JP5981318B2 - データ送信装置、画像形成装置及びデータ送信方法 - Google Patents

データ送信装置、画像形成装置及びデータ送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、データ送信装置、画像形成装置及びデータ送信方法に関する。
従来、データ通信を行う画像形成装置がSIP(Session Initiation Protocol)に従って呼制御を行う場合、送信側の画像形成装置と受信側の画像形成装置との間にSIPサーバが備えられる。送信側の画像形成装置は、SIPサーバに対してリクエストメッセージを送ることにより、受信側の画像形成装置のIPアドレスを取得する。そして、送信側の画像形成装置は、取得されたIPアドレスを用いて、受信側の画像形成装置とセッションを確立する。
このような通信環境において、受信側の画像形成装置は、SIPサーバに転送設定を行うことができる。転送設定とは、例えば、受信側のユーザが外出中に、通常使用している画像形成装置ではなく、外出先の画像形成装置で自分宛ての画像データを受信したい場合、及び、受信側の画像形成装置がメモリフル等の理由で受信が不可能となり、近くにある別の画像形成装置を代替受信装置として利用する場合等、一時的に別の画像形成装置のIPアドレスを転送先としてSIPサーバに登録することである。これにより、SIPサーバは、リクエストを行った送信側の画像形成装置に対して、転送先の画像形成装置のIPアドレスを通知する。
しかし、転送設定された宛先へ、送信側の画像形成装置からデータ通信を行った場合、送信側のユーザが意図していない画像形成装置に画像データが送信されてしまうため、セキュリティの観点で不都合が生じる。
そこで、従来の技術では、送信側の画像形成装置がSIPサーバに問い合わせを行い、SIPサーバから転送設定が行われている通知を受け取った場合には、転送先の画像形成装置にデータ送信を行ってもよいか否かを、送信側のユーザに問い合わせる技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−29820号公報
データ通信では、送信側の画像形成装置と受信側の画像形成装置との間で予め定められた条件を使用して通信を行う場合がある。例えば、ファクシミリ装置におけるFコード親展通信の場合、受信側のファクシミリ装置でその装置を使用する複数のユーザ毎にFコード親展Boxが開設される。そして、送信側のユーザは、受信側のファクシミリ装置のFコード親展Boxを指定して送信することで、特定のユーザ宛てにファクシミリ通信を行うことができる。このように、データ通信では正常に送受信を行うため、送信側の画像形成装置と受信側の画像形成装置とで条件を合わせなければならない場合がある。
しかしながら、従来の技術では、転送の可否を送信側のユーザに問い合わせて許可されたとしても、一時的に転送先とされた画像形成装置に、本来の宛先である画像形成装置と同じ条件が設定されているとは限らないため、転送先の画像形成装置へデータが送信されても、条件不一致で通信エラーとなる場合がある。通信エラーとなった場合には、送信側のユーザは再度、条件付き送信操作を行うが、転送設定が解除されていない状態では、再び通信エラーとなり、送信側のユーザの操作負担が増加するといった問題がある。
そこで、本発明は、送信先で転送設定がなされていることによる送信元のユーザの操作負担を軽減することを目的とする。
本発明の一態様に係るデータ送信装置は、送信先にデータ送信するための送信手段と、前記送信先で転送設定がされているか否かを判定する転送設定判定手段と、前記転送設定判定手段で前記転送設定がされていると判定された場合に、前記送信先で前記転送設定が解除されるまで、前記データ送信を保留するデータ送信保留手段と、を備え、前記送信手段は、前記送信先で前記転送設定が解除された場合には、前記送信先に前記データ送信を行うことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る画像形成装置は、送信先にデータ送信するための送信手段と、前記送信先で転送設定がされているか否かを判定する転送設定判定手段と、前記転送設定判定手段で前記転送設定がされていると判定された場合に、前記送信先で前記転送設定が解除されるまで、前記データ送信を保留するデータ送信保留手段と、を備え、前記送信手段は、前記送信先で前記転送設定が解除された場合には、前記送信先に前記データ送信を行うことを特徴とする。
さらに、本発明の一態様に係るデータ送信方法は、送信先にデータ送信するための送信過程と、前記送信先で転送設定がされているか否かを判定する転送設定判定過程と、前記転送設定判定過程で前記転送設定がされていると判定された場合に、前記送信先で前記転送設定が解除されるまで、前記データ送信を保留するデータ送信保留過程と、送信先で前記転送設定が解除された場合に、前記送信先に前記データ送信を行う再送信過程とを有することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、送信先で転送設定がなされていることによる送信元のユーザの操作負担を軽減することができる。
実施の形態1又は2における通信システムの構成を示す概略図である。 実施の形態1又は2に係るFAXの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における制御部の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における送信ジョブ情報の一例を示す概略図である。 実施の形態1に係るFAXにおいて、Fコード親展送信を行うための操作に関連して、操作表示装置に表示される画面の一例を示す概略図である。 実施の形態1において、SIPサーバを介して、ファクシミリ送信する場合のシーケンス図である。 実施の形態1において、SIPサーバを介して、ファクシミリ送信する際に、相手方のFAXが、SIPサーバに転送設定を行っていた場合の第1の処理を示すシーケンス図である。 実施の形態1において、SIPサーバを介して、ファクシミリ送信する際に、相手方のFAXが、SIPサーバに転送設定を行っていた場合の第2の処理を示すシーケンス図である。 実施の形態1に係るFAXでの呼制御を示すフローチャートである。 実施の形態2において、転送設定解除待ち状態となった送信ジョブの監視処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における制御部の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における転送許可宛先リストの構成を示す概略図である。 実施の形態2に係るFAXにおいて、転送許可宛先を設定するための操作に関連して、操作表示装置に表示される画面の一例を示す概略図である。 実施の形態2に係るFAXでの呼制御を示すフローチャートである。
実施の形態1.
(構成の説明)
図1は、SIPを使用してセッションを確立するファクシミリ装置を有する通信システム100の構成を示す概略図である。通信システム100は、ファクシミリ装置(以下、FAXという)110A〜110C(各々を特に区別する必要がない場合には、FAX110という)と、SIPサーバ140とを備える。FAX110と、SIPサーバ140とは、ネットワーク150に接続されている。なお、図1の括弧内の符号は、実施の形態2における構成を示している。
FAX110Aには、FAX番号として「03−1111−1111」が、IPアドレスとして「11.11.11.11」が割り当てられている。
FAX110Bには、FAX番号として「03−1111−3333」が、IPアドレスとして「11.11.11.33」が割り当てられている。
FAX110Cには、FAX番号として「03−1111−4444」が、IPアドレスとして「11.11.11.44」が割り当てられている。
本実施の形態においては、FAX110Aが送信側の装置であり、FAX110Bが受信側の装置であり、FAX110CがFAX110Bにより転送先の装置として指定されているものとする。
呼制御サーバとしてのSIPサーバ140は、リダイレクトサーバ、プロキシサーバ、登録サーバ及びロケーションサーバから構成されるサーバ群の総称である。従って、SIPサーバ140は、FAX110等のユーザ端末の登録管理、ユーザの認証、電話番号又はFAX番号からIPアドレスへの変換、呼制御シーケンスの制御及び接続先へのルーティング等を行う。
図2は、実施の形態1に係るFAX110の構成を概略的に示すブロック図である。FAX110は、CPU111と、ROM112と、RAM113と、読取装置114と、印刷装置115と、ネットワーク装置116と、操作表示装置117と、これらを接続するシステムバス118とを備える。なお、図2の括弧内の符号は、実施の形態2における構成を示している。
CPU111は、中央処理装置である。CPU111は、ファクシミリ装置を構成するハードウェアを制御するほか、ROM112に記憶されているソフトウェアを実行する。例えば、CPU111は、ROM112に記憶されているソフトウェアを実行することで、図3に示されている制御部120を実現する。
ROM112は、記憶装置であり、CPU111によって実行されるソフトウェアであるプログラムを予め格納する。
RAM113は、記憶装置であり、CPU111によるプログラムの実行時に発生するデータを記憶する。
なお、ROM112及びRAM113は、FAX110での処理に必要な情報を記憶する記憶部(記憶手段)である。
読取装置114は、CCD等を利用したスキャナ装置であり、原稿を読取り、ドットイメージデータに変換する。
印刷装置115は、感熱記録方式又は電子写真方式等のプリンタ装置であり、ファクシミリ通信で受信した画像データ等をハードコピーとして出力する。
ネットワーク装置116は、送信先にデータ送信するための送信手段及び送信元からデータ受信するための受信手段である。例えば、ネットワーク装置116は、Ethernet(登録商標)等のネットワークに接続可能なネットワークカードである。FAX110は、ネットワーク装置116を介して、SIPサーバ140及び他のFAX110との間で通信を行う。
操作表示装置117は、FAX110の状態等の各種情報を示す表示装置(液晶表示装置等)及び音響装置(スピーカ等)等の出力装置と、操作に必要な数字キー(テンキー)、スタートキー、ファンクションキー、カーソルキー及び決定キー等を備える入力装置とを備える。操作表示装置117は、FAX110の表示部(表示手段)及び入力部(入力手段)を実現する。
図3は、実施の形態1における制御部の一例を概略的に示すブロック図である。制御部120は、システム制御部121と、操作表示制御部122と、読取制御部123と、印刷制御部124と、画像データ処理部125と、通信制御部126と、通信ジョブ管理部127と、レポート作成部128と、呼接続制御部129と、条件付き送信判定部130と、転送設定判定部131と、転送解除待ジョブ監視部132とを備える。
システム制御部121は、システム内における各資源の管理を行い、制御プログラムの起動及び調停を行うシステム制御手段である。
操作表示制御部122は、操作表示装置117を制御し、ユーザインターフェイスを実行する操作表示制御手段である。
読取制御部123は、読取装置114を制御し、原稿の読み取りに関する一連の動作を実行する読取制御手段である。
印刷制御部124は、印刷装置115を制御し、ファクシミリ受信画及びファクシミリ装置に関する各種帳票類を印刷する一連の動作を実行する印刷制御手段である。
画像データ処理部125は、ファクシミリ符号化データの圧縮及び伸長の処理を実行する画像データ処理手段である。
通信制御部126は、データ送信及びデータ受信を制御する通信制御手段である。例えば、通信制御部126は、ネットワーク装置116を制御し、他のFAX110との間でITU−T勧告T.38プロトコルを用いてファクシミリ伝送制御手順、及び、画像データの授受を実行する。
通信ジョブ管理部127は、通信ジョブを管理する通信ジョブ管理手段である。例えば、通信ジョブ管理部127は、操作表示装置117を介して、ユーザの操作により指示されたファクシミリ通信、及び、相手側FAX110により発生したファクシミリ呼の到来に応じて行われるファクシミリ通信を管理又は実行するための通信ジョブの生成、末梢及び管理を行う。具体的には、通信ジョブ管理部127は、RAM113に通信ジョブを管理するための情報を記憶させることで、通信ジョブの管理を行う。さらに、通信ジョブ管理部127は、通信ジョブを実行するため、プログラムの起動や調停を行う。
レポート作成部128は、FAX110に関する各種帳票類を作成するレポート作成手段である。
呼接続制御部129は、データ送信のためのセッションを確立する呼接続制御手段である。例えば、呼接続制御部129は、SIPに従って、SIPサーバ140を介して、ファクシミリ通信を行うためのセッションを確立するためのプロトコル制御を行う。また、呼接続制御部129は、予め定められた場合に、データ送信を保留するデータ送信保留手段としても機能する。さらに呼接続制御部129は、保留されたデータ送信を再開する保留データ再開手段としても機能する。
条件付き送信判定部130は、データ送信が予め定められた条件に従ってデータを送信する条件付き送信であるか否かを判定する条件付き送信判定手段である。例えば、条件付き送信判定部130は、現在実行中の通信ジョブの通信種別を参照することで、条件付き送信であるか否かを判定する。条件付き送信判定部130が行う判定処理は、呼接続制御部129により利用される処理である。
転送設定判定部131は、データの送信先に転送設定がされているか否かを判定する転送設定判定手段である。例えば、転送設定判定部131は、SIPサーバ140へのFAX番号による接続要求に対し、受信側で転送設定されている応答を受けた場合には、データの送信先に転送設定がされていると判定する。転送設定判定部131が行う判定処理は、呼接続制御部129により利用される処理である。
転送解除待ジョブ監視部132は、所定時間が経過した場合に、保留されたデータ送信の再開を判断するデータ送信再開判断手段である。例えば、転送解除待ジョブ監視部132は、転送設定判定部131で受信側において転送設定されていると判定され、転送設定解除待ち状態となった通信ジョブの有無を確認する。そして、転送解除待ジョブ監視部132は、このような通信ジョブがある場合には、通信ジョブの状態を即時発呼待ち状態へ設定することで転送設定が解除されたか否かの確認が行えるようにする。なお、転送解除待ジョブ監視部132が行う確認処理は、FAX110が待機状態の間、通信ジョブ管理部127により一定周期で呼び出される周期監視処理である。
図4は、実施の形態1に係るFAX110の通信ジョブ管理部127により管理される送信ジョブ情報の一例を示す概略図である。送信ジョブ情報は、通信ジョブ管理部127により管理される通信ジョブに含まれる送信ジョブを管理するための情報である。送信ジョブ情報160は、送信ジョブ状態情報160aと、通信種別情報160bと、通信開始時刻160cと、相手先FAX番号160dと、相手先IPアドレス160eと、リダイヤル回数160fと、通信結果情報160gとを有する。なお、送信ジョブ情報160は、通信ジョブ管理部127により送信ジョブ毎に作成される。
送信ジョブ状態情報160aは、送信ジョブの状態を示す情報である。送信ジョブ状態情報160aは、例えば、即時発呼待ち状態、通信中状態、リダイヤル待ち状態又は転送設定解除待ち状態等を示す。
通信種別情報160bは、ファクシミリ通信の送信種別を示す情報である。通信種別情報160bは、例えば、リアルタイム送信、メモリ送信、同報送信、時刻指定送信、Fコード親展送信、暗号化送信又は中継依頼送信等、通信サービスの種類を示す。
通信開始時刻160cは、送信開始時刻が必要となる時刻指定送信又はリダイヤル待ち状態でのみ有効な情報で、発呼予定時刻を示す。
相手先FAX番号160dは、相手先のFAX110のFAX番号を示す情報である。
相手先IPアドレス160eは、SIPサーバ140によりアドレス解決された相手先FAX110のIPアドレスを示す情報である。相手先IPアドレス160eは、呼接続制御部129により格納される。送信ジョブ生成時は、アドレス解決されていないことを示すために「0.0.0.0」が設定される。
リダイヤル回数160fは、リダイヤル回数を示す情報である。リダイヤル回数160fは、例えば、送信ジョブ情報160の生成時は、0回に設定されており、通信終了時に通信ジョブ管理部127において再発呼送信が必要と判断された場合にインクリメントされる。なお、通信ジョブ管理部127は、再発呼送信の試行回数到達の判断を、このリダイヤル回数160fを基に実施する。
通信結果情報160gは、通信制御部126にて実行されたファクシミリ通信の結果を示す情報である。ファクシミリ通信の終了時に通信ジョブ管理部127により通信結果情報160gが参照され、送信ジョブの後処理が実行される。
(動作の説明)
図5(A)〜(I)は、実施の形態1に係るFAX110において、Fコード親展送信を行うための操作に関連して、操作表示装置117に表示される画面の一例を示す概略図である。なお、本説明で使用する各種キーは、全て操作表示装置117に配置されているものとする。
図5(A)に示されている画面P01は、宛先指定の先頭画面である。ユーザの操作により送信原稿がセットされたことを読取装置114が検知することで、操作表示制御部122は、画面P01を操作表示装置117に表示される。そして、画面P01において、ユーザがカーソルキーを操作して、「宛先選択」を選択し、決定キーを押すことで、操作表示制御部122は、画面を宛先選択画面へ遷移させる。
図5(B)に示されている画面P02は、宛先選択面面である。画面P02において、ユーザがカーソルキーを操作して、短縮ダイヤル登録されている宛先を選択後、決定キーを押下することで、宛先の指定が完了し、操作表示制御部122は、画面を宛先指定の先頭画面に遷移させる。なお、操作表示装置117は、画面P02において、テンキー(数字キー)を介して、ユーザから直接番号入力を受け付けてもよい。
図5(C)に示されている画面P03は、宛先選択済みの宛先指定の先頭画面である。画面P03において、ユーザが、Fコード親展送信を指定するため、カーソルキーを操作して「応用設定」を選択し、決定キーを押すことで、操作表示制御部122は、画面を応用設定選択画面に遷移させる。
図5(D)に示されている画面P04は、応用設定選択画面である。ユーザがカーソルキーを操作して「Fコード親展送信」を選択し、決定キーを押すことで、操作表示制御部122は、画面を機能オン/オフ選択面面に遷移させる。
図5(E)に示されている画面P05は、機能オン/オフ選択画面である。ユーザがカーソルキーを操作して「オン」を選択し、決定キーを押すことで、通信ジョブ管理部127は、Fコード親展送信機能を有効とし、操作表示制御部122は、画面をFコード親展Box番号指定画面に遷移させる。
図5(F)に示されている画面P06は、Fコード親展Box番号指定画面である。操作表示装置117は、テンキーを介して、ユーザからFコード親展Box番号の入力を受ける。図5(G)に示されている画面P07は、Fコード親展Box番号指定済みのFコード親展Box番号指定画面である。この画面P07においてユーザが決定キーを押すことで、操作表示制御部122は、Fコード親展Box番号を確定し、画面を応用設定選択画面に遷移させる。
図5(H)に示されている画面P08は、応用設定選択画面である。ユーザが戻るキーを押すことで、操作表示制御部122は、画面を宛先指定の先頭画面に遷移させる。
図5(I)に示されている画面P09は、宛先及びFコード親展送信を指定済みの宛先指定の先頭画面である。この画面P09において、ユーザがスタートキーを押すことで、呼接続制御部129は、Fコード親展送信処理を開始することができる。
なお、Fコード親展送信処理が行われる場合には、送信されるデータに、親展送付先である親展Boxを指定するための親展情報であるFコードが含まれる。
図6は、SIPサーバ140を介して、FAX110AからFAX110Bへファクシミリ送信する場合のシーケンス図である。図6は、FAX110Bが、SIPサーバ140に転送設定を行っていない場合のシーケンスを示す。
FAX110Aの呼接続制御部129は、送信先であるFAX110BのFAX番号「03−1111−3333」を指定して接続を要求するINVITEリクエストを、ネットワーク装置116を介して、SIPサーバ140に送信する(S10)。
SIPサーバ140は、指定されたFAX番号「03−1111−3333」からFAX110BのIPアドレス「11.11.11.33」を特定し、FAX110BへINVITEリクエストを送信する(S11)。また、SIPサーバ140は、FAX110Aに、暫定的に100Tryingレスポンスを返送し(S12)、FAX110Bに接続しようとしていることを通知する。
ネットワーク装置116を介して、SIPサーバ140からINVITEリクエストを受信したFAX110Bでは、通信制御部126が、ファクシミリ受信処理を開始するとともに、呼接続制御部129が、ネットワーク装置116を介して、呼び出し中であることを示す180RingingレスポンスをSIPサーバ140に返送する(S13)。
SIPサーバ140は、FAX110Bから返送された180Ringingレスポンスを中継し、FAX110Aに送信する(S14)。
FAX110Bの通信制御部126は、ファクシミリ着信を開始するとともに、呼接続制御部129は、ネットワーク装置116を介して、200OKレスポンスをSIPサーバ140に返送する(S15)。
SIPサーバ140は、FAX110Bから返送された200OKレスポンスを中継し、FAX110Aに送信する(S16)。
ネットワーク装置116を介して、200OKレスポンスを受信したFAX110Aでは、呼接続制御部129が、ネットワーク装置116を介して、200OKレスポンスを受信したことを示すACKをFAX110Bに対して送信する(S17)。
ネットワーク装置116を介して、FAX110BがACKを受信することにより、FAX110AとFAX110Bとの間のセッションが確立する(S18)。その後、ITU−T勧告T.38に準拠したリアルタイムのファクシミリ通信が行われる(S19)。
FAX110Bにおいてファクシミリ受信が終了すると、FAX110Bの呼接続制御部129は、ネットワーク装置116を介して、メソッドBYEをFAX110Aに送信する(S20)。
ネットワーク装置116を介して、メソッドBYEを受信したFAX110Aでは、呼接続制御部129が、メソッドBYEに対する200OKレスポンスを、ネットワーク装置116を介して、FAX110Bに返送する(S21)。これにより、セッションが終了する。
図7は、SIPサーバ140を介して、FAX110AからFAX110Bへファクシミリ送信する際に、FAX110Bが、SIPサーバ140に転送設定を行っていた場合の第1の処理を示すシーケンス図である。図7では、予め定められた条件付き送信が行われないものとする。ここでは、SIPサーバ140への転送設定処理についての説明は省略する。
FAX110Aの呼接続制御部129は、送信先であるFAX110BのFAX番号「03−1111−3333」を指定して接続を要求するINVITEリクエストを、ネットワーク装置116を介して、SIPサーバ140に送信する(S30)。
SIPサーバ140は、指定されたFAX番号「03−1111−3333」から転送先であるFAX110CのIPアドレス「11.11.11.44」を特定し、このIPアドレスを含む302MovedTemporaryレスポンスを、FAX110Aに送信する(S31)。この場合、転送先に設定されているFAX110CのIPアドレス「11.11.11.44」が、FAX110Aに返送される。
ネットワーク装置116を介して302MovedTemporaryレスポンスを受信したFAX110Aでは、呼接続制御部129が、ネットワーク装置116を介して、ACKをSIPサーバ140に送信する(S32)。
そして、FAX110Aの呼接続制御部129は、ネットワーク装置116を介して、再びINVITEメッセージをSIPサーバ140に送信する(S33)。このとき、呼接続制御部129は、宛先指定として、転送先のIPアドレス、言い換えると、FAX110CのIPアドレス「11.11.11.44」を指定する。
SIPサーバ140は、FAX110Aから送信されたINVITEメッセージを中継して、転送先であるFAX110Cに送信する(S34)。また、SIPサーバ140は、FAX110Aに、暫定的に100Tryingレスポンスを返送し(S35)、FAX110Cに接続しようとしていることを通知する。
ネットワーク装置116を介して、SIPサーバ140からINVITEリクエストを受信したFAX110Cでは、通信制御部126がファクシミリ受信処理を開始するとともに、呼接続制御部129が、ネットワーク装置116を介して、呼び出し中であることを示す180RingingレスポンスをSIPサーバ140に返送する(S36)。
SIPサーバ140は、FAX110Cから返送された180Ringingレスポンスを中継し、FAX110Aに送信する(S37)。
FAX110Cの通信制御部126は、ファクシミリ着信を開始するとともに、呼接続制御部129は、ネットワーク装置116を介して、200OKレスポンスをSIPサーバ140に返送する(S38)。
SIPサーバ140は、FAX110Cから返送された200OKレスポンスを中継し、FAX110Aに送信する(S39)。
ネットワーク装置116を介して、200OKレスポンスを受信したFAX110Aでは、呼接続制御部129が、ネットワーク装置116を介して、200OKレスポンスを受信したことを示すACKをFAX110Cに対して送信する(S40)。
ネットワーク装置116を介して、FAX110CがACKを受信することにより、FAX110AとFAX110Cとの間のセッションが確立する(S41)。その後、ITU−T勧告T.38に準拠したリアルタイムのファクシミリ通信が行われる(S42)。
FAX110Cにおいてファクシミリ受信が終了すると、FAX110Cの呼接続制御部129は、ネットワーク装置116を介して、メソッドBYEをFAX110Aに送信する(S43)。
ネットワーク装置116を介して、メソッドBYEを受信したFAX110Aでは、呼接続制御部129が、メソッドBYEに対する200OKレスポンスを、ネットワーク装置116を介して、FAX110Cに返送する(S44)。これにより、セッションが終了する。
図8は、SIPサーバ140を介して、FAX110AからFAX110Bへファクシミリ送信する際に、FAX110Bが、SIPサーバ140に転送設定を行っていた場合の第2の処理を示すシーケンス図である。図8では、予め定められた条件付き送信が行われるものとする。言い換えると、RAM113に記憶されている送信ジョブ情報160において、通信種別情報160bが、予め定められた通信種別、例えば、Fコード親展送信を示すようになっているものとする。ここでも、SIPサーバ140への転送設定処理についての説明は省略する。
FAX110Aの呼接続制御部129は、送信先であるFAX110BのFAX番号「03−1111−3333」を指定して接続を要求するINVITEリクエストを、ネットワーク装置116を介して、SIPサーバ140に送信する(S50)。
SIPサーバ140は、指定されたFAX番号「03−1111−3333」から転送先であるFAX110CのIPアドレス「11.11.11.44」を特定し、このIPアドレスを含む302MovedTemporaryレスポンスを、FAX110Aに送信する(S51)。この場合、転送先に設定されているFAX110CのIPアドレス「11.11.11.44」が、FAX110Aに返送される。
ネットワーク装置116を介して302MovedTemporaryレスポンスを受信したFAX110Aでは、呼接続制御部129が、ネットワーク装置116を介して、ACKをSIPサーバ140に送信する(S52)。
ここで、FAX110Aの転送設定判定部131は、相手先のFAX110Bが転送設定を行っていると判定して、RAM113に記憶されている送信ジョブ情報160において、送信ジョブ状態情報160aが転送設定解除待ち状態を示すようにする。そして、FAX110Aの呼接続制御部129は、データ送信を保留する。
図9は、FAX110での呼制御を示すフローチャートである。なお、本フローは、送信原稿の読取処理が終了し、ファクシミリ伝送手順による送信を開始する際に実行される。
呼接続制御部129は、ユーザ操作により生成された送信ジョブ情報160を参照し、相手先FAX番号160dに格納されているFAX番号を指定して、ネットワーク装置116を介して、SIPサーバ140に対して接続要求であるINVITEリクエストを送信する(S60)。ここで、呼接続制御部129は、送信ジョブ情報160の送信ジョブ状態情報160aが即時発呼待ち状態である場合に、この処理を行う。
次に、転送設定判定部131は、送信先のFAX110で転送設定がされているか否かを判定する(S61)。例えば、転送設定判定部131は、ステップS60の処理により送信されたINVITEリクエストの応答として、302MovedTemporaryレスポンスで転送先IPアドレスが通知された場合には、送信先のFAX110に対して転送設定がされていると判定する。送信先のFAX110に対して転送設定がされていると判定された場合(S61:Yes)は、処理はステップS62に進み、送信先のFAX110に対して転送設定がされていると判定されなかった場合(S61:No)は、処理はステップS65に進む。なお、転送設定判定部131は、転送設定がされていると判定した場合には、302MovedTemporaryレスポンスで指定された転送先IPアドレスを、送信ジョブ情報160の相手先IPアドレス160eとして設定する。
ステップS62では、条件付き送信判定部130は、現在実行中の送信ジョブが、予め定められた条件付き送信であるか否かを判定する(S62)。例えば、条件付き送信判定部130は、現在実行中の送信ジョブの送信ジョブ情報160を参照し、通信種別情報160bとして設定されている送信種別を確認することで、予め定められた条件付き送信であるか否かを判定する。本実施の形態においては、通信種別情報160bとして設定されている送信種別がFコード親展送信である場合に、予め定められた条件付き送信であると判定される。そして、予め定められた条件付き送信である場合(S62:Yes)には、処理はステップS63に進み、予め定められた条件付き送信ではない場合(S62:No)には、処理はステップS64に進む。
ステップS63では、呼接続制御部129は、Fコード親展送信のための呼制御を一時保留する。そして、呼接続制御部129は、送信ジョブ情報160において、相手先IPアドレス160eの初期化を行い、また、送信ジョブ状態情報160aが転送設定解除待ち状態を示すようにする。
一方、ステップS64では、呼接続制御部129は、送信ジョブ情報160の相手先IPアドレス160eとして格納されているIPアドレスを指定して、ネットワーク装置116を介して、接続要求であるINVITEリクエストをSIPサーバ140に送信する。
ステップS65では、呼接続制御部129は、ステップS60又はS64の呼接続要求により、ファクシミリ通信のためのセッション確立に成功したか否かを判定する。セッションの確立が成功した場合(S65:Yes)には、処理はステップS66に進み、セッションの確立が成功しなかった場合(S65:No)には、処理はステップS68に進む。なお、呼接続制御部129は、セッションの確立が成功しなかった場合には、送信ジョブ情報160において、失敗理由を通信結果情報160gに格納する。
ステップS66では、通信制御部126は、ITU−T勧告T.38に準拠したリアルタイムのファクシミリ通信を実行する。そして、通信制御部126は、送信ジョブ情報160において、その結果を通信結果情報160gとして格納する。
次に、呼接続制御部129は、ファクシミリ通信のために確立したセッションの解放処理を実行する(S67)。そして、呼接続制御部129は、受信側のFAX110との間で確立されたセッションが解放されたことを確認すると、処理をステップS68に進める。
ステップS68では、通信制御部126は、送信ジョブ情報160を参照し、通信結果の表示、通信履歴情報の登録、及び、レポートの作成等のファクシミリ通信終了処理を実行する。
図10は、転送設定解除待ち状態となった送信ジョブの監視処理を示すフローチャートである。なお、本フローは、FAX110が通常待機状態の場合に、予め定められた間隔で周期的に実行されるものである。ここで、予め定められた間隔は、例えば、システムの時刻情報の分情報更新タイミングである。この間隔は、ユーザが設定できるようにされていてもよい。
転送解除待ジョブ監視部132は、実行中ではない全ての送信ジョブ情報160の送信ジョブ状態情報160aを確認済みか否か判定する(S70)。未確認の送信ジョブ情報160がある場合(S70:No)は、処理はステップS71に進む。一方、未確認の送信ジョブ情報160がない場合(S70:Yes)は、本フローは終了される。
ステップS71では、転送解除待ジョブ監視部132は、未確認の送信ジョブ情報160の中から一つの送信ジョブ情報160を特定して、特定された送信ジョブ情報160を判定対象の送信ジョブ情報160とする。
次に、転送解除待ジョブ監視部132は、判定対象の送信ジョブ情報160の送信ジョブ状態情報160aを参照して、送信ジョブ状態情報160aに設定されているジョブ状態が転送設定解除待ち状態であるか否かを判定する(S72)。ジョブ状態が転送設定解除待ち状態である場合(S72:Yes)には、処理はステップS73に進み、ジョブ状態が転送設定解除待ち状態ではない場合(S72:No)は、処理はステップS70に戻る。
ステップS73では、転送解除待ジョブ監視部132は、判定対象の送信ジョブ状態情報160aの送信ジョブ状態情報160aとして即時発呼待ち状態を設定する。なお、送信ジョブ状態情報160aが即時発呼待ち状態となると、呼接続処理部129は、保留されていたデータ送信を再開する(図9のステップS60を参照)。
以上のように、本フローチャートにより、転送設定解除待ち状態となって処理が保留された送信ジョブが再起動され、その呼制御処理にて転送設定が解除されたか否かの再確認が行われることになる。
以上のように、実施の形態1に係るFAX110は、予め定められた条件付き送信において、受信側にて転送設定が行われている場合には、受信側の転送設定が解除されるまで送信処理を一時保留状態とする。これにより、一時的に設定された転送先のFAX110に、本来の宛先であるFAX110と同じ条件が設定されていないことによる通信エラーを未然に防止することができる。従って、送信側ユーザの操作負担を増加させることなく、確実に条件付き送信を行うことができる。
実施の形態2.
(構成の説明)
図1に示されているように、実施の形態2における通信システム200は、FAX210A〜210C(各々を特に区別する必要がない場合には、FAX210という)と、SIPサーバ140とを備える。FAX210と、SIPサーバ140とは、ネットワーク150に接続されている。実施の形態2における通信システム200は、FAX210において、実施の形態1における通信システム100と異なっている。
図2は、実施の形態2に係るFAX210の構成を概略的に示すブロック図である。FAX210は、CPU111と、ROM112と、RAM113と、読取装置114と、印刷装置115と、ネットワーク装置116と、操作表示装置117と、これらを接続するシステムバス118とを備える。実施の形態2に係るFAX210は、ROM112に記憶されているソフトウェアをCPU111が実行することで実現される制御部において、実施の形態1に係るFAX110と異なっている。
図11は、実施の形態2における制御部の一例を概略的に示すブロック図である。制御部220は、システム制御部121と、操作表示制御部122と、読取制御部123と、印刷制御部124と、画像データ処理部125と、通信制御部126と、通信ジョブ管理部127と、レポート作成部128と、呼接続制御部129と、条件付き送信判定部130と、転送設定判定部131と、転送解除待ジョブ監視部132と、転送許可宛先判定部233とを備える。実施の形態2における制御部220は、転送許可宛先判定部233をさらに備える点において、実施の形態1における制御部120と異なっている。
転送許可宛先判定部233は、転送設定において転送先に指定されている宛先である転送宛先が、予めユーザにより設定された転送許可宛先に含まれているか否かを判定し、含まれている場合には、転送宛先へのデータ送信を許可する転送許可宛先判定手段である。転送許可宛先判定部233は、転送設定判定部131にて転送設定がされていると判断された場合に、呼接続制御部129により使用される。ここで、転送許可宛先判定部233は、ROM112又はRAM113に記憶されている転送許可宛先リストを参照することにより、転送先に指定された宛先が予めユーザにより設定された転送許可宛先であるか否かを判定する。
図12は、転送許可宛先リスト261の構成を示す概略図である。
転送許可宛先リスト261は、n個の転送許可FAX番号261−nを持つ配列データである。添え字のnは、配列の要素番号を表しており、1から始まる整数である。転送許可FAX番号261−nは、各々、転送先としてユーザからの転送許可を受けたFAX番号である。
(動作の説明)
図13(A)〜(J)は、実施の形態2に係るFAX210において、転送許可宛先を設定するための操作に関連して、操作表示装置117に表示される画面の一例を示す概略図である。なお、本説明で使用する各種キーは、全て操作表示装置117に配置されているものとする。
図13(A)に示されている画面P21は、機能設定画面である。FAX210が待機状態である場合に、操作表示装置117に通常表示される通常待機画面(図示せず)において、操作表示装置117がユーザの操作によるファンクションキーの押下を検知することで、操作表示制御部122は、画面P21を操作表示装置117に表示させる。そして、画面P21において、ユーザがカーソルキーを操作して「ファックス機能」を選択し、決定キーを押すことで、操作表示制御部122は、画面をファックス機能画面へ遷移させる。
図13(B)に示されている画面P22は、ファックス機能画面である。画面P22において、ユーザがカーソルキーを操作して「宛先設定」を選択し、決定キーを押すことで、操作表示制御部122は、画面を宛先設定画面へ遷移させる。
図13(C)に示されている画面P23は、宛先設定画面である。画面P23において、ユーザがカーソルキーを操作して「転送許可宛先指定」を選択し、決定キーを押すことで、操作表示制御部122は、画面を転送許可宛先指定画面へ遷移させる。
図13(D)に示されている画面P24は、転送許可宛先指定画面である。画面P24において、ユーザがカーソルキーを操作して「新規宛先追加」を選択し、決定キーを押すことで、操作表示制御部122は、画面を転送許可宛先追加画面へ遷移させる。
図13(E)に示されている画面P25は、転送許可宛先追加画面である。画面P25において、ユーザは、テンキーにより転送を許可するFAX番号を入力する。ここでは、ユーザは、FAX番号「03−1111−4444」を入力したものとする。
図13(F)に示されている画面P26は、転送を許可するFAX番号が入力済みの転送許可宛先追加画面である。画面P26において、ユーザが決定キーを押すことで、操作表示制御部122は、入力されたFAX番号を転送許可宛先として転送許可宛先リスト261に新規に追加登録するとともに、画面を新規追加済みの転送許可宛先指定画面へ遷移させる。
図13(G)に示されている画面P27は、新規宛先追加済みの転送許可宛先指定画面である。画面P27において、ユーザが戻るキーを押すことで、操作表示制御部122は、画面を宛先設定画面へ遷移させる。
図13(H)に示されている画面P28は、宛先設定画面である。画面P28において、ユーザが戻るキーを押すことで、操作表示制御部122は、画面をファックス機能画面へ遷移させる。
図13(I)に示されている画面P29は、ファックス機能画面である。画面P29において、ユーザが戻るキーを押すことで、操作表示制御部122は、画面を機能設定画面へ遷移させる。
図13(J)に示されている画面P30は、機能設定画面である。画面P30において、ユーザが戻るキーを押すことで、操作表示制御部122は、画面を通常待機画面へ遷移させる。
図14は、FAX210での呼制御を示すフローチャートである。なお、本フローは、送信原稿の読取処理が終了し、ファクシミリ伝送手順による送信を開始する際に実行される。また、本フローにおいて、図9に示されているフローの処理と同様の処理については、図9と同じ符号が付されている。
図14のステップS60からS62までの処理は、図9のステップS60からS62までの処理と同様である。但し、ステップS62において、予め定められた条件付き送信である場合(S62:Yes)には、処理はステップS80に進む。
ステップS80では、転送許可宛先判定部233は、転送許可宛先リスト261に登録されている複数の転送許可宛先の中に転送先に指定された宛先と一致する宛先が存在するか否かを判定する。そして、転送許可宛先判定部233は、転送許可宛先リスト261に登録されている複数の転送許可宛先の中に転送先に指定された宛先と一致する宛先が存在する場合には、転送送信を許可すると判断する。例えば、転送許可宛先判定部233は、呼接続制御部129に指示することで、転送許可宛先リスト261に登録されている複数の転送許可宛先(FAX番号)に対応するIPアドレスを取得する。具体的には、呼接続制御部129は、転送許可宛先リスト261に登録されている転送許可宛先を先頭から順次指定して、アドレス解決のためにSIPサーバ140に対して、ネットワーク装置116を介して、INVITEリクエストを送信する。そして、転送許可宛先判定部233は、SIPサーバ140から応答レスポンスとして返送された宛先IPアドレスと、ステップS61において相手先IPアドレス160eとして設定された転送先IPアドレスとが一致するか否かを判定する。なお、呼接続制御部129は、このような場合、セッションの確立を回避するため、200OK(例えば、図6のステップS16を参照)に対するACKの返信を行わない。または、呼接続制御部129は、相手先のIPアドレスが取得できた時点で、CANCELリクエストを送信する。転送許可宛先判定部233は、以上のような処理を、転送許可宛先リスト261に登録されている全てのFAX番号に対して行い、何れか一つでも一致した場合に転送許可と判定する。そして、転送許可と判断された場合(S80:Yes)は、処理はステップS64に進み、転送許可と判断されなかった場合(S80:No)は、処理はステップS63に進む。
以上のように、実施の形態2に係るFAX210によれば、条件付き送信において、受信側にて転送設定が行われていた場合であっても、予め設定された転送許可宛先リスト261を参照して、転送送信を許可することができる。これにより、送信側のユーザが宛先に指定したFAX210と、転送先に指定されたFAX210とに同じ条件が設定されていることが予めわかっている場合には、転送設定が解除されるまで待つことなく条件付き送信が実行される。このため、ファクシミリデータの授受に無駄な時間を費やすことがなくなるという効果が得られる。
以上に記載された実施の形態1及び2においては、予め定められた条件付き送信として、Fコード親展送信を例に説明を行ったが、予め定められた条件付き送信は、Fコード中継依頼送信、Fコード掲示板通信又は暗号化送信等であってもよい。
以上に記載された実施の形態1及び2においては、送信ジョブが予め定められた条件付き送信であるか否かを判断しているが、このような判断を省略することもできる。言い換えると、送信ジョブが予め定められた条件付き送信ではない場合でも、転送設定がされているときには、データ送信を保留することができる。
以上に記載された実施の形態1及び2においては、条件付き送信判定部130は、送信ジョブ情報160を参照することで、データ送信が予め定められた条件付き送信であるか否かを判定しているが、このような例に限定されるものではない。例えば、条件付き送信判定部130は、送信されるデータに、Fコード等の予め定められた情報が含まれるか否かにより、データ送信が予め定められた条件付き送信であるか否かを判定してもよい。
以上に記載した実施の形態1及び2においては、本発明をセッション確立プロトコルとしてSIPを使用したFAXに適用した例を説明したが、本発明は、転送設定されていることが判別可能なセッション確立プロトコルを使用した条件付き通信を行う複合機及びファクシミリ装置等を含む、画像形成装置又はデータ送信装置に適用可能である。
100,200 通信システム、 110,210 ファクシミリ装置、 111 CPU、 112 ROM、 113 RAM、 114 読取装置、 115 印刷装置、 116 ネットワーク装置、 117 操作表示装置、 118 システムバス、 120,220 制御部、 121 システム制御部、 122 操作表示制御部、 123 読取制御部、 124 印刷制御部、 125 画像データ処理部、 126 通信制御部、 127 通信ジョブ管理部、 128 レポート作成部、 129 呼接続制御部、 130 条件付き送信判定部、 131 転送設定判定部、 132 転送解除待ジョブ監視部、 233 転送許可宛先判定部、 140 SIPサーバ。

Claims (12)

  1. 送信先にデータ送信するための送信手段と、
    前記送信先で転送設定がされているか否かを判定する転送設定判定手段と、
    前記転送設定判定手段で前記転送設定がされていると判定された場合に、前記送信先で前記転送設定が解除されるまで、前記データ送信を保留するデータ送信保留手段と、を備え
    前記送信手段は、前記送信先で前記転送設定が解除された場合には、前記送信先に前記データ送信を行うこと
    特徴とするデータ送信装置。
  2. 前記データ送信するためのデータは、前記送信先における親展送付先を指定するための親展情報を有し、
    前記データ送信保留手段は、前記親展情報が付加され、かつ、前記転送設定判定手段で前記転送設定がされていると判定された場合に、前記データ送信を保留すること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 前記データ送信保留手段により保留された前記データ送信を再開する保留データ再開手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のデータ送信装置。
  4. 所定時間が経過した場合に、前記データ送信の再開を判断するデータ送信再開判断手段をさらに備え、
    前記保留データ再開手段は、前記データ送信再開判断手段が前記データ送信の再開を判断した場合に、前記データ送信保留手段により保留された前記データ送信を再開すること
    を特徴とする請求項に記載のデータ送信装置。
  5. 前記データ送信保留手段は、前記保留データ再開手段が前記データ送信を再開した場合に、前記転送設定判定手段で前記転送設定がされていると判定されたときは、前記データ送信を再度保留すること
    を特徴とする請求項4に記載のデータ送信装置。
  6. 前記データ送信のためのセッション確立プロトコルがSIPであること
    を特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のデータ送信装置。
  7. 前記データ送信は、予め定められた条件に従ってデータを送信する条件付き送信であること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  8. 前記条件付き送信は、Fコード親展送信、Fコード中継依頼送信、Fコード掲示板通信又は暗号化送信であること
    を特徴とする請求項7に記載のデータ送信装置。
  9. 転送を許可する宛先である転送許可宛先を示す転送許可宛先リストを記憶する記憶手段と、
    前記転送設定において設定されている転送宛先が、前記転送許可宛先リストで示される転送許可宛先と一致している場合には、前記転送宛先への前記データ送信を許可する転送許可宛先判定手段と、をさらに備え、
    前記送信手段は、転送許可宛先判定手段で許可された場合には、前記転送宛先へ前記データ送信を行うこと
    を特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載のデータ送信装置。
  10. 前記転送許可宛先の入力を受け付ける入力手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項9に記載のデータ送信装置。
  11. 送信先にデータ送信するための送信手段と、
    前記送信先で転送設定がされているか否かを判定する転送設定判定手段と、
    前記転送設定判定手段で前記転送設定がされていると判定された場合に、前記送信先で前記転送設定が解除されるまで、前記データ送信を保留するデータ送信保留手段と、を備え
    前記送信手段は、前記送信先で前記転送設定が解除された場合には、前記送信先に前記データ送信を行うこと
    特徴とする画像形成装置。
  12. 送信先にデータ送信するための送信過程と、
    前記送信先で転送設定がされているか否かを判定する転送設定判定過程と、
    前記転送設定判定過程で前記転送設定がされていると判定された場合に、前記送信先で前記転送設定が解除されるまで、前記データ送信を保留するデータ送信保留過程と
    送信先で前記転送設定が解除された場合に、前記送信先に前記データ送信を行う再送信過程と
    を有することを特徴とするデータ送信方法。
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