JP4228318B2 - ネットワークファクシミリ装置およびネットワークファクリミリシステム - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置およびネットワークファクリミリシステム Download PDF

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Description

本発明は、セッション制御プロトコルに基づき、セッション制御を行ない、セッション確立後に、他のポートを用いて画像通信を行なうネットワークファクシミリ装置に関する。
ネットワークファクシミリには、セッション制御プロトコル(SIP…Session
Initiation Protocol)を利用し、送受信機間をインターネットなどのネットワークを介してピア・ツゥ・ピアに接続して画像データを伝送する、所謂、SIP−FAXと呼ばれるものがある。
SIP−FAXのように送受信機間を接続して通信する方式では、相手機ビジーなどのために画像データを送信できないことがある。かかる場合、送信機は相手機がいつレディになるかを知り得ないので、一定時間(たとえば、3分)の経過を待ってから自動で再発呼して再度の送信を試みるなどのリカバリ処理が行なわれる。
一方、VoIP(Voice over Internet Protocol)を利用したIP(Internet Protocol)電話においては、通話中に着信があった場合、その着信相手の番号を記憶すると共に、後でかけ直す旨の音声応答を返信し、通話終了後にその相手に対して自動発信する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
また、通話など対話的な通信を行なうIP端末装置において、通信中に着信があったとき、その着信相手に対してメッセージを自動返信したり、着信相手からのメッセージを録音したりするなどの様々な便宜を図る技術がある(たとえば、特許文献2参照。)。
特開2005−269165号公報 特開2005−65049号公報
IP電話のような対話型通信では、通話中に着信のあった相手に対して、通信の終了後に自動発呼してつながれば、どちらから発呼しようとも、相手との対話により要件を果たすことができる。
しかしながら、SIP−FAXの場合、通信中に着信のあった相手機に対して通信の終了後に自動発呼したとしても、被呼側の相手機はファクシミリ受信動作を行なおうとするので、相手機に保留されている画像データをこちらに送信させることはできない。このため、従来は、送信機側から再発呼するしか保留中の画像データを送信する方法がなく、3分後の自動再発呼を待っていたのでは、送信ジョブを完了するまでに長い時間を要して非効率であるという問題があった。
また、再発呼までの待ち時間を短くすれば、保留中の画像データの送信完了までの時間を短縮できるが、再発呼の回数が増えてしまい、ネットワークに余計な負荷がかかり、好ましくない。
なお、着信時に画像データを受信できない原因は、他機との通信中に限らず、装置のウォームアップ中など様々に想定される。
本発明は、上記の問題点を解決しようとするものであり、相手機ビジーなどによって保留された画像データの送信を早期に完了させることのできるネットワークファクシミリ装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
(1)セッション制御プロトコルに基づき、セッション制御を行ない、セッション確立後に、画像通信を行なうネットワークファクシミリ装置において、
自機の発呼時に、セッション確立要求を発行させ、第1の相手機から通信不可信号が返送された場合は、画像データの送信を保留させる制御手段と、
前記第1の相手機のIPアドレスを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に前記第1の相手機のIPアドレスを記憶した後、第2の相手機からセッション確立要求を受け、該第2の相手機に対してセッション確立応答を返送するネットワークインターフェイス制御手段と
を有し、
前記セッション確立応答を返送した後、予め定められた時間内に前記第2の相手機から画像データが送信されてきた場合は該画像データを受信し、前記予め定められた時間内に前記第2の相手機から画像データの送信が行なわれずかつ前記記憶手段に記憶されている前記第1の相手機のIPアドレスと前記第2の相手機のIPアドレスとが一致する場合は、前記送信の保留された画像データを前記第2の相手機に対して送信し、前記予め定められた時間内に前記第2の相手機から画像データの送信が行なわれずかつ前記記憶手段に記憶されている前記第1の相手機のIPアドレスと前記第2の相手機のIPアドレスとが一致しない場合は、前記第2の相手機とのセッションを開放する
ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、発呼時に、相手機ビジーなどで通信不可信号が返送された場合は、画像データの送信を保留して、相手機(第1の相手機)のIPアドレスを記憶する。その後、他機(第2の相手機)からの着呼でセッションが確立したときは、画像データの受信待ちに一旦入るが、予め定められた時間(T1)を待っても画像データが送信されてこない場合は、今回の着呼は保留中の画像データに対する送信要求であると判断し、先に記憶しておいた第1の相手機のIPアドレスと今回の発呼側である第2の相手機のIPアドレスとを比較する。そして、これらのIPアドレスが一致するときは、保留中の画像データを今回の発呼側である第2の相手機に対して送信する。
このように、着呼後、予め定められた時間を待っても画像データが送信されてこないことをもって、今回の着呼は保留中の画像データに対する送信要求であると判断するので、SIPの標準手順の範囲内で、保留中の画像データを、相手機からの発呼に基づいて送信することができる。たとえば、相手機が、通信中に着信があった場合に、その着信相手に対し、通信終了後に自動で折り返し発呼するように構成されていれば、相手機が受信可能に変化した後、即座に保留中の画像データを送信することができ、相手機ビジーなどで保留された画像データの送信を早期に完了させることができる。
さらに上記発明では、着呼後、予め定められた時間内に画像データが送信されてこない場合(保留中の画像データに対する相手機からの送信要求)であっても、記憶してある第1の相手機のIPアドレスと今回の発呼側である第2の相手機のIPアドレスとが不一致の場合は、保留中の画像データを送信せずにセッションを開放する。IPアドレスの一致を確認するので、誤った相手機への誤送信が防止される。
)前記第2の相手機からセッション確立要求を受けて、セッション確立応答を返送後、前記予め定められた時間内に前記第2の相手機から画像データの送信が行なわれず、かつ自機に保留された送信に係わる画像データが存在しない場合は、前記第2の相手機とのセッションを開放する
ことを特徴とする(1)に記載のネットワークファクシミリ装置。
上記発明では、着呼後、予め定められた時間内に画像データが送信されてこない場合でも、保留中の画像データがない場合は、セッションを開放する。この場合、記憶してあるIPアドレスと発呼側のIPアドレスとの一致/不一致を確認する必要はない。
)前記保留された送信に係わる画像データの送信に際して、前記制御手段は前記記憶手段に記憶されている前記第1の相手機のIPアドレスを消去する
ことを特徴とする(1)または(2)に記載のネットワークファクシミリ装置。
(4)前記制御手段は保留された送信に係わる画像データを前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする(1)乃至(3)のいずれか1つに記載のネットワークファクシミリ装置。
(5)セッション制御プロトコルに基づき、セッション制御を行ない、セッション確立後に、画像通信を行なう第1のネットワークファクシミリ装置と第2のネットワークファクシミリ装置を有するネットワークファクシミリシステムにおいて、
前記第1のネットワークファクシミリ装置は、
自機の発呼時に、セッション確立要求を発行させ、前記第2のネットワークファクシミリ装置から通信不可信号が返送された場合は、画像データの送信を保留させる制御手段と、
前記第2のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に前記第2のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスを記憶した後、相手機からセッション確立要求を受け、該相手機に対してセッション確立応答を返送するネットワークインターフェイス制御手段と
を有し、
前記セッション確立応答を返送した後に、予め定められた第1の時間内に前記相手機から画像データが送信されてきた場合は該画像データを受信し、前記第1の時間内に前記相手機から画像データの送信が行なわれずかつ前記記憶手段に記憶されている前記第2のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスと前記相手機のIPアドレスとが一致する場合は、前記送信の保留された画像データを前記相手機に対して送信し、前記第1の時間内に前記相手機から画像データの送信が行なわれずかつ前記記憶手段に記憶されている前記第2のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスと前記相手機のIPアドレスとが一致しない場合は、前記相手機とのセッションを開放し、
前記第2のネットワークファクシミリ装置は、
自機の被呼時に、前記第1のネットワークファクシミリ装置から前記セッション確立要求を受けたが、セッション確立が行なえない場合は、前記第1のネットワークファクシミリ装置に対して通信不可信号を返送するようネットワークインターフェイス制御手段を制御する第2制御手段と、
前記第1のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスを記憶する第2記憶手段と
を有し、
セッション確立が可能となった場合に、前記ネットワークインターフェイス制御手段を用いて、前記第2記憶手段に記憶されている前記第1のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスに基づき、前記第1のネットワークファクシミリ装置に対して発呼を行ない、前記第1のネットワークファクシミリ装置との間でセッションが確立した後、前記第1のネットワークファクシミリ装置から画像データが送信されてくるのを待ち、前記第1の時間より長い第2の時間の経過前に画像データが送信されてきた場合は、該画像データを受信し、前記第2の時間が経過しても画像データが送信されてこない場合は、前記第1のネットワークファクシミリ装置とのセッションを開放する
ことを特徴とするネットワークファクシミリシステム。
上記発明に係わるネットワークファクシミリシステムは、上記(1)から(4)に示すネットワークファクシミリ装置(第1のネットワークファクシミリ装置)とその相手機となる第2のネットワークファクシミリ装置とを備えている。第2のネットワークファクシミリ装置は他機との通信中など、画像データを受信できない状態での着呼により、相手機(発呼側)とセッションを確立できないときは、ビジー信号などの通信不可信号を相手機に返信すると共に、その相手機のIPアドレスを記憶する。その後、自機がセッション確立可能な状態(受信可能なレディ状態)になったとき、先ほどの相手機に対して自動発呼する。
そして相手機が第1のネットワークファクシミリ装置でない場合(たとえば、他社機)や、相手機で既に画像データの送信がキャンセルされている場合は、所定時間が経過しても画像データが送られてこないので、その場合はセッションを開放する。一方、所定時間の経過前に相手機(第1のネットワークファクシミリ装置)から画像データが送信されてきたときは、それを受信する。第2の時間(T2)は第1の時間(T1)より長い時間に設定される。
)前記第1のネットワークファクシミリ装置は、前記相手機からセッション確立要求を受けて、セッション確立応答を返送後、前記第1の時間内に前記相手機から画像データの送信が行なわれず、かつ自機に保留された送信に係わる画像データが存在しない場合は、前記相手機とのセッションを開放する
ことを特徴とする(5)に記載のネットワークファクシミリシステム。
(7)前記保留された送信に係わる画像データの送信に際して、前記第1のネットワークファクシミリ装置の前記制御手段は前記記憶手段に記憶されている前記第2のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスを消去する
ことを特徴とする(5)または(6)に記載のネットワークファクシミリシステム。
)前記第1のネットワークファクシミリ装置の前記制御手段は保留された送信に係わる画像データを前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする(5)乃至(7)のいずれか1つに記載のネットワークファクシミリシステム。
)前記第2のネットワークファクシミリ装置の前記第2制御手段は、前記第2記憶手段に記憶されている前記第1のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスに基づき前記第1のネットワークファクシミリ装置に対して発呼した際に、前記第2記憶手段に記憶されている前記第1のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスを消去する
ことを特徴とする(5)乃至(8)のいずれか1つに記載のネットワークファクシミリシステム。
本発明に係わるネットワークファクシミリ装置によれば、相手機ビジーなどによって保留された画像データの送信を、受信機側から送信機側への発呼を契機に開始することができるので、たとえば、受信機が受信可能となった時点で受信機から送信機へ発呼して、受信可能となった旨を通知すれば、保留中の画像データの送信を早期に完了させることができる。
また、着呼後、予め定められた時間を待っても画像データが送信されてこないことにより、今回の着呼は保留中の画像データに対する発呼側からの送信要求であると判断するので、保留中の画像データを受信機からの発呼に基づいて送信させるという機能を、特別な信号を付加することなくSIPの標準手順の範囲内で実現することができ、ファクシミリ装置としての汎用性を維持することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるネットワークファクシミリ装置10を含むネットワークファクシミリシステム5の構成例を示している。ネットワークファクシミリシステム5は、セッション制御プロトコルを利用して呼接続(セッションの確立)を行ない、ネットワーク2を介して送受信機間をピア・ツゥ・ピアに接続して画像情報を伝送するように構成されたファクシミリシステムである。ネットワークファクシミリシステム5は、インターネットなどのネットワーク2にSIPサーバ30と、複数のネットワークファクシミリ装置10とを接続して構成される。
SIPにおいては、ネットワーク2上に配置したSIPサーバ30(プロキシサーバ、登録サーバ、ロケーションサーバ、リダイレクトサーバなどで構成される)に各ネットワークファクシミリ装置10を特定するためのSIPアドレス(たとえば、公衆回線におけるFAXの電話番号など)とそのIP(Internet Protocol)アドレスとを関連付けて登録しておき、発呼側のネットワークファクシミリ装置10からSIPサーバ30に対して宛先のSIPアドレスで呼接続を要求すると、SIPサーバ30は発呼側のネットワークファクシミリ装置10から受け取ったSIPアドレスに対応するIPアドレスを検索し、該IPアドレスを使用して発呼側のネットワークファクシミリ装置10と宛先(被呼側)のネットワークファクシミリ装置10との間での呼接続を試みるようになっている。SIPにおけるセッションの確立/終了はメソッドとこれに対応する応答とをやり取りすることで行なわれる。
ネットワークファクシミリ装置10は、セッション制御プロトコルに基づいてセッション制御を行なうネットワーク対応型のファクシミリ装置として構成されており、CPU(Central Processing Unit)を主要部とする制御部11に、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する画像読み取り部12と、画像を記録紙に印刷する画像記録部13と、操作画面の表示とユーザ操作の受け付けを行なう操作表示部14と、画像データを記憶するメモリやハードディスク装置で構成された画像記憶部15と、SIPを利用した通信に関する各種情報を記憶するネットワーク情報記憶部17と、ネットワーク2を介して他の端末やSIPサーバ30と各種のデータをやり取りする機能を果たすネットワークインターフェイス(I/F)制御部18などを接続して構成される。
なお、画像読み取り部12は画像読み取りインターフェイス(I/F)部12aを介して、画像記録部13は画像記録インターフェイス(I/F)部13aを介して、操作表示部14は操作表示インターフェイス(I/F)部14aを介して、それぞれ制御部11に接続されている。
図2は、ネットワークファクシミリ装置10Cからネットワークファクシミリ装置10Bに対して画像送信を行なっている間(P5)に、ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bに対してセッション確立を要求(P6)した場合における通信の流れを示している。
送信側のネットワークファクシミリ装置10Cは、受信側のネットワークファクシミリ装置10Bに向けて、まずメソッドINVITEを発行し、セッションの確立を促す。メソッドINVITEは、プロキシサーバ31A、31Bを中継されてネットワークファクシミリ装置10Bに到達する(P1)。なお、各プロキシサーバ31A、31Bは、受け取ったメソッドINVITEの送信元に対してそれぞれ応答コード100TRYINGを返送する。応答コード100TRYINGは、後段へリクエストを転送中であることを示す応答コードである。
メソッドINVITEを受けたネットワークファクシミリ装置10Bは、応答コード180RINGINGをネットワークファクシミリ装置10Cに対して送信し(P2)、受信可能な状態にあるときは、応答コード200OKをネットワークファクシミリ装置10Cに送信する(P3)。これらはプロキシサーバ31B、31Aで中継されてネットワークファクシミリ装置10Cに到達する。ネットワークファクシミリ装置10Cは、応答コード200OKを受けると、ネットワークファクシミリ装置10Bに対して直接、メソッドACKを送信し(P4)、これにより、ネットワークファクシミリ装置10Cとネットワークファクシミリ装置10Bとの間にセッションが確立する。
セッション確立後は、任意のプロトコルで画像データのファクシミリ通信が行なわれる(P5)。たとえば、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication sector)の勧告T.37やT.38に準拠したプロトコルが使用される。ここでは、ダイレクトSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を使用して通信が行なわれている。
ネットワークファクシミリ装置10Cからネットワークファクシミリ装置10Bに対して画像送信を行なっている間に、ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bに対してセッションの確立を要求すると(P6)、メソッドINVITEがプロキシサーバ31C、31Bを中継されてネットワークファクシミリ装置10Bに到達するが、ネットワークファクシミリ装置10Bはビジーでネットワークファクシミリ装置10Aからの画像データを受信できない状態にあるので、応答コード486BusyHereをネットワークファクシミリ装置10Aに返送し、セッションが切断される(P7)。
ネットワークファクシミリ装置10Bはネットワークファクシミリ装置10Cからの画像データ受信が終了すると、ネットワークファクシミリ装置10Cに対してメソッドBYEを送信し、これに対してネットワークファクシミリ装置10Cが応答コード200OKをネットワークファクシミリ装置10Bに返信すると、回線が切断されてセッションが開放される(P8)。
通常、相手機ビジーを受けたネットワークファクシミリ装置Aが一定時間後に再送信を試みるが、本例では、ネットワークファクシミリ装置10Cとの通信が終了して画像データの受信が可能となった時点でネットワークファクシミリ装置10Bからネットワークファクシミリ装置10Aに対してセッション確立を要求し(P9)、セッション確立後にネットワークファクシミリ装置10Cからネットワークファクシミリ装置10Bへ画像データが送信されるようになっている(P10)。
次に、送受信機間の通信シーケンスを場合分けして説明する。
図3は、通常に画像送信が行なわれる場合の通信シーケンスを示している。ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bへのセッション確立要求(INVITE)に対して、ネットワークファクシミリ装置10Bからセッション確立応答(200OK)が返送されると、確認のために、ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bに対して、確認応答(ACK)が送られ、セッションが確立する(P11)。
その後、ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bへ画像データの送信が行なわれる(P12)。ここでは、SMTPのプロトコルに従って画像データが送信される。図3の通信フェーズ(P12)には、SMTPによる通信手順を詳しく示してある。セッション確立中に複数の画像送信を行なう場合は、SMTPによる通信フェーズ(P12)が繰り返し行なわれる。
画像データの送信が完了すると、SIPプロトコルに基づき、ネットワークファクシミリ装置10Aがセッション開放(BYE)を発行し、応答(200OK)が返送されてセッションが開放される(P13)。
次に、相手機ビジーの場合の動作を説明する。
図4は、ネットワークファクシミリ装置10A(発呼側)からネットワークファクシミリ装置10B(第1の相手機)に送信しようとした際に、ビジーが返送された場合の通信シーケンスを示している。ネットワークファクシミリ装置10Bがネットワークファクシミリ装置10Cと通信している間(P20)に、ネットワークファクシミリ装置10Aからネットワークファクシミリ装置10Bに対して、セッション確立要求を発行すると(P21)、ネットワークファクシミリ装置10Bは、既に通信中であるため、別の画像データ受信が行なえないと判断して、ネットワークファクシミリ装置10Aに対して、486BusyHereを通信不可信号として返送する(P22)。尚、ビジーを返送する条件は、画像通信を行なうためのポートを使用中といった条件や、受信機側のメモリに十分な空きが無いと判断したような場合(NOT READY)なども含まれる。
ネットワークファクシミリ装置10Bはネットワークファクシミリ装置10Aに486BusyHereを返送するにあたって、ネットワークファクシミリ装置10A(発呼側)のIPアドレス(通信不可信号を返送した相手機のIPアドレス)をネットワーク情報記憶部17などに記憶する(P23)。
486BusyHereを受信したネットワークファクシミリ装置10A(発呼側)は、画像データの送信を保留すると共に、再送信を行なうために、第1の相手機(ネットワークファクシミリ装置10B)のIPアドレスと、今回の送信に係わるジョブとを関連付けて、図1の画像記憶部15のワークメモリに記憶し(P24)、再送信待ちの状態に遷移する。再送信待ち時間T0は、たとえば、3分に設定される。なお、送信される画像データが、ネットワークファクシミリ装置10Aに保存されていない場合は、これを保存する。
ネットワークファクシミリ装置10B(第1の相手機)は、ネットワークファクシミリ装置10Cとの通信(P20)が終了すると(P25)、ネットワーク情報記憶部17に記憶しておいた相手機(発呼側)のIPアドレスを使用してその相手機(ここではネットワークファクシミリ装置10A)に対してセッションの確立を要求する(P26)。このセッション確立要求は、送信が保留されている画像データの有無をネットワークファクシミリ装置10Aに問い合わせし、自機(ネットワークファクシミリ装置10B)に対して送信を保留している画像データが保存されている場合はそれを自機に対して送信するようにネットワークファクシミリ装置10A(発呼側)に対して要求するためのものである。そのため、ネットワークファクシミリ装置10Bはセッション確立後もSMTPによる接続要求を行なうことなく、予め定められたT2時間(たとえば、60秒)の待ち状態に入る(P28)。
ネットワークファクシミリ装置10A(発呼側)は、セッション確立要求(着呼、P26)を受けると、画像データの受信が可能か否かを判断し、受信可能な場合は、セッション確立応答を返送して(P27)、画像データの受信待ちの体勢に一旦入る。その後、予め定められたT1時間(たとえば、30秒)を待っても画像データが送信されてこない場合は、今回の着呼は保留中の画像データに対する送信要求であると判断し、送信保留中のジョブに関連付けて記憶してある第1の相手機のIPアドレス(P24で記憶したもの)と今回の着呼(セッション確立要求P26)で受けた発呼側(第2の相手機)のIPアドレスとを比較し、一致するときは、第2の相手機(発呼してきたネットワークファクシミリ装置10B)に対して、画像データの送信フェーズに係わる接続要求を行ない(P29)、画像データを送信する。
ネットワークファクシミリ装置10Bは、T2時間の経過前に相手機から接続要求を受けると、これに応答して相手機からの画像データを受信する(P30)。
この際、送信予約したジョブなどがある場合のように、送信を保留したジョブが複数個あるときは、再度、接続要求から開始して、画像データの送信を行なうようにしてもよい。
ネットワークファクシミリ装置10Aは、T1時間の経過前に第2の相手機から接続要求を受けて画像データが送信されてきた場合は、通常の発呼側からの画像送信であると判断し、画像データを受信する(図3のネットワークファクシミリ装置10B側と同様の動作となる)。
一方、着呼後、T1時間が経過しても未だ画像データが送信されてこない場合であっても、送信保留中のジョブに関連付けて記憶してある第1の相手機のIPアドレス(P24で記憶したもの)と今回の着呼(セッション確立要求P26)で受けた第2の相手機のIPアドレスとが一致しない場合や保留した送信ジョブに係わるIPアドレスがない場合、あるいは送信を保留したジョブが規定の再送信回数オーバによって既に削除されているような場合は、図5に示すように、セッションを開放する(P41)。
また、相手機への送信が保留されていることを操作表示部14(図1)に表示し、この表示からユーザが保留中のジョブの送信をキャンセルできるようにしてもよい。このキャンセルがなされた場合にも、図5に示したように、セッションを開放する制御(P41)が行なわれる。
また、図6に示すように、ネットワークファクシミリ装置10Aは、T1時間の経過前にネットワークファクシミリ装置10B側から通信がキャンセルされた場合は(P51)、セッション開放を行なう(P42)。
なお、ネットワークファクシミリ装置10Aは、再送信待ちの状態に入ってからT0時間待っても何もない(保留中の画像データの送信やジョブのキャンセルなどがない)場合は、図7に示したように、T0時間の経過後に再度ネットワークファクシミリ装置10Bに対してセッションの確立要求を行なって(P61)、送信のリトライを行なう。
また、図8に示すように、ネットワークファクシミリ装置10B(第1の相手機)においては、ネットワークファクシミリ装置10Cとの通信中に着呼のあった相手機(発呼側)に対して、ネットワークファクシミリ装置10Cとの通信終了後(P25)にセッションの確立を要求(P26)したが、セッションが確立してからT2時間が経過しても、相手機(発呼側)から何も受信しなかった場合は、ネットワークファクシミリ装置10Bからセッション開放要求を発行してセッションを開放する(P71)。相手機(発呼側)が、図4のP29に示すような応答を行なわない機種(たとえば、他社機)の場合はこのようなシーケンスになる。
また、図9に示すように、ネットワークファクシミリ装置10B(第1の相手機)が、ネットワーク情報記憶部17に記憶している発呼側のIPアドレスを利用してセッション確立要求した場合に(P26)、その相手機(発呼側)からビジーが返送された場合は(P81)、ネットワーク情報記憶部17に記憶していた相手機(発呼側)のIPアドレスを消去し(P82)、以降のその相手機への再発呼は行なわず、送信機(この場合は、元々の発呼側であるネットワークファクシミリ装置10A)側の制御に委ねる。これにより、保留中の画像データの送信要求を同じ相手機に対して再度行なわないようになり、制御の複雑化や呼の輻輳が防止される。
次に、ネットワークファクシミリ装置10Aでの送信動作を図10の流れ図に基づいて説明する。
ネットワークファクシミリ装置10Aは、第1の相手機の相手機IPアドレスと今回実行する送信ジョブの内容や設定などを示すジョブデータとをカレントジョブ用のワークメモリにセットした後(ステップS101)、ネットワークI/F制御部18を用いてセッション確立要求を発行する(ステップS102)。このとき、相手機がビジーなど通信不可の状態でなければ(ステップS103;N)、セッションを確立させ、画像データの送信に係わる接続要求(ここでは、SMTPによる接続要求)を送信し(ステップS104)、画像データを送信する(ステップS105)。送信すべきデータが他にもある場合は(ステップS106;Y)、通信フェーズ(ステップS104、S105)を再度実行し、送信すべきデータがこれ以上ない場合は(ステップS106;N)、セッションを開放して(ステップS107)処理を終了する。
一方、相手機ビジーなどで通信不可の場合は(ステップS103;Y)、再送信回数が規定回数(たとえば、3回)をオーバしているか否かを調べ、オーバしている場合は(ステップS108;Y)処理を終了し、オーバしていない場合は(ステップS108;N)、相手機IPアドレスとジョブデータとを保存し(ステップS109)、再送信待ちタイマ(T0)をセットして(ステップS110)、一旦、処理を終了する。なお、送信される画像データが、ネットワークファクシミリ装置10Aに保存されていない場合は、これを保存する。
再送信待ちタイマ(T0)がタイムアップしたときは(図7のケース)、ステップS109で保存しておいた相手機IPアドレスとジョブデータとを読み出してカレントジョブ用のワークメモリにセットし(ステップS111)、元の保存先からこの相手機IPアドレスとジョブデータとを削除する(ステップS112)。その後はステップS102へ移行して、再送信に係わる動作を実行する。なお、ステップS112にて、相手機IPアドレスとジョブデータとを削除する例を述べたが、当該ステップにおいて削除せずに、画像データの送信が終了した後のステップS107におけるセッションの開放に際して、相手機IPアドレスとジョブデータとを削除するようにしてもよい。
次に、ネットワークファクシミリ装置10Bが受信不可の状態から受信可能な状態に変化した場合の動作を図11に示す流れ図に基づいて説明する。
ネットワークファクシミリ装置10Bは、受信不可から受信可能な状態に変化したとき、受信不可中にビジー(通信不可信号)を返送した相手機(発呼側)が存在するか否かを調べる。具体的には、ネットワーク情報記憶部17の所定エリアに相手機のIPアドレス(図4のP23で記憶されるもの)が記憶されているか否かを調べる(ステップS201)。ビジー(通信不可信号)を返送した相手機が存在しない場合は(ステップS201;N)処理を終了する。
ビジー(通信不可信号)を返信した相手機が存在するときは(ステップS201;Y)、その相手機に対するセッション確立要求を発行し(ステップS202)、相手機(発呼側)ビジーの場合は(ステップS203;Y)、その相手機(発呼側)のIPアドレスをネットワーク情報記憶部17から削除して(ステップS204)処理を終了する。これは図9に示すネットワークファクシミリ装置10Bの動作に相当する。
相手機ビジーでないときは(ステップS203;N)、セッション確立後、接続要求待ちタイマ(T2)をセットする(ステップS205)。その後、接続要求待ちタイマ(T2)がタイムアップするまでの間(ステップS210)、相手機から画像データの送信に関する接続要求が受信されるか否か(ステップS206)と、セッションの解放要求があるか否か(ステップS209)とを監視する。
接続要求待ちタイマ(T2)がタイムアップする前に接続要求を受信した場合は(ステップS206;Y)、接続要求待ちタイマ(T2)をリセットし(ステップS207)、画像データの受信動作を行ない(ステップS208)、再び接続要求待ちタイマ(T2)をセットする。これは、相手機から複数回連続して画像データの送信が行なわれる場合に対応したものである。
接続要求待ちタイマ(T2)がタイムアップする前にセッション開放要求(相手機からのBYE)を受けた場合(ステップS209;Y)もしくは接続要求待ちタイマ(T2)がタイムアップしたときは(ステップS210;Y)、接続要求待ちタイマ(T2)をリセットした後(ステップS211)、セッションを開放する(ステップS212)。なお、該セッションの開放は、接続要求待ちタイマ(T2)がタイムアップした場合は自機から相手機へBYEを送信し(図8のケース)、セッション解放要求を受けたときは相手機に200OKを返信する(図5のケース)。
次に、元々の発呼側であるネットワークファクシミリ装置10Aが、セッション確立要求を受信した場合の動作を図12に示す流れ図に基づいて説明する。
ネットワークファクシミリ装置10Aが、ネットワークI/F制御部18を介して、第2の相手機からセッション確立要求を受けると、セッション確立可能か否かを判断し(ステップS301)、セッション確立不可、たとえば、他機との通信中で画像データを受信できないときは(ステップS302;N)、第2の相手機の相手機IPアドレスを保存し(ステップS303)、その相手機にビジー(通信不可信号)を返信して(ステップS304)処理を終了する。このケースは図4のネットワークファクシミリ装置10BにおけるP21、P22、P23に類似する。
受信可能な場合は(ステップS302;Y)、ネットワークI/F制御部18を用いてセッション確立応答を返送し(ステップS305)、受信待ちタイマ(T1)をセットする(ステップS306)。その後、受信待ちタイマ(T1)がタイムアップするまでの間(ステップS313;N)、相手機(第2の相手機)から画像データの送信に関する接続要求が受信されるか否か(ステップS307)と、セッションの開放要求があるか否か(ステップS310)とを監視する。
受信待ちタイマ(T1)がタイムアップする前に接続要求を受信した場合は(ステップS307;Y)、図3に示すような通常の画像受信となり、受信待ちタイマ(T1)をリセットし(ステップS308)、画像データの受信動作を行ない(ステップS309)、再び受信待ちタイマ(T1)をセットする(ステップS306)。これは、相手機から複数回連続して画像データの送信が行なわれる場合に対応したものである。
受信待ちタイマ(T1)がタイムアップする前にセッション開放要求(相手機からのBYE)を受けた場合は(ステップS310;Y、図6のケース)、受信待ちタイマ(T1)をリセットし(ステップS311)、セッションを開放する(ステップS312)。
受信待ちタイマ(T1)がタイムアップしたときは(ステップS313;Y)、今回の着呼は保留中の画像データに対する送信要求であると判断し、送信保留中のジョブと関連付けて記憶されているIPアドレスがあるか否か(送信保留中の画像データの有無)を調べ(ステップS314)、送信保留中のIPアドレスがない場合は(ステップS314;N)、セッションを開放する(ステップS316、図5のケース)。
また送信保留中のジョブと関連付けて記憶されているIPアドレスがあるときは(ステップS314;Y)、その保留中の送信ジョブに係わる第1の相手機のIPアドレスと今回の発呼してきた第2の相手機のIPアドレスとを比較し、それらが一致しないときは(ステップS315;N)、セッションを開放し(ステップS316、図5のケース)、一致するときは(ステップS315;Y)、図10のステップS104へ移行し、保留してある画像データを相手機(第2の相手機)に送信する動作を行なう(図4でP29となるケース)。
このように、受信側ビジーなどによって画像データの送信が保留された場合に、受信側ビジーが解消された時点で該受信側から送信側へ発呼し、保留されている画像データの送信を要求するので、送信側から再送信待ち時間T2後に再発呼する場合に比べて、保留中の画像データの送信を早期に完了させることができる。
特に、ネットワークファクシミリでは、画像データの送信に要する時間が公衆回線を利用したファクシミリ装置に比べて短時間となる場合が多く、相手機ビジーの状態が早期に解消されやすいので、本発明による効果が顕著となる。
さらに、保留中の画像データに対する送信要求の伝達を、特別な信号を付加することなく、接続要求待ちタイマ(T2)および受信待ちタイマ(T1)の追加で実現しているので、標準手順のネットワークファクシミリ装置と通信した場合にも互いに動作異常を来すことがなく、ファクシミリ装置としての汎用性が確保される。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、T0時間:3分、T1時間:30秒、T2時間:60秒としたが、T2時間とT1時間は、T2時間>T1時間の関係が満たされればよく、例示した時間に限定されない。また、T0時間は、T2時間やT1時間との大小関係は問わず、任意の長さに設定すればよい。
本発明の実施の形態に係わるネットワークファクシミリ装置の概略構成、およびネットワークファクシミリシステムの構成例を示す説明図である。 ネットワークファクシミリ装置Cからネットワークファクシミリ装置Bに対する画像送信中に、ネットワークファクシミリ装置Aからネットワークファクシミリ装置Bに対してセッション確立を要求した場合の通信シーケンス全体を示す説明図である。 通常に画像送信が行なわれる場合の通信シーケンスを示す説明図である。 ネットワークファクシミリ装置Aからネットワークファクシミリ装置Bに送信しようとした際に、ビジーが返送された場合の通信シーケンスを示す説明図である。 保留中の画像データの送信要求を受けたネットワークファクシミリ装置Aが、IPアドレスの不一致などによりセッションを開放する場合の通信シーケンスを示す説明図である。 受信待ちタイマ(T1)のタイムアップ前に相手機からセッション解放要求を受けた場合の通信シーケンスを示す説明図である。 再送信待ちタイマ(T0)のタイムアップにより再発呼を行なう場合の通信シーケンスを示す説明図である。 保留中の画像データの送信要求を行なったが、接続要求待ちタイマ(T2)のタイムアップ前に相手機から応答がない場合の通信シーケンスを示す説明図である。 保留中の画像データの送信要求を行なったが、相手機からビジーが返送された場合の通信シーケンスを示す説明図である。 ネットワークファクシミリ装置の送信動作を示す流れ図である。 受信不可の状態から受信可能に変化した場合におけるネットワークファクシミリ装置の動作を示す流れ図である。 セッション確立要求を受信した場合のネットワークファクシミリ装置の動作を示す流れ図である。
符号の説明
2…ネットワーク
5…ネットワークファクシミリシステム
10…ネットワークファクシミリ装置
10A…送信機となるネットワークファクシミリ装置
10B…受信機となるネットワークファクシミリ装置
10C…受信機10Bと通信する他のネットワークファクシミリ装置
11…制御部
12…画像読み取り部
12a…画像読み取りI/F部
13…画像記録部
13a…画像記録I/F部
14…操作表示部
14a…操作表示I/F部
15…画像記憶部
17…ネットワーク情報記憶部
18…ネットワークI/F制御部
30…SIPサーバ
31A、31B、31C…プロキシサーバ

Claims (9)

  1. セッション制御プロトコルに基づき、セッション制御を行ない、セッション確立後に、画像通信を行なうネットワークファクシミリ装置において、
    自機の発呼時に、セッション確立要求を発行させ、第1の相手機から通信不可信号が返送された場合は、画像データの送信を保留させる制御手段と、
    前記第1の相手機のIPアドレスを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に前記第1の相手機のIPアドレスを記憶した後、第2の相手機からセッション確立要求を受け、該第2の相手機に対してセッション確立応答を返送するネットワークインターフェイス制御手段と
    を有し、
    前記セッション確立応答を返送した後、予め定められた時間内に前記第2の相手機から画像データが送信されてきた場合は該画像データを受信し、前記予め定められた時間内に前記第2の相手機から画像データの送信が行なわれずかつ前記記憶手段に記憶されている前記第1の相手機のIPアドレスと前記第2の相手機のIPアドレスとが一致する場合は、前記送信の保留された画像データを前記第2の相手機に対して送信し、前記予め定められた時間内に前記第2の相手機から画像データの送信が行なわれずかつ前記記憶手段に記憶されている前記第1の相手機のIPアドレスと前記第2の相手機のIPアドレスとが一致しない場合は、前記第2の相手機とのセッションを開放する
    ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
  2. 前記第2の相手機からセッション確立要求を受けて、セッション確立応答を返送後、前記予め定められた時間内に前記第2の相手機から画像データの送信が行なわれず、かつ自機に保留された送信に係わる画像データが存在しない場合は、前記第2の相手機とのセッションを開放する
    ことを特徴とする請求項に記載のネットワークファクシミリ装置。
  3. 前記保留された送信に係わる画像データの送信に際して、前記制御手段は前記記憶手段に記憶されている前記第1の相手機のIPアドレスを消去する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のネットワークファクシミリ装置。
  4. 前記制御手段は保留された送信に係わる画像データを前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のネットワークファクシミリ装置。
  5. セッション制御プロトコルに基づき、セッション制御を行ない、セッション確立後に、画像通信を行なう第1のネットワークファクシミリ装置と第2のネットワークファクシミリ装置を有するネットワークファクシミリシステムにおいて、
    前記第1のネットワークファクシミリ装置は、
    自機の発呼時に、セッション確立要求を発行させ、前記第2のネットワークファクシミリ装置から通信不可信号が返送された場合は、画像データの送信を保留させる制御手段と、
    前記第2のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に前記第2のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスを記憶した後、相手機からセッション確立要求を受け、該相手機に対してセッション確立応答を返送するネットワークインターフェイス制御手段と
    を有し、
    前記セッション確立応答を返送した後に、予め定められた第1の時間内に前記相手機から画像データが送信されてきた場合は該画像データを受信し、前記第1の時間内に前記相手機から画像データの送信が行なわれずかつ前記記憶手段に記憶されている前記第2のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスと前記相手機のIPアドレスとが一致する場合は、前記送信の保留された画像データを前記相手機に対して送信し、前記第1の時間内に前記相手機から画像データの送信が行なわれずかつ前記記憶手段に記憶されている前記第2のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスと前記相手機のIPアドレスとが一致しない場合は、前記相手機とのセッションを開放し、
    前記第2のネットワークファクシミリ装置は、
    自機の被呼時に、前記第1のネットワークファクシミリ装置から前記セッション確立要求を受けたが、セッション確立が行なえない場合は、前記第1のネットワークファクシミリ装置に対して通信不可信号を返送するようネットワークインターフェイス制御手段を制御する第2制御手段と、
    前記第1のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスを記憶する第2記憶手段と
    を有し、
    セッション確立が可能となった場合に、前記ネットワークインターフェイス制御手段を用いて、前記第2記憶手段に記憶されている前記第1のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスに基づき、前記第1のネットワークファクシミリ装置に対して発呼を行ない、前記第1のネットワークファクシミリ装置との間でセッションが確立した後、前記第1のネットワークファクシミリ装置から画像データが送信されてくるのを待ち、前記第1の時間より長い第2の時間の経過前に画像データが送信されてきた場合は、該画像データを受信し、前記第2の時間が経過しても画像データが送信されてこない場合は、前記第1のネットワークファクシミリ装置とのセッションを開放する
    ことを特徴とするネットワークファクシミリシステム。
  6. 前記第1のネットワークファクシミリ装置は、前記相手機からセッション確立要求を受けて、セッション確立応答を返送後、前記第1の時間内に前記相手機から画像データの送信が行なわれず、かつ自機に保留された送信に係わる画像データが存在しない場合は、前記相手機とのセッションを開放する
    ことを特徴とする請求項に記載のネットワークファクシミリシステム。
  7. 前記保留された送信に係わる画像データの送信に際して、前記第1のネットワークファクシミリ装置の前記制御手段は前記記憶手段に記憶されている前記第2のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスを消去する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のネットワークファクシミリシステム。
  8. 前記第1のネットワークファクシミリ装置の前記制御手段は保留された送信に係わる画像データを前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1つに記載のネットワークファクシミリシステム。
  9. 前記第2のネットワークファクシミリ装置の前記第2制御手段は、前記第2記憶手段に記憶されている前記第1のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスに基づき前記第1のネットワークファクシミリ装置に対して発呼した際に、前記第2記憶手段に記憶されている前記第1のネットワークファクシミリ装置のIPアドレスを消去する
    ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1つに記載のネットワークファクシミリシステム。
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