JP2006186571A - オーディオ装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スピーカの接続構成の変更に伴うオーディオ設定の手間を省くことを可能とする。
【解決手段】 スピーカの接続構成が変更された場合に、変更前の前記スピーカの接続構成に対応するオーディオ設定の調整値を、前記スピーカの接続構成と対応付けて記憶するとともに、既に記憶しているスピーカの接続構成と同じ接続構成にスピーカの接続構成が変更された場合には、当該スピーカの接続構成に対応する前記オーディオ設定の調整値を読み出してオーディオ設定の調整値として設定するようにした。
【選択図】 図9
【解決手段】 スピーカの接続構成が変更された場合に、変更前の前記スピーカの接続構成に対応するオーディオ設定の調整値を、前記スピーカの接続構成と対応付けて記憶するとともに、既に記憶しているスピーカの接続構成と同じ接続構成にスピーカの接続構成が変更された場合には、当該スピーカの接続構成に対応する前記オーディオ設定の調整値を読み出してオーディオ設定の調整値として設定するようにした。
【選択図】 図9
Description
本発明は、オーディオ装置およびその制御方法に関する。
自動車等の車両に搭載される車載装置として、車載オーディオ装置(いわゆる、カーオーディオ)が知られている。車載オーディオ装置は、ラジオ放送などを受信するアナログオーディオソースとしてのチューナや、デジタルオーディオソースとしてのCDプレーヤなどから出力される音を、アンプや車載スピーカなどを使って車内に流すものである(例えば特許文献1参照)。
また、車載オーディオ装置に接続されるスピーカとしては様々なものが知られており、例えば、高音用スピーカ(ツィータ)と低音用スピーカ(ウーファ)とを備える、いわゆる2WAYスピーカや、高音用スピーカ(ツィータ)と低音用スピーカ(ウーファ)との他に中音用スピーカ(スコーカ)を備える、いわゆる3WAYスピーカ、さらには、重低音用スピーカ(サブウーファ)といったものが知られている。
近年では、上記車載オーディオ装置として、2WAYスピーカと3WAYとが適宜付け替えに構成され、また、重低音用スピーカを追加接続可能にするなど、スピーカの接続構成を適宜に変更可能に構成されたものが知られており、ユーザは好みや予算などに応じてスピーカの接続構成を適宜変更できるようになっている。
特開平11−251939号公報
しかしながら、上記車載オーディオ装置にあっては、スピーカ接続構成に応じて音声出力に関するオーディオ設定をユーザが適宜調整可能に構成されているものの、スピーカ接続構成を変更するごとに、特に、以前のスピーカ接続構成に戻した場合に、そのスピーカ接続構成に応じたオーディオ設定を再度行う必要があり、非常に面倒である、といった問題があった。
また、この問題は、車載オーディオ装置に限らず、スピーカ接続構成を変更可能に構成された一般的なオーディオ装置にも共通する問題である。
また、この問題は、車載オーディオ装置に限らず、スピーカ接続構成を変更可能に構成された一般的なオーディオ装置にも共通する問題である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザがスピーカの接続構成の変更に伴うオーディオ設定の手間を省くことのできるオーディオ装置、および、その制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、スピーカの接続構成が変更可能に構成され、前記スピーカの接続構成に応じてオーディオ設定を調整可能に構成されたオーディオ装置であって、前記スピーカの接続構成が変更された場合に、変更前の前記スピーカの接続構成に対応するオーディオ設定の調整値を、前記スピーカの接続構成と対応付けて記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に記憶されているスピーカの接続構成と同じ接続構成にスピーカの接続構成が変更された場合に、当該スピーカの接続構成に対応する前記オーディオ設定の調整値を読み出すようにしたことを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記記憶手段は、前記スピーカの接続構成ごとにオーディオ設定の調整値のデフォルト値を予め記憶することを特徴とする。
なお、上記発明において、前記スピーカの接続構成が変更されたとき、変更前の前記スピーカの接続構成に対応する前記オーディオ設定の調整値が前記記憶手段に既に記憶されている場合には、変更前の前記スピーカの接続構成に対応する今回のオーディオ設定の調整値により、前記記憶手段に既に記憶されている前記オーディオ設定の調整値を書き換えるようにすれば良い。
また本発明は、上記発明において、車輌に搭載される車載機器として構成されたことを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明は、スピーカの接続構成が変更可能に構成され、前記スピーカの接続構成に応じてオーディオ設定を調整可能に構成されたオーディオ装置の制御方法であって、前記スピーカの接続構成が変更された場合に、変更前の前記スピーカの接続構成に対応するオーディオ設定の調整値を、前記スピーカの接続構成と対応付けて記憶するとともに、既に記憶しているスピーカの接続構成と同じ接続構成にスピーカの接続構成が変更された場合には、当該スピーカの接続構成に対応する前記オーディオ設定の調整値を読み出してオーディオ設定の調整値として設定することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザがスピーカの接続構成の変更に伴うオーディオ設定の手間を省くことができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態に係る車載用電子機器の一態様たるカーオーディオ装置1の正面図であり、図2は当該カーオーディオ装置1の装置本体2の正面図である。図1に示すように、カーオーディオ装置1の正面(フロント部分)には、着脱可能コントロールパネル(以下、DCP(Detachable Control Panel)という)3が装置本体2に対して取り外し自在に取り付けられる。
図1は本実施の形態に係る車載用電子機器の一態様たるカーオーディオ装置1の正面図であり、図2は当該カーオーディオ装置1の装置本体2の正面図である。図1に示すように、カーオーディオ装置1の正面(フロント部分)には、着脱可能コントロールパネル(以下、DCP(Detachable Control Panel)という)3が装置本体2に対して取り外し自在に取り付けられる。
DCP3は、カーオーディオ装置1の表示手段および操作手段として機能するものであり、DCPケース4と、液晶パネル5と、当該液晶パネル5上に設けられたタッチパネル6と、液晶パネル5の左右両側に配設された複数の操作キー7とを有している。液晶パネル5の上下縁部には上フレーム8Aおよび下フレーム8Bが設けられ、これら上フレーム8Aおよび下フレーム8Bにより液晶パネル5が挟持される。また下フレーム8Bには液晶パネル5との隣接部分に沿ってほぼ等間隔に凹部9が4箇所形成されている。これら凹部9は、タッチパネル6上の操作箇所を案内するものである。具体的には、液晶パネル5には、これら4箇所の凹部9に対応して4つの操作ボタンアイコン10が表示され、ユーザが下フレーム8B上で指を摺動させれば、液晶パネル5に表示された操作ボタン10の位置を凹部9の位置から察することができるようになっている。したがって、ユーザは液晶パネル5を見なくとも、タッチパネル6の操作を容易に行うことができる。
さらに、図1に示すように、液晶パネル5の左右両縁のそれぞれには、上下に延びるガイド片11が設けられている。これらのガイド片11は、上記下フレーム8Bの凹部9と同様に、タッチパネル6上の操作箇所を案内するものである。具体的には、液晶パネル5の左右両縁付近には、液晶画面5に表示されている表示項目を順次変更するためのスクロール操作アイコン12が表示されており、ユーザはガイド片11を頼りにスクロール操作アイコン12を操作することができる。すなわち、ユーザがガイド片11に沿ってタッチパネル6上を指で摺摩することで、スクロール操作アイコン12が操作され、表示項目が順次変更される。
DCP3が複数の操作キー7を備えることは上述の通りであるが、これらの操作キー7として、電源・ボリュームキー7A、ソースボタン7B、オープン・イジェクトボタン7C、アジャストボタン7D、モードボタン7E、サウンドボタン7F、および、ISRボタン7Gが設けられている。電源・ボリュームキー7Aはロータリーキースイッチとして構成され押下操作によって電源がオン・オフし、また、回転操作によってボリューム(音量)が調整される。ソースボタン7Bは音源ソースを切り換えるための押下式ボタンであり、押下の度に、再生する音源ソースが切り換えられる。音源ソースとしては、装置本体1に内蔵されたラジオ音源やCD(Compact Disc)音源、装置本体2に通信可能に接続されたCDチェンジャーやDVD(Digital Versatile Disk)チェンジャー、および、外部音声入力端子から入力される外部音声などが用いられている。
オープン・イジェクトボタン7CはDCP3を開くための押下式ボタンであり、DCP3が閉じた状態でオープン・イジェクトボタン7Cが押下されると、DCP3が図示せぬリンク機構により装置本体1から押し出されるように傾倒して開状態となり、装置本体2の正面(フロント部分)が露出する。図2に示すように、装置本体2の正面にはCDの挿入口20が設けられており、DCP3を開状態とすることで装置本体2へのCDの挿脱が可能となる。また、DCP3が開いた状態で上記オープン・イジェクトボタン7Cを操作した場合には、挿入口20からのCDの排出動作が行われる。さらに、DCP3が開状態となった場合には、所定時間経過後に、図示せぬリンク機構が作動して、自動で閉状態となる。
アジャストボタン7Dは装置本体2の各種の設定や調整をするときに使用される操作ボタンである。モードボタン7Eは例えばCD再生時の再生モードを設定するための押下式ボタンであり、押下の度に、リピート再生やランダム再生といった再生モードが切り替わり設定される。また、当該モードボタン7Eが長押操作された場合には、液晶パネル5の表示が標準表示とデザインを省略して視認性を向上させたシンプル表示との間で表示が切り換えられる。サウンドボタン7Fは音響に関する各種の設定や調整をするときに使用される操作ボタンである。ISRボタン7Gは現在の音源ソースの選択状態にかかわらず、特定のラジオチャンネルを受信してラジオ音声を出力させるための操作ボタンである。
また、DCP3の正面には、車室内の明るさを感知するフォトセンサの受光窓13と、リモートコントローラからの信号を受光するための受光窓14とが設けられている。本カーオーディオ装置1にあっては、上記フォトセンサで感知した車室内の明るさに応じて液晶パネル5のバックライトの輝度が調整されるようになっている(いわゆる、オートディマー機能)。
このDCP3は、上記のように、装置本体2から取り外し可能になっており、その構造について説明すると、図3に示すように、DCP3の背面には、2つの係合突起30A、30Bと1つの係合受け31とが形成されると共にコネクタ接点32が形成され、また、図2に示すように、装置本体2の正面には、上記DCP3を取り付けるための支持プレート21が設けられ、この支持プレート21上に2つの係合受け22A、22Bと、1つの係合突起23と、コネクタ接点24とが形成されている。この構成の下、DCP3の背面の係合受け31を装置本体2の支持プレート21上の係合突起23に押し込んで、DCP3の一端側を装置本体2に係合させた後、DCP3の背面の係合突起30A、30B及びコネクタ接点32をそれぞれ装置本体2の係合受け22A、22B及びコネクタ接点24に押し込んで係合させることで、DCP3が装置本体2の正面に取り外し自在に取り付けられる。
DCP3が装置本体2に取り付けられた状態にあっては、上記コネクタ接点32および24を介してDCP3と装置本体2との間で信号の送受が可能となり、これらDCP3と装置本体2との間で操作キー7の操作に応じた操作信号や、液晶パネル5へ各種情報を表示するための信号等が送受される。
次いで、本カーオーディオ装置1の機能的構成について図4を参照して詳述する。図4はカーオーディオ装置1の装置本体2およびDCP3の機能的構成を示すブロック図である。この図に示すように、カーオーディオ装置1の装置本体2は、マスターマイコン100と、ラジオ受信部110と、CD再生部120と、音声出力部120とを備えている。
マスターマイコン100は、装置本体2の各部およびDCP3の制御を実行するものであり、制御手段としてのCPU101や、記憶手段としてのEEPROM102およびRAM103を備えている。また、EEPROM102には、制御用プログラムやメニュー画面などの各種表示用データが格納されている。なお、図示を省略しているが、マスターマイコン100には、車両のバッテリに直結されたバックアップ電源と、キースイッチを介してバッテリに接続されたACC電源とが供給されている。したがって、ACC電源がオフの間は、バックアップ電源がマスターマイコン100に供給されて、RAM103に格納したデータが保持される。
マスターマイコン100は、装置本体2の各部およびDCP3の制御を実行するものであり、制御手段としてのCPU101や、記憶手段としてのEEPROM102およびRAM103を備えている。また、EEPROM102には、制御用プログラムやメニュー画面などの各種表示用データが格納されている。なお、図示を省略しているが、マスターマイコン100には、車両のバッテリに直結されたバックアップ電源と、キースイッチを介してバッテリに接続されたACC電源とが供給されている。したがって、ACC電源がオフの間は、バックアップ電源がマスターマイコン100に供給されて、RAM103に格納したデータが保持される。
ラジオ受信部110は、AM/FM波のラジオ放送を受信するものであり、アンテナ111と、チューナ回路112とを備え、チューナ回路112がマスターマイコン100の指示に基づいて所定チャンネルのラジオ放送を受信し、音声信号を音声出力部120に出力する。CD再生部120は、マスターマイコン100の制御の下、CDに記録されている音楽データを読み取り、音声信号を音声出力部130に出力するCD読取部121を備えている。
音声出力部130は、マスターマイコン100の制御の下、ラジオ受信部110及びCD再生部120の各々からの音声信号に基づいて音声を出力するものであり、DSP(Digital Signal Processor)131と、音量を調整する電子ボリューム回路132とを備えている。DSP131は、マスターマイコン100の制御の下、音声信号に対して、例えばフィルタ処理やイコライザ処理、デコード処理といったデジタル音声信号処理を施して電子ボリューム回路132に出力するものであり、電子ボリューム回路132は、マスターマイコン100の制御の下、再生音量を調整すべく、音声信号をD/A変換した後に信号の振幅レベルを調整して出力するものである。また、DSP131には、上記ラジオ受信部110及びCD再生部120のほかにも、例えば図示せぬカーナビゲーション装置といった外部機器からの外部音声信号が入力可能に構成されている。
本カーオーディオ装置1には、例えば2線の同軸ケーブルからなるRCAコネクタを介して外部アンプユニット160が接続されており、上記電子ボリューム回路132から出力された音声信号がRCAコネクタを介して外部アンプユニット160に入力される。外部アンプユニット160は複数のスピーカSPが接続可能に構成されており、接続可能なスピーカSPの最大数だけのアンプ回路(図示せず)を備え、電子ボリューム回路132から入力された音声信号を増幅して、現在接続されている各スピーカSPに出力する。なお、スピーカSPの接続構成については後に詳述することとする。また、本実施の形態では、装置本体2に外部アンプユニット160を接続して音を出力する構成としたが、これに限らず、アンプ回路やスピーカを装置本体2に内蔵し、外部アンプユニット160を介さずに音声を出力可能に構成しても良い。
DCP3は、上記のように、液晶パネル5とタッチパネル6と操作キー7とを備える他、さらに、DCP3の各部を制御する表示マイコン151と、当該表示マイコン151の指示に基づいて液晶パネル5に各種情報表示を行うLCDドライバ152とを有している。DCP3が装置本体2に装着された場合には、DCP3の表示マイコン151と装置本体2のマスターマイコン100とが上記コネクタ接点24、32により電気的に接続され、各種信号の授受を行う。例えば操作キー7の一つである電源・ボリュームキー7A(図1参照)が回転操作され、ユーザによりボリューム調整が行われた場合には、かかる回転操作量が図示せぬエンコーダにより検出され、表示マイコン151からマスターマイコン100に送信される。この結果、マスターマイコン100は、再生音量が電源・ボリュームキー7Aの回転操作量に応じたボリュームとなるように電子ボリューム回路132を制御することとなる。
タッチパネル6には抵抗膜方式のタッチパネルが用いられ、その表面に手などが触れた場合、その接触点の位置座標に応じた電圧の信号が表示マイコン151に出力され、かかる信号に基づいて表示マイコン151によって接触点座標が特定される。これにより、液晶パネル5に表示されているどの操作ボタンが操作されたかが特定され、その操作に応じた動作が実行される。
さて、上述したように、外部アンプユニット160は複数のスピーカSPが接続可能に構成されており、本実施の形態では、当該外部アンプユニット160に最大6つのスピーカSPが接続可能となっている。詳細には、装置本体2には、2チャンネル(Right、Left)分の音声出力端子を備える3つの音声信号出力部OUT1〜OUT3が設けられている。そして、これら音声信号出力部OUT1〜OUT3の各々には、外部アンプユニット160を介して、スピーカSP1L、SP1R、SP2L、SP2R、SP3L、SP3Rが接続可能に構成されている。
スピーカSPの接続構成について詳述すると、本実施の形態では、接続されるスピーカSPの種類(出力可能周波数帯域)に応じて、「3WAY」、「2WAY」、「5.1ch」および「NORMAL」の4パターンの接続構成が採用され得る。なお、以下の説明では、「3WAY」、「2WAY」、「5.1ch」および「NORMAL」の各々を第1パターンP1、第2パターンP2、第3パターンP3、および、第4パターンP4と呼ぶことにする。
図5は車室内におけるスピーカSPの配置構成を示す図であり、図6はスピーカSPの接続構成ごとに音声信号出力部OUT1〜OUT3とスピーカSPの接続関係を示す図である。なお、図5において、符号Xは車両の運転席であり、符号Yは助手席、符号Zは後部座席である。
これらの図に示すように、本実施の形態では、スピーカSPとして、ツィータ、ミドルレンジスピーカ(フルレンジスピーカを含む)、サブウーハ、フロントスピーカ、リアスピーカ、および、センタースピーカが適宜組み合わせて用いられる。なお、図6では、ツィータを「HIGH」、ミドルレンジスピーカ(フルレンジスピーカを含む)を「MID」、サブウーハを「SUB WOOFER又はSW」、フロントスピーカを「FRONT」、リアスピーカを「REAR」、センタースピーカを「CTR」と表記している。
各パターンP1〜P4について詳細には、第1パターンP1は、音声信号出力部OUT1の出力先(スピーカSP1L、SP1R)がツィータ(HIGH2ch)、音声信号出力部OUT2の出力先(スピーカSP2L、SP2R)がフロントスピーカ(MID2ch)、音声出力OUT3の出力先(スピーカSP3L、SP3R)がサブウーハ(SUB WOOFER2ch)である3WAY構成となる。
第2パターンP2は、音声信号出力部OUT1の出力先SP1L、SP1Rがツィータ(HIGH2ch)、音声信号出力部OUT2の出力先SP2L、SP2Rがフロントスピーカ(MID2ch)、音声信号出力部OUT3の出力先SP3L、SP3Rがリアスピーカ(REAR)である2WAY構成となる。
第2パターンP2は、音声信号出力部OUT1の出力先SP1L、SP1Rがツィータ(HIGH2ch)、音声信号出力部OUT2の出力先SP2L、SP2Rがフロントスピーカ(MID2ch)、音声信号出力部OUT3の出力先SP3L、SP3Rがリアスピーカ(REAR)である2WAY構成となる。
第3パターンP3は、音声信号出力部OUT1の出力先SP1L、SP1Rがフロントスピーカ(FRONT2ch)、音声信号出力部OUT2の出力先SP2L、SP2Rがサラウンドスピーカ(REAR2ch)、音声信号出力部OUT3の出力先SP3L、SP3Rがセンタースピーカおよびサブウーハ(CTR+SW)である5.1ch構成となる。
第4パターンP4は、音声信号出力部OUT1の出力先SP1L、SP1Rがフロントスピーカ(FRONT2ch)、音声信号出力部OUT2の出力先SP2L、SP2Rがリアスピーカ(REAR2ch)、音声信号出力部OUT3の出力先SP3L、SP3Rがサブウーハ(SW2ch)である標準的な構成となる。
第4パターンP4は、音声信号出力部OUT1の出力先SP1L、SP1Rがフロントスピーカ(FRONT2ch)、音声信号出力部OUT2の出力先SP2L、SP2Rがリアスピーカ(REAR2ch)、音声信号出力部OUT3の出力先SP3L、SP3Rがサブウーハ(SW2ch)である標準的な構成となる。
これらのスピーカ接続構成を示す第1〜第4パターンP1〜P4は、前掲図6に示すスピーカ接続構成テーブル200としてマスターマイコン100のEEPROM102に記憶されている。そして、車室内のスピーカSPの接続構成に変更があった場合には、ユーザがDCP3を操作することによって、上記第1〜第4パターンP1〜P4の中から新たなスピーカ接続構成を設定することになる。
具体的には、ユーザが上記アジャストボタン7Dを押下操作することで、図7(A)に示す調整メニュー画面210を液晶パネル5に表示させる。この調整メニュー画面210には、調整項目の大項目として、「APPEARANCE」、「SOUND」、「TUNER」および「SETTING」の4つの項目が表示される。そして、スピーカ接続構成の設定変更時には、ユーザが「SETTING」をタッチ操作することで、図7(B)に示すように、セッティング画面211が液晶パネル5に表示される。このセッティング画面211にあっては、大項目「SETTING」に属する複数の調整項目の中から1つの調整項目が表示される。本実施の形態では、大項目「SETTING」に属する調整項目「SYSTEM CHECK」がスピーカ接続構成の設定に対応しており、ユーザは、セッティング画面12において、スクロール操作アイコン12をタッチ操作して、調整項目「SYSTEM CHECK」を表示させる。
そして、ユーザは調整項目「SYSTEM CHECK」とともに表示されているENTキーをタッチ操作することで、図7(C)に示すシステムチェック確認画面212を表示させる。このシステムチェック確認画面212は、システムチェックを実行するか否かをユーザに問い合わせるための画面であり、OKボタンとCANCELボタンとを含んでいる。そして、ユーザがOKボタンをタッチ操作すると、図7(D)に示すスピーカセレクト画面213が表示される。このスピーカセレクト画面213には、上記第1〜第4パターンP1〜P4を示すボタンが表示されており、変更後のスピーカ接続構成に対応するボタンをタッチ操作することで、スピーカ接続構成の変更・選択が行われる。このようにスピーカ接続構成が選択・変更されると、そのスピーカ接続構成がマスターマイコン100に出力されることになる。
また、本実施の形態では、第1〜第4パターンP1〜P4のスピーカ接続構成ごとに、オーディオ(Audio)設定が可能となっている。具体的には、前掲図7(A)に示すように、調整メニュー画面210には大項目「SOUND」が設けられており、この大項目「SOUND」には、第1〜第4パターンP1〜P4のスピーカ接続構成ごとに複数の調整項目が設けられ、これらの調整項目を調整することでオーディオ設定がなされる。具体的には、図8に示すように、第1パターンP1(3WAY)および第4パターンP4(NORMAL)には、調整項目として、イコライザ設定に関する「EQ_SELECT」、サブウーハの出力設定に関する「SUB−WOOFER」、および、アンプ回路の有効/無効設定に関する「AMP_CANCEL」の3つの調整項目が設けられ、第2パターンP2には、調整項目として、「EQ_SELECT」、および、「AMP_CANCEL」の2つの調整項目が設けられている。また、第3パターンP3(5.1ch)には、調整項目として、センタースピーカ音声出力の有効/無効を設定する「CENTER−SP」と、上記「SUB−WOOFER」、および、上記「AMP_CANCEL」の3つの調整項目が設けられている。
上記の構成の下、スピーカ接続構成が変更された場合には、そのスピーカ接続構成に対応する各調整項目をユーザが調整することでオーディオ設定がなされる。また、本実施の形態では、スピーカ接続構成が変更され、新たなスピーカ接続構成のオーディオ設定がなされた場合、マスターマイコン100は、変更前のスピーカ接続構成のオーディオ設定を破棄せずにRAM103に記憶させて保持しておく構成としている。
オーディオ設定の保持動作について詳細には、図9に示すように、マスターマイコン100は、システムチェック確認画面212(前掲図7(C)参照)においてOKボタンがタッチ操作された場合、スピーカセレクト画面213(前掲図7(D)参照)を液晶パネル5に表示して、システムチェック動作を開始する(ステップS1)。次いで、マスターマイコン100は、スピーカセレクト画面213において、いずれかのスピーカ接続構成が選択されたか否かを判断し(ステップS2)、スピーカ接続構成が選択されていない場合は(ステップS2:NO)、オーディオ設定を終了する。
一方、いずれかのスピーカ接続構成が選択された場合は(ステップS2:YES)、マスターマイコン100は、変更前のスピーカ接続構成に対応するオーディオ(Audio)設定を、当該スピーカ接続構成と対応付けてRAM103に記憶させ(ステップS3)、そして、変更後のスピーカ接続構成(上記ステップS2にて選択されているスピーカ接続構成)に対応するオーディオ設定を読み出し(ステップS4)、オーディオ設定を終了する。これにより、現在のオーディオ設定が変更後のスピーカ接続構成に対応したオーディオ設定に置き換えられることとなる。
ここで、初期状態においては、RAM103には、第1〜第4パターンP1〜P4のスピーカ接続構成ごとにオーディオ設定の初期値(デフォルト値)が記憶されている。そして、スピーカ接続構成が変更された場合には、変更前のスピーカ接続構成に対応するオーディオ設定値により、その初期値が書き換えられる。なお、第1〜第4パターンP1〜P4のスピーカ接続構成ごとのオーディオ設定を、いつでも初期値(デフォルト値)に戻すことを可能にすべく、これらの初期値をEEPROM102に格納しておく構成が望ましい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、スピーカ接続構成が変更された場合に、変更前のスピーカの続構成に対応するオーディオ設定の調整値を、スピーカ接続構成と対応付けてRAM103に記憶するとともに、既に記憶しているスピーカ接続構成と同じ接続構成に変更された場合に、当該スピーカ接続構成に対応するオーディオ設定の調整値を読み出すようにしたため、スピーカ接続構成が以前のスピーカ接続構成に戻された場合に、ユーザは、そのスピーカ接続構成に応じたオーディオ設定を再度行う必要がなく、オーディオ設定の再調整の手間を省くことができる。
また、本実施の形態によれば、RAM103がスピーカ接続構成ごとにオーディオ設定の調整値のデフォルト値を予め記憶する構成としたため、スピーカ接続構成を新たな接続構成に変更した場合であっても、そのスピーカ接続構成に対応するデフォルト値が読み出されるから、ユーザのオーディオ設定の調整が容易となる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用可能である。
例えば、上述した実施の形態では、オーディオ装置の一例として車載機器であるカーオーディオ装置を例示したが、これに限らず、スピーカ接続構成が変更可能なオーディオ装置であれば任意のオーディオ装置に本発明を適用することができる。
例えば、上述した実施の形態では、オーディオ装置の一例として車載機器であるカーオーディオ装置を例示したが、これに限らず、スピーカ接続構成が変更可能なオーディオ装置であれば任意のオーディオ装置に本発明を適用することができる。
1 カーオーディオ装置
2 装置本体
3 DCP
5 液晶パネル
6 タッチパネル
100 マスターマイコン
101 CPU
103 RAM
200 スピーカ接続構成テーブル
SP スピーカ
2 装置本体
3 DCP
5 液晶パネル
6 タッチパネル
100 マスターマイコン
101 CPU
103 RAM
200 スピーカ接続構成テーブル
SP スピーカ
Claims (4)
- スピーカの接続構成が変更可能に構成され、前記スピーカの接続構成に応じてオーディオ設定を調整可能に構成されたオーディオ装置であって、
前記スピーカの接続構成が変更された場合に、変更前の前記スピーカの接続構成に対応するオーディオ設定の調整値を、前記スピーカの接続構成と対応付けて記憶する記憶手段を備え、
前記記憶手段に記憶されているスピーカの接続構成と同じ接続構成にスピーカの接続構成が変更された場合に、当該スピーカの接続構成に対応する前記オーディオ設定の調整値を読み出すようにした
ことを特徴とするオーディオ装置。 - 前記記憶手段は、前記スピーカの接続構成ごとにオーディオ設定の調整値のデフォルト値を予め記憶することを特徴とする請求項1に記載のオーディオ装置。
- 車輌に搭載される車載機器として構成されたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のオーディオ装置。
- スピーカの接続構成が変更可能に構成され、前記スピーカの接続構成に応じてオーディオ設定を調整可能に構成されたオーディオ装置の制御方法であって、
前記スピーカの接続構成が変更された場合に、変更前の前記スピーカの接続構成に対応するオーディオ設定の調整値を、前記スピーカの接続構成と対応付けて記憶するとともに、
既に記憶しているスピーカの接続構成と同じ接続構成にスピーカの接続構成が変更された場合には、当該スピーカの接続構成に対応する前記オーディオ設定の調整値を読み出してオーディオ設定の調整値として設定する
ことを特徴とするオーディオ装置の制御方法。
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