JP2011223155A - 通信ネットワークシステム、経路間接続装置 - Google Patents

通信ネットワークシステム、経路間接続装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の通信端末が少なくとも二以上の通信経路を介してデータ通信可能に接続された通信ネットワークシステムにおけるデータ通信の信頼性を高めつつ、該通信ネットワークシステムの小規模化を実現すること。
【解決手段】要素経路N11、N12で多重化された通信経路N1と、要素経路N11、N12に接続されたクライアントC11、C12と、要素経路N11、N12各々に接続された通信経路N2と、通信経路N2に接続されたクライアントN21〜23と、要素経路N11、N12各々と通信経路N2との間に介在してデータ通信を中継するクライアントC30とを備えている。そして、クライアントC30が、要素経路N11、N12各々と通信経路N2と間のデータ通信の状況に応じて、クライアントC11、C12各々とクライアントC21〜C23との間のデータ通信経路やデータ通信量を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の通信端末が少なくとも二以上の通信経路を介してデータ通信可能に接続された通信ネットワークシステムに関し、特に、データ通信の信頼性を高めるべく少なくとも一つの通信経路が複数の要素経路で多重化された通信ネットワークシステムに関するものである。
従来から、異なる通信経路に接続された通信端末各々がデータ通信可能に接続されたデータ通信システムにおいて、その通信経路の少なくとも一方を複数の要素経路で多重化することがある。これにより、その通信経路上の一つの要素経路で障害が発生した場合でも、他の要素経路を用いてデータ通信を継続して行うことができ、データ通信システムにおけるデータ通信の信頼性を高めることができる。
例えば、特許文献1には、複数の通信端末が個々に対応して設けられた中継装置を介して接続された通信ネットワークシステムが開示されている。また、当該通信ネットワークシステムには、通信経路各々のトラフィック量が集中しないように前記中継装置各々を制御し、前記通信端末各々の間の通信ルートを管理する経路制御装置が設けられている。このような構成では、仮に一つの通信経路で障害が発生した場合に、他の通信経路を用いてデータ通信を継続させることも可能となる。
特開2001−244970号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示された構成では、複数の通信端末ごとに中継装置を設ける必要があり、さらに、その複数の中継装置を統括的に制御する経路制御装置を必要としているため、通信ネットワークシステムの規模が大きくなる。そのため、係る構成は、例えば車載用などの小規模な通信ネットワークシステムには適さない。
また、通信端末と中継装置との間の経路で障害が生じた場合には、該通信端末とのデータ通信を行うことはできないため、通信ネットワークシステムにおけるデータ通信の信頼性が低いという問題もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の通信端末が少なくとも二以上の通信経路を介してデータ通信可能に接続された通信ネットワークシステムにおけるデータ通信の信頼性を高めつつ、該通信ネットワークシステムの小規模化を実現することにある。
上記目的を達成するため、複数の要素経路で多重化された第一の通信経路と、少なくとも二以上の前記要素経路に接続された一又は複数の第一の通信端末と、前記要素経路各々に接続された第二の通信経路と、前記第二の通信経路に接続された一又は複数の第二の通信端末と、前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間に介在してデータ通信を中継する経路間接続装置とを備えてなり、前記経路間接続装置が、前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間のデータ通信の状況に応じて、前記第一の通信端末各々と前記第二の通信端末との間のデータ通信経路及び/又はデータ通信量を制御してなることを特徴とする通信ネットワークシステムとして構成される。
本発明によれば、前記第一の通信端末各々が複数の前記要素経路によって前記第二の通信経路と接続されているため、前記要素経路のいずれかに障害が発生した場合であっても、障害が発生していない他の要素経路を用いてデータ通信を継続して行うことが可能であり、前記通信ネットワークシステムにおける通信経路確立の信頼性を高めることができる。さらに、本発明によれば、前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間に介在する前記経路間接続装置によって前記第一の通信端末各々と前記第二の通信端末との間のデータ通信が中継されるため、前記第一の通信端末や前記第二の通信端末などの端末ごとに対応する中継装置を設ける必要が無く、当該通信ネットワークシステムの小規模化を実現することができる。
ここで、前記第一の通信端末は、前記第二の通信端末とデータ通信を行う際に、該第一の通信端末が接続された前記要素経路各々に同一のデータを送信するものであることが考えられる。しかし、前記要素経路各々から前記第二の通信経路に同一のデータが送信されると、該第二の通信経路上のトラフィック量が増加する。
そこで、このような場合には、前記経路間接続装置が、前記第一の通信端末から前記要素経路各々を介して送信されたデータ各々が一致するか否かを判定し、前記データ各々が一致する場合は、前記要素経路のいずれか一つを介して送信されたデータのみを前記第二の通信端末に送信し、前記データ各々が一致しない場合は、前記要素経路各々を介して送信されたデータ各々を前記第二の通信端末に送信するものであることが望ましい。
これにより、前記要素経路各々から送信された同一のデータが個別に前記第二の通信端末に送信されることによる前記第二の通信経路上のトラフィック量を抑制し、該第二の通信経路上の輻輳などを防止することができる。また、前記要素経路のいずれかに障害が生じている場合など、前記要素経路各々から送信されたデータが一致しないときは、該データ各々が前記第二の通信端末に送信されるため、データ通信の信頼性を確保することができる。
さらに、前記経路間接続装置は、前記データ各々が一致しない場合、前記要素経路各々を介して送信されたデータ各々にその旨の情報を付加して前記第二の通信端末に送信するものであることが望ましい。これにより、前記第二の通信端末において前記データの不一致を認識することが可能となる。
一方、前記第一の通信端末各々が常に前記要素経路各々に同一データを送信すると、該要素経路各々におけるトラフィック量が増加する。
そのため、前記第一の通信端末が、前記第二の通信端末とデータ通信を行う際に、該第一の通信端末が接続された前記要素経路のうちいずれか一つの要素経路にデータを送信するものであることも考えられる。
この場合、前記経路間接続装置が、所定期間内における前記要素経路各々のデータ通信の負荷を測定し、該測定結果に応じて前記要素経路各々のデータ通信の負荷が均等となるように、前記第一の通信端末各々がデータ通信に用いる前記要素経路を制御するものであることが望ましい。
これにより、前記要素経路各々におけるトラフィック量を均等化して輻輳の発生を防止することができ、当該データ通信システムのデータ通信の信頼性を高めることができる。
さらに、前記第一の通信端末が、前記第二の通信端末とデータ通信を行う際に、該データ通信の内容に応じて該第一の通信端末が接続された前記要素経路のうちいずれか一つの要素経路にデータを送信するものである場合には、前記経路間接続装置が、所定期間内における前記要素経路各々のデータ通信の負荷を該データ通信の内容ごとに測定し、該測定結果に応じて前記要素経路各々のデータ通信の負荷が均等となるように、前記第一の通信端末各々がデータ通信に用いる前記要素経路を該データ通信の内容ごとに設定するものであることが考えられる。これにより、前記第一の通信端末の単位ではなく前記第一の通信端末から送信されるデータの内容ごとに、そのデータ通信で用いる前記要素経路を選択することができるため、前記要素経路各々のデータ通信の負荷をより均等にすることが可能である。
そして、前記経路間接続装置が、前記要素経路のいずれかで障害の発生が検出された場合に、該要素経路を除く他の前記要素経路を用いて前記第一の通信端末各々と前記第二の通信端末とのデータ通信を実行させるものであることが考えられる。
また、前記経路間接続装置が、前記要素経路のいずれかで障害の発生が検出された場合に、前記第二の通信経路上に向けて前記障害の内容(障害の種類や障害の発生箇所など)を通知するものであることが望ましい。これにより、前記第二の通信経路上に接続された前記第二の通信端末では、前記障害の内容を特定することができる。
なお、前記第二の通信端末のいずれか一又は複数が前記経路間接続装置であってもよい。
また、本発明は、前記経路間接続装置に係る発明として捉えてもよい。即ち、複数の要素経路で多重化された第一の通信経路と、少なくとも二以上の前記要素経路に接続された一又は複数の第一の通信端末と、前記要素経路各々に接続された第二の通信経路と、前記第二の通信経路に接続された一又は複数の第二の通信端末とを備えてなる通信ネットワークシステムに用いられ、前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間に介在してデータ通信を中継する経路間接続装置であって、前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間のデータ通信の状況に応じて、前記第一の通信端末各々と前記第二の通信端末との間のデータ通信経路及び/又はデータ通信量を制御してなることを特徴とする経路間接続装置として捉えることができる。
当該経路間接続装置を用いれば、前記通信ネットワークシステムにおいて、前記要素経路のいずれかに障害が発生した場合であっても他の要素経路を用いてデータ通信を継続させることが可能であり、データ通信の信頼性を高めることができる。さらに、前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間のデータ通信を中継しているため、前記第一の通信端末や前記第二の通信端末などの端末ごとに対応する中継装置を設ける必要が無く、当該通信ネットワークシステムの小規模化を実現することができる。
本発明によれば、前記第一の通信端末各々が複数の前記要素経路によって前記第二の通信経路と接続されているため、前記要素経路のいずれかに障害が発生した場合であっても、障害が発生していない他の要素経路を用いてデータ通信を継続して行うことが可能であり、前記通信ネットワークシステムにおける通信経路確立の信頼性を高めることができる。さらに、本発明によれば、前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間に介在する前記経路間接続装置によって前記第一の通信端末各々と前記第二の通信端末との間のデータ通信が中継されるため、前記第一の通信端末や前記第二の通信端末などの端末ごとに対応する中継装置を設ける必要が無く、当該通信ネットワークシステムの小規模化を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る通信ネットワークシステムの概略構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る経路間接続装置において実行されるデータ通信制御処理の手順の一例を説明するためのフローチャート。 本発明の実施の形態に係る経路間接続装置において実行されるデータ通信制御処理の手順の一例を説明するためのフローチャート。 本発明の実施の形態に係る経路間接続装置において実行されるデータ通信制御処理の手順の一例を説明するためのフローチャート。 データ通信制御処理の実行結果の一例を説明するための動作フロー図。 データ通信制御処理の実行結果の一例を説明するための動作フロー図。 データ通信制御処理の実行結果の一例を説明するための動作フロー図。 データ通信制御処理の実行結果の一例を説明するための動作フロー図。 本発明の実施の形態に係る通信ネットワークシステムの他の構成例を示すブロック図。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態に係る通信ネットワークシステムX(以下「通信システムX」と略称する)の概略構成について説明する。
図1に示すように、前記通信システムXは、二つの要素経路N11、N12で多重化された通信経路N1(第一の通信経路に相当)と、前記要素経路N11、N12に接続されたクライアントC11、C12(第一の通信端末に相当)と、前記要素経路N11、N12各々に接続された通信経路N2(第二の通信経路に相当)と、前記通信経路N2に接続されたクライアントC21〜C23(第二の通信端末に相当)と、前記要素経路N11、N12各々と前記通信経路N2との間のデータ通信を中継するクライアントC30(経路間接続装置の一例)とを備えている。なお、前記通信システムXにおける前記第一の通信経路、前記第二の通信経路、前記要素経路、前記第一の通信端末、前記第二の通信端末の各々の数は単なる一例に過ぎない。
前記クライアントC11、C12、C21〜C23、C30の各々は、例えば車載システムにおいて各種の機能を担う制御機器であって、各々が有するMPUによって所定の制御プログラムが実行されることにより各種の制御処理を実行するものである。もちろん、前記制御機器に限らずASICなどの集積回路であってもよい。なお、前記クライアントC11、C12、C21〜C23、C30には、当該通信システムXの状態などを統括的に管理するホストコンピュータなども含まれる。
前記クライアントC11は、二つの通信ポートを有しており、その二つの通信ポートが、前記要素経路N11、N12に続く経路N111、N112に接続されている。また、前記クライアントC12も同様に二つの通信ポートを有しており、その二つの通信ポートが前記要素経路N11、N12に続く経路N121、N122に接続されている。これにより、前記クライアントC11、C12各々は、前記要素経路N11、N12各々を介するデータ通信を独立して実行することが可能である。
一方、前記クライアントC21〜C23各々は前記通信経路N2に接続されており、前記通信経路N2及び前記要素経路N11、N12を介して前記クライアントC11、C12との間でデータ通信を行うことが可能である。
また、前記クライアントC30は、前記要素経路N11、前記通信経路N2に経路N311、N312を介して接続された中継クライアントC31と、前記要素経路N12、前記通信経路N2に経路N321、N322を介して接続された中継クライアントC32とを備えている。
前記中継クライアントC31、C32各々は、前記クライアントC30内に設けられた独立した制御機器であって、該中継クライアントC31は前記要素経路N11及び前記通信経路N2の間のデータ通信を中継し、該中継クライアントC32は前記要素経路N12及び前記通信経路N2の間のデータ通信を中継するものである。また、前記中継クライアントC31、C32は前記クライアントC30内で相互に通信可能に接続されている。
なお、前記クライアントC30が前記中継クライアントC31、C32を有する構成に限らず、例えば前記クライアントC21〜C23のうちのいずれか一又は複数が前記中継クライアントC31、C32と同じ機能を有することも他の実施例として考えられる。この場合、前記クライアントC21〜C23が経路間接続装置に相当する。要するに、前記経路間接続装置は、前記通信経路N1と前記通信経路N2との間のデータ通信を中継する専用の装置として設けられるものに限らず、前記クライアントC21〜C23のように、前記クライアントC11、C12との間でデータ通信を行うものであってよい。
このように、前記通信システムXでは、前記クライアントC11、C12各々が、複数の前記要素経路N11、N12を介して前記クライアントC21〜C23に接続されているため、該要素経路N11、N12のいずれかに障害が発生した場合であっても他の要素経路を用いてデータ通信を継続して行うことが可能であり、通信経路確立の信頼性を高めることができる。
さらに、前記要素経路N11、N12各々と前記通信経路N2との間に介在する前記クライアントC30の中継クライアントC31、C32によって、前記クライアントC11、C12各々と前記クライアントC21〜C23との間のデータ通信が中継されるため、前記クライアントC11、C12や前記クライアントC21〜C23などの通信端末ごとに対応して中継装置を設ける場合に比べて、当該通信システムXの小規模化を実現することができる。
そして、前記通信システムXは、前記クライアントC30によって後述のデータ通信制御処理(図2、図3参照)や障害対応処理(図4参照)が実行されることにより、前記通信経路N1の要素経路N11、N12各々と前記通信経路N2との間のデータ通信の状況に応じて、前記クライアントC11、C12各々と前記クライアントC21〜C23各々との間のデータ通信経路やデータ通信量が制御される点に更なる特徴を有している。
以下、第1の実施形態〜第3の実施形態において、前記通信システムXにおいて実行されるデータ通信制御処理(図2、図3参照)や障害対応処理(図4参照)の手順の一例について説明する。
なお、図2におけるS1、S2、…、図3におけるS11、S12、…、図3におけるS21、S22、…及びS31、S32、…は前記中継クライアントC31、C32で実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る前記通信システムX(以下、通信システムX1という)では、前記クライアントC11、C12各々が、前記クライアントC21〜C23各々とデータ通信を行う際に、該クライアントC11、C12が接続された前記要素経路N11、N12各々に同一のデータを送信するよう構成されているものとする。
そして、前記通信システムX1では、前記中継クライアントC31、C32各々によって、図2に示すデータ通信制御処理が実行される。なお、ここでは前記中継クライアントC31が実行するデータ通信制御処理について説明するが、当該データ通信制御処理は、前記中継クライアントC32においても同様に実行される。
(ステップS1〜S3)
まず、ステップS1において、前記中継クライアントC31は、前記通信経路N1の要素経路N11を介して前記クライアントC11やC12からデータを受信したか否かを判断する。ここで、データを受信したと判断すると(S1のYes側)、処理はステップS2に移行する。
次に、ステップS2では、前記中継クライアントC31は、前記中継クライアントC32と通信を行うことにより、前記クライアントC11やC12から前記要素経路N11を介して自己が受信したデータと、前記中継クライアントC32が同じクライアントから前記要素経路N12を介して受信したデータとを比較する。
そして、前記中継クライアントC31は、ステップS3において、データの内容が一致するか否かを判定し、その判定結果に応じて処理を分岐する。具体的に、データの内容が一致する場合には(S3のYes側)、処理はステップS4に移行し、一致しない場合には(S3のNo側)、処理はステップS5に移行する。また、前記中継クライアントC31は、データ受信後、所定期間経過しても他の前記中継クライアントC32で同一のクライアントからデータが受信されない場合にも、データ内容が一致しないものとして処理すればよい(S3のNo側)。
なお、具体的に前記ステップS2〜S3では、前記中継クライアントC31、C32各々が受信したデータを相互に送信することで同一のクライアントから受信したデータを比較することが可能である。もちろん、前記中継クライアントC31、C32のいずれか一方から他方にのみデータを送信し、受信側でデータの比較を行い、その結果を送信側に返信すること等の他の形態も考えられる。
(ステップS4)
データの内容が一致した場合(S3のYes側)、続くステップS4では、前記中継クライアントC31は、該中継クライアントC31及び前記中継クライアントC32のいずれか一方のみが、そのデータを前記通信経路N2上の前記クライアントC21〜C23に向けて送信する。
具体的には、データ内容が一致した場合にデータを送信するものを前記中継クライアントC31、C32のいずれか一方に予め設定しておくことが考えられる。例えば、データの内容が一致した場合には常に前記中継クライアントC31によってデータが送信されることが考えられる。この場合、前記中継クライアントC32はデータを前記クライアントC21〜C23に送信しない。なお、前記中継クライアントC31、C32のいずれがデータを送信するかについては、前述したように予め設定されていてもよいが、前記中継クライアントC31、C32各々の現在の処理負荷に応じて、負荷の少ないものを用いてデータを送信するように構成されていること等も考えられる。
このように、前記通信システムX1において、前記クライアントC30は、前記中継クライアントC31、C32で受信されたデータ各々が一致する場合、前記要素経路N11、N12のいずれか一つを介して送信されたデータのみを前記クライアントC21〜C23各々に送信するため、両方のデータを送信する場合に比べて前記通信経路N2上のトラフィック量を抑制して輻輳を防止することができ、データ通信に用いる通信帯域を省減して効率的なデータ通信を行うこともできる。
(ステップS5〜S6)
他方、データの内容が一致しない場合(S3のNo側)、前記中継クライアントC31は、前記要素経路N11を介して送信されたデータに警告情報を付加し(S5)、その警告情報が付加されたデータを前記クライアントC21〜C23に向けて送信する(S6)。
この場合、同様に当該データ通信制御処理を実行する前記中継クライアントC32も、前記要素経路N12を介して送信されたデータに警告情報を付加し、その警告情報が付加されたデータを前記クライアントC21〜C23に向けて送信する。
このように、前記通信システムX1において、前記クライアントC30は、前記中継クライアントC31、C32で受信されたデータの内容が一致しない場合、前記要素経路N11、N12各々を介して送信されたデータ各々を、前記中継クライアントC31、C32各々から前記クライアントC21〜C23に送信するため、該通信システムX1におけるデータ通信の信頼性を高めることができる。例えば、前記要素経路N11、N12のいずれかで障害が生じた場合であっても、他方によって正常にデータ通信を行うことができる。また、前記要素経路N11、N12のいずれか一方を介するデータ通信で発生したノイズ等を含む誤ったデータのみが送信されることを防止することができる。
さらに、前記データ各々が一致しない場合には、前記クライアントC30が、前記要素経路N11、N12各々を介して送信されたデータ各々にその旨の警告情報を付加して前記クライアントC21〜C23に送信するため、該クライアントC21〜C23において前記データの不一致を認識することが可能である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る前記通信システムX(以下、通信システムX2という)では、前記クライアントC11、C12各々が、前記クライアントC21〜C23各々とデータ通信を行う際に、該クライアントC11、C12が接続された前記要素経路N11、N12のいずれか一方にデータを送信するよう構成されているものとする。
そして、前記通信システムX2では、前記中継クライアントC31、C32各々によって、図3に示すデータ通信制御処理が実行される。なお、ここでは前記中継クライアントC31が実行するデータ通信制御処理について説明するが、当該データ通信制御処理は、前記中継クライアントC32においても同様に実行される。
(ステップS11〜S14)
まず、ステップS11〜S12において、前記中継クライアントC31は、予め設定された所定期間内(例えば数分程度)における前記要素経路N11のデータ通信の負荷を測定する(S12のNo側)。なお、ここでは前記データ通信の負荷としてデータ通信量を積算するものとするが、該データ通信の負荷の指標となるものであればデータ通信量に限らない。
このとき、前記中継クライアントC31は、前記要素経路N11におけるデータ通信量を前記クライアントC11、C12ごとに区別して積算する。一方、前記中継クライアントC32では、前記要素経路N12におけるデータ通信量が前記クライアントC11、C12ごとに区別して積算されることとなる。
そして、所定期間におけるデータ通信量が積算されると(S12のYes側)、処理はステップS13に移行する。ステップS13において、前記中継クライアントC31は、前記中継クライアントC32と通信を行うことにより、前記要素経路N11のデータ通信量と前記要素経路N12のデータ通信量とを比較する。
続いて、前記中継クライアントC31は、ステップS14において、前記ステップS13における比較の結果、前記要素経路N11、N12各々のデータ通信量が均等であるか否かを判定し、その判定結果に応じて処理を分岐する。具体的に、データ通信量が均等であると判断されると(S14のYes側)、現状の通信態様が維持されたまま処理が前記ステップS11に戻されるが、データ通信量が均等でないと判断されると(S14のNo側)、処理はステップS15に移行する。
(ステップS15〜S16)
ステップS15において、前記中継クライアントC31は、前記ステップS11〜S12で測定されたデータ通信量に応じて、前記クライアントC11、C12によって行われるデータ送信の負荷を前記要素経路N11、N12に均等に分散する負荷分散処理を実行し、前記クライアントC11、C12各々が前記要素経路N11、N12のいずれを用いてデータ通信を行うかを選択する。例えば、前記クライアントC11、C12が、同等のデータ通信量(負荷)のデータ通信を実行している場合には、前記クライアントC11が前記要素経路N11、前記クライアントC12が前記要素経路N12の各々に割り当てられる。
そして、ステップS16において、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC11、C12に対して、該クライアントC11、C12がデータ通信に用いる経路が前記要素経路N11、N12のいずれであるかを指示する。これにより、その後、前記クライアントC11、C12は、前記中継クライアントC31から指示された前記要素経路N11、N12のいずれかを用いてデータ通信を実行する。
なお、前記ステップS13〜S16の処理は、少なくとも前記中継クライアントC31、C32のいずれか一方のみで実行されるものであってもよい。例えば、前記中継クライアントC31のみで実行する場合、他方の前記中継クライアントC32は、前記所定期間内のデータ通信量を積算し、その積算されたデータ通信量を所定期間経過ごとに前記中継クライアントC31に送信する処理のみを実行すればよい。
以上説明したように、前記通信システムX2では、前記クライアントC30が、前記要素経路N11、N12各々におけるデータ通信の負荷が均等になるように、前記クライアントC11、C12各々がデータ通信に用いる前記要素経路N11、N12を制御する。これにより、前記要素経路N11、N12のいずれかが偏って利用されることでトラフィックが集中することを抑制し、輻輳の発生を防ぐことができるため、当該通信システムX2のデータ通信の信頼性を高めることができる。また、前記要素経路N11、N12を用いるデータ通信の数を減らすことで通信帯域を省減することができるため、効率的にデータ通信を行うことができる。
なお、前記要素経路N11、N12に三つ以上のクライアントが接続されている場合には、該要素経路N11、N12各々のデータ通信量ができるだけ均等になるように、該クライアント各々を前記要素経路N11、N12に割り当てればよい。例えばクライアント数が3つである場合には、最もデータ通信量の多い1台を前記要素経路N11に割り当て、残りの2台を前記要素経路N12に割り当てることで、前記要素経路N11、N12のデータ通信量をできるだけ均等にすることが考えられる。
ところで、当該第2の実施形態では、前記クライアントC11、C12各々が前記要素経路N11、N12のいずれを用いるかを設定する場合、即ちクライアントの単位で通信に用いる要素経路を選択する場合を例に挙げて説明した。
一方、前記クライアントC11、C12各々が、前記クライアントC21〜C23各々とデータ通信を行う際に、該データ通信の内容に応じて該クライアントC11、C12が接続された前記要素経路N11、N12のうちいずれか一つの要素経路にデータを送信するものである場合は、前記クライアントC11、C12各々によって実行されるデータ通信の内容に応じて、前記要素経路N11、N12のいずれを用いるかを設定することにより、該要素経路N11、N12におけるデータ通信の負荷を均等に分散することが考えられる。
具体的に、前記ステップS11において、前記中継クライアントC31が、前記要素経路N11におけるデータ通信量(負荷)を、該データ通信の内容毎に測定することが考えられる。例えば、前記データ通信において送信されるデータが、画像データ、動画データ、テキストデータのいずれであるかによって、そのデータ通信時に前記要素経路N11、N12各々にかかる負荷が異なるため、このようなデータの内容ごとにデータ通信量を積算することが考えられる。また、前記データ通信における通信プロトコルの種別やデータ通信の緊急度・重要度ごとにデータ通信量を積算することも考えられる。
そして、前記ステップS15〜S16では、前記中継クライアントC31が、前記クライアントC11、C12各々が前記要素経路N11、N12のいずれを用いてデータ通信を行うかを、該データ通信の内容ごとに設定することが考えられる。
これにより、前記クライアントC11、C12の単位ではなく前記クライアントC11、C12各々から送信されるデータの内容ごとに、そのデータ通信で用いる前記要素経路N11、N12を選択することができるため、前記要素経路N11、N12各々のデータ通信の負荷をより均等に近づけることが可能である。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る前記通信システムX(以下、通信システムX3という)でも、前記通信システムX2と同様に、前記クライアントC11、C12各々が、前記クライアントC21〜C23各々とデータ通信を行う際に、該クライアントC11、C12が接続された前記要素経路N11、N12のいずれか一方にデータを送信するよう構成されているものとする。
また、前記通信システムX3においても、前記クライアントC30が、前記通信システムX2で実行される前記データ通信制御処理(図3参照)を実行する。これにより、前記通信システムX3では、前記クライアントC11、C12各々が前記要素経路N11、N12のいずれを用いてデータ通信を行うかが設定されることとなる。
そして、前記通信システムX3では、前記中継クライアントC30によって、図4(a)、(b)に示す障害対応処理が更に実行されることにより、前記要素経路N11やN12で障害が発生した場合に、前記クライアントC11、C12各々によるデータ通信で用いられる経路を変更して、前記クライアントC11、C12各々と前記クライアントC21〜C23各々との間のデータ通信を継続させることにより、該通信システムX3におけるデータ通信の信頼性が高められる。なお、図4(a)、(b)に示す処理は前記中継クライアントC31によって並行して実行される。
また、ここでは前記中継クライアントC31が実行する障害対応処理について説明するが、当該障害対応処理は、前記中継クライアントC32においても同様に実行される。
(ステップS21)
まず、図4(a)のステップS21〜S26について説明する。
ステップS21において、前記中継クライアントC31は、前記負荷分散処理(S15)によって前記要素経路N11を用いてデータ通信を用いるものとして設定されたクライアントとの間で該要素経路N11を介して通信可能であるか否かを確認する。
具体的には、予め設定された一定時間ごとに前記クライアントC11、C12に対して定時発信信号を送信し、該クライアントC11、C12からの応答信号の受信があるか否かに応じて、前記クライアントC11、C12各々とのデータ通信が確立しているか否かを確認することが考えられる。もちろん、前記クライアントC11、C12から一方的に定時送信される信号を受信したか否かによって判断することなど、前記クライアントC11、C12とのデータ通信の可否を確認することができる手法であればこれに限らない。
ここで、データ通信が可能でないと判断されると(S21のNo側)、処理はステップS22に移行し、データ通信が可能であると判断されている間は(S21のYes側)、処理は当該ステップS21で待機することとなる。
(ステップS22)
ステップS22では、前記中継クライアントC31は、前記ステップS21で不通であると判断されたクライアントとの間で、他の通信経路を用いてデータ通信が可能であるか否かを判断するための検索処理を実行する。
例えば、前記中継クライアントC31は、不通であると判断されたクライアントを除く他のクライアントに対して、その不通となっているクライアントとの通信が可能であるか否かを問い合わせる。そして、その不通となったクライアントとの通信が可能であるクライアントが存在する場合には、通信可能経路有りと判断する。もちろん、係る検索処理は単なる一例に過ぎない。
(ステップS23)
そして、前記中継クライアントC31は、不通となったクライアントとのデータ通信が可能な通信経路があるか否かによって処理を分岐する(S23)。具体的に、不通となったクライアントとのデータ通信が可能な通信経路がある場合には(S23のYes側)、処理はステップS24に移行し、不通となったクライアントとのデータ通信が可能な通信経路がない場合には(S23のNo側)、処理はステップS231に移行する。
ステップS231では、前記中継クライアントC31は、前記要素経路N11とは異なる前記要素経路N12と接続された他の前記中継クライアントC32に対し、前記不通となったクライアントと通信開始を要求する。なお、当該要求を受信した中継クライアントC31又はC32における処理については後段で説明する。
(ステップS24)
一方、ステップS24では、前記中継クライアントC31は、不通となったクライアントと通信可能な他のクライアントに対し、前記中継クライアントC31と前記不通となったクライアントとの通信を中継するよう要求する。これにより、前記中継の要求を受けたクライアントは、前記中継クライアントC31と前記不通となったクライアントとの間のデータ通信の中継を開始する。
例えば、前記中継クライアントC31と前記クライアントC11との間の通信が不通である場合に、前記クライアントC11と前記中継クライアントC31とのデータ通信が前記クライアントC12によって中継されることにより実現されることが考えられる。これにより、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC21〜C23各々とのデータ通信を行うことができる。
(ステップS25)
その後、前記中継クライアントC31は、前記ステップS21以前で設定されていた通信経路でクライアントと通信を行うことができなくなっている旨を警告情報として前記通信経路N2側に送信する。
これにより、前記通信経路N2側に接続されたホストコンピュータなどの前記クライアントC21〜C23各々において、その旨を認識することができ、該状態の発生履歴を管理することや、その旨を所定の表示手段に表示すること等の対処を行うことが可能となる。
なお、前記ステップS24により異なる通信経路でデータ通信が可能な状況であっても警告情報を送信するのは、データ通信が可能であってもその通信経路は正当なものではなく、前記警告情報を送信することが望ましいためである。
(ステップS26)
続いて、前記中継クライアントC31は、前記ステップS26において、前記不通となっていたクライアントとの通信が復旧しているか否かを随時確認する通信経路監視処理を実行する。
例えば、前記不通となっていたクライアントに対し、前記ステップS21と同様に定期的に定時発信信号を送信し、該クライアントからの応答を待ち受けることが考えられる。
(ステップS31〜S33)
次に、図4(b)のステップS31〜S34について説明する。
ステップS31において、前記中継クライアントC31は、前記中継クライアントC32から、該中継クライアントC32が不通であるクライアントとの通信要求がなされたか否かを判断する。
ここで、前記通信要求がなされたと判断した場合には(S31のYes側)、処理はステップS32に移行するが、前記通信要求がなされていないと判断されている間は(S31のNo側)、処理は当該ステップS31で待機することとなる。
ステップS32において、前記中継クライアントC31は、前記中継クライアントC32から要求のあったクライアントとの間で通信可能な経路が存在するか否かを検索する検索処理を実行する。なお、当該検索処理は前記ステップS22と同様の処理であり、例えば前記中継クライアントC31が接続されたクライアント各々に対して問い合わせを送信し、その応答を待ち受ける。
そして、ステップS33で、前記中継クライアントC31は、通信経路が存在すると判断した場合には(S33のYes側)、処理はステップS34に移行し、通信経路が存在しない場合には処理はステップS331に移行する。
ステップS34では、前記中継クライアントC31は、前記ステップS33で検索された通信経路を確立するように各クライアントに指示を与える。これにより、前記中継クライアントC31が、前記中継クライアントC32とは不通になったクライアントとの間でデータ通信を開始することができる。
このように、前記通信システムX3では、前記要素経路N11、N12のいずれかで障害の発生が検出された場合に、前記クライアントC30によって、その障害が発生した要素経路を除く他の要素経路を用いて前記クライアントC11、C12各々と前記クライアントC21〜C23各々とのデータ通信を実行させることができるため、該通信システムX3におけるデータ通信の信頼性を向上させることができる。
(ステップS331)
一方、ステップS331では、前記中継クライアントC31は、該中継クライアントC31でも前記中継クライアントC32でもそのクライアントとの通信を行うことができないため、その旨をエラー情報として前記通信経路N2側に送信する。これにより、前記通信経路N2側に接続されたホストコンピュータなどの前記クライアントC21〜C23各々において、その旨を認識することができ、該状態の発生履歴を管理することや、その旨を所定の表示手段に表示すること等の対処を行うことが可能となる。
以下、図5〜図8を参照しつつ、前記第3の実施形態に係る前記通信システムX3において図3及び図4に示したデータ通信制御処理が共に実行される場合の処理結果の具体例について説明する。
ここでは、前記通信システムX3において、前記クライアントC11が前記要素経路N11を介して前記中継クライアントC31とデータ通信を行い、前記クライアントC12が前記要素経路N12を介して前記中継クライアントC32とデータ通信を行うよう設定された状態で、図3及び図4に示したデータ通信制御処理が実行された場合について説明する。
具体的には、以下の(1)〜(4)の場合について説明する。
(1)図1に示すポイントP1で障害(不通)が発生した場合。
(2)図1に示すポイントP2で障害(不通)が発生した場合。
(3)図1に示すポイントP1及びP3で障害(不通)が発生した場合。(4)図1に示すポイントP2及びP3で障害(不通)が発生した場合。
なお、ここで障害が発生したとする経路以外は正常にデータ通信が可能な状況であるものとする。
(1)ポイントP1で障害(不通)が発生した場合
まず、図5を参照しつつ、前記通信経路N1の要素経路N11上における前記中継クライアントC31の接続点と前記クライアントC12の接続点との間のポイントP1(図1参照)で障害(不通)が発生した場合について説明する。
図5に示すように、前記ポイントP1で障害が発生すると、前記中継クライアントC31から送信された定時発信信号が前記クライアントC11で受信されず、該クライアントC11からの応答が得られない(S21のNo側)。このとき、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC11との間で他の通信可能経路がないかを確認する検索処理(S22)を実行する。
しかしながら、前記ポイントP1で障害が発生した場合、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC12ともデータ通信を行うことができないため(S23のNo側)、前記中継クライアントC32に前記クライアントC11との通信要求を送信する(S231)。これにより、前記中継クライアントC32では、その要求された前記クライアントC11とのデータ通信を行うための経路を検索する検索処理を実行する(S32)。
本事例では、前記中継クライアントC32と前記クライアントC11とのデータ通信は、前記要素経路N12を介して直接行うことができる(S33のYes側)。そのため、前記中継クライアントC32は、前記クライアントC11を通信対象として設定することにより該クライアントC11との通信を開始させる(S34)。
そして、前記中継クライアントC32は、前記クライアントC11からの応答を受けて、前記中継クライアントC31に対して通信成功通知を送信する。このとき、前記クライアントC11は、前記中継クライアントC31との通信の回復を待ち受けるため、前記要素経路N11を受信専用のチャンネルとして設定する。
このように、前記通信システムX3において、前記クライアントC11は、前記要素経路N12、前記中継クライアントC32、前記通信経路N2を介して前記クライアントC21〜C23各々との間でデータ通信を行うことが可能となる。但し、この状態は正常な状態ではないため、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC11との間でデータ通信が正常に行うことができなくなっている旨を警告情報として前記通信経路N2上に向けて送信する(S25)。これにより、前記クライアントC21〜C23においてその旨を確認することができる。
なお、前記中継クライアントC32は、その後、前記ステップS15の負荷分散処理(図3参照)を実行することにより、前記クライアントC11、C12各々によるデータ通信を制御する。
その後、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC11に対して所定期間経過ごとに定時発信信号を送信し、該クライアントC11からの応答を待ち受けることにより、該クライアントC11との通信経路の回復を監視する(S26)。
ここで、前記要素経路N11の障害が復旧し、前記クライアントC11との通信経路が回復したと判断すると、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC11を通信対象として設定することにより該クライアントC11との通信を開始させる。このとき、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC11による前記要素経路N11を介するデータ通信の通信量を調整する(S15)。そして、前記中継クライアントC31は、前記通信経路N2上に向けて、前記クライアントC11とのデータ通信が正常状態に復帰したことを通知する。これにより、前記クライアントC21〜C23においてその旨を確認することができる。
また、前記中継クライアントC31は、前記中継クライアントC32に対し、前記クライアントC11とのデータ通信の終了を通知する。これにより、前記中継クライアントC32は、前記クライアントC11を通信対象から除外し、前記クライアントC12による前記要素経路N12上における通信量などを調整する(S15)。
なお、ここでは、前記ポイントP1で障害が発生した場合について説明したが、前記ポイントP4で障害が発生した場合も、前記中継クライアントC31、C32の処理が反対となるだけで処理内容は同様である。
(2)ポイントP2で障害(不通)が発生した場合
次に、図6を参照しつつ、前記通信経路N1の要素経路N11上における前記クライアントC11の接続点と前記クライアントC12の接続点との間のポイントP2(図1参照)で障害(不通)が発生した場合について説明する。
図6に示すように、前記ポイントP2で障害が発生すると、前記中継クライアントC31から送信された定時発信信号が前記クライアントC11で受信されず、該クライアントC11からの応答が得られない(S21のNo側)。このとき、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC11との間で他の通信可能経路がないかを確認する検索処理(S22)を実行する。
ここでは、前記要素経路N11、前記クライアントC12、前記要素経路N12を介して前記クライアントC11と通信を行う通信経路が存在する。そのため、前記検索処理において、前記中継クライアントC31が、前記クライアントC12に対して前記クライアントC11との通信要求を行うと、前記クライアントC12から前記クライアントC11に通信確認通知が送信され、該クライアントC11から前記クライアントC12に応答がなされる。そして、前記クライアントC12は、前記中継クライアントC31に対して通信成功通知を送信する。これにより、前記中継クライアントC31は、前記要素経路N11、前記クライアントC12、前記要素経路N12を介して、前記クライアントC11と通信を行うことができると判断することができる。
そして、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC12に対して、前記クライアントC11とのデータ通信を中継するよう制御指示を与える(S24)。これにより、前記クライアントC12は、前記クライアントC11と前記中継クライアントC31との間のデータ通信の中継を開始する。一方、前記クライアントC12は、前記クライアントC11に対して、該クライアントC12を中継して前記中継クライアントC31とデータ通信を行うよう通信経路の指示を与える。もちろん、前記中継クライアントC31による同様の制御指示をそのまま前記クライアントC11に伝達することも考えられる。なお、前記クライアントC11は、前記中継クライアントC31との通信の回復を待ち受けるため、前記要素経路N11を受信専用のチャンネルとして設定する。
また、前記クライアントC12は、前記クライアントC11に対して通信経路を指示した後、該クライアントC11からの応答を受けて、前記中継クライアントC31に中継成功通知を送信する。
ところで、このとき前記クライアントC11は、前記通信システムX3において、前記要素経路N12、前記中継クライアントC32、前記通信経路N2を介して前記クライアントC21〜C23各々との間でデータ通信を行うことが可能であるが、この状態は正常な状態ではない。
そのため、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC12から前記中継成功通知を受けた後、前記通信経路N2上に向けて前記クライアントC11との間でデータ通信が正常に行うことができなくなっている旨を警告情報として送信する(S25)。これにより、前記クライアントC21〜C23においてその旨を確認することができる。
なお、前記中継クライアントC31、C32各々は、前記ステップS15の負荷分散処理(図3参照)を実行することにより、前記クライアントC11、C12各々によるデータ通信量を制御する。
その後、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC11に対して所定期間経過ごとに定時発信信号を送信し、該クライアントC11からの応答を待ち受けることにより、該クライアントC11との通信経路の回復を監視するが(S26)、係る処理については既に説明した図5における処理とほぼ同じであるため、ここでは説明を省略する。
なお、ここでは、前記ポイントP2で障害が発生した場合について説明したが、前記ポイントP3で障害が発生した場合も、前記中継クライアントC31、C32の処理が反対となるだけで処理内容は同様である。
(3)ポイントP1及びP3で障害(不通)が発生した場合
続いて、図7を参照しつつ、前記ポイントP1と共に、前記通信経路N1の要素経路N12上における前記クライアントC11の接続点と前記クライアントC12の接続点との間のP3でも障害(不通)が発生した場合について説明する。
図7に示すように、前記ポイントP1及び前記ポイントP3で同時に障害が発生すると、前記中継クライアントC31から送信された定時発信信号が前記クライアントC11で受信されず、該クライアントC11からの応答が得られない(S21のNo側)。このとき、前記中継クライアントC31は、前記検索処理(S22)を実行する。
しかしながら、前記ポイントP1で障害が発生している以上、上記(1)の場合と同様に、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC12ともデータ通信を行うことができない(S23のNo側)。そのため、前記中継クライアントC31は、前記中継クライアントC32に前記クライアントC11との通信要求を送信する(S231)。これにより、前記中継クライアントC32は、その要求された前記クライアントC11とのデータ通信を行うための経路を検索する検索処理を実行する(S32)。
本事例では、前記ポイントP3でも障害が生じているため、前記中継クライアントC32は、前記要素経路N12を介して前記クライアントC11とデータ通信を行うことができない。一方、前記中継クライアントC32は、前記要素経路N12、前記クライアントC12、前記要素経路N11を介して、前記クライアントC11と通信を行うことができる(S33のYes側)。
そこで、前記中継クライアントC32は、前記クライアントC12に対して、前記クライアントC11とのデータ通信を中継するよう制御指示を与える(S34)。これにより、前記クライアントC12は、前記クライアントC11と前記中継クライアントC32との間のデータ通信の中継を開始する。一方、前記クライアントC12は、前記クライアントC11に対して、該クライアントC12を中継して前記中継クライアントC32とデータ通信を行うよう通信経路の指示を与える。もちろん、前記中継クライアントC32による同様の制御指示をそのまま前記クライアントC11に伝達することも考えられる。なお、前記クライアントC11は、前記中継クライアントC31との通信の回復を待ち受けるため、前記要素経路N11を受信専用のチャンネルとして設定する。
また、前記クライアントC12は、前記クライアントC11に対して通信経路を指示した後、該クライアントC11からの応答を受けて、前記中継クライアントC32に中継成功通知を送信する。そして、前記中継クライアントC32は、前記中継クライアントC31に対して前記クライアントC11との間のデータ通信が成功した旨を通知する。
ところで、このとき前記クライアントC11は、前記通信システムX3において、前記要素経路N11、前記クライアントC12、前記要素経路N12、前記中継クライアントC32、前記通信経路N2を介して前記クライアントC21〜C23各々との間でデータ通信を行うことが可能であるが、この状態は正常な状態ではない。
そのため、前記中継クライアントC31は、前記通信経路N2上に向けて前記クライアントC11との間でデータ通信が正常に行うことができなくなっている旨を警告情報として通知する(S25)。これにより、前記クライアントC21〜C23においてその旨を確認することができる。
なお、前記中継クライアントC32は、前記ステップS15の負荷分散処理(図3参照)を実行することにより、前記クライアントC11、C12各々によるデータ通信量を制御する。
その後、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC11に対して所定期間経過ごとに定時発信信号を送信し、該クライアントC11からの応答を待ち受けることにより、該クライアントC11との通信経路の回復を監視するが(S26)、係る処理については既に説明した図5における処理とほぼ同じであるため、ここでは説明を省略する。
なお、ここでは、前記ポイントP1及びP3で障害が発生した場合について説明したが、前記ポイントP2及びP4で障害が発生した場合も、前記中継クライアントC31、C32の処理が反対となるだけで処理内容は同様である。
(4)ポイントP2及びP3で障害(不通)が発生した場合
続いて、図9を参照しつつ、前記ポイントP2及び前記ポイントP3で同時に障害(不通)が発生した場合について説明する。
図9に示すように、前記ポイントP2及び前記ポイントP3で同時に障害が発生すると、前記中継クライアントC31から送信された定時発信信号が前記クライアントC11で受信されず、該クライアントC11からの応答が得られない(S21のNo側)。このとき、前記中継クライアントC31は、前記検索処理(S22)を実行する。
しかしながら、前記ポイントP2及び前記ポイントP3で共に障害が発生しているため、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC12を介しても、前記クライアントC11と通信を行うことはできない(S23のNo側)。
そのため、前記中継クライアントC31は、続く前記ステップS231において、前記中継クライアントC32に前記クライアントC11との通信要求を送信する。これにより、前記中継クライアントC32は、その要求された前記クライアントC11とのデータ通信を行うための経路を検索する検索処理を実行する(S32)。
本事例では、前記ポイントP2及び前記ポイントP3で共に障害が発生しているため、前記中継クライアントC32も前記クライアントC11との間でデータ通信を行うことはできない(S33のNo側)。
そのため、この場合、前記中継クライアントC32は、前記通信システムX3において、前記クライアントC11と前記クライアントC21〜C23各々との間のデータ通信を行うことができないと判断し、その旨をエラー情報として前記通信経路N2上に向けて送信する(S331)。これにより、前記クライアントC21〜C23においてその旨を確認することができる。なお、前記エラー情報は、前記中継クライアントC31、C32のいずれか一方又は両方から前記通信経路N2上に向けて送信すればよい。また、前記クライアントC21〜C23のうち予め定められた特定のクライアントにのみ送信されることも考えられる。
なお、このとき前記クライアントC11は、前記中継クライアントC31又は前記中継クライアントC32との通信の回復を待ち受けるため、前記要素経路N11、N12を受信専用のチャンネルとして設定する。
その後、前記中継クライアントC31は、前記クライアントC11に対して所定期間経過ごとに定時発信信号を送信し、該クライアントC11からの応答を待ち受けることにより、該クライアントC11との通信経路の回復を監視するが(S26)、係る処理については既に説明した図5における処理とほぼ同じであるため、ここでは説明を省略する。
なお、ここでは、前記ポイントP2及びP3で障害が発生した場合について説明したが、前記ポイントP1及びP4で障害が発生した場合も同様である。
ところで、前記通信システムX3において、前記要素経路N11、N12のいずれかで障害の発生が検出された場合に送信される前記警告情報や前記エラー情報は、前記通信経路N2上に向けて前記障害の内容を通知するための情報として、例えばデータ通信が途絶したデータ通信経路やクライアントを特定するため情報を含んでいる。さらに具体的には、現在通信可能なクライアントや現在通信不能なクライアント、現在中継を行っているクライアント、前記ステップS24又は前記ステップS34において代替される前後のデータ通信経路など、各種の情報が含まれていることが考えられる。
これにより、前記通信経路N2上に接続された前記クライアントC21〜C23では、前記警告情報や前記エラー情報を受信することによって、前記通信システムX3における障害の発生状況を把握することができる。
ところで、前記第1の実施形態〜前記第3の実施形態のいずれにおいても、前記中継クライアントC31、C32の間を接続する経路上のポイントP5(図1参照)で障害(不通)が生じると、前記データ通信制御処理(図3〜図5)を正常に実行することができなくなる。
そこで、前記中継クライアントC31、C32は、相互通信ができなくなっていることを検知したことを条件に、相互通信に用いる経路を前記通信経路N2に切り替えることが考えられる。これにより、前記中継クライアントC31、C32が、前記通信経路N2を用いて相互通信を継続することができるため、前記データ通信制御処理(図3〜図5)を正常に実行することが可能となる。
なお、前記中継クライアントC31、C32の間の通信を行うことができなくなった場合であっても、前記通信経路N2を介して相互通信を行うことが望ましくない環境においては、該通信経路N2による代替通信を行うことなく、前記中継クライアントC31、C32のいずれか一方又は両方が、前記クライアントC21〜C23などにエラー情報などを送信することも考えられる。
また、前記第1の実施形態〜前記第3の実施形態では、図1に示したように、前記中継クライアントC31が前記要素経路N1、前記中継クライアントC32が前記要素経路N2にそれぞれ接続されると共に、前記中継クライアントC31、C32が相互に接続されており、更に前記中継クライアントC31、C32各々が前記通信経路N2に接続されている場合を例に挙げて説明した。
一方、例えば図9(a)に示すように、前記通信システムXに代えて、前記中継クライアントC31が前記要素経路N1、前記中継クライアントC32が前記要素経路N2にそれぞれ接続されると共に、前記中継クライアントC31、C32が相互に接続されている点は、前記通信システムX3と同様であるが、前記中継クライアントC31のみが中継クライアントC33を介して前記通信経路N2に接続されている点で異なるシステムY1が、本発明を具現する他の実施例として考えられる。
また、図9(b)に示すように、前記通信システムXに代えて、前記中継クライアントC31が前記要素経路N1、前記中継クライアントC32が前記要素経路N2にそれぞれ接続されると共に、前記中継クライアントC31、C32が相互に接続されており、前記中継クライアントC31、C32各々が中継クライアントC33を介して前記通信経路N2に接続されているシステムY2も、本発明を具現する他の実施例として考えられる。
但し、この図9(a)、(b)に示すシステムY1、Y2に係る構成では、前記中継クライアントC33と前記通信経路N2との間の経路N312に障害が発生したときは、前記通信経路N1とN2との間のデータ通信を行うことができなくなるため、前記通信システムXのように、前記中継クライアントC31、C32各々が前記通信経路N2に接続されていることが、通信経路確立の信頼性を高める上では望ましい。
また、図9(c)に示すように、前記通信システムXに代えて、前記クライアントC30が、前記中継クライアントC31及び前記中継クライアントC32の両方の機能を有する一つの制御機器から構成されるシステムY3も、本発明を具現する他の実施例として考えられる。
但し、この図9(c)に示すシステムY3に係る構成では、前記クライアントC30に障害が発生したときは、前記通信経路N1とN2との間のデータ通信を行うことができなくなるため、前記通信システムXのように、前記クライアント30が有する異なる制御主体である前記中継クライアントC31、C32各々が設けられていることが、通信経路確立の信頼性を高める上では望ましい。
C11、C12:クライアント(第一の通信端末に相当)
C21〜C23:クライアント(第二の通信端末に相当)
C30:クライアント(経路間接続装置に相当)
C31、C32、C33:中継クライアント
N1、N2:通信経路
N11、N12:要素経路
X(X1〜X3):通信ネットワークシステム
S1、S2、…:処理手順(ステップ)番号
S11、S12、…:処理手順(ステップ)番号
S21、S22、…:処理手順(ステップ)番号
S31、S32、…:処理手順(ステップ)番号

Claims (9)

  1. 複数の要素経路で多重化された第一の通信経路と,少なくとも二以上の前記要素経路に接続された一又は複数の第一の通信端末と,前記要素経路各々に接続された第二の通信経路と,前記第二の通信経路に接続された一又は複数の第二の通信端末と,前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間に介在してデータ通信を中継する経路間接続装置とを備えてなり,
    前記経路間接続装置が,前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間のデータ通信の状況に応じて,前記第一の通信端末各々と前記第二の通信端末との間のデータ通信経路及び/又はデータ通信量を制御してなることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  2. 前記第一の通信端末が,前記第二の通信端末とデータ通信を行う際に,該第一の通信端末が接続された前記要素経路各々に同一のデータを送信するものであって,
    前記経路間接続装置が,前記第一の通信端末から前記要素経路各々を介して送信されたデータ各々が一致するか否かを判定し,前記データ各々が一致する場合は,前記要素経路のいずれか一つを介して送信されたデータのみを前記第二の通信端末に送信し,前記データ各々が一致しない場合は,前記要素経路各々を介して送信されたデータ各々を前記第二の通信端末に送信するものである請求項1に記載の通信ネットワークシステム。
  3. 前記経路間接続装置が,前記データ各々が一致しない場合は,前記要素経路各々を介して送信されたデータ各々にその旨の情報を付加して前記第二の通信端末に送信するものである請求項2に記載の通信ネットワークシステム。
  4. 前記第一の通信端末が,前記第二の通信端末とデータ通信を行う際に,該第一の通信端末が接続された前記要素経路のうちいずれか一つの要素経路にデータを送信するものであって,
    前記経路間接続装置が,所定期間内における前記要素経路各々のデータ通信の負荷を測定し,該測定結果に応じて前記要素経路各々のデータ通信の負荷が均等となるように,前記第一の通信端末各々がデータ通信に用いる前記要素経路を制御するものである請求項1に記載の通信ネットワークシステム。
  5. 前記第一の通信端末が,前記第二の通信端末とデータ通信を行う際に,該データ通信の内容に応じて該第一の通信端末が接続された前記要素経路のうちいずれか一つの要素経路にデータを送信するものであって,
    前記経路間接続装置が,所定期間内における前記要素経路各々のデータ通信の負荷を該データ通信の内容ごとに測定し,該測定結果に応じて前記要素経路各々のデータ通信の負荷が均等となるように,前記第一の通信端末各々がデータ通信に用いる前記要素経路を該データ通信の内容ごとに設定するものである請求項4に記載の通信ネットワークシステム。
  6. 前記経路間接続装置が,前記要素経路のいずれかで障害の発生が検出された場合に,該要素経路を除く他の前記要素経路を用いて前記第一の通信端末各々と前記第二の通信端末とのデータ通信を実行させるものである請求項4又は5のいずれかに記載の通信ネットワークシステム。
  7. 前記経路間接続装置が,前記要素経路のいずれかで障害の発生が検出された場合に,前記第二の通信経路上に向けて前記障害の内容を通知するものである請求項6に記載の通信ネットワークシステム。
  8. 前記第二の通信端末のいずれか一又は複数が前記経路間接続装置である請求項1〜7のいずれかに記載の通信ネットワークシステム。
  9. 複数の要素経路で多重化された第一の通信経路と,少なくとも二以上の前記要素経路に接続された一又は複数の第一の通信端末と,前記要素経路各々に接続された第二の通信経路と,前記第二の通信経路に接続された一又は複数の第二の通信端末とを備えてなる通信ネットワークシステムに用いられ,前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間に介在してデータ通信を中継する経路間接続装置であって、
    前記要素経路各々と前記第二の通信経路との間のデータ通信の状況に応じて,前記第一の通信端末各々と前記第二の通信端末との間のデータ通信経路及び/又はデータ通信量を制御してなることを特徴とする経路間接続装置。
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