JP4516245B2 - 自動二輪車の排気装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、側面視で前方に前3気筒及び後方に後2気筒が位置するようにしてV型5気筒エンジンを車体略中央に搭載した自動二輪車の排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車の排気装置として、例えば▲1▼特公平5−38845号公報「自動二輪車のエンジン排気管の配管構造」や▲2▼実公平6−14027号公報「自動二輪車の排気管配設構造」が知られている。
上記▲1▼は、同公報の第2図によれば、車体前方側気筒17,18に排気管21,22をそれぞれ接続し、これらの排気管21,22を車体後方でミドルパイプ25で集合し、車体後方側気筒19,20に排気管23,24をそれぞれ接続し、これらの排気管23,24を車体後方でミドルパイプ26で集合し、これらのミドルパイプ25,26をテールパイプ27で1本にまとめた4気筒V型エンジンに適応させたものである。
【0003】
上記▲2▼は、同公報の第6図によれば、3本の排気管30,30,30を排気管31で集合させ、2本の排気管30,30を排気管32で集合させ、これらの排気管31,32を1本の排気管33にまとめた5気筒エンジンに適応させたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記▲1▼の自動二輪車のエンジン排気管の配置構造では、4気筒V型エンジンに適用するエンジン排気管の配置構造であるため、例えば5気筒エンジンを搭載する自動二輪車の場合にはそのまま適用することはできない。
また、上記▲2▼の自動二輪車の排気管配設構造では、5気筒エンジンの排気管配設構造であるため、例えばV型エンジンを搭載する自動二輪車には適切な排気管配設構造とは限らない。
そこで、V型5気筒エンジン特有の排気管の集合形態を有する自動二輪車の排気装置が望まれる。
【0005】
すなわち、本発明の目的は、V型5気筒エンジンに適した排気管の集合形態を有する自動二輪車の排気装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の自動二輪車の排気装置は、側面視で前方に前3気筒及び後方に後2気筒が位置するようにしてV型5気筒エンジンを車体略中央に搭載し、前3気筒から前左排気管、前中央排気管及び前右排気管を延出し、後2気筒から後左排気管及び後右排気管を延出し、前方と後方の気筒で交互に点火を行う点火順序を設定し、気筒毎に爆発のタイミングをずらすことで排気干渉を防ぐ自動二輪車の排気装置において、前左排気管の先及び前右排気管の先を第2集合管に集合に接続し、後左排気管の先及び後右排気管の先を第1集合管に接続し、残る前中央排気管の先を第1集合管又は第2集合管に接続し、前左排気管、前中央排気管及び前右排気管の長さが、後左排気管又は後右排気管の長さよりも長く設定されたことを特徴とする。
【0007】
V型5気筒エンジンでは5本の排気管をどのような組合せで集合さるかが、2気筒又は4気筒のエンジンに比べ難しい。
そこで、後左排気管の先及び後右排気管の先を第1集合管に接続し、前左排気管、前中央排気管及び前右排気管の内の2本の排気管の先を第2集合管に集合させ、残る前側の排気管の先を第1集合管又は第2集合管に接続することで、排気ガスの排気干渉の防止を図る。
【0008】
一般的に、エンジンは気筒毎に爆発のタイミングをずらして1番気筒から順に5番気筒に点火を行なう。
前左排気管の先及び前右排気管の先を第2集合管に集合に接続し、後左排気管の先及び後右排気管の先を第1集合管に接続し、残る前中央排気管の先を第1集合管又は第2集合管に接続し、前左排気管、前中央排気管及び前右排気管の長さが、後左排気管又は後右排気管の長さよりも長く設定され、排気圧力のバランスをとるようにすることで、排気ガスの排気干渉の防止を図ることが容易にできる。すなわち、V型5気筒エンジンに適した排気管の集合形態の実現を図ることができる。
請求項2は、第1の集合管が右マフラー接続され、第2の集合管が左マフラーに接続されることを特徴とする。
請求項3は、第1の集合管と第2の集合管とが排気本管に接続され、この排気本管に第1及び第2の分岐管が接続され、第1の分岐管に右のマフラが接続され、第2の分岐管に左のマフラが接続されたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る排気装置を搭載した自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、ヘッドパイプ11から車体後方でやや下方に左右一対のメインフレーム12,12(奥側のメインフレーム12は不図示)を延ばし、これらのメインフレーム12,12の下部にV型5気筒エンジン13を取付けるとともにメインフレーム12,12の後部にピボット軸14を介してスイングアーム15を上下スイング可能に取付け、このスイングアーム15の前部上部にリヤクッションユニット16の上端を取付けるとともにスイングアーム15の後端部に後輪17を取付け、リヤクッションユニット16の下端をリンク装置18を介してメインフレーム12の後部下端部に取付け、エンジン13の前側のシリンダヘッド21から気筒毎に設けた前左排気管23、前中央排気管24及び前右排気管25を後方へ延ばし、エンジン13の後側のシリンダヘッド28から気筒毎に設けた後左排気管31及び後右排気管32を後方へ延ばし、これらの排気管23〜25及び排気管31,32を奥側の右マフラ26又は手前側の左マフラ33に選択的に連結し、メインフレーム12,12の上部から後方へシートを兼ねるシートカウル34を延ばし、このシートカウル34の内側に燃料タンク35を取付け、この燃料タンク35内に燃料ポンプ36を配置したオンロード用の自動二輪車である。
【0010】
なお、エンジン13は、前側のシリンダヘッド21に3つの気筒を有し、後側のシリンダヘッド28は2つの気筒を有するV型5気筒エンジンであり、側面視で前方に前3気筒及び後方に後2気筒が位置するように搭載したものである。
【0011】
ここで、41はヘッドパイプ11に回転可能に取付けたフロントフォーク、42はフロントフォーク41の下端に取付けた前輪、43は前輪42の上方を覆うフロントフェンダ、44はアッパカウル、45はミドルカウル、46はロアカウル、48はラジエータ、51はタンクカバーである。
また、60は本発明に係る自動二輪車の排気装置であり、排気管23〜25及び排気管31,32をV型5気筒エンジン13に適した集合形態とすることで、排気ガスの排気干渉の防止を図ろうとする排気装置である。
【0012】
図2は本発明に係る自動二輪車の排気装置の斜視図であり、自動二輪車の排気装置60(以下、「排気装置60」と略記する)は、図1で説明した後側のシリンダヘッド28から気筒毎に延ばした後左排気管31及び後右排気管32と、これらの排気管31,32を合せる補助パイプ65と、この補助パイプ65及び前側の前中央排気管24の先を集合させる第1集合管61と、この第1集合管61の先に取付けた右マフラ26と、この右マフラ26の先に取付けた右テールパイプ63と、前側のシリンダヘッド21(図1参照)から気筒毎に延ばした前左排気管23及び前右排気管25と、これらの排気管23,25の先を集合させる第2集合管62と、この第2集合管62の先に取付けた右マフラ33と、この右マフラ33の先に取付けた右テールパイプ64とからなる。
【0013】
すなわち、排気装置60は、後左排気管31の先及び後右排気管32の先を第1集合管61に接続し、前左排気管23、前中央排気管24及び前右排気管25の内の2本の排気管23,25の先を第2集合管62に集合させ、残る前側の前中央排気管24の先を第1集合管61に接続することで、V型5気筒エンジンに適した排気管の集合形態の実現を図り、これをもって排気ガスの排気干渉の防止を図ろうとしたものである。
【0014】
言い換えれば、排気装置60は、側面視で前方に前3気筒及び後方に後2気筒が位置するようにしてV型5気筒エンジン13(図1参照)を車体11略中央に搭載し、前3気筒から前左排気管23、前中央排気管24及び前右排気管25を延出し、後2気筒から後左排気管31及び後右排気管32を延出した自動二輪車10(図1参照)において、後左排気管31の先及び後右排気管32の先を第1集合管61に接続し、前左排気管23、前中央排気管24及び前右排気管25の内の2本の排気管の先を第2集合管62に集合させ、残る前側の排気管の先を第1集合管61に接続する、又は後述する図8に示すように残る前側の排気管の先を第2集合管62に接続するものであるとも言える。
【0015】
図3本発明に係る自動二輪車の排気装置の排気管集合形態を示す模式図であり、排気装置60のエンジン13(図1参照)への接続状態を示す。ここで、▲1▼〜▲5▼はエンジン13の気筒の番号を表し、▲1▼は1番気筒、▲5▼は5番気筒である。
すなわち、前左排気管23は1番気筒に接続し、前中央排気管24は3番気筒に接続し、前右排気管25は5番気筒に接続し、後左排気管31は2番気筒に接続し、後排気管32は4番気筒に接続したことを示す。
【0016】
V型5気筒エンジン13(図1参照)は気筒毎に爆発のタイミングをずらして点火を行なう。
そこで、2番気筒及び4番気筒から延ばした2つの排気管31,32を第1集合管61に集合させ、1番気筒及び5番気筒から延ばした2つの排気管23,25を第2集合管62に集合させ、3番気筒から延ばした排気管24を第1集合管61集合させ、排気圧力のバランスをとるようにすることで、排気ガスの排気干渉の防止を図ることが容易にできる。すなわち、V型5気筒エンジンに適した排気管の集合形態の実現を図ることができる。
【0017】
すなわち、排気装置60は、後左排気管31の先及び後右排気管32の先を第1集合管61に接続し、前左排気管23、前中央排気管24及び前右排気管25の内の2本の排気管23,25の先を第2集合管62に集合させ、残る前側の前中央排気管24の先を第1集合管61に接続したので、V型5気筒エンジン13(図1参照)の最適な排気管の集合形態の実現を図ることができる。これをもって排気ガスの排気干渉の防止を図ることができる。
【0018】
図4(a)〜(c)は本発明に係る自動二輪車の排気装置の排気管集合形態のバリエーションを示す模式図であり、(a)は排気装置60の基本パターンを示し、(b)は排気装置60の第1バリエーションを示し、(c)は排気装置60の第2バリエーションを示す。
(a)において、23は前左排気管、24は前中央排気管、25は前右排気管、31は後左排気管、32は後右排気管、61は第1集合管、62は第2集合管、26は右マフラ、33は左マフラであり、図2及び図3で説明した排気装置60を示す。
【0019】
(b)において、第1集合管61の先及び第2集合管62の先を排気本管66に集合させ、この排気本管66の先を第1・第2の分岐管67,68に分岐させ、この第1の分岐管67の先に右マフラ26を接続し、第2の分岐管68の先に右マフラ33を接続した。
排気装置60の第1バリエーションは、第1集合管61の先及び第2集合管61の先を排気本管66に集合させることで、排気ガスの圧力を均一化して排気干渉の防止を図ろうとするものである。
【0020】
(c)において、第1集合管61の先及び第2集合管61の先を排気本管66に集合させ、この排気本管66にマフラ69を接続した。
排気装置60の第2バリエーションは、第1集合管61の先及び第2集合管61の先を排気本管66にまとめてマフラ69を1本にすることで、排気音を容易に調整できるようにしたものである。
【0021】
図5は本発明に係る第2実施の形態の自動二輪車の排気装置の斜視図であり、排気装置60(図4参照)に使用した部品と同一部品は同一符号を用い詳細な説明は省略する。
自動二輪車の排気装置70(以下、「排気装置70」と略記する)は、図1で説明した後側のシリンダヘッド28(図1参照)から気筒毎に延ばした後左排気管74及び後右排気管75と、前側のシリンダヘッド21の一つの気筒から延ばした前中央排気管72と、これらの排気管72,74,75先を集合させる第1集合管76と、前側のシリンダヘッド21(図1参照)から気筒毎に延ばした前左排気管71及び前右排気管73と、これらの排気管71,73の先を集合させる第2集合管77と、これらの第1・第2集合管76,77を合せる排気本管66と、この排気本管66に取付けたマフラ69とからなる。79はマフラ69に取付けたテールパイプである。
【0022】
図6本発明に係る第2実施の形態の自動二輪車の排気装置の排気管集合形態を示す模式図であり、排気装置70は、後左排気管74の先及び後右排気管75の先を第1集合管76に接続し、前左排気管71、前中央排気管72及び前右排気管73の内の2本の排気管71,73の先を第2集合管77に集合させ、残る前側の前中央排気管72の先を第1集合管76に接続した排気管の集合形態とも見ることができ、排気ガスの排気干渉の防止を図ることができる。すなわち、V型5気筒エンジン13(図1参照)の最適な排気管の集合形態の実現を図ることができる。
【0023】
図7(a)〜(c)は本発明に係る第2実施の形態の自動二輪車の排気装置の排気管集合形態のバリエーションを示す模式図であり、(a)は排気装置70の基本パターンを示し、(b)は排気装置70の第1バリエーションを示し、(c)は排気装置70の第2バリエーションを示す。
(a)において、71は前左排気管、72は前中央排気管、73は前右排気管、74は後左排気管、75は後右排気管、76は第1集合管、77は第2集合管、69マフラであり、図5及び図6で説明した排気装置70を示す。
【0024】
(b)において、第1集合管76の先に右マフラ26を接続し、第2集合管77の先に左マフラ33を接続することで、排気ガスを車体11(図1参照)の左右に分けて排出できるようにした。
排気装置70の第1バリエーションは、排気ガスを車体11(図1参照)の左右に分けて排出できるようにすることで、排気干渉の防止を図るとともに精悍な自動二輪車10(図1参照)のデザインを実現できる。
【0025】
(c)において、第1集合管76の先及び第2集合管77の先を排気本管66に集合させ、この排気本管66の先を第1・第2の分岐管67,68に分岐させ、この第1の分岐管67の先に右マフラ26を接続し、第2の分岐管68の先に右マフラ33を接続したものである。
排気装置70の第2バリエーションは、第1集合管76の先及び第2集合管77の先を排気本管66に集合させることで、排気ガスの圧力を均一化して排気干渉の防止を図るとともに精悍な自動二輪車10(図1参照)のデザインを実現できる。
【0026】
図8(a)〜(c)は本発明に係る第3実施の形態の自動二輪車の排気装置の排気管集合形態のバリエーションを示す模式図であり、排気装置60(図4参照)に使用した部品と同一部品は同一符号を用い詳細な説明は省略する。
また、(a)は自動二輪車の排気装置80(以下、「排気装置80」と略記する)の基本パターンを示し、(b)は排気装置80の第1バリエーションを示し、(c)は排気装置80の第2バリエーションを示す。
【0027】
(a)において、排気装置80は、後左排気管84の先及び後右排気管85の先を第1集合管86に接続し、この第1集合管86に右マフラ26を接続し、前左排気管81、前中央排気に管82及び前右排気管83の内の2本の排気管81,83の先に補助パイプ88を接続し、これらの補助パイプ88及び前中央排気管82の先を第2集合管87に集合させ、この第2集合管87に左マフラ33を接続した。
【0028】
すなわち、排気装置80は、後左排気管84の先及び後右排気管85の先を第1集合管86に接続し、前左排気管81、前中央排気管82及び前右排気管83の内の2本の排気管81,83の先を第2集合管62に集合させ、残る前側の前中央排気管82の先を第2集合管に接続したものであると言える。これをもって、排気ガスの排気干渉の防止を図ろうするものである。
【0029】
(b)において、第1集合管86の先及び第2集合管87の先を排気本管66に集合させ、この排気本管66の先を第1・第2の分岐管67,68に分岐させ、この第1の分岐管67の先に右マフラ26を接続し、第2の分岐管68の先に右マフラ33を接続した。
排気装置80の第1バリエーションは、第1集合管86の先及び第2集合管87の先を排気本管66に集合させることで、排気ガスの圧力を均一化して排気干渉の防止を図ろうとするものである。
【0030】
(c)において、第1集合管86の先及び第2集合管87の先を排気本管66に集合させ、この排気本管66にマフラ69を接続した。
排気装置80の第2バリエーションは、第1集合管86の先及び第2集合管87の先を排気本管66にまとめてマフラ69を1本にすることで、排気音を容易に調整できるようにしたものである。
【0031】
図9(a)〜(c)は本発明に係る第4実施の形態の自動二輪車の排気装置の排気管集合形態のバリエーションを示す模式図であり、排気装置60(図4参照)に使用した部品と同一部品は同一符号を用い詳細な説明は省略する。
また、(a)は自動二輪車の排気装置90(以下、「排気装置90」と略記する)の基本パターンを示し、(b)は排気装置90の第1バリエーションを示し、(c)は排気装置90の第2バリエーションを示す。
【0032】
(a)において、排気装置90は、後左排気管94の先及び後右排気管95の先を第1集合管96に集合させ、この第1集合管96に右マフラ26を接続し、前左排気管91、前中央排気に管92及び前右排気管93の先を第2集合管97に集合させ、この第2集合管97に左マフラ33を接続した。
【0033】
すなわち、排気装置90は、後左排気管94の先及び後右排気管95の先を第1集合管96に集合させ、前左排気管91、前中央排気管92及び前右排気管93の先を第2集合管97に集合させることで、排気ガスの排気干渉の防止を図ろうするものである。これをもって、V型5気筒エンジン13(図1参照)の最適な排気管の集合形態の実現を図ることができる。
【0034】
(b)において、第1集合管96の先及び第2集合管97の先を排気本管66に集合させ、この排気本管66の先を第1・第2の分岐管67,68に分岐させ、この第1の分岐管67の先に右マフラ26を接続し、第2の分岐管68の先に右マフラ33を接続した。
排気装置90の第1バリエーションは、第1集合管96の先及び第2集合管97の先を排気本管66に集合させることで、排気ガスの圧力を均一化して排気干渉の防止を図ろうとするものである。
【0035】
(c)において、第1集合管96の先及び第2集合管97の先を排気本管66に集合させ、この排気本管66にマフラ69を接続した。
排気装置90の第2バリエーションは、第1集合管96の先及び第2集合管97の先を排気本管66にまとめてマフラ69を1本にすることで、排気音を容易に調整できるようにしたものである。
【0036】
尚、実施の形態では図1に示すように、オンロード用の自動二輪車の排気装置60として説明したが、これに限るものではなく、オフロード用の自動二輪車の排気装置であってもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、後左排気管の先及び後右排気管の先を第1集合管に接続し、前左排気管、前中央排気管及び前右排気管の内の2本の排気管の先を第2集合管に集合させ、残る前側の排気管の先を第1集合管又は第2集合管に接続したので、排気ガスの排気干渉の防止を図ることができる。
一般的に、エンジンは気筒毎に爆発のタイミングをずらして1番気筒から順に5番気筒に点火を行なう。
前左排気管の先及び前右排気管の先を第2集合管に集合に接続し、後左排気管の先及び後右排気管の先を第1集合管に接続し、残る前中央排気管の先を第1集合管又は第2集合管に接続し、前左排気管、前中央排気管及び前右排気管の長さが、後左排気管又は後右排気管の長さよりも長く設定され、排気圧力のバランスをとるようにすることで、排気ガスの排気干渉の防止を図ることが容易にできる。すなわち、V型5気筒エンジンに適した排気管の集合形態の実現を図ることができる。
請求項2では、第1の集合管が右マフラー接続され、第2の集合管が左マフラーに接続された。
請求項3では、第1の集合管と第2の集合管とが排気本管に接続され、この排気本管に第1及び第2の分岐管が接続され、第1の分岐管に右のマフラが接続され、第2の分岐管に左のマフラが接続されたので、排気ガスの圧力を均一化して排気干渉の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気装置を搭載した自動二輪車の側面図
【図2】本発明に係る自動二輪車の排気装置の斜視図
【図3】本発明に係る自動二輪車の排気装置の排気管集合形態を示す模式図
【図4】本発明に係る自動二輪車の排気装置の排気管集合形態のバリエーションを示す模式図
【図5】本発明に係る第2実施の形態の自動二輪車の排気装置の斜視図
【図6】本発明に係る第2実施の形態の自動二輪車の排気装置の排気管集合形態を示す模式図
【図7】本発明に係る第2実施の形態の自動二輪車の排気装置の排気管集合形態のバリエーションを示す模式図
【図8】本発明に係る第3実施の形態の自動二輪車の排気装置の排気管集合形態のバリエーションを示す模式図
【図9】本発明に係る第4実施の形態の自動二輪車の排気装置の排気管集合形態のバリエーションを示す模式図
【符号の説明】
10…自動二輪車、11…車体、13…V型5気筒エンジン、23,71,81,91…前左排気管、24,72,82,92…前中央排気管、25,73,83,93…前右排気管、31,74,84,94…後左排気管、32,75,85,95…後右排気管、60,70,80,90…排気装置、61,76,86,96…第1集合管、62,77,87,97…第2集合管。

Claims (3)

  1. 側面視で前方に前3気筒及び後方に後2気筒が位置するようにしてV型5気筒エンジンを(13)車体略中央に搭載し、前3気筒から前左排気管(23,71)、前中央排気管(24,72)及び前右排気管(25,73)を延出し、後2気筒から後左排気管(31,74)及び後右排気管(32,75)を延出し、前方と後方の気筒で交互に点火を行う点火順序を設定し、気筒毎に爆発のタイミングをずらすことで排気干渉を防ぐ自動二輪車の排気装置において、
    前記前左排気管(23,71)の先及び前記前右排気管(25,73)の先を第2集合管(62,77)に集合に接続し、前記後左排気管(31,74)の先及び後右排気管(32,75)の先を第1集合管(61,76)に接続し、残る前記前中央排気管(24,72)の先を前記第1集合管(61,76)又は前記第2集合管(62,77)に接続し、
    前記前左排気管(23,71)、前記前中央排気管(24,72)及び前記前右排気管(25,73)の長さは、前記後左排気管(31,74)又は後右排気管(32,75)の長さよりも長く設定されたことを特徴とする自動二輪車の排気装置。
  2. 前記第1の集合管(61)は右マフラー(26)接続され、前記第2の集合管(62)は左マフラー(33)に接続されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の排気装置。
  3. 前記第1の集合管(61)と前記第2の集合管(62)とが排気本管(66)に接続され、この排気本管(66)に第1及び第2の分岐管(67,68)が接続され、第1の分岐管(67)に前記右のマフラ(26)が接続され、前記第2の分岐管(68)に前記左のマフラ(33)が接続されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車の排気装置。
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