JP4520897B2 - 携帯電気機器 - Google Patents

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本発明は、筐体に設けた表示部で表示する内容を様々な状況に応じて変更し、周囲の状況にマッチした外観を得られるようにした携帯電気機器に関する。
従来、ユーザと共に移動可能な携帯電気機器は筐体色に複数のバリエーションを揃えてユーザの嗜好に応じるようにしていることが多い。特に、ユーザが常時携帯する携帯電話器のような機器では、ファッショナブルなデザインの要求度が高いので、機器筐体の一部を取り替えて外観の色及び模様等を適宜変更可能にしているものがある。また、携帯電話器の一部には筐体の外面に表示部を設け、その表示部に様々な画像を表示してファッション性を高めたものも存在している。
一方、下記の特許文献1では、携帯電話器の筐体を可逆熱変色顔料で塗装し、周囲の温度により色及び模様等を変えられるものが開示されている。また、下記の特許文献2では、携帯電話器を含む様々な電気機器の筐体に不揮発性表示媒体を設けて、その不揮発性表示媒体に表示する画像又は色調を変化させることにより機器の外観を変化可能にしたものが開示されている。さらに、下記の特許文献3に係るカメラでは、モニタ用とは別に撮像レンズ側にも表示用液晶部を設けて、所定の操作を行うことで撮像画像又は処理を施した画像を表示用液晶部に表示して外観デザインを変更することが開示されている。
特開2002−64603号公報 特開2004−62052号公報 特開2000−22995号公報
上述した各特許文献に開示されている機器では、外観色を周囲の色に合わせて容易に変化させられないと云う問題がある。例えば、特許文献1に係る携帯電話器は、単に周囲の温度により筐体の色及び模様等を変化させるにすぎない。そのため、携帯機器を所持するユーザが都会のビル街にいる場合と森の中にいる場合で、両方の場所の気温が同じであれば筐体の色及び模様等は変化せず、ビル街と森と云う異なる状況(周囲の色)の変化に対応して外観色を変化させられない。さらに、ユーザが赤色の洋服を着ている場合、携帯電話器の外観色も自動的に赤色に変化させて、ユーザの洋服に外観色をコーディネートさせるようなことも、特許文献1に係る携帯電話器では対応できない。
また、特許文献2においては、不揮発性表示媒体で表示させる内容は、不揮発性表示媒体を設けた電気機器に対して所定の操作を行って表示内容を変化させる必要があるので、ユーザが望むような色へ変化させるのに手間を要し、周囲の色に合わせた内容をスムーズに表示できない。さらに、特許文献3に係るカメラでも、撮像画像又は所定の処理を施した画像を表示するに留まるので、自動で周囲の色に合わせた表示を行えない。
さらに、上述した各特許文献に開示されている機器は、機器の作動状態及び周囲の状況変化等をユーザに通知する際に、外観変化は特に行わないので、ユーザは機器に係る状態を外観から容易に判断できにくいと云う問題もある。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、携帯電気機器の周囲に存在する色を検出し、検出した中で最も多い色に合わせて機器筐体の外面に設けた表示部で表示を行うことにより、複雑な操作を行うことなしに機器外観を周囲の色に合わせてフレキシブルに変化できる携帯電気機器を提供することを目的とする。
また、本発明は、周囲から検出した色を含む画像を機器筐体の外面に設けた表示部で自動的に表示することにより、機器外観を周囲の色とコーディネート可能にしてファッション性を高めた携帯電気機器を提供することを目的とする。
さらに、本発明は機器の作動状況又は周囲状況の変化に応じて、周囲の色にマッチした画像を背景にして様々な内容を表示することにより、ユーザに楽しさを付与しながら各種状況を通知できるようにした携帯電気機器を提供することを目的とする。
発明に係る携帯電気機器は、撮像手段、及び筐体外面に設けてある表示部を備える携帯電気機器において、複数の色毎に対応付けて画像が登録してある画像テーブルと、前記撮像手段が撮像した撮像画像に含まれる色を検出する色検出手段と、該色検出手段が検出した色の中で最も多く含まれる色を特定する色特定手段と、該色特定手段が特定した色に対応する画像を前記画像テーブルから特定する画像特定手段と、該画像特定手段が特定した画像を前記表示部で表示する処理を行う表示処理手段と、キャラクタ画像を記憶する記憶手段と、音を検出する音検出手段とを備え、前記音検出手段が音を検出した場合、前記表示処理手段は、前記画像特定手段が特定した画像を背景にして前記キャラクタ画像を前記表示部で表示する処理を行うようにしてあることを特徴とする。
発明にあっては、キャラクタ画像を記憶しておくと共に、周囲で発生した音を検出できる音検出手段を設け、その音検出手段による音の検出に応じてキャラクタ画像を現在の表示画像を背景にして表示するので、携帯電気機器の周囲で音がすると携帯電気機器の外観にキャラクタが登場することになり、ユーザに今までにない楽しさを付与することができる。なお、キャラクタ画像は背景の画像の種類毎に複数記憶させておくと、バリエーションが豊富になり、一段とユーザへ提供できる楽しさも高めることができ、また、複数のキャラクタ画像を記憶する場合は、検出する音のレベルに応じて表示するキャラクタ画像の種類を変更し、キャラクタ画像の種類により発生している音のレベルを目安的に判断できるようにしてもよい。
発明に係る携帯電気機器は、撮像手段、及び筐体外面に設けてある表示部を備える携帯電気機器において、複数の色毎に対応付けて画像が登録してある画像テーブルと、前記撮像手段が撮像した撮像画像に含まれる色を検出する色検出手段と、該色検出手段が検出した色の中で最も多く含まれる色を特定する色特定手段と、該色特定手段が特定した色に対応する画像を前記画像テーブルから特定する画像特定手段と、該画像特定手段が特定した画像を前記表示部で表示する処理を行う表示処理手段と、キャラクタ画像を記憶する記憶手段と、振動を検出する振動検出手段とを備え、前記振動検出手段が振動を検出した場合、前記表示処理手段は、前記画像特定手段が特定した画像を背景にして前記キャラクタ画像を前記表示部で表示する処理を行うようにしてあることを特徴とする。
発明にあっては、キャラクタ画像を記憶しておくと共に、携帯電気機器に加わる振動を検出できる振動検出手段を設け、その振動検出手段による振動の検出に応じてキャラクタ画像を現在の表示画像を背景にして表示する。そのため、携帯電気機器へ衝撃が加えられたり、ユーザが携帯電気機器を振り回したりすることにより携帯電気機器の外観にキャラクタが登場することになり、新たな楽しさをユーザに提供できる。
発明に係る携帯電気機器は、撮像手段、及び筐体外面に設けてある表示部を備える携帯電気機器において、複数の色毎に対応付けて画像が登録してある画像テーブルと、前記撮像手段が撮像した撮像画像に含まれる色を検出する色検出手段と、該色検出手段が検出した色の中で最も多く含まれる色を特定する色特定手段と、該色特定手段が特定した色に対応する画像を前記画像テーブルから特定する画像特定手段と、該画像特定手段が特定した画像を前記表示部で表示する処理を行う表示処理手段とを備え、前記画像テーブルには、特別画像が登録してあり、前記撮像手段が撮像した撮像画像に係る輝度を特定する輝度特定手段と、該輝度特定手段により特定された輝度が基準輝度未満であるか否かを判断する判断手段とを備え、前記輝度特定手段により特定された輝度が基準輝度未満であると前記判断手段で判断された場合、前記表示処理手段は、前記特別画像を前記表示部で表示する処理を行うようにしてあることを特徴とする。
発明に係る携帯電気機器は、撮像手段、及び筐体外面に設けてある表示部を備える携帯電気機器において、操作部から所定の設定画像を表示部に表示する第1モードまたは該第1モードとは異なる第2モードのいずれかの設定を受け付ける手段と、複数の色毎に対応付けて画像が登録してある画像テーブルと、前記第2モードの設定を受け付け第2モードへ移行したことを条件に前記撮像手段が撮像した撮像画像に含まれる色を検出する色検出手段と、該色検出手段が検出した色の中で最も多く含まれる色を特定する色特定手段と、該色特定手段が特定した色に対応する画像を前記画像テーブルから特定する画像特定手段と、該画像特定手段が特定した画像を前記表示部で表示する処理を行う表示処理手段とを備えることを特徴とする。
発明に係る携帯電気機器は、前記表示処理手段による処理の後に前記第2モードが解除されたか否かを判断する手段を備え、前記第2モードが解除されていないと判断し、かつ、前記撮像手段による撮像があることを条件に前記色検出手段、前記色特定手段、前記画像特定手段及び前記表示処理手段による処理を再度実行することを特徴とする。
発明にあっては、画像テーブルに特別画像を含ませておくと共に、撮像画像の輝度を特定して基準輝度に対する判断を行い、判断結果に基づき特別画像を表示するので、例えば、携帯電気機器の周囲が色を検出できないほど暗い場合でも、表示する特別画像により機器外観が無味乾燥になるのを防止できる。なお、特別画像としては、周囲の暗い状況に合わして、星及び月等が夜空に映る内容の画像、都会の夜景のような画像、イルミネーション的な画像等を設定することが好適である。
発明にあっては、音の検出に応じてキャラクタ画像を現在の表示画像を背景にして表示するので、携帯電気機器の周囲で音がすることをキャラクタ画像の表示でユーザに伝えると云う新たな楽しさをユーザに提供できる。
発明にあっては、振動の検出に応じてキャラクタ画像を現在の表示画像を背景にして表示するので、携帯電気機器へ衝撃等が加えられたことをキャラクタ画像の表示でユーザに伝えると云う新たな楽しさをユーザに提供できる。
発明にあっては、画像テーブルに特別画像を含ませておくと共に、撮像画像の輝度を基準輝度と比較し、比較による判断結果に基づき特別画像を表示するので、周囲が色を検出できないほど暗い場合でも、特別画像により機器外観が飾ることができる。
図1(a)(b)、図2は、本発明に係る携帯電気機器の実施形態である携帯電話器1の外観を示し、本発明の携帯電話器1は周囲の色に合わせて外観色を容易に変更できることを特徴としている。なお、図1(a)は機器本体側の第1筐体2へ蓋側となる第2筐体3を閉じた状態にして第2筐体3の天面3d側から眺めた斜視図であり、図1(b)は図1(a)の状態から天地を逆にして第1筐体2の底面2d側から眺めた斜視図であり、図2は、第2筐体3を開いた状態の斜視図である。
第1筐体2は、長手方向の端部にヒンジ部2eを突出しており、このヒンジ部2eに第2筐体3の突設したヒンジ回動部3eを回動可能に取り付けることで、携帯電話器1は第2筐体3を第1筐体2に対して開閉できるようにしている。また、携帯電話器1は、ヒンジ部2eに撮像レンズ及び撮像素子(CCD又はCMOS)等で構成される撮像部4(撮像手段に相当)を設けている。
蓋側の第2筐体3は、所定の厚みを有する板形状であり、閉じた状態で最も大きな外面となる天面3dに、天面3dに収まる範囲で最も大きいサイズとなる矩形の第1表示部11を設けている。さらに、第2筐体3は、厚み方向を形成する周囲側面の中で、ヒンジ回動部3eを設けた側を除く三方の側面3a、3b、3cに矩形の第2表示部12、第3表示部13、及び第4表示部14を夫々設けている。なお、各表示部12〜14も、各側面3aから3cに収まる範囲の中で、最も大きいものを用いている。
また、第2筐体3は、図2に示すように開いた状態で表出する内面3fに一般的な携帯電話器が具備する表示部に相当する本表示部10を設けており、この本表示部10に設定メニュー及び処理選択メニュー等の各種メニュー、撮像画像、並びにメール内容等の様々な内容を表示可能にしている。なお、第2筐体3は、内面3fのヒンジ回動部3eと反対側の端近辺に、通話時における相手側音声の出力用の通話スピーカ部8を設けている。
一方、第1筐体2は、突出するヒンジ部2eを除けば所定の厚みを有する板形状であり、図1(b)に示す底側の外面となる底面2dに矩形の第5表示部を設けると共に、周囲のヒンジ部2e側を除く三方の各側面2a、2b、2cに第6表示部16、第7表示部17、及び第8表示部18を夫々設けている。
なお、第1筐体2は一方の側面2aに外部で発生する音を検出する集音マイク(音検出手段に相当)5を設け(図1(a)、図2参照)、図1(b)に示すように反対側の他方の側面2cには静止画の撮像指示操作をユーザから受け付ける撮像ボタン6を設けると共に、底面2dのヒンジ部2e側には着信音、効果音等の各種音を出力するスピーカ部7を設けている。また、図2に示すように、第2筐体3が開かれることで表出する第1筐体2の操作面2fには多数のキー及びボタンで構成される操作部20が設けられると共に、操作面2fの端には通話時における話者の音声を集音する通話マイク9が設けられている。
第1表示部11〜第8表示部18にはカラー表示が可能な表示ディスプレイを用いており、適用できる表示ディスプレイとしては、液晶パネル、EL(Electroluminescence)ディスプレイ(カラーフィルタと組み合わせた無機ELディスプレイ、有機ELディスプレイ)、及びカラーフィルタと組み合わせた電子ペーパー等があり、本実施形態では液晶パネルを用いている。
なお、第1表示部11〜第8表示部18は、各表示部11〜18が設けられた各面2a〜2d、3a〜3dの大部分を専有するため、各表示部11〜18で表示される色及び模様等により携帯電話器1の外観の印象が定まることになる。また、本実施形態の携帯電話器1は、「カメレオンモード」と云うモードを設けており、カメレオンモードでは携帯電話器1の周囲の色と同等の色を各表示部11〜18で表示するようにしている。
図3は、携帯電話器1の本発明に関連する部分の内部構成を示すブロック図である。携帯電話器1は、機器全体の各種制御を行う制御部21に通信部22、音検出処理部24、振動検出処理部25、画像処理部27、記憶部28、操作部20、撮像ボタン6、第1表示インタフェース部29、及び第2表示インタフェース部30を内部バス1aで接続し、内部バス1aを通じて各部間で信号及びデータ等の送受を可能にしている。以下、携帯電話器1に含まれる各部21、22等を説明する。
通信部22は、外部との通信を行う通信手段に相当し、他の携帯電話器との通話及びインターネット等のネットワークに対する通信を無線で行っており、第1筐体2に内蔵された内部アンテナ23で外部からの電波を受信すると共に、所定の信号を含む電波を送信する。なお、通信部22は、外部から電話がかけられてきた場合の着呼及びメール着信に係る着呼を受けた場合、その旨を制御部21へ伝送する処理を行う。
音検出処理部24は、図1(a)に示される集音マイク5と接続されており、集音マイク5が検出(集音)した音のレベル(大きさ)を判定し、判定結果(音のレベル)を制御部21へ伝送する処理を行う。本実施形態では、音検出処理部24は3段階で音のレベルを判定しており、具体的には55dB以上70dB未満の音を「小」と判定し、70dB以上85dB未満の音を「中」と判定し、85dB以上の音を「大」と判定している。
振動検出処理部25は、第1筐体2に内蔵されて携帯電話器1での振動を検出する振動センサ26(振動検出手段に相当)と接続されており、振動センサ26が検出する振動のレベル(大きさ)を判定し、判定結果(振動のレベル)を制御部21へ伝送する処理を行う。振動センサ26には振動ジャイロ又は加速度センサを用いており、振動による加速度を検出し、検出した数値を振動検出処理部25へ送っている。また、振動検出処理部25は、振動センサ26から送られた検出数値に基づき3段階で振動レベルを判定しており、具体的には1.3G以下の振動を「小」と判定し、1.3G以上2.4G未満の振動を「中」と判定し、2.4G以上の振動を「大」と判定している。
画像処理部27は、撮像素子4aを有する撮像部4と接続されており、撮像素子4aで撮像された撮像画像の信号に対して所定の変換処理を行う。なお、撮像部4の撮像素子4aには水平方向に320画素(ピクセル)、垂直方向に240画素を有するものを用いている。また、画像処理部27は、上述したカメレオンモードでは、撮像画像の中に含まれる色を検出すると共に、検出した色の撮像画像中に含まれる程度を判定する処理を行う。このようなカメレオンモードの処理に対して画像処理部27は、撮像画像の中に含まれる色を近似する色(本実施形態では14色)へ振り分ける近似処理を用いて色検出処理を行っており、この色検出処理を行うために図6に示す色判定表40を内部のメモリ部(図示せず)に予め記憶している。
具体的に、カメレオンモードにおける画像処理部27が行う一連の処理を説明すると、図7に示すような多数の木々が写った森の撮像画像41が撮像素子4aで撮像された場合、撮像画像41を構成する各画素には、輝度値の情報に加えて色情報(R値、G値、B値)が含まれており、この画素に含まれる(R値、G値、B値)が図6の色判定表40で規定される各色(14色)のいずれの(R値、G値、B値)に近いかを判定し、最も近い(R値、G値、B値)の色へ、画素の色情報を近似する処理を行う。
例えば、水平画素座標及び垂直画素座標が共に「10」である画素(10、10)が有する(R値、G値、B値)が(2、127、4)の場合、色判定表40の各色の(R値、G値、B値)と比較し、各値が最も近い「緑(0、128、0)」を画素(10、10)の色として近似する処理を行う。上述した処理を撮像画像41に含まれる全画素に対して行うことで、撮像画像41に含まれる色に対する近似処理を行い、その近似した色で撮像画像41に含まれる色の種類を検出する。このように画像処理部27は色判定表40を利用して色検出を行うので、画像処理部27で検出可能な色は14種類になる。
また、画像処理部27は、上述した色検出を行うと、その検出した各色が撮像画像41に含まれる程度を判定する処理を行っており、この判定処理は検出した各色の画素数をカウントすることで行っている。例えば、撮像画像41を構成する全画素(76800個)に対して、画像処理部27は、緑に近似された画素数が42240個、茶に近似された画素数が15360個、黄緑に近似された画素数が11520個、黒に近似された画素数が7680個であると、カウントする。このカウントした結果に基づいて、画像処理部27は撮像画像27に含まれる程度が大きい色の順位を判定し、その順位を制御部21へ伝送する処理を行う。因みに、上述した例では1位が緑、2位が茶、3位が黄緑、4位が黒と云う順位が伝えられることになる。
なお、画像処理部27は、上述した色検出から判定した順位の制御部21への伝送に関する処理を、撮像画像41を構成する各画素の輝度値の平均が、内蔵するメモリ部(図示せず)に予め記憶している基準値(基準輝度)以上である場合に行うようにしており、基準値未満である場合は、色検出以降の処理を行わない。そのため、画像処理部27は、撮像素子4aの撮像画像に対して所定の変換処理を行ってから、先ず各画素の輝度値を平均する算出処理を行い、算出した平均値が基準値未満であるか否かを比較判断し、基準値未満であると判断した場合、その旨を制御部21へ伝達する処理を行う。なお、このように輝度値が基準輝度未満である場合に、色検出等の処理を行わないのは、撮像された周囲の明るさが十分でないときは、周囲に存在する事物の色を適切に撮像して検出できないことに配慮するためである。
また、図3に示す記憶部28は、本実施形態では半導体メモリを用いており、各種メニュー画像及び通常の通話・通信処理等で表示する設定画像に加えて、画像テーブル31、キャラクタ画像テーブル32、及びプログラム33を予め記憶していると共に、新たなプログラム及び新たな画像等の各種データ、ファイル等を制御部21の指示に基づき適宜記憶可能にしている。
図4は、記憶部28に記憶される画像テーブル31の内容を示しており、画像テーブル31は、図6の色判定表40と同じ色種類である14色の各色に対応付けて第1画像から第14画像を登録すると共に、撮像画像に係る輝度平均値が基準値未満であり、色特定が不可の場合に対応付けて特別画像を登録している。第1画像から第14画像は、各画像に対応づけてある色のみで形成してあり、例えば、白に対応付けてある第1画像は白一色の内容(白ベタ画像)であり、上述した第1表示部11から第8表示部18に白のみを表示させるデータを含んだものになっている。
以下同様に、灰に対応付けてある第2画像は灰一色を表示させるデータを含み、黒に対応付けてある第3画像は黒一色を表示させるデータを含み、黄緑に対応付けてある第4画像は黄緑一色を表示させるデータを含み、緑に対応付けてある第5画像は緑一色を表示させるデータを含み、水色に対応付けてある第6画像は水色一色を表示させるデータを含んでいる。さらに、青に対応付けてある第7画像は青一色を表示させるデータを含み、紺に対応付けてある第8画像は紺一色を表示させるデータを含み、紫に対応付けてある第9画像は紫一色を表示させるデータを含み、ピンクに対応付けてある第10画像はピンク一色を表示させるデータを含み、赤に対応付けてある第11画像は赤一色を表示させるデータを含んでいる。さらにまた、オレンジに対応付けてある第12画像はオレンジ一色を表示させるデータを含み、黄に対応付けてある第13画像は黄一色を表示させるデータを含み、茶に対応付けてある第14画像は茶一色を表示させるデータを含んでいる。また、特別画像の内容は、図10に示すような夜景の画像を第1表示部11に表示させるデータを含んだものである。
図5は、記憶部28に記憶されたキャラクタ画像テーブル32の内容を示しており、キャラクタ画像テーブル32は、音の大きさに応じてキャラクタ画像34〜36を対応付けた音テーブル部32aと、振動の大きさに応じてキャラクタ画像37〜39を対応付けた振動テーブル部32bとを含んでいる。
音テーブル部32aは、音の大きさが「小」である場合に普通の状態である猫のキャラクタ画像34を対応付けており、以下、音の大きさが「中」である場合に少し驚いた状態の猫のキャラクタ画像35を対応付けると共に、音の大きさが「大」である場合に非常に驚いた状態の猫のキャラクタ画像36を対応付けている。また、振動テーブル部32bは、振動の大きさが「小」である場合に普通の状態である鳥のキャラクタ画像37を対応付けており、以下、振動の大きさが「中」である場合に少し驚いた状態の鳥のキャラクタ画像38を対応付けると共に、振動の大きさが「大」である場合に非常に驚いた状態の鳥のキャラクタ画像39を対応付けている。
記憶部28が記憶するプログラム33は、制御部21が行う処理内容を規定したものであり、携帯電話器1が通話及び通信等を行うための制御処理を規定すると共に、本発明では、通常モードとカメレオンモードとを切り替える処理、カメレオンモードにおける処理内容等を適宜規定している。なお、プログラム33の規定内容に基づく制御部21の制御内容の詳細は後述する。
図3に示す操作部20は、操作部20を構成するキー及びボタンがユーザの操作により押圧されると、その押圧されたキー及びボタンに割り当てられている信号を制御部21に伝送するようにしており、ユーザの操作指示を受け付ける役割を果たしている。よって、操作部20は通話に対する操作、メールの送受信を行うための操作、インターネット上に開設された各種ウェブサイトを閲覧するための操作に加えて、モードの切替操作等を受け付けて、受け付けた操作内容を制御部21へ伝えている。また、撮像ボタン6は、静止画撮像の操作指示を受け付けて、その旨を制御部21へ伝送する。
図3に示す第1表示インタフェース部29は、第1表示部11〜第8表示部18が接続されており、制御部21の制御指示に従って記憶部28に記憶された画像テーブル31に登録された第1画像〜第14画像のいずれかを各表示部11〜18に表示する処理を行う。また、第1表示インタフェース部29は、制御部21の制御指示に従って、記憶部28に記憶されたキャラクタ画像テーブル32に登録された各キャラクタ画像34〜39のいずれかを第1表示部11のみに表示する処理を行うと共に、画像テーブル31中の特別画像を第1表示部11のみに表示する処理も行う。
また、第2表示部インタフェース部30は、本表示部10と接続されており、制御部21の制御に従って、記憶部28で記憶されている各種メニュー画像及び通常の通話・通信処理等で表示する設定画像を本表示部10に表示する処理を行う。
最後に制御部21は、操作部20及び撮像ボタン6で受け付けるユーザの操作指示に応じて多様な制御処理を行っており、特に本実施形態では、各表示部11〜18で表示する内容に関して、操作部20での操作に応じて通常モードとカメレオンモードとに切り替える処理を行う。通常モードでは、各表示部11〜18に何も表示しない又は所定の設定画像を表示するように、制御部21は第1表示インタフェース部29に制御を行う。なお、所定の設定画像を表示する場合、第1表示インタフェース部29は記憶部28に予め記憶されている設定画像を読み出して各表示部11〜18に表示する処理を行う。
一方、設定が通常モードからカメレオンモードへ切り替えられた場合、制御部21は、撮像ボタン6の操作に応じて撮像部4aで撮像を行う制御を撮像部4及び画像処理部27に対して行うと共に、画像処理部27から伝送されてきた順位に基づき撮像部4で撮像された撮像画像中に最も多く含まれている色を特定し、その特定した色に対応する画像を図4に示す画像テーブル31から特定して読み出し各表示部11〜18で表示するように、第1表示インタフェース部29の制御を行う。なお、各表示部11〜18で一旦表示が行われると、次に撮像ボタン6が操作されて新たな表示が行われるまで、表示された内容を維持するように第1表示インタフェース部29は処理を行う。
よって、図7に示すような撮像画像41が撮像された場合、上述したように緑が1位であることから、図8(a)に示すように携帯電話器1の第2筐体3に設けられた第1表示部11には緑一色である第5画像に基づく緑ベタ画像50が表示され、図示していないが他の第2表示部12〜第8表示部18にも同様の緑ベタ画像が表示されることになる。このような表示により、携帯電話器1の外観色は緑となり、ユーザはカメレオンモードで撮像ボタン6を押すだけで、自身の携帯電話器1の外観色を撮像部4で撮像対象の色に合わせて容易に変更できる。
なお、画像処理部27から伝送されてきた内容が順位ではなく、撮像画像に係る輝度値の平均が基準値未満と云う旨である場合、制御部21は、画像テーブル31から夜景の特別画像52(図10参照)を読み出して第1表示部11に表示すると共に、他の表示部12〜18には黒ベタ画像を表示するように第1表示インタフェース部29を制御する。この制御により、携帯電話器1の周囲が暗く、周囲の色が明確に認識できない場合でも、周囲の暗い状況に合わせて携帯電話器1の外観を容易に変更できる。
また、制御部21は、カメレオンモードで各表示部11〜18で表示を行っている場合に、通信部22から着呼を受けた旨が伝送されたとき、「着信アリ」と云う内容の文字を生成し第1表示部11で表示させる制御を第1表示インタフェース部29に対して行う。この際、制御部21は、第1表示部11で表示する画像の色を特定するために画像処理部27から伝送された順位に含まれる色の中で第1位以外の順位の色で文字を生成するようにしており、本実施形態では第2位の順位の色で文字を生成している。
そのため、図7の撮像画像41に基づき図8(a)の緑ベタ画像50を表示している場合で、携帯電話器1が外部から着呼を受けたとき、図8(b)に示すように画像処理部27から伝送された順位に含まれる色の中で第2位の色(茶)で「着信アリ」の文字51を生成し、文字51を緑ベタ画像50が背景となるように、緑ベタ画像50の上に重ねて文字51を表示するように第1表示インタフェース部29を制御している。なお、文字51を表示するのは、携帯電話器1で最も目立つ位置に設けられた第1表示部11だけであり、他の表示部12〜18には文字51を表示せず、着呼以前の表示を継続するようにしている。このように第1位の色を背景にして第2位の色で文字を表示することで、周囲の色にマッチした色を用いて、外部から着信がある旨をユーザに伝達できる。
さらに、制御部21は、カメレオンモードで各表示部11〜18で表示を行っている場合に、音検出処理部24から判定結果(音のレベル)が伝送されたとき、伝送された結果に基づきキャラクタ画像テーブル32の音テーブル部32aに登録されているキャラクタ画像34〜36のいずれかを第1表示部11に表示するように第1表示インタフェース部29を制御する。
具体的には、音検出処理部24からの判定結果が「小」である場合、制御部21は「小」に対応付けられたキャラクタ画像34を表示する指示を第1表示インタフェース部29へ送り、判定結果が「中」である場合は「中」に対応付けられたキャラクタ画像35を表示する指示を第1表示インタフェース部29へ送り、判定結果が「大」である場合は「大」に対応付けられたキャラクタ画像36を表示する指示を第1表示インタフェース部29へ送る。
制御部21が上述した指示を送ることで、第1表示インタフェース部29は、現在表示中の画像が背景となるように、指示対象のキャラクタ画像34〜36のいずれかを重ねて第1表示部11のみに表示する処理を行う(図9(a)参照)。よって、ユーザは第1表示部11に表示される猫のキャラクタ画像34〜36の種類(普通の状態、少し驚いた状態、非常に驚いた状態)で、周囲に発生している音のレベルを楽しい気分で判断できる。
さらにまた、制御部21は、カメレオンモードで各表示部11〜18で表示を行っている場合に、振動検出処理部25から伝送されてきた判定結果に基づきキャラクタ画像テーブル32の振動テーブル部32bに登録されているキャラクタ画像37〜39のいずれかを第1表示部11に表示するように第1表示インタフェース部29を制御する。
具体的には、振動検出処理部25からの判定結果が「小」である場合、制御部21は「小」に対応付けられたキャラクタ画像37を表示する指示を第1表示インタフェース部29へ送り、判定結果が「中」である場合は「中」に対応付けられたキャラクタ画像38を表示する指示を第1表示インタフェース部29へ送り、判定結果が「大」である場合は「大」に対応付けられたキャラクタ画像39を表示する指示を第1表示インタフェース部29へ送る。
制御部21が上述した指示を送ることで、第1表示インタフェース部29は、現在表示中の画像が背景となるように、指示対象のキャラクタ画像37〜39のいずれかを重ねて第1表示部11のみに表示する処理を行う(図9(b)参照)。よって、ユーザは第1表示部11に表示される鳥のキャラクタ画像37〜39の種類(普通の状態、少し驚いた状態、非常に驚いた状態)を確認することで、周囲に発生している振動のレベルを楽しい気分で判断できる。
図11の第1フローチャートは、各表示部11〜18の表示に対して、上述した制御部21が主となって行う携帯電話器1の一連の基本的な処理手順を整理したものである。以下、この第1フローチャートに従って、携帯電話器1の処理内容を説明する。
先ず、携帯電話器1(制御部21)は、ユーザからカメレオンモードの設定を受け付けたか否かを判断する(S1)。カメレオンモードの設定を受け付けていない場合(S1:NO)、設定待ちとなり、カメレオンモードの設定を受け付けた場合(S1:YES)、次に、携帯電話器1(制御部21)はユーザによる撮像ボタン6の操作を受け付けたか否かを判断する(S2)。
撮像ボタン6の操作を受け付けていない場合(S2:NO)、操作待ちとなり、操作を受け付けた場合(S2:YES)、携帯電話器1は撮像部4で撮像を行う(S3)。それから、撮像部4で撮像した撮像画像に含まれる色の検出、検出した色に対する順位付け、及び1位の色の特定を画像処理部27及び制御部21で行い(S4)、特定した画像を記憶部28から読み出して各表示部11〜18で表示(S5)する(図8(a)参照)。なお、色検出及び色特定の段階(S4)で色検出が行えず撮像画像の輝度値の平均が基準値未満であるときは、記憶部28から特別画像を読み出して第1表示部11に表示し(図10参照)、他の表示部12〜18には黒の画像を表示することになる。
各表示部11〜18で画像表示を行ってから、携帯電話器1(制御部21)は機器状況に応じて状況変化処理を行い(S6)、次にカメレオンモードの設定がユーザにより解除されたか否かを判断し(S7)、カメレオンモードの設定が解除されていない場合(S7:NO)、続いてユーザによる撮像ボタン6の再操作を受け付けたいか否かを判断する(S8)。撮像ボタン6の再操作を受け付けていない場合(S8:NO)、画像表示の段階(S5)へ戻る。よって、一旦、画像表示を行ってから、撮像ボタン6の再操作が行わなければ、カメレオンモードが解除されるまで画像表示の段階(S5)から撮像ボタン6の再操作の判断段階(S8)までをループし、画像が継続して表示されることになる。
また、操作ボタン6の再操作を受け付けた場合(S8:YES)、撮像部4で撮像を行う段階(S3)へ戻り、以降、この新たな撮像に基づく画像が表示されることになる。さらに、カメレオンモードの設定解除判断の段階(S7)で、カメレオンモードの設定が解除された場合(S7:YES)、各表示部11〜18での表示処理を終了する。
図12の第2フローチャートは、図11の第1フローチャートにおける状況変化処理(S6)の詳しい処理内容を示したものである。この第2フローチャートに従って状況変化処理の内容を説明すると、先ず、携帯電話器1(制御部21)は着呼を受けたか否かを判断し(S10)、着呼を受けた場合(S10:YES)、文字色の特定を行ってから(S11)、「着信アリ」と云う文字を特定した色で表示(S12)を行う(図8(b)参照)。なお、着呼を受けていない場合(S10:NO)、上述した段階(S11、S12)を行わずに、文字表示(S12)の次の段階(S13)へジャンプする。
次に、携帯電話器1は集音マイク5で音検出を行ったか否かを判断し(S13)、音検出を行った場合(S13:YES)、音検出処理部24で音レベルを判定し(S14)、制御部21は判定された音レベルに基づきキャラクタ画像を特定し(S15)、その特定したキャラクタ画像を表示(S16)する(図9(a)参照)。なお、集音マイク5が音を検出していない場合(S13:NO)、上述した段階(S14〜S16)の処理を行わずにキャラクタ画像表示(S16)の次の段階(S17)へとジャンプする。
さらに、携帯電話器1は振動センサ26で振動検出を行ったか否かを判断し(S17)、振動検出を行った場合(S17:YES)、振動検出処理部25で振動レベルを判定し(S18)、制御部21は判定された振動レベルに基づきキャラクタ画像を特定し(S19)、その特定したキャラクタ画像を表示(S20)する(図9(b)参照)。なお、振動センサ26が振動を検出していない場合(S17:NO)、上述した段階(S18〜S20)の処理を行わずに状況変化処理を終了する。
このように第2フローチャートに係る処理を携帯電話器1が行うことで、携帯電話器1に係る状況が変化すれば、コーディネートされた色使いの文字表示又は楽しいキャラクタの登場により、状況が変化したことをユーザに伝えることができる。なお、第2フローチャートに係る処理で表示された文字又はキャラクタ画像は、表示の原因(着呼、音検出、振動検出)が無くなれば表示されなくなる。
上述したように、本実施形態の携帯電話器1は、周囲を撮像するだけで、まるでカメレオンのように周囲の色と同等の色に外観を自動的に変化でき、ユーザに複雑な操作を要求することなくファッション性を高めている。そのため、例えば、ユーザが着用している洋服を撮像すれば、その日の洋服に携帯電話器1の外観色を容易にコーディネートすることも可能になる。また、携帯電話器1が着呼、音検出、及び振動検出を行えば、その状況を周囲の色にマッチした文字色又は楽しいキャラクタでユーザへ伝えることができ、ユーザへ新たな楽しさを提供できる。
なお、本発明は、上述した形態の携帯電話器1に限定されるものではなく、種々の変形例の適用が可能である。例えば、携帯電話器1の外観色で表示できる色種類(色数)は、図4の画像テーブル31に示す14色に限定されるものではなく、機器のグレード等に応じて適宜増減してもよく、また、増減する場合は図6の色判定表40で規定される色種も同様に変更する必要がある。さらに、画像テーブル31に登録されている各画像は、対応する色のみで形成されているもの(ベタ画像)以外の画像を登録することも可能であり、例えば、図13に示すような模様画像60を用いることも可能である。この模様画像60は、ハッチング部分60aを、模様画像60に対応付けられる色で着色すると共に、ハッチング部分間の箇所60bを他の色で着色することで、対応付けられる色以外も含んだ画像を表示できるようになり、携帯電話器1の外観に更なるデザイン性を付加することができる。
さらにまた、図4の画像テーブル31の各色に対応付ける画像は、ユーザの設定により自由に登録できるようにしてもよい。この場合は、画像テーブル31の編集モードを設けて、操作部20の操作に応じて編集モードへ切り替えると、本表示部10に画像テーブル31の内容を表示し、変更したい画像を操作部20で選択してから、置き換える画像を記憶部28に記憶された中から選択して、新たな画像を画像テーブル31に登録する。このようにすることで、通信部22でダウンロードした各種画像等も、周囲の色に対応付けて携帯電話器1の外観として表示できるようになり、ユーザの設定画像による外観のカスタマイズと云う新たな楽しみを提供できる。
また、図8(b)の「着信アリ」の文字51の色は、必ずしも第2位の色を用いる必要はなく、背景色に対して画像処理部27から伝送された順位に含まれる色の中で色相学における色環で反対側にある色を用いて、文字51を目立たせるようにすることも可能であり、画像処理部27から伝送されてくる順位に関係なく、背景色に対して色環における反対側に位置する色を用いるようにしてもよい。さらに、図10に示す特別画像52の内容は、あくまで一例であり、他の内容(羊が柵を飛び越えるもの、東京タワー等のイルミネーション的なもの)を画像テーブル31に登録することも勿論可能である。
さらにまた、図5に示すキャラクタ画像テーブル32に登録されている各キャラクタ画像34〜39の種類も一例にすぎず、カブトムシ、クワガタ、リス等の別のキャラクタ画像を用いてもよい。さらに、各キャラクタ画像は、図4の画像テーブル31の色毎に対応する種類を準備し、その色に応じたキャラクタ画像を表示できるようにしてもよい。例えば、森を連想する緑には、キャラクタ画像としては昆虫のカブトムシを対応付け、海を連想する青には、キャラクタ画像として魚を対応付けてもよい。
また、これらキャラクタ画像34〜39を表示する場合は、第1表示インタフェース部29が所定の移動アルゴリズムに基づき各キャラクタ画像34〜39の表示位置を所定の時間間隔(例えば、0.3秒)で移動させ、表示されるキャラクタ画像34〜39が動くようにしてもよい。
さらに、携帯電話器1の外面に設ける表示部11〜18の個数は、8個に限定されるものではなく、筐体の形状に応じて適宜増減可能であるが、外観の印象を主に特定する天面3dに設ける第1表示部11は、できるだけ大きいサイズで設けることが好ましい。また、着呼に応じた文字表示、音検出に応じたキャラクタ画像表示、振動検出に応じたキャラクタ画像表示は適宜省略して携帯電話器1の処理負担を低減させることも可能である。さらにまた、本発明の適用対象は携帯電話器に限定されるものではなく、撮像部及び筐体外面に表示部を設けた携帯電気機器(音楽プレイヤー、画像プレイヤー等)にも適用可能である。
本発明の実施形態に係る携帯電話器の閉じた状態を示し、(a)は天面側から眺めた斜視図、(b)は底面側から眺めた斜視図である。 実施形態の携帯電話器を開いた状態の斜視図である。 携帯電話器の内部構成を示すブロック図である。 画像テーブルの内容を示す図表である。 キャラクタ画像テーブルの内容を示す図表である。 色判定表の内容を示す図表である。 撮像画像の一例を示す概略図である。 (a)は画像の表示状態を示す携帯電話器の正面図、(b)は着信アリの文字表示状態を示す携帯電話器の正面図である。 (a)は音検出に応じたキャラクタ画像の表示状態を示す携帯電話器の正面図、(b)は振動検出に応じたキャラクタ画像の表示状態を示す携帯電話器の正面図である。 特別画像の表示状態を示す携帯電話器の正面図である。 カメレオンモードに係る処理手順を示す第1フローチャートである。 状況変化処理に係る処理手順を示す第2フローチャートである。 変形例の模様画像の表示状態を示す携帯電話器の正面図である。
符号の説明
1 携帯電話器
2 第1筐体
3 第2筐体
4 撮像部
5 集音マイク
6 撮像ボタン
11〜18 第1表示部〜第8表示部
20 操作部
21 制御部
22 通信部
24 音検出処理部
25 振動検出処理部
27 画像処理部
28 記憶部
29 第1表示インタフェース部
30 第2表示インタフェース部
31 画像テーブル
32 キャラクタ画像テーブル
40 色判定表

Claims (5)

  1. 撮像手段、及び筐体外面に設けてある表示部を備える携帯電気機器において、
    複数の色毎に対応付けて画像が登録してある画像テーブルと、
    前記撮像手段が撮像した撮像画像に含まれる色を検出する色検出手段と、
    該色検出手段が検出した色の中で最も多く含まれる色を特定する色特定手段と、
    該色特定手段が特定した色に対応する画像を前記画像テーブルから特定する画像特定手段と、
    該画像特定手段が特定した画像を前記表示部で表示する処理を行う表示処理手段と、
    キャラクタ画像を記憶する記憶手段と、
    音を検出する音検出手段と
    を備え、
    前記音検出手段が音を検出した場合、前記表示処理手段は、前記画像特定手段が特定した画像を背景にして前記キャラクタ画像を前記表示部で表示する処理を行うようにしてある携帯電気機器。
  2. 撮像手段、及び筐体外面に設けてある表示部を備える携帯電気機器において、
    複数の色毎に対応付けて画像が登録してある画像テーブルと、
    前記撮像手段が撮像した撮像画像に含まれる色を検出する色検出手段と、
    該色検出手段が検出した色の中で最も多く含まれる色を特定する色特定手段と、
    該色特定手段が特定した色に対応する画像を前記画像テーブルから特定する画像特定手段と、
    該画像特定手段が特定した画像を前記表示部で表示する処理を行う表示処理手段と、
    キャラクタ画像を記憶する記憶手段と、
    振動を検出する振動検出手段と
    を備え、
    前記振動検出手段が振動を検出した場合、前記表示処理手段は、前記画像特定手段が特定した画像を背景にして前記キャラクタ画像を前記表示部で表示する処理を行うようにしてある携帯電気機器。
  3. 撮像手段、及び筐体外面に設けてある表示部を備える携帯電気機器において、
    複数の色毎に対応付けて画像が登録してある画像テーブルと、
    前記撮像手段が撮像した撮像画像に含まれる色を検出する色検出手段と、
    該色検出手段が検出した色の中で最も多く含まれる色を特定する色特定手段と、
    該色特定手段が特定した色に対応する画像を前記画像テーブルから特定する画像特定手段と、
    該画像特定手段が特定した画像を前記表示部で表示する処理を行う表示処理手段とを備え、
    前記画像テーブルには、特別画像が登録してあり、
    前記撮像手段が撮像した撮像画像に係る輝度を特定する輝度特定手段と、
    該輝度特定手段により特定された輝度が基準輝度未満であるか否かを判断する判断手段と
    を備え、
    前記輝度特定手段により特定された輝度が基準輝度未満であると前記判断手段で判断された場合、前記表示処理手段は、前記特別画像を前記表示部で表示する処理を行うようにしてある携帯電気機器。
  4. 撮像手段、及び筐体外面に設けてある表示部を備える携帯電気機器において、
    操作部から所定の設定画像を表示部に表示する第1モードまたは該第1モードとは異なる第2モードのいずれかの設定を受け付ける手段と、
    複数の色毎に対応付けて画像が登録してある画像テーブルと、
    前記第2モードの設定を受け付け第2モードへ移行したことを条件に前記撮像手段が撮像した撮像画像に含まれる色を検出する色検出手段と、
    該色検出手段が検出した色の中で最も多く含まれる色を特定する色特定手段と、
    該色特定手段が特定した色に対応する画像を前記画像テーブルから特定する画像特定手段と、
    該画像特定手段が特定した画像を前記表示部で表示する処理を行う表示処理手段と
    を備えることを特徴とする携帯電気機器。
  5. 前記表示処理手段による処理の後に前記第2モードが解除されたか否かを判断する手段を備え、
    前記第2モードが解除されていないと判断し、かつ、前記撮像手段による撮像があることを条件に前記色検出手段、前記色特定手段、前記画像特定手段及び前記表示処理手段による処理を再度実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯電気機器。
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