JP5010560B2 - 監視制御システム及び監視装置 - Google Patents

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本発明は、複数のプラントを監視制御する監視制御システム及び監視システムで用いられる監視装置に関する。
浄水場や下水処理場など24時間連続稼動するプラントにおいてでも、夜間や休日等にはプラントに監視員が不在になることもある。プラントが無人になる場合でも、プラント以外の場所から遠隔監視を行うことで、常にどこかからはプラントの監視は継続することが必要であり、このようにプラント内で監視員が不在になる事態に備え、プラントの外部の装置から、プラントを監視する遠隔監視システムがあった(例えば、特許文献1参照)。
図8に、プラント22(22a〜22n)を、プラント22と接続される外部の監視装置21から遠隔監視する監視制御システム2の一例を示す。監視装置21でプラント22を監視することで、プラント22内で監視がされていない場合であっても、発生した異常を早期に発見し、解決することができる。
監視制御システム2では、プラント22が監視されない事態とならないよう、プラント22の監視員が持ち場を離れる場合、プラント22が監視装置21の監視員によって監視されていることを確認する必要がある。例えば、オペレータは、監視装置21を操作する監視員と連絡を取り、監視装置21によってプラント22が監視されていることを確認した後、プラント22を離れていた。しかし、監視装置21の監視員からの遠隔監視の切り替えの連絡が上手く取れないときは、遠隔監視が行われているか不明であり、プラントを離れることが可能であるかの判断に時間が掛かったりすることもあった。
また、複数のプラントを遠隔監視する監視装置21の監視員は、自身が監視を行うプラントの状態を定期的に確認して、監視を行うプラントに新たな異常は発生していないかを監視する。監視員は、監視対象の各プラントの監視用画面を順番に表示して、各プラントで異常が発生していないか監視を行う。遠隔監視に使用する回線は、プラント内で使用しているネットワークと比較すると、回線使用料金を低く抑える目的で、遠隔監視に使用するネットワーク23の通信速度は遅いものとなる場合が多い。そのため、プラント外から遠隔監視を行うシステムでは、使用するネットワーク23の通信速度に見合う通信量で監視に必要な情報をプラントから取得する必要がある。1ヶ所から複数のプラントを遠隔監視しようとした場合、遠隔監視端末と各プラントを接続する回線の通信速度の制約により、通信データ量が制限されるため、同時に複数のプラントの監視画面を表示させて監視を行うことは現実的ではなく、監視対象のプラントを切り替えて順番に監視を行っている。
特開2003−204542号公報
上述した従来の監視制御システム2では、プラント内で監視を行っている監視員にとっては、遠方から自プラントの監視が行われていることの確認は人間系による伝達であり、連絡が忘れられると遠隔監視が行われているか不明でありプラントを離れることができるか判断できず、また、複数のプラントの遠隔監視を行う監視員にとっては、全ての監視対象プラントの状態を確認するために監視対象プラントを順番に切り替えていく手間がかかり、プラントで発生した異常を知るタイミングが遅れ、異常への対応が遅れる場合があった。
したがって、本発明は、監視員の作業負担を軽減するとともに、プラントの異常の発見を速やかに行なう監視制御システム及び監視装置を提供することを目的とする。
本発明の特徴に係る監視制御システムは、複数のプラントと、複数のプラントの状態を監視する監視装置とが接続される監視制御システムであって、監視装置は、複数のプラントに、プラントで発生している異常のレベルを表す異常データの送信を要求する異常リクエストを送信するとともに、複数のプラントから、異常リクエストに応答する異常データを受信する取得手段と、異常データに応じて複数のプラントの状態を表示する表示手段とを備え、各プラントは、それぞれ、異常リクエストを受信すると、プラントの運転状態から異常データを生成し、監視装置に送信する異常データ送信手段と、異常リクエストを受信すると、プラントが監視装置によって監視されている旨を表示する監視状態表示手段とを備える。
本発明の他の特徴に係る監視装置は、複数のプラントと接続され、複数のプラントの異常を監視する監視装置であって、複数のプラントに、プラントで発生している異常のレベルを表す異常データの送信を要求する異常リクエストを送信するとともに、複数のプラントから、異常リクエストに応答する異常データを受信する取得手段と、異常データに応じて複数のプラントの状態を表示する表示手段とを備える。
本発明によれば、複数のプラントを監視する際、監視員の作業負担を軽減するとともに、プラントの異常の発見を速やかに行なうことができる。
図1を用いて、本発明の実施形態に係る監視制御システム1aについて説明する。監視制御システム1aは、監視装置11と、監視装置11に監視される複数のプラント12(12a〜12n)とがネットワーク17を介して接続されている。
〈監視装置〉
監視装置11は、複数のプラント12を一括して監視する装置である。具体的には、監視装置11は、図1に示すように、中央処理装置(CPU)111、記憶装置112、表示装置113、入力装置114、サーバ用計算機13と通信する通信インタフェース(通信I/F)115等を備えるコンピュータである。監視装置11は、記憶装置112に記憶される監視プログラムが読み出されて実行されることで、CPU111にサーバ用計算機13が持つプラントの情報を取得する取得手段111a、取得したプラントの情報を監視装置11の画面上に文字やイメージやグラフなど監視を行うために最適な加工を行い表示する監視画面表示手段111b、複数のプラントの中から詳細情報を監視するプラントを選択する選択画面表示手段111c及び画面上からプラントの機器の運転/停止や制御目標値の設定を行いサーバ用計算機13に通知する制御手段111dが実装され動作する。
取得手段111aは、監視装置11が監視対象のプラント12に、通信I/F115を介して詳細データの送信を要求する詳細リクエストを定期的に送信し、監視対象のプラント12から送信される詳細データを受信する。ここで、「詳細データ」とは、プラント12の機器16(16a〜16c)の設定内容や稼動状態等の運転状態に関するデータである。
また、取得手段111aは、監視対象のプラント12以外の各プラント12に、通信I/F115を介して異常データの送信を要求する異常リクエストを定期的に送信し、各プラント12から送信される代表異常情報を受信する。ここで、「代表異常情報」とは、プラント12で発生している異常のうち最も深刻な異常レベルを表す異常データである。監視制御システム1aでは、プラント12で発生する異常をレベル分けしており、異常のうち最も深刻な異常のレベルが「代表異常情報」となる。
監視画面表示手段111bは、監視装置11でいずれかのプラント12を監視する際には、図3に示すような監視画面W1を表示する。監視画面W1は、監視対象のプラント12の状態を表示する状態表示部b1と、全てのプラント12における代表異常情報に関する情報を表示する異常表示部b2と、監視画面W1から他のプラント12を監視対象として選択するための選択画面(図4を用いて後述)に切り替える選択ボタンb3とを有している。その他、監視画面W1は、監視装置11が実行可能なメニュー画面を表示させるメニューボタンb4や現在の日時を表示する日時表示部b5等を有していてもよい。
記憶装置112には、監視画面W1表示用の監視画面データが記憶されており、監視画面表示手段111bは、記憶装置112から読み出す監視画面データと、プラント12から受信する詳細データ及び異常データとから監視画面W1を生成して表示装置113に表示する。
例えば、状態表示部b1には、監視対象として選択されたプラント12から受信した詳細データの内容が表示される。
また、異常表示部b2には、監視対象以外の複数のプラント12から受信した異常データによって定められる異常のレベルがマークや色で表示される。ここで、監視装置11では複数のプラント12から異常データを受信するが、異常表示部b2では、複数の異常データのうち、最も深刻な異常のレベルが表示される。
図3では、異常表示部b2で異常を文字のマークで表す一例である。例えば、いずれかのプラント12において早急に対応が必要な重大な異常が発生していることが受信した異常データで把握されると、監視画面表示手段111bは、図3に示すように、異常表示部b2に「重」と表示する。また、例えば、いずれのプラント12でも異常が発生していない場合には、監視画面表示手段111bは、異常表示部b2に「無」と表示する。なお、異常表示部b2では、異常のレベルを数字、アルファベット、色等で表してもよく、これらの組み合わせで表わすこともできる。
また、異常表示部b2と選択ボタンb3とが一体となっていても良い。すなわち、監視画面W1で表示される異常のレベルの部分を押下したときに、選択画面に切り替えられてもよい。
選択画面表示手段111cは、監視装置11が監視対象のプラント12を選択する際、図4に示すような選択画面W2を表示する。選択画面W2は、プラント12のリストを表示して監視対象のプラントを選択させるプラント選択部b6を有している。また、選択画面W2は、監視画面W1と同様に、メニューボタンb4や日時表示部b5を有していてもよい。プラント選択部b6には、監視対象プラントと監視対象プラントの代表異常状態が表示される。監視対象プラントの代表異常状態は、プラントの異常状態を異常のレベルによって色や形状を変化させた表示を行う。これにより、監視対象プラントの代表異常の確認しながら、異常発生中プラントの選択を行うことが可能になり、複数プラントの遠隔監視を行っていても、対応優先度が高い異常の選択が容易になり、発生した異常に迅速に対応することが可能となる。
プラント選択部b6のリストから、いずれかのプラント12が選択されると、その後、取得手段111aによって選択されたプラント12の詳細データが取得され、監視画面表示手段111bによって選択されたプラント12の状態を状態表示部b1に表示する監視画面W1が表示される。
記憶装置112には選択画面W2表示用の選択画面データが記憶されており、選択画面表示手段111cは、記憶装置112から読み出す選択画面データによって、表示装置113に選択画面W2を表示する。
制御手段111dは、入力装置114を介した操作に従って、プラント12の各機器16を操作するための操作データを通信I/F115を介してプラント12に送信する。
〈プラント〉
プラント12aは、図1に示すように、監視装置11がプラント監視を行うために必要なデータを提供するサーバ用計算機13と、プラント12aの監視員がプラント12aの監視に用いる監視用端末14と、プラント12aのセンサ16a、ポンプ16b、バルブ16c等の各機器を制御する制御用端末15を有している。以下で、図2を用いてプラント12a内の各計算機、端末13〜15について説明する。
なお、ここでは、プラント12aについて説明するが、他のプラント12もプラント12aと同様にサーバ用計算機13、監視用端末14及び制御用端末15を備える。一方、各プラント12では、プラント12aと同一の機器16a〜16cを備えていてもよいし、異なる機器を備えていてもよい。
《サーバ用計算機》
サーバ用計算機13は、監視装置11がプラント監視を行うために必要なデータを提供する装置であって、図2に示すように、中央処理装置(CPU)131、記憶装置132、監視装置11と監視用端末14と制御用端末15と通信する通信インタフェース(通信I/F)133等を備えるコンピュータである。サーバ用計算機13は、記憶装置132に記憶される監視制御システム1aに対応するプログラムが読み出されて実行されることで、CPU131に制御用端末15からプラント内のリアルタイムデータを収集し監視装置11と監視用端末14に提供する取得手段131a、制御用端末15から収集した情報を記憶装置132に保存した過去に発生したイベントやデータの変化を監視装置11と監視用端末14に提供する詳細データ送信手段131b、監視装置11からの要求されたプラント代表異常情報を監視装置11に送信する異常データ送信手段131c及び監視装置11または監視用端末14で行われた機器の運転/停止指令や制御目標値の設定を受け、制御用端末15に受け渡す制御手段13dが実装され動作する。
取得手段131aは、機器16を制御する制御用端末15に、機器16の運転状況を表わす運転状況データの送信を要求する詳細リクエストを定期的に送信し、制御用端末15から送信される運転状況データを受信する。また、取得手段131aは、機器から受信した運転状況データを監視装置11や監視用端末14に送信するとともに、受信した運転状況データに時刻を付加して運転状況の履歴データとして記憶装置132に記憶する。
詳細データ送信手段131bは、監視装置11や監視用端末14から詳細リクエストを受信すると、取得手段131aが取得した現在の機器16の運転状況データを詳細データとして監視装置11に送信するとともに、詳細リクエストの受信通知を監視用端末14に送信する。
異常データ送信手段131cは、監視装置11から異常リクエストを受信すると、取得手段131aが取得した現在の機器16の運転状況データから、プラント12aで発生している異常のうち、最も深刻な異常のレベルを判定する。その後、異常データ送信手段131cは、判定した異常レベルを代表異常情報として監視装置11に送信するとともに、異常リクエストの受信通知を監視用端末14に送信する。
制御手段13dは、監視装置11や監視用端末14からプラント12aの機器を操作するための操作データを受信すると、受信した操作データを制御用端末15に送信する。
《監視用端末》
監視用端末14は、プラント12aのオペレータが利用する装置であって、図2に示すように、中央処理装置(CPU)141、記憶装置142、表示装置143、入力装置144、サーバ用計算機13と通信する通信インタフェース(通信I/F)145等を備えるコンピュータである。監視用端末14は、記憶装置142に記憶される監視制御システム1aに対応するプログラムが読み出されて実行されることで、CPU141にサーバ用計算機13から読み出したプラントの情報を監視用端末14の画面上にプラントの監視を行うために最適な加工を行い表示する表示手段141a及び画面上からプラントの機器の運転/停止や制御目標値の設定を行いサーバ用計算機13に通知する制御手段141bが実装されて動作する。
表示手段141aは、通信I/F145を介してサーバ用計算機13から機器の運転状況データを受信すると、受信した運転状況データの内容を状況画面として表示装置143に表示する。プラント12aのオペレータは、この状況画面を参照することで、プラント12aの状況を把握することができる。例えば、監視用端末14の画面上に表示される情報には、監視制御システムの状態についての情報と、プラント内のポンプ等の機器の動作状況や水位など監視対象の情報等が表示される。
また、表示手段141aは、通信I/F145を介して通信用端末13からの詳細リクエスト又は異常リクエストの受信の有無を監視状況として表示装置143に表示する。プラント12aのオペレータは、所定の間に表示装置143に表示される監視状況として詳細リクエストまたは異常リクエストを受信したことが把握できれば、プラント12aが監視装置11によって監視されていると判断し、リクエストを受信していない場合に監視装置11によって監視されていないと判断できる。
制御手段141bは、画面上から入力装置144を介して機器の操作が入力されると、入力された操作信号を制御用端末15に送信する。
《制御用端末》
制御用端末15は、プラント12内の機器16a〜16cを操作する装置であって、図2に示すように、中央処理装置(CPU)151、記憶装置152及びサーバ用計算機13と通信する通信インタフェース(通信I/F)153等を備えるコンピュータである。制御用端末15は、記憶装置152に記憶される監視制御システム1aに対応するプログラムが読み出されて実行されることで、CPU151にプラント内のポンプ等の動作状況や水位など監視対象の情報を収集してサーバ用計算機13に送信する送信処理手段151a及びサーバ用計算機13からの指令を受け、ポンプ等の機器の運転指令の発行や、制御目標値の設定を行う制御手段151bが実装されて動作する。
送信処理手段151aは、サーバ用計算機13から運転状況リクエストを受信すると、サーバ用計算機13に対して運転状況データを送信する。
制御手段151bは、サーバ用計算機13を介して監視装置11又は監視用端末14から機器16を制御する操作データを受信すると、受信した操作データに従って、機器16を制御する。
〈監視処理〉
続いて、図5に示すシーケンス図を用いて、監視制御システム1aにおける処理の流れを説明する。尚、この処理の対象となっているプラント12は、監視装置11の詳細情報の監視対象となっていないプラントで、異常情報が監視対象となっているプラントである。
プラント12内では、サーバ用計算機13が、送信した運転状況リクエストに応答する運転状況データを制御用端末15から受信し(S1,S2)、その後、通信用端末13から受信した監視用端末14で表示されることで、監視がされている(S3,S5)。また、通信用端末13では、制御用端末15から受信した運転状況データを記憶装置132で記憶する(S4)。なお、このステップS1〜S5の処理は、定期的に繰り返され、通信用端末13は、制御用端末15から常に最新の運転状況データを受信している。
監視装置11は、遠隔監視を行う各プラント12に定期的に異常リクエストを送信する(S6)。異常リクエストを受信したサーバ用計算機13は、監視用端末14に異常リクエストを受信した受信通知を送信し(S7)、受信通知を受信した監視用端末14は、監視装置11によって監視されている旨を表示する(S8)。また、サーバ用計算機13は、制御用端末15から受信した運転状況データに応答して異常データを送信する(S9)。監視装置11は、監視画面W1上に受信した異常データに基づき異常情報を表示する。(S10)このステップS6〜S10の処理は、定期的に繰り返され、監視装置11は、各プラント12から最新の異常データを受信している。
その後、監視装置11が選択画面W2を表示し(S10)、選択画面W2から監視対象のプラント12が選択されると(S11)、監視装置11は、選択されたプラント12に詳細リクエストを送信する(S12)。詳細リクエストを受信した、サーバ用計算機13は、詳細リクエストを受信した受信通知を送信し(S13)、受信通知を受信した監視用端末14は、監視装置11によって監視されている旨を表示する(S14)。また、サーバ用計算機13は、制御用端末15から受信した運転状況データに応答して詳細データを送信する(S15)。監視装置11は、サーバ用計算機13から受信した詳細データに応じて監視画面を表示する。
なお、監視装置11と監視対象のプラント12との間でステップS13〜S16の処理が行なわれている間にも、監視装置11と他のプラント12との間ではステップS6〜S9の処理が行なわれており、ステップS17で表示される監視画面W1には、他のプラント12の異常データも含まれている。
上述したように、監視装置11は、全ての監視対象のプラントから情報を取得するために各プラントのサーバ用計算機13と定期的に通信を行う。サーバ用計算機13は、監視装置11から異常リクエストを受信しているかを元にして、監視装置11が自プラントを監視中かを判断する。監視装置11からの異常リクエストが一定期間行われなくなった場合には、監視装置11での監視が行わなくなった又は監視装置1が異常になったと判断する。サーバ用計算機13は、監視装置11からの異常リクエストから判断した監視装置1の状態を監視端末14に提供する。
監視端末14は、サーバ用計算機13が持つ監視装置11の状態を画面上に表示して、定周期で表示内容を更新することで現在の監視装置1の状態をプラント内の監視員に提供できるので、プラント内で監視を行っている監視員は、遠隔監視を行う監視員と連絡を取るかわりに監視端末14の画面上に表示される監視装置1の状態を見ることで、自プラントが遠隔監視されていることを容易に把握することが可能となり、監視員の確認の手間が削減される。
尚、上記監視処理では、詳細情報の監視を行うプラント以外のプラントで説明したが、各プラントへの要求内容は、監視装置11で詳細情報監視を行うプラントとして選択している場合には監視に必要な詳細情報を要求し、詳細情報の監視を行うプラント以外に対しては、詳細情報ではなく各プラントの異常情報を要求する。よって、詳細情報の監視を行うプラントにおいては、監視装置11から詳細リクエストが来ているかを元にして、監視装置1が自プラントを監視中かを判断することができる。また、詳細リクエストが来ているか、異常リクエストが来ているかを元にして、監視装置11が自プラントの詳細情報を監視中か、他プラントの詳細情報を監視中かを判断することも可能である。
また、監視装置11は、定期的に各プラントから取得した異常情報を監視装置11の画面上に表示することで、監視装置11で監視を行う監視員にとっては、全プラントの異常状態を自らが監視対象プラントの選択を行わずに知ることが可能になり、監視対象プラントの切り替えの手間が削減され、監視対象プラントを監視員が順次切り替えて状態を確認していることにより発生する異常状態検知の遅れをなくすことが可能になる。
更に、監視装置11は各プラント12から定期的にデータ量の少ない異常データを受信して各プラント12における最も深刻な異常状態を表示するとともに、異常が発生したときには監視対象のプラント12から異常データよりもデータ量の大きい詳細データを受信することにより、各プラントで共有するネットワーク23を有効に活用することができる。
また更に、選択画面W2では、監視対象プラントと監視対象プラントの代表異常状態が表示されるので、監視対象プラントの代表異常の確認しながら、異常発生中プラントの選択を行うことが可能になり、複数プラントの遠隔監視を行っていても、対応優先度が高い異常の選択が容易になり、発生した異常に迅速に対応することが可能となる。
〈第1変形例〉
オペレータが選択画面W2から選択するプラントは、異常が発生しているプラントであることが一般的である。また、軽微で早急に対応を要さない異常が発生しているプラントよりも、重大で早急に対応が必要な異常が発生しているプラントを選択することが一般的である。
したがって、変形例1に係る監視制御システムの監視装置11は、図6に示すように、異常のレベルの順にプラントを並べた選択画面W2を表示し、この選択画面W2から早急に対応が必要なプラントを用意に区別することができるようにしている。
上述した第1変形例に係る監視制御システムでは、選択画面W2を参照するオペレータは、異常が発生しており、かつ早急に対応が必要なプラントを容易に特定することができる。したがって、監視装置11によるプラント12の監視制御が迅速に行なわれる。
〈第2変形例〉
また、図1及び2を用いて上述した監視制御システム1aでは、監視装置11が、プラント12の全ての機器16a〜16cを監視制御できるように構成されていた。一方、プラント12内の一部の機器を監視対象範囲とするように制限を設けてもよい。このような機能を持たせる理由は、プラント内の一部の設備の監視を外部委託するような場合などに、委託した設備以外の情報を見えなくすることで、監視対象外設備の情報を表示させないようにするためである。
図7に示す監視制御システム1bでは、第1制御用端末15aが機器16a〜16cを制御し、第2制御用端末15bが機器16dを制御している。ここで、センサ16a、ポンプ16b及びバルブ16cは監視装置11の監視制御の対象であるが、ブレーカ16dは監視装置11の監視制御の対象ではないものとする。
たとえば、図7の監視制御システム1bでは、監視装置11はサーバ用計算機13からプラントの異常データを取得するとき、サーバ用計算機13への異常リクエストまたは詳細リクエストに監視装置11の監視対象範囲情報を付加する。サーバ用計算機13は、監視装置11に異常データまたは詳細データを送信する際、監視装置11の監視対象範囲内のデータを送信する。監視対象範囲内の異常データ及び詳細データを受信した監視装置11は、受信した異常データ及び詳細データから監視対象範囲である機器16a〜16cの情報のみを用いて監視画面W1や選択画面W2を生成する。
これにより、監視装置11では、監視対象範囲内での異常状態を表示することが可能になり、監視対象範囲外の異常が発生した場合の対応が不要になり遠隔監視を行う監視員の負荷が軽減される。また、監視対象範囲外の設備の監視は行えないように制限をすることが可能になる。
また、サーバ用計算機13は、監視装置11からの異常リクエストまたは詳細リクエストに含まれる監視対象範囲の情報を元に、監視装置11の監視対象範囲を認識し、監視装置1の状態情報に監視対象範囲情報を付加して、監視用端末14に情報を提供する。
監視用端末14はサーバ用計算機13から取得した監視装置11の監視対象範囲と、自身の監視対象範囲が一致するかの判定を行い、一致している場合は監視装置1において遠隔監視が行わせている旨の表示を行うことにより、プラント内で監視を行っている監視員は監視用端末14上で遠隔監視されているかの確認が可能となり、監視装置11の監視員と連絡を取り遠隔監視が行われていることを確認する手間を省くことが可能になる。
本発明の最良の実施形態に係る監視制御システムを示す図である。 図1のプラントの構成を表す機能ブロック図である。 図1の監視装置で表示される監視画面の一例である。 図1の監視装置で表示される選択画面の一例である。 図1の監視制御システムで行なわれる処理の一例を表すシーケンス図である。 第1変形例に係る監視制御システムで表示される選択画面の一例である。 第2変形例に係る監視制御システムを表わす図である。 従来の監視制御システムについて説明する図である。
符号の説明
1a,1b…監視制御システム
11…監視装置
111…CPU
111a…取得手段
111b…監視画面表示手段
111c…選択画面表示手段
111d…制御手段
112…記憶装置
113…表示装置
114…入力装置
115…通信I/F
12(12a〜11n)…プラント
13…サーバ用計算機
131…CPU
131a…取得手段
131a〜131d…手段
131b…詳細データ送信手段
131c…異常データ送信手段
131d…制御手段
132…記憶装置
133…通信I/F
14…監視用端末
141…CPU
141a…表示手段
141b…制御手段
142…記憶装置
143…表示装置
144…入力装置
145…通信I/F
15…制御用端末
151…CPU
151a…送信処理手段
151b…制御手段
152…記憶装置
153…通信I/F
16a…センサ(機器)
16b…ポンプ(機器)
16c…バルブ(機器)
17…ネットワーク
W1…監視画面
W2…選択画面
b1…状態表示部
b2…異常表示部
b3…選択ボタン
b4…メニューボタン
b5…日時表示部
b6…プラント選択部

Claims (4)

  1. 複数のプラントと、前記複数のプラントの状態を監視する監視装置とが接続される監視制御システムであって、
    前記監視装置は、
    複数のプラントに、プラントで発生している異常のレベルを表す異常データの送信を要求する異常リクエストを送信するとともに、前記複数のプラントから、前記異常リクエストに応答する異常データを受信する取得手段と、
    前記異常データに応じて前記複数のプラントの状態を表示する表示手段とを備え、
    各プラントは、それぞれ、
    異常リクエストを受信すると、前記プラントの運転状態から異常データを生成し、前記監視装置に送信する異常データ送信手段と、
    異常リクエストを受信すると、前記プラントが前記監視装置によって監視されている旨を表示する監視状態表示手段とを備える
    ことを特徴とする監視制御システム。
  2. 前記取得手段は、監視対象として選択されたプラントに、前記プラントの詳細な運転状態に関する詳細データの送信を要求する詳細リクエストを送信するとともに、前記選択されたプラントから、前記詳細リクエストに応答する詳細データを受信し、
    前記監視装置は、さらに、
    監視対象のプラントから受信した前記詳細データと、前記監視対象以外の複数のプラントから受信した異常データを合わせて監視画面を生成し、表示する監視画面表示手段とを備え、
    前記プラントは、さらに、
    詳細リクエストを受信すると、プラントの運転状態から詳細データを生成し、前記監視装置に送信する詳細データ送信手段を備え、
    前記監視状態表示手段は、異常リクエスト又は詳細リクエストを受信すると、前記プラントが前記監視装置によって監視されている旨を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視制御システム。
  3. 前記監視装置には、プラント内の機器のうち、監視対象範囲が定められ、
    前記取得手段は、異常リクエストに前記監視対象範囲を付与して送信し、
    前記異常データ送信手段は、前記監視対象範囲内の異常データを前記監視装置に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の監視制御システム。
  4. 前記監視装置には、プラント内の機器のうち、監視対象範囲が定められ、
    前記取得手段は、異常リクエストに前記監視対象範囲を付与して送信し、
    前記監視状態表示手段は、異常リクエストを受信すると、異常リクエストに付与された前記監視対象範囲とプラント内の監視端末の監視対象範囲とが一致していれば前記プラント内の監視端末にプラントが前記監視装置によって監視されている旨を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の監視制御システム。
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