投入順が低いJob2を優先して実行すれば、より早くメモリ開放することができる。
受信用の空きメモリ容量が閾値以上存在することが確認されたら(図13、ステップS202:Y)、その相手機(ネットワークファクシミリ装置10A)に対するセッション確立要求を発行し(ステップS204)、相手機(発呼側)ビジーの場合は(ステップS205;Y)、その相手機(発呼側)のIPアドレスをネットワーク情報記憶部17から削除して(ステップS206)処理を終了する。これは図9に示すネットワークファクシミリ装置10Bの動作に相当する。
相手機ビジーでないときは(ステップS205;N)、セッション確立後、接続要求待ちタイマ(T2)をセットする(ステップS207)。その後、接続要求待ちタイマ(T2)がタイムアップするまでの間(ステップS212;N)、相手機から画像データの送信に関する接続要求が受信されるか否か(ステップS208)と、セッションの開放要求があるか否か(ステップS211)とを監視する。
接続要求待ちタイマ(T2)がタイムアップする前に接続要求を受信した場合は(ステップS208;Y)、接続要求待ちタイマ(T2)をリセットし(ステップS209)、画像データの受信動作を行ない(ステップS210)、再び接続要求待ちタイマ(T2)をセットする。これは、相手機から複数回連続して画像データの送信が行なわれる場合に対応したものである。
接続要求待ちタイマ(T2)がタイムアップする前にセッション開放要求(相手機からのBYE)を受けた場合(ステップS211;Y)もしくは接続要求待ちタイマ(T2)がタイムアップしたときは(ステップS212;Y)、接続要求待ちタイマ(T2)をリセットした後(ステップS213)、セッションを開放する(ステップS214)。なお、該セッションの開放は、接続要求待ちタイマ(T2)がタイムアップした場合は自機から相手機へBYEを送信し(図8のケース)、セッション解放要求を受けたときは相手機に200OKを返信する(図5のケース)。
次に、ネットワークファクシミリ装置10がセッション確立要求を受信した場合の動作を図14に示す流れ図に基づいて説明する。
ネットワークファクシミリ装置10が、ネットワークI/F制御部18を介してセッション確立要求を受けると、セッション確立可能か否かを判断し(ステップS301)、セッション確立不可、たとえば、他機との通信中で画像データを受信できないときは(ステップS302;N)、相手機IPアドレスを保存し(ステップS303)、情報リクエストを相手機に送信してデータ量情報を取得して記憶し(ステップS304)、その相手機にビジー(通信不可信号)を返信して(ステップS305)処理を終了する。このケースは図11のネットワークファクシミリ装置10BにおけるP21、P22、P23、P91、P92に相当する。なお、閾値として予め設定された値を使用する場合には、データ量情報の取得処理は行わなくてもよい。
受信可能な場合は(ステップS302;Y)、ネットワークI/F制御部18を用いてセッション確立応答を返送し(ステップS306)、受信待ちタイマ(T1)をセットする(ステップS307)。その後、受信待ちタイマ(T1)がタイムアップするまでの間(ステップS314;N)、相手機(第2の相手機、ネットワークファクシミリ装置10B)から画像データの送信に関する接続要求が受信されるか否か(ステップS308)と、セッションの開放要求があるか否か(ステップS311)とを監視する。
受信待ちタイマ(T1)がタイムアップする前に接続要求を受信した場合は(ステップS308;Y)、図3に示すような通常の画像受信となり、受信待ちタイマ(T1)をリセットし(ステップS309)、画像データの受信動作を行ない(ステップS310)、再び受信待ちタイマ(T1)をセットする(ステップS307)。これは、相手機から複数回連続して画像データの送信が行なわれる場合に対応したものである。
受信待ちタイマ(T1)がタイムアップする前にセッション開放要求(相手機からのBYE)を受けた場合は(ステップS311;Y、図6のケース)、受信待ちタイマ(T1)をリセットし(ステップS312)、セッションを開放して(ステップS313)処理を終了する。
受信待ちタイマ(T1)がタイムアップしたときは(ステップS314;Y)、今回の着呼は保留中の画像データに対する送信要求であると判断し、送信保留中のジョブと関連付けて記憶されているIPアドレスがあるか否か(送信保留中の画像データの有無)を調べ(ステップS315)、送信保留中のIPアドレスがない場合は(ステップS315;N)、セッションを開放して(ステップS317、図5のケース)処理を終了する。
また送信保留中のジョブと関連付けて記憶されているIPアドレスがあるときは(ステップS315;Y)、その保留中の送信ジョブに係わる第1の相手機のIPアドレスと今回の発呼してきた第2の相手機のIPアドレスとを比較し、それらが一致しないときは(ステップS316;N)、セッションを開放し(ステップS317、図5のケース)、一致するときは(ステップS316;Y)、図12のステップS106へ移行し、保留してある画像データを相手機(第2の相手機)に送信する動作を行なう(図4でP30となるケース)。
このように、受信側ビジーなどによって画像データの送信が保留された場合に、受信側ビジーが解消され、かつ受信用の空きメモリ領域が閾値容量以上確保された時点で受信側から送信側へ発呼し、保留されている画像データの送信を要求するので、送信側から再送信待ち時間T2後に再発呼する場合に比べて、保留中の画像データの送信を早期に完了させることができると共に、閾値以上の空きメモリを確保してから発呼するので、受信開始後にメモリ不足で通信エラーになることが防止される。
特に、ネットワークファクシミリでは、画像データの送信に要する時間が公衆回線を利用したファクシミリ装置に比べて短時間となる場合が多く、相手機ビジーの状態が早期に解消されやすいので、本発明による効果が顕著となる。
さらに、保留中の画像データに対する送信要求の伝達を、特別な信号を付加することなく、接続要求待ちタイマ(T2)および受信待ちタイマ(T1)の追加で実現しているので、標準手順のネットワークファクシミリ装置と通信した場合にも互いに動作異常を来すことがなく、ファクシミリ装置としての汎用性が確保される。なお、ネットワークファクシミリ装置10Bからネットワークファクシミリ装置10Aに対して特定の信号を送信することにより、保留中の画像データを送信すべきことをネットワークファクシミリ装置10Aに伝達するように構成されてもよい。
図15は、図13のステップS203においてメモリの開放動作としてジョブを実行する際の実行順序の決め方の別法を例示している。ここでは、空き容量が閾値を超えるまでの時間tbが最も短くなるように、出力待機ジョブの実行順序を決定する。
まず、空き容量が閾値を超えるために必要な開放するべきメモリ容量(必要開放容量)を算出する(ステップS401)。必要開放容量=閾値が示す容量−現在の空き容量、の演算により求める。図15の例では必要開放容量は10Mバイトとする。
次に出力待機中の各ジョブにつき、その実行時間(実行に要する予測時間)と実行により開放されるメモリ容量(開放メモリ容量)とをそれぞれ求める(ステップS402)。図15の例では、投入順位1のJOB1、投入順位2のJOB2、投入順位3のJOB3、投入順位4のJOB4の4つのジョブが出力待機ジョブとして存在し、JOB1は開放メモリ容量は5Mバイトで実行時間は30秒、JOB2は開放メモリ容量は8Mバイトで実行時間は60秒、JOB3は開放メモリ容量は11Mバイトで実行時間は95秒、JOB4は開放メモリ容量は6Mバイトで実行時間は40秒と求められている。
次に、必要開放容量を得られる出力待機ジョブの組み合わせを求め、各組毎の実行時間を算出する(ステップS403、S404)。図15の例では、1つのジョブで必要開放容量(10Mバイト)を得ることができるのはJOB3のみであり、その開放メモリ容量は11Mバイトで実行時間は95秒である。また2つのジョブの組み合わせで必要開放容量(10Mバイト)を得ることができるのは、JOB1とJOB2、JOB1とJOB4、JOB2とJOB4である。JOB1とJOB2の組み合わせは開放メモリ容量13Mバイトで実行時間が90秒、JOB1とJOB4の組み合わせは開放メモリ容量11Mバイトで実行時間が70秒、JOB2とJOB4の組み合わせは開放メモリ容量14Mバイトで実行時間が100秒である。
この中で実行時間が最も短いJOB1とJOB4の組み合わせを優先的に実行するジョブに選択し、これらのジョブが優先実行されるようにジョブの実行順序を変更する(ステップS405)。この例では、投入順位4のJOB4の実行順位を2位に変更することで、JOB1とJOB4とを優先実行されている。これにより、閾値以上の空きメモリ容量を最短時間で確保することができる。
なお、ページ毎にメモリが開放される場合をさらに考慮に入れてジョブの実行順序を制御するように構成されてもよい。たとえば、図15に示した例でJOB2がページ毎にメモリの開放されるジョブであり、8Mバイト中の5Mバイトが開放されるまでの時間が35秒の場合には、JOB1の30秒とJOB2途中までの35秒を合わせた65秒が実行時間となるJOB1とJOB2との組み合わせが最短時間の組み合わせとなり、これらをJOB1(全部実行する必要のあるジョブ)、JOB2(途中まで実行すればよいジョブ)の順に実行するように実行順序を制御する。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、T0時間:3分、T1時間:30秒、T2時間:60秒としたが、T2時間とT1時間は、T2時間>T1時間の関係が満たされればよく、例示した時間に限定されない。また、T0時間は、T2時間やT1時間との大小関係は問わず、任意の長さに設定すればよい。
実施の形態では、tbを小さくするためにジョブの実行順序を制御したが、実行順序は投入順のままであってもかまわない。また、実行順序はtbが最も短くなるように制御することが好ましいが、tbが短くなる方向への順序変更であれば、最短でなくてもかまわない。
本発明の実施の形態に係わるネットワークファクシミリ装置の概略構成、およびネットワークファクシミリシステムの構成例を示す説明図である。 ネットワークファクシミリ装置Cからネットワークファクシミリ装置Bに対する画像送信中に、ネットワークファクシミリ装置Aからネットワークファクシミリ装置Bに対してセッション確立を要求した場合の通信シーケンス全体を示す説明図である。 通常に画像送信が行なわれる場合の通信シーケンスを示す説明図である。 ネットワークファクシミリ装置Aからネットワークファクシミリ装置Bに送信しようとした際に、ビジーが返送された場合の通信シーケンスを示す説明図である。 保留中の画像データの送信要求を受けたネットワークファクシミリ装置Aが、IPアドレスの不一致などによりセッションを開放する場合の通信シーケンスを示す説明図である。 受信待ちタイマ(T1)のタイムアップ前に相手機からセッション解放要求を受けた場合の通信シーケンスを示す説明図である。 再送信待ちタイマ(T0)のタイムアップにより再発呼を行なう場合の通信シーケンスを示す説明図である。 保留中の画像データの送信要求を行なったが、接続要求待ちタイマ(T2)のタイムアップ前に相手機から応答がない場合の通信シーケンスを示す説明図である。 保留中の画像データの送信要求を行なったが、相手機からビジーが返送された場合の通信シーケンスを示す説明図である。 ビジー状態が解除された場合の通信シーケンスを示す説明図である。 データ量情報を取得する場合の通信シーケンスを示す説明図である。 ネットワークファクシミリ装置の送信動作を示す流れ図である。 受信不可の状態から受信可能に変化した場合におけるネットワークファクシミリ装置の動作を示す流れ図である。 セッション確立要求を受信した場合のネットワークファクシミリ装置の動作を示す流れ図である。 出力待機ジョブの実行順序を決定する処理の流れおよび具体例を示す説明図である。
符号の説明
2…ネットワーク
5…ネットワークファクシミリシステム
10…ネットワークファクシミリ装置
10A…送信機となるネットワークファクシミリ装置
10B…受信機となるネットワークファクシミリ装置
10C…受信機10Bと通信する他のネットワークファクシミリ装置
11…制御部
12…画像読み取り部
12a…画像読み取りI/F部
13…画像記録部
13a…画像記録I/F部
14…操作表示部
14a…操作表示I/F部
15…画像記憶部
17…ネットワーク情報記憶部
18…ネットワークI/F制御部
30…SIPサーバ
31A、31B、31C…プロキシサーバ

Claims (7)

  1. セッション制御プロトコルに基づくセッション制御およびセッション確立後の画像通信を行うための通信手段と、
    前記通信手段を使用して相手機とネットワークファクシミリ通信するための制御を行う制御手段と、
    記憶手段と、
    を備え
    前記制御手段は、自機の被呼時に、発呼側からセッション確立要求を受けたが、セッション確立が行なえない場合は、前記発呼側に対して通信不可信号を返送すると共に前記発呼側のIPアドレスを前記記憶手段に記憶し、その後、セッション確立が可能となり、かつ、前記記憶手段に前記発呼側からの受信データを記憶するための空き領域が所定の基準量以上確保された場合は、前記記憶手段に記憶されている前記発呼側のIPアドレスに基づいて前記発呼側に対して発呼を行なうよう制御すると共に、発呼側からセッション確立要求を受けたが、セッション確立が行なえない場合に、前記セッション確立が行えていたならば前記発呼側が送信する予定であったデータ量を示す情報もしくは前記データ量を推定するための情報を前記発呼側から入手できた場合には、該入手した情報の示すデータ量もしくは前記情報から推定されるデータ量に応じて前記基準量を設定する
    ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
  2. セッション制御プロトコルに基づくセッション制御およびセッション確立後の画像通信を行うための通信手段と、
    前記通信手段を使用して相手機とネットワークファクシミリ通信するための制御を行う制御手段と、
    記憶手段と、
    を備え
    前記制御手段は、自機の被呼時に、発呼側からセッション確立要求を受けたが、セッション確立が行なえない場合は、前記発呼側に対して通信不可信号を返送すると共に前記発呼側のIPアドレスを前記記憶手段に記憶し、その後、セッション確立が可能となり、かつ、前記記憶手段に前記発呼側からの受信データを記憶するための空き領域が所定の基準量以上確保された場合は、前記記憶手段に記憶されている前記発呼側のIPアドレスに基づいて前記発呼側に対して発呼を行なうよう制御し、前記発呼側のIPアドレスを前記記憶手段に記憶した後にセッション確立が可能となったときに前記空き領域が前記基準量未満であった場合は、実行待ちのジョブを実行させることを前記記憶手段の記憶領域を開放させる動作として行うと共に前記実行待ちのジョブが複数ある場合は、早期に前記基準量以上の空き領域が確保されるように前記ジョブの実行順序を制御する
    ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
  3. 前記制御手段は、前記基準量の空き領域を確保するために必要な記憶領域のサイズと、前記各実行待ちのジョブを実行した場合に開放される記憶領域のサイズと、前記各実行待ちのジョブの実行に要する時間とに基づいて前記ジョブの実行順序を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のネットワークファクシミリ装置。
  4. 前記制御手段は、前記各実行待ちのジョブを実行した場合に開放される記憶領域のサイズに基づいて、前記実行順序を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のネットワークファクシミリ装置。
  5. 前記制御手段は、前記実行待ちのジョブの中に単一宛先の送信ジョブと複数宛先の送信ジョブとがある場合は、単一宛先の送信ジョブを優先的に実行させる
    ことを特徴とする請求項4に記載のネットワークファクシミリ装置。
  6. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記発呼側のIPアドレスに基づいて前記発呼側に対して発呼して前記発呼側との間でセッションが確立した後、前記発呼側から画像データが送信されてくるのを待ち、所定時間の経過前に画像データが送信されてきた場合は、該画像データを受信し、前記所定時間が経過しても画像データが送信されてこない場合は、前記発呼側とのセッションを開放する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のネットワークファクシミリ装置。
  7. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記発呼側のIPアドレスに基づいて前記発呼側に対して発呼した場合は、前記記憶手段に記憶されている前記発呼側のIPアドレスを消去する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のネットワークファクシミリ装置。
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