JP4515622B2 - 機器収納用箱体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器や情報機器等を収納する機器収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子機器等を収納する機器収納箱は、例えば特開平9−240721号公報に記載された構成のものがある。これは、側面板同士をアルミダイキャスト製の横フレームで連結し、天板及び地板等をその周囲に取り付けて形成することで、部品点数を削減すると共に機械的強度を確保するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記機器収納箱の場合、側面板は箱体の構造材となるため鋼板の厚み等で強度を持たせなくてはならず、重量が嵩み重い物となっていたし、側面板の開閉は行うことができず、開放する場合は取り外すしかなかった。また、取り外す作業は面倒であったし、取り外した側面板は、厚みがあるため広い保管場所が必要であった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、側面板の取り外しが容易で、然も側面板が軽量で保管がし易い機器収納箱を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、背板、天板、地板を有し、左右の側面及び前面が開放された箱本体に、左右側面板及び前面板を夫々着脱可能に装着した機器収納用箱体であって、前記箱本体は、前記天板、前記地板間の略前面部位に、周囲に渡り断面四角形の中空角鋼管を四角形に連結して枠組みした枠体を具備し、前記前面板を、その背部を前記枠体の前面側に当接させて開閉可能に設け、更に前記側面板の背部を前記枠体に当接させて設けたことを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、枠体と背板は側部の略中央位置で連結板により連結されてなることを特徴とする。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、側面板の開放を禁止するロック機構を具備することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態の一例を示す機器収納用箱体の本体を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。図において、2は背板、3は天板、4は地板であり、箱本体1は、これら三者を鋼板をプレス成形して一体形成した構造となっている。
また、箱本体1は前面に、周囲に渡り四角形に枠組みされた枠体5が配置され、その枠体5上辺が天板3に、そして下辺が地板4に夫々連結されている。この枠体5は断面四角形の中空角鋼管で形成され、各辺を構成する角鋼管は端部で溶接連結されている。尚、各辺の角鋼管はボルト締め等で連結しても良く、要は堅牢な構造であればよい。
更に枠体5の左右側部の中央と背板2の左右側部の中央とは四角形金属板からなる連結板6で連結され、その連結板6には側面板9の開放を禁止するロック機構16が設けられている。
【0008】
図2は上記箱本体1に前面板8及び側面板9を装着して機器収納用箱体を形成した正面図及び右側面図を示し、図3,図4は夫々前面板8の背面、側面板9(右側面板)の背面を示している。前面板8は枠体前面を覆うように天板3と地板4の間に設けられ、また側面板9は、天板3、背板2、地板4そして前面板8に囲まれた開口部を覆うように設けられている。そして、前面板8は、右側の上端及び下端に、また側面板9は奥側となる一方の上端及び下端に夫々天板3と地板4に軸支する蝶番10を有し、開閉自在に箱本体1に装着されている。
【0009】
蝶番10は図5の側面図に示すように、先端が箱本体1に軸支して回転軸12aとなる棒状の軸体12が前面板8或いは側面板9に固着された支持枠13に支持され、また軸体12は常にバネ14により先端方向に付勢された状態となっている。そして、軸体12後部は折り曲げられて把持部12bを形成し、軸体12を矢印で示す後方に引き込むことで、回転軸12aを後退させて、軸支を解除可能に形成されている。
このように形成された蝶番を設けることで、前面板8及び側面板9の開閉操作が容易であるし、箱本体への装着操作或いは取り外し操作も容易に行うことができる。
【0010】
一方、前面板8及び側面板9は薄鋼板で形成され、周囲の4辺に補強部8d、9bが形成され、更に背面には夫々補強板8a〜8c、9aが貼着され補強されている。各補強板は図3(b)〜(d)及び図4(b)に示すような断面形状で形成され、図3(b)はA−A線断面、図3(c)はB−B線断面、図3(d)はC−C線断面を示し、図4(b)はD−D線断面を示している。
【0011】
このように、堅牢な枠体5を天板3、地板4間の前面部位に設けることで、枠体5を構造材として作用させることができ、前面板8や側面板9を構造材とする必要がなくなる。そのため、前面板8や側面板9を薄く軽量化でき、また着脱操作容易に形成できるので、箱体同士を左右に連結して使用する場合等施工を容易に行うことができ、連結した箱体間の配線作業等が容易となる。また、取り外した側面板9は薄く軽量なため、僅かなスペースで保管できるし、取り外しや移動作業も作業者への負担が少ない。
更に、別途ダイキャスト製フレーム等の構造材を設ける必要がなくなるため、少ない部材で箱体を形成できるし、連結板6を設けることで背板2への応力も枠体5に吸収させることができ、箱体全体の強度を更に向上できる。
【0012】
図6は、上記機器収納用箱体の右側を拡大した透視平面図であり、図示するように前面板8は補強板8a、及び補強板8c(図示せず)が枠体5に当接するよう装着され、また側面板9は箱体前面側となる補強板9aが枠体5に当接するように装着されている。また、枠体5と背板2の間を連結している連結板6に設けられたロック機構16は施錠操作され、側面板9を係止して開放禁止とした様子を示している。
このように、前面板及び側面板の背部である補強板を枠体に当接させて装着することで、前面板或いは側面板に加わる応力を枠体に吸収させることができ、箱体全体を枠体で支えることができる。
また、ロック機構により側面板の開放動作を禁止することで、前面板の施錠操作だけで箱全体を開放できない構造とすることができ、側面が取り外し可能であっても施錠操作を簡易にできる。
【0013】
尚、上記実施の形態では天板、背板、地板を一体成形しているが、別体に成形し、ねじ止めや溶接等で連結することもできる。また、側面板は着脱容易な蝶番により箱本体に装着しているが、単に箱本体にねじ止め固定する構造としても良いし、連結板やロック機構は無くても箱体として充分使用することができる。また、ロック機構は連結板に設けず、直接枠体に設けても良い。
【0014】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、機器収納用箱体へ加わる応力を枠体に吸収させることができ、そうすることで前面板及び側面板を着脱容易に、且つ薄く軽量化できる。その結果、箱体同士を連結して使用する場合等、容易に施工できるし、外した側面板等は僅かなスペースで保管できる。
【0015】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて箱体の強度を更に上げることができるし、請求項3の発明によれば、側面板の開放を禁止できるので、前面板の施錠操作のみで、箱体全体を開放できない構造とすることができ、側面が取り外し可能な構成であっても施錠操作を簡易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す機器収納用箱体を示し、(a)は箱本体の正面図、(b)は箱本体右の側面図である。
【図2】図1の箱本体に前面板及び側面板を取り付けた機器収納用箱体を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【図3】(a)は図2の前面板の背面図であり、(b)は前面板のA−A線断面図。(c)はB−B線断面図、(d)はC−C線断面図を示している。
【図4】(a)は図2の側面板の背面図であり、(b)は側面板のD−D線断面図を示している。
【図5】蝶番の側面図である。
【図6】図2の機器収納用箱体の右側を拡大した透視平面図である。
【符号の説明】
1・・箱本体、2・・背板、3・・天板、4・・地板、5・・枠体、6・・連結板、8・・前面板、8a〜8c・・補強板、9・・側面板、9a・・補強板、10・・蝶番。
Claims (3)
- 背板、天板、地板を有し、左右の側面及び前面が開放された箱本体に、左右側面板及び前面板を夫々着脱可能に装着した機器収納用箱体であって、
前記箱本体は、前記天板、前記地板間の略前面部位に、周囲に渡り断面四角形の中空角鋼管を四角形に連結して枠組みした枠体を具備し、前記前面板を、その背部を前記枠体の前面側に当接させて開閉可能に設け、更に前記側面板の背部を前記枠体に当接させて設けたことを特徴とする機器収納用箱体。 - 枠体と背板は側部の略中央位置で連結板により連結されてなる請求項1記載の機器収納用箱体。
- 側面板の開放を禁止するロック機構を具備する請求項1又は2記載の機器収納用箱体。
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