JPH11306720A - 磁気テープカートリッジ - Google Patents
磁気テープカートリッジInfo
- Publication number
- JPH11306720A JPH11306720A JP10606198A JP10606198A JPH11306720A JP H11306720 A JPH11306720 A JP H11306720A JP 10606198 A JP10606198 A JP 10606198A JP 10606198 A JP10606198 A JP 10606198A JP H11306720 A JPH11306720 A JP H11306720A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic tape
- mic
- memory element
- case
- cartridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
装置等の要求に応じて、磁気テープに記録された情報の
内容等を記憶する非接触式メモリ素子(MIC)を、カ
ートリッジケースの底面に対してその上面が45度の角
度をなすように配設する。 【解決手段】 MIC30の非有効領域32に貫通孔3
3を形成し、下ケース3の底面に形成された柱状突起3
AをMIC30の貫通孔33に圧入して、MIC30が
カートリッジケース7の底面に対して45度の角度をな
すように、MIC30を配設する。
Description
リッジに関し、詳細には磁気テープが巻装された単一の
リールをカートリッジケース内に回転可能に収容する磁
気テープカートリッジの改良に関するものである。
用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカ
ートリッジには、単一のリールに磁気テープを巻装し、
このリールをカートリッジケース内に回転自在に収容し
たタイプのものが知られている。この磁気テープはコン
ピュータ等のデータ保存用として用いられ、重要な情報
が記憶されているため、テープジャミング等のトラブル
が発生しないように、また磁気テープがカートリッジケ
ースから不用意に引き出されないように構成されてい
る。
には種々の情報が大量にかつ順次に記録されるため、記
録されている情報を磁気テープから読み出して要求に合
致した情報を探し出すのは多大な時間を要するものであ
る。そこで磁気テープカートリッジには、実際に磁気テ
ープから情報を読み出すことなく、記録されている情報
の概要や磁気テープの種類等を特定するために、これら
の概要や種類等を記憶する平板状のメモリ素子が設けら
れる。このようなメモリ素子には半導体のチップが設け
られており、磁気テープに記録された情報の概要等が電
磁誘導等の非接触方式で記憶され、メモリ素子に記憶さ
れた内容は同様に非接触方式にて読み出されることとな
る。
子がカートリッジケース内に設けられる磁気テープカー
トリッジにおいては、メモリ素子は、カートリッジケー
ス内のリールの回転を妨げない部分に設けられる必要が
あり、しかも磁気テープカートリッジを使用する外部記
憶装置等の記録再生装置が、このメモリ素子に対して問
題なく情報の読み書きを行うことができるように、記録
再生装置側の要求する角度で保持される必要がある。
って、磁気テープカートリッジを使用する記録再生装置
からの要求に応じて、メモリ素子をカートリッジケース
の底面に対して略45度の角度で保持することができる
磁気テープカートリッジを提供することを目的とするも
のである。
トリッジは、メモリ素子の非有効領域に形成された孔
に、ケースに形成された柱状突起を嵌入させて、このメ
モリ素子を略45度の角度で保持するものである。
は、カートリッジケースの内部に、磁気テープを巻装し
た単一のリールを回転可能に収容するとともに、情報を
記憶し得る平板状の非接触式メモリ素子を備えた磁気テ
ープカートリッジにおいて、前記非接触式メモリ素子
は、前記情報を記憶し得る領域である有効領域の外側に
非有効領域を有しており、該非有効領域には貫通孔が形
成されているとともに、前記カートリッジケースに、前
記メモリ素子の貫通孔に一部が嵌入して該メモリ素子を
前記カートリッジケースの底面に対して略45度の角度
で保持する柱状突起が形成されていることを特徴とする
ものである。
カートリッジケースが例えば下ケースとこの下ケースの
上部に重ね合わされる上ケースにより構成されるもので
あるときは、この下ケースの底面をいう。
であることが取付便宜上好ましく、カートリッジケース
の底面に対して略45度の角度とは、このメモリ素子の
平板状表面とカートリッジケースの底面とのなす角度が
略45度であることをいう。
触式メモリ素子を略45度の角度で保持させる構成とし
ては、例えば以下のような構成を採用すればよい。
なくとも一部が、メモリ素子の平板状表面に対して略4
5度となるように形成されたものであり、この貫通孔に
嵌入する柱状突起の外周面の少なくとも一部が、カート
リッジケースの底面に対して略垂直に形成されたもので
あり、これら貫通孔の上記略45度に形成された周面の
部分と柱状突起の上記略垂直に形成された外周面の部分
とを密接させてメモリ素子をカートリッジケースの底面
に対して略45度の角度に保持させる構成とすればよ
い。このとき柱状突起が貫通孔に圧入される程度の大き
さとすれば、上記保持が容易となり望ましい。
に嵌入する部分の付け根部分の座面が、カートリッジケ
ースの底面に対して略45度に形成されたものとし、上
記座面にメモリ素子の平板状表面を密接させてメモリ素
子をカートリッジケースの底面に対して略45度の角度
に保持させる構成も採用することができる。このときも
柱状突起が貫通孔に圧入される程度の大きさとすれば、
上記保持が容易となり望ましい。
は、磁気テープに記録されている情報の概要や磁気テー
プの種類等の情報を記憶するために必要な領域およびこ
の記憶している情報を読み出すために必要な領域を意味
し、非接触式メモリ素子の非有効領域とは上記有効領域
に該当しない領域、すなわち情報の記憶や読出しに関与
しない領域を意味し、この非有効領域は、有効領域の外
側に延長して新たに設けられたものであってもよいし、
従来より存在する領域であってもよい。
ば、メモリ素子の非有効領域に形成された孔に、ケース
に形成された柱状突起が嵌入せしめられて、このメモリ
素子がケースの底面に対して略45度の角度に保持され
るため、この磁気テープカートリッジを使用する記録再
生装置からの、メモリ素子をカートリッジケースの底面
に対して略45度の角度に保持することの要求に対応す
ることができる。
プカートリッジの具体的な実施の形態について図面を参
照して説明する。
一実施形態の構成を示す分解斜視図である。図示の磁気
テープカートリッジ1は、下リール5と上リール6とを
超音波溶着により結合して形成され磁気テープ20が巻
装された単一のリール4を、上ケース2と下ケース3と
がビス等により締結されてなるカートリッジケース7内
に回動自在に収容して構成されている。
回される円筒状のリールハブ23と、リールハブ23の
下端外周から径方向に張り出したフランジ部24とを合
成樹脂により一体成型したものである。リールハブ23
の底部外面には、リール4を回転駆動するマグネット式
の回転駆動手段を接合させるためのリールプレート8が
取り付けられており、リールハブ23の底部内面には、
ブレーキボタン9に形成された制止用ギア9Aと係合し
て不使用時の回転を拘束する制止用ギア23Aが刻設さ
れている。また、リールハブ23には開口23Bが形成
されており、ここに磁気テープカートリッジ1を使用す
る外部記憶装置等の記録再生装置に設けられたドライブ
解除スピンドルが挿通され、ブレーキボタン9を上方へ
移動させる。
23と対向する側に上述した制止用ギア9Aが形成され
ており、それとは反対側に上ケース2に形成されたブレ
ーキガイド突起が嵌合される嵌合溝9Bが形成されてい
る。カートリッジ不使用時には、ブレーキボタン9はコ
イルバネ10により図中下方に付勢された状態でリール
ハブ23内部に装着されており、ブレーキボタン9とリ
ールハブ23との制止用ギア9A,23Aが咬み合って
リール4の回転が防止されている。一方、カートリッジ
使用時には、磁気テープ装置のドライブ解除スピンドル
がブレーキボタン9を押圧することにより、ブレーキボ
タン9をコイルバネ10の付勢力に抗して図中上方へ移
動させ、これにより制止用ギア9A,23Aの係合が解
除され、リール4が回転自在とされる。
テープ20を引き出すための開口部26が形成されてい
る。開口部26にはカートリッジケース7の側壁に平行
な矢印A方向に移動可能なスライドドア27が取り付け
られている。スライドドア27は不図示のバネ等の付勢
手段により、開口部26を閉じる方向に付勢されてい
る。
時には、磁気テープ20は完全にリール4に巻き込まれ
ており、磁気テープ20の端部に取り付けられたリーダ
ピン21(磁気テープカートリッジ1を使用する記録再
生装置が磁気テープ20を装置内のテープ走行路に導入
するための手段)は開口部26の近傍に形成された凹部
28に係止されている。
する外部記憶装置等の記録再生装置にセットされると、
上述したようにブレーキボタン9とリールハブ23との
制止用ギア9A,23Aの係止が解除されてリール4が
回転自在とされるとともに、マグネット式の回転駆動手
段がリールプレート8と接合してリール4を回転させ
る。これとともに、スライドドア27が開かれてリーダ
ピン21がテープ走行路の所定位置に引き込まれ、磁気
テープ20へのデータの読み書きが可能となる。
Aには、磁気テープ20に記録された情報の内容等を記
憶するための非接触式メモリ素子(Memory In Cartridg
e ;以下MICという)30が取り付けられる。ここ
で、MIC30は図2(1)に示すように矩形の平板状
部材からなり、その図示上面側から情報の読み書きを電
磁誘導等の手法により非接触で行うことができるもので
ある。そして、記録再生装置に設けられた読取手段がM
IC30に対して問題なく情報の読み書きを行うことが
できるように、MIC30はその上面が下ケース3の底
面(カートリッジケース7の底面)に対して45度の角
度をなすようにカートリッジケース7内に保持される。
記録された情報の概要や磁気テープの種類等の情報を記
憶するために必要な領域およびこの記憶している情報を
読み出すために必要な領域である有効領域31の他に、
この有効領域31の左右にそれぞれ張り出した非有効領
域32が存在し、この左右の非有効領域32にはそれぞ
れ上下面を貫通する貫通孔33が形成されている。この
貫通孔33の態様としては、同図(2)、(3)または
(4)に示すものなどがある。すなわち、同図(2)に
示すものは、貫通孔33の内周面が全周に亘ってMIC
30の上下面に対して45度に傾斜して形成されたもの
であり、同図(3)に示すものは、貫通孔33の内周面
の一部が上下面に対して45度に傾斜して形成されまた
一部が上下面に対して垂直に形成されたものであり、同
図(4)に示すものは、貫通孔33の内周面が全周に亘
って上下面に対して垂直に形成されたものである。
ース7の内側角部7Aと同義)には、その底面から略垂
直に柱状の突起3Aが立設されている。この柱状突起3
Aは例えば図3に示すように、MIC30の2つの貫通
孔33にそれぞれその先端部が圧入するように形成され
ている。すなわち、MIC30の貫通孔33の態様が同
図(2)に示すものであるときは、柱状突起3Aの先端
部は図4(1)の断面図(図1の I-I線断面)に示すよ
うに、下ケース3の底面に対して垂直な方向に延びる中
心軸を有する円柱状に形成され、またこの円柱状の先端
部の付け根部分には、MIC30の下面が下ケース3の
底面に対して45度の角度となるようにMIC30を受
ける座面が形成されている。
を構成したことにより、MIC30の両貫通孔33にそ
れぞれ下ケース3の2つの柱状突起3Aを圧入し、MI
C30の下面を柱状突起3Aの座面に密接させることに
より、MIC30は下ケース3の底面に対して45度の
角度で保持され、この磁気テープカートリッジ1を使用
する記録再生装置からの、MIC30をカートリッジケ
ース7の底面に対して45度の角度に保持することの要
求に対応することができる。
ジ1においては、柱状突起3Aが上記45度の座面を有
するものとしたが、座面を有しないものであってもよ
く、この場合、MIC30の上端縁を側壁に当接させる
ことにより、または下端縁を底面に当接させることによ
り、MIC30を位置決めすることができる。
通孔33の内周面の一部が上下面に対して45度に傾斜
して形成されまた一部が上下面に対して垂直に形成され
た態様の貫通孔33を有するものにあっては、柱状突起
3Aも図4(2)に示すように、一部が下ケース3の底
面に垂直に形成されまた一部が底面に対して45度に傾
斜して形成された外周面を有するものとすることによ
り、MIC30を下ケース3の底面に対して45度の角
度で保持させることができる。
孔33の内周面が上下面に対して垂直に形成された態様
の貫通孔33を有するものにあっても、柱状突起3Aを
図4(2)に示すように、一部が下ケース3の底面に垂
直に形成されまた一部が底面に対して45度に傾斜して
形成された外周面を有するものとすることにより、MI
C30を下ケース3の底面に対して45度の角度で保持
させることができる。ただし、この構成においては、柱
状突起3Aを貫通孔33に圧入してもMIC30ががた
つく虞があるため、図5(1)乃至(3)に示すよう
に、上ケース2に、柱状突起3A若しくはMIC30の
上面に当接するように延びた抑え用リブ2Aを形成し、
上ケース2と下ケース3とを結合したときに、リブ2A
が柱状突起3A若しくはMIC30の上面に当接してM
IC30のがたつきを防止する構成とするのが望まし
い。
の貫通孔33を形成する製造過程の観点からみたとき
は、図2(4)に示した形態のものが最も簡易に加工す
ることができ、例えばMIC30の外形を形成するのと
同時に貫通孔33も形成することができる。これに対し
て、図2(2)および(3)に示す形態のものは、型の
抜き方向の問題により、別工程での加工を要するが、下
ケース3の柱状突起3Aを圧入したときの保持安定度が
高い点において優れている。
上述した各実施形態のものに限定されるものではなく、
平板状のMICをカートリッジケースの底面に対して略
45度の角度で保持するものであれば、平板状のMIC
に形成される貫通孔とケースに形成されてMICの貫通
孔に嵌入する柱状突起とは種々の形状をとることができ
るものである。
の構成を示す分解斜視図
(1)に示したMICの II-II線断面を示す図、(3)
〜(4)他の実施形態における(2)と同様の断面図
I-I線断面を示す断面図、(2)他の実施形態における
(1)と同様の断面図
(1)と同様の断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 カートリッジケースの内部に、磁気テー
プを巻装した単一のリールを回転可能に収容するととも
に、情報を記憶し得る平板状の非接触式メモリ素子を備
えた磁気テープカートリッジにおいて、 前記非接触式メモリ素子は、前記情報を記憶し得る領域
である有効領域の外側に非有効領域を有しており、該非
有効領域には貫通孔が形成されているとともに、 前記カートリッジケースに、前記メモリ素子の貫通孔に
一部が嵌入して該メモリ素子を前記カートリッジケース
の底面に対して略45度の角度で保持する柱状突起が形
成されていることを特徴とする磁気テープカートリッ
ジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10606198A JPH11306720A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 磁気テープカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10606198A JPH11306720A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 磁気テープカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11306720A true JPH11306720A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14424109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10606198A Pending JPH11306720A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 磁気テープカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11306720A (ja) |
-
1998
- 1998-04-16 JP JP10606198A patent/JPH11306720A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040305 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051031 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051129 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20061129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070313 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |