JP4519785B2 - 冷凍コンテナの遠隔監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍コンテナに備えた端末装置と監視センターに備えた監視装置とで通信を行って、この冷凍コンテナを監視する冷凍コンテナの遠隔監視システムに関する。
従来から、冷凍コンテナに備えた端末装置と監視センターに備えた監視装置とで通信を行って、この冷凍コンテナを監視する冷凍コンテナの遠隔監視システムは公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。このような冷凍コンテナの遠隔監視システムにおいては、冷凍コンテナでその室内の温度が冷凍装置で管理されるようになっており、冷凍コンテナによる貨物輸送が車両や船舶で行われる場合などに、この冷凍コンテナ室内の温度や冷凍装置の運転状態に関する情報、さらには冷凍コンテナの位置情報などを、冷凍コンテナの情報として当該冷凍コンテナに備えた端末装置で収集し、この端末装置から監視センターに設置された監視装置にインターネットや電話回線などの通信網を介して送信することで、監視センターで冷凍コンテナを監視してその状況を把握することができるようになっている。
特開2005−172395号公報
しかし、従来の冷凍コンテナの遠隔監視システムでは、冷凍コンテナの端末装置と監視センターの監視装置とはシステム運用者の独自のプロトコルや通信手段などの通信方法を用いて通信を行うように構成される傾向があることから、コストや性能の面で有利であるなどの理由で、既存のシステムに通信方法の異なるシステムの端末装置を備えた別種の冷凍コンテナを導入しようとしても、この端末装置と監視装置とは通信不能なため、監視センターで別種の冷凍コンテナを監視することはできなかった。これらを通信可能とするためには既存のシステムの監視装置に対応可能な端末装置を新規に開発し、別種の冷凍コンテナの端末装置を個別に交換する必要があった。そのため、冷凍コンテナの提供コストおよび監視システムへの導入コストが増大し、これが通信方法の異なるシステムの端末装置を備えた別種の冷凍コンテナを既存の遠隔監視システムへ導入する際の障害となっていた。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、第一冷凍コンテナの端末装置と第一監視センターの第一監視装置とで通信を行って、この第一監視センターで第一冷凍コンテナを監視する第一監視システムと、第二冷凍コンテナの端末装置と第二監視センターの第二監視装置とで前記第一監視システムと異なる通信方法を用いて通信を行って、この第二監視センターで第二冷凍コンテナを監視する第二監視システムとを有し、この第二監視システムの通信方法を第一監視システムの通信方法に変換する補助端末装置を第二監視センターに備えて、第一監視センターの第一監視装置と第二冷凍コンテナの端末装置とを通信可能に構成したものである。
請求項2においては、前記第二監視装置は、第二冷凍コンテナの情報を取得し、この情報のなかから第一監視装置で必要な情報のみを抽出して補助端末装置に出力するように制御したものである。
請求項3においては、前記補助端末装置は、第一監視システムの通信方法から複数の通信方法に変更可能に構成したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、第一監視システムを殆ど変更することなく、第一監視装置と別種の第二冷凍コンテナの端末装置とを通信させて、端末装置から第一監視装置に別種の第二冷凍コンテナの情報を送信することができる。これによって、第一監視センターで第一冷凍コンテナ1Aだけでなく別種の第二冷凍コンテナも監視することが可能となり、また第一監視装置に対応させるために第二監視システムにおける第二冷凍コンテナの端末装置の通信システムを変更する必要がないので、冷凍コンテナの提供コストを抑制することができ、第一監視システムに別種の第二冷凍コンテナ1Bを低コストで導入することが可能となる。
請求項2においては、監視センターでは必要なときに必要な情報、たとえば別種の冷凍コンテナの室内温度や現在位置に関する情報のみを取得して、不要な情報は遮断することができるので、別種の冷凍コンテナを効率よく監視することができる。また、第二監視装置では別種の冷凍コンテナの全情報を取得することから、同種の冷凍コンテナを一括して監視することができ、さらには各冷凍コンテナに備えられる冷凍装置やエンジンなどの機器の状況を把握することも可能となるので、メンテナンスや異常の発生に迅速に対応することができる。
請求項3においては、補助端末装置をたとえばソフトウェアの変更により複数の通信方法に対応させることが可能となる。そのため、第二冷凍コンテナを第一監視システム以外の通信方法の異なる監視システムに対応させることが可能となり、他の冷凍コンテナの遠隔監視システムにも容易に導入することができる。また、通信方法の異なるシステムに利用される同種の第二冷凍コンテナを第二監視センターで一括して監視することも可能となる。さらに、第一監視センターの第一監視装置の通信方法に変更があった場合でも、補助端末装置のみの変更で済むため、第二冷凍コンテナの端末装置を個別に変更する必要がなく、第一監視装置に迅速かつ低コストで対応させることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は第一監視システムの構成を示した図、図2は冷凍コンテナの構成を示すブロック図、図3は第一監視センターの構成を示すブロック図、図4は本発明の一実施例に係る遠隔監視システムの構成を示した図、図5は第二監視センターの構成を示すブロック図、図6は第二冷凍コンテナの端末装置から第一監視センターの第一監視装置に第二冷凍コンテナの情報が送信される場合の流れを示す図、図7は第一監視センターの第一監視装置から第二冷凍コンテナの端末装置に第二冷凍コンテナの情報が要求される場合の流れを示す図である。
図1、図4に示すように、冷凍コンテナの遠隔監視システムは、貨物車両などに搭載されて輸送される複数の冷凍コンテナ1(1A・1A・1B・1B・・・)と、冷凍コンテナ1と遠く離れた位置にある第一監視センター10と第二監視センター20などとで構築される。なお、冷凍コンテナ1を任意の場所に設置して倉庫代わりに利用する場合などでも、この冷凍コンテナ1と第一監視センター10とで構築される遠隔監視システムに対して後述のような本発明の冷凍コンテナの遠隔監視装置を適用することも可能である。
冷凍コンテナ1には、図2に示すように、冷凍コンテナ室内を冷却する冷凍装置2やその制御装置3、端末装置4、通信装置5などが備えられ、端末装置4に制御装置3と通信装置5とが接続されている。一方、第一監視センター10には、図3にも示すように、第一監視装置11や通信装置12などが備えられ、第一監視装置11に通信装置12が接続されている。そして、端末装置4と第一監視装置11とが電話回線やインターネットなどからなる通信網8を介して互いの通信装置5・12を接続することで情報の送受信が可能とされ、これにより第一監視センター10で冷凍コンテナ1を遠隔監視することができるようになっている。
図2に示すように、冷凍コンテナ1において、端末装置4は各種の入出力制御および演算処理を行う制御手段4aと、制御手段4aの動作プログラムや冷凍装置2の制御装置3から送信される冷凍コンテナの情報などを記憶する記憶手段4bと、通信時におけるデータの送受信の制御を行う通信制御手段4cと、冷凍コンテナ1の室内の温度を検知する温度検知手段4d、冷凍コンテナ1の現在位置を測位する測位手段4eなどを備えて構成されている。端末装置4には通信装置5が接続され、この通信装置5を介して端末装置4が第一監視センター10の第一監視装置11と同一の通信方法、たとえば同一のプロトコル(通信規約)で通信可能とされている。通信時に送受信されるデータはこの所定のプロトコルに従うように通信制御手段4cで変換される。
また、端末装置4に接続される制御装置3は、冷凍装置2と接続されてその運転状態を制御するとともに、冷凍装置2から得られる運転情報を端末装置4に送信するように構成されている。制御装置3では冷凍装置2からの運転情報に基づいて冷凍コンテナ1の状況が監視されて、冷凍装置2の運転状態が適切に制御されるとともに、冷凍装置2における異常の発生の有無が適宜判断され、その結果異常が発生したと判断された場合には、異常情報が運転情報とともに端末装置4に送られるようになっている。
制御装置3からの運転情報や異常情報は、端末装置4で記憶手段4bに記憶される。また、記憶手段4bには温度検知手段4dで検知される冷凍コンテナ1の室内の温度やGPS(Global Positioning System)などを用いた測位手段4eで測位される冷凍コンテナ1の現在位置に関する情報が随時記憶される。そして、これらの情報が冷凍コンテナ1の情報として記憶手段4bで保存されて、所定の時期に通信制御手段4cで第一監視装置11の通信方法に応じたフォーマットに変換された後、第一監視センター10の第一監視装置11に通信装置5にて通信網8を介して送信されるようになっている。
端末装置4に保存される冷凍コンテナ1の情報は、具体的にはたとえば冷凍装置2の運転開始時や運転停止時、運転継続中における異常発生時に、あるいは予め設定された時間ごとに定期的に第一監視センター10の第一監視装置11に送信される。また、第一監視センター10の第一監視装置11からの要求があるときにも、その要求に応じて送信される。こうして、第一監視センター10において第一監視装置11で冷凍コンテナ1の室内温度や現在位置、冷凍装置2の運転状態が適宜確認可能とされて、冷凍コンテナ1を監視しその状況を把握することができるようになっている。
図3に示すように、第一監視センター10において、第一監視装置11は各種の入出力制御および演算処理を行う制御手段11aと、制御手段11aの動作プログラムや端末装置4から送られてくる冷凍コンテナ1の情報などを記憶する記憶手段11bと、通信時におけるデータの送受信の制御を行う通信制御手段11cと、記憶手段11bに記憶された冷凍コンテナ1の情報などを表示する表示手段11dと、第一監視装置11に対して入力操作を行う入力手段11eとを備えて構成されている。第一監視装置11には通信装置12が接続され、この通信装置12を介して第一監視装置11が冷凍コンテナ1の端末装置4と同一の通信方法(同一プロトコル)で通信可能とされている。
こうして、冷凍コンテナ1の端末装置4と第一監視センター10の第一監視装置11とが各記憶手段4b・11bに記憶した情報を各通信制御手段4c・11cにて所定の通信方法で送受信可能なフォーマットに変換した後、互いの通信装置5・12で通信網8を介して通信することで、各種情報の授受を行うことができるように構成されている。ここで、第一監視装置11は一対多の関係で冷凍コンテナ1の端末装置4と通信網8を介して通信可能であり、各冷凍コンテナ1の端末装置4から所定時期に送信される冷凍コンテナ1の情報や当該第一監視装置11からの要求に応じて送信される情報を受信して、第一監視センター10で多数の冷凍コンテナ1・1・・・を一括して監視することができるようになっている。
このように冷凍コンテナの遠隔監視システムが構築される場合、従来では冷凍コンテナの端末装置と監視センターの監視装置とはシステム運用者の独自のプロトコルや通信手段などの通信方法を用いて通信を行うように構成される傾向があることから、コストや性能の面で有利であるなどの理由で、この既存のシステム(第一監視システムとする)に通信方法の異なるシステム(第二監視システムとする)の端末装置を備えた別種の冷凍コンテナを導入しようとしても、この第二監視システムの端末装置と第一監視システムの監視装置とは通信不能なため、別種(第二監視システム)の冷凍コンテナを監視することはできなかった。これらを通信可能とするためには第一監視システムの監視装置に対応可能な端末装置を新規に開発し、別種の冷凍コンテナの端末装置を個別に交換する必要があった。そのため、冷凍コンテナの提供コストおよび監視システムへの導入コストが増大し、これが通信方法の異なるシステムの端末装置を備えた別種の冷凍コンテナを既存の遠隔監視システムへ導入する際の障害となっていた。
そこで本発明は、複数の第一冷凍コンテナ1A・1A・・・の端末装置4A・4A・・・と第一監視センター10の第一監視装置11とで互いの通信装置5A・5A・・・と通信装置12とを介して通信を行って冷凍コンテナを監視する第一監視システムにより、この第一監視システムと異なる通信方法で通信を行う第二監視システムの端末装置4Bを備えた別種の第二冷凍コンテナ1Bを監視する場合には、第二冷凍コンテナ1Bと第一監視センター10との間に、第二監視システムを第一監視システムに変更して通信可能とする仮想冷凍コンテナ1Cを設け、第二監視システムの通信方法は変えることなく第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bと第一監視センター10の第一監視装置11とを通信可能とすることで、第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bを交換することなく、第一冷凍コンテナ1Aと第二冷凍コンテナ1Bを同時に監視して前記問題の解消を図る。
前記第二監視システムは、図4に示すように、第一冷凍コンテナ1Aのものと異なる通信方法を用いる端末装置4Bや通信装置5Bなどを備える第二冷凍コンテナ1Bと、第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bと通信網18を介して通信して監視可能とする第二監視センター20とからなり、この第二監視センター20は通信網18を介して第二冷凍コンテナ1Bの通信装置5Bと通信可能に接続される通信装置22と、複数の第二冷凍コンテナ1B・1B・・・を監視可能な第二監視装置21と、仮想冷凍コンテナ1Cとを備えて構成されている。ここでは、第二監視装置21は第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bと互いの通信装置22・5Bを介して同一の通信方法で通信可能とされて、第二監視システムで第一監視システムと同様に第二監視センター20で第二冷凍コンテナ1B・1B・・・を監視しその状況を把握することができるようになっている。
さらに第二監視システムでは、図5に示すように、第二監視センター20において仮想冷凍コンテナ1Cが設けられており、これが第二監視装置21と接続されている。第二監視装置21は、各種の入出力制御および演算処理を行う制御手段21aと、制御手段の動作プログラムや第二冷凍コンテナ1Bや補助端末装置25から送られてくる情報などを記憶する記憶手段21bと、通信時におけるデータの送受信の制御を行う通信制御手段21cと、記憶手段21bに記憶された情報などを表示する表示手段21dと、入力操作を行う入力手段21eなどとを備えて構成されている。そして、第二監視装置21が仮想冷凍コンテナ1Cを介して第一監視センター10の第一監視装置11と同一の通信方法で通信可能とされている。
仮想冷凍コンテナ1Cは補助端末装置25と通信装置26とからなり、補助端末装置25で第二冷凍コンテナ1Bの情報などを適宜第一監視システムまたは第二監視システムの通信方法で送受信可能なフォーマットに変換する処理が実行可能とされ、通信装置26で通信網28を介して第一監視センター10の通信装置12と通信可能に接続されている。この仮想冷凍コンテナ1Cにより第一監視センター10で端末装置4Aを備えた第一冷凍コンテナ1Aと端末装置4Bを備えた第二冷凍コンテナ1Bとを略同一の冷凍コンテナとして扱うことができるようになっている。
こうして、第一監視センター10の第一監視装置11と第二監視センター20の第二監視装置21とが各記憶手段11b・21bに記憶した情報を補助端末装置25にて互いの通信方法に応じたフォーマットに変換した後、互いの通信装置12・26で通信網28を介して通信することで、各種情報の授受を行うことができるようになっている。そして、第一監視装置11は、第二監視センター20の補助端末装置25を介して第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bと通信可能とされ、第一監視センター10の要求に応じた情報を端末装置4Bから補助端末装置25を介して第一監視装置11に送信したりすることができるように構成されている。
ここでの補助端末装置25は例えばパーソナルコンピュータなどであり、その記憶手段に記憶したソフトウェアに従って第二監視装置21(または第二冷凍コンテナ1B)の情報を第一監視装置11の通信方法に応じたフォーマットに変換する構成とされ、ソフトウェアの書き換えで第一監視装置11の通信方法の変更に対応可能とされている。同様にして、第二監視装置21は他の通信方法の異なる監視システムにも容易に対応可能とされている。こうして、第二監視システムが各種の通信方法を用いる遠隔監視システムに簡単に適用できるように、また複数の遠隔監視システムに同時に適用することもできるようになっている。
このような第一監視システムと第二監視システムとを備えた遠隔監視システムでは、具体的には次のような流れで第一監視システムの第一監視センター10と第二監視システムの第二冷凍コンテナ1Bとの間で通信が行われて、第二冷凍コンテナ1Bの情報が授受可能とされている。すなわち、第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bから第一監視センター10の第一監視装置11に情報が送信される場合においては、図6に示すように、運行開始時や終了時などに第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bで通信報告命令が生成されて、必要な情報(温度や位置や第二監視センター20でのみ必要なエンジン情報など)が記憶手段4bに記憶され(ステップS10)、通信装置5Bが通信網18を介して第二監視センター20の通信装置22と接続されて(ステップS11)、端末装置4Bから第二監視装置21に通信装置5B・22を通じて情報(データ)が送信され(ステップS12)、第二監視装置21の記憶手段21bに第二監視システムによるものとして保存される(ステップS13)。
第二監視装置21では記憶した情報が第二監視センター20で必要な情報か否か、第一監視装置11に報告すべき情報(データ)か否かが判断され(ステップS14)、第一監視装置11に報告すべき情報のみ補助端末装置25に出力される。そして、補助端末装置25でこの情報が第一監視システムの通信方法に応じたフォーマットに変換され(ステップS15)、仮想冷凍コンテナ1Cの通信装置26と第一監視センター10の通信装置12とが通信網28を介して通信可能に接続されて(ステップS16)、第二冷凍コンテナ1Bの情報が補助端末装置25から第一監視装置11に通信装置26・12を通じて転送される(ステップS17)。こうして、第一監視センター10及び第二監視センター20で第二冷凍コンテナ1Bを監視しその状況を把握することが可能とされる。
ただし、第二監視センター20おいては通信装置22を補助端末装置25と直接接続して、第二冷凍コンテナ1Bの情報を補助端末装置25と第二監視装置21とに入力し、補助端末装置25にて第一監視装置11で必要な情報のみを抽出して、第一監視システムの通信方法に応じたフォーマットに変換し、この情報を第一監視装置11に送信するように構成することも可能である。
また、第一監視センター10から第二冷凍コンテナ1Bに必要な情報が要求される場合においては、図7に示すように、第一監視装置11に入力手段11eで要求が入力されると、または自動的に要求の命令が生成されると(ステップS20)、第一監視装置11の通信装置12と仮想冷凍コンテナ1Cの通信装置26とが通信網28を介して通信可能に接続されて(ステップS21)、要求コマンドが第一監視装置11から仮想冷凍コンテナ1Cの補助端末装置25に通信装置12・26を通じて送信される(ステップS22)。
補助端末装置25では要求コマンドが第二監視装置21で処理可能な通信方法に応じたフォーマットに変換され(ステップS23)、第二監視装置21では入力手段21eから入力された(または自動要求された)ものと略同一に扱われて記憶手段21bに入力される。そして、第二監視センター20の通信装置22と第二冷凍コンテナ1Bの通信装置5Bとが通信網18を介して通信可能に接続されて(ステップS24)、要求コマンドが第二監視装置21から第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bに通信装置22・5Bを通じて送信されて(ステップS25)、端末装置4Bに入力される(ステップS26)。
そして、端末装置4Bに収集された第二冷凍コンテナ1Bの情報のうちの必要な情報が、この端末装置4Bから第二監視センター20の第二監視装置21に通信装置5B・22を通じて送信され、第二監視装置21の記憶手段21bに記憶される。つづいて、補助端末装置25で要求された情報が補助端末装置25で第一監視装置11の通信方法に応じたフォーマットに変換され(ステップS27)、この補助端末装置25から第一監視センター10の第一監視装置11に通信装置26・12を通じて転送されて(ステップS28)、第一監視装置11の記憶手段11bに記憶される。こうして、第一監視センター10の第一監視装置11で第二冷凍コンテナ1Bの情報の閲覧が可能とされる。
以上のように、第一冷凍コンテナ1Aの端末装置4Aと第一監視センター10の第一監視装置11とで通信を行って、この第一監視センター10で第一冷凍コンテナ1Aを監視する第一監視システムと、第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bと第二監視センター20の第二監視装置21とで前記第一監視システムと異なる通信方法を用いて通信を行って、この第二監視センター20で第二冷凍コンテナ1Bを監視する第二監視システムとを有し、この第二監視システムの通信方法を第一監視システムの通信方法に変換する補助端末装置25(仮想冷凍コンテナ1C)を第二監視センター20に備えて、第一監視センター10の第一監視装置11と第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bとを通信可能に冷凍コンテナの遠隔監視システムを構成したので、第一監視システムを殆ど変更することなく、第一監視装置11と別種の第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bとを通信させて、端末装置4Bから第一監視装置11に別種の第二冷凍コンテナ1Bの情報を送信することができる。これによって、第一監視センター10で第一冷凍コンテナ1Aだけでなく別種の第二冷凍コンテナ1Bも監視することが可能となり、また第一監視装置11に対応させるために第二監視システムにおける第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bの通信システムを変更する必要がないので、冷凍コンテナの提供コストを抑制することができ、第一監視システムに別種の第二冷凍コンテナ1Bを低コストで導入することができる。
また、前記冷凍コンテナの遠隔監視システムにおいて、第二監視装置21は第二冷凍コンテナ1Bの情報を取得し、この情報のなかから第一監視装置11で必要な情報のみを抽出して補助端末装置25に出力するように制御したので、第一監視センター10では必要なときに必要な情報、たとえば別種の第二冷凍コンテナ1Bの室内温度や現在位置に関する情報のみを取得して、不要な情報は遮断することができ、別種の第二冷凍コンテナ1Bを効率よく監視することができる。また、第二監視装置21では別種の第二冷凍コンテナ1Bの全情報を取得することから、第二冷凍コンテナ1Bを一括して監視することができ、さらには各冷凍コンテナ1Bに備えられる冷凍装置やエンジンなどの機器の状況を把握することも可能となるので、メンテナンスや異常の発生に迅速に対応することができる。
また、前記補助端末装置25は第一監視システムの通信方法から複数の通信方法に変更可能に構成したので、この補助端末装置25をたとえばソフトウェアの変更により複数の通信方法に対応させることが可能となる。そのため、第二冷凍コンテナ1Bを第一監視システム以外の通信方法の異なる監視システムに対応させることが可能となり、他の冷凍コンテナの遠隔監視システムにも容易に導入することができる。また、通信方法の異なるシステムに利用される同種の第二冷凍コンテナ1Bを第二監視センター20で一括して監視することも可能となる。さらに、第一監視センター10の第一監視装置11の通信方法に変更があった場合でも、補助端末装置25のみの変更で済むため、第二冷凍コンテナ1Bの端末装置4Bを個別に変更する必要がなく、第一監視装置11に迅速かつ低コストで対応させることができる。
第一監視システムの構成を示した図。 冷凍コンテナの構成を示すブロック図。 第一監視センターの構成を示すブロック図。 本発明の一実施例に係る遠隔監視システムの構成を示した図。 第二監視センターの構成を示すブロック図。 第二冷凍コンテナの端末装置から第一監視センターの第一監視装置に第二冷凍コンテナの情報が送信される場合の流れを示す図。 第一監視センターの第一監視装置から第二冷凍コンテナの端末装置に第二冷凍コンテナの情報が要求される場合の流れを示す図。
符号の説明
1 冷凍コンテナ
1A 第一冷凍コンテナ
1B 第二冷凍コンテナ
4 端末装置
4A 第一冷凍コンテナの端末装置
4B 第二冷凍コンテナの端末装置
10 第一監視センター
11 第一監視装置
20 第二監視センター
21 第二監視装置
25 補助端末装置

Claims (3)

  1. 第一冷凍コンテナの端末装置と第一監視センターの第一監視装置とで通信を行って、この第一監視センターで第一冷凍コンテナを監視する第一監視システムと、第二冷凍コンテナの端末装置と第二監視センターの第二監視装置とで前記第一監視システムと異なる通信方法を用いて通信を行って、この第二監視センターで第二冷凍コンテナを監視する第二監視システムとを有し、この第二監視システムの通信方法を第一監視システムの通信方法に変換する補助端末装置を第二監視センターに備えて、第一監視センターの第一監視装置と第二冷凍コンテナの端末装置とを通信可能に構成したことを特徴とする冷凍コンテナの遠隔監視システム。
  2. 前記第二監視装置は、第二冷凍コンテナの情報を取得し、この情報のなかから第一監視装置で必要な情報のみを抽出して補助端末装置に出力するように制御したことを特徴とする請求項1に記載の冷凍コンテナの遠隔監視システム。
  3. 前記補助端末装置は、第一監視システムの通信方法から複数の通信方法に変更可能に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍コンテナの遠隔監視システム。
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