JP2004007488A - 折畳型携帯通信端末及び折畳型携帯通信端末の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】折畳状態からオープン状態への変化若しくは折畳状態からオープン状態への変化を検出する開閉検出手段9とを有する携帯通信端末において、開閉検出手段9が折畳状態からオープン状態への変化若しくは折畳状態からオープン状態への変化を検出した場合に、記憶部3に記憶されている複数の画像データのうち一つを制御部10により任意に選択し、表示部4に表示するようにした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記憶部に蓄積した画像データを表示部に表示することができる折畳型携帯通信端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話装置などの折畳型携帯通信端末において、待機状態における待受け時の画面表示を利用者の設定により変更できるものが出てきている。例えば、特許文献1には、任意の文字データをメモリ回路に記憶し、待ち受け状態の表示機関に、該任意の文字データを表示するようにした選択呼出し受信装置が記載されている。また、特許文献2には、使用者により登録された表示内容を1又は複数記憶し、記憶された表示内容のうち選択された一の表示内容を待受け状態において表示するものが記載されている。このように待受け時の画面表示を利用者が自由に設定することができるようにし、利用者の端末であることを識別したり、利用者が自己の嗜好を満足させたりすることができるようにしたものが開発されている。
【0003】
【特許文献1】
特公平7−114512号公報
【特許文献2】
特開平10−41847号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、待受け時の画面表示を変更するためには、煩わしいボタン操作をしなければならないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の課題に鑑み、極めて容易に待受画面を変更することができる折畳型携帯通信端末を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するために、複数の画像データを記憶可能な記憶部と、折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出する開閉検出手段とを有する折畳型携帯通信端末において、開閉検出手段が折畳状態からオープン状態への変化を検出した場合に、記憶部に記憶されている複数の画像データのうち一つを任意に選択し、表示することしたので、極めて容易に待受画面を変更することができる折畳型携帯通信端末を提供することができるようになった。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の画像データを記憶可能な記憶部と、折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出する開閉検出手段とを有する折畳型携帯通信端末において、開閉検出手段が折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合に、記憶部に記憶されている複数の画像データのうち一つを任意に選択し、表示することを特徴とするものであり、利用者が電話やメール等の通信をするために折畳型携帯通信端末をオープンの状態にする毎に表示部に表示される画像を変更することができ、極めて容易に待受画面を変更することができるという作用を有する。
【0008】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、開閉検出手段が折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合においても、所定の一の画像データのみを選択し、表示することを入力部からの入力により設定可能としたことを特徴とするものであり、折畳型携帯通信端末をオープンの状態にする毎に表示部に表示される画像を変更するのか、それとも変更させないのかを利用者により選択することができるという作用を有する。
【0009】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1もしくは請求項2に記載の発明において、選択された画像データの表示は、待機時の画面としてのみ表示されることを特徴とするものであり、機能設定時の設定画面表示や着信時の発呼者番号表示などの状態のように、情報を表示部に表示させる必要があるとき以外の待機状態、すなわち画面を使用していないときに画面を有効に利用することができるようにという作用を有する。
【0010】
本発明の請求項4に記載の発明は、複数の画像データを蓄積可能な第1の記憶部と、折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出する開閉検出手段と、画像データの一つを表示可能な表示部と、第1の記憶部に記憶した複数の画像データのうち利用者により選択された二以上の画像データの情報を記憶可能な第2の記憶部とを有する折畳型携帯通信端末であって、開閉検出手段が折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合に、第2の記憶部に記憶した情報のうち選択された情報に対応する画像データを第1の記憶部から取り出して、表示部に表示することを特徴とするものであり、利用者が電話やメール等の通信をするために折畳型携帯通信端末をオープンの状態にする毎に表示部に表示される画像を変更することができ、極めて容易に待受画面を変更することができるという作用を有する。
【0011】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、第2の記憶部に記憶した情報の選択は、所定の順序で行われることを特徴とするものであり、折畳型携帯通信端末をオープンの状態にする毎に表示部に表示される画像を、利用者が設定した順に表示することができ、利用者の嗜好をさらに満足させることができるという作用を有する。
【0012】
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項4もしくは請求項5に記載の発明において、第2の記憶部に記憶した情報の選択は、ランダムに行われることを特徴とするものであり、折畳型携帯通信端末をオープンの状態にする毎に表示部に表示される画像を、利用者が設定した順に関係なく表示することができ、利用者の嗜好をさらに満足させることができるという作用を有する。
【0013】
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項4から請求項6のいずれか1に記載の発明において、制御部は、第2の記憶部に記憶した情報が一の画像データの情報のみである場合には、常に当該情報を選択することを特徴とするものであり、折畳型携帯通信端末をオープンの状態にする毎に表示部に表示される画像が一枚であっても支障なく動作することができるという作用を有する。
【0014】
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項4から請求項7のいずれか1に記載の発明において、制御部は、第2の記憶部に情報が記憶されていない場合には、表示部に所定の表示を行うことを特徴とするものであり、折畳型携帯通信端末をオープンの状態にする毎に表示部に表示される画像が一枚もなくても支障なく動作することができるという作用を有する。
【0015】
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項4から請求項8のいずれか1に記載の発明において、制御部は、着信状態においては、開閉検出手段が折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合であっても、第2の記憶部に記憶した情報の選択は、前回の選択を維持することを特徴とするものであり、待受け時のみ選択処理を行わせることにより、プログラム上複雑になることを回避し、容易かつ簡単に設計等が可能となるという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項4から請求項9のいずれか1に記載の発明において、表示部への表示は、待機時の画面としてのみ行われることを特徴とするものであり、機能設定時の設定画面表示や着信時の発呼者番号表示などの状態のように、情報を表示部に表示させる必要があるとき以外の待機状態、すなわち画面を使用していないときに画面を有効に利用することができるという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項4から請求項10のいずれか1に記載の発明において、画像データを表示部に表示することができる折畳型携帯通信端末を制御する方法であって、折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出する開閉検出工程と、折畳状態からオープン状態への変化した場合に記憶部に記憶している複数の画像データから一の画像データを選択する選択工程と、待機時において選択された一の画像データを表示部に表示する表示工程とを備えることを特徴とするものであり、利用者が電話やメール等の通信をするために折畳型携帯通信端末をオープンの状態にする毎に表示部に表示される画像を変更することができ、極めて容易に待受画面を変更することができるという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項4から請求項11のいずれか1に記載の発明において、折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合においても、所定の一の画像データのみを選択する選択工程と、選択工程を動作可能とする設定工程とを有することを特徴とするものであり、折畳型携帯通信端末をオープンの状態にする毎に表示部に表示される画像を変更するのか、それとも変更させないのかを利用者により選択することができるという作用を有する。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態を示す折畳型携帯通信端末の構成図である。
【0021】
図1に於て、1は無線基地局(図示せず)との無線通信ためのアンテナ、2はアンテナ1を介して無線基地局と無線信号の送受信を行うための無線送受信部、3は、メールやカメラ(図示せず)から取得した画像データの蓄積や電話帳などの蓄積など利用者が必要に応じて使用したり、端末全体の動作プログラム等、各種情報を記憶した記憶部、3aは、記憶部3と論理的に区分され、表示させたい画像データのファイル名をリストとして記憶する待受画面情報記憶部、4は待機時において前記記憶部から取り出された画像データを表示したり、着信時に発呼者情報(電話番号や発呼者名等)を表示したり、各種機能設定のための画面表示をしたりするために用いられる表示部、5は各種機能設定やダイヤル入力等に用いられる入力部、6は無線基地局(図示せず)を介して通話相手と音声通話を行うために用いられるコーディックIC(PCMデジタル信号⇔アナログ信号の変換)などの音声回路部、7は利用者が設定した着信メロディなどの着信音や警告音等を出力するためのスピーカ、8は通話相手へ利用者の音声を伝えるため等に用いられるマイク、9は折畳型携帯通信端末を利用者等により折畳まれた場合(開⇒閉)や開かれた場合(閉⇒開)にその変化を検出する開閉検出手段、10は折畳型携帯通信端末全体を制御する制御部である。
【0022】
図2は本発明の一実施の形態を示す折畳型携帯通信端末の外観構成図である。
【0023】
図2において、11はアンテナ1や表示部4等を有する第1の筐体、12は無線送受信部2、記憶部3、入力部5、音声回路部6等を有する第2の筐体、13は第1の筐体11と第2の筐体12を各筐体の一端部で回動可能に接続するためのヒンジであり、このヒンジにより折畳型携帯通信端末をポケット等に収納できるように折畳んだり、折畳型携帯通信端末を使用して通話等ができるように第1の筐体11と第2の筐体12を開いた状態にすることができる。14は第1の筐体11に設けられた突起部、15は第2の筐体12に設けられたスイッチである。折畳まれた状態では、突起部14はスイッチ15を押下している状態となり、開いた状態では、突起部14とスイッチ15は物理的に離れた状態にあり、スイッチ15は非押下の状態に有る。このスイッチの状態、すなわち押下状態なのか、非押下状態なのかを開閉検出手段9により検出する構成になっている。
【0024】
図3は本発明の一実施の形態を示す折畳型携帯通信端末の待受画面設定モードにおける表示内容を示す図である。図3(a)は待受画面設定モードの画面表示内容を示す図、図3(b)は自動待受画面変更の設定の画面表示内容を示す図、図3(c)は自動待受画面変更の設定のために選択可能な画像データの内容を表示した画面を示す図、図3(d)は待受画面のモードを設定するための画面を示す図である。
【0025】
図4は本発明の一実施の形態を示す待受画面情報記憶部の内容を示す図である。
【0026】
以上のように構成された折畳型携帯通信端末について、以下待受画面の設定動作について説明する。
【0027】
まず、入力部5を操作することにより、表示部4に待受画面設定モードの画面を表示させる(図3(a))。この状態で、利用者は、選択した一の画像を待受画面として表示させる場合には、「1・固定−待受画面設定」を選択する。選択後、記憶部3に記憶している所定拡張子(BMPやJPG)の画像データの一覧が表示部4に表示される(図示せず)ため、利用者はその画像データのうち好みに合せた一の画像データを入力部5の操作により選択する。この選択により記憶部に記憶している画像データ(メールで受信したものやカメラで撮像したもの)を待受画面の表示として常に表示させることが可能になる。常に同じ画像データを表示するのではなく、複数の画像データを自動的に変更させながら表示させたい場合には、「2・自動変更−待受画面設定」を入力部5の操作により選択する。「2・自動変更」が選択されると、制御部10は図3(b)の画面を表示部4に表示させる。ここで、図3(b)においては、1番、3番、4番、5番にそれぞれ画像データが対応して設定されていることを示している。この設定は、待受画面情報記憶部3aに記憶されており、図4に示すように番号に対応してファイル名が記憶されている。すなわち、1番にはファイル名「日の出.BMP」、3番には「夕焼け.BMP」、4番には「雪山.BMP」、5番には「星空.BMP」が関連付けて記憶されており、またこのファイル名は、記憶部3に記憶されている画像データのファイル名を示している。なお、待受画面として現在表示するように設定されている番号のファイルには、図4のようにマークされており、また、2番や6番には画像データが設定されていない。
【0028】
なお、待受画面情報記憶部3aは、画像データが記憶されている記憶部3と論理的に区別される例で実施例を記載しているが、それぞれ記憶部3と待受画面情報記憶部3aとを物理的に他の記憶手段にしても良い。
【0029】
最初に「2・自動変更」を選択した場合には、1番〜6番の全てに画像データが登録されておらず、利用者が入力部5を操作することにより記憶部3に記憶されている画像データから選択して各番号に対応させて設定することになる。具体的には、図3(b)の状態において、設定若しくは変更したい番号を入力部5の操作により選択すると、図3(c)の画面(記憶部3に記憶されている全ての画像データの内容(サムネイル))が表示され、その中から所望の画像データを利用者が入力部5を操作して選択することにより行われる。
【0030】
以上は、各種待受モードのときに、どのような画像データを表示するかを設定するものであり、利用者は、最終的にどの待受けモードを設定するかを選択する必要がある。具体的には、図3(d)の待受画面選択のための画面を表示部4に表示させた状態で、待受画面としてカレンダーを表示させる場合には「1・カレンダー」を、予め折畳型携帯通信端末に初期値として設定されている固定イラストを表示させる場合には「2・固定イラスト」を、記憶部3に記憶した画像データ(例えば、利用者が受信したメールに添付された画像データ、無線通信網のセンタやサーバからダウンロードした画像データや、付属のカメラ(図示せず)により撮像した画像データ)から利用者が選択した一の画像データを表示させる場合には「3・画像Boxデータ」を、記憶部3に記憶した画像データから利用者が選択した複数の画像データを表示させる場合には「4・自動変更」を入力部5の操作で選択することにより行う。
【0031】
次に、このように待受画面を設定可能な折畳型携帯通信端末において、待受画面の表示動作について図5(本発明の一実施の形態を示す折畳型携帯通信端末の待受画面変更動作のフローチャート)及び図6(本発明の一実施の形態を示す折畳型携帯通信端末の待受画面の表示内容を示す図)とを用いて具体的に説明する。
【0032】
まず、折畳型携帯通信端末を折畳んでいる状態において、着信を検出した場合(S1)には、通常の着信処理、すなわちスピーカ7から着信音を出力すると共に表示部4に発呼者の電話番号や氏名を表示する処理を行う(S2)。
【0033】
着信検出をせず、開閉検出手段9において折畳型携帯通信端末が折畳み状態から開いた状態に変化したことを検出した場合(S3)には、待受画面の動作モードが「自動変更」に設定されているかどうかを制御部10が判断する(S4)。待受画面の動作モードが「自動変更」に設定されていない場合には、設定されている動作モード(カレンダー、固定イラスト、画像Boxのいずれか)に応じた表示内容を選択する(S5)。カレンダーモードに設定されている場合には、記憶部3からカレンダーの情報を取り出して、表示部4に表示し、固定イラストに設定されているときは、記憶部3から固定イラストの画像データを取り出して、表示部4に表示する。また、画像Boxに設定されているときは、上述のように利用者が記憶部3に記憶した画像データのうち、利用者が選択した一の画像データを記憶部3から取り出して、表示部4に表示する。
【0034】
一方、待受画面の動作モードが「自動変更」に設定されている場合には、更に待受画面情報記憶部3aに画像情報が記憶されているかどうかを判断する(S6)。すなわち、図4で示したテーブルにファイル名が一つも記憶していないかどうかにより待受画面情報記憶部3aに画像情報が記憶されているかどうかを判断することになる。
【0035】
待受画面情報記憶部3aに画像情報が記憶されていない場合、記憶部3から取り出す画像データがないとして、無模様の所定の一色を待ち受け画面として表示する(S7)。この所定の一色は、予め利用者の入力部5の操作により赤、青、緑、白等の複数色から一つを設定可能である。具体的には、図6(a)のように待受画面としては無模様一色となっており、その表示の上に無線基地局(図示せず)からの電波の状態を示す図形、現日時、キー操作の内容が表示される。このように、無模様の所定の一色を待ち受け画面がいわゆる背景画面として表示される。
【0036】
待受画面情報記憶部3aに画像情報が記憶されている場合、その画像情報が一つしか記憶されていないのか、二つ以上記憶されているのかを制御部10が判断する(S8)。すなわち、図4で示したテーブルにファイル名が一つしか記憶されていないのか二つ以上記憶されているのかどうかによりこの判断を行う。
【0037】
待受画面情報記憶部3aに一つしか画像情報が記憶されていない場合、折畳む前に表示していた待受画面の画像データの情報(図4において現表示としてマークされているファイル名)を待受画面情報記憶部3aから取り出す(S10)。そして、取り出したファイル名の画像データを記憶部3から取り出して、表示部4に表示する。この場合、折畳む前に表示していた待受画面の画像データの情報はそのまま変更しない(S11)。
【0038】
一方、待受画面情報記憶部3aに複数の画像情報が記憶されている場合、折畳む前に表示していた待受画面の画像データの番号(図4において、番号1〜6のうちの現表示のマークがされている番号)を待受画面情報記憶部3aから取り出す。そして取り出した番号の次の番号に対応する画像データのファイル名を待受画面情報記憶部3aから取り出し、その取り出したファイル名の画像データを記憶部3から取り出して、表示部4に表示する画像データを選択する(S9)。そして選択した画像データを表示部4に表示する(S11)。たとえば、番号1の画像データが取り出された場合、図6(b)のように待受画面としては「日の出。BMP」の画像データが表示され、その表示の上に無線基地局(図示せず)からの電波の状態を示す図形、現日時、キー操作の内容が表示される。このように、「日の出。BMP」の画像データがいわゆる背景画面として表示される。
【0039】
以上のごとく、待受画面情報記憶部3aに記憶され、かつファイル名に対応した番号に基き、待機状態において折畳型携帯通信端末を開くたびに、順次待受画面を待受画面情報記憶部3aに記憶された複数のファイル名に対応した画像データの範囲内で変更することができる。また、利用者が待受モードを「自動変更」に設定しているときに、待受画面情報記憶部3aに画像データが選択されていないか、若しくは一つしか選択されていない場合にでも何ら支障なく動作することができる。また、待受画面を待受画面情報記憶部3aに記憶された複数のファイル名に対応した画像データの範囲内で順次変更するかわりに、ランダムに変更するようにすれば、利用者が設定した順に関係なく表示することができ、利用者の嗜好をさらに満足させることができる。
【0040】
なお、折畳型携帯通信端末を折畳んだ状態で着信があった場合(S1,S2)には、通常の着信処理に入るため待受画面情報記憶部3aの現表示のマークを移動させることはしないため、着信を捕捉した後通話終了により待受画面になった場合でも、折畳型携帯通信端末を折畳む前に表示していた待受画面と同じ画像データが表示されることになる。これは、着信を検出した後の着信処理動作においても、待受画面情報記憶部3aの現表示のマークを移動させることすると、着信処理動作においてもS3以下の動作を行わせる必要があり、プログラム上複雑になることを回避するものであり、待受け時だけにS3以降の処理を行わせることにより、容易かつ簡単に本発明の動作をさせることができる。また一般に、着信時には着信画面に移行し、通話終了後は更に折畳型携帯通信端末を操作することはそれほど多くないと思われ、一方電話をかけたいときには必ず待受画面を見るであろうと考えられることから、このように着信状態で折畳型携帯通信端末を折畳み状態から開いた状態にする際にS3以降の処理を行わせる必要性は少ない。ただし、着信状態であっても、折畳型携帯通信端末を折畳み状態から開いた状態にしたときに、待ち受け画画を変更するようにしても何ら問題がないことはいうまでもない。
【0041】
また、折畳型携帯通信端末においては、表示部のON/OFFを筐体の開閉の検出結果により行う等、すでに開閉の検出をする機構を備えているものが多く、従って、本発明では単にソフト的に追加変更によるだけで、容易に実施できる。
【0042】
なお、上述の本発明の実施の形態においては、折畳状態からオープン状態への変化を検出することにより、待受画面を待受画面情報記憶部3aに記憶された複数のファイル名に対応した画像データの範囲内で順次もしくはランダムに変更するようにしたが、オープン状態から折畳状態への変化を検出することにより、順次待受画面を待受画面情報記憶部3aに記憶された複数のファイル名に対応した画像データの範囲内で順次若しくはランダムに変更するようにすることも当然に可能である。この場合には、オープン状態から折畳状態への変化を検出することにより表示部に表示する画像を選択するようにできるため、着信中にオープン状態にしても画像を変更することが可能となり、着信処理動作においてS3以下の動作を行わせることによるプログラム上の複雑さもなく、極めて有効である。さらに、待受画面の変更と共に着信音や着信報知LEDの色の変更等も合せて行えば、バリエーション豊かな利用者の嗜好をさらに満足させるような携帯端末通信装置を提供することができる。
【0043】
また、上述の本発明の実施の形態においては、第1の筐体11に表示部4が一つだけの折畳型携帯通信端末を示したが、第1の筐体11の表、裏面にそれぞれ第1の表示部、第2の表示部があるような複数の表示部を有する折畳型携帯通信端末においても利用することができる。
【0044】
この場合、オープン状態から折畳状態への変化を検出することにより第1の表示部に表示する画像を選択、折畳状態からオープン状態への変化を検出することにより第2の表示部に表示する画像を選択するようにしても良い。
【0045】
また、第2の表示部用に第2の画面情報記憶部を有していても良い。
【0046】
また、上述の本発明の実施の形態においては、本体が二つに分離した、第1と第2の筐体12を有する折畳型携帯通信端末にて説明を行ったが、本発明は上述の形態のみならず、本体に対してフリップなどの回動可能なカバーを有し、このフリップ部にマイクを有したり、あるいはこのフリップで本体のキー部分をカバーするような形態の折畳型携帯通信端末に適用することも可能である。
【0047】
また、上述の本発明の実施の形態においては、折畳型携帯通信端末の開閉動作による待受画面の変更について説明したが、伸縮可能なロッドアンテナの伸縮を検知することにより待受画面を変更するようにしてもよい。
【0048】
また、本発明は、撮像素子を内蔵した折畳型携帯通信端末への適用も可能であり、撮像素子により撮影した画像を、上述したような方法により、折畳型携帯通信端末の開閉動作に伴い自動的に切り換え表示させることも可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、複数の画像データを記憶可能な記憶部と、折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出する開閉検出手段とを有する折畳型携帯通信端末において、開閉検出手段が折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合に、記憶部に記憶されている複数の画像データのうち一つを任意に選択し、表示するという構成にしたので、利用者が電話やメール等の通信をするために折畳型携帯通信端末をオープンの状態にする毎に表示部に表示される画像を変更することができ、極めて容易に待受画面を変更することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す折畳型携帯通信端末の構成図
【図2】本発明の一実施の形態を示す折畳型携帯通信端末の外観構成図
【図3】本発明の一実施の形態を示す折畳型携帯通信端末の待受画面設定モードにおける表示内容を示す図
【図4】本発明の一実施の形態を示す待受画面情報記憶部の内容を示す図
【図5】本発明の一実施の形態を示す折畳型携帯通信端末の待受画面変更動作のフローチャート
【図6】本発明の一実施の形態を示す折畳型携帯通信端末の待受画面の表示内容を示す図
【符号の説明】
1 アンテナ
2 無線送受信部
3 記憶部
3a 待受画面情報記憶部
4 表示部
5 入力部
6 音声回路部
7 スピーカ
8 マイク
9 開閉検出手段
10 制御部
11 第1の筐体
12 第2の筐体
13 ヒンジ
14 突起部
15 スイッチ
Claims (12)
- 複数の画像データを記憶可能な記憶部と、折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出する開閉検出手段とを有する折畳型携帯通信端末において、前記開閉検出手段が折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合に、前記記憶部に記憶されている複数の画像データのうち一つを任意に選択し、表示することを特徴とする折畳型携帯通信端末。
- 前記開閉検出手段が折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合においても、所定の一の画像データのみを選択し、表示することを入力部からの入力により設定可能としたことを特徴とする請求項1に記載の折畳型携帯通信端末。
- 前記選択された画像データの表示は、待機時の画面としてのみ表示されることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか記載の折畳型携帯通信端末。
- 複数の画像データを蓄積可能な第1の記憶部と、折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出する開閉検出手段と、前記画像データの一つを表示可能な表示部と、前記第1の記憶部に記憶した複数の画像データのうち利用者により選択された二以上の画像データの情報を記憶可能な第2の記憶部とを有する折畳型携帯通信端末であって、前記開閉検出手段が折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合に、前記第2の記憶部に記憶した情報のうち選択された情報に対応する画像データを前記第1の記憶部から取り出して、前記表示部に表示する制御部を特徴とする折畳型携帯通信端末。
- 前記第2の記憶部に記憶した情報の選択は、所定の順序で行われることを特徴とする請求項4に記載の折畳型携帯通信端末。
- 前記第2の記憶部に記憶した情報の選択は、ランダムに行われることを特徴とする請求項4に記載の折畳型携帯通信端末。
- 前記制御部は、前記第2の記憶部に記憶した情報が一の画像データの情報のみである場合には、常に当該情報を選択することを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1記載の折畳型携帯通信端末。
- 前記制御部は、前記第2の記憶部に情報が記憶されていない場合には、前記表示部に所定の表示を行うことを特徴とする請求項4乃至請求項7の何れか1記載の折畳型携帯通信端末。
- 前記制御部は、着信状態においては、開閉検出手段が折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合であっても、前記第2の記憶部に記憶した情報の選択は、前回の選択を維持することを特徴とする請求項4乃至請求項8の何れか1記載の折畳型携帯通信端末。
- 前記表示部への表示は、待機時の画面としてのみ行われることを特徴とする請求項4乃至請求項9の何れか1記載の折畳型携帯通信端末。
- 画像データを表示部に表示することができる折畳型携帯通信端末を制御する方法であって、折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出する開閉検出工程と、折畳状態からオープン状態への変化した場合に記憶部に記憶している複数の画像データから一の画像データを選択する選択工程と、待機時において選択された一の画像データを表示部に表示する表示工程とを備えることを特徴とする折畳型携帯通信端末の制御方法。
- 折畳状態からオープン状態への変化若しくはオープン状態から折畳状態への変化を検出した場合においても、所定の一の画像データのみを選択する選択工程と、前記選択工程を動作可能とする設定工程とを有することを特徴とする請求項11に記載の折畳型携帯通信端末の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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