JP4517231B2 - 着脱式自動車用シート - Google Patents

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Description

本発明は、長尺ものの収納スペースやウォークスルー空間等を車内に確保可能な着脱式自動車用シートに関するものである。
従来、三人掛け用のセパレートシートを例示すると、左右のスタンドフレームと、スタンドフレームの上部間に亘るボトムフレームとからなるシートレッグをシートベースとし、シート本体をシートレッグの上に着脱可能に組み付けるセンターシートを備えるものが知られている。
そのセンターシートは、相隣接するいずれか一方のシートとシートクッションの側部相互で軸承連結し、シートバックをシートクッションの上に前倒し可能に組み付け、シートバックを前に倒したシート本体をシートレッグから取外し可能に備え、また、シートレッグをスライドレールで車内の前後方向に移動可能に備え付けるものとして構成されている(特許文献1)。
そのセンターシートは、シートバックをシートクッションの上に前倒しさせてシート本体をシートレッグから取り外し、シートレッグを右側シート,左側シートより前方または後方に位置移動し、シート本体をシートクッションの側部相互で軸承連結したシートの側部に倒し込むことにより、長尺ものの収納スペースやウォークスルー空間を確保し、また、シートレッグを着座不能な形態に保つよう構成されている。
そのセンターシートでは、シート本体をいずれか一方の隣接するシートの側部に倒し込むことから、長尺ものの収納スペースやウォークスルー空間を確保できても、シートレッグが右側シート,左側シートより前方または後方に位置するため、長尺ものの収納スペースやウォークスルー空間として広く確保するに邪魔となる。
特開2001−301496号
上述したセンターシートにおいては、長尺ものの収納スペースやウォークスルー空間を広く確保するため、シートレッグを車体フロアより着脱可能に施錠するロック機構をスタンドフレームの下部側に備え付け、シートレッグを含むシート全体を車体フロアよりロック機構で取り外せるよう構成すればよい。
それと共に、取り外したシート全体をコンパクトにまとめて収納するため、シートクッションをボトムフレームから取り外し、シートバックをボトムフレームの上に前倒しし、スタンドフレームをリンク機構で横倒しさせてシートレッグを平らに折り畳むことから、シートクッションを含めて一つにまとめられるよう構成すればよい。
そのシート全体を着脱可能で、且つ、シートレッグを折畳み可能に構成する場合、折り畳んだシートレッグを持ち運ぶ際に、スタンドフレームがリンク機構で元のように立ち出すような事態の発生を防げるよう構成するのが好ましい。
本発明は、シートレッグを含むシート全体を車体フロアより着脱可能に構成し、そのシートレッグを折り畳んで持ち運ぶに、シートレッグを安定よく折畳み状態に保てる着脱式自動車用シートを提供することを目的とする。
本発明は、シート本体の組付けベースとなるボトムフレームと、各上端部をボトムフレームの底部左右側端寄りに軸承枢着した横方向に折畳み可能な左右のスタンドフレームとからなるシートレッグを備え、
シートレッグを車体フロアより着脱可能に施錠するロック機構をスタンドフレームの下部側に備え付け、ロック開錠用の操作レバーを第1のワイヤケーブルでロック機構と繋いでシートレッグに備え付け、
両端部をスタンドフレームの各内側に軸承枢着した連結バーと、各端部をスタンドフレームの片方内側とボトムフレームの底部側とに軸承枢着した屈伸可能なリンクバーとを有し、リンクバーをバネで伸張状態に保つリンク機構をシートレッグに組み付け、リンク屈折用の操作レバーを第2のワイヤケーブルでリンク機構のリンクバーと繋いでシートレッグに備え付ける着脱式自動車用シートにおいて、
シートレッグの掛け金バーをリンク機構の連結バーに備え付け掛け金バーをくわえ込むロック片を掛け金バーの解放方向にバネ偏倚させてボトムフレームの底部面に軸承装着すると共にロック片を掛け金バーのくわえ込み状態に係止するラッチをボトムフレームの底部面に軸承装着し更にラッチを第3のワイヤケーブルで前記リンク屈折用の操作レバーと繋ぎ
前記第2のワイヤケーブルで繋いだリンク機構のリンクバーがリンク屈折用のレバー操作で折れ曲がり、スタンドフレームが同方向に横倒れ状態にあるとき、ロック片を掛け金バーのくわえ込み状態にラッチで係止し
シートレッグのスタンドフレームを立て付けるとき前記第3のワイヤケーブルで繋いだラッチがロック片より前記リンク屈折用のレバー操作で外れるレッグ用のロック機構をボトムフレームの底部側に備え付けたことを特徴とする。
本発明に係る着脱式自動車用シートでは、シートレッグのスタンドフレームが横倒れ状態にあるとき、リンク機構の連結バーを係止するレッグ用のロック機構がボトムフレームの底部側に備え付けられている。
そのレッグのロック機構はシートレッグの掛け金バーをリンク機構の連結バーに備え付け掛け金バーをくわえ込むロック片を掛け金バーの解放方向にバネ偏倚させてボトムフレームの底部面に軸承装着すると共にロック片を掛け金バーのくわえ込み状態に係止するラッチをボトムフレームの底部面に軸承装着し更にラッチを第3のワイヤケーブルでリンク屈折用の操作レバーと繋ぎ
第2のワイヤケーブルで繋いだリンク機構のリンクバーがリンク屈折用のレバー操作で折れ曲がり、スタンドフレームが同方向に横倒れ状態にあるとき、ロック片を掛け金バーのくわえ込み状態にラッチで係止することにより、シートレッグを折り畳んで持ち運ぶにも、スタンドフレームを安定よく横倒れ状態に保てると共に、
シートレッグのスタンドフレームを立て付けるとき第3のワイヤケーブルで繋いだラッチがロック片よりリンク屈折用のレバー操作で外れることによりラッチをロック片から容易に外せる
図示実施の形態は、図1で示すように自動車用の三人掛けリアシートの右側シートRと左側シートLとの間に設置されるセンターシートSを構成する場合を示す。そのセンターシートSは、シートクッションC,シートバックB,ヘッドレストHをシート本体として備え、シートレッグをシートベースとして車体フロアより着脱可能に構成されている。
以下、図2並びに図3を主に参照し、シートレッグ1を含むシート全体を車体フロアFより取り外し、スタンドフレームを横倒しする前の状態にあるセンターシートに基づいて構成を説明する。なお、図2では主要部の構成を判り易くするため、シートレッグ1が破線で示されている。また、後述する二つ並びの符号のうち、括弧で囲む片側は括弧なしと同じ構成を有することを示す。
シートレッグ1は、ボトムフレーム10と左右のスタンドフレーム11,12とを備えて組み立てられている。ボトムフレーム10には、シートクッションを着脱可能に載置し、シートバックをリクライニングデバイス(図示せず)で角度調整乃至は前倒し可能に後端部寄りで保持するよう各々組み付けられている。
左右のスタンドフレーム11(12)は、前後の脚部11a,11bをパイプフレーム11cまたは板状フレーム(但し、相対側に組み付けられる。)で連結することから、前後の脚部11a,11bを主体に組み立てられている(図3参照)。
各スタンドフレーム11,12は、軸受けブラケット13a,13b、14a,14b(図2参照)をボトムフレーム10の底部隅に取り付けると共に、支軸15a,15b、16a,16bを軸受けブラケット13a,13b、14a,14bとの相対辺に挿通させて上端部を軸承枢着することにより、両者同方向に横倒れ可能に取り付けられている。
各スタンドフレーム11,12には、シートレッグ1を含むシート全体を車体フロアFより着脱するロック機構2,3(図2参照)が下部側に備え付けられている。
そのシート着脱用のロック機構2(3)として(図3参照)は、車体フロアFに設置されたコ字状の棒状部材によるストライカsのくわえ込み口を下向きに設けた後部ロック2aと、ストライカsのくわえ込み口を前向きに設けたフック状の前部ロック2bとが組みに備え付けられている。
後部ロック2aは、図4で示すようにストライカsのくわえ込み口を設けたロック顎20と、ロック顎20をストライカsのくわえ込み状態に係止しまたは解除するカム顎21とを備えて組み立てられている。ロック顎20は張出し縁22を有し、カム顎21は受け縁23を有し、張出し縁22と受け縁23との係合乃至は離脱により、ロック顎20がストライカsをくわえ込み乃至は解除可能にカム顎21と組み合わされている。
各顎20,21は、板面の偏心位置に挿通する支軸24,25で基枠フレーム26の板面に軸承装着することから、ロック顎20の張出し縁22とカム顎21の受け縁23とを係合乃至は離脱するよう揺動可能に取り付けられている。また、コイルスプリング27を各顎20,21の上部側に掛渡し装着し、ロック顎20をストライカsのくわえ込み解除方向に引張り支持するよう組み合わされている。
シート着脱用のロック機構2,3には、二本引き出される第1のワイヤケーブル4a,4bで後部ロック2aのカム顎21と個別に繋ぐロック開錠用の操作レバー4が備え付けられている(図2参照)。この操作レバー4は、先端側より引上げ操作する揺動レバーとしてボトムフレーム10の上面後部で片側端寄り(着座姿勢を基準にすると、右側に位置する。)に配置されている。
第1のワイヤケーブル4a(4b)としては、金属細線を束ねた牽引ワイヤ40を樹脂ケーブル41に挿通したもの(図3参照)が用いられている。
そのワイヤケーブル4a(4b)は、図4で示すように牽引ワイヤ40をワイヤ端に取り付けたリング42のピン43で後部ロック2aのカム顎21に止着することによりロック開錠用の操作レバー4と各ロック機構2(3)とを繋ぐよう配線されている。また、後部ロック2aに向かう樹脂ケーブル41のチューブ端を後述するリンク機構の連結バーで保持することから、操作レバー4の引上げ操作により牽引力を後部ロック2aのカム顎21に作用可能に組み付けられている。
シートレッグ1には、直線状の連結バー50と屈伸可能なリンクバー51とによるリンク機構5が組み付けられている。連結バー50はコの字状のチャンネル部材でなり、図5で示すように軸受けブラケット11d,12aを脚部連結用のパイプフレーム11cと板状フレーム12bとに取り付けると共に、支軸50a,50bを軸受けブラケット11d,12bとの相対面に挿通することから、両端部がスタンドフレームの各内側に軸承枢着されている。
リンクバー51は、コの字状のチャンネル部材でなる二本のバー51a,51bを枢軸51cで連結させて屈伸可能に組み立てられている。このリンクバー51は、連結バー50と同じ軸受けブラケット12aに挿通する支軸50bと、ボトムフレーム10の下部面に取り付けられた軸受けブラケット17に挿通する支軸51dとにより、各端部をスタンドフレーム(図2中、符号12)の片方内側とボトムフレーム10の底部側とに軸承枢着することから斜めに組み付けられている。
それに加えて、コの字状のチャンネル部材でなる連杆プレート52がリンク機構5に組み付けられている。連杆プレート52は、リンクバー51の枢軸51cを側辺フランジの長手方向に設けられた長穴53でスライド可能に軸受け支持すると共に、ボトムフレーム10の底部片側端寄りに取り付けた軸受けブラケット18と、相対辺に挿通する支軸54とから、上端部をボトムフレーム10の底部側に軸承枢着させてリンクバー51と直交するよう取り付けられている。
連杆プレート52は、コイル部を支軸54の軸線上に嵌装する捩りコイルバネ55(図3参照)を備えている。その捩りコイルバネ55は、片バネ端を支軸54の軸線上に掛け止め、他バネ端をボトムフレーム10の底部面に掛け渡すことから、リンクバー51を伸張方向に付勢している。また、リンクバー51は連杆プレート52の支軸54と屈伸用の枢軸51cとの間に掛け渡すコイルスプリング56で屈折動を補助するよう引張されている。
連杆プレート52の長穴53は、図6で示すように直線状のスライド穴53aと、スライド穴53aの終始端寄り上縁を半円弧状に切り欠いた係合縁53b,53cとから形成されている。この長穴53の係合縁53b,53cは、枢軸51cをリンクバー51の屈伸に伴って受入れ係止するよう設けられている。
連杆プレート52には、リンク屈折用の操作レバー6が第2のワイヤケーブル7で繋がれている(図2参照)。この操作レバー6は、ロック開錠用4と同様に、先端側より引上げ操作する揺動レバーとしてボトムフレーム10の上面後部側でロック開錠用4より離間した片側端寄りに配置されている。
両操作レバー4,6は、ロック開錠用とリンク屈折用と適宜な表示を把手表面に施すことから機能的に選択使用可能に備え付けられている。また、着座姿勢にあるシートバックの下部側で背面側に露出するようシートレッグ1に取り付けられている。
第2のワイヤケーブル7としても、第1のワイヤケーブル4a(4b)と同様に、金属細線を束ねた牽引ワイヤ70を樹脂ケーブル71に挿通したものが用いられている。
第2のワイヤケーブル7は、牽引ワイヤ70の先端側を球状部72として形成し、牽引ワイヤ70が球状部72で連杆プレート52の側部より突出する掛止め片57と連結されている。また、連杆プレート52の掛止め片57に向かう樹脂ケーブル71のケーブル端がボトムフレーム10の底部面にあてがい固定した基板73aより立ち上がる挟持片73bで保持されている。
リンク屈折用の操作レバー6と第のワイヤケーブル8で繋ぐことから、レッグ用のロック機構9(図2参照)が備え付けられている。そのレッグ用のロック機構9は、スタンドフレーム11,12が自重で元の状態に立ち出すのを防ぐべく、リンク機構5の連結バー50を係止するようボトムフレーム10の底部側に備え付けられている。
レッグ用のロック機構9は、図7並び図8で示すように上部辺が相対的に長い略U字状のくわえ込み口90aを設けたロック片90と、ロック片90を係止しまたは解放する鉤状片91aを設けたラッチ91と、ロック片90を軸承装着する立上り板92aを設けると共に、二つのバネ掛け片92b,92cを設けた基板92とから組み立てられている。このロック機構9は、基板92でボトムフレーム10の底部側にあてがい固定されている。
ロック片90は、立上り板92aの板面と相対させて支軸90bで縦姿勢に軸承装着されている。ロック片90の支軸90bには、コイル部を軸線上に嵌装した捩りコイルバネ93が備え付けられている。このロック片90には、支軸90bの近傍位置からラッチ91の鉤状片91aに向けて張り出す突片90cが設けられている。
ロック片90の捩りコイルバネ93は、コイル部の片バネ端を立上り板92aより折れ曲がるバネ掛け片92bに掛け止め、他バネ端を支軸90bより上方でロック片90の片辺縁に掛け止めて組み付けられている。この捩りコイルバネ93により、ロック片90はくわえ込み口90aが斜め向きでリンク機構5の連結バー50に向くよう付勢されている。
ラッチ91は、板面を基板92と相対させ、鉤状片91aをロック片90の突片90cと側方より当接させるよう支軸91bで基板の板面上に軸承装着されている。このラッチ91には、第3のワイヤケーブル8のワイヤ端を連結する立上り片91cが設けられている。また、支軸91bにはコイル部を軸線上に嵌装した捩りコイルバネ94が組み付けられている。
ラッチ91の捩りコイルバネ94は、コイル部の片バネ端を基板92の板面縁より立ち上がるバネ掛け片92cに掛け止め、他バネ端をラッチ91の掛止め片91aと反対側の側辺縁に掛け止めて組み付けられている。この捩りコイルバネ94により、ラッチ91は鉤状片91aをロック片90の突片90cと弾圧当接するよう付勢されている。
第3のワイヤケーブル8としても、第1,第2と同様に、金属細線を束ねた牽引ワイヤ80を樹脂ケーブル81に挿通したものが用いられている。このワイヤケーブル8は、牽引ワイヤ80を立上り片91cの板面に挿通させて球状部82で掛け止め、また、樹脂ケーブル81のケーブル端をボトムフレーム10の底部面にあてがい固定した基板83aより立ち上がる挟持片83bで保持することによりラッチ91に連結されている。
このレッグ用のロック機構9に対しては、ロック片90を受入れ可能な方形の開口部58を連結バー50の板面に設け、その開口部58の口縁間に掛渡し固定した掛け金バー59が連結バー50に備え付けられている。
このように構成するセンターシートは、まず、シート全体の取外し状態(図2参照)から車体フロアFに施錠するに、シートレッグ1を持って前部ロック2bをくわえ込み口でストライカsに掛け止めると共に、後部ロック2aのくわえ込み口をストライカsに向けて落し込む。
その後部ロック2aの落込みにより、図9で示すように後部ロック2aのロック顎20がストライカsで突き上げられて揺動する(矢印A参照)ことから、ロック顎20がストライカsをくわえ込み、また、ロック顎20の張出し縁22がカム顎21の受け縁23と係合することから、ロック機構2が施錠状態になる。
施錠状態のシート全体を車体フロアFから取り外すには、まず、ロック開錠用の操作レバー4を引上げ操作すればよい。そのレバー操作を行うと、ロック機構2(3)のカム顎21が第1のワイヤケーブル4a(4b)で引っ張られることにより、カム顎21の受け縁23がロック顎20の張出し縁22より外れ揺動する。また、ロック顎20がコイルスプリング27で引張されてストライカsから外れ揺動する(図4参照)。
そのシートレッグ1を含むシート全体は、ロック機構2,3が開錠されていることからストライカs,sから外せる。シート全体の取外し後、シートレッグ1のスタンドフレーム11,12を横倒しさせるにはリンク屈折用の操作レバー6を引上げ操作すればよい。
そのレバー操作により、図10で示すように第2のワイヤケーブル7が連杆プレート52を牽引ケーブル70で引張る(矢印B参照)。これに伴って、リンクバー51の枢軸51cが連杆プレート52の長穴53に沿って摺上り移動し(矢印C参照)、リンクバー51が折れ曲がることから、スタンドフレーム11,12を連結バー50で同方向に横倒しできる。
このレッグ用のロック機構9では、スタンドフレーム11,12の横倒しにより、リンク機構5が屈折すると、図11で示すように掛け金バー59がロック片90のくわえ込み口90aと長い上辺側に当接することにより、捩りコイルバネ93に抗してロック片90を押し倒す(矢印D方向)。そのロック片90が倒れ揺動すると、くわえ込み口90が掛け金バー59aを係止する。
ロック片90の倒れ揺動に伴っては、ロック片90の突片90cがラッチ91の鉤状片91aから外れ、図12で示すようにラッチ91が捩りコイルバネ94でバネ偏倚し(矢印E方向)、鉤状片91aがロック片90の突片90cを係止する。これにより、ロック片90が倒れ姿勢に保持されるため、シートレッグ1を折畳み状態に施錠できる。
レッグ用のロック機構9を開錠するには、リンク屈折用の操作レバー6を引上げ操作し、ラッチ91の鉤状片91aをロック片90の突片90cから外すよう第3のワイヤケーブル8で引張ればよい。
このセンターシートは、シート全体を車体フロアFから取り外した後に、図13で示すようにシートクッションCをシートレッグ1より取り外すと共に、シートバックBをシートレッグ1の上に前倒しし、更に、図14で示すようにシートレッグ1を折り畳み、シートクッションCを重ねることから一つにまとめられる。
一つにまとめたシート全体は、車体フロアFを凹状に窪ませてトランクルームを形成し、このトランクルームをリッドで開閉する収納ボックスに収納するようにできる。また、他のシートの下部側を収納空間として用いることによる収納形態も採れる。
上述した実施の形態は、セカンドシートのセンターシートを構成する場合に基づいて説明したが、センターシートに限らず、その他の自動車用シートを着脱式に構成する場合にも適用できる。
本発明に係る着脱式自動車用シートをセンターシートとして備える三人掛けシートを示す斜視図である。 図1のセンターシートを構成するシートレッグを示す平面図である。 図2のシートレッグを示す側面図である。 図2のシートレッグに備えられるシート着脱用のロック機構を示す側面図である。 図2のシートレッグに備えられるリンク機構を示す正面図である。 図5のリンク機構を構成する連杆プレートを示す正面図である。 図2のシートレッグに備えられるレッグ施錠用のロック機構を示す側面図である。 図7のレッグ施錠用のロック機構を示す平面図である。 図4のシート着脱用のロック機構を施錠状態で示す側面図である。 図5のシートレッグのリンク機構を屈折途上で示す正面図である。 図7のレッグ施錠用のロック機構を作動状態で示す側面図である。 図11のレッグ施錠用のロック機構を示す平面図である。 図1のセンターシートをシートクッションの取外し並びにシートバックの前倒し状態で示す斜視図である。 図13のセンターシートをシートレッグの折畳み状態で示す斜視図である。
1 シートレッグ
10 ボトムフレーム
11,12 スタンドフレーム
2,3 シート着脱用のロック機構
4 ロック開錠用の操作レバー
4a,4b 第1のワイヤケーブル
5 シートレッグのリンク機構
50 リンク機構の連結バー
51 リンク機構のリンクバー
51a リンクバーの枢軸
52 リンク機構の連杆プレート
53 連杆プレートの長穴
54 連杆プレートの支軸
55 連杆プレートの捩りコイルバネ
57 ワイヤの掛止め片
59 掛け金バー
6 リンク屈折用の操作レバー
7 第2のワイヤケーブル
8 第3のワイヤケーブル
9 レッグ用のロック機構
90 ロック片
91 ラッチ

Claims (1)

  1. シート本体の組付けベースとなるボトムフレームと、各上端部をボトムフレームの底部左右側端寄りに軸承枢着した横方向に折畳み可能な左右のスタンドフレームとからなるシートレッグを備え、
    シートレッグを車体フロアより着脱可能に施錠するロック機構をスタンドフレームの下部側に備え付け、ロック開錠用の操作レバーを第1のワイヤケーブルでロック機構と繋いでシートレッグに備え付け、
    両端部をスタンドフレームの各内側に軸承枢着した連結バーと、各端部をスタンドフレームの片方内側とボトムフレームの底部側とに軸承枢着した屈伸可能なリンクバーとを有し、リンクバーをバネで伸張状態に保つリンク機構をシートレッグに組み付け、リンク屈折用の操作レバーを第2のワイヤケーブルでリンク機構のリンクバーと繋いでシートレッグに備え付ける着脱式自動車用シートにおいて、
    シートレッグの掛け金バーをリンク機構の連結バーに備え付け掛け金バーをくわえ込むロック片を掛け金バーの解放方向にバネ偏倚させてボトムフレームの底部面に軸承装着すると共にロック片を掛け金バーのくわえ込み状態に係止するラッチをボトムフレームの底部面に軸承装着し更にラッチを第3のワイヤケーブルで前記リンク屈折用の操作レバーと繋ぎ
    前記第2のワイヤケーブルで繋いだリンク機構のリンクバーが前記リンク屈折用のレバー操作で折れ曲がり、スタンドフレームが同方向に横倒れ状態にあるとき、ロック片を掛け金バーのくわえ込み状態にラッチで係止し
    シートレッグのスタンドフレームを立て付けるとき前記第3のワイヤケーブルで繋いだラッチがロック片より前記リンク屈折用のレバー操作で外れるレッグ用のロック機構をボトムフレームの底部側に備え付けたことを特徴とする着脱式自動車用シート。
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