JP4522210B2 - 釣用浮き - Google Patents

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Description

本発明は、釣りの際に使用される浮きに関するものである。
釣りのジャンルに「浮き釣り」というものがある。図10は、一般的な浮き釣りの仕掛けを示す模式図である。浮き釣りでは、中通しタイプの浮きが使用されることが多い(例えば、特許文献1〜特許文献5参照)。
中通しタイプの浮き1は、一般に略紡錘形に形成されており、その軸方向に沿ってライン挿通孔が設けられている。釣竿2に沿って案内されたライン3は、浮き1のライン挿通孔に挿通される。ライン3の先端部には、サルカンと称される連結具4を介してハリス5が連結される。なお、ハリス5の先端には針6が結び付けられている。また、ライン3の所定位置には、浮止具7が取り付けられている。この浮止具7は、針6、ハリス5及びライン3等がその自重によって水中に潜行していくことによって、相対的に浮き1に近接し当接する。これにより、仕掛けが水中に投入された際の、針6の水中での位置(俗に「タナ」と称される。)が決定されることになる。
特開2001−309739号 特開2000−287593号 特開2000−125729号 特開2000−60383号 特開平11−18647号公報
ところで、実釣においては、釣り場の状況(風、波、潮流等)に応じて浮きの重量(すなわち水中での浮力)や外形形状の大きさが変更される場合がある。つまり、浮き1が他の浮きに交換される場合がある。しかし、中通しタイプの浮きが交換される場合には、釣人は、浮きを交換する際に一旦ライン3を切断し、交換された他の浮きに再びライン3を挿通しなければならず、したがって、浮きの交換作業が繁雑であるという問題があった。かかる問題は、予め定められた時間内で釣果を競う競技会等においては、特に重大であった。
そこで、本発明の目的は、簡単且つ迅速に交換することができる中通しタイプの釣用浮きを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る釣用浮きは、ライン挿通孔が軸方向に沿って貫通形成された中通しタイプの釣用浮きであって、ライン挿通孔に沿ってつる巻線状に延び且つライン挿通孔を軸方向に二分割する螺旋曲面からなる切断面によって二分割可能に構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、釣用浮きは、切断面で二分割されることによって、一対の浮き分割体に分離されることになる。しかも、この切断面は、ライン挿通孔に沿って延びるので、当該釣用浮きは、軸方向に沿ってライン挿通孔と共に縦方向に分割される。ここで、上記切断面は、ライン挿通孔に沿ってつる巻線状に延び且つライン挿通孔を軸方向に二分割する螺旋曲面であるから、両浮き分割体は、互いに螺合可能な形状となる。
したがって、一方の浮き分割体が他方の浮き分割体にねじ込まれることによって、当該釣用浮きが組み立てられる。また、一方の浮き分割体が他方の浮き分割体に対して回転されるだけで、両者は、簡単に分離される。しかも、両浮き分割体が合体されているときは、両浮き分割体が互いに螺合状態となっているから、釣人が意図的に両者の螺合を解除する作業をしない限り、すなわち、釣人が意図的に一方の浮き分割体を他方の浮き分割体に対して相対的に回転させるという動作をしない限り、常時両者の合体状態は確実に維持される。
ところで、この釣用浮きがラインに装着されるときは、釣人は、ラインを中心として当該ラインがライン挿通孔間に嵌め込まれるように一対の浮き分割体を螺合させる。このとき、ライン挿通孔を分割する切断面が上記螺旋曲面であるから、当該螺旋曲面に沿う方向とライン挿通孔の方向とが一定の角度で交わることになる。したがって、浮き分割体が螺合するときに、ラインが上記螺旋曲面に噛み込んでしまうことが防止される。その結果、釣人は、釣用浮きの着脱作業を簡単且つ迅速に行うことができる。
(2) 特に、上記螺旋曲面は、ライン挿通孔の回りに(n+0.5:nは自然数)回転するように形成されているのが好ましい。つまり、上記螺旋曲面は、上記ライン挿通孔の回りを周回するように形成されるが、このときの螺旋曲面の回転数は、1.5回転や、2.5回転等、自然数回数プラス半回転されているのが好ましい。
この構成では、螺旋曲線の始端と終端との間で180°の位相差が生じる。これにより、例えば、釣用浮きが分割される場合において、釣人が当該釣用浮きを軸方向に沿って(ライン挿通孔に沿って)指で圧縮する際に、指を掛けやすくなる。両浮き分割体は、このように圧縮されるだけで、螺旋曲面によって構成されるリードに沿って互いにスライドするから、釣用浮きの分割作業が容易になるという利点がある。
(3) 上記合体状態を保持するための一対の磁石がさらに設けられていてもよい。この場合、一対の磁石は、上記切断面を挟んで対向配置されているのが好ましい。この構成では、磁力によって一対の浮き分割体の合体状態が保持されるので、釣人が意図的に一方の浮き分割体を他方の浮き分割体に対して相対的に回転させるという動作をしない限り、両者の合体状態は一層確実に維持される。
(4) 上記磁石のN極及びS極は、上記ライン挿通孔の両側に配置されているのが好ましい。この構成では、各磁石のそれぞれのN極及びS極は、ライン挿通孔を挟んで左右に配置されることになる。したがって、釣用浮きを構成する各浮き分割体は、同一形状に形成されることができ、これにより、釣用浮きは、2つの同一部品が組み合わされることによって構成される。その結果、釣用浮きの製造コストの低減が図られる。
(5) さらに、上記磁石は、浮力調整錘を兼ねているのが好ましい。これにより、釣用浮きの部品点数が削減され、一層コストダウンが図られる。
以上のように本発明によれば、釣用浮きは、ライン挿通孔が縦方向に二分割される状態で分割され得るから、当該釣用浮きが仕掛けに装着されている状態であっても、釣人は、当該釣用浮きを分割することによって、ラインを切断することなく当該釣用浮きを簡単且つ迅速に仕掛けから取り外すことができる。同様に、釣人は、ラインを切断することなく、釣用浮きを仕掛けに簡単且つ迅速に装着することができる。加えて、釣用浮きは、同一形状の浮き分割体が2つ組み合わされることによって構成され得るから、組立精度が高く且つ安価であるという利点がある。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
<第1の実施形態>
図1及び図2は、それぞれ、本発明の第1の実施形態に係る釣用浮きの正面図及び平面図である。
図1が示すように、この釣用浮き10は、いわゆる中通しタイプであって、ライン11が釣用浮き10のライン挿通孔12に挿通されることによって、当該釣用浮き10がライン11に装着されている。釣用浮き10は、略紡錘形状に形成されており、所定の重量に設定されている。したがって、釣用浮き10は、水中に投入された状態で、同図が示す姿勢となり、一定の浮力が生じる。なお、釣用浮き10の外形形状は、略紡錘形に限定されるものではなく、他の種々の形状が採用され得る。
本実施形態に係る釣用浮き10の特徴とするところは、この釣用浮き10が軸方向(ライン挿通孔12の中心)を中心として分割(すなわち縦方向に分割)されるようになっている点であり、これにより、釣用浮き10は、ライン11が切断されることなくライン11から取り外されるようになっている。
釣用浮き10は、例えば樹脂や木材等により構成され得る。釣用浮き10は、切断面13によって切断されている。この切断面13は、ライン挿通孔12に沿って延びている。具体的には、切断面13は螺旋曲面として構成されており、ライン挿通孔12に沿ってつる巻線状に延びている。そして、この切断面13は、ライン挿通孔12をも軸方向に二分割するように、釣用浮き10を軸方向に分割している。
したがって、この螺旋曲面からなる切断面13は、ライン挿通孔12に沿って当該ライン挿通孔12の回りを回転するように形成されており、本実施形態では、切断面13の始端(釣用浮き10の上端)から終端(釣用浮き10の下端)に至るまでに、切断面13は、1.5回転している。もっとも、切断面13の回転数は、これに限定されるものではなく、他の回転数に設定されることも可能である。ただし、切断面13の回転数は、(n+0.5:nは自然数)、つまり、自然数回プラス半回転されているのが好ましい。その理由は後述される。
図3は、釣用浮き10が分割された状態を示す正面図である。
前述のように、釣用浮き10は、切断面13によって分割されているから、所要時において、釣用浮き10は、切断面13によって二分割され、二つの浮き分割体14、15に分解される。そして、釣用浮き10がこのように分割されたときは、上記切断面13は、ライン挿通孔12をも縦方向に分割する。一方、二つの浮き分割体14、15は、切断面13に沿って螺合されることによって、再び釣用浮き10が組み立てられる。もっとも、この状態で、上記ライン挿通孔12も構成される。
このように、本実施形態に係る釣用浮き10は、ライン挿通孔12が縦方向に二分割される状態で分解されるから、釣用浮き10がライン11に装着されている状態(図1参照)であっても、釣人は、釣用浮き10を分割することによって、ライン11を切断することなく釣用浮き10を簡単且つ迅速にライン11から取り外すことができる。同様に、釣人は、ライン11を浮き分割体14、15のうちいずれか一方側のライン挿通孔12に沿わせた状態で、両浮き分割体14、15を互いに螺合させることにより、ライン11を切断することなく、釣用浮き10をライン11に簡単且つ迅速に装着することができる。このことは、すなわち、釣人は、ライン11を切断することなく、釣用浮き10をライン11に着脱することができることを意味し、これにより、実釣において、釣り場の状況に応じて釣用浮きを交換する必要が生じたときに、釣人は、迅速に対応することができる。
本実施形態では、上記切断面13が螺旋曲面により構成されているから、一方の浮き分割体14が他方の浮き分割体15にねじ込まれることによって、釣用浮き10が組み立てられ、また、一方の浮き分割体14が他方の浮き分割体15に対して回転されるだけで、両者は、簡単に分割される。つまり、釣用浮き10の組立及び分解がきわめて簡単な操作により行われる。
しかも、両浮き分割体14、15が合体されているときは、両者は互いに螺合されているから、釣人が意図的に両者の螺合を解除する作業をしない限り、常時両者の合体状態が維持され、その結果、実釣において釣用浮き10が不用意にライン11から外れてしまうことはない。また、浮き分割体14、15のいずれか一方にライン挿通孔12を中心とする回転モーメントが加わらない限り、両浮き分割体14、15が分離されないので、例えば、実釣において釣用浮き10が岩等に激しく衝突した場合であっても、その衝撃によって釣用浮き10が二分割されてしまうこともない。
特に、本実施形態では、上記切断面13は、ライン挿通孔12に沿って1.5回転されているから、切断面13の始端と終端との間で180°の位相差が生じる。これにより、釣人が釣用浮き10を軸方向に沿って(ライン挿通孔12に沿って)指で圧縮する際に、釣人にとって指を掛けやすくなり、浮き分割体14、15は、このように圧縮されるだけで、切断面13によって構成されるリードに沿って互いにスライドする。したがって、釣用浮き10の分割作業がきわめて容易に行われる。
本実施形態に係る釣用浮き10は前述のように樹脂等から構成されるが、樹脂の種類が適宜選択されることにより、浮き分割体14、15の比重が調整される。その結果、釣用浮き10の水中での浮力が自在に設定され、釣用浮き10は、水面に浮かぶ浮きとしても構成され得るし、水中に沈む浮き(一般に「水中浮き」と称される。)としても構成され得る。なお、釣用浮き10の水中での浮力は、浮き分割体14、15に所定重量の錘が取り付けられることによっても調整され得る。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明される。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る釣用浮きの正面図であり、図5は分解斜視図である。
本実施形態に係る釣用浮き30が上記第1の実施形態に係る釣用浮き10と異なるところは、浮き分割体14及び浮き分割体15に一対の磁石31、32が設けられており、これらは上記切断面13(螺旋曲面)を挟んで対向配意されている点である。この一対の磁石31、32によって、浮き分割体14、15の合体状態が保持される。なお、釣用浮き30のその他の構成については、上記釣用浮き10と同様である。
磁石31及び磁石32は同一形状を呈し、共に半円環状に形成されている。各磁石31、32は、例えば円環状の磁石が径方向に沿って切断されることによって構成され得る。本実施形態では、磁石31は、浮き分割体14の下端部に埋設されている。ただし、磁石31は、その端面が浮き分割体14の切断面13に露出するように配置されていてもよいことは勿論である。浮き分割体14が成形される際に、例えば磁石31がインサートされることにより、磁石31が内蔵された浮き分割体14が構成される。磁石31は、その一方端部がN極又はS極のいずれか一方となり、その他方端部がN極又はS極のいずれか他方となる。もっとも、浮き分割体14が成形された後、浮き分割体14の下端部に磁石31が嵌め込まれる凹部が形成され、当該凹部に磁石31が嵌合固定されるものであってもよい。
同様に、磁石32は、浮き分割体15の下端部に埋設されている。磁石32も、その端面33が浮き分割体15の切断面13に露出するように配置されていてもよい。浮き分割体15が成形される際に、例えば磁石32がインサートされることにより、磁石32が内蔵された浮き分割体15が構成される。もっとも、浮き分割体15が成形された後、浮き分割体15の下端部に磁石32が嵌め込まれる凹部が形成され、当該凹部に磁石32が嵌合固定されるものであってもよい。
浮き分割体14と浮き分割体15とが合体した状態では、磁石32は、磁石31と対向するように浮き分割体15に固定されている。磁石32は、磁石31と同様に、その一方端面33aがN極又はS極のいずれか一方となり、磁石32の他方端面33bがN極又はS極のいずれか他方となる。ただし、磁石31の一方端部がN極であるならば、これと対向する磁石32の一方端面33aはS極となるように設定されている。すなわち、本実施形態では、磁石31のN極及びS極と、磁石32のS極及びN極とは、それぞれ上記ライン挿通孔12の両側に配置されており、磁石31のN極と磁石32のS極とが対向し、磁石31のS極と磁石32のN極とが対向するようになっている。
言い換えれば、本実施形態では、磁石31のN極及びS極と、磁石32のS極及びN極とがそれぞれ上記ライン挿通孔12の両側に(左右に)配置されるから、磁石31が設けられた浮き分割体14と磁石32が設けられた浮き分割体15とは、同一の構成とすることができる。つまり、釣用浮き30は、2つの同一部品が組み合わされることによって構成され、その結果、釣用浮き30の製造コストが低く抑えられる。
本実施形態に係る釣用浮き30では、浮き分割体14及び浮き分割体15が合体したときは、磁石31と磁石32とが所定の磁力によって引き合うので、浮き分割体14、15の合体状態が保持される。したがって、釣人が意図的に一方の浮き分割体14(15)を他方の浮き分割体15(14)に対して相対的に回転させようとする動作をしない限り、両者の合体状態は、確実に維持されるという利点がある。
しかも、上記磁石31、32は、好適には鉄鋼材料から構成されるから、一般に比重が大きく、磁石31、32の重量設定の自由度が大きい。したがって、磁石31、32が予め所定の重量に容易に設定されることができ、これにより、磁石31、32は、釣用浮き30の浮力調整錘を兼ねることができる。その結果、釣用浮き30の製造コストの低減が図られるという利点もある。
次に、本実施形態の変形例について説明される。図6は、本実施形態の変形例に係る釣用浮きの正面図であり、図7は要部拡大斜視図、図8は分解斜視図である。
本変形例に係る釣用浮き40が上記実施形態に係る釣用浮き30と異なるところは、上記釣用浮き30では、磁石31、32が浮き分割体14、15に埋設されていたのに対し、本変形例に係る釣用浮き40では、釣用浮き40の下端部41が一対の磁石42、43から構成され、これら磁石42、43が上記切断面13を挟んで対向配置されている点である。
図8が示すように、浮き分割体14の下端部44は、磁石42により構成されている。この磁石42は、鉄鋼材料からなる。この磁石42は、例えば接着剤等により浮き分割体14側に接着されている。なお、この磁石42は浮き分割体14の一部を構成するものであるから、磁石42には、ライン挿通孔12が設けられている。この磁石42は、図7及び図8が示すように、ライン挿通孔12の周りに螺旋状に捩られた形状を呈し、一方端部45がN極を構成し、他方端部46がS極を構成している。
また、浮き分割体15の下端部47は、磁石43により構成されている。この磁石43は、上記磁石42と同様の形状であり、鉄鋼材料からなる。この磁石43は、例えば接着剤等により浮き分割体15側に接着されている。なお、この磁石43は浮き分割体15の一部を構成するものであるから、磁石43には、ライン挿通孔12が設けられている。この磁石43は、図7及び図8が示すように、ライン挿通孔12の周りに螺旋状に捩られた形状を呈し、一方端部48がS極を構成し、他方端部49がN極を構成している。なお、仮に上記磁石42の一方端部45がS極を構成し、他方端部46がN極を構成するならば、磁石43の一方端部48がN極を構成し、他方端部49がS極を構成する。要するに、磁石42、43は、浮き分割体14、15が合体した状態で、上記切断面13を挟んで対向し、互いに引き合うように配置される。
本変形例においても、浮き分割体14の下端部44(磁石42)のN極及びS極と、浮き分割体15の下端部47(磁石43)のS極及びN極とは、それぞれ上記ライン挿通孔12の両側に配置されており、上記下端部44のN極と上記下端部47のS極とが対向し、上記下端部44のS極と上記下端部47のN極とが対向するようになっている。換言すれば、上記下端部44のN極及びS極と、上記下端部47のS極及びN極とがそれぞれ上記ライン挿通孔12の両側に(左右に)配置されるから、浮き分割体14と浮き分割体15とは、同一の構成とすることができる。つまり、釣用浮き40は、2つの同一部品が組み合わされることによって構成され、その結果、釣用浮き40の製造コストが低く抑えられる。
この釣用浮き40においても、浮き分割体14及び浮き分割体15が合体したときは、磁石42と磁石43とが所定の磁力によって引き合うので、浮き分割体14、15の合体状態が保持される。したがって、釣人が意図的に一方の浮き分割体14(15)を他方の浮き分割体15(14)に対して相対的に回転させようとする動作をしない限り、両者の合体状態は、確実に維持される。
しかも、上記磁石42、43が鉄鋼材料から構成されることから、一般に磁石42、43の比重が大きい。したがって、磁石42、43が予め所定の重量に設定されることによって、磁石42、43は、釣用浮き40の浮力調整錘を兼ねることができる。その結果、釣用浮き30の部品点数が削減され、製造コストの低減が図られるという利点もある。
ところで、上記各実施形態に係る釣用浮き10、30、40では、浮き分割体14、15が所定の重量に設定されることにより、釣用浮き10、30、40の水中での浮力が決定される。前述のように、浮き分割体14、15は、紡錘形の釣用浮き10、30、40が上記切断面13に沿って二分割されたものであるから(図3、図5、図8参照)、互いに同一の形状である。しかも、浮き分割体14、15は、一般に金型により成形されるから、浮き分割体14の重量と異なる重量の浮き分割体15が容易に成形される。
したがって、釣人が予め重量の異なる複数の浮き分割体14、15を用意しておくことにより、釣人は、自己の所望の浮力の釣用浮きを構成することができる。浮き分割体14、15の重量の違いは、浮き分割体14、15に施される塗料の色によって区別される。実釣においては、釣人は、複数の浮き分割体14、15のうち任意の2つを組み合わせることによって、使用する釣用浮きの浮力をさまざまに変更することができる。しかも、浮き分割体14、15の重量が塗料の色によって区別される場合は、釣人にとってその重量の違いが一目瞭然であり、釣用浮きの浮力設定が迅速に行われる。
<参考例>
次に、本発明に関連する参考例について説明される。
図9は、本発明に関連する参考例に係る釣用浮き20の分解斜視図である。
この参考例に係る釣用浮き20が上記実施形態に係る釣用浮き10と異なるところは、上記釣用浮き10は、螺旋曲面からなる切断面13によって切断されていたのに対し、釣用浮き20は、平面からなる切断面21によって切断されている点、切断面21によって切断されることによって構成される浮き分割体22、23のうち、浮き分割体22には係合突起24が突設されており、一方、浮き分割体23には、係合突起24が係合される係合凹部25が設けられている点、及び釣用浮き20が水中に投入されたときに、当該釣用浮き20がさらに安定した姿勢となるように錘26が設けられている点である。
釣用浮き20の外形形状は、上記釣用浮き10と同様に略紡錘形に形成されている。釣用浮き20を構成する材料についても、上記釣用浮き10と同様に、樹脂や木材等が採用され得る。上記錘26は、鉛、タングステン合金等の比重の大きい金属が採用される。本実施形態では、錘26は、円柱状に形成され、釣用浮き20の下端部に埋設されている。錘26の中央部には貫通孔27が設けられており、この貫通孔27は、ライン挿通孔12と一体的に連続している。
前述のように、切断面21は、平面である。この切断面21によって釣用浮き20は、軸方向(すなわち、ライン挿通孔12の方向)に沿って真っ二つに分割されている。したがって、切断面21によって釣用浮き20が分割されたときは、ライン挿通孔12及び上記貫通孔27も軸方向に分割される。
上記係合突起24は、浮き分割体23側の切断面21に突設されている。釣用浮き20では、係合突起24は、切断面21に直交するように設けられた棒状部材からなり、その先端部は、略球形に形成されている。一方、上記係合凹部25は、浮き分割体22側の切断面21に設けられている。係合凹部25の内径寸法は、係合突起24の先端部の外径寸法に対応されており、係合凹部25の深さ寸法は、係合突起24が完全に収容されるために十分な寸法が設定されている。そして、係合突起24が係合凹部25に挿入されると、浮き分割体22、23は、隙間なく対向配置され、係合凹部25は、係合突起24を所定の保持力で保持する。これにより、両浮き分割体22、23は、当該所定の保持力で合体される。なお、釣用浮き20では、係合突起24及び係合凹部25は、2つ設けられているが、これらの数量については何らの制限もなく、さらに多数設けられていてもよいし、単一であってもよい。
この釣用浮き20では、浮き分割体22、23が対向配置されることによって、上記係合突起24と係合凹部25とが嵌め合わされ、これにより、釣用浮き20が組み立てられ、ラインが挿通されるライン挿通孔12が構成される。また、浮き分割体22、23が互いに離反されることによって、釣用浮き20は、ライン挿通孔12が縦方向に分割された状態で二分割される。
したがって、釣用浮き20がラインに装着されている状態であっても、釣人は、釣用浮き20を分割することによって、ラインを切断することなく釣用浮き20を簡単且つ迅速にラインから取り外すことができる。同様に、釣人は、ラインを切断することなく、釣用浮き20をラインに簡単且つ迅速に装着することができる。このことは、すなわち、釣人は、ラインを切断することなく、釣用浮き20をラインに着脱することができることを意味し、これにより、実釣において、釣り場の状況に応じて釣用浮きを交換する必要が生じたときに、釣人は、迅速に対応することができる。
ただし、釣用浮き20では、上記係合突起24と係合凹部25とが嵌め合わされることによって組み立てられるので、浮き分割体22、23の合体力が弱く、上記実施形態に係る釣用浮き10に比べて両者が分離されやすい。そのため、実釣において釣用浮き20が岩等に衝突した場合には、その衝撃によって二分割されてしまうおそれがある。
また、この参考例に係る釣用浮き20では、上記ライン挿通孔12を分割する切断面21が平面であることから、浮き分割体22、23が合体されるときは、ラインがライン挿通孔12と切断面21との境界部分に挟み込まれてしまう(食い込んでしまう)おそれが強い。
本発明は、釣りに使用される浮きに適用され得る。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る釣用浮きの正面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る釣用浮きの平面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る釣用浮きの分割正面図である。 図4は、本発明の第2の実施形態に係る釣用浮きの正面図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係る釣用浮きの分解斜視図である。 図6は、本発明の第2の実施形態の変形例に係る釣用浮きの正面図である。 図7は、本発明の第2の実施形態の変形例に係る釣用浮きの要部拡大斜視図である。 図8は、本発明の第2の実施形態の変形例に係る釣用浮きの分解斜視図である。 図9は、本発明に関連する参考例に係る釣用浮きの分解斜視図である。 図10は、従来の一般的な浮き釣りの仕掛けを図示した模式図である。
符号の説明
10・・・釣用浮き
11・・・ライン
12・・・ライン挿通孔
13・・・切断面
14・・・浮き分割体
15・・・浮き分割体
20・・・釣用浮き
21・・・切断面
22・・・浮き分割体
23・・・浮き分割体
24・・・係合突起
25・・・係合凹部
26・・・鉛
27・・・貫通孔
30・・・釣用浮き
31・・・磁石
32・・・磁石
40・・・釣用浮き
41・・・下端部
42・・・磁石
43・・・磁石
44・・・下端部
45・・・一方端部
46・・・他方端部
47・・・下端部
48・・・一方端部
49・・・他方端部

Claims (5)

  1. ライン挿通孔が軸方向に沿って貫通形成された中通しタイプの釣用浮きであって、
    ライン挿通孔に沿ってつる巻線状に延び且つライン挿通孔を軸方向に二分割する螺旋曲面からなる切断面によって二分割可能に構成されている釣用浮き。
  2. 上記螺旋曲面は、ライン挿通孔の回りに(n+0.5:nは自然数)回転するように形成されている請求項1に記載の釣用浮き。
  3. 上記切断面を挟んで対向配置され、合体状態を保持する一対の磁石が設けられている請求項1又は2に記載の釣用浮き。
  4. 上記磁石のN極及びS極は、上記ライン挿通孔の両側に配置されている請求項3に記載の釣用浮き。
  5. 上記磁石は、浮力調整錘を兼ねている請求項3又は4に記載の釣用浮き。

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