JP4520518B2 - 融雪機 - Google Patents

融雪機 Download PDF

Info

Publication number
JP4520518B2
JP4520518B2 JP2008126499A JP2008126499A JP4520518B2 JP 4520518 B2 JP4520518 B2 JP 4520518B2 JP 2008126499 A JP2008126499 A JP 2008126499A JP 2008126499 A JP2008126499 A JP 2008126499A JP 4520518 B2 JP4520518 B2 JP 4520518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow
water
snow melting
receiving tank
melting machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008126499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009275386A (ja
Inventor
茂 八嶋
Original Assignee
茂 八嶋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 茂 八嶋 filed Critical 茂 八嶋
Priority to JP2008126499A priority Critical patent/JP4520518B2/ja
Publication of JP2009275386A publication Critical patent/JP2009275386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4520518B2 publication Critical patent/JP4520518B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

本発明は、雪を融解させる融雪機に関する。
従来、融雪機には、融雪用熱源の燃焼室で灯油バーナーによって生成された高温水を、雪を投入する融雪専用槽に温水供給管を介して供給することで融雪し、融雪によって生じた融雪水を、融雪専用槽内に設けた排水ポンプから融雪水排出管を介して配水管に排出しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−25204号公報(第5頁、第3図)
しかしながら、特許文献1に記載の融雪機にあっては、更に融雪専用槽に雪を投入するには、融雪専用槽内の雪の融雪状況を確認してから投入しなければならず、連続して雪を投入することができないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、雪を連続して投入しながら融雪を行うことができる融雪機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の融雪機は、
雪を投入し、該投入する雪に温水を噴射する投入部と、
該投入部の下方で水平軸によって軸支され、回動手段によって間欠的に連続回動するとともに、前記投入部から投入された雪を収納可能な収納部が、回動方向の全周に亘って等間隔で少なくとも4つ以上形成されている回転体と、
該回転体の前記収納部に向けてマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段と、
前記収納部内の雪をマイクロ波によって融雪した融雪水を貯水する受水タンクと、
を備え、
回転体が間欠回動することによって、前記収納部は、前記投入部から雪が投入される収納位置と、前記マイクロ波照射手段によってマイクロ波を照射される照射位置と、マイクロ波によって融雪された融雪水を前記受水タンクに放出する放出位置と、に順次切り換えられることを特徴としている。
この特徴によれば、温水が投入部で雪に噴射されることで雪の一部を融雪させて、予め雪をマイクロ波照射手段によって加熱しやすい状態とすることができるので、効率よく雪を加熱できる。また、回転体が間欠回動することによって、照射位置で収納部内の雪にマイクロ波を所定時間照射し続けることができるので、投入部から常に雪を投入しながら、投入した雪を連続して融雪することができる。
本発明の請求項2に記載の融雪機は、請求項1に記載の融雪機であって、
前記温水は、前記受水タンクに貯水された前記融雪水であることを特徴としている。
この特徴によれば、雪を融雪することで生成した融雪水を次に投入部に投入する雪に噴射することで、融雪機内で融雪水を使用する循環サイクルが発生するので、融雪に要する温水を補給することなく融雪機を連続して使用することができる。
本発明の請求項3に記載の融雪機は、請求項1または2に記載の融雪機であって、
前記収納部の底部は、少なくとも電気を導通可能な金属体によって構成されており、
前記金属体には、誘導加熱器が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、マイクロ波照射手段から照射されるマイクロ波が届きにくい収納部の底部であっても、誘導加熱器で金属体を加熱することによって雪を融雪することができる。
本発明の請求項4に記載の融雪機は、請求項1ないし3のいずれかに記載の融雪機であって、
前記収納部には、前記回転体の外方に向けて開口する空気口が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、収納部内に雪を投入する際に、収納部の底部側の空気を空気口から外方に抜くことができるので、収納部内に多くの雪を円滑に収納することができる。
本発明の請求項5に記載の融雪機は、請求項1ないし4のいずれかに記載の融雪機であって、
前記回転体は、所定時間経過することで回動手段によって30度毎間欠回動するとともに、
前記収納部は、前記回転体の回動方向の全周に亘って等間隔で12個形成されており、
前記照射位置は、前記回転体の120度に亘って配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、長時間に亘って収納部内の雪にマイクロ波を照射することができるので、より確実に雪を融雪することができる。
本発明の請求項6に記載の融雪機は、請求項1ないし5のいずれかに記載の融雪機であって、
前記マイクロ波照射手段は、前記受水タンク内の前記融雪水に対してもマイクロ波を照射していることを特徴としている。
この特徴によれば、受水タンク内の温水をマイクロ波で加熱することによって、投入部で噴射される温水の水温を上昇させることができるので、新しく投入部に投入される雪を更に融雪し易くすることができる。
本発明の請求項7に記載の融雪機は、請求項1ないし6のいずれかに記載の融雪機であって、
前記受水タンクにはポンプが付設さられており、該受水タンク内の前記融雪水は該ポンプを介して前記融雪機外に放水可能となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、受水タンクが満水になってもポンプによって温水を排水することができる。また、放水される温水は、例えば、温水を屋根の上に積もった雪の融雪等に転用することができる。
本発明に係る融雪機を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例における融雪機が使用されている状態を示す側面図であり、図2は、融雪機の全体像を示す斜視図であり、図3は、図2における融雪機のA−A断面図であり、図4は、融雪機における回転体を示す一部拡大斜視図であり、図5は、融雪機の構成を示すブロック図である。以下、図1の紙面右側を融雪機の正面側(前方側)とし、図3の紙面手前側を融雪機の正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、冬季の降雪地域で降雪により通行困難となった公道等を除雪する際に、除雪した雪を融雪する本発明としての融雪機である。この融雪機1は、前端部に雪5を掻き込むためのオーガ3を有する除雪機2に牽引される台車4上に、正面側を除雪機2の後方に向けて載置されており、オーガ3で掻き込まれた雪5が、シュータ6を介して融雪機1に投入されるようになっている。
図2及び図3に示すように、この融雪機1は、融雪された融雪水18を貯水するための、略直方体形状に形成された受水タンク8と、この受水タンク8の後端部から上方に向かって延設された、融雪手段を囲繞するハウジング9を有し、これら受水タンク8と、ハウジング9と、で側面視L字形状を成して外部と遮断されている。また、これら受水タンク8とハウジング9は、内部が連通されており、ハウジング9の左右幅は、受水タンク8の左右幅よりも幅狭に形成されている。
ハウジング9の上部右側には、除雪機2のシュータ6から雪5が投入される本発明における投入部としての投入管10が設けられている。この投入管10は、雪5をハウジング9内に投入可能なように上からハウジング9を貫通して下方に延びている。また、図3に示すように、ハウジング9の右側面には、人力で雪5を投入するための第2投入部11が開閉可能に設けられており、投入管10に右側方から接続されている。以下、本実施例では、除雪機2からの雪5が投入される投入管10を使用した例で説明する。
図3及び図4に示すように、ハウジング9内には、正面視円形状の回転体12が設けられている。この回転体12は、本発明における電気を導通可能な金属体としてのステンレスによって構成されており、ハウジング9内の投入管10よりも下方位置で前後方向を向く水平軸13によって回動可能に軸支されている。また、水平軸13は、図2に示すハウジング9の前部に設けられた変速機14に接続されている。この変速機14は、後述するエンジン部29に接続されることでエンジン部29の回動速度を減速させて、回転体12を回動可能とするものである。
更に、この回転体12の円周面には、投入管10から投入された雪5を収納可能な収納部15が、回転体12の中心に向かって、全周に亘って等間隔に12個形成されている。そして、各収納部15には、回転体12の外方である正面側に向かって開口する空気口16が設けられており、収納部15内の底部側の空気を、雪5が収納された際に収納部15外に抜くことができるようになっている。
これら収納部15が、図3に示す黒矢印の如く左方に間欠回動して、投入管10の直下に位置する収納位置に収納部15が配置されると、配置された収納部15のみに雪5が収納されるようになっており、回転体12が回動することによって順次異なる収納部15に雪5が収納されるようになっている。尚、回転体12の回動によって収納部15に投入管10からの雪5が投入される位置が、本発明における収納位置となっている。
また、各収納部15の底部には、本発明における誘導加熱器としてのIHコイル17が設けられている。このIHコイル17は、電通されることで各収納部15に対して誘導加熱を行うようになっており、この誘導加熱で発生する熱によって、収納部15内の底部近傍の雪5を融雪可能となっている。
図2及び図3に示すように、受水タンク8の上面後部には、通電されることで、内部でマイクロ波を発生させる本発明におけるマイクロ波照射手段としてのマグネトロン19,22が設けられている。詳しくは、これらマグネトロン19,22のうち、マグネトロン19はハウジング9の右側、マグネトロン22はハウジング9の左側に配置されている。尚、ハウジング9及び受水タンク8の内壁面は、特に図示はしないが、全面にマイクロ波を吸収可能なシールドメッシュが貼り付けられている。
マグネトロン19は、受水タンク8に向けられている照射部19aを有している。また、マグネトロン22も、受水タンク8に向けられた照射部22aを有しており、これら照射部19a,22aからマイクロ波を受水タンク8内の雪水18に照射することによって、融雪水18を加熱できるようになっている。更に、マグネトロン22は、ハウジング9内で収納部15に対して正面視左方からマイクロ波を照射する照射部22bを有している。
図2及び図3に示すように、ハウジング9の上面には、本発明におけるマイクロ波照射手段としてのマグネトロン20,21が設けられている。詳しくは、マグネトロン20は、投入管10の左側に設けられており、マグネトロン21は、マグネトロン20の更に左側に設けられている。
また、図3に示すように、マグネトロン20は、ハウジング9内で、雪5が収納された収納部15が正面視で反時計回りに30度回動した位置で、上方からマイクロ波を照射可能な照射部20aを有している。そして、マグネトロン21は、2つの照射部21a,21bを有している。
照射部21aは、照射部20aからのマイクロ波が照射される収納部15を正面視で更に反時計回りに30度回動した位置の収納部15に上方からマイクロ波を照射可能となっている。更に、照射部21bは、照射部21aからのマイクロ波が照射される収納部15を正面視で更に反時計回りに30度回動した位置の収納部15に、左上方からマイクロ波を照射可能となっている。そして、照射部21bからのマイクロ波が照射される収納部15を正面視で更に反時計回りに30度回動した位置の収納部15は、前述した照射部22bからマイクロ波が照射されるようになっている。
尚、ハウジング9内では、雪5が収納された収納部15は、回転体12が正面視で反時計回りに間欠回動する間に、照射部20a、21a、21b、22bの計4つから連続してマイクロ波が照射される。つまり、この回転体12が照射部20a、21a、21b、22bからマイクロ波が照射される120度の範囲が本発明における照射位置となっている。
更に尚、照射部22bからのマイクロ波が照射される収納部15の位置から回転体12を正面視で反時計回りに30度回動させると、収納部15が下方に傾斜することによって、照射位置でマイクロ波が照射されたことで融雪された融雪水18が、受水タンク8に向けて放出される。この融雪水18が受水タンク8に放出される位置が、本発明における放出位置となっている。
図3に示すように、受水タンク8内には、融雪水18を汲み上げるための汲み上げポンプ23と、受水タンク8内の水位を測定する水位計24と、が設けられている。この汲み上げポンプ23は、ハウジング9の背面に配設された配管25を介して投入管10に接続されている。汲み上げポンプ23を動作することによって投入管10に温水を汲み上げることができるようになっており、汲み上げられた温水は、投入管10に投入される雪5に対して噴射されるようになっている。また、水位計24は常時受水タンク8内の水位を測定している。
尚、受水タンク8内の温水は、融雪開始時には予め受水タンク8内で加熱されたものを使用するが、受水タンク8内に融雪水18が貯水されることによって、この融雪水18を照射部19a,22aによって加熱し、温水として使用することができる。
図2に示すように、受水タンク8の前面の左右には、図示しないホースを接続するための送水口26,26が設けられている。この送水口26は、受水タンク8内に設けられた本発明におけるポンプとしての渦流ポンプ27に配管28を介して接続されており、渦流ポンプ27が動作することによって受水タンク8内の融雪水18を送水口26に送ることができる。このため、送水口26から図示しないホースを介して融雪機1外に融雪水18を放水可能となっている。
また、図2に示すように、受水タンク8の上面には、回転体12を回動させるための本発明における回動手段としてのエンジン部29と、エンジン部29で発生した回動が伝達されることで発電を行う発電機30と、融雪機1を操作するコントロールボックス31と、が設けられている。
次に、図5に基づき、本発明の融雪機1の駆動システムについて説明する。図5に示すように、エンジン部29内には、ガソリン等の燃料によって動作するエンジン32と、エンジン32で発生した回動を変速機14に選択的に伝達するクラッチ33aと、エンジン32で発生した回動を渦流ポンプ27に選択的に伝達するクラッチ33bと、が設けられている。
更に、エンジン部29には、コントロールボックス31が接続されており、このコントロールボックス31によってクラッチ33a,33bが操作されている。特に、コントロールボックス31によってクラッチ33aが所定時間経過する毎に操作されることによって、回転体12が正面視反時計回りに、間欠的に連続回動するようになっている。尚、本実施例における所定時間は、収納位置に配置されている収納部15に雪5が十分に収納されるまでの時間として5秒に設定されているが、この収納時間は、収納部15の容量に応じて適宜変更することができる。
エンジン32は、また、図示しないシャフトによって発電機30に接続されている。このシャフトがエンジン32の回動を発電機30に伝達することによって、発電機30で発電が行われる。
そして、図5に示すように、発電機30には、マグネトロン19〜22と、汲み上げポンプ23のための電動機30aと、IHコイル17と、が接続されている。このため、エンジン部29のエンジン32が動作することによって発電機30で発電が開始されると、自動的にマグネトロン19〜22と、汲み上げポンプ23と、IHコイル17と、に通電がなされる。
尚、コントロールボックス31は受水タンク8内の水位計24にも接続されており、水位計24で計測されている融雪水18の水位が所定高さとなると、受水タンク8内が満水になったと判断して、図示しないブザー等の報知手段によって受水タンク8内の融雪水18の排水を促すようになっている。
次に、本実施例における融雪機1の動作を説明する。先ず、コントロールボックス31を操作してエンジン部29を動作させて、投入管10で、受水タンク8内の水を図示しないヒータにてエンジン部29の動作と同時に加温する。そして、収納位置に配置された収納部15に雪5が収納される。コントロールボックス31は、エンジン32と変速機14間にクラッチ33aを断続的に接続し、回転体12を正面視反時計回りに間欠回動させる。
このとき、コントロールボックス31は、回転体12が30度回動する毎にエンジン32と変速機14間のクラッチ33aの接続を解除する。こうすることで、雪5が収納された収納部15の配置が120度に亘る照射位置に切り換えられる。
照射位置では、マグネトロン19〜22で発生させられたマイクロ波が、雪5に対して照射される。同時に、IHコイル17によって加熱された収納部15の底部からも雪5が加熱されることで、融雪が促進させる。
照射位置での融雪が完了すると、融雪水18が収納されている収納部15の配置は、回転体12が正面視で反時計回りに、雪5が投入された収納位置から150度回動することで、放出位置に切り換えられる。このとき、収納部15内の融雪水18は受水タンク8に放出される。融雪水18が放出されたことで空となった収納部15は、回転体12が回動されることによって再び収納位置に配置され、雪5が収納される。
これにより、雪5を連続的に融雪して融雪水18を受水タンク8にて貯めることができる。そして、受水タンク8内の融雪水18の温度が所定以上になればヒータの加温を停止して、汲み上げポンプ23より投入管10に向かって直接融雪水18を汲み上げる。
尚、受水タンク8が融雪水18で満水となったら、コントロールボックス31を操作することでエンジン32と渦流ポンプ27の間にクラッチ33bを接続し、渦流ポンプ27を動作させて送水口26から受水タンク8内の融雪水18を融雪機1の外方に放出する。このとき、前述したように送水口26に図示しないホースを接続することによって、温められた融雪水18を家屋の屋根等の雪下ろしが困難な箇所に放出することによって、融雪水18を再利用することもできる。
更に尚、受水タンク8内に図示しない取水ポンプを設け、この取水ポンプに配管を介して渦流ポンプが接続されていない送水口26を接続することで、湖沼等の水源地から受水タンク8内に水を取水することができるようにしてもよい。こうすることで、融雪機1での融雪開始時の温水の確保の他、取水ポンプで取水した水を渦流ポンプ27で融雪機1の外部に放出することによって、融雪機1を火災等の消化に転用することもできる。
以上、本実施例における融雪機1では、温水が投入管10で雪5に噴射されることで雪5の一部を融雪させて、予め雪5をマグネトロン19〜22によって加熱しやすい状態とすることができるので、効率よく雪5を加熱できる。また、回転体12が間欠回動することによって、照射位置で収納部15内の雪5にマイクロ波を所定時間照射し続けることができるので、投入管10から常に雪5を投入しながら、投入した雪5を連続して融雪することができる。
また、温水は、受水タンク8に貯水された融雪水18であるので、雪5を融雪することで生成した融雪水18を次に投入管10に投入する雪5に噴射することで、融雪機1内で融雪水18を使用する循環サイクルが発生するので、融雪に要する温水を補給することなく融雪機1を連続して使用することができる。
また、収納部15の底部は、ステンレスによって構成されており、収納部15には、IHコイル17が設けられているので、照射部20a、21a、21b、22bから照射されるマイクロ波が届きにくい収納部15の底部であっても、IHコイル17で収納部15を加熱することによって雪5を融雪することができる。
また、収納部15には、回転体12の外方に向けて開口する空気口16が設けられているので、収納部15内に雪5を投入する際に、収納部15の底部側の空気を空気口16から外方に抜くことができるので、収納部15内に多くの雪5を円滑に収納することができる。
また、回転体12は、所定時間経過することでエンジン32によって30度毎間欠回動するとともに、収納部15は、回転体12の回動方向の全周に亘って等間隔で12個形成されており、照射位置は、回転体12の120度に亘って配置されているので、長時間に亘って収納部15内の雪5にマイクロ波を照射することができるので、より確実に雪5を融雪することができる。
また、マグネトロン19,22は、受水タンク8内の融雪水18に対してもマイクロ波を照射しているので、受水タンク8内の融雪水18をマイクロ波で加熱することによって、投入管10で噴射される温水の水温を上昇させることができるので、新しく投入管10に投入される雪5を更に融雪し易くすることができる。
また、受水タンク8には渦流ポンプ27が付設さられており、受水タンク8内の融雪水18は渦流ポンプ27を介して融雪機1外に放水可能となっているので、受水タンク8が満水になっても融雪水18を排水することができる。また、放水される加温された融雪水18は、例えば、屋根の上に積もった雪の融雪等に転用することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、除雪機2で除雪した雪5を投入管10から融雪機1に投入して融雪を行ったが、除雪機2を用いずに、使用者が直接第2投入部11からスコップ等で雪5を投入して融雪を行ってもよい。
また、前記実施例では、受水タンク8内の融雪水18を渦流ポンプ27によって融雪機1の外方に放出したが、受水タンク8の下端部に受水タンク8の内外に連通して開閉自在な開閉弁を設け、この開閉弁を開放することによって、受水タンク8内の融雪水18を排水できるようにしてもよい。
また、前記実施例では、収納部15を回転体12の円周面全周に亘って12個形成し、回転体12を30度毎に間欠回動させたが、回転体12に形成する収納部15の数は4個以上であれば幾つでもよく、回転体12を間欠回動させる角度は、収納部15の数によって適宜変更される。
また、前記実施例では、エンジン部29の動作と同時に図示しないヒータによって受水タンク8内の水を加温したが、ヒータによる加温を必ずしも必要ではなく、投入管10にて常温の水を雪5に対して噴射してもよい。
本発明の実施例における融雪機が使用されている状態を示す側面図である。 融雪機の全体像を示す斜視図である。 図2における融雪機のA−A断面図である。 融雪機における回転体を示す一部拡大斜視図である。 融雪機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 融雪機
5 雪
8 受水タンク
9 ハウジング
10 投入管(投入部)
11 第2投入部
12 回転体
13 水平軸
15 収納部
16 空気口
17 IHコイル(誘導加熱器)
18 融雪水
19 マグネトロン(マイクロ波照射手段)
19a 照射部
20 マグネトロン(マイクロ波照射手段)
20a 照射部
21 マグネトロン(マイクロ波照射手段)
21a,21b 照射部
22 マグネトロン(マイクロ波照射手段)
22a,22b 照射部
23 汲み上げポンプ
26 送水口
27 渦流ポンプ(ポンプ)
29 エンジン部(回動手段)

Claims (7)

  1. 雪を投入し、該投入する雪に温水を噴射する投入部と、
    該投入部の下方で水平軸によって軸支され、回動手段によって間欠的に連続回動するとともに、前記投入部から投入された雪を収納可能な収納部が、回動方向の全周に亘って等間隔で少なくとも4つ以上形成されている回転体と、
    該回転体の前記収納部に向けてマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段と、
    前記収納部内の雪をマイクロ波によって融雪した融雪水を貯水する受水タンクと、
    を備え、
    回転体が間欠回動することによって、前記収納部は、前記投入部から雪が投入される収納位置と、前記マイクロ波照射手段によってマイクロ波を照射される照射位置と、マイクロ波によって融雪された融雪水を前記受水タンクに放出する放出位置と、に順次切り換えられることを特徴とする融雪機。
  2. 前記温水は、前記受水タンクに貯水された前記融雪水であることを特徴とする請求項1に記載の融雪機。
  3. 前記収納部の底部は、少なくとも電気を導通可能な金属体によって構成されており、
    前記金属体には、誘導加熱器が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の融雪機。
  4. 前記収納部には、前記回転体の外方に向けて開口する空気口が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の融雪機。
  5. 前記回転体は、所定時間経過することで回動手段によって30度毎間欠回動するとともに、
    前記収納部は、前記回転体の回動方向の全周に亘って等間隔で12個形成されており、
    前記照射位置は、前記回転体の120度に亘って配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の融雪機。
  6. 前記マイクロ波照射手段は、前記受水タンク内の前記融雪水に対してもマイクロ波を照射していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の融雪機。
  7. 前記受水タンクにはポンプが付設さられており、該受水タンク内の前記融雪水は該ポンプを介して前記融雪機外に放水可能となっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の融雪機。
JP2008126499A 2008-05-13 2008-05-13 融雪機 Expired - Fee Related JP4520518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008126499A JP4520518B2 (ja) 2008-05-13 2008-05-13 融雪機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008126499A JP4520518B2 (ja) 2008-05-13 2008-05-13 融雪機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009275386A JP2009275386A (ja) 2009-11-26
JP4520518B2 true JP4520518B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=41441077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008126499A Expired - Fee Related JP4520518B2 (ja) 2008-05-13 2008-05-13 融雪機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4520518B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5571039B2 (ja) * 2011-07-06 2014-08-13 トヨタ自動車東日本株式会社 誘導加熱式融雪システム
JP5500396B2 (ja) * 2011-10-28 2014-05-21 株式会社Yst企画 融雪機
JP2013217058A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Yst Kikaku Co Ltd 省エネ型融雪機
EA028316B1 (ru) * 2012-10-03 2017-11-30 Корреа Идальго, Диего Хосе Аппарат для нагрева воды под воздействием микроволнового излучения
JP2015151123A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 勉 齊藤 落雪用加圧温水放水システム
CN112081055B (zh) * 2020-10-27 2022-02-01 合肥工业大学 一种基于电磁加热与微波加热的多功能除雪车
CN112081056B (zh) * 2020-10-27 2022-02-01 合肥工业大学 基于电磁加热与微波加热的多功能路面除冰雪施工方法
CN112854107A (zh) * 2021-02-26 2021-05-28 马家庆 一种高效节能迅速除雪融雪方法及设备

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60223512A (ja) * 1984-04-19 1985-11-08 株式会社明電舎 加熱溶融装置
JPH032018U (ja) * 1989-05-26 1991-01-10
JPH0393224U (ja) * 1990-01-16 1991-09-24
JPH05311626A (ja) * 1992-05-14 1993-11-22 Jii Ii De Eng Kk マイクロ波融雪装置
JPH0959955A (ja) * 1995-08-22 1997-03-04 ▲蔦▼井株式会社 路上における短い区間での雪の除去方法及び融雪車
JPH10266153A (ja) * 1997-03-21 1998-10-06 Fumio Morishima 移動式融雪排水装置
JPH10292333A (ja) * 1997-04-15 1998-11-04 Ichiro Sakai 融雪攪拌羽根機構、融雪車及び融雪装置
JPH11280037A (ja) * 1998-03-27 1999-10-12 Takeshi Aoki 消雪装置
JP2003041807A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Ten Kk フェライト磁性体を使用した融雪方法
JP2004285665A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 融雪装置用面状発熱体
JP2005009281A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Sasaki Corporation 移動融雪装置
JP2006225954A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Yoshihiko Kondo 融雪路及び流体加熱方法
JP2007051540A (ja) * 2005-07-19 2007-03-01 Toshiba Henden Kiki Technology Kk 霧解消装置
JP2008025204A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Yoshihiro Yotsumoto 多機能型融雪装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60223512A (ja) * 1984-04-19 1985-11-08 株式会社明電舎 加熱溶融装置
JPH032018U (ja) * 1989-05-26 1991-01-10
JPH0393224U (ja) * 1990-01-16 1991-09-24
JPH05311626A (ja) * 1992-05-14 1993-11-22 Jii Ii De Eng Kk マイクロ波融雪装置
JPH0959955A (ja) * 1995-08-22 1997-03-04 ▲蔦▼井株式会社 路上における短い区間での雪の除去方法及び融雪車
JPH10266153A (ja) * 1997-03-21 1998-10-06 Fumio Morishima 移動式融雪排水装置
JPH10292333A (ja) * 1997-04-15 1998-11-04 Ichiro Sakai 融雪攪拌羽根機構、融雪車及び融雪装置
JPH11280037A (ja) * 1998-03-27 1999-10-12 Takeshi Aoki 消雪装置
JP2003041807A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Ten Kk フェライト磁性体を使用した融雪方法
JP2004285665A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 融雪装置用面状発熱体
JP2005009281A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Sasaki Corporation 移動融雪装置
JP2006225954A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Yoshihiko Kondo 融雪路及び流体加熱方法
JP2007051540A (ja) * 2005-07-19 2007-03-01 Toshiba Henden Kiki Technology Kk 霧解消装置
JP2008025204A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Yoshihiro Yotsumoto 多機能型融雪装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009275386A (ja) 2009-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4520518B2 (ja) 融雪機
JP6417861B2 (ja) 車両のエネルギー補給部の制御装置
EP3176328B1 (en) Apparatus for removing snow through liquefaction
JP6417862B2 (ja) 車両のエネルギー補給部構造
RU2428540C2 (ru) Устройство для плавления снега, допускающее работу со снежным стартом
KR100838159B1 (ko) 고용해력을 갖는 적설 용해장치
US3036391A (en) Automatic snow pick-up and melting device
JP6746836B1 (ja) 埋設型融雪装置及び融雪方法
CN203129077U (zh) 移动式电热高温中扫融雪车
CN207806076U (zh) 杜仲叶清洗干燥装置
JP2016180264A (ja) 移動可能な融雪機
CN215800890U (zh) 一种牵引式旧料再生滚筒养护车
JP2013217058A (ja) 省エネ型融雪機
KR101333619B1 (ko) 사이클론방식의 적설융해수단을 구비하는 제설차
JP3034326U (ja) 融雪装置
CN208517783U (zh) 沥青再生拌和机
JP5500396B2 (ja) 融雪機
JPH10292333A (ja) 融雪攪拌羽根機構、融雪車及び融雪装置
JPH10325122A (ja) 埋設型融雪装置
CN104148249A (zh) 用于非固化防水物料的喷涂设备
JP2537747B2 (ja) 融雪車
KR101923223B1 (ko) 열효율이 향상된 용해 제설장비
RU2628443C1 (ru) Снегоплавильная машина
RU2628795C1 (ru) Установка для плавления снега
JPH0343511A (ja) 消雪装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100520

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees