JP4516145B2 - 磁気テープカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気テープカートリッジに関し、特にカートリッジケース内に磁気テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容する磁気テープカートリッジに関するものである。
従来、コンピュータ等の外部記憶装置に用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカートリッジには、単一のリールに磁気テープを巻装し、このリールをカートリッジケース内に回転自在に収容したタイプのものが知られている。この磁気テープはコンピュータ等のデータ保存用として用いられ、重要な情報が記憶されているため、テープジャミング等のトラブルが発生しないように、また不用意に磁気テープが引き出されないように構成されている。
また、このような磁気テープカートリッジには種々の情報が記録されるため、磁気テープから情報を読み出すことなく記録された情報の内容や磁気テープの種類等を特定するために、磁気テープカートリッジにメモリ素子が設けられる。このようなメモリ素子には半導体のチップが設けられており、磁気テープに記録された情報等が電磁誘導等の非接触方式にて記録され、メモリ素子に記録された内容は同様に非接触方式にて読み出されることとなる。
このようなメモリ素子は磁気テープカートリッジの表面、あるいはカートリッジケース内のリールの回転を妨げない部分に設けられる。この場合、磁気テープカートリッジを使用する外部記憶装置等の記録再生装置において、メモリ素子に対して問題なく情報の読み書きを行うことができるように、上記メモリ素子は装置側の要求する角度で取り付ける必要がある。
本発明は上記事情に鑑み、磁気テープカートリッジを使用する装置からの要求に応じて、メモリ素子を、その上面がカートリッジケースの底面に対して45度の角度をなすように取り付けることができる磁気テープカートリッジを提供することを目的とするものである。
本発明による磁気テープカートリッジは、下ケースおよび該下ケースの上部に重ね合わせる上ケースにより、磁気テープを巻装した単一のリールを回転可能に収容するカートリッジケースを備えた磁気テープカートリッジにおいて、
非接触式メモリ素子を、該メモリ素子の上面が前記カートリッジケースの底面に対して略45度の角度をなすように保持する保持手段を前記カートリッジケース内に備え、
前記保持手段が、前記メモリ素子の側端縁に嵌合する側端縁下保持部と、前記メモリ素子の前記側端縁下保持部に嵌合した側端縁を保持する側端縁上保持部とを備えてなり、
前記側端縁下保持部は、前記下ケースの側壁および底面に対して略45度の角度をなして接続し、前記メモリ素子の側端縁を保持する面を有する保持部からなり、該下ケースの側壁および底面を補強するリブを構成していることを特徴とするものである。
なお、前記非接触式メモリ素子は矩形板状であることが取付け便宜上好ましい。
ここで、「メモリ素子の上面」とは、メモリ素子に対して情報を書き込む、あるいは情報を読み出し可能な面のことであり、この上面と反対側の面が下面となる。
「メモリ素子の下端縁」および「メモリ素子の上端縁」とは、メモリ素子における下ケースまたは上ケース側に向く縁部のことであり、「側端縁」とは、下端縁あるいは上端縁に対して垂直な側を向く縁部のことである。また、「端縁に当接する」とは、メモリ素子の上面あるいは下面における端縁近傍の領域に当接すること、および端縁自体に当接することの双方およびいずれか一方の場合をも含むものである。
前記側端縁上保持部は、前記上ケースを補強するリブと兼用させてもよい。
また、前記保持手段は、前記メモリ素子と当接する部分に衝撃吸収材を取り付けてもよい。
ここで、「衝撃吸収材」とは、カートリッジを床に落としたときなどに、メモリ素子に衝撃を与えるのを防ぐクッション部材を意味するもので、例えば、ウレタンフォームのような弾性をもった多孔性樹脂や、風呂のタイル目地に使用される素材等いかなるクッション材をも使用することができる。
本発明の磁気テープカートリッジによれば、非接触式メモリ素子をカートリッジケースの底面に対して略45度の角度をなすように保持する保持手段を設けたため、メモリ素子に対する情報の読み書きを行う装置において、メモリ素子の上面がカートリッジケースの底面に対して45度の角度をなすように要求している場合に対応することができる。
また、保持手段を、メモリ素子の側端縁に嵌合する側端縁下保持部とメモリ素子の前記側端縁下保持部に嵌合した側端縁を保持する側端縁上保持部とから構成することにより、メモリ素子をその上面がカートリッジケースの底面に対して45度の角度をなすように取り付けることができる。
さらに、側端縁下保持部を下ケースを補強するリブと兼用させることにより、メモリ素子保持のための構成部品を少なくすることができ、これにより下ケースの構成を簡易なものとして製造を容易に行うことができる。なお、側端縁上保持部を上ケースを補強するリブと兼用させても同様の効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態による磁気テープカートリッジの構成を示す分解斜視図である。図1に示すように、本発明の実施形態による磁気テープカートリッジ1は、下リール5と上リール6とを超音波溶着により結合して形成され磁気テープ20が巻装された単一のリール4を、上ケース2と下ケース3とがビス等により締結されてなるカートリッジケース7内に回動自在に収容して構成されている。
下リール5は、外周に磁気テープ20が巻回される円筒状のリールハブ23と、リールハブ23の下端外周から径方向に張り出したフランジ部24とを合成樹脂により一体成型したものである。リールハブ23の底部外面には、リール4を回転駆動するマグネット式の回転駆動手段を接合させるためのリールプレート8が取り付けられており、リールハブ23の底部内面には、ブレーキボタン9に形成された制止用ギア9Aと係合して不使用時の回転を拘束する制止用ギア23Aが刻設されている。また、リールハブ23には開口23Bが形成されており、ここに磁気テープカートリッジ1を使用する外部記憶装置等の記録再生装置に設けられたドライブ解除スピンドルが挿通され、ブレーキボタン9を上方へ移動させる。
ここで、ブレーキボタン9には、リールハブ23と対向する側に上述した制止用ギア9Aが形成されており、それとは反対側に上ケース2に形成されたブレーキガイド突起が嵌合される嵌合溝9Bが形成されている。カートリッジ不使用時には、ブレーキボタン9はコイルバネ10により図中下方に付勢された状態でリールハブ23内部に装着されており、ブレーキボタン9とリールハブ23との制止用ギア9A,23Aが咬み合ってリール4の回転が防止されている。一方、カートリッジ使用時には、磁気テープ装置のドライブ解除スピンドルがブレーキボタン9を押圧することにより、ブレーキボタン9をコイルバネ10の付勢力に抗して図中上方へ移動させ、これにより制止用ギア9A,23Aの係合が解除され、リール4が回転自在とされる。
カートリッジケース7の一側壁には、磁気テープ20を引き出すための開口部26が形成されている。開口部26にはカートリッジケース7の側壁に平行な矢印A方向に移動可能なスライドドア27が取り付けられている。スライドドア27は不図示のバネにより、開口部26を閉じる方向に付勢されている。
また、磁気テープカートリッジ1の不使用時には、磁気テープ20は完全にリール4に巻き込まれており、磁気テープ20の端部に取り付けられたリーダピン21(磁気テープカートリッジ1を使用する記録再生装置が磁気テープ20を装置内のテープ走行路に導入するための手段)は開口部26の近傍に形成された凹部28に係止されている。
そして、磁気テープカートリッジ1が対応する外部記録装置等の記録再生装置にセットされると、上述したようにブレーキボタン9とリールハブ23との制止用ギア9A,23Aの係止が解除されてリール4が回転自在とされるとともに、マグネット式の回転駆動手段がリールプレート8と接合してリール4を回転させる。これとともに、スライドドア27が開かれてリーダピン21がテープ走行路の所定位置に引き込まれ、磁気テープ20へのデータの読み書きが可能となる。
一方、カートリッジケース7内における角部7Aには、磁気テープ20に記録された情報の内容等を記録するための非接触式メモリ素子(Memory In Cartridge 、以下MICとする)30が取り付けられる。ここで、MIC30は図2に示すように矩形の板状部材からなり、その上面30A側から情報の読み書きを電磁誘導等の手法により非接触で行うことができるものである。そして、記録再生装置に設けられた読取手段がMIC30に対して問題なく情報の読み書きを行うことができるように、MIC30はその上面30Aがカートリッジケース7の底面に対して45度の角度をなすようにカートリッジケース7内に保持される。なお、図2に示すように、MIC30において30B,30Cを上端縁、下端縁、30D,30Eを側端縁、30Fを下面とする。以下このMIC30をカートリッジケース7に保持する保持手段の構成について説明する。
図3は本発明に含まれない保持手段の第1の参考例の構成を示す図である。図3に示すように、保持手段の第1の参考例は、下ケース3に設けられてMIC30の下端縁30Cに当接する下端縁当接部32と、上ケース2に設けられてMIC30の上端縁30Bに当接する上端縁当接部31とからなる。
ここで、下端縁当接部32は図4(b),(c)に示すように、下ケース3の底面3Bに設けられており、側壁3Aに対して平行かつMIC30の長手方向の長さを有する凹部33、および凹部33に連続して下ケース3の内方に突出する凸部34からなる。そして、MIC30の下端縁30Cと接する面32aと、凹部33の両端面33a,33bとを備え、面32aによりMIC30の下端縁30Cを保持するとともに、両端面33a,33bによりMIC30の側端縁30D,30Eを保持するものである。
一方、上端縁当接部31は図4(a)に示すように、上ケース2の側壁2Aからカートリッジケース7の内方に突設されており、MIC30の上端縁30Bと接する面31aと、MIC30の上面30Aにおける上端縁近傍の部分に接する面31bとを備え、これらの面31a,31bによりMIC30の上端縁30Bおよびその近傍を保持するものである。
このように保持手段を構成することにより、MIC30をその上面30Aがカートリッジケース7の底面3Bに対して45度の角度をなすように取り付けることができる。また、MIC30の側端縁30D,30Eは凹部33の両端面33a,33bにより保持されるため、MIC30の側壁3Aに沿う方向の移動が阻止されるとともに、MIC30の組み込み時においてその位置決めを容易に行うことができる。
なお、第1の参考例における上端縁当接部31および下端縁当接部32の形状は、例えば図5(a),(b)に示すような形状とすることができる。また、図6に示すように、上端縁当接部31および下端縁当接部32をMIC30の上端縁30Bおよび下端縁30Cにのみ当接し、上面30Aには当接しないように構成することもできる。これにより、MIC30の上面30Aの端縁にまで半導体を設けることができる。また、第1の参考例においては、上端縁当接部31を上ケース2を補強するためのリブと兼用させることもでき、これにより上ケース2に保持手段を別個に構成する必要がなくなって、磁気テープカートリッジ1の構成を簡易なものとして製造を容易に行うことができる。
さらに、図7に示すように、下ケース3の底面3Bに、側壁3Aに対して平行かつMIC30の長手方向の長さを有する凹部33のみを形成してMIC30の下端縁30Cを保持するようにしてもよい。
次いで、図8は本発明に含まれない保持手段の第2の参考例を示す図である。図8に示すように、保持手段の第2の参考例は、下ケースの底面3Bに設けられてMIC30の下端縁30Cを保持する下端縁当接部32と、下ケース3の側壁3Aの上ケース2との当接部分に設けられてMIC30の上端縁30Bに当接する凹部からなる上端縁当接部31とからなる。
ここで、下端縁当接部32は図9に示すように、下ケース3の底面3Bに設けられ、MIC30の下端縁30Cおよび側端縁30D,30Eの一部を保持するL字状および逆L字状の部材32A,32Bからなる。一方、凹部からなる上端縁当接部31は下ケース3の側壁3Aにおける上ケース2に当接する部分に形成されており、MIC30より僅かに大きい長さを有するものである。また、上端縁当接部31にはMIC30の上端縁側下面30と接する面31aと、側端縁30D,30Eの上端縁側と接する面31b,31cとが形成される。
このように保持手段を構成することにより、MIC30をその上面30Aがカートリッジケース7の底面3Bに対して45度の角度をなすように取り付けることができる。また、MIC30の側端縁30D,30Eは下端縁当接部32および上端縁当接部31の面31b,31cにより保持されるため、MIC30の側壁3Aに沿う方向の移動が阻止されるとともに、MIC30の組み込み時においてその位置決めを容易に行うことができる。また、上端縁30Bを保持する部材を新たに設ける必要がないため、カートリッジケース7の構成を簡易なものとして製造を容易に行うことができる。
また、第2の参考例においては下端縁当接部32として2つの部材32A,32Bを用いているが、1つの部材のみを用いてもMIC30を保持することができる。また、第2の参考例においては下ケース3のみに凹部を形成しているが、図10に示すように下ケース3に形成された凹部の上下方向の深さを浅くして上ケース2にも凹部を形成することにより、両凹部でMIC30の上端縁30Bを保持することもできる。
次いで、本発明に係る保持手段の実施形態について説明する。図11は保持手段の実施形態の構成を示す図であり、磁気テープカートリッジ1を組み立てた状態における図1のI−I線断面図である。図11に示すように、本実施形態の保持手段は、下ケース3に設けられてMIC30の側端縁30D,30Eを保持する側端縁下保持部41と、上ケース2に設けられてMIC30の側端縁30D,30Eを保持する側端縁上保持部42とからなる。
ここで、側端縁下保持部41は図12(a)に示すように、下ケース3の側壁3Aおよび底面3Bとの境界部分に立設され、下ケース3の底面3Bに対して45度の角度をなす面43A,43Bを有する保持部41A,41Bからなり、面43A,43BにMIC30の側端縁30D,30Eが嵌合する凹部45A,45Bが形成されている。
一方、側端縁上保持部42は図12(b)に示すように、上ケース2の側壁2Aおよび上面2Bとの境界部分に立設され、上ケース2の上面2Bに対して45度の角度をなす面44A,44Bを有する保持部42A,42Bからなり、面44A,44BにMIC30の側端縁30D,30Eが嵌合する凹部46A,46Bが形成されている。なお、図12(b)においては側壁2Aを省略している。そして、側端縁下保持部41の凹部45A,45Bおよび側端縁上保持部42の凹部46A,46Bに、図12(c)に示すようにMIC30の側端縁30D,30Eが嵌合されて、MIC30が両保持部材41,42に保持される。
なお、この場合、側端縁下保持部41の凹部45A,45Bの形状は、図13(a),(b)に示すように、下ケース3を成形する際に金型から抜き取りやすい形状とすることが好ましい。また、側端縁上保持部42の凹部46A,46Bの形状についても同様に金型から抜き取りやすい形状とすることが好ましい。
このように保持手段を構成することにより、MIC30をその上面30Aがカートリッジケース7の底面3Bに対して45度の角度をなすように取り付けることができる。また、MIC30の側端縁30D,30Eは両保持部41,42の凹部45A,45B,46A,46Bに嵌合されるため、MIC30の側壁3Aに沿う方向の移動が阻止されるとともに、MIC30の組み込み時においてその位置決めを容易に行うことができる。また、本実施形態においては、側端縁下保持部41および側端縁上保持部42を下ケース3および上ケース2を補強するためのリブと兼用させることもでき、これにより保持手段を別個に構成する必要がなくなって、磁気テープカートリッジ1の構成を簡易なものとして製造を容易に行うことができる。
また、本実施形態においては側端縁上保持部42に凹部46A,46Bを形成しているが、側端縁下保持部41の凹部45A,45Bの深さをMIC30の厚さと略同一とすることにより、側端縁上保持部42の凹部46A,46Bを省略することもできる。
次いで、図14は本発明に含まれない保持手段の第3の参考例を示す図である。図14に示すように、保持手段の第3の参考例は、下ケース3に設けられてMIC30の下端縁30Cに当接する下端縁当接部32と、上ケース2および下ケース3に設けられてMIC30の上端縁30Bに当接する上端縁当接部31とからなり、上端縁当接部31および下端縁当接部32はともに衝撃吸収材により形成されている。
ここで、下端縁当接部32は図14に示すように、下ケース3の底面3Bに設けられており、側壁3Aに対して平行かつMIC30の長手方向の長さを有する凹部からなり、MIC30の下端縁30CおよびMIC30の下面30Fにおける下端縁近傍の部分に当接する。そして、下端縁当接部32はカートリッジケース7の内方への高さをもち、MIC30の下端縁30Cおよびその近傍をカートリッジケース7の底面3Bから離して保持するものである。
一方、上端縁当接部31は図14に示すように、上ケース2の側壁2Aからカートリッジケース7の内方に突設されMIC30の上端縁30Bおよび上面30Aにおける上端縁近傍の部分に当接する部材31Aと、下ケース3の側壁3Aからカートリッジケース7の内方に突設されMIC30の下面30Fにおける上端縁近傍の部分に当接する部材31Bとからなる。そして、両部材31A,31Bともにカートリッジケース7の内方への高さもち、MIC30の上端縁30Bおよびその近傍をカートリッジケース7の側壁2A,3Aから離して保持するものである。
このように保持手段を構成することにより、MIC30をその上面30Aがカートリッジケース7の底面3Bに対して45度の角度をなすように取り付けることができる。また、上端縁当接部31および下端縁当接部32はともに衝撃吸収材により形成されており、かつ上端縁当接部31の部材31A,31Bおよび下端縁当接部32はともにカートリッジケース7の内方への高さもち、MIC30をカートリッジケース7から離して保持するため、外部からケースに加えられた衝撃からメモリ素子を保護することができ、これによりケースの振動や落下等によるメモリ素子の破損を防止することができる。なお、このように保持手段がMIC30の側端縁30Dまたは30Eに当接しない場合は、MIC30がその長手方向に対して移動しないように、側端縁30Dおよび30Eに当接するストッパー部材を設けてもよい。
また、上端縁当接部31および下端縁当接部32の形状は上述した図14に示すものに限定されるものではなく、例えば図15(a)に示すような任意の形状とすることができる。また、図15(b),(c)に示すようにMIC30の下面30F全体に当接する部材32Bを設けてもよく、図15(d)に示すように上端縁当接部31および下端縁当接部32を一体とした保持部材35を設けてもよい。
次いで、図16は本発明に含まれない保持手段の第4の参考例を示す図である。図16に示すように、保持手段の第4の参考例は、下ケース3に設けられてMIC30の上端縁30Bに当接する上端縁当接部31と、上ケース2に設けられてMIC30の上面30Aに当接する上面当接部36および下ケース3に設けられてMIC30の下面30Fに当接する下面当接部37からなる。そして、下ケース3にはさらに、MIC30の下端縁30Cを案内するガイド板50を設けている。
ここで、図17に示すように、上端縁当接部31は下ケース3の側壁3Aからカートリッジケース7の内方に突設され、MIC30の下面30Fにおける上端縁近傍の部分に接する面を備えており、下面当接部37は下ケース3の底面3Bに突設され、MIC30の下面30Fに接する面を備えている。また、上面当接部36は図16に示すように、上ケース2の上面2Bからカートリッジケース7の内方に突設されており、MIC30の上面30Aに接する面36aを備えている。そして、ガイド板50は図17に示すように、下ケース3の底面3Bに突設され、上端縁当接部31および下面当接部37に向けて落としこまれたMIC30を両当接部31,37に保持される位置まで案内する傾斜面50aを備えている。
このように保持手段を構成することにより、カートリッジケース7の底面3Bを水平にした状態で、その上面30Aを略水平に保った位置から落下させるだけで、MIC30をその上面30Aがカートリッジケース7の底面3Bに対して45度の角度をなすように取り付けることができるとともに、上面当接部36がMIC30を上方から押さえ、その上面30Aがカートリッジケース7の底面3Bに対して45度の角度をなす位置に確実に保持することができる。
なお、下面当接部37は、MIC30の下面30F全面に当接する形状としてもよく、また、ガイド板50は、その傾斜面50aがMIC30の長手方向の幅をもちMIC30の下端縁30C全体を案内する形状としてもよい。
また、上述した保持手段の第1、第2、第4の参考例および本発明の実施形態においては、保持手段のMIC30と当接する部分に衝撃吸収材を取り付けてもよい。
さらに、上述した保持手段の第1から第4の参考例および本発明の実施形態においては、MIC30を保持する際に若干ガタが生じるおそれがあるため、MIC30を接着剤により保持手段に固定してガタをなくすようにしてもよい。
なお、本発明における保持手段は、上述した実施形態のものに限定されるものではなく、MIC30の上面30Aをカートリッジケース7の底面3Bに対して略45度の角度で保持することができれば、種々の構成をとることができるものである。例えば、上記実施形態においては、MIC30の上端縁30Bおよび下端縁30Cをケース2,3の側壁2A,3Aに対して平行に設けているが、図18に示すように、カートリッジケース7の角部において側壁2A,3Aに対して45度の角度をなすように設けてもよい。また、MIC30を設ける位置はカートリッジケース7の角部7Aに限定されるものではなく、他の角部に設けてもよい。
本発明の実施形態による磁気テープカートリッジの構成を示す分解斜視図である。 MICの構成を示す図である。 保持手段の第1の参考例の構成を示す図である。 本発明に含まれない第1の参考例における上下端縁当接部の構成を示す斜視図である。 第1の参考例の変形例を示す図である。 第1の参考例の他の変形例を示す図である。 第1の参考例のさらに他の変形例を示す図である。 保持手段の第2の参考例の構成を示す図である。 第2の参考例の詳細な構成を示す図である。 第2の参考例の他の変形例を示す図である。 本発明に係る保持手段の実施形態の構成を示す図である。 本発明実施形態における側端縁上下保持部の構成を示す図である。 本発明実施形態における側端縁下保持部の溝部の形状を示す図である。 保持手段の第3の参考例の構成を示す図である。 第3の参考例の変形例を示す図である。 保持手段の第4の参考例の構成を示す図である。 第4の参考例の詳細な構成を示す図である。 本発明の変形例を示す図である。
符号の説明
1 磁気テープカートリッジ
2 上ケース
3 下ケース
4 リール
7 カートリッジケース
30 MIC
41 側端縁下保持部
42 側端縁上保持部

Claims (2)

  1. 下ケースおよび該下ケースの上部に重ね合わせる上ケースにより、磁気テープを巻装した単一のリールを回転可能に収容するカートリッジケースを備えた磁気テープカートリッジにおいて、
    非接触式メモリ素子を、該メモリ素子の上面が前記カートリッジケースの底面に対して略45度の角度をなすように保持する保持手段を前記カートリッジケース内に備え、
    前記保持手段が、前記メモリ素子の側端縁に嵌合する側端縁下保持部と、前記メモリ素子の前記側端縁下保持部に嵌合した側端縁を保持する側端縁上保持部とを備えてなり、
    前記側端縁下保持部は、前記下ケースの側壁および底面に対して略45度の角度をなして接続し、前記メモリ素子の側端縁を保持する面を有する保持部からなり、該下ケースの側壁および底面を補強するリブを構成していることを特徴とする磁気テープカートリッジ。
  2. 前記保持手段が、前記メモリ素子が当接する部分に衝撃吸収材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の磁気テープカートリッジ。
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