JP4522743B2 - 定期券発券におけるカナ入力時の駅名表示方法及び自動券売機 - Google Patents
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Description
この方式では利用者が運賃表示盤から運賃を調べるのに手間がかかるため、これを解消して駅名入力の操作性を向上する方法として、自動券売機の表示画面に50音による仮名文字を表示し、利用者がその50音のうちの1つの仮名文字を選択すると、選択された音を先頭文字とする担当領域内の全ての正式名称の駅名及び該正式名称の駅名のうちのいずれかの駅名と類似名称の全ての駅名を検索し、該検索結果を表示画面に表示するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、前段に「筑前」が付く駅名には、筑前山手、筑前新宮、筑前垣生、筑前植木、筑前岩屋、筑前庄内、筑前山家、筑前大板、筑前内野、筑前深江、・・・と10を超え、「土佐」も土佐昭和、土佐一宮、土佐大正、土佐加茂、土佐岩原、土佐久礼、土佐穴内、土佐山田、土佐新荘、土佐大津、・・・と10を超え、同様に10を超える駅名が複数ある。
また、前段に「会津」が付く駅名のように、会津越川、会津塩沢、会津横田、会津下郷、会津蒲生、会津宮下、会津荒海、会津光源、会津高田、会津坂下、会津坂本、会津山村道場、会津若松会津水沼、会津西方、会津川口、会津大塩、会津中川、会津長野、会津田島、・・・と20を超える駅名もある。
また、上記地名は、狭い範囲に集中する(筑前OOは、筑前地方に集中する)ため、自動券売機の購入可能範囲を制限しても効果が無いものであった。
さらに、上記の従来の方法では、仮名キー入力後、駅名一覧を別画面に表示しているが、駅名一覧を同一画面上に表示させることにより、更に操作性の向上が図れるが、この場合、画面スペースには限りがあるため、一覧表示できる候補数を、別画面表示に比べ少なくする必要があった。
以上は、自動券売機で切符を購入する場合の駅名の入力に関するものであるが、利用者が定期券を購入するために自分の乗車駅と降車駅の駅名を入力する場合にも同様の問題点があった。
図1の自動券売機は、50音のカナ入力画面や定期券購入ボタン等を表示すると共に、利用者が各種入力操作を行うタッチパネル付き表示装置1と、硬貨の入出金を行う硬貨部2と、紙幣の入出金を行う紙幣部3と、切符の発行や読み取りを行う発券プリンタ4と、定期券の発行や読み取りを行う定期券発行部5と、券類発券処理等のプログラムを記憶する記憶部6と、上記1〜6の制御を行う制御部7とからなる。
記憶部6は、ROMやRAM等の半導体メモリ、FD(フロッピー(登録商標)・ディスクが装着されるFDドライバ、HD(ハードディスク)が装着されるHDドライバ、MO(光磁気)ディスクが装着されるMOドライバ等からなる。
また、制御部7は、CPU等からなり、記憶部6に記憶されているプログラムに基づいて券類発券処理等を実行し、自動券売機の全体を制御する。
なお、媒体を扱うユニットとしては、上記2〜6のユニットの他にもクレジットカードを扱うユニットやICカードを扱うユニットなどが接続され、制御部7によって制御される場合もある。
そのほか、図2に示す顧客操作面10は、ディスプレイ11と、ディスプレイ11上に設けられるタッチパネル12と、選択群ボタン13と、係員呼出ボタン14と、硬貨投入口15と、硬貨排出口16と、紙幣挿入口17と、カード挿入口18と、発券口19とから構成されている。
ディスプレイ11は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイなどからなり、例えば乗車券や指定券の種類を選択するための選択画面や、定期券を購入するために乗車駅、降車駅の駅名を検索するための50音のカナ入力画面等の各種データが表示される。
硬貨投入口15は硬貨を投入するためのものであり、例えば複数枚の硬貨をまとめて投入することができる。硬貨排出口16には、釣り銭やの硬貨等が排出される。紙幣挿入口17からは、1万円札、五千円札、二千円札、千円札が挿入される。紙幣排出口18からは釣り銭となる紙幣の五千円札、二千円札、千円札が排出される。カード挿入口19からは、プリペイドカードや使用中の定期券等が素入又は排出される。発券口20からは、発券処理された乗車券、特急券、定期券等の各種券類が排出される。
図3の(a)に示すカナ入力画面の初期状態の画面には、自動発券機が東京近郊に設置されている場合、画面中央部に五十音のカナ文字ボタンが表示されたカナ文字ボタン領域aが表示され、画面上部に8つの駅名が表示された駅名ボタン領域bが表示され、画面中央部より下の画面下部に白黒表示、英語表示、全画面に戻るが表示された表示案内ボタン領域cが表示され、画面最下部に投入金額、時刻表示エリア等が表示されたテロップ領域dが表示され、画面右側に定期券購入のための定期券の種類、使用開始日、有効期間、乗車駅、降車駅、購入者の氏名等が表示された定期券購入ボタン領域eが表示されている。
図4はショートカット候補の漢字名と読み仮名を対応させたショートカットテーブルの構成例を示す図で、ショートカットテーブルは記憶装置6に格納されている。図5はショートカットテーブルのソート後の構成例を示す図で、ソート後の構成例は記憶装置6に格納されている。
まず、ディスプレイ11に表示されているカナ入力画面に対し、利用者が目的とする例えば乗車駅の駅名を入力する(ステップS1)。
例えば、駅名「武蔵境」を入力したい場合で、図3の(a)に示すようにカナ入力画面が初期状態のときは、ショートカット候補を表示するショートカット領域fが表示されておらず、駅名「武蔵境」の共通先頭文字である50音のカナ文字のボタンの「む」、「さ」、「し」を入力する。
そうすると、制御部7は選択された音から駅名を検索し、駅名ボタン領域bに「武蔵」に因んだ8つの候補駅名「武蔵五日市」、「武蔵浦和」、「武蔵小金井」、「武蔵小杉」、「武蔵境」、「武蔵白石」、「武蔵新城」、「武蔵高萩」の駅名が表示される。そこで、「武蔵境」の駅名を押下すると、定期券購入ボタン領域eの乗車駅の欄に「武蔵境」が表示される。なお、降車駅の駅名の入力の場合も同様である。
なお、ショートカット候補の「武蔵」に因んだ候補駅名は8つで全て表示されるが、例えば、「越前」のようにこれに因んだ候補駅名が8つ以上あって全て表示されないときがある。このときには、入力したい駅名が「越前山手」で、ショートカットボタン領域fにショートカット候補の「越前」が表示されている場合には、ショートカットボタンの「越前」を押下すると共に50音のカナ文字ボタンの「や」を入力する。そうすると、制御部7は駅名ボタンの領域bに「越前」と「や」に因んだ複数の候補駅名「越前山手」、「越前山O」、「越前山△」等が表示される。そこで、「越前山手」を押下すると、制御部7は定期券購入ボタン領域eの乗車駅の欄に「越前山手」を表示させる。なお、降車駅の駅名の入力の場合も同様である。
そして、例えば「武蔵」というショートカット候補が表示されており、「武蔵」のショートカット候補が押下された場合は、制御部7は図4に示すショートカットテーブルの武蔵の漢字名に対応したカウント数の欄にカウント数が加算されると共に最新カウント日の欄にカウント日(日時でも可)を登録する。また、武蔵の漢字名に対応したカウント数の欄にカウント数が既に記載されていればカウント毎にカウント数がカウントアップされ、最新カウント日の欄にカウント日が登録されていれば、カウント日が更新される(ステップS3)。なお、ショートカットボタン領域fにショートカット候補が表示されているということは、ショートカット候補テーブル(図示省略)に表示登録がされていることを意味する。
そして、入力された駅名の前段の共通先頭文字の漢字名であるショートカット候補がショートカットテーブルに存在していれば、制御部7はショートカットテーブルのショートカット候補に対応するカウント数の欄にカウント数が加算されると共に最新カウント日の欄にカウント日(日時でも可)が登録される。また、カウント数の欄にカウント数が既に記載されていればカウント毎にカウント数がカウントアップされ、最新カウント日の欄にカウント日が登録されていれば、カウント日が更新される(ステップS5)。
次に、制御部7はショートカットボタンのテーブルに表示登録されているショートカット候補について、利用回数が多い順にソートし、日々ソートが更新される(ステップS7)。
図5はショートカットボタンのテーブルのソート後の例を示している。
また、利用回数が同数のショートカット候補がある場合はショートカット候補を更新日が新しい順にソートする(ステップS8)。
そして、制御部7はソートした上位5個のショートカット候補をショートカットボタン領域fに表示させる。
Claims (7)
- 自動券売機のタッチパネル付き表示装置の定期券購入ボタン領域を有するカナ入力画面に50音によるカナ文字と、駅名の共通先頭文字を漢字文字で表すショートカット候補を複数示したショートカットボタンを所定の条件の下で表示し、利用者が特定のショートカット候補を示したショートカットボタンを選択すると、該選択されたショートカット候補に関連する全ての駅名を検索し、該検索結果の複数の駅名を前記カナ入力画面に表示し、該カナ入力画面に表示された検索結果の複数の駅名から利用者が希望する駅名を選択すると、前記定期券購入ボタン領域の乗車駅又は降車駅の欄に該選択された駅名が表示されるようにする定期券発券におけるカナ入力時の駅名表示方法であって、
前記カナ入力画面に前記ショートカットボタンを表示する所定の条件は、
前記カナ入力画面に表示された50音によるカナ文字から利用者が駅名のカナ文字を入力し、該入力により表示された駅名が共通先頭文字を有する駅名に該当するか否かをチェックし、当該共通先頭文字を有する駅名に該当するときにはショートカット候補の利用数としてカウントし、引き続く利用者の駅名のカナ文字入力毎に行われたショートカット候補の利用数のカウント値が所定数に達したショートカット候補のみを、前記ショートカットボタンとして登録することであることを特徴とする定期券発券におけるカナ入力時の駅名表示方法。 - 前記カナ入力画面に表示されたショートカットボタンが示すショートカット候補が選択された場合にもショートカット候補の利用数としてカウントされることを特徴とする請求項1記載の定期券発券におけるカナ入力時の駅名表示方法。
- 前記ショートカット候補の利用数をカウントしたときに、記憶部に記憶されるカウント日に関する情報を更新することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定期券発券におけるカナ入力時の駅名表示方法。
- 前記ショートカット候補を利用数が多い順にソートし、ソートした上位5つをショートカットボタンに示すようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか記載の定期券発券におけるカナ入力時の駅名表示方法。
- 定期券購入ボタン領域を有するカナ入力画面に入力された駅名を表示させるタッチパネル付き表示装置を備えた自動券売機において、
前記タッチパネル付き表示装置のカナ入力画面に50音によるカナ文字と、駅名の共通先頭文字を漢字文字で表すショートカット候補を複数示したショートカットボタンを所定の条件の下で表示させ、利用者が特定のショートカット候補を示したショートカットボタンを選択すると、該選択されたショートカット候補に関連する全ての駅名を検索し、該検索結果の複数の駅名を前記カナ入力画面に表示させ、該カナ入力画面に表示された検索結果の複数の駅名から利用者が希望する駅名を選択すると、前記カナ入力画面に表示された定期券購入ボタン領域の乗車駅又は降車駅の欄に該選択された駅名を表示させる制御手段を有し、
前記制御手段が前記カナ入力画面に前記ショートカットボタンを表示させる所定の条件は、
前記カナ入力画面に表示された50音によるカナ文字から利用者が駅名のカナ文字を入力すると、該入力により表示された駅名が共通先頭文字を有する駅名に該当するか否かをチェックし、当該共通先頭文字を有する駅名に該当するときにはショートカット候補の利用数としてカウントし、引き続く利用者の駅名のカナ文字入力毎に行われたショートカット候補の利用数のカウント値が所定数に達したショートカット候補のみを、前記ショートカットボタンとして登録することであることを特徴とする自動券売機。 - 前記カナ入力画面に表示されたショートカットボタンが示すショートカット候補が選択された場合にもショートカット候補の利用数としてカウントすることを特徴とする請求項5記載の自動券売機。
- 前記ショートカット候補の利用数をカウントしたときのカウント日に関する情報を保持する記憶部を備え、前記制御手段は、前記ショートカット候補の利用数をカウントしたときに前記カウント日に関する情報を更新することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の自動券売機。
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