JP2520957Y2 - 電気機器収納箱 - Google Patents
電気機器収納箱Info
- Publication number
- JP2520957Y2 JP2520957Y2 JP1990045534U JP4553490U JP2520957Y2 JP 2520957 Y2 JP2520957 Y2 JP 2520957Y2 JP 1990045534 U JP1990045534 U JP 1990045534U JP 4553490 U JP4553490 U JP 4553490U JP 2520957 Y2 JP2520957 Y2 JP 2520957Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- frame
- opening
- peripheral edge
- closed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Patch Boards (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、内部収納機器の取り付けや点検整備等を便
利且つ容易にするため、正面扉以外に箱体側面へ開閉自
在な扉を設けた電気機器収納箱に関するものである。
利且つ容易にするため、正面扉以外に箱体側面へ開閉自
在な扉を設けた電気機器収納箱に関するものである。
ロ 従来の技術 従来、正面以外の面にも扉を設けた箱体として、特開
昭63−219193号公報に記載の前後面に扉を取付けたキャ
ビネットや、実開昭63−121482号公報に記載の全面及び
背面に扉を設けた筐体がある。これらのキャビネットや
筐体の扉は、何れも開口部周縁に形成された枠状の周縁
に直接取付けられている。
昭63−219193号公報に記載の前後面に扉を取付けたキャ
ビネットや、実開昭63−121482号公報に記載の全面及び
背面に扉を設けた筐体がある。これらのキャビネットや
筐体の扉は、何れも開口部周縁に形成された枠状の周縁
に直接取付けられている。
ハ 考案が解決しようとする課題 本来、箱体は開口部が多い程、強度が低下し収納機器
や箱体の自重によって歪み易い。ところで、前記従来の
何れの箱体も正面以外に背面にも開口部を形成してお
り、開口部が一つのものに比べ強度が低いにも拘らず、
強度対策は何ら施されていない。そして、平板状であっ
て最も強度が低い開口部の枠状の周縁は、扉を設けた側
面とその側面に連設する裏面又は他の側面との折曲部に
近く、いくらか強度が保持されながらも、扉が直接取付
けられているため、開口部の歪みにより扉をスムーズに
開閉できないおそれがある。
や箱体の自重によって歪み易い。ところで、前記従来の
何れの箱体も正面以外に背面にも開口部を形成してお
り、開口部が一つのものに比べ強度が低いにも拘らず、
強度対策は何ら施されていない。そして、平板状であっ
て最も強度が低い開口部の枠状の周縁は、扉を設けた側
面とその側面に連設する裏面又は他の側面との折曲部に
近く、いくらか強度が保持されながらも、扉が直接取付
けられているため、開口部の歪みにより扉をスムーズに
開閉できないおそれがある。
ニ 課題を解決するための手段 本考案の構成は、箱本体の正面及び少なくとも一側面
のそれぞれに、枠状の周縁を残して開口部を形成し、こ
の開口部内側に、少なくとも前記枠状の周縁における開
口部の回りを覆う枠部とその枠部の内側に連設された扉
収納段部とからなる補強用枠体を嵌装し、該扉収納段部
に前記開口部を覆う扉を蝶番を介して開閉自在に取りつ
け、扉を閉じた状態において扉の表面と前記枠部の表面
とが面一となるよう構成したことにある。
のそれぞれに、枠状の周縁を残して開口部を形成し、こ
の開口部内側に、少なくとも前記枠状の周縁における開
口部の回りを覆う枠部とその枠部の内側に連設された扉
収納段部とからなる補強用枠体を嵌装し、該扉収納段部
に前記開口部を覆う扉を蝶番を介して開閉自在に取りつ
け、扉を閉じた状態において扉の表面と前記枠部の表面
とが面一となるよう構成したことにある。
尚、枠状の周縁とは、箱体の開口部と同一平面に形成
され、側面から開口部を除いた残りの枠状部分のことを
いう。
され、側面から開口部を除いた残りの枠状部分のことを
いう。
ホ 作用 箱本体の正面及び少なくとも一側面のそれぞれに、枠
状の周縁を残して形成した開口部の内側に、補強用枠体
を嵌装し、その補強用枠体は枠部と扉収納段部とを連設
しており、開口部の回りの強度が向上するから、開口部
が歪むことなく扉をスムーズにが開閉自在に取り付けら
れるので、扉の開閉操作が容易となる。また、補強用枠
体の枠部内側に連設された扉収納段部に、前記開口部を
覆う扉を蝶番を介して開閉自在に取りつけ、扉を閉じた
状態において扉の表面と前記枠部の表面とが面一となる
ので、補強用枠体の枠部内側に、扉を収納することがで
きる。
状の周縁を残して形成した開口部の内側に、補強用枠体
を嵌装し、その補強用枠体は枠部と扉収納段部とを連設
しており、開口部の回りの強度が向上するから、開口部
が歪むことなく扉をスムーズにが開閉自在に取り付けら
れるので、扉の開閉操作が容易となる。また、補強用枠
体の枠部内側に連設された扉収納段部に、前記開口部を
覆う扉を蝶番を介して開閉自在に取りつけ、扉を閉じた
状態において扉の表面と前記枠部の表面とが面一となる
ので、補強用枠体の枠部内側に、扉を収納することがで
きる。
へ 実施例 本考案に係る電気機器収納箱を配電盤に実施した例を
図面に基づいて説明する。第１図において１は配電盤の
箱本体、２は正面の扉、３は側面の扉であり、第２図示
の如く補強用枠体４は、箱本体１の正面の開口部周縁の
上下端部に設けられた金具５、５、・・へネジ６、６、
・・によって締着されることにより開口部の枠状の周縁
12に取付けられる。そして補強用枠体４へ正面の扉２が
蝶番７を介して開閉自在に取り付けられる。一方、箱本
体１の左側面には、枠状の周縁13を残して開口部８が形
成され、正面の扉２と同様に、補強用枠体９は開口部８
内側に嵌装され、開口部８周縁の上下端部に設けられた
金具５、５、・・へネジ６、６、・・によって締着され
ることにより、開口部８の枠状の周縁13に取付けられ
る。その取付け状態を第３図に示す。その補強用枠体９
は、少なくとも枠状の周縁13における開口部８の回りを
覆う枠部9aとその枠部9aの内側に連設された扉収納段部
9bとからなる。尚、開口部８は大きく枠状の周縁13が小
さいので、開口部８の回りが枠状の周縁13の外側、つま
り側板の外縁にまで至っている。更に枠部9aの先端に
は、枠状の周縁13の外側に至る立上がり部9cを連設し、
また扉収納段部9bの先端には、扉収納段部9bから作業者
の手及び電気部品を守る保護部9dを連設している。そし
て、その扉収納段部9bに、開口部８を覆う扉３を蝶番７
を介して開閉自在に取り付け、扉３を閉じた状態におい
て扉３の表面と枠部9aの表面とが面一となるので、枠部
9aの内側に扉３が収納される。扉２及び扉３には錠前10
が取り付けられ、施錠が可能になっている。
図面に基づいて説明する。第１図において１は配電盤の
箱本体、２は正面の扉、３は側面の扉であり、第２図示
の如く補強用枠体４は、箱本体１の正面の開口部周縁の
上下端部に設けられた金具５、５、・・へネジ６、６、
・・によって締着されることにより開口部の枠状の周縁
12に取付けられる。そして補強用枠体４へ正面の扉２が
蝶番７を介して開閉自在に取り付けられる。一方、箱本
体１の左側面には、枠状の周縁13を残して開口部８が形
成され、正面の扉２と同様に、補強用枠体９は開口部８
内側に嵌装され、開口部８周縁の上下端部に設けられた
金具５、５、・・へネジ６、６、・・によって締着され
ることにより、開口部８の枠状の周縁13に取付けられ
る。その取付け状態を第３図に示す。その補強用枠体９
は、少なくとも枠状の周縁13における開口部８の回りを
覆う枠部9aとその枠部9aの内側に連設された扉収納段部
9bとからなる。尚、開口部８は大きく枠状の周縁13が小
さいので、開口部８の回りが枠状の周縁13の外側、つま
り側板の外縁にまで至っている。更に枠部9aの先端に
は、枠状の周縁13の外側に至る立上がり部9cを連設し、
また扉収納段部9bの先端には、扉収納段部9bから作業者
の手及び電気部品を守る保護部9dを連設している。そし
て、その扉収納段部9bに、開口部８を覆う扉３を蝶番７
を介して開閉自在に取り付け、扉３を閉じた状態におい
て扉３の表面と枠部9aの表面とが面一となるので、枠部
9aの内側に扉３が収納される。扉２及び扉３には錠前10
が取り付けられ、施錠が可能になっている。
このように、正面の開口部及び側面の開口部８の各枠
状の周縁12、13に補強用枠体９がそれぞれ取付けられる
ため、開口部の強度が向上し、もって箱本体全体が堅牢
となり、収納機器や箱体の自重により開口部が歪んで扉
をスムーズに開閉できなかったり施錠不能となることが
ない。又、扉３は把手11の操作し蝶番７とにより容易に
開閉出来るので、内部収納機器の取り付けや保守整備が
楽に行なえる。そして、金具５、ネジ６、蝶番７、錠前
10及び把手11は各扉に共通であるため部品管理の労力及
びコスト低減を図ることができる。尚、箱本体両側面に
開口部を形成し、各開口部の枠状の周縁に補強用枠体を
取付けることもできる。そして本考案は、上記配電盤に
限らず、電気機器を収納する収納箱に広く適用すること
ができるものである。
状の周縁12、13に補強用枠体９がそれぞれ取付けられる
ため、開口部の強度が向上し、もって箱本体全体が堅牢
となり、収納機器や箱体の自重により開口部が歪んで扉
をスムーズに開閉できなかったり施錠不能となることが
ない。又、扉３は把手11の操作し蝶番７とにより容易に
開閉出来るので、内部収納機器の取り付けや保守整備が
楽に行なえる。そして、金具５、ネジ６、蝶番７、錠前
10及び把手11は各扉に共通であるため部品管理の労力及
びコスト低減を図ることができる。尚、箱本体両側面に
開口部を形成し、各開口部の枠状の周縁に補強用枠体を
取付けることもできる。そして本考案は、上記配電盤に
限らず、電気機器を収納する収納箱に広く適用すること
ができるものである。
ト考案の効果 本考案によれば、枠状の周縁を残して形成した開口部
の内側に、補強用枠体を嵌装し、その補強用枠体は枠部
と扉収納段部とを連設しており、開口部の回りの強度が
向上するから、開口部を歪むことなく扉をスムーズに開
閉自在に取り付けられるので、扉の開閉操作が容易とな
る上、使用中に扉を取付けた枠状の周縁に破断を生じる
ことを防止できる。また、補強用枠体の枠部内側に連設
された扉収納段部に、前記開口部を覆う扉を蝶番を介し
て開閉自在に取りつけ、閉じた扉の表面と前記枠部の表
面とが面一となるから、補強用枠体の枠部内側に、扉を
収納することができるので、電気機器収納箱に余分な突
出部が無く、配電盤に有効スペースを作り作業の安全性
も向上する。
の内側に、補強用枠体を嵌装し、その補強用枠体は枠部
と扉収納段部とを連設しており、開口部の回りの強度が
向上するから、開口部を歪むことなく扉をスムーズに開
閉自在に取り付けられるので、扉の開閉操作が容易とな
る上、使用中に扉を取付けた枠状の周縁に破断を生じる
ことを防止できる。また、補強用枠体の枠部内側に連設
された扉収納段部に、前記開口部を覆う扉を蝶番を介し
て開閉自在に取りつけ、閉じた扉の表面と前記枠部の表
面とが面一となるから、補強用枠体の枠部内側に、扉を
収納することができるので、電気機器収納箱に余分な突
出部が無く、配電盤に有効スペースを作り作業の安全性
も向上する。
第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２図は第１
図の分解斜視図、第３図は第１図のＡ−Ａ矢視図であ
る。 １……箱本体、２……正面の扉、３……側面の扉、４…
…補強用枠体、５……金具、６……ネジ、７……蝶番、
８……開口部、９……補強用枠体、9a……枠部、9b……
扉収納段部、9c……立上がり部、9d……保護部、10……
錠前、11……把手、12、13……枠状の周縁。
図の分解斜視図、第３図は第１図のＡ−Ａ矢視図であ
る。 １……箱本体、２……正面の扉、３……側面の扉、４…
…補強用枠体、５……金具、６……ネジ、７……蝶番、
８……開口部、９……補強用枠体、9a……枠部、9b……
扉収納段部、9c……立上がり部、9d……保護部、10……
錠前、11……把手、12、13……枠状の周縁。
Claims (1)
- 【請求項１】箱本体の正面及び少なくとも一側面のそれ
ぞれに、枠状の周縁を残して開口部を形成し、この開口
部内側に、少なくとも前記枠状の周縁における開口部の
回りを覆う枠部とその枠部の内側に連設された扉収納段
部とからなる補強用枠体を嵌装し、該扉収納段部に前記
開口部を覆う扉を蝶番を介して開閉自在に取りつけ、扉
を閉じた状態において扉の表面と前記枠部の表面とが面
一となるよう構成したことを特徴とする電気機器収納
箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990045534U JP2520957Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 電気機器収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990045534U JP2520957Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 電気機器収納箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH045676U JPH045676U (ja) | 1992-01-20 |
| JP2520957Y2 true JP2520957Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=31559800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990045534U Expired - Lifetime JP2520957Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 電気機器収納箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2520957Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2858218B2 (ja) * | 1994-03-28 | 1999-02-17 | 松下電器産業株式会社 | 高圧受電設備 |
| JP2006286683A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Kawamura Electric Inc | キャビネットの枠体取り付け構造 |
| JP4578351B2 (ja) * | 2005-08-12 | 2010-11-10 | 河村電器産業株式会社 | キャビネットの枠体取り付け構造 |
| JP6988110B2 (ja) * | 2017-03-17 | 2022-01-05 | コニカミノルタ株式会社 | ロック付きキャビネットおよび情報処理機器 |
| JP7131217B2 (ja) * | 2018-09-07 | 2022-09-06 | 中国電力株式会社 | 機器収容ラック |
| JP7306041B2 (ja) * | 2019-04-22 | 2023-07-11 | 中国電力株式会社 | 制御盤 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63121482U (ja) * | 1987-01-30 | 1988-08-05 | ||
| JPS63219193A (ja) * | 1987-03-09 | 1988-09-12 | 株式会社日立製作所 | 扉の開閉機構 |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP1990045534U patent/JP2520957Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH045676U (ja) | 1992-01-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |