JP4515777B2 - 電子機器 - Google Patents

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JP4515777B2 JP2004007273A JP2004007273A JP4515777B2 JP 4515777 B2 JP4515777 B2 JP 4515777B2 JP 2004007273 A JP2004007273 A JP 2004007273A JP 2004007273 A JP2004007273 A JP 2004007273A JP 4515777 B2 JP4515777 B2 JP 4515777B2
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Description

本発明は,主にテレビ共同受信システムに利用される電子機器に関し,詳しくはその電子機器の蓋体の開閉検出を行う機構に関する。
従来では,蓋と筐体を備えた装置に置いて,装置本体の筐体にスイッチを露出させるための孔を設けてこの孔に筐体内に配設した押圧スイッチを孔から筐体表面に突出しない高さで持って臨ませて,上記蓋にはこの蓋が閉じた時に上記孔を通じて押圧スイッチを押圧することにより蓋の開閉検出を行う突起を突設した蓋開閉検知機構となっていた。
(例えば,特許文献1参照)
特開2001−160853号公報
しかし,従来の蓋開閉検知機構によると,スイッチに当接させる細長の柱状のボスを蓋部に設けなければならないので,例えば筐体が大きくなり当該筐体に収容される電子回路の配置によっては,前記ボスを長く作る必要が生じ,これによって成形が困難となり生産性が劣るといった問題点を有していた。さらに,通常時に蓋を閉じた状態でいることが多い電子機器の場合,蓋を開けた状態でスイッチが押されず,蓋を閉じた状態でスイッチが押されるため,スイッチ中のバネなどがへたり,スイッチの信頼性が低下するといった問題も有していた。そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,安価で構成が簡単で信頼性の高い蓋開閉検出機構を備えた電子機器を提供することにある。
他の目的は,大きな筐体にも対応可能な蓋開閉検出機構を備えた電子機器を提供することにある。
他の目的は,スイッチの信頼性を向上させることができる電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は,
内部に電子回路が収納され一方を開口した箱状に形成された筐体と,
当該筐体の一端が開閉自在に装設された蓋体と,を備えた電子機器において,
前記筐体の開口部分には,表示板が設けられ,
前記蓋体には,当該蓋体の開閉状態を含む当該電子機器の動作状態をモニターするためのステイタスモニターユニットを収容したシールドケースが組み付けられており,
前記シールドケースには,
前記蓋体の開閉状態を検出する蓋開閉検出機構として,
前記シールドケースの側面に,当該シールドケース内に向けて突設された切起部と,
前記切起部と,前記蓋体を閉じたときに前記表示板と対向する当該シールドケースの前面と,この前面とは反対側の後面とに,それぞれ,相対向するように同一軸線上に形成された挿通孔と,
前記シールドケース内で前記前面と前記切起部との間に設けられる前記ステイタスモニターユニットのプリント配線板に,前記各挿通孔と同一軸線上となるよう形成された挿通孔と,
前記プリント配線板において前記シールドケースの後面と対向する面に設けられた開閉状態検出用のスイッチと,
前記各挿通孔に遊貫され,前記シールドケースの切起部と後面との間に位置する中間部分に,前記蓋体が開状態にあるとき前記スイッチに当接されて前記スイッチをオンするための腕金部が形成された,平板状の伝達部と,
前記腕金部と前記シールドケースの後面との間に設けられ,前記蓋体が開状態にあるとき,前記伝達部を前記シールドケースの前面側に移動させて,前記腕金部を前記スイッチに当接させるスプリングと,
からなり,前記蓋体が閉状態にあるときには,前記シールドケースの前面の挿通孔から突出された前記伝達部の先端部が,前記筐体の開口部分に設けられた表示板に当接されて,前記伝達部がシールドケース内に移動し,前記腕金部が前記スイッチから離れて,前記スイッチをオフするように構成された蓋開閉検出機構が設けられたことを特徴とする。
また,請求項2に記載の発明は,
内部に電子回路が収納され一方を開口した箱状に形成された筐体と,
当該筐体の一端が開閉自在に装設された蓋体と,を備えた電子機器において,
前記筐体の開口部分には,表示板が設けられ,前記蓋体には,当該蓋体の開閉状態を含む当該電子機器の動作状態をモニターするためのステイタスモニターユニットを収容したシールドケースが組み付けられており,
前記シールドケースには,
前記蓋体の開閉状態を検出する蓋開閉検出機構として,
前記蓋体を閉じたときに前記表示板と対向する前記シールドケースの前面に形成された挿通孔と,
前記シールドケースの前記前面とは反対側の後面から前記前面方向に,前記挿通孔と相対向するように突設された切起部と,
前記シールドケース内に設けられる前記ステイタスモニターユニットのプリント配線板に,前記挿通孔及び前記切起部と相対向し同一軸線上となるよう形成された挿通孔と,
前記プリント配線板において前記シールドケースの後面と対向する面に設けられた開閉状態検出用のスイッチと,
前記シールドケース及び前記プリント配線板に形成された各挿通孔に遊貫されると共に,前記シールドケースの後面側先端部が略コ字形に折り返され,その折り返し部において前記シールドケースの後面との対向面には,前記切起部を遊嵌させるための挿通孔が形成され,しかも,前記蓋体が開状態にあるとき,折り返し部の先端が前記スイッチに当接されて前記スイッチをオンするように構成された伝達部と,
前記伝達部の折り返し部と前記シールドケースの後面との間に設けられ,前記蓋体が開状態にあるとき,前記伝達部を前記シールドケースの前面側に移動させて,前記折り返し部の先端を前記スイッチに当接させるスプリングと,
からなり,前記蓋体が閉状態にあるときには,前記シールドケースの前面の挿通孔から突出された前記伝達部の先端部が,前記筐体の開口部分に設けられた表示板に当接されて,前記伝達部がシールドケース内に移動し,前記伝達部の折り返し部の先端が前記スイッチから離れて,前記スイッチをオフするように構成された蓋開閉検出機構が設けられたことを特徴とする。
請求項1に記載の電子機器においては,内部に電子回路が収納された筐体の開口部分に,表示板が設けられ,その筐体の開口を開閉する蓋体に,蓋体の開閉状態を含む当該電子機器の動作状態をモニターするためのステイタスモニターユニットを収容したシールドケースが組み付けられている。
また,シールドケースには,蓋体の開閉状態を検出する蓋開閉検出機構が設けられている。
この蓋開閉検出機構は,シールドケースの側面から突設された切起部と,蓋体を閉じたときに表示板と対向するシールドケースの前面と,この前面とは反対側の後面とに,それぞれ,相対向するように同一軸線上に形成された挿通孔,及び,シールドケース内で前面と切起部との間に設けられるステイタスモニターユニットのプリント配線板に形成された挿通孔,を備えており,これら各挿通孔には,平板状の伝達部が遊嵌されている。
また,シールドケース内には,ステイタスモニターユニットのプリント配線板が設けられており,プリント配線板において,シールドケースの後面と対向する面には,開閉状態検出用のスイッチが設けられている。
そして,上記各挿通孔に遊嵌された伝達部において,シールドケースの切起部と後面との間に位置する中間部分には,蓋体が開状態にあるとき,開閉状態検出用のスイッチに当接されて,このスイッチをオンする腕金部が形成されている。
また,この腕金部とシールドケースの後面との間には,蓋体が開状態にあるとき,伝達部をシールドケースの前面側に移動させて,腕金部を前記スイッチに当接させるスプリングが設けられている。
そして,蓋体が閉状態にあるときには,シールドケースの前面の挿通孔から突出された伝達部の先端部が,筐体の開口部分に設けられた表示板に当接されて,伝達部がシールドケース内に移動し,腕金部がスイッチから離れて,スイッチがオフ状態になる。
従って,本発明の電子機器によれば,開閉状態検出用のスイッチをオン・オフさせる伝達部を,プレス成形で簡単に成形できる。
また,本発明の電子機器によれば,蓋体が開状態であるときに,スプリングの付勢力でスイッチをオンさせるので,蓋体を閉じた状態で使用される電子機器であれば,スイッチが,常にストレスが付加された状態になるのを防止し,スイッチの信頼性を向上できる。
また,本発明の電子機器によれば,シールドケースの前面の挿通孔から伝達部の先端部が突出されており,蓋体が閉状態にあるときに,伝達部の先端部に表示板が当接されて,伝達部がシールドケース内に移動し,スイッチをオフさせることから,シールドケースの前面から突出される伝達部の先端部と筐体側にある当付部との位置関係を精度良くする必要が無い。
また,スイッチとして,タクトスイッチのような僅かな力によってON/OFF操作可能なスイッチを用い,腕金部や切起部の位置を調整すれば,蓋体の僅かな緩みに対しても検出可能な機構を提供できる。
請求項2に記載の電子機器は,基本的には請求項1に記載のものと同様に構成されており,請求項1に記載のものと異なる点は,切起部が,シールドケースの側面ではなく,シールドケースの後面に突設されている点と,伝達部の構成である。
すなわち,請求項2に記載の電子機器において,伝達部は,シールドケースの前面及びプリント配線板に形成された各挿通孔に遊貫されており,シールドケースの後面側先端部は略コ字形に折り返されている。また,この折り返し部において,シールドケースの後面との対向面には,シールドケースの後面に突設された切起部を遊嵌させるための挿通孔が形成されている。
そして,スプリングは,伝達部の折り返し部とシールドケースの後面との間に設けられており,蓋体が開状態にあるとき,伝達部をシールドケースの前面側に移動させて,折り返し部の先端をスイッチに当接させることにより,スイッチをオンさせる。
また,蓋体が閉状態にあるときには,シールドケースの前面の挿通孔から突出された伝達部の先端部が,筐体の開口部分に設けられた表示板に当接されて,伝達部がシールドケース内に移動し,伝達部の折り返し部の先端がスイッチから離れて,スイッチをオフさせる。
従って,請求項2に記載の電子機器によれば,請求項1に記載の電子機器と同様の効果を得ることができる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本願の蓋開閉検出機構を備えた電子機器の例としてCATVシステムに用いる中継増幅器を示し,蓋が開いた状態を示す正面図である。図2は本願の電子機器に備えた蓋開閉検出機能の第1の実施例であり,蓋が開いた状態にある時の図1におけるA−A´線断面を示す斜視図である。図3は蓋が閉じた状態にある時の図1におけるA−A´線断面を示す斜視図である。図4は異なる実施例の蓋開閉検出機構を配設した正面図である。図5は図4における電子機器において,(a)は蓋が開いた状態にあるときの蓋開閉検出機構のB−B´線断面図を示し,(b)は蓋が開いた状態にあるときの蓋開閉検出機構のC−C´線断面図を示す。(c)は蓋が閉じた状態にあるときの蓋開閉検出機構のB−B´線断面図を示し,(d)は蓋が閉じた状態にあるときの蓋開閉検出機構のC−C´線断面図を示す。図6は第2の蓋開閉検出機構の要部を示す拡大斜視図である。図7は蓋開閉検出機構の異なる実施例を示す。
尚,以下の説明において前面,上面等の方向を示す表記は特に説明のない限り説明図に示す図の方向に基づいている。
図1は本発明の電子機器の代表例としてのCATVシステムに用いる中継増幅器1を示し,2は筐体,3は蓋体である。
4はこの中継増幅器のAGC作動レベル,内部温度,筐体内への浸水,蓋体の開閉状態等の動作状態をモニターして,これによって得られた情報をヘッドエンド側に備えた監視用コンピューターに伝送するためのステイタスモニターユニットであり,ケース30に収納されて蓋体3に周知の手段によって取り付けられている。
5,6は7に示す増幅器との間を接続するための信号線であり,5はRF信号を伝送する同軸ケーブル,6は各種ステイタス電圧を伝送するための信号線である。
11は蓋体3の開閉検出機構10を構成する押圧部を示し,この実施例においては,蓋体3を閉じた時に前記増幅器7の表示板8が前記押圧部11を押圧するように構成されている。
次に本願に示す蓋開閉検出機構の第1の実施例について図2,図3を用いて説明する。
30はステイタスモニターユニット4のケースであり,ケース本体31とケースカバー35とで構成されている。20は電子回路が組み付けられたプリント配線板である。
ケース本体31の上面32には挿通孔32aが,側面33には切起部34が突設されており,当該切起部34にも挿通孔34aが形成されている。
また,ケースカバー35には挿通孔35aが形成されている。更にプリント配線板20には凹部21が形成されており,前記挿通孔32a,34a,35a及び凹部21は夫々同一軸線になるように配設されている。
12は伝達部であり,本願の実施例では平板形状の金属材料を金型成形したものであり,上側伝達部13と腕金部14と下側伝達部15とから構成されている。
この伝達部12は,上側伝達部13が上記切起部34に形成した挿通孔34aとプリント配線板に形成した凹部21とケース本体31の上面32に形成した挿通孔32aに遊貫させてあり,上側伝達部13の先端部には押圧部11が取り付けられている。このように伝達部12をケース本体31に取り付けたなら,下側伝達部15にスプリング16を挿着させてからケースカバー35を取り付ける。このときケースカバー35に形成した挿通孔35aに下側伝達部15の先端部を挿通させることで伝達部12は上下動自在に取り付けられることになる。
伝達部12の腕金部14の先端部には押圧片14aが形成されており,当該押圧片14aと相対向する位置のプリント配線板にはスイッチ22が配設させてある。
尚,本願の実施例のように下側伝達部15の先端部には係止片15aが形成されており,スプリング16を下側伝達部15に挿通させたときに,前記係止片15aがスプリング16の落下を防止するので,伝達部12をケース30に組み付けるときの生産性をより優れたものとするように構成しても良い。
このように構成された蓋開閉検出機構10について更に詳しく説明すると,既に述べたように,ステイタスモニターユニット4は蓋体3に取り付けられており,当該蓋体3を筐体2に被せた時に蓋開閉検出機構10の押圧部11が前記筐体2に収容された増幅器7に備えられた当付部(例えば本願の実施例では表示板8)に当接するように構成されている。つまりは,蓋体3が開いた状態のときは,前記伝達部12が,前記下側伝達部15に挿通させ前記腕金部14とケースカバー35との間に介在させたスプリング16の付勢力によって,上方向に押し上げられることになり,この結果,腕金部14の先端部に形成した押圧片14aがスイッチ22の操作ノブを押し込むこととなり,このスイッチ22に接続された電子回路(図示されていない)によって蓋体3の開状態が検出されるのである。次に,蓋体3が閉じた状態にあるときは,伝達部12は下方向に押し込まれることとなり,この結果,押圧片14aはスイッチから離れることなり,このスイッチ22に接続された電子回路(図示されていない)によって蓋体3の閉状態が検出されるのである。
このように,本願の実施例によれば,スイッチを操作するセンサーの役目をする伝達部12はプレス成形で簡単に成形できる。蓋体が開いた状態のときにスプリング16の付勢力でスイッチ22を操作するので,本願の中継増幅器のように通常蓋体を閉じた状態でいることが多い電子機器であれば,スイッチ22が常にストレスが付加された状態に無いため,スイッチの信頼性が一層保たれるのである。また,蓋体3を閉じた状態のときにスイッチがOFFになればよいので,蓋開閉検出機構10の押圧部11の位置と筐体側にある当付部(本願によれば増幅器の表示板)との位置関係を精度良くする必要が無く,蓋体を締めた状態においてスプリング16によって寸法精度が吸収されるといった優位性を持つ。更にタクトスイッチのような僅かな力によってON/OFF操作可能なスイッチを用い,腕金部14や切起部34の位置を調整すれば,蓋体の僅かな緩みに対しても検出可能な機構を提供できるのである。
尚,本願に示す伝達部12は金属材料を成形した物を用いているが,これに限定されるもので無く合成樹脂材料を成形したものでも良い。
次に本発明の第2の実施形態として図4,5,6を参照して説明する。尚,以下の説明では,上記第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付与し,詳細な説明は省略する。
この実施例は,蓋開閉検出機構10の配置場所の自由をより確保したものである。
30はステイタスモニターユニット4のケースであり,ケース本体31とケースカバー35とで構成されている。20は電子回路が組み付けられたプリント配線板である。
ケース本体31の上面32には挿通孔32aが,プリント配線板20には挿通孔20aが形成されており,前記挿通孔32a,20aは夫々同一軸線になるように配設されている。
12は伝達部であり,本願の実施例では平板形状の金属材料を金型成形したものであり,伝達部12の下側には断面略コ字状に折り返し部17が形成してある。この伝達部12の折り返し部17には折り返し方向と同じ方向にスリット17aが形成されている。
この伝達部12は,一方側が上記プリント配線板20に形成した挿通孔20aとケース本体31の上面32に形成した挿通孔32aに遊貫させてあり,伝達部12の一方側の先端部には押圧部11が取り付けられている。
上述のように伝達部12がケース本体31に取り付けが終わったならば,ケースカバー35を取り付けるのであるが,ケースカバー35には,当該ケースカバー35よりプレス加工等で形成した切起部36が形成してある。本願の切起部36は第1の切起片37と第2の切起片38とからなり,ケースカバー35から相互に180°相対向する方向から略長方形状に切起されており,短辺方向が一直線状になるように適宜間隔をおいて配設されている。更に切起部36の少なくともどちらか一方の切起片(例えば切起片38)の軸線は,前記挿通孔32a,20aと夫々同一軸線になるように配設されている。
この切起部36は例えばどちらか一方の切起片だけにしても良いが,この場合,前記切起片を切起した切起し跡にあいた孔が大きくなる。この切起部36にはスプリング16が挿着されるのであるが,スプリング16が切起部36に対して適宜な直径を有していないとスプリング16が安定的に挿着されない(軸線に対して周方向にブレる)ため,最適な径のスプリング16を装着する必要があり,この場合スプリング16の径より切起し跡にあいた孔の方が大きくなってしまうことになり,スプリング16が傾いて装着されることが考えられる。そこで本願においては,切起片を2つ形成して前記切起部38の切起し跡にあいた孔37aと前記切起部38の切起し跡にあいた孔38aとが相対向して180°の位置に形成されるように構成したことにより,スプリング16がケースカバー35に安定的に当接されることなり,スプリング16が傾いて装着されることがないのである。
こうして切起部36にスプリング16を挿着させてからこのケースカバー35に前記ケース本体31を取り付けるのであるが,このとき挿通孔32aと挿通孔20aと一方の切起片38の軸線は同一線上にあり,更に伝達部12の下側に形成した折り返し部17の先端部には,切起片37,37が配設された方向と同方向にスリット17aが形成されており,ケースカバー35をケース本体31に取り付けることで,前記切起部36の切起片37,38は,スリット17aに遊貫されるのである。これによって折り返し部17とケースカバー35とはスプリング16に夫々当接するように組み付けられるのである。
伝達部12の折り返し部17には折り返し片17bが形成されており,当該折り返し片17bの先端部と相対向する位置のプリント配線板20にはスイッチ22が配設させてある。
尚,切起片37,38の夫々の外側方向,即ちスプリング16に近傍する側に突部を形成し,スプリング16を切起部36に挿通させたときに,前記突部がスプリング16の落下を防止するように構成すれば,より軽量なケースカバー35をケース本体31に組み付けることができるので,伝達部12をケース30に組み付けるときの生産性をより優れたものとできる。
このように構成された蓋開閉検出機構10について更に詳しく説明すると,既に述べたように,ステイタスモニターユニット4は蓋体3に取り付けられており,当該蓋体3を筐体2に被せた時に蓋開閉検出機構10の押圧部11が前記筐体2に収容された増幅器7に備えられた当付部(例えば本願の実施例では表示板8)に当接するように構成されている。つまりは,蓋体3が開いた状態のときは,前記伝達部12の折り返し部17とケースカバー35との間に介在させたスプリング16の付勢力によって,上方向に押し上げられることになり,この結果,折り返し片17bの先端部がスイッチ22の操作ノブを押し込むこととなり,このスイッチ22に接続された電子回路(図示されていない)によって蓋体3の開状態が検出されるのである。次に,蓋体3が閉じた状態にあるときは,伝達部12は下方向に押し込まれることとなり,この結果,押圧片14aはスイッチから離れることなり,このスイッチ22に接続された電子回路(図示されていない)によって蓋体3の閉状態が検出されるのである。
このように,本願の実施例によれば,スイッチを操作するセンサーの役目をする伝達部12はプレス成形で簡単に成形できる。蓋体が開いた状態のときにスプリング16の付勢力でスイッチ22を操作するので,本願の中継増幅器のように通常蓋体を閉じた状態でいることが多い電子機器であれば,スイッチ22が常にストレスが付加された状態に無いため,スイッチの信頼性が一層保たれるのである。また,蓋体3を閉じた状態のときにスイッチがOFFになればよいので,蓋開閉検出機構10の押圧部11の位置と筐体側にある当付部(本願によれば増幅器の表示板)との位置関係を精度良くする必要が無く,蓋体を締めた状態においてスプリング16によって寸法精度が吸収されるといった優位性を持つ。更に,伝達部12はケース本体31の上面に形成した挿通孔32aとプリント配線板20に形成した挿通孔32aとケースカバー35に形成した切起部36とで位置決めされ上下動自在に構成されているので,前記切起部36が形成できる範囲内なら何処にでも蓋開閉検出機構を設置できるといった部品配置の自由性を有する電子機器を提供できるのである。

尚,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,図7に示すように本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
本願の蓋開閉検出機構を備えた電子機器の例としてCATVシステムに用いる中継増幅器を示し,蓋が開いた状態を示す正面図である。 本願の電子機器に備えた蓋開閉検出機能の第1の実施例であり,蓋が開いた状態にある時の図1におけるA−A´線断面を示す斜視図である。 蓋が閉じた状態にある時の図1におけるA−A´線断面を示す斜視図である。 本願の蓋開閉検出機構を備えた電子機器の例としてCATVシステムに用いる中継増幅器の異なる例を示し,蓋が開いた状態を示す正面図である。 蓋開閉検出機構異なる実施例を示す正面図である。図5は図4における電子機器において,(a)は蓋が開いた状態にあるときの蓋開閉検出機構のB−B´線断面図を示し,(b)は蓋が開いた状態にあるときの蓋開閉検出機構のC−C´線断面図を示す。(c)は蓋が閉じた状態にあるときの蓋開閉検出機構のB−B´線断面図を示し,(d)は蓋が閉じた状態にあるときの蓋開閉検出機構のC−C´線断面図を示す。 第2の蓋開閉検出機構の要部を示す拡大斜視図である。 蓋開閉検出機構の異なる実施例を示す。
符号の説明
1…電子機器(中継増幅器),2…筐体,3…蓋体,4…ステイタスモニターユニット,5…同軸ケーブル,6…ステイタス電圧用信号線,7…増幅器,8…表示板,10…蓋開閉検出機構,11…押圧部,12…伝達部,13…上側伝達部,14…腕金部,14a…押圧片,15…下側伝達部,16…スプリング,17…折り返し部,17a…スリット,17b…折り返し片,20…プリント配線板,20a…挿通孔,21…凹部,22…スイッチ,30…ケース,31…ケース本体,32…上面,32a…挿通孔,33…側面,34…側面の切起部,34a…挿通孔,35…ケースカバー,35a…挿通孔,36…切起部,37…第1の切起片,37a…孔,38…第2の切起片,38a…孔,39…切起部

Claims (2)

  1. 内部に電子回路が収納され一方を開口した箱状に形成された筐体と,
    当該筐体の一端が開閉自在に装設された蓋体と,を備えた電子機器において,
    前記筐体の開口部分には,表示板が設けられ,
    前記蓋体には,当該蓋体の開閉状態を含む当該電子機器の動作状態をモニターするためのステイタスモニターユニットを収容したシールドケースが組み付けられており,
    前記シールドケースには,
    前記蓋体の開閉状態を検出する蓋開閉検出機構として,
    前記シールドケースの側面に,当該シールドケース内に向けて突設された切起部と,
    前記切起部と,前記蓋体を閉じたときに前記表示板と対向する当該シールドケースの前面と,この前面とは反対側の後面とに,それぞれ,相対向するように同一軸線上に形成された挿通孔と,
    前記シールドケース内で前記前面と前記切起部との間に設けられる前記ステイタスモニターユニットのプリント配線板に,前記各挿通孔と同一軸線上となるよう形成された挿通孔と,
    前記プリント配線板において前記シールドケースの後面と対向する面に設けられた開閉状態検出用のスイッチと,
    前記各挿通孔に遊貫され,前記シールドケースの切起部と後面との間に位置する中間部分に,前記蓋体が開状態にあるとき前記スイッチに当接されて前記スイッチをオンするための腕金部が形成された,平板状の伝達部と,
    前記腕金部と前記シールドケースの後面との間に設けられ,前記蓋体が開状態にあるとき,前記伝達部を前記シールドケースの前面側に移動させて,前記腕金部を前記スイッチに当接させるスプリングと,
    からなり,前記蓋体が閉状態にあるときには,前記シールドケースの前面の挿通孔から突出された前記伝達部の先端部が,前記筐体の開口部分に設けられた表示板に当接されて,前記伝達部がシールドケース内に移動し,前記腕金部が前記スイッチから離れて,前記スイッチをオフするように構成された蓋開閉検出機構が設けられたことを特徴とする電子機器。
  2. 内部に電子回路が収納され一方を開口した箱状に形成された筐体と,
    当該筐体の一端が開閉自在に装設された蓋体と,を備えた電子機器において,
    前記筐体の開口部分には,表示板が設けられ,
    前記蓋体には,当該蓋体の開閉状態を含む当該電子機器の動作状態をモニターするためのステイタスモニターユニットを収容したシールドケースが組み付けられており,
    前記シールドケースには,
    前記蓋体の開閉状態を検出する蓋開閉検出機構として,
    前記蓋体を閉じたときに前記表示板と対向する前記シールドケースの前面に形成された挿通孔と,
    前記シールドケースの前記前面とは反対側の後面から前記前面方向に,前記挿通孔と相対向するように突設された切起部と,
    前記シールドケース内に設けられる前記ステイタスモニターユニットのプリント配線板に,前記挿通孔及び前記切起部と相対向し同一軸線上となるよう形成された挿通孔と,
    前記プリント配線板において前記シールドケースの後面と対向する面に設けられた開閉状態検出用のスイッチと,
    前記シールドケース及び前記プリント配線板に形成された各挿通孔に遊貫されると共に,前記シールドケースの後面側先端部が略コ字形に折り返され,その折り返し部において前記シールドケースの後面との対向面には,前記切起部を遊嵌させるための挿通孔が形成され,しかも,前記蓋体が開状態にあるとき,折り返し部の先端が前記スイッチに当接されて前記スイッチをオンするように構成された伝達部と,
    前記伝達部の折り返し部と前記シールドケースの後面との間に設けられ,前記蓋体が開状態にあるとき,前記伝達部を前記シールドケースの前面側に移動させて,前記折り返し部の先端を前記スイッチに当接させるスプリングと,
    からなり,前記蓋体が閉状態にあるときには,前記シールドケースの前面の挿通孔から突出された前記伝達部の先端部が,前記筐体の開口部分に設けられた表示板に当接されて,前記伝達部がシールドケース内に移動し,前記伝達部の折り返し部の先端が前記スイッチから離れて,前記スイッチをオフするように構成された蓋開閉検出機構が設けられたことを特徴とする電子機器。
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