JP4520727B2 - ピロリジニウム塩、電解質組成物、光電変換素子及び光化学電池 - Google Patents
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Description
(1)次式(I):
−(CR3R4−CR5R6−O)n−R7
(式中、R3〜R7は、同一又は異なり、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表し、nは1〜10の整数を表す。)
で示される基を表し、A−はアニオンを表す。]
で示されるピロリジニウム塩。
(3)光化学電池に用いられる前記(2)に記載の電解質組成物。
(4)導電層、感光層、電荷輸送層及び対極を有する光電変換素子において、前記電荷輸送層が前記(2)又は(3)に記載の電解質組成物を含有する光電変換素子。
(5)前記(4)に記載の光電変換素子において、前記感光層が色素によって増感された微粒子半導体を含有する光電変換素子。
(6)前記(4)又は(5)に記載の光電変換素子を用いた光化学電池。
(7)色素増感太陽電池である前記(6)に記載の光化学電池。
本発明のピロリジニウム塩は前記式(I)で示される化合物である。
前記式(I)において、R1で表される炭素数1〜4の炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基;ビニル基、1−プロペニル基、アリル基、1−ブテニル、2−ブテニル等の炭素数2〜4のアルケニル基;エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、3−ブチニル基等の炭素数2〜4のアルキニル基が挙げられる。
前記式(I)で示される本発明のピロリジニウム塩は、例えば、次式(II):
で示されるN−置換ピロリジンと、次式(III):
A−(CR3R4−CR5R6−O)n−R7
(式中、Aは脱離して前記A−で表されるアニオンとなりうる置換基を表し、R3〜R7及びnは前記と同義である。)
で示される化合物とを反応させることにより製造することができる。A−がハロゲン化物イオンである式(I)で示される化合物は、式(II)で示されるN−置換ピロリジンと、Aがハロゲン化物イオンになる式(III)で示される化合物と混合し、0℃〜150℃の温度で30分間〜1週間程度攪拌することによって容易に製造することができる。反応はアセト二トリル、N,N−ジメチルホルムアミド、シクロヘキサンなどの有機溶媒中で加熱還流して行うことが好ましい。また、A−がハロゲン化物以外のアニオンである式(I)で示される化合物は、前記のようにして得られたA−がハロゲン化物イオンである式(I)で示される化合物と、他のアニオンの銀塩、リチウム塩あるいはアンモニウム塩等とを混合してアニオン交換を行うことにより得ることができる。式(II)で示されるN−置換ピロリジンと式(III)で示される化合物の混合比は、通常、式(II)で示されるN−置換ピロリジン1モルに対し、式(III)で示される化合物が、1モル〜5モルの範囲である。
本発明の電解質組成物は化学反応、金属メッキ等の反応溶媒、CCD(電荷結合素子)カメラ、種々の光電変換素子、電池等に用いることができ、リチウム二次電池又は光化学電池に用いるのが好ましく、半導体を用いた光化学電池に用いるのが更に好ましい。以下、本発明の電解質組成物の各構成成分について詳述する。
本発明の電解質組成物は前記式(I)で示されるピロリジニウム塩を含有する。前記式(I)で示される化合物は低融点の塩、いわゆる溶融塩である。この化合物には常温(25℃付近)で液体である化合物、いわゆる室温溶融塩が含まれる。
本発明の電解質組成物を光化学電池に用いる場合、電解質組成物は可逆的な酸化還元対を含有する。このような酸化還元対としてはI−/I3 −系、Br−/Br3 −系、キノン/ハイドロキノン系、金属錯体などが挙げられる。このような酸化還元対は従来公知の方法によって得ることができる。例えばI−/I3 −系の酸化還元対は、A−がヨウ化物イオンの場合、前記式(I)で示されるヨウ化物にヨウ素を溶解することによって得ることができる。A−がヨウ化物イオン以外の場合、前記式(I)で示される化合物に、ヨウ化物(金属ヨウ化物や4級アンモニウム塩のヨウ素塩など)とヨウ素を溶解することによって得ることができる。いずれの場合においても、ヨウ化物とヨウ素とのモル比は、好ましくは100:1〜2:1、更に好ましくは50:1〜5:1である。
本発明の電解質組成物は溶媒を含んでいてもよい。電解質組成物の溶媒含有量は、通常、組成物全体の50質量%以下、好ましくは30質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
本発明の電解質組成物は、ポリマー添加、オイルゲル化剤添加、多官能モノマー類の重合、ポリマーの架橋反応等の手法によりゲル化(固体化)させて使用してもよい。
本発明の光電変換素子6は導電層、感光層、電荷輸送層及び対極を有し、電荷輸送層に前記本発明の電解質組成物を含有する。好ましくは図1に示すように、導電層1と感光層2からなる光電極、電荷輸送層3、対極導電層4の順に積層し、感光層2を色素によって増感された半導体微粒子と当該半導体微粒子の間の空隙に充填された電解質とから構成してなる。電解質は電荷輸送層3に用いる材料と同じ成分からなる。また光電変換素子に強度を付与するために、導電層1側及び/又は対極導電層4側に基板を設けてもよい。以下、本明細書では、導電層1及び任意に設ける基板からなる層を「導電性支持体」、対極導電層4及び任意に設ける基板からなる層を「対極」と呼ぶ。スペーサー5を介して、光電極と対極を積層することにより形成した隙間に電荷輸送層3を形成してもよい。スペーサーとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどを使用することができる。この光電変換素子を外部回路に接続して仕事をさせるようにしたものが光化学電池である。なお、導電層1、対極導電層4、基板は、それぞれ透明導電層、透明対極導電層、透明基板であってもよい。
導電性支持体は、(1)導電層の単層又は(2)導電層及び基板の2層からなる。強度や密封性が十分に保たれるような導電層を使用すれば、基板は必ずしも必要でない。
本発明の光電変換素子において、感光層は色素によって増感された微粒子半導体を含有することが好ましい。半導体はいわゆる感光体として作用し、光を吸収して電荷分離を行い電子と正孔を生ずる。色素増感された半導体微粒子においては、光吸収及びこれによる電子及び正孔の発生は主として色素で起こり、半導体微粒子はこの電子を受け取り伝達する役割を担う。
半導体微粒子としてはシリコン、ゲルマニウムのような単体半導体、III−V系化合物半導体、金属カルコゲニド(例えば酸化物、硫化物、セレン化物等)、ペロブスカイト構造を有する化合物(例えばチタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ナトリウム、チタン酸バリウム、ニオブ酸カリウム等)等が使用できる。本発明で使用する微粒子半導体は金属カルコゲニド微粒子からなるのが好ましい。
本発明で用いる半導体は単結晶でも多結晶でもよい。
粒径分布の異なる2種類以上の微粒子を混合してもよい。
半導体微粒子を導電性支持体上に塗布する際には、半導体微粒子の分散液又はコロイド溶液を導電性支持体上に塗布する方法に加え、前述のゾル−ゲル法等を使用することができる。光電変換素子の量産化、半導体微粒子分散液又はコロイド溶液の物性、導電性支持体の融通性等を考慮すると、湿式製膜方法が比較的好ましい。湿式製膜方法としては塗布法及び印刷法が代表的である。
感光層に使用する色素は種々の金属錯体色素、有機色素を用いることができる。光電変換の波長域をできるだけ広くし、且つ変換効率を上げるために、二種類以上の色素を混合して用いてもよい。また、光源の波長域と強度分布に合わせて、混合する色素とその混合割合を選択すればよい。
(A1)pRu(B−a)(B−b)(B−c) (X)
(式中、A1はCl、SCN、H2O、Br、I、CN、NCO及びSeCNからなる群から選ばれた配位子を表す。pは0〜2の整数であり、好ましくは2である。B−a、B−b及びB−cはそれぞれ独立に含窒素複素環を含有する有機配位子、例えば2,2´−ビピリジル−4,4´−ジカルボキシラトを表す。)で示されるものが好ましい。B−a、B−b及びB−cは同じでも異なっていてもよい。
半導体微粒子に色素を吸着させるためは、色素の溶液中によく乾燥した半導体微粒子層を有する導電性支持体を浸漬する方法、或いは色素の溶液を半導体微粒子層に塗布する方法を用いることができる。前者の方法では、浸漬法、ローラ法、エアーナイフ法等が使用可能である。なお、浸漬法の場合、色素の吸着は室温で行ってもよいし、特開平7−249790号公報に記載されているように加熱還流して行ってもよい。また、後者の方法では、ワイヤーバー法、スライドホッパー法、エクストルージョン法、カーテン法、スピン法、スプレー法等の塗布方法や、凸版、オフセット、グラビア、スクリーン印刷等の印刷方法が利用できる。
電荷輸送層は色素の酸化体に電子を補充する機能を有する層である。電荷輸送層に前記本発明の電解質組成物を用いるが、更に固体電解質や正孔(ホール)輸送材料を併用することもできる。
対極は光電変換素子を光化学電池としたときに正極として作用するものである。対極は前記導電性支持体と同様に、導電性材料からなる対極導電層のみから構成されていてもよいし、対極導電層と支持基板から構成されていてもよい。対極導電層に用いる導電性材料としては、金属(例えば白金、金、銀、銅、アルミニウム、ロジウム、インジウム等)、炭素及び導電性金属酸化物(インジウム−スズ複合酸化物、酸化スズにフッ素をドープしたもの等)が使用できる。対極に用いる支持基板は、好ましくはガラス基板又はプラスチック基板であり、これに前記導電性材料を塗布又は蒸着して用いる。対極導電層の厚さは特に制限されないが3nm〜10μmであるのが好ましい。特に、対極導電層が金属である場合は、その厚さは5μm以下であるのが好ましく、5nm〜3μmであるのが更に好ましい。
電極として作用する導電性支持体及び対極の一方又は両方に、保護層、反射防止層等の機能性層を設けてもよい。このような機能性層を多層に形成する場合、同時多層塗布法や逐次塗布法が利用できる。生産性の観点からは同時多層塗布法が好ましい。同時多層塗布法では、生産性及び塗膜の均一性の観点からスライドホッパー法やエクストルージョン法が好ましい。機能性層の形成には、導電性支持体又は対極の材質に応じて蒸着法や貼り付け法等を用いることができる。
光電変換素子の内部構造は目的に合わせ様々な形態が可能である。大きく2つに分ければ、両面から光の入射が可能な構造と片面からのみ可能な構造が可能である。
本発明の光化学電池は、前記光電変換素子に外部回路で仕事をさせるようにしたものである。光化学電池は構成物の劣化や内容物の揮散を防止するために、側面をポリマーや接着剤等で密封することが好ましい。導電性支持体及び対極にリードを介して接続される外部回路自体は公知のものでよい。
本発明の光電変換素子をいわゆる太陽電池に適用する場合、そのセル内部の構造は基本的に前述した光電変換素子の構造と同じである。以下、本発明の光電変換素子を用いた太陽電池のモジュール構造について説明する。
トリエチレングリコールモノメチルエーテル(東京化成工業社製)16.42g(0.1mol)と反応の際に生成するp−トルエンスルホン酸を中和するためのピリジン(関東化学社製)17.4gを溶媒であるジクロロメタン100mlに溶解した。この溶液中に、トシル化剤であるp−トルエンスルホニルクロリド20.97g(0.11mol)をジクロロメタン100mlに溶解させた溶液を、滴下ロートを用いて撹拌しながら30分かけて滴下した。室温で3日間撹拌した後、析出した固体を濾過にて除去した。濾液を希塩酸水溶液と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて順に洗浄した後、ジクロロメタン層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥した。ジクロロメタンを減圧除去し、残渣をアセトン100mlに溶解した。この溶液中にヨウ化ナトリウム(関東化学社製)22.5g(0.15mol)をアセトン100mlに溶解したものを加え、光を遮蔽しながら室温で24時間撹拌した。析出物を濾過して取り除き、濾液を減圧濃縮した後、減圧蒸留することによって1−ヨード−2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エタンを得た。(97℃/3mmHg)
(1)で合成した1−ヨード−2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エタン2.74g(0.01mol)とN−メチルピロリジン(1−メチルピロリジン)(東京化成工業社製)0.85g(0.01mol)をアセトニトリル50mlに溶解し、8時間加熱還流させた。反応液を過剰量のジエチルエーテルに滴下し、沈降した液体を回収した後、溶媒を除去、更に100℃で3日間真空乾燥して目的の化合物を得た。得られた化合物の1H−NMRの測定結果を示す。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO)
δ2.07(s, 4H, 2×CH2(ring)), 3.04(s, 3H, N-CH3), 3.22(s, 3H, O-CH3), 3.40-3.43(m, 2H, N-CH2), 3.49-3.59(m, 12H, O-CH2, N-CH2(ring)), 3.84(s, 2H, N-CH2-CH 2 -O)
この結果から、得られた化合物が目的のピロリジニウム塩であることが確認された。
(1)二酸化チタン分散液の調製
半導体微粒子として二酸化チタン(TiO2)粒子(日本アエロジル社製、Degussa P-25、一次粒子平均粒径21nm)12g、水3.6ml、アセチルアセトン(関東化学社製)0.4mlを混合し、乳鉢を用いて強く分散した。次いで、撹拌を続けながら水16mlを徐々に加え、更にノニオン系界面活性剤(Triton X-100、Aldrich社製)0.2mlを加えて分散液とした。
導電層としてフッ素をドープした二酸化スズを塗付した透明導電性ガラス(日本板硝子社製、表面抵抗10Ω/□)の導電層表面に前記の分散液をガラス棒を用いてキャスト法により塗布した。その際、透明導電性ガラスの大きさは20mm×20mmとし、塗布面積が1cm2となるように導電性ガラスの両端に厚み45μmの粘着テープを貼り付け、この粘着テープの厚みをギャップとして塗布を行った。塗布後に粘着テープを剥離し、室温で8時間乾燥した後、電気炉(ヤマト科学社製マッフル炉)を用いて450℃で30分間加熱処理(焼成)を行った。電気炉から取り出し、約80℃まで冷却した後、ルテニウム錯体色素(化学名:cis-bis(isothiocyanato)bis(2,2’-bipyridyl-4,4’-dicarboxylato)ruthenium(II), Solaronix製、Ruthenium 535)のエタノール溶液(3×10−4mol/l)に24時間室温で浸漬することによって、二酸化チタン粒子の表面に色素を吸着させた。この電極を色素溶液から取り出し、エタノールで洗浄し乾燥して感光層を形成し光電極とした。この電極の二酸化チタン層の厚みを測定したところ約10μmであった。
前記と同じ透明導電性ガラスの導電面にスパッタリングにより白金膜を形成させたものを用いた。
前記の光電極と対極を厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムをスペーサーとして重ね合わせ、その隙間に調製した電解質組成物(実施例1で得たピロリジニウム塩(化合物1)にヨウ素をモル比10:1の割合で溶解した溶液)を注入して電荷輸送層とし、色素増感太陽電池セル(光化学電池)とした(図1参照)。
実施例2及び比較例1の色素増感太陽電池セルについて、AM1.5Gスペクトルのソーラーシミュレーター(100W/m2)を用いて光電変換効率(太陽電池セル変換効率)を測定した。結果を表1に示す。
実施例1(1)において、トリエチレングリコールモノメチルエーテルの代わりに、次式:HO−(CH2CH2O)nCH3
において、nが1である化合物、nが2である化合物又はnの平均値が7.2である混合物を用いる以外は、実施例1と同様にして次式(Ia):
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO)
δ2.06(s, 4H, 2×CH2(ring)), 3.04(s, 3H, N-CH3), 3.29(s, 3H, O-CH3), 3.52(s, 4H, 2×N-CH2(ring)), 3.57-3.60(m, 2H, N-CH2), 3.75(s, 2H, O-CH2)
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO)
δ2.07(s, 4H, 2×CH2(ring)), 3.03(s, 3H, N-CH3), 3.22(s, 3H, O-CH3), 3.44-3.47(m, 2H, N-CH2), 3.51-3.53(s, 4H, 2×N-CH2(ring)), 3.56-3.59(m, 4H, O-CH2), 3.82(s, 2H, N-CH2-CH 2 -O)
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO)
δ2.07(s, 4H, 2×CH2(ring)), 3.04(s, 3H, N-CH3), 3.22(s, 3H, O-CH3), 3.41-3.42(m, 2H, N-CH2), 3.49-3.58(m, 29H, 2×N-CH2, O-CH2), 3.84(s, 2H, N-CH2-CH 2 -O)
2 感光層(色素で増感された酸化チタン層)
3 電荷輸送層(電解質組成物)
4 対極導電層(対極)
5 スペーサー
6 光電変換素子
Claims (11)
- 前記式(I)において、nが2である請求項1記載のピロリジニウム塩。
- 前記式(I)において、R 3 〜R 6 が水素原子である請求項1又は2記載のピロリジニウム塩。
- 前記式(I)において、nが2又は3である請求項4記載の電解質組成物。
- 前記式(I)において、R 3 〜R 6 が水素原子である請求項4又は5記載の電解質組成物。
- 光化学電池に用いられる請求項4〜6のいずれか1項に記載の電解質組成物。
- 導電層と感光層からなる光電極、電荷輸送層及び対極を有する光電変換素子において、前記電荷輸送層が請求項4〜7のいずれか1項に記載の電解質組成物を含有する光電変換素子。
- 請求項8記載の光電変換素子において、前記感光層が色素によって増感された微粒子半導体を含有する光電変換素子。
- 請求項8又は9記載の光電変換素子を用いた光化学電池。
- 色素増感太陽電池である請求項10記載の光化学電池。
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