JP4795913B2 - 磁気テープカートリッジ用ケース、及び磁気テープカートリッジ - Google Patents

磁気テープカートリッジ用ケース、及び磁気テープカートリッジ Download PDF

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Description

本発明は、磁気テープカートリッジ用ケース、及び磁気テープカートリッジに関し、特に、磁気テープが巻装されたリールを収納する収納部を有し、該収納部とは別に、前記磁気テープに関する情報を記録するメモリ素子が設置される磁気テープカートリッジ用ケース、及び磁気テープカートリッジに関する。
従来、コンピュータ等の外部記憶装置に用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカートリッジには、単一のリールに磁気テープを巻装し、このリールをカートリッジケース内に回転自在に収容したタイプのものが知られている。
コンピュータ等のデータを保存する媒体として用いられる前記磁気テープには、重要な情報が記憶されているため、テープジャミング等のトラブルが発生しないように、また、磁気テープが不用意に引き出されないように構成されている。
また、前記磁気テープカートリッジには、磁気テープに記録された情報の内容や、磁気テープの種類等が記録されたメモリ素子が内蔵されている。即ち、該メモリ素子に記録された情報を読み取ることによって、同梱された磁気テープに記録された情報を直接読み出すことなく、簡潔かつ迅速に特定することができる。
前記メモリ素子には、半導体のチップが設けられており、同梱された磁気テープに記録された情報等が電磁誘導等の非接触方式にて記録され、メモリ素子に記録された内容は同様に非接触方式にて読み出されることとなる。
磁気テープカートリッジに内蔵される前記メモリ素子は、前記リールの回転を妨げない部分に設けられる。また、前記メモリ素子は、磁気テープカートリッジを使用する外部記憶装置等の記録再生装置が、当該メモリ素子に対して問題なく情報の読み書きを行うことができるように、予め規定された角度で設置されている。その設置態様としては、例えば、2つのケース部材にそれぞれ設けられた支持部材によってメモリ素子が挟持されるように構成されている(特許文献1〜2参照)。
特許文献1では、第2のセクション14に形成され、メモリチップ50を予め規定された角度に支持するために、当該メモリチップ50の一方の面を支持する傾斜表面32と、第1のセクション13に形成され、傾斜表面32によって前記角度が設定されたメモリチップ50の他方の面を支持するチップ保持支柱40とを有する構成をなしている。
また、特許文献2では、下ケース1bに形成され、メモリー基板20を予め規定された角度に支持するために、当該メモリ基板20の一方の面を支持する支持板25と、上ケース1aに形成され、支持板25によって前記角度が設定されたメモリ基板20が、下ケース1bの振動などで起立してしまった場合に、メモリ基板20の他方の面を前記角度と対向する角度で支持する押さえ板23とを有する構成をなしている。
また、特許文献3に示すように、一般的な磁気テープカートリッジにおいては、磁気テープが巻回されたリールが不使用時に回転し、ジャミングが発生することを防ぐために、後述するギアと連動させた弾性体が設けられており、該弾性体によって前記リールが付勢された構成を採用している。
したがって、磁気テープカートリッジの組み立て時において、磁気テープカートリッジの筐体を構成する第1のケース部材と第2のケース部材とを仮接合状態(両ケース部材をねじなどにより固定する前に、仮に重ね合わせた状態)しているとき、磁気テープカートリッジに内蔵される弾性体が、前記リールを介して、前記第1のケース部材、及び第2のケース部材に付勢することによって、前記第1のケース部材と、第2のケース部材とを離間させることがあり、このときに生じた間隙からメモリ素子が脱出してしまう虞があった。
また、メモリ素子が、磁気テープから脱出しなくとも、位置決めが確実になされないままで、磁気テープカートリッジの内部に形成された部材によって挟まれた場合には、製品として流通した初期に、記録不良などの問題が生じなくても、挟まれた際の損傷などでメモリ素子の表面上に形成された保護層の劣化が進み、記録不良などの問題が後に発生する虞があった。
また、特許文献1に記載の「データ格納カートリッジ」では、第1のセクション13と、第2のセクション14とを固着するために、第1のセクション13に形成された開口62を貫通させたねじ(不図示)を、第2のセクション14に形成された開口20aに螺合するように構成されているため、「データ格納カートリッジ」を組み立てる際、メモリチップ50を設置する工程における第1のセクション13、及び第2のセクション14の位置関係と、第1のセクション13、及び第2のセクション14をねじによって固定する工程における第1のセクション13、及び第2のセクション14の位置関係とが逆となる。
このように、メモリ素子を載置する工程と、2つのケース部材とをねじによって接合する工程とにおける2つのケース部材の位置関係が逆であると、仮接合された2つのケース部材を反転させる工程が生じるため、前述の間隙が形成される可能性は高くなる。
ここで、前記間隙が形成されることを防止するために、仮接合された2つのケース部材が離間しないように挟持しながら反転させる工程を行うことも考えられるが、2つのケース部材を挟持する際に加えられる応力により、各ケース部材を損傷させる虞があるため、好ましくはなかった。
したがって、2つのケース部材にそれぞれ設けられた支持部材によって挟持されることによって、規定の角度でメモリ素子が設置される態様をなす磁気テープカートリッジにおいて、第1のケース部材と、第2のケース部材とが離間した場合でも、前記第1のケース部材、及び第2のケース部材の外に前記メモリ素子が出てしまうことを防ぎ、前記メモリ素子を適正な位置に保持することができる磁気テープカートリッジ用ケース、及び磁気テープカートリッジは未だ実現されておらず、その提供が望まれているのが現状である。
特開2001−202745号公報 特開2006−65924号公報 特開2005−322412号公報
本発明は、従来における前記問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、内蔵されるメモリ素子の一方の面を支持する第1の支持部材が設けられた第1のケース部材と、前記メモリ素子の他方の面を支持し、前記第1の支持部材と共に前記メモリ素子を挟持する第2の支持部材が設けられた第2のケース部材とが離間した場合でも、前記第1のケース部材、及び第2のケース部材の外に前記メモリ素子が出てしまうことを防ぎ、前記メモリ素子を適正な位置に保持することができる磁気テープカートリッジ用ケース、及び磁気テープカートリッジを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 矩形をなす底面の周縁部に、該底面を囲繞するように壁部が立設されてなる第1のケース部材と、
矩形をなす底面の周縁部に、該底面を囲繞し、前記壁部の端面と当接可能な端面を有する壁部が立設されてなる第2のケース部材と、
前記第1のケース部材の壁部の端面と、第2のケース部材の壁部の端面とを接合させることによって、磁気テープを巻装したリールを収納する第1の収納部が形成され、
前記第1のケース部材の壁部の端面と、第2のケース部材の壁部の端面とを接合させることによって形成される前記第1の収納部と異なる第2の収納部に収納される略板形状をなすメモリ素子の一方の面が、前記第1のケース部材の底面に対して前記第1のケース部材の壁部方向に所定の仰角をなすように、前記メモリ素子の一方の面を保持する第1の支持部材と、
前記第2のケース部材の底面から前記第2の収納部側に立設され、前記メモリ素子の他方の面を保持する第2の支持部材とを有する磁気テープカートリッジ用ケースであって、
前記第2の支持部材は、前記第2のケース部材の底面に対して第2のケース部材の壁部方向に、前記所定の仰角と略同じ角度とされた俯角をなして前記メモリ素子の他方の面を保持する第1の支持面と、該第1の支持面よりも前記壁部側に形成され、前記俯角よりも大きな俯角をなし、前記壁部において端面よりも底面側に接続される第2の支持面とを有することを特徴とする磁気テープカートリッジ用ケースである。
該<1>に記載の磁気テープカートリッジ用ケースにおいては、該磁気テープカートリッジ用ケースに内蔵されるメモリ素子を、予め規定された角度に固定するために前記メモリ素子を挟持する第1の支持部材、及び第2支持部材のうち、第2の支持部材に、第2のケース部材の底面に対して前記予め規定された角度と同じ俯角をなす第1の支持面と、前記俯角よりも大の俯角をなす第2の支持面とが形成され、該第2の支持面が、前記第2の支持部材が形成される第2のケース部材の壁部に、該壁部の端面よりも底面側に接続されているので、第1の支持部材、及び第2支持部材によるメモリ素子の挟持状態が解除されたとき(第1のケース部材と第2のケース部材との間に間隙が形成されたとき)、メモリ素子は、まず、第1の支持面に沿って第2のケース部材の壁部方向に滑ることとなり、次いで、第1の支持面よりも急な角度に形成された第2の支持面に沿って滑り、該第2の支持面と、第2のケース部材の壁部とによって形成された溝部に滑落し、前記壁部に前記メモリ素子の一端面が当接するようにして収納されることになる。
このように、第1の支持面よりも大の俯角をなす第2の支持面が形成され、該第2の支持面が、第2のケース部材の壁部と共に溝部を形成するため、第1の支持部材と、第2の支持部材とによる挟持状態が解除されたメモリ素子が、第1の支持面、及び第2の支持面を滑った後、前記溝部に収納されることとなるので、メモリ素子が磁気テープカートリッジ用ケースの外に出てしまうことがない。
また、メモリ素子が第2の支持面に当接し、かつ第1の支持面と、第1の支持部材との間にメモリ素子の一部が介在している状態において、第1の支持部材、及び第2支持部材によってメモリ素子が再び挟持されたとき(第1のケース部材と第2のケース部材とが再び接合されたとき)には、該メモリ素子は、第2の支持面から起き上がり、第1の支持面と、第1の支持部材との間にメモリ素子が挟持されることとなり、結果として、予め規定された角度にメモリ素子を再び固定することができる。
<2> 第1の支持面に載置されたときのメモリ素子の重心が、該第1の支持面よりも第2のケース部材の壁部側である前記<1>に記載の磁気テープカートリッジ用ケースである。
該<2>に記載の磁気テープカートリッジ用ケースにおいては、第1の支持部材と第2の支持部材とによって挟持されたときのメモリ素子の重心が、第1の支持面よりも第2のケース部材の壁部側であることにより、第1の支持部材と、第2の支持部材(第1の支持面)とによってメモリ素子が挟持されなくなったときに、メモリ素子100の重心が、メモリ素子100と、第2の支持部材30との接地面(第1の支持面30a)より壁面3b側にあることによって、メモリ素子100の重心が、回転モーメントを生み、第2の支持面30bに沿って壁面3b側に滑落し易くなる。
したがって、第1の支持部材、及び第2の支持部材によってメモリ素子が挟持されなくなったとき、即ち、第1のケース部材と、第2のケース部材とが離間したときに、メモリ素子が第2の支持面を滑落して溝部に案内されやすくなる。
<3> 第2の支持面が、複数の支持面からなる前記<1>から<2>のいずれかに記載の磁気テープカートリッジ用ケースである。
<4> 前記<1>から<3>のいずれかに記載の磁気テープカートリッジ用ケースと、
第1の収納部に収納され、磁気テープを巻装したリールとを有することを特徴とする磁気テープカートリッジである。
<5> 第1のケース部材の底面に対して、一方の面が前記第1のケース部材の壁部方向に所定の仰角をなすように、略板形状をなすメモリ素子が第2の収納部内に設置された前記<4>に記載の磁気テープカートリッジである。
本発明によると、従来における諸問題を解決でき、内蔵されるメモリ素子の一方の面を支持する第1の支持部材が設けられた第1のケース部材と、前記メモリ素子の他方の面を支持し、前記第1の支持部材と共に前記メモリ素子を挟持する第2の支持部材が設けられた第2のケース部材とが離間した場合でも、前記第1のケース部材、及び第2のケース部材の外に前記メモリ素子が出てしまうことを防ぎ、前記メモリ素子を適正な位置に保持することができる磁気テープカートリッジ用ケース、及び磁気テープカートリッジを提供することができる。
以下、本発明の磁気テープカートリッジ用ケース、及び磁気テープカートリッジについて図面を参照して説明する。
<磁気テープカートリッジの構成>
図1は、本発明の一実施形態における磁気テープカートリッジの構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、本実施形態における磁気テープカートリッジ1は、矩形をなし、開口部が形成された底面2aの周縁部に、該底面2aを囲繞するように壁部2bが立設されてなる第1のケース部材2と、矩形をなす底面3aの周縁部に、該底面3aを囲繞するように壁部3bが立設されてなる第2のケース部材3とから構成された磁気テープカートリッジ用ケースと、壁部2bと壁部3bとを対向させ、接合することによって、底面2a、及び底面3aのそれぞれに形成された隔壁Spによって形成される第1の収納部Sに回転可能に収納され、磁気テープ10を巻装したリール4と、壁部2bと壁部3bとを対向させ、接合したときに、隔壁Spと、壁部2b,3bとによって、第1の収納部Sとは別に区画された第2の収納部Sに収納される非接触式メモリ素子(Memory In Cartridge、以下、MICとする。)100とを有する。
なお、図示はしないが、本発明に係る磁気テープカートリッジ用ケースにおいて、第1のケース部材2と、第2のケース部材3とを接合するための接合手段であるねじ、及びねじ孔のうち、ねじ孔は、第2のケース部材3に数箇所形成されており、第1のケース部材2には、固定手段である前記ねじの頭部を係止する貫通孔が前記ねじ孔に対応して形成されている。
したがって、本実施例において第1のケース部材2と、第2のケース部材3とを接合する場合には、第1のケース部材2を下側にして、MIC100を設置し、壁部2aと、壁部3aとを当接させて第1のケース部材2と、第2のケース部材3とを仮接合させた後、仮接合された第1のケース部材2、及び第2のケース部材3を反転させて第2のケース部材3を下側にして、第1のケース部材2に形成された貫通孔にねじを挿嵌させ、該ねじの頭部を前記貫通孔に係止させつつ、前記貫通孔に対応した前記ねじ孔にねじを螺合させることによってなされることとなる。
[リールの構成]
リール4は、第1のリール部材5と、第2のリール部材6とを超音波溶着により結合して形成された単一のリールであり、該リール4には、磁気テープ10が巻装されている。
第1のリール部材5は、外周に磁気テープ10が巻回される円筒状のリールハブ5aと、リールハブ5aの下端外周から径方向に張り出したフランジ部5bとを合成樹脂により一体成型したものである。
リールハブ5aの底部外面には、リール4を回転駆動するマグネット式の回転駆動手段を接合させるためのリールプレート7が取り付けられている。
また、リールハブ5aの底部内面には、ブレーキボタン8に形成された制止用ギア8aと係合して不使用時の回転を拘束する制止用ギア5aが刻設されている。
また、リールハブ5aには、開口部5aが形成されており、この開口部5aに、磁気テープカートリッジ1を使用する外部記憶装置等の記録再生装置(図示せず)に設けられたドライブ解除スピンドルが挿通されることによって、ブレーキボタン8を上方に移動せしめる。
ブレーキボタン8には、リールハブ5aと対向する側に上述した制止用ギア8aが形成されており、それとは反対側に第2のケース部材3に形成されたブレーキガイド突起(図示せず)が嵌合される嵌合溝8bが形成されている。
したがって、本発明の磁気テープカートリッジ1を使用しないときには、ブレーキボタン8は、コイルばね9によって、第1のケース部材2側に付勢された状態でリールハブ5aの内部に装着されており、ブレーキボタン8の制止用ギア8aと、リールハブ5aの制止用ギア5aとが咬み合って、リール4の回転が防止されている。
一方、本発明の磁気テープカートリッジ1を使用するときには、前述したように、記録再生装置のドライブ解除スピンドル(図示せず)が、ブレーキボタン8を押圧することにより、ブレーキボタン8をコイルばね9の付勢力に抗して第2のケース部材3側へ移動させ、これにより、制止用ギア8aと、制止用ギア5aとの係合が解除され、リール4が回転自在の状態とされる。
第1のケース部材2の壁部2bと、第2のケース部材3の壁部3bとを対向させて接合することによって隔壁Sp同士で形成される第1の収納部Sの一側壁には、磁気テープ10を引き出すための開口部50が形成されている。
開口部50には、壁部3bに沿った方向の矢印Dに示す方向に移動可能なスライドドア51が取り付けられている。スライドドア51は、不図示のバネにより、開口部50を閉じる方向に付勢されている。
また、磁気テープカートリッジ1の不使用時には、磁気テープ10は完全にリール4に巻き込まれており、磁気テープ10の端部に取り付けられたリーダピン11(磁気テープカートリッジ1を使用する記録再生装置(図示せず)が、磁気テープ10を当該記録再生装置内のテープ走行路に導入するための手段)は、開口部50の近傍に形成された凹部52に係止されている。
磁気テープカートリッジ1が、記録再生装置(図示せず)にセットされると、上述したように、ブレーキボタン8の制止用ギア8aと、リールハブ5aの制止用ギア5aとの係止が解除されて、リール4が回転自在とされるとともに、マグネット式の回転駆動手段が、リールプレート7と接合してリール4を回転させる。
その後、スライドドア51が開かれて、リーダピン11が、前記記録再生装置のテープ走行路の所定位置に引き込まれ、磁気テープ10へのデータの読み書きが可能となる。
[第1のケース部材の構成]
第1のケース部材2は、具体的には、矩形をなす底面2aと、該底面2aの周縁部を囲繞するように立設された壁部2bとによって構成され、底面2aには、壁部2bの内側に隔壁Spが形成されると共に、円形の開口部が形成されている。
なお、第1の収納部Sは、第1のケース部材2に隔壁Spをもって形成された領域S11と、第2のケース部材3に隔壁Spをもって形成された領域S12(図4参照)とによって形成される。
[非接触メモリ素子の構成]
図2は、MIC100の構成を示す図である。図2に示すように、MIC100は、矩形の板状部材からなり、MIC100自体に記録された情報の読み書きを、一方の面100a側から電磁誘導等の手法により非接触で行うことができるものである。
そして、記録再生装置に設けられた読取手段が、MIC100に対して問題なく情報の読み書きを行うことができるように、MIC100は、一方の面100aが、第1のケース部材2の底面に対して所定の角度(例えば、45°)をなすように支持部材20(図3A参照)によって保持される。
ここで、図2に示すように、MIC100において、一方の面100aの反対側の面を他方の面100bとし、一方の面100aと、他方の面100bとを連結する4つの面を、上端面100c、左端面100d、右端面100e、及び下端面100fとする。
[非接触メモリ素子の一方の面の支持]
図3Aは、図1におけるA−A断面図(第2の収納部Sにおける断面図)である。また、図3Bは、第2の収納部Sにおける第1の支持部材20の構成を示す斜視図であり、図3Cは、図3Bにおいて、第1の支持部材20にMIC100を載置したときの状態を示す斜視図である。
図3A、及び図3Bに示すように、第2の収納部Sには、側面視で三角形状をなす板状の第1の支持部材20が対をなして形成されている。
このように、第1の支持部材20の斜面20aが、第1のケース部材2の底面2aに対して仰角θに傾斜してなることによって、第1の支持部材20の斜面20aに載置されたMIC100の他方の面100bが第1のケース部材2の底面2aに対して所定の角度θに傾斜することとなり、結果として、一方の面100aが、第1のケース部材2の底面2aに対して所定の角度θに傾斜して設置される形状をなしている。
なお、本実施形態において、前記所定の角度θを45°としている。また、第1の支持部材20は、その側面形状を、底面2aの一部、壁部2bの一部、及び前記斜面20aから構成しているため、直角二等辺三角形状をなすこととなる。
また、第2の収納部Sには、所定の角度に傾斜して支持されたMIC100の下端面100fを支持する位置決め部材21が、底面2aから第2の収納部Sに向けて突出するように設置されている。
更に、図3Bに示すように、第2の収納部Sには、所定の角度に傾斜して支持されたMIC100の左端面100d、及び右端面100eを支持する位置決め部材22が、底面2aから第2の収納部Sに向けて突出するように設置されている。
即ち、位置決め部材21は、傾斜して設置されたMIC100の下端面100f部を支持することで、前記傾斜方向におけるMIC100の位置決めを担う位置決め部材として機能し、位置決め部材22は、傾斜して設置されたMIC100の下端面100f部を支持することで、前記傾斜方向と直交する方向におけるMIC100の位置決めを担う位置決め部材として機能している。
ここで、MIC100の下端面100fは、第1の支持部材20にMIC100を載置したときに、底面2aに最も近い面を指し、MIC100の左端面100d、及び右端面100eは、下端面100f、及び第1の面100aに連結するMIC100における両側端面を指す。
このようにしてMIC100は、図3Cに示すように、他方の面100bが第1の支持部材20の斜面20aに当接することによって第1の支持部材20に支持され、左端面100d、及び右端面100eが位置決め部材22によって支持され、下端面100fが位置決め部材21によって支持されることとなり、結果として、底面2aに対して一方の面100aが所定の角度θをなすようにMIC100が第1のケース部材2において固定されることとなる。
[第2のケース部材の構成]
図4は、第2のケース部材3の構成を示す斜視図である。図4に示すように、第2のケース部材3は、矩形をなす底部3aと、該底部3aの周縁部に立設された壁部3bとからなる。底面3aには、壁部3bの内側に隔壁Spが形成されている。
第2のケース部材3には、第1のケース部材2と重ね合わせたときに、第1のケース部材2の領域S11と共に、大の収納部Sを形成しうる領域S12が形成され、第1のケース部材2の領域S21と共に、第2の収納部Sを形成しうる領域S22が形成されている。
また、第2のケース部材3の領域S12には、第1のケース部材2と同様に、開口部50が形成されている。
そして、第2のケース部材3の領域S22には、底面3aから板形状をなす第2の支持部材30が立設されている。この第2の支持部材30は、第1のケース部材2と、第2のケース部材3とを重ね合わせたときに、一方の面100aが第1の支持部材20で支持されたMIC100の他方の面100bを支持する支持部材である。
[非接触メモリ素子の他方の面の支持]
図5Aは、支持部材30の構成を示す側面図であり、図5Bは、支持部材30の構成を示す斜視図であり、図5Cは、支持部材30と、該支持部材30によって他方の面100bが支持されるMIC100との位置関係を示す側面図である。
図5A、及び図5Bに示すように、MIC100の他方の面100bを支持する第2の支持部材30は、第2のケース部材3の壁部3bに向けて傾斜する第1の支持面30a、及び第2の支持面30bと、側面30c,30cと、背面30dとを有してなる。
第1の支持面30aは、背面30dの頂部から壁部3bに向かって下り傾斜する支持面の一部であり、底面3aに対して、角度θの俯角をなす。即ち、第1の支持面30aは、第1の支持部材20の底面2aに対する仰角θと同じ角度の俯角を底面3aに対してなしている。
また、第2の支持面30bも、背面30dの頂部から壁部3bに向かって下り傾斜する支持面の一部であり、第2の支持面30bが底面3aに対してなす俯角θは、第1の面30aの俯角θよりも大に設定される。
また、図5Aに示すように、第2の支持面30bと、壁部3bとによって、溝部3cが形成されている。
また、支持面30bは、複数形成されてもよい。壁部3bに対する第2の支持面30bの接続位置を固定し、支持面30bが複数形成される場合、第2の支持面30bを構成する支持面が多くなればなるほど、壁部3bに接続される第2の支持面30bにおける俯角が大きくなり、溝部3cの領域を拡大できるといった効果を奏する。
一方、図5Cに示すように、第2の支持部材30において、背面30dから屈曲部31(支持面30aと支持面30bとの境界)までの距離Lfは、第1の支持面30aにMIC100を載置したときのMIC100の重心の位置から背面30dまでの距離Lgよりも小さく設定されている。
ここで、前記「第1の支持面30aにMIC100を載置したとき」のMIC100の位置とは、第1のケース部材2に設けられた位置決め部材21,22に当接するように、第1の支持部材20にMIC100を載置し、第1のケース部材2と、第2のケース部材3とを重ね合わせて仮接合し、第1の支持部材20と、第2の支持部材30とによってMIC100を挟持させた後、仮接合された第1のケース部材2、及び第2のケース部材3を反転させたときのMIC100の位置である。
第2の支持部材30は、複数設けられてもよい。その場合の間隔、即ち、第2の支持部材30の側面30c(図5B参照)同士の間隔は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、IC部を搭載しているMICの場合は、前記IC部を挟み込むような間隔に設定されることが好ましい。このように第2の支持部材30,30の間隔を設定することによって、支持部材30,30が前記IC部を保持することとなるので、当該IC部に衝撃が与えられること等による破損を低減することができる。
<非接触メモリ素子の設置>
図6A〜Hは、本発明に係る磁気テープカートリッジの実施形態において、第1のケース部材2と、第2のケース部材3とが離間したときのMICの設置態様を示す図である。
まず、図6Aに示すように、第1のケース部材2の底面2aを下にした状態で、第1の支持部材20の支持面(斜面)20a(図3B参照)に一方の面100aが当接するように、MIC100を載置する。このとき、MIC100の下端面100fは、位置決め部材21によって斜面方向の移動が制限されるように支持される。また、図示はしないが、MIC100の左端面100d、及び右端面100eは、位置決め部材22によって斜面方向と直交する方向の移動が制限されるように支持される。
このようにして、MIC100は、その一方の面100aが底面2aに対してθの角度をなすように設置される。
次に、図6Bに示すように、第1の支持部材20にMIC100が設置されることによって、一方の面100aが第1の支持部材20に支持されたMIC100の他方の面100bを第2の支持部材30が支持するように、第1のケース部材2と、第2のケース部材3とを仮接合する。
なお、本発明において、「仮接合」及び「接合」とは、第1のケース部材2の壁部2bの(上)端面と、第2のケース部材3の壁部3bの(上)端面とを当接することである。
このとき、第1の支持部材20と、第2の支持部材30の第1の支持面30aとの間隔が、内蔵するMIC100の厚さと略同じ寸法となるように、第1の支持部材20、及び第2の支持部材30の第1の支持面30aの高さ寸法が設計されている。
図6Cに示すように、第1のケース部材2と、第2のケース部材3とを仮接合したとき、MIC100は、第1の支持部材20と、第2の支持部材30の第1の支持面30aとによって挟持されることとなる。
したがって、一方の端面100aが第1の支持部材20に付勢され、他方の端面100bが第2の支持部材30に付勢され、左端面100d、及び右端面100eが位置決め部材22によって位置決めされ、及び下端面100fが位置決め部材21によって位置決めされることとなり、MIC100は、上端面100cを除いた各端面が位置決めされることになる。
次に、仮接合された第1のケース部材2と、第2のケース部材3とをねじによって接合するために、仮接合された第1のケース部材2、及び第2のケース部材3を反転させる。
このとき、図6Dに示すように、弾性体(図示せず)の付勢力によって、第1のケース部材2の壁部2bの端面と、第2のケース部材3の壁部3bの端面とが離間してしまったと仮定すると、その離間した瞬間は、MIC100は、第2の支持部材30の第1の支持面30aに載置された状態となる。
その後、図6Eに示すように、第1の支持面30aに載置されたMIC100の重心は、第1の支持面30aと第2の支持面30bとの境界(屈曲部31)よりも壁部3b側に位置するため、MIC100は屈曲部31を軸にして前記重心が下がる方向に若干回転して、第2の支持面30bを滑落し、図6Fに示すように、溝部3cに案内される。
即ち、第1のケース部材2の壁部2bの端面と、第2のケース部材3の壁部3bの端面とが離間してしまったとき、従来であれば、壁部2bの端面と、壁部3bの端面とが離間することによって形成された間隙からMIC100が飛び出してしまうなどの問題や、壁部2bの端面と、壁部3bの端面との間にMIC100が挟まってしまうなどの問題が生じる虞があったが、本発明に係る磁気テープカートリッジ1は、MIC100が溝部3cに案内されるので、MIC100を外部に出すことなく、一時的に溝部3cに収納しておくことが可能である。
次に、上端面100cが壁部3bに接し、他方の面100bが第2の支持面30bに当接することによって、溝部3cに一部が収納される態様となったMIC100は、作業者によって、再び壁部2bの端面と、壁部3bの端面との間に形成された間隙をなくすために、第2のケース部3の壁部3bの端面に、第1のケース部材2の壁部2bの端面を当接させたとき、図6Gに示すように、MIC100の他方の面100bの一部が第2の支持部材30の第2の支持面30bに当接した状態から、第1の支持部材20と、第2の支持部材30の第1の支持面30aとに挟持されることとなる。
即ち、壁部2bの端面と、壁部3bの端面とが離間することによって、第2の支持部材30の屈曲部31においてバランスを崩したMIC100は、外部へ離脱することなく、溝部3cに案内されて、壁部2bの端面と、壁部3bの端面とが再び接合されることで、図6Hに示すように、磁気テープカートリッジ1において、MIC100が適正な位置に設置されることとなる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態として、図7に示すように、他方の面100bが複数の俯角θ,θで形成されてもよい。例えば、第2の支持部材30に形成される支持面が、予め規定され、第1の支持部材20が底面2aに対してなす仰角θと略同じ俯角θを底面3aに対してなす第1の支持面30aと、前記角度θよりも大の俯角θをなす支持面30bと、前記角度θよりも大の俯角θをなす支持面30bとが形成されていてもよい。
このように、第2の支持面30bが複数の俯角を形成することによって、壁部3bに対する第2の支持面30bの接続位置を固定し、第2の支持面30bを構成する支持面が多くなればなるほど、壁部3bに接続される第2の支持面30bにおける俯角が大きくなり、溝部3cの領域を拡大できるといった効果を奏する。
また、本発明の他の実施形態として、第2の支持面30bの断面形状は、弧状や波形状をなしてもよい。
ここで、本発明における俯角θは、第1の支持面30aと、第2の支持面30bとの境界部分である屈曲部31と、第2の支持面30b、及び第2のケース部材3の壁部3bの接点とを結ぶ仮想線(図8〜10中表示)が、第2のケース部材3の底面3aに対してなす角度を意味している。
したがって、本発明の第2の支持面30bの断面形状は、第1の支持面30aの俯角θに対して第2の支持面の俯角θが大である条件を満たしていれば、特に制限されることはなく、目的に応じて適宜選択される。
以上説明したように、本発明に係る磁気テープカートリッジ用ケース、及び磁気テープカートリッジによれば、従来における諸問題を解決でき、第1のケース部材2と、第2のケース部材3とが離間した場合でも、第2の支持部材30に形成された第1の支持面30aと、第2の支持面30bとにより、メモリ素子100を一時的に溝部3cに収納し、再び、第1のケース部材2と第2のケース部材3とを接合したとき(第1のケース部材2と、第2のケース部材3との離間が略なくなったとき)には、第1の支持部材2と、第2の支持部材3とでメモリ素子100を規定された角度で再び挟持し、メモリ素子100を規定の位置に維持することができる。
本発明の磁気テープカートリッジ用ケース、及び磁気テープカートリッジは、第1のケース部材と、第2のケース部材とが離間した場合でも、内蔵されたメモリ素子を適正な位置に維持するために、一方の支持部材の形状を複数の支持面を有する形状とし、溝部を形成したので、従来の磁気テープカートリッジの支持部材の形状を改良することで実現でき、コストも削減することができる。
図1は、本発明の一実施形態における磁気テープカートリッジの構成を示す分解斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態におけるMICの構成を示す図である。 図3Aは、本発明の一実施形態における支持部材の構成を示す断面図である。 図3Bは、本発明の一実施形態における支持部材の構成を示す斜視図である。 図3Cは、本発明の一実施形態における支持部材の構成を示す斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態における第2のケース部材の構成を示す斜視図である。 図5Aは、本発明の一実施形態における押さえ部材の構成を示す断面図である。 図5Bは、本発明の一実施形態における押さえ部材の構成を示す斜視図である。 図5Cは、本発明の一実施形態における押さえ部材の構成を示す断面図である。 図6Aは、本発明の一実施形態におけるMICの設置態様を示す断面図である。 図6Bは、本発明の一実施形態におけるMICの設置態様を示す断面図である。 図6Cは、本発明の一実施形態におけるMICの設置態様を示す断面図である。 図6Dは、本発明の一実施形態におけるMICの設置態様を示す断面図である。 図6Eは、本発明の一実施形態におけるMICの設置態様を示す断面図である。 図6Fは、本発明の一実施形態におけるMICの設置態様を示す断面図である。 図6Gは、本発明の一実施形態におけるMICの設置態様を示す断面図である。 図6Hは、本発明の一実施形態におけるMICの設置態様を示す断面図である。 図7は、本発明の他の実施形態における第2の支持部材の構成を示す図である。 図8は、本発明の他の実施形態における第2の支持部材の構成を示す図である。 図9は、本発明の他の実施形態における第2の支持部材の構成を示す図である。 図10は、本発明の他の実施形態における第2の支持部材の構成を示す図である。
符号の説明
1 磁気テープカートリッジ
2 第1のケース部材
3 第2のケース部材
4 リール
5 第1のリール部材(下リール部材)
6 第2のリール部材(上リール部材)
7 リールプレート
8 ブレーキボタン
9 コイルばね
10 磁気テープ
11 リーダピン
20 第1の支持部材
21 位置決め部材
22 位置決め部材
30 第2の支持部材
31 屈曲部
50 開口部
51 スライドドア
52 凹部
100 MIC
第1の収納部
第2の収納部

Claims (5)

  1. 矩形をなす底面の周縁部に、該底面を囲繞するように壁部が立設されてなる第1のケース部材と、
    矩形をなす底面の周縁部に、該底面を囲繞し、前記壁部の端面と当接可能な端面を有する壁部が立設されてなる第2のケース部材と、
    前記第1のケース部材の壁部の端面と、第2のケース部材の壁部の端面とを接合させることによって、磁気テープを巻装したリールを収納する第1の収納部が形成され、
    前記第1のケース部材の壁部の端面と、第2のケース部材の壁部の端面とを接合させることによって形成される前記第1の収納部と異なる第2の収納部に収納される略板形状をなすメモリ素子の一方の面が、前記第1のケース部材の底面に対して前記第1のケース部材の壁部方向に所定の仰角をなすように、前記メモリ素子の一方の面を保持する第1の支持部材と、
    前記第2のケース部材の底面から前記第2の収納部側に立設され、前記メモリ素子の他方の面を保持する第2の支持部材とを有する磁気テープカートリッジ用ケースであって、
    前記第2の支持部材は、前記第2のケース部材の底面に対して第2のケース部材の壁部方向に、前記所定の仰角と略同じ角度とされた俯角をなして前記メモリ素子の他方の面を保持する第1の支持面と、該第1の支持面よりも前記壁部側に形成され、前記俯角よりも大きな俯角をなし、前記壁部において端面よりも底面側に接続される第2の支持面とを有し、第1の支持面に載置されたときのメモリ素子の重心が、該第1の支持面よりも第2のケース部材の壁部側であり、
    前記第1のケース部材と前記第2のケース部材が離間した場合には、メモリ素子が前記第2の支持部材の前記第1の支持面及び前記第2の支持面を滑り溝部に収納され、かつ前記第1のケース部材と前記第2のケース部材が再接合した場合には、メモリ素子が溝部に収納された状態から起き上がり前記第1の支持部材と前記第2の支持部材の前記第1の支持面とで保持されることを特徴とする磁気テープカートリッジ用ケース。
  2. 少なくとも一つの屈曲部が第2の支持部材の第1の支持面の上端から第2の支持面の下端までの中間点よりも上部にある請求項1に記載の磁気テープカートリッジ用ケース。
  3. 第2の支持面が、複数の支持面からなる請求項1から2のいずれかに記載の磁気テープカートリッジ用ケース。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の磁気テープカートリッジ用ケースと、
    第1の収納部に収納され、磁気テープを巻装したリールとを有することを特徴とする磁気テープカートリッジ。
  5. 第1のケース部材の底面に対して、一方の面が前記第1のケース部材の壁部方向に所定の仰角をなすように、略板形状をなすメモリ素子が第2の収納部内に設置された請求項4に記載の磁気テープカートリッジ。
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