JP4515895B2 - オーディオ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば家庭内に設置されるオーディオ・ビデオ装置や車載型のオーディオ装置のように、複数の情報源のデータを選択的に出力することが可能なオーディオ装置に関する。
一般に家庭内に設置されるオーディオ・ビデオ装置や車載型のオーディオ装置では、AM放送やFM放送以外にCD(Compact Disc)やMD(Mini Disc)、DVD(Digital Video Disc)等の様々な情報源(以後メディアと称する)を取り扱うことが可能な機種が増えている。この種の装置を使用すると、ユーザはメディアを選択するだけで所望のメディアの情報データを視聴または聴取することが可能となり、大変便利である。
一方、ハードディスクの小型化及び低価格化が進んだことにより、家電製品にハードディスクが搭載されるようになってきている。代表的な製品としては、大容量のハードディスクを搭載したハードディスク搭載オーディオプレーヤ(以下、HDDオーディオプレーヤと称する)が挙げられ、特に注目を集めている。
ところが、一般にこの種のHDDオーディオプレーヤはヘッドホンやイヤホンを利用して音楽を聴くように構成されている。このため、HDDオーディオプレーヤに記憶されたオーディオデータを例えば車載型オーディオ装置において再生する場合には、HDDオーディオプレーヤを車載型オーディオ装置に対しケーブル等を介して接続しなければならず、接続が面倒であると共に、ケーブルがシフトレバーやハンドル操作の妨げになるおそれがあり好ましくない。
そこで、従来ではHDDオーディオプレーヤにFMトランスミッタを設け、HDDオーディオプレーヤから車載型オーディオ装置のFM受信機へオーディオ信号をFM送信し、この送信されたFM信号をカーオーディオ装置のFM受信機で受信して再生出力する技術が提案されている(例えば特許文献1を参照。)。
実用新案登録第3102771号公報
ところが、上記従来のFMトランスミッタを利用した技術は、当然のことながらFMラジオと同等の音質であるため、場所によっては雑音が入りこみクリアな音声として再生することができない。また、車載型オーディオ装置において受信周波数をFMトランスミッタの送信周波数に合わせるチューニング操作が必要であり、チャネル設定に手間と時間を要するという操作上の問題点があった。
また、一般に車載型のオーディオ装置では、操作パネルが小さく多数の操作ボタンを配置することが困難なため、1個の操作ボタンの押下回数により複数のメディアを巡回式に選択するように構成されており、その選択順序は出荷時において予め固定されている。このため、ユーザによっては頻繁に選択するメディアを選択する際に、その都度操作ボタンを多数回押下しなければならず、手間と時間がかかるという問題がある。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、携帯型プレーヤの情報データをケーブル等を介すことなく、かつ簡単な操作により高品質に出力可能にするオーディオ装置を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明に係わるオーディオ装置は、メニューに登録された複数の情報源のデータを選択的に出力可能なオーディオ装置において、近距離無線データ通信方式を採用した無線インタフェースを備え、この無線インタフェースを使用して自装置との間で無線通信が可能な携帯型プレーヤを検出する。そして、自装置との間で無線通信が可能な携帯型プレーヤが検出された場合に、当該携帯型プレーヤを上記メニューに新たな情報源として追加登録するようにしたものである。
したがってこの発明によれば、携帯型プレーヤをオーディオ装置が備える無線インタフェースの通信エリアに持ち込むだけで、オーディオ装置において携帯型プレーヤが検出されてメニューに自動的に追加登録される。このため、ユーザは携帯型プレーヤをオーディオ装置にケーブル接続する必要がなくなり、かつオーディオ装置において携帯型プレーヤをメニューに登録するための設定操作も不要となる。このため、きわめて簡単に携帯型プレーヤをオーディオ装置のメニューに加えて、オーディオ装置において情報データを再生することが可能となる。
また、オーディオ装置と携帯型プレーヤとの間の無線伝送方式として近距離無線データ通信方式を採用しているので、携帯型プレーヤの情報データをディジタルデータのままオーディオ装置へ伝送することが可能となり、これによりFM電波を使用する場合に比べ携帯型プレーヤの情報データをオーディオ装置において高品質に再生することが可能となる。
またこの発明は次のような各種構成を備えることも特徴とする。
第1の構成は、上記メニューに登録された複数の情報源の中から上記携帯型プレーヤが選択された場合に、選択された携帯型プレーヤとの間で無線リンクを確立可能か否かを判定する。そしてこの判定の結果、無線リンクが確立可能な場合には、確立された無線リンクを介して上記携帯型プレーヤから伝送される情報データを受信し出力する。一方上記判定の結果、無線リンクが確立不可能と判定された場合には、上記メニューに登録された他の情報源を選択してその情報データを出力するように構成する。
このように構成すると、メニュー選択された携帯型プレーヤとの間で無線通信が可能なときにはそのまま情報データの再生出力が行われる。これに対し、例えばユーザが携帯型プレーヤを携帯していなかったり、また携帯していても電源が投入されておらず、これにより無線通信が不可能なときには、メニューに登録された他の情報源が自動的に選択されてその情報データが代わりに出力される。このため、ユーザはメニューを選択し直す操作が不要となり、これにより利便性が向上される。
第2の構成は、上記他の情報源の情報データの出力に先立ち、携帯型プレーヤとの間で無線通信が不可能な旨のメッセージを報知するように構成したものである。報知手段としては、表示メッセージを表示部に表示させるか又は合成音声メッセージを拡声出力させるものが考えられる。このようにすると、ユーザは携帯型プレーヤを再生できない旨を明確に認識することができる。
第3の構成は、上記メニューに登録された複数の情報源が巡回式で選択される場合に、ユーザの入力操作に応じて上記メニューに登録された複数の情報源の選択順序を変更するように構成したものである。これにより、ユーザごとに少数の操作で短時間に所望の情報源を選択することが可能となり、操作性のさらなる向上を図ることができる。
すなわちこの発明によれば、無線接続可能な携帯プレーヤが検出されてオーディオ装置のメニューに自動的に登録される。このため、携帯型プレーヤを特別な操作を必要とすることなくワイヤレスでオーディオ装置に接続して情報データを再生することが可能となる。したがって、携帯型プレーヤの情報データをケーブル等を介すことなく、かつ簡単な操作により高品質に出力可能にするオーディオ装置を提供することができる。
図1は、この発明に係わるオーディオ装置の一実施形態である車載型のオーディオ装置(以後カーオーディオ装置と称する)の外観図である。
カーオーディオ装置CAの前面パネル1には、制御ボタン群2、表示部3及び記録媒体挿入部4が設けてある。表示部3は、液晶表示器(LCD)により構成され、例えば選択中のメディア名、再生中の曲名及び再生時間を表示する。記録媒体挿入部4には、CDやMDなどの記録媒体が挿脱自在に挿着される。
制御ボタン群2は、電源スイッチ21、音量調節ダイヤル22及び数字キー23を備え、さらにメディア選択ボタン24、送りボタン25a、戻しボタン25b、再生/停止ボタン26及びプレーヤ検出ボタン27を備えている。電源スイッチ21は、カーオーディオ装置CAの電源のオン・オフを制御する。音量調節ダイヤル22は、時計回り又は反時計回りに操作することにより、オーディオ出力の再生音量を制御する。数字キー23は、例えば各放送局の周波数を割り当てて選局するために使用される。
メディア選択ボタン24は、CD、MD、AM放送及びFM放送などの情報源(メディア)を選択するために使用される。また、後述するメディア選択の優先順位を変更する際にも使用される。CD、MDなどの記録媒体の再生制御は、送りボタン25a、戻しボタン25b及び再生/停止ボタン26により行う。プレーヤ検出ボタン27は、無線通信可能な携帯型オーディオプレーヤを検出するために使用される。
なお、この実施形態においては、無線インタフェースとして近距離無線データ通信方式の一つであるBluetooth(登録商標)を採用した携帯型オーディオプレーヤを例にとって説明する。Bluetooth(登録商標)は、ISM(Industry Science Medical)バンドを利用した短距離無線データ通信規格の一つであり、10m以内の使用範囲で最大8台の機器を接続可能である。これらの機器はピコネットと呼ばれるネットワークを形成し、1台がマスタ、その他の機器がスレーブとして機能する。ピコネット内において各機器は、PIN(Personal Identification Number)コードと呼ばれるユニークな暗証番号を使用するによって接続認証を行う。またBluetooth(登録商標)ではノイズの多い環境でも動作するように、無線伝送方式としてホップ周波数が1600ホップ/secに設定された周波数ホッピング方式が用いられ、非同期コネクションレスチャネルによる無線通信が可能である。
図2は、カーオーディオ装置CAの機能構成を示すブロック図である。このカーオーディオ装置CAは、マイクロプロセッサにより構成されるCPU(Central Processing Unit)11を備える。このCPU11には、バス12を介してユーザインタフェース13、再生コントローラ14、及びBluetooth(登録商標)モジュール16がそれぞれ接続され、さらにデータメモリ16及びプログラムメモリ17が接続されている。
ユーザインタフェース13は、上記制御ボタン群2の操作情報をCPU11に通知すると共に、CPU11の制御の下で表示データを表示部3に表示させる。再生コントローラ14は、CPU11の制御の下、記録媒体挿入部4に挿着されたCD又はMD等の記録媒体から記録データを読み込む。そして、この読み込まれた記録データを復号し、復号されたオーディオ信号をスピーカを備えた音声出力部14aから出力させる。Bluetooth(登録商標)モジュール15はBluetooth(登録商標)アンテナ15aを備え、CPU11の制御の下、Bluetooth(登録商標)プレーヤBPとの間で無線通信を行う。
一方、データメモリ16は、例えばRAMまたはハードディスク等の随時書き込み及び読み出しが可能な記憶媒体により構成され、メディア情報テーブル16aを備える。メディア情報テーブル16aには、サポート対象のメディアの識別情報(以後メディアIDと称する)と、これらのメディアの選択優先順位を表す情報とが相互に対応付けて記憶される。またメディア種別がBluetooth(登録商標)プレーヤBPである場合には、当該Bluetooth(登録商標)プレーヤBPのメディアIDに対応付けてBluetooth(登録商標)アドレスが記憶される。図3に、このメディア情報テーブル16aにおける記憶情報の一例を示す。
プログラムメモリ17には、この発明に係わる新たな制御プログラムとして、プレーヤ登録プログラム17a、メディア再生制御プログラム17b、及び優先順位変更プログラム17cが格納されている。プレーヤ登録プログラム17aは、プレーヤ検出ボタン27の押下に応じて実行され、カーオーディオ装置CAとの間で無線通信可能なBluetooth(登録商標)プレーヤBPを検出する。
メディア再生制御プログラム17bは、メディア選択ボタン24の短押し操作により選択されたメディアの再生制御を行う。このメディアの再生制御は、送りボタン25a、戻しボタン25b及び再生/停止ボタン26の押下に応じて実行される。
優先順位変更プログラム17cは、メディア選択ボタン24の長押し操作を検知することにより実行され、その後のメディア選択ボタン24の短押し操作と再生/停止ボタン26の押下との組み合わせにより指定されるメディアの優先順位を、メディア情報テーブル16aに記憶する。
以上のように構成されたカーオーディオ装置CAの動作について説明する。
(1)携帯型オーディオプレーヤの登録動作
図4は、図1に示すカーオーディオ装置CAにおける携帯型オーディオプレーヤの登録手順及びその処理内容を示すフローチャートである。
携帯型オーディオプレーヤをカーオーディオ装置CAに新規登録する場合、ユーザは先ず前面パネル1に設けられたプレーヤ検出ボタン27を押下する。なお、カーオーディオ装置CAに携帯型オーディオプレーヤの常時検出機能を持たせることにより、プレーヤ検出ボタン27の操作を省略するようにしてもよい。
上記プレーヤ検出ボタン27の押下をユーザインタフェース13において検知すると、カーオーディオ装置CAのCPU11はプレーヤ登録プログラム17aを実行する。まず、接続可能な携帯型オーディオプレーヤBPを検出するために、ステップS4aにおいて、Bluetooth(登録商標)モジュール15によりBluetooth(登録商標)アンテナ15aを介してInquiryコマンドを送信する。
次にステップS4bにおいて、送信されたInquiryコマンドに応答する携帯型オーディオプレーヤが存在するか否かの判定を行う。この判定により携帯型オーディオプレーヤBPが検出された場合には、CPU11はステップS4cに移行し、ここで上記検出された携帯型オーディオプレーヤBPのアドレス(AD1)を取得する。そして、メディア情報テーブル16aに、上記検出された携帯型オーディオプレーヤBPのメディアID(BT1)と、上記取得されたアドレス(AD1)を、メディアの選択優先順位“7”を付して記憶する。この登録動作により、例えば図3に示すようにメディア情報テーブル16aに“BT1”が記憶される。これに対し上記ステップS4bの判定の結果、携帯型オーディオプレーヤBPからの応答が検出されなかった場合にはそのまま処理を終了する。
なお、以後同様に、他の携帯型オーディオプレーヤBP′が検出された場合にも、例えば図3に示すように、当該検出された携帯型オーディオプレーヤBPのメディアID(BT2)と、上記取得されたアドレス(AD2)が、メディアの選択優先順位“8”を付された状態でメディア情報テーブル16aに記憶される。すなわち、複数の携帯型オーディオプレーヤBPをそれぞれ独立するメディアとしてメニューに登録することができる。
(2)携帯型オーディオプレーヤの再生動作
図5は、図1に示すカーオーディオ装置CAにおける携帯型オーディオプレーヤBPの再生制御手順及びその処理内容を示すフローチャートである。
いま仮にユーザが、メディア選択ボタン24の短押しにより“BT1”を選択し、再生/停止ボタン26を押下したとする。そうすると、カーオーディオ装置CAのCPU11は、ユーザインタフェース13を介して上記再生のための操作を検出すると、以下のようにメディア再生制御プログラム17bを実行する。
すなわち、先ずステップS5aにおいてInquiryコマンドを送信する。続いてステップS5bにより、上記Inquiryコマンドに対する携帯型オーディオプレーヤBPからの応答の有無を判定する。この判定において、応答する携帯型オーディオプレーヤBPが検出された場合には、ステップS5cに移行して、応答した携帯型オーディオプレーヤBPのアドレスを取得する。そして、ステップS5dにおいて、メディア選択テーブル16aに対しアクセスし、選択されているメディア(BT1)のアドレス(AD1)を読み出す。そして、この読み出されたアドレス(AD1)と上記取得されたアドレスとが一致するか否かを判定する。
この判定の結果、一致する場合にはステップS5eに移行し、接続要求を送信して通信を開始する。かくして、携帯型オーディオプレーヤBPから無線リンクを介して送信されたオーディオデータがBluetooth(登録商標)アンテナ15aを介してBluetooth(登録商標)モジュール15により受信され、再生コントローラ14で復号されたのち音声出力部14aのスピーカから拡声出力される。
一方、ステップS5bの判定においてInquiryコマンド対する応答が無い場合、或いはステップS5dの判定において上記取得されたアドレスとメディア情報テーブル16aに記憶された選択中のメディアのアドレスとが一致しない場合には、ステップS5fに移行する。そして、このステップS5fにおいて、メディア情報テーブル16aに記憶された優先順位に従って次のメディア(この例では“BT2”)を再生候補として選択する。そして、以後上記アドレスBT1の携帯型オーディオプレーヤBPが選択された場合と同様に、上記ステップS5a〜S5eに従い上記アドレスBT2の携帯型オーディオプレーヤBPとの間の無線リンク確立処理が実行され、無線リンクが確立されると以後上記アドレスBT2の携帯型オーディオプレーヤBPのオーディオデータの再生処理が行われる。
また、上記アドレスBT2の携帯型オーディオプレーヤBPとの間の無線リンクも確立できなかった場合には、ステップS5fにおいてさらに次の優先順位のメディアが選択され、その再生制御が実行される。さらに、優先順位が最下位のメディアも再生できない場合には優先順位が第1のメディアが選択され、その再生制御が実行される。以後同様に再生可能なメディアか見つかるまで、優先順位に従いメディアが順次選択されてその再生が試みられる。
(3)メディア選択における優先順位の変更動作
次に、メディア選択ボタン24の短押しにより巡回式に選択されるメディアの優先順位の変更動作について説明する。
上述したようにメディアの選択優先順位は、メディア情報テーブル16aに記憶された優先順位に従うため、優先順位が後方に位置するメディアを再生しようとすると優先順位に相当する回数だけメディア選択ボタン24を押下しなければならず、操作が面倒である。ところが、この実施形態の装置ではユーザがメニューに登録されたメディアの優先順位を任意に変更可能である。
ユーザがメディア選択ボタン24を長押しすると、CPU11はこの長押し操作をユーザインタフェース13により検出し、次のように優先順位変更プログラム17cを実行する。
すなわち、優先順位設定モードにおいて、カーオーディオ装置CAのCPU11は、メディア選択ボタン24の短押しが検知されるごとに、メディア情報テーブル16aに記憶された優先順位に従って各メディアを選択表示にする。例えば、図1に示したように、表示部3において選択中の“MD”が破線で囲まれて表示される。この状態で、ユーザインタフェース13により再生/停止ボタン26の押下が検知されると、“MD”の優先順位を第1位(1)に変更してメディア情報テーブル16aを更新する。以後同様に、すべてのメディアについて上記動作を繰り返すことで、優先順位が更新されてメディア情報テーブル16aに記憶される。
以上述べたようにこの実施形態では、メディア選択ボタン24の短押しにより巡回式にメディアが選択されるカーオーディオ装置CAにおいて、プレーヤ検出ボタン27の押下が検知されると、自装置との間でBluetooth(登録商標)により無線通信が可能な携帯型オーディオプレーヤBPの検出を試みる。そして携帯型オーディオプレーヤBPが検出されると、この検出された携帯型オーディオプレーヤBPのアドレス情報を取得し、この取得されたアドレス情報をメディアIDと共にメディア情報テーブル16aに追加登録するようにしている。
したがってこの実施形態によれば、例えば車内に持ち込まれた携帯型オーディオプレーヤをカーオーディオ装置CAが備えるBluetooth(登録商標)モジュール15の通信エリアに持ち込むだけで、カーオーディオ装置CAにおいて携帯型オーディオプレーヤBPが検出されてメニューに新たなメディアとして自動的に登録される。このため、ユーザは携帯型オーディオプレーヤBPをカーオーディオ装置CAにケーブルにより接続する必要がなくなり、しかもカーオーディオ装置CAにおいて携帯型オーディオプレーヤBPをメニューに登録するための設定操作も不要となる。このため、きわめて簡単に携帯型オーディオプレーヤBPをカーオーディオ装置CAのメニューに加えてカーオーディオ装置CAにおいて再生することが可能となる。
また、カーオーディオ装置CAと携帯型オーディオプレーヤBPとの間の無線伝送方式としてBluetooth(登録商標)を採用しているので、携帯型オーディオプレーヤBPのオーディオデータをディジタルデータのままカーオーディオ装置CAへ伝送することが可能となり、これによりFM電波を使用する場合に比べ携帯型オーディオプレーヤBPのオーディオデータをカーオーディオ装置CAにおいて高品質に再生することが可能となる。
さらにこの実施形態では、メニューに登録された携帯型オーディオプレーヤBPがユーザにより選択された場合に、この選択された携帯型オーディオプレーヤBPとの間で無線リンクを確立可能か否かが判定される。そしてこの判定の結果、無線リンクが確立不可能な場合には、上記メニューに登録された優先順位に従い、次のメディアが選択されてそのオーディオデータが再生出力される。
したがって、例えばユーザが携帯型オーディオプレーヤBPを携帯していなかったり、また携帯していても電源が投入されていないなどの事情により無線通信が不可能なときには、メニューに登録された優先順位が次のメディアが自動的に選択されてそのデータが代わりに再生出力される。このため、ユーザはメニューを選択し直す操作が不要となり、これにより利便性が向上される。
さらにこの実施形態では、メディア情報テーブル16aに記憶されたメディアの選択優先順位を任意に変更可能としている。このため、頻繁に再生するメディアを、少数の操作により簡単かつ短時間に選択して再生することが可能となる。この効果は、多数のメディアをメニューに登録可能な本発明にかかわるオーディオ装置において、ユーザの利便性をさらに向上させる上できわめて有効である。
ちなみに、従来のカーオーディオ装置では、例えば図8に示すように、FM→AM→TV→DVD→MD→CD→FM→…という固定された順番でメディア選択が行われていたため、例えば車内に持ち込んだ外部の携帯型オーディオプレーヤBPを再生しようとするとメディア選択ボタンを7回押下しなければならず、操作が面倒である。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、携帯型オーディオプレーヤBPが検出不可能な場合、またはCD、MD及びDVD等のディスクが挿入されていない場合には、当該メディアをメニューとして表示しないようにするとよい。例えば、図7に示すようにCD及びDVDにコンテンツが存在せず、かつBT1が検出できない場合には、これらを除外して他のメディアをMD→TV→AM→FM→BT2→MD→…という順で巡回式に表示する。このため、常に再生可能なメディアのみがメニューとして表示されるため、ユーザの利便性が向上する。
また前記実施形態では、プレーヤ検出ボタン27を設けて、Bluetooth(登録商標)オーディオプレーヤを検出するように構成したが、例えばカーオーディオ装置CAの電源がオンにされてから、ある決められた期間に携帯型オーディオプレーヤを自動的に検出するように構成してもよい。そして、再生可能な携帯型オーディオプレーヤが追加された旨を合成音声メッセージなどによりユーザに知らせるようしてもよい。
さらに前記実施形態では、携帯型オーディオプレーヤの登録処理において、携帯型オーディオプレーヤBPを識別するメディアIDBT1,BT2,BT3,…とアドレスを自動的に生成して登録するようにしたが、ユーザが制御ボタン群2を用いて予め決められた操作により自由にメディアID又はアドレスを設定できるようにしてもよい。
さらに表示部に表示される各メディアを表す情報を、FM,AM,TV,DVD,MD,CD等の名称ではなく、アイコンに置き換えて表示することも可能である。また、これらのアイコンはユーザが自由に選択又は登録するようにしてもよい。
さらに、携帯型オーディオプレーヤの再生制御において、Inquiryコマンドによる携帯型オーディオプレーヤBPの検出処理を省略し、直接通信を開始するように構成してもよい。またInquiryコマンドによる携帯型オーディオプレーヤBPの検出処理の有無をユーザが予め選択できるように構成してもよい。
さらに、前記実施形態ではカーオーディオ装置CAを例にとって説明したが、この発明は屋内に固定的に設置されるオーディオ装置やポータブルタイプのオーディオ装置にも適用可能である。また、オーディオ装置としてはオーディオデータを再生する機能のみを備えるもの以外に、ビデオデータ、テキストデータ等のコンピュータデータを再生する機能を備えるものであってもよい。
その他、サポート対象のメディアの種類及び個数、前面パネル1の構成及び使用するボタン類、データメモリ16に記憶されるメディア情報テーブル16aの構成や記憶する項目、各プログラムの処理手順やその処理内容、近距離無線データ通信方式の種類などについても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明に係わるオーディオ装置の一実施形態であるカーオーディオ装置の前面部の構成を示す外観図。 図1に示したカーオーディオ装置の機能構成を示すブロック図。 図2に示したデータメモリに設けられるメディア情報テーブルの構成を示す図。 図1に示したカーオーディオ装置における携帯型オーディオプレーヤの登録手順及びその処理内容を示すフローチャート。 図1に示したカーオーディオ装置における携帯型オーディオプレーヤの再生制御手順及びその処理内容を示すフローチャート。 図1に示したカーオーディオ装置におけるメディア選択の第1の例を示す図。 図1に示したカーオーディオ装置におけるメディア選択の第2の例を示す図。 従来のメディア選択の一例を示す図。
符号の説明
CA…カーオーディオ装置、1…前面パネル、2…制御ボタン群、21…電源スイッチ、22…音量調節ダイヤル、3…表示部、4…記録媒体挿入部、23…数字キー、24…メディア選択ボタン、25a…送りボタン、25b…戻しボタン、26…再生/停止ボタン、27…プレーヤ検出ボタン、11…CPU、12…バス、13…ユーザインタフェース、14…再生コントローラ、14a…音声出力部、15…Bluetooth(登録商標)モジュール、15a…Bluetooth(登録商標)アンテナ、BP…携帯型オーディオプレーヤ、16…データメモリ、16a…メディア情報テーブル、17…プログラムメモリ、17a…プレーヤ登録プログラム、17b…メディア再生制御プログラム、17c…優先順位変更プログラム。

Claims (2)

  1. メニューに登録された複数の情報源の情報データを巡回式で選択的に出力可能なオーディオ装置において、
    近距離無線データ通信方式を採用した無線インタフェースと、
    前記無線インタフェースを使用して、自装置との間で無線通信が可能な携帯型プレーヤを検出する検出手段と、
    前記検出手段により、自装置との間で無線通信が可能な携帯型プレーヤが検出された場合に、当該携帯型プレーヤを前記メニューに新たな情報源として追加登録する追加登録手段と、
    ユーザの入力操作に応じて前記メニューに登録された複数の情報源の選択順序を変更する手段と、
    前記メニューに登録された複数の情報源の中から前記携帯型プレーヤが選択された場合に、選択された携帯型プレーヤとの間で無線リンクを確立可能か否かを判定する手段と、
    前記無線リンクが確立可能と判定された場合に、確立された無線リンクを介して前記携帯型プレーヤから伝送される情報データを受信し出力する手段と、
    前記無線リンクが確立不可能と判定された場合に、前記選択順序にしたがって前記メニューに登録された他の情報源を選択してその情報データを出力する手段と
    を具備することを特徴とするオーディオ装置。
  2. 前記他の情報源の情報データの出力に先立ち、前記携帯型プレーヤとの間で無線リンクを確立できない旨のメッセージを報知する手段を、さらに具備することを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
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