JP4515271B2 - 光ピックアップ用受光アンプ素子、それを用いた光ピックアップ装置、およびバイアス回路 - Google Patents

光ピックアップ用受光アンプ素子、それを用いた光ピックアップ装置、およびバイアス回路 Download PDF

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Description

本発明は、ポータブル用の光ディスクにおける再生および/または記録可能な装置の光ピックアップ装置に用いられる光信号を検出する受光アンプ素子に関するものである。
光ディスク記録再生装置は、再生および/または記録のためのレーザ光を光ディスクに照射し、光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップ装置を備えている。この光ピックアップ装置には、上記の反射光を受光しこの反射光を電気信号に変換する受光素子と、変換された電気信号を増幅する受光アンプ回路とが一体で作成された受光アンプ素子が設けられている。
図9は、従来の受光アンプ素子を示すブロック図である。受光アンプ素子は、同図に示すように、受光素子であるフォトダイオード(PD)60と、アンプ回路61と、出力回路62と、バイアス回路63とで構成されている。
アンプ回路61は、フォトダイオード60で変換された電流信号を電圧信号に変換する回路であり、電流電圧増幅回路が用いられる。出力回路62は、変換された電圧信号を、出力端子64を介して接続される後段LSIの入力インピーダンスに影響されないように、インピーダンスが低く、かつ、ダイナミックレンジを確保できるだけの出力ドライブ能力(電流供給能力)が必要である。バイアス回路63は、このバイアス回路63にて設計した電流をアンプ回路61、および出力回路62のそれぞれにバイアス電流として供給する。
図10は、従来の受光アンプ素子のバイアス回路の回路構成を示す回路図である(特許文献4参照)。バイアス回路63は、図10に示すように、基準電流生成部70と、基準電流設定部71と、誤差防止部72と、を備えている。なお、簡単のため、以下に記載のトランジスタは、hfe=∞であるとする。また、アーリー効果は、生じないものとする(VA=∞)。
基準電流生成部70は、抵抗73・74・75、およびトランジスタQ31・Q32・Q33・Q34・Q35を備えている。
抵抗73の一端は、電源電圧Vccに接続されている一方、他端は、トランジスタQ31のコレクタおよびベースに接続されている。トランジスタQ31のエミッタは、トランジスタQ32のコレクタおよびベースに接続されている。トランジスタQ32のエミッタは、トランジスタQ33のコレクタおよびベースに接続されている。トランジスタQ33のエミッタは、グランドに接続されている。
トランジスタQ32のベースは、トランジスタQ34のベースに接続されている。トランジスタQ34のエミッタは、抵抗74を介してグラウンドに接続されている。抵抗75の一端は、電源電圧Vccに接続されている一方、他端は、トランジスタQ35のエミッタに接続されている。トランジスタQ35のコレクタは、トランジスタQ34のコレクタに接続されている。
基準電流設定部71は、抵抗76・77・78、およびトランジスタQ36・37・38を備えている。
抵抗76の一端は、電源電圧Vccに接続されている一方、他端は、トランジスタQ36のエミッタに接続されている。トランジスタQ36のベースは、基準電流生成部70のトランジスタQ35のベースに接続されている。また、このトランジスタQ36のコレクタは、トランジスタQ37のコレクタおよびトランジスタQ38のベースに接続されている。トランジスタQ37のエミッタは、抵抗77を介してグランドに接続されている。トランジスタQ38のコレクタは、電源電圧Vccに接続されている一方、エミッタは、トランジスタQ37のベースおよび抵抗78の一端に接続されている。抵抗78の他端は、グランドに接続されている。トランジスタQ36のベースは、出力回路用の出力端子80に接続されている。トランジスタQ37のベースは、アンプ回路用の出力端子81に接続されている。
そして、上記の基準電流生成部70のトランジスタQ35と基準電流設定部71のトランジスタQ36とでカレントミラー回路を構成している。
誤差防止部72は、抵抗79、およびトランジスタQ40を備えている。
抵抗79の一端は、電源電圧Vccに接続されている一方、他端は、トランジスタQ40のエミッタ、上記の基準電流生成部70のトランジスタQ35、および基準電流設定部71のトランジスタQ36に接続されている。トランジスタQ40のベースは、上記の基準電流生成部70における、トランジスタQ35のコレクタおよびトランジスタQ34のコレクタに接続されている。トランジスタQ40のコレクタは、グランドに接続されている。トランジスタQ40は、上記のカレントミラー回路のベース電流補償用のトランジスタである。すなわち、トランジスタQ35のベース−コレクタを短絡(ショート)させた場合と同様である。このように、トランジスタQ40を設けることによって、ベース電位にたくさんのトランジスタを接続して同じ電流を供給する回路を構成する場合、接続したトランジスタのベース電流がすべてトランジスタQ34のコレクタに流れ込むのを防ぎ、I21とトランジスタQ35のコレクタ電流との誤差を小さくすることができる。すなわち、トランジスタQ40によって、流れ込むベース電流の総和を1/hfeにして少なくすることができる。また、抵抗79は、トランジスタQ40を挿入した場合のトランジスタの帰還作用による発振を防止する機能を有している。
ここで、電源電圧Vccを印加すると、抵抗73、トランジスタQ31、トランジスタQ32、およびトランジスタQ33に電流が流れる。従って、トランジスタQ34のエミッタに接続された、抵抗74に電圧VBEが印加される。このため、抵抗74の抵抗値をR1とおくと、トランジスタQ34には、電流I21(VBE/R1)が流れる。同様に、このトランジスタQ34に接続されているトランジスタQ35にも、電流I21が流れる。
また、トランジスタQ35のベースは、トランジスタQ36のベースと、接続されており、かつ、トランジスタQ36のベースは、出力回路用の出力端子80と接続されている。従って、出力回路62に、トランジスタ13・14(図5)を設けて、このトランジスタ13・14と、トランジスタQ35とによって、カレントミラー回路を構成することができる。よって、電流I21は、出力回路62のバイアス電流I8(図5)の基準電流として設定することができる。なお、図5については、後に、〔発明を実施するための最良の形態〕の欄で詳しく述べる。
また、トランジスタQ35と、トランジスタQ36とで、カレントミラー回路を構成しているので、トランジスタQ36のコレクタにも、電流I21に等しい電流値を有する電流I22が流れる。同様に、トランジスタQ36に接続されているトランジスタQ37にも、電流I22が流れる。また、上述の通り、トランジスタQ37のベースは、アンプ回路用の出力端子81と接続されている。
従って、アンプ回路61に、トランジスタ(不図示)を設けて、このトランジスタと、トランジスタQ37とによって、カレントミラー回路を構成することができる。よって、上記電流I22は、アンプ回路61のバイアス電流の基準電流として設定することができる。
特開平5−206838(平成5年8月13日 公開) 特開平5−2433(平成5年1月8日 公開) 特開2004−72250(平成16年3月4日 公開) 特開2003−115727(平成15年4月18日 公開)
しかしながら、従来は、出力回路62のバイアス電流の基準電流、およびアンプ回路61のバイアス電流I8の基準電流について、電源電圧Vccに依存しない、一定の電流を用いる、という思想しか存在しなかった。
そのため、電源電圧Vccを下げても、出力回路62のバイアス電流I8の基準電流として設定される電流I21(VBE/R1)は、変化しない。このように、電流I21は電源電圧Vccに依存しないため、電源電圧Vccを下げても、消費電流のロスを低減することができない、という問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電流のロスを極力なくした、受光アンプ素子、これを備えた光ピックアップ装置、およびバイアス回路を提供するものである。
本発明の光ピックアップ用受光アンプ素子は、上記課題を解決するために、受光信号を電気信号に変換する受光素子と、変換された電気信号を増幅するアンプ回路と、上記アンプ回路にて増幅された電気信号を出力するための出力回路と、カレントミラーによって、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する一方、アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するバイアス回路と、を有する光ピックアップ用受光アンプ素子であって、上記バイアス回路は、アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するアンプ回路用のアンプ用バイアス回路と、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する出力回路用の出力用バイアス回路とを備えていることを特徴としている。
また、本発明のバイアス回路は、上記課題を解決するために、カレントミラーによって、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する一方、アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するバイアス回路であって、
アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するアンプ回路用のアンプ用バイアス回路と、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する出力回路用の出力用バイアス回路とを備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、バイアス回路は、アンプ回路用のアンプ用バイアス回路と、出力回路用の出力用バイアス回路とを別々に有している。従って、それぞれのバイアス回路は、それぞれ独立にアンプ回路、または出力回路へ最適な電流、すなわち、必要最小限の電流を流すことができる。従って、消費電力のロスを極力避けることができる。
本発明の光ピックアップ用受光アンプ素子では、上記アンプ用バイアス回路では、上記アンプ回路バイアス基準電流の電流値が、上記アンプ用バイアス回路の電源電圧値の増減に依存しないことが好ましい。
上記構成によれば、アンプ用バイアス回路は、バイアス電流が電源電圧に依存しない。このため、アンプ回路の特性が変化しないため、回路の発振や応答特性が良好になる。さらに、電源電圧の可変に対する電流の供給量を変化させる必要がないので、必要最小限の電流量に設計し、消費電力を抑えた理想的な回路とすることができる。
本発明の光ピックアップ用受光アンプ素子、および、上記出力用バイアス回路では、上記出力回路バイアス基準電流の電流値が、上記出力用バイアス回路の電源電圧値の増減に依存して増減することが好ましい。
上記構成によれば、電源電圧値の増減に依存して出力回路バイアス基準電流が増減する。このため、電源電圧の増減に依存して出力回路のバイアス電流を変化させることができる。従って、出力回路からの出力電流も調整することでき、消費電力のロスをなくすことができる。
本発明の光ピックアップ用受光アンプ素子、および、バイアス回路では、上記出力用バイアス回路には、定電流源と、この定電流源に接続される第1の抵抗と、が備えられ、この第1の抵抗と上記定電流源との接続点一方の電位が上記出力用バイアス回路の電源電圧値の増減に依存して変化し、上記定電流源を流れる電流と上記第1の抵抗を流れる電流との和を上記出力回路バイアス基準電流とすることが好ましい。
上記構成によれば、電源電圧値の増減に依存して第1の抵抗を流れる電流を電源電圧値に応じて変化させることができる。このため、この電流と定電流源を流れる電流との和である出力回路バイアス基準電流も変化させることができるため、電源電圧値の増減に依存して出力回路のバイアス電流を増減させることができる。従って、出力回路からの出力電流も調整することでき、消費電力のロスをなくすことができる。
本発明の光ピックアップ用受光アンプ素子、および、バイアス回路では、エミッタが上記出力用バイアス回路の電源電圧に接続され、かつ、カレントミラーを構成する第1のトランジスタと、
上記カレントミラーのベース間とエミッタが接続され、かつ、第1のトランジスタのコレクタおよび上記接続点の一方と、ベースとが接続されていることが好ましい。
これによって、出力回路のバイアス電流を出力回路へ供給するカレントミラーを用いて電源電圧に依存する電流を作成することができ、回路構成の簡略化を図ることができる。
本発明の光ピックアップ用受光アンプ素子、および、バイアス回路では、上記定電流の電流値をIo、上記第1の抵抗に流れる電流の電流値をIx、第1の抵抗の抵抗値をRx、トランジスタのベース・エミッタ間電圧をVBE、上記出力用バイアス回路の電源電圧値をVcc、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最大値をVccmax、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最小値をVccmin、出力回路バイアス基準電流値をIout、出力回路バイアス基準電流の最大値をIoutmax、および出力回路バイアス基準電流の最小値をIoutmin、とした場合、
Rx=(Vccmax−Vccmin)/(Ioutmax−Ioutmin)
Ix=(Vcc−2VBE)/Rx
Io=Iout−Ix
を満たすことが好ましい。
上記構成によれば、単に上記のような抵抗値、電流値を満たすように設計するだけで、容易に消費電流のロスをなくすことができる。
本発明の光ピックアップ用受光アンプ素子、および、バイアス回路では、上記出力用バイアス回路は、定電流源と、電源電圧依存手段とを有しており、上記電源電圧依存手段は、出力用バイアス回路の電源電圧に接続された第2の抵抗と、この第2の抵抗にコレクタおよびベースが接続された第3のトランジスタと、この第3のトランジスタとカレントミラーを構成する第4のトランジスタと、を備えており、この第4のトランジスタが上記の定電流源と接続されており、第4のトランジスタを流れる電流と、定電流源を流れる電流との和を上記出力回路バイアス基準電流とすることが好ましい。
上記構成によれば、第2の抵抗に流れる電流、すなわち、第3のトランジスタに流れる電流を電源電圧値に応じて変化させることができる。また、第3のトランジスタとカレントミラーを構成している第4のトランジスタにも同じ電流を流すことができる。
そして、第4のトランジスタを流れる電流と定電流源を流れる電流との和が出力回路バイアス基準電流となるため、出力回路バイアス基準電流は、電源電圧値に依存して変化する。
従って、この電源電圧依存手段を挿入することによって、電源電圧の増減に依存して出力回路バイアス基準電流を増減させることができる。このため、電源電圧の増減に依存して出力回路のバイアス電流を変化させることができる。従って、出力回路からの出力電流も調整することでき、消費電力のロスをなくすことができる。
本発明の光ピックアップ用受光アンプ素子、および、バイアス回路では、上記定電流の電流値をIo’、上記電源電圧依存手段よって生成される電流の電流値をIx’、第2の抵抗の抵抗値をRx’、トランジスタのベース・エミッタ間電圧をVBE、上記出力用バイアス回路の電源電圧値をVcc’、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最大値をVccmax’、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最小値をVccmin’、出力回路バイアス基準電流をIout’、出力回路バイアス基準電流の最大値Ioutmax’、および出力回路バイアス基準電流の最小値をIoutmin’とした場合、
Rx’=(Vccmax’−Vccmin’)/(Ioutmax’−Ioutmin’)
Ix’=(Vcc’−VBE)/Rx’
Io’=Iout’−Ix’
を満たすことが好ましい。
上記構成によれば、単に上記のような抵抗値、電流値を満たすように設計するだけで、容易に消費電流のロスをなくすことができる。
本発明の光ピックアップ用受光アンプ素子、および、バイアス回路では、上記出力用バイアス回路には、定電流源と、この定電流源に接続され、第3の抵抗を外付けできる調整用パッドとが備えられ、この調整用パッドと上記定電流源との接続点の一方の電位が上記出力用バイアス回路の電源電圧値の増減に依存して変化し、上記定電流源の電流と上記第3の抵抗を流れる電流との和を上記出力回路バイアス基準電流とすることが好ましい。上記構成によれば、プロセス工程のばらつきなどによる特性不良を補正することができる。
本発明の光ピックアップ装置では、上記いずれかに記載の光ピックアップ用受光アンプ素子を用いていることが好ましい。
本発明の光ピックアップ用受光アンプ素子は、以上のように、バイアス回路は、アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するアンプ回路用のアンプ用バイアス回路と、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する出力回路用の出力用バイアス回路とを備えている。
また、本発明のバイアス回路は、アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するアンプ回路用のアンプ用バイアス回路と、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する出力回路用の出力用バイアス回路とを備えている。
それゆえ、消費電流のロスを極力なくした、受光アンプ素子を提供することができるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について、図1ないし図6に基づいて説明すると、以下の通りである。
図2は、記録/再生装置1の光学系の説明図であり、記録/再生装置1に、本発明の実施の一形態である光ピックアップ用受光アンプ素子(以下、単に受光アンプ素子と称する)が搭載されている。
ここで、発光素子であるレーザダイオード3より出射されたレーザ光は、コリメータレンズ4において平行光とされ、ビームスプリッタ5において光路が90°曲げられた後、コリメータレンズ6及び対物レンズ7を介して、−ROM、−R、±RW、−RAMなどの光ディスク(光ディスクメディア)2に照射される。
そして、光ディスク2からの反射光は、上記対物レンズ7及びコリメータレンズ6からビームスプリッタ5を通過し、スポットレンズ8で集光されて、光ピックアップ素子9に入射される。光ピックアップ素子9は、入射した光信号から、情報信号を再生するとともに、トラッキングやフォーカシングサーボ用の信号を作成し、図示しない信号処理回路や制御回路などへ出力する。記録時には、レーザダイオード3からの出射光が、書込むべきデータに対応して変調される。
上記の光ピックアップ素子9は、上記の反射光を受光し、電気信号に変換する受光素子(フォトダイオード)と、変換された電気信号を増幅する受光アンプ回路(アンプ回路)とが一体で形成された受光アンプ素子を備えている。なお、上記のレーザ光の波長は、例えばCDの場合は780nm、DVDの場合は650nm、青色の場合は405nmである。
図1は、本発明の実施形態のポータブル機器用の受光アンプ素子を示すブロック図である。受光アンプ素子は、同図に示すように、アノードがグランドに接続された受光素子であるフォトダイオード10、このフォトダイオード10からの電流信号を電圧信号に変換するアンプ回路11、この電圧信号を出力端子23から後段LSI24(図6)へ出力するための出力回路12、アンプ回路用のバイアス回路(以下、単にアンプ用バイアス回路と称する)13、および出力回路用のバイアス回路(以下、単に出力用バイアス回路と称する)14を備えている。同図に示すように、本実施の形態の受光アンプ素子には、特に、アンプ用バイアス回路13と、出力用バイアス回路14と、の2つのバイアス回路が別々に設けられている。
このように、アンプ回路11と出力回路12との別々のバイアス回路13・14を設けることによって、それぞれのバイアス回路13・14は、アンプ回路11、出力回路12へ別々に必要最小限の電流を供給することができる。このため、トータルでの消費電力のロスを減らすことができる。
アンプ用バイアス回路13は、アンプ回路11および出力用バイアス回路14に対してベース電圧を印加する機能を有する。また、出力用バイアス回路14は、出力回路12に対してベース電圧を印加する機能を有する。
また、後述するように、アンプ用バイアス回路13は、電源電圧に依存しない一方、出力用バイアス回路14は、電源電圧に依存する。
図3は、アンプ用バイアス回路の回路構成を示す回路図である。アンプ用バイアス回路13は、同図に示すように、基準電流生成部15と、基準電流設定部16とを備えている。なお、簡単のため、以下に記載のトランジスタは、hfeが無限大である(すなわち、ベース電流を無視できるもの)とする。また、アーリー効果は、考慮しないものとする。
基準電流生成部15は、抵抗31・32・33、およびトランジスタQ1・Q2・Q3・Q4・Q5を備えている。
抵抗31の一端は、電源電圧Vccに接続されている一方、他端は、npn型のトランジスタQ1のコレクタおよびベースに接続されている。トランジスタQ1のエミッタは、npn型のトランジスタQ2のコレクタおよびベースに接続されている。トランジスタQ2のエミッタは、npn型のトランジスタQ3のコレクタおよびベースに接続されている。トランジスタQ3のエミッタは、グランドに接続されている。なお、トランジスタQ1、トランジスタQ、およびトランジスタQ3は、いずれもダイオード接続されている。
さらに、トランジスタQ2のベースは、npn型のトランジスタQ4のベースに接続されている。このトランジスタQ4のエミッタは、抵抗32を介してグラウンドに接続されている。
抵抗33の一端は、電源電圧Vccに接続されている一方、他端は、pnp型のトランジスタQ5のエミッタに接続されている。このトランジスタQ5のコレクタおよびベースは、トランジスタQ4のコレクタに接続されている。トランジスタQ5では、ベース−コレクタを短絡させている。
基準電流設定部16は、抵抗34・35・36、トランジスタQ6・Q8・Q9を備えている。抵抗34の一端は、電源電圧Vccに接続されている一方、他端は、pnp型のトランジスタQ6のエミッタに接続されている。トランジスタQ6のベースは、上記の基準電流生成部15のトランジスタQ5のベースに接続されている。また、トランジスタQ6のコレクタは、npn型のトランジスタQ8のコレクタおよびnpn型のトランジスタQ9のベースに接続されている。
トランジスタQ8のエミッタは、抵抗35を介してグランドに接続されている。トランジスタQ9のコレクタは、電源電圧Vccに接続されている一方、エミッタは、トランジスタQ8のベースおよび抵抗36の一端に接続されている。抵抗36の他端は、グランドに接続されている。
トランジスタQ8のベースおよびトランジスタQ9のエミッタおよび抵抗36の一端は、同図に示すように、出力端子17に接続されている。出力端子17は、後段のアンプ回路11および出力用バイアス回路14に接続されている。
ここで、電源電圧Vccを印加すると、抵抗31、トランジスタQ1・Q2・トランジスタQ3に電流I1が流れる。そのため、トランジスタQ4のエミッタに接続された、抵抗32に電圧VBEが印加される。
従って、抵抗32の抵抗値をR1とおくと、トランジスタQ4には、電流I2(=VBE/R1)が流れる。同様に、このトランジスタQ4に接続されているトランジスタQ5にも、電流I2が流れる。
そして、トランジスタQ5と、トランジスタQ6とで、カレントミラー回路(カレントミラー)が構成されているので、トランジスタQ6にも、上記電流I2と電流値が等しい電流I3が流れる。同様に、このトランジスタQ6に接続されているトランジスタQ8にも、電流I3(本発明の「アンプ回路バイアス基準電流」)が流れる。
また、上述の通り、トランジスタQ8のベースは、出力端子17を介してアンプ回路11に接続されている。
従って、アンプ回路11に、トランジスタを設けて、該トランジスタとトランジスタQ8とによって、カレントミラー回路を構成することができる。この構成によって、電流I3は、アンプ回路11のアンプ回路のバイアス電流の基準電流として設定(設計)することができる。
また、電流I3は、VBE/R1であり、VBEを基準に作成されるため、電源電圧Vccへの依存が小さい。
また、I1を決定する際のVBEは、抵抗31に流れる電流I1の増減に対して変化が少ない。この点について、以下に説明する。
電流I1の電流値をIaとすると、VBEは、次の式(1)で定義される。
VBE=59mV×log10(Ia/Is)・・・(1)
なお、Isは、飽和電流のことである。
ここで、例えばIs=10−18A、Ia=100μAの場合には、上記式(1)から
VBE=59mV×log101014=59mV×14=826mV
となる。
ゆえに、たとえI1が2倍になったとしても、VBEは、約18mVの変化である。そして、VBEは、約0.8Vであるので、約2%の変化にすぎない。従って、電流I1の増減に対してVBEの変化は少ない。
なお、図3において、抵抗33・34の抵抗値は互いに等しい。
次に、本発明の最重要部である出力用バイアス回路14について説明する。図4は、本実施の形態の出力用バイアス回路の回路構成を示す回路図である。出力用バイアス回路14は、同図に示すように、定電流源部58と依存型電流源部55とを備えている。
定電流源部58は、トランジスタQ10・Q11(本発明の「第1のトランジスタ」)・Q12(本発明の「第2のトランジスタ」)、抵抗37を有している。なお、抵抗37の抵抗値は、図3における抵抗35と互いに等しい。出力用バイアス回路14の前段には、アンプ用バイアス回路13に接続するための入力端子18が配設されている一方、後段には、出力回路12に接続するための出力端子19が配設されている。
入力端子18は、アンプ用バイアス回路13のバイアス電圧を入力するために用いられる。トランジスタQ10は、ベースがこの入力端子18に接続されているとともに、エミッタが、抵抗37を介してグランドに接続されている。トランジスタQ11のエミッタは、電源電圧Vccに接続されているとともに、ベースは、出力端子19に接続されているとともに、コレクタは、トランジスタQ10のコレクタに接続されている。
トランジスタQ10は、上記のアンプ用バイアス回路13のトランジスタQ8とでカレントミラー回路を構成している。
このため、トランジスタQ10には、上記の電流I3と電流値が等しい電流I4(本発明の「定電流」)が流れる。上記の通り、I3は電源電圧Vccへの依存がほとんどないため、この電流I4も電源電圧Vccへの依存がほとんどない。従って、トランジスタQ10は、定電流を作成する。
また、トランジスタQ11のベースおよび出力端子19は、トランジスタQ12のエミッタに接続されている。トランジスタQ12のコレクタは、グランドに接続されているとともに、ベースは、トランジスタQ11のコレクタおよびトランジスタQ10のコレクタに接続されている。
出力端子19は、トランジスタQ11のベースに接続されているため、トランジスタQ11に流れる電流をI6(本発明の「バイアス基準電流」)とおくと、出力回路12にトランジスタを設けることによって、このトランジスタとトランジスタQ11とでカレントミラー回路を構成し、電流I6を出力回路12のバイアス電流の基準電流として用いることができる。
ここで、特に注目すべきは、抵抗38(本発明の「第1の抵抗」)を備えた依存型電流源部55を有している点である。
この抵抗38は、定電流源部58のトランジスタQ10と並列に、接続されている。すなわち、トランジスタQ10のコレクタ、トランジスタQ11のコレクタ、およびトランジスタQ12のベースに、抵抗38の一端を接続している。抵抗38の他端は、グランドに接続されている。従って、抵抗38とトランジスタQ10との接続点Aの電圧は、Vcc−2VBEである。つまり、抵抗38の一端には電源電圧Vccから2VEの電圧降下が生じている。
上記の通り、定電流である電流I4を作成するトランジスタQ10に並列に抵抗38を接続しているので、この抵抗38に流れる電流I5は、この電流I5の電流値をIx、および抵抗38の抵抗値をRxとおくと、次の式(2)を満たす。
Ix=(Vcc−2VBE)/Rx・・・(2)
電流I5は、この式(2)に示すように、電源電圧Vccに依存して増減する。
さらに、トランジスタQ11を流れる電流I6は、互いに並列に接続されたトランジスタQ10と抵抗38に分流するので、電流I4に流れる電流値をIoおよび電流I6に流れる電流値をIoutとおくと、
次の式(3)を満たす。
Iout=Io+Ix・・・(3)
電流Ioutは、式(2)および式(3)から、電源電圧Vccに依存して増減する。
図5は、図1における出力回路の回路構成を示す回路図である。ところで、出力回路12は、エミッタフォロワ出力段であり、同図に示すように、トランジスタQ13およびトランジスタQ14を有する定電流源部20と、トランジスタQ15およびトランジスタQ16を有するエミッタフォロワ部21とを備えている。そして、この出力回路12には、出力用バイアス回路14と接続するための入力端子22と、後段のLSIと接続するための出力端子23とが接続されている。なお、便宜上、フォトダイオード10、アンプ回路11についても同図中に記載しているが、既に説明済のため、ここでの説明は省略する。
定電流源部20のトランジスタQ13およびトランジスタQ14は、互いに並列に接続されている。これらのトランジスタQ13・14は、エミッタが電源電圧Vccに接続されているとともに、ベースが入力端子22に接続されているとともに、コレクタがエミッタフォロワ部21および出力端子23に接続されている。
エミッタフォロワ部21のトランジスタQ15およびトランジスタQ16は、ベースがアンプ回路11に接続されているとともに、コレクタがグランドに接続されているとともに、エミッタが定電流源部20および出力端子23に接続されている。
定電流源部20に設けた、トランジスタQ13およびトランジスタQ14は、いずれも、上記出力用バイアス回路14のトランジスタQ11とカレントミラー回路を構成している。
従って、トランジスタQ13およびトランジスタQ14には、それぞれ上記のトランジスタQ11に流れる電流I6と電流値(Iout)が等しい電流I7が流れる。このため、定電流源部20に、電流値がIout×2となる電流I8を流すことができる。一般には、定電流源部20にn(トランジスタの倍率)個のトランジスタを配設することによって、Iout×nの電流を流すことができる。
また、エミッタフォロワ部21のトランジスタQ15およびトランジスタQ16には、フォトダイオード10に照射した光の強度に応じた電流が流れるようになっている。
次に、ダイナミックレンジについて、図6を用いて説明する。図6は、上記出力回路12の最大出力電圧Vmaxの電源電圧Vccへの依存を示す説明図である。なお、同図では、便宜上、アンプ用バイアス回路13および出力用バイアス回路14(図1)については省略されている。また、フォトダイオード10から出力回路12までの説明は、上述と同様であるため、その説明を省略する。
出力回路12の後段には、同図に示すように、出力端子23を介して、抵抗40を備えた、後段LSI24が配設されている。
この図6のダイナミックレンジでは、図5において流さなければいけない電流I8の大きさの決め方を説明する。
図5では、フォトダイオード10で変換された信号の大きさに応じてトランジスタQ15・トランジスタQ16のコレクタ電流が変わり、(電流I8の電流値)−(Q15・Q16のコレクタ電流の電流値の和)が出力端子23から電流I9として流れる。従って、電流I9の大きさの範囲は、フォトダイオード10で変換される信号の大きさで決まる。
一方、図5の回路構成上で決まる電流I9の上限値は、トランジスタQ15・Q16がOFFのときに起こり、(電流I9の上限値)=(電流I8の電流値)となります。従って、図6の電流I9の最大値は、上限値である電流I8の電流値以下でなければならない。逆に言えば、電流I8の電流値は、電流I9の最大値以上に設定する必要がある。
また、図6では、入力抵抗40にかかる電圧は、抵抗40の抵抗値をRinとすると、I9×Rinとなる。また、図5から分かるように、入力抵抗40にかかる電圧は(電源電圧Vcc)−(トランジスタQ13・Q14のVce)である。従って、(I9×Rin)=(電源電圧Vcc)−(トランジスタQ13・Q14のVce)となる。
ここで、(トランジスタQ13・Q14のVce)の値はIc−Vceの静特性より一定のコレクタ電流(=I7)の下(アーリー効果なしと仮定し、さらにベース電流が一定)で変わりうるものであり、その最小値を飽和電圧と呼んでいるが、コレクタ電流を一定にする限り、Vceは、この飽和電圧より低下しない。この飽和電圧のことを「Vsat=約0.3V」という。
従って、Vmax=(I9×Rinの最大値)≦(電源電圧Vcc)−(飽和電圧Vsat)となる。I9=Vmax/Rinとなるので、
I8(Iout×2)≧I9=Vmax/Rin・・・(4)
としなければならない。
上記の説明では、Vmaxは、(I9×Rinの最大値)のことであり、Vmaxの回路構成上の制約からくる上限は、(Vcc−Vsat)である。この(Vmaxの上限値)=(Vcc−Vsat)がダイナミックレンジの上限を規定している。すなわち、(Vmaxの上限値)は電源電圧Vccに依存して増減する。このように、出力回路用のバイアス電流は、I8≧I9=Vmax/Rinというように、電源電圧Vccに応じて変えなければならない。
逆に言えば、電源電圧Vccが小さくなれば、その分、I8を小さくすることができる。すなわち、必要最小限のバイアス電流I8は、電源電圧Vccに応じて変化する。
上記事項を踏まえて、出力回路12のVmaxは、電源電圧Vccに応じて増減する電源電圧Vccが、Vccmax〜Vccminまで変化すると、
出力回路12の最大出力電圧Vmaxは、
Vccmin−Vsat≦Vmax≦Vccmax−Vsat・・・(5)
と変化する。
従って、上記式(4)・式(5)から
(Iout×2)max=(Vccmax−Vsat)/Rinから(Iout×2)min=(Vccmin−Vsat)/Rinへと電源電圧Vccの増減に伴って、電流I9を可変させることができるので消費電流のロスがなく理想的である。
次に、このように、消費電力のロスを極力減らせるような、図4に示した出力用バイアス回路14の抵抗38、電流(定電流)I4、電流(依存型電流)I5の値を求める。抵抗38の抵抗値をRxとする。
電源電圧Vccの範囲をVccmax〜Vccminとすると、電流I9は、上記したように
(Iout×2)max=(Vccmax−Vsat)/Rin〜I9min=(Vccmin−Vsat)/Rinで可変する。
さらに、上記したように、電流I6の値は、電流I9の値を図5の定電流源部20に設けたトランジスタの数(トランジスタの倍率;本実施の形態では2)で割った値に等しい。
従って、
(Iout)max=(Iout×2)max/2
(Iout)min=(Iout×2)min/2
となる。
ゆえに、
Rx=(Vccmax−Vccmin)/(Iout)max−(Iout)min
Ix=(Vcc−2VBE)/Rx
Io=Iout−Ix
となり、電源電圧Vccに依存した出力電流を供給することができる。
そして、
Rx=(Vccmax−Vccmin)/(Iout)max−(Iout)min
Ixmin=(Vccmin−2VBE)/Rx
Io=I6min−Ixmin
となるような、抵抗38、電流I4、および電流I5を用いることによって、消費電力のロスを最大限なくすことができる。
以上のように、本実施の形態では、出力回路12のバイアス電流の基準電流として設定される電流I8の電流値Iout×2は、
Iout×2=(Io+(Vcc−2VBE)/Rx)×2
であるため、電源電圧Vccに依存する。
従って、電流I8と電流値が等しい電流I9もVccに依存する。従って、電源電圧Vccの値に応じて、電流(出力電流)I9を調整することができる。このため、消費電力のロスをなくすことができる。
なお、本実施の形態では、トランジスタの倍率を2とした、これは単なる一例にすぎず、任意の自然数nでもよいことは言うまでもない。また、CDプレーヤーやDVDプレーヤーなどのポータブル機器(光ディスク記録再生装置)は、電力の消費を極力減らして、長時間再生することが求められている。
すなわち、これらの機器に使用される受光アンプ素子は、受光アンプ回路(アンプ回路)一体型の受光アンプ素子であり、アンプ回路における消費電流と電源電圧とを低減(消費電力を低減)することが求められている。
光ディスクメディア(光ディスク)は、−ROM、−R、±RW、および−RAMなど多岐にわたる。これらすべての光ディスクに対応し、再生可能にするために受光アンプ素子には、感度の上昇、および出力ダイナミックレンジの拡大という特性が求められている。このように、ダイナミックレンジを拡大するためには、電源電圧と出力ドライブ電流とを高くすることが必要である。
しかしながら、上記のように、出力ダイナミックレンジを拡大するには、電源電圧と、出力(ドライブ)電流と、を高くすることが必要であるため、消費電流の低減とは、トレードオフの関係になる。本発明は、消費電力を極力減らしてダイナミックレンジの確保を満たせるために電源電圧の増減に依存して出力ドライブ電流を増減する受光アンプ素子のバイアス回路の構成、回路機構について述べたものである。
なお、本実施の形態では、電源電圧を全ての回路で共通にしたが、各回路毎に設けてもよい。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態について、図7を用いて説明する。本実施の形態では、上記実施の形態との相違点について説明するため、説明の便宜上、上記実施の形態で説明した部材と同様の機能を有する部材には同一の番号を付し、その説明を省略する。
上記実施の形態1における出力用バイアス回路14は、抵抗38を備えた依存型電流源部55を有していた(図4)。しかしながら、依存型電流源部55は、上記の構成に限られない。
図7は、本実施の形態の出力用バイアス回路の回路構成を示す回路図である。出力用バイアス回路59は、同図に示すように、定電流源部41と、依存型電流源部(本発明の「電源電圧依存手段」)42とを有している。
定電流源部41は、上記図4に示した定電流源部58と異なり、トランジスタQ11のエミッタに抵抗45が接続されている。この抵抗45は、電源電圧Vccに接続されている。
従って、この出力用バイアス回路59の後段に出力端子47を介して接続される出力回路12は、この出力回路12に配設されるトランジスタQ13・14と、トランジスタQ11とがカレントミラーを構成するために、トランジスタQ13・14のエミッタと電源電圧Vccとの間に抵抗(不図示)を接続する必要がある。
さらに、依存型電流源部42は、トランジスタQ17・18、および抵抗43を有している。そして、このトランジスタQ17とトランジスタQ18とでカレントミラーを構成している。
抵抗43(本発明の「第2の抵抗」)は一端が電源電圧Vccに接続されている一方、他端がnpn型のトランジスタQ17のコレクタおよびベースに接続されている。トランジスタQ17のエミッタはグランドに接続されている。また、トランジスタQ17はダイオード接続されている。
また、npn型のトランジスタQ18のベースは、トランジスタQ17のベースに接続されている。トランジスタQ18のエミッタはグランドに接続されている。トランジスタQ18のコレクタは、トランジスタQ11のコレクタ、トランジスタQ12のベース、およびトランジスタQ10のコレクタに接続されている。アンプ用バイアス回路13のバイアス電圧を入力に用いて、基準電流源の定電流I4をトランジスタQ10で作成する。
このトランジスタQ10と並列に、電源電圧Vccに依存する依存型電流源部42のトランジスタQ18を接続する。これによって、トランジスタQ17に流れる電流と電流値が等しい電流I5が、トランジスタQ18にも流れる。従って、出力回路のバイアス基準電流が、(I5+I4)となる。
本実施の形態では、抵抗43の抵抗値をRx’、抵抗43の両端にかかる電圧を(Vcc−VBE)、電源電圧値をVcc’、トランジスタQ10に流れる電流I4の電流値をIx’、トランジスタQ18に流れる電流I5の電流値をIo’トランジスタQ11に流れる電流I6に流れる電流I6の電流値をIout’、トランジスタQ11に流れる電流I6に流れる電流I6の最大値をIoutmax’、最小値をIoutmin’とすると、
上記実施の形態と同様にして、
Rx’=(Vccmax’−Vccmin’)/(Ioutmax’−Ioutmin’)
Ix’=(Vcc’−VBE’)/Rx’
Io’=Iout’−Ix’
となり、電源電圧に依存した出力電流を供給することができ、さらに、
Rx’=(Vccmax’−Vccmin’)/(Ioutmax’−Ioutmin’)
Ix’=(Vccmin’−VBE)/Rx’
Io’=Ioutmin’−Ix’
とすることによって、上記実施の形態1と同様に、消費電力のロスを最大限なくすことができる。
なお、抵抗45の抵抗値は、図3における抵抗33・34・35、および図4における抵抗37と互いに等しい。また、抵抗43の抵抗値は、図4における抵抗38と互いに抵抗値が等しい。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について図8を用いて説明する。本実施の形態では、上記実施の形態1・2との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施の形態1・2で説明した部材と同様の機能を有する部材には同一の番号を付し、その説明を省略する。
図8は、本実施の形態の出力用バイアス回路の回路構成を示す回路図である。出力用バイアス回路49は、同図に示すように、定電流源部41と、依存型電流源部57とを有している。
依存型電流源部57は、図示しない抵抗(本発明の「第3の抵抗」)を外付けで挿入できるようなパッド(本発明の「調整用パッド」)52を有している。パッド52は、定電流源部41の定電流を作成するトランジスタQ10と並列に接続されている。
具体的には、パッド52は、トランジスタQ10のコレクタ、トランジスタQ11のコレクタ、およびトランジスタQ12のベースに接続されている。このパッド52に抵抗を挿入することによって、すなわち、図示しない外部抵抗を設置することによって、上記実施の形態1・2と同様に、電源電圧に依存した出力電流を供給することができ、消費電力のロスをなくすことができるともに、プロセス工程のばらつきなどによる特性不良を補正することができる。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の受光アンプ素子は、CDプレーヤー、DVDプレーヤーなどに搭載された光ピックアップに特に好適に適用できる。
本発明の実施形態の受光アンプ素子を示すブロック図である。 本発明の受光アンプ素子を搭載した光ピックアップ装置の概略構成図である。 アンプ用バイアス回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態1の出力用バイアス回路の回路構成を示す回路図である。 図1における出力回路の回路構成を示す回路図である。 ダイナミックレンジ特性と電源電圧との関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態2の出力用バイアス回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態3の出力用バイアス回路の回路構成を示す回路図である。 従来の受光アンプ素子を示すブロック図である。 従来のアンプ用バイアス回路の回路構成を示す回路図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
2 光ディスク
10 フォトダイオード(受光素子)
11 アンプ回路
12 出力回路
13 アンプ用バイアス回路
14 出力用バイアス回路
38 抵抗(第1の抵抗)
42 依存型電流源部(電源電圧依存手段)
43 抵抗(第2の抵抗)
52 パッド(調整用パッド)
I3 電流(アンプ回路バイアス基準電流)
I4 電流(定電流)
I6 電流(出力回路バイアス基準電流)
Vcc 電源電圧(電源電圧値)
Q11 トランジスタ(第1のトランジスタ)
Q12 トランジスタ(第2のトランジスタ)
Q18 トランジスタ(第4のトランジスタ)
Q17 トランジスタ(第3のトランジスタ)

Claims (13)

  1. 受光信号を電気信号に変換する受光素子と、
    変換された電気信号を増幅するアンプ回路と、
    上記アンプ回路にて増幅された電気信号を出力するための出力回路と、
    カレントミラーによって、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する出力用バイアス回路と、
    アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するアンプ用バイアス回路と、を有する光ピックアップ用受光アンプ素子であって、
    上記出力用バイアス回路には、定電流源と、この定電流源に接続される第1の抵抗と、が備えられ、この第1の抵抗と上記定電流源との接続点一方の電位が上記出力用バイアス回路の電源電圧値の増減に依存して変化し、
    上記定電流源を流れる電流と上記第1の抵抗を流れる電流との和を上記出力回路バイアス基準電流とすることを特徴とすることを特徴とする光ピックアップ用受光アンプ素子。
  2. エミッタが上記出力用バイアス回路の電源電圧に接続され、かつ、カレントミラーを構成する第1のトランジスタと、
    上記カレントミラーのベース間とエミッタが接続され、かつ、第1のトランジスタのコレクタおよび上記接続点の一方と、ベースとが接続されている第2のトランジスタと、を有することを特徴とする請求項に記載の光ピックアップ用受光アンプ素子。
  3. 上記定電流の電流値をIo、上記第1の抵抗に流れる電流の電流値をIx、第1の抵抗の抵抗値をRx、トランジスタのベース・エミッタ間電圧をVBE、上記出力用バイアス回路の電源電圧値をVcc、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最大値をVccmax、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最小値をVccmin、出力回路バイアス基準電流値をIout、出力回路バイアス基準電流の最大値をIoutmax、および出力回路バイアス基準電流の最小値をIoutmin、とした場合、
    Rx=(Vccmax−Vccmin)/(Ioutmax−Ioutmin)
    Ix=(Vcc−2VBE)/Rx
    Io=Iout−Ix
    を満たすことを特徴とする請求項に記載の光ピックアップ用受光アンプ素子。
  4. 受光信号を電気信号に変換する受光素子と、
    変換された電気信号を増幅するアンプ回路と、
    上記アンプ回路にて増幅された電気信号を出力するための出力回路と、
    カレントミラーによって、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する出力用バイアス回路と、
    アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するアンプ用バイアス回路と、を有する光ピックアップ用受光アンプ素子であって、
    上記出力用バイアス回路は、定電流源と、電源電圧依存手段とを有しており、
    上記電源電圧依存手段は、出力用バイアス回路の電源電圧に接続された第2の抵抗と、この第2の抵抗にコレクタおよびベースが接続された第3のトランジスタと、この第3のトランジスタとカレントミラーを構成する第4のトランジスタと、を備えており、
    この第4のトランジスタが上記の定電流源と接続されており、
    第4のトランジスタを流れる電流と、定電流源を流れる電流との和を上記出力回路バイアス基準電流とすることを特徴とする光ピックアップ用受光アンプ素子。
  5. 上記定電流の電流値をIo’、上記電源電圧依存手段よって生成される電流の電流値をIx’、第2の抵抗の抵抗値をRx’、トランジスタのベース・エミッタ間電圧をVBE、上記出力用バイアス回路の電源電圧値をVcc’、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最大値をVccmax’、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最小値をVccmin’、出力回路バイアス基準電流をIout’、出力回路バイアス基準電流の最大値Ioutmax’、および出力回路バイアス基準電流の最小値をIoutmin’とした場合、
    Rx’=(Vccmax’−Vccmin’)/(Ioutmax’−Ioutmin’)
    Ix’=(Vcc’−VBE)/Rx’
    Io’=Iout’−Ix’
    を満たすことを特徴とする請求項に記載の光ピックアップ用受光アンプ素子。
  6. 受光信号を電気信号に変換する受光素子と、
    変換された電気信号を増幅するアンプ回路と、
    上記アンプ回路にて増幅された電気信号を出力するための出力回路と、
    カレントミラーによって、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する出力用バイアス回路と、
    アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するアンプ用バイアス回路と、を有する光ピックアップ用受光アンプ素子であって、
    上記出力用バイアス回路には、定電流源と、この定電流源に接続され第3の抵抗を外付けできる調整用パッドとが備えられ、この調整用パッドと上記定電流源との接続点の一方の電位が上記出力用バイアス回路の電源電圧値の増減に依存して変化し、
    上記定電流源の電流と上記第3の抵抗を流れる電流との和を上記出力回路バイアス基準電流とすることを特徴とする光ピックアップ用受光アンプ素子。
  7. 上記請求項1ないしのいずれか1項に記載の光ピックアップ用受光アンプ素子を用いた光ピックアップ装置。
  8. カレントミラーによって、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する出力用バイアス回路と、アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するアンプ用バイアス回路とを有するバイアス回路であって、
    上記出力用バイアス回路には、定電流源と、この定電流源に接続される第1の抵抗と、が備えられ、この第1の抵抗と上記定電流源との接続点一方の電位が上記出力用バイアス回路の電源電圧値の増減に依存して変化し、
    上記定電流源を流れる電流と上記第1の抵抗を流れる電流との和を上記出力回路バイアス基準電流とすることを特徴とするバイアス回路。
  9. エミッタが上記出力用バイアス回路の電源電圧に接続され、かつ、カレントミラーを構成する第1のトランジスタと、
    上記カレントミラーのベース間とエミッタが接続され、かつ、第1のトランジスタのコレクタおよび上記接続点の一方と、ベースとが接続されている第2のトランジスタと、を有することを特徴とする請求項に記載のバイアス回路。
  10. 上記定電流の電流値をIo、上記第1の抵抗に流れる電流の電流値をIx、第1の抵抗の抵抗値をRx、トランジスタのベース・エミッタ間電圧をVBE、上記出力用バイアス回路の電源電圧値をVcc、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最大値をVccmax、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最小値をVccmin、出力回路バイアス基準電流値をIout、出力回路バイアス基準電流の最大値をIoutmax、および出力回路バイアス基準電流の最小値をIoutmin、とした場合、
    Rx=(Vccmax−Vccmin)/(Ioutmax−Ioutmin)
    Ix=(Vcc−2VBE)/Rx
    Io=Iout−Ix
    を満たすことを特徴とする請求項に記載のバイアス回路。
  11. カレントミラーによって、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する出力用バイアス回路と、アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するアンプ用バイアス回路とを有するバイアス回路であって、
    上記出力用バイアス回路は、定電流源と、電源電圧依存手段とを有しており、
    上記電源電圧依存手段は、出力用バイアス回路の電源電圧に接続された第2の抵抗と、この第2の抵抗にコレクタおよびベースが接続された第3のトランジスタと、この第3のトランジスタとカレントミラーを構成する第4のトランジスタと、を備えており、
    この第4のトランジスタが上記の定電流源と接続されており、
    第4のトランジスタを流れる電流と、定電流源を流れる電流との和を上記出力回路バイアス基準電流とすることを特徴とするバイアス回路。
  12. 上記定電流の電流値をIo’、上記電源電圧依存手段よって生成される電流の電流値をIx’、第2の抵抗の抵抗値をRx’、トランジスタのベース・エミッタ間電圧をVBE、上記出力用バイアス回路の電源電圧値をVcc’、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最大値をVccmax’、上記出力用バイアス回路の電源電圧の最小値をVccmin’、出力回路バイアス基準電流をIout’、出力回路バイアス基準電流の最大値Ioutmax’、および出力回路バイアス基準電流の最小値をIoutmin’とした場合、
    Rx’=(Vccmax’−Vccmin’)/(Ioutmax’−Ioutmin’)
    Ix’=(Vcc’−VBE)/Rx’
    Io’=Iout’−Ix’
    を満たすことを特徴とする請求項11に記載のバイアス回路。
  13. カレントミラーによって、出力回路バイアス基準電流に応じた電流を出力回路へ伝達する出力用バイアス回路と、アンプ回路バイアス基準電流に応じた電流をアンプ回路へ伝達するアンプ用バイアス回路とを有するバイアス回路であって、
    上記出力用バイアス回路には、定電流源と、この定電流源に接続され第3の抵抗を外付けできる調整用パッドとが備えられ、この調整用パッドと上記定電流源との接続点の一方の電位が上記出力用バイアス回路の電源電圧値の増減に依存して変化し、
    上記定電流源の電流と上記第3の抵抗を流れる電流との和を上記出力回路バイアス基準電流とすることを特徴とするバイアス回路。
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