JP2006166145A - 非反転増幅器およびそれを備える受光アンプ素子ならびに光ピックアップ素子 - Google Patents

非反転増幅器およびそれを備える受光アンプ素子ならびに光ピックアップ素子 Download PDF

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Abstract

【課題】ダイナミックレンジを犠牲にすることなく、アーリー効果に起因する出力オフセット電圧を低減可能な非反転増幅器を実現する。
【解決手段】差動対の入力側のトランジスタQ11aのコレクタ側にトランジスタQ12が備えられているアンプB2において、トランジスタQ2のベース電位を調整する電位調整回路1を設ける。電位調整回路1は、トランジスタQ11aのベースに入力される電圧が上昇すれば、トランジスタQ12のベースに入力する電圧を上昇させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、差動増幅器を用いた非反転増幅器に関し、特に光ディスク記録/再生装置の光ピックアップ素子における受光アンプ回路に用いる非反転増幅回路などの、出力オフセット電圧の仕様が求められる光増幅回路に用いられる非反転増幅器に係るものである。
光ディスク記録/再生装置は、再生/記録のためのレーザ光を光ディスクに照射する発光素子や、光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップ素子を備えている。光ピックアップ素子は受光アンプ素子であり、その内部には、上記の反射光を受光したり、記録再生用光源としてのレーザ光源から出射されたレーザ光をモニタしたりして、電気信号に変換する受光素子(光電変換素子)と、光信号から変換された電気信号(光電変換信号)を増幅する受光アンプ回路とが設けられている。
図7は、光ディスク102の記録/再生装置101の記録再生光学系を説明するための図である。記録/再生装置101は、レーザダイオード103、コリメータレンズ104・106、ビームスプリッタ105、対物レンズ107、スポットレンズ108、光ピックアップ素子109、および、光ピックアップ素子110・111を備えている。光ピックアップ素子110と111とは、いずれか一方のみが備えられている場合もある。
ここで、記録再生用光源としての発光素子であるレーザダイオード103より出射されたレーザ光は、コリメータレンズ104において平行光とされ、ビームスプリッタ105において光路が90°曲げられた後、コリメータレンズ106および対物レンズ107を介して、光ディスク102に照射される。そして、光ディスク102からの反射光は、上記対物レンズ107およびコリメータレンズ106からビームスプリッタ105を通過し、スポットレンズ108で集光されて、光ピックアップ素子109に入射される。光ピックアップ素子109は、入射した光信号から、情報信号を再生するとともに、トラッキングやフォーカシングサーボ用の信号を作成し、図示しない信号処理回路や制御回路などへ出力する。記録時には、レーザダイオード103からの出射光が、書き込むべきデータに対応して変調される。レーザダイオード103は、例えばCD用が波長780nm、DVD用が波長650nm、青色波長のものが405nmである。
このように構成される光学系において、光ピックアップ素子110はレーザダイオード103の近傍の位置に設けられ、光ピックアップ素子111はビームスプリッタ105を介してレーザダイオード103と反対側の位置に設けられる。この光ピックアップ素子110・111によって、レーザダイオード103からの出射光の一部がモニタされ、該光ピックアップ素子110・111の出力をレーザダイオード103にフィードバックすることによって、レーザ光強度が最適な強度に調整される。
図8は、上記光ピックアップ素子109・110・111に備えられ、差動増幅回路を含む従来の受光アンプ回路121のブロック図を示している。受光アンプ回路121は、光電変換素子であるフォトダイオードPDと、そのフォトダイオードPDからの電流信号を電圧信号に変換する1段目のアンプA1と、1段目のアンプA1の出力を増幅する2段目のアンプA2とからなる。前段のアンプA1は差動アンプを構成しており、アンプ部OP1と入力抵抗Rsと、前記フォトダイオードPDからの電流信号の電流−電圧変換も行う帰還抵抗(ゲイン抵抗)Rfとを備えている。前記アンプ部OP1の正入力端子には入力抵抗Rsを介して基準電位Vrefが入力され、負入力端子には前記フォトダイオードPDからの電流信号が入力されるとともに、前記帰還抵抗Rfを介して該アンプ部OP1の出力がフィードバックされる。
一方、後段のアンプA2は非反転アンプの差動アンプを構成しており、アンプ部OP2と、オフセット電圧補正用の入力抵抗R11・R21と、分圧抵抗R12・R22とを備えている。前記アンプA1からの出力は、相互に並列に接続された入力抵抗R11・R21を介してアンプ部OP2の正入力端子に入力される。このアンプ部OP2の負入力端子には、該アンプ部OP2の出力が、基準電位Vrefとの間で分圧抵抗R12・R22によって分圧されて入力される。したがって、このアンプA2からは、前記アンプA1からの光入力に対応した出力電圧と、基準電位VrefとアンプA2の出力電圧Voutとの分圧電圧との差分に対応した出力が導出され、前記フォトダイオードPDでの光入力による電圧変化分が、増幅されて出力されることになる。
図9に後段のアンプA2の従来の回路例を示す。アンプA2は入力段A21と出力段A22とからなる。入力段A21は、差動増幅回路の差動対を構成するトランジスタQ11a・Q11b、トランジスタQ11a・Q11bの能動負荷となりカレントミラーを構成するトランジスタQ13・Q14、オフセット補償を行うためのトランジスタQ10・Q12・Q15・Q16・Q17、定電流源I0・I1、入力抵抗R11・R21、および、分圧抵抗R12・R22を備えている。出力段A22は、トランジスタQ18〜Q23、および、定電流源I2・I3を備えている。トランジスタQ11a・Q11b・Q12・Q19・Q20・Q21はNPN型であり、トランジスタQ10・Q13・Q14・Q15・Q16・Q17・Q18・Q22・Q23はPNP型である。
入力段A21において、トランジスタQ11aのベースは、図8に示すアンプA2の正入力端子となり、オフセット電圧補正用の前記入力抵抗R11・R21を介してアンプA2の入力端子INに接続されている。入力端子INは初段のアンプA1の出力端子に接続される。一方、前記トランジスタQ11bのベースは、図8に示すアンプA2の負入力端子となり、分圧抵抗R22を介して基準電位Vrefが与えられるとともに、分圧抵抗R12を介して出力電圧Voutがフィードバックされる。分圧抵抗R12・R22は、アンプA2のゲインを決定するゲイン抵抗である。
トランジスタQ11aのエミッタとトランジスタQ11bのエミッタとは互いに接続されており、それらエミッタとGNDとの間に定電流源I0が設けられている。トランジスタQ11aのコレクタはトランジスタQ12のエミッタに接続されている。トランジスタQ12はトランジスタQ11aのコレクタ側に挿入されたトランジスタである。トランジスタQ12のベースはトランジスタQ10のエミッタに接続されている。トランジスタQ12のコレクタはトランジスタQ13のコレクタに接続されている。トランジスタQ10のベースには基準電位Vrefが入力される。トランジスタQ10のエミッタと電源Vccとの間に定電流源I4が設けられている。トランジスタQ10のコレクタはGNDに接続されている。
トランジスタQ11bのコレクタと同電位の点Pは出力段A22のトランジスタQ18・Q19のベースに接続されているとともに、トランジスタQ15のコレクタに接続されている。トランジスタQ15はトランジスタQ14のコレクタ側に挿入されたトランジスタである。トランジスタQ15のベースはトランジスタQ16のベースに接続されており、エミッタはトランジスタQ14のコレクタに接続されている。トランジスタQ16のベースとコレクタとは互いに接続されており、エミッタはトランジスタQ17のコレクタに接続されている。トランジスタQ17のベースとコレクタとは互いに接続されており、エミッタは電源Vccに接続されている。トランジスタQ16のコレクタとGNDとの間に定電流源I1が設けられている。
トランジスタQ13のベースとコレクタとは互いに接続されており、トランジスタQ13のベースとトランジスタQ14のベースとは互いに接続されている。トランジスタQ13のエミッタおよびトランジスタQ14のエミッタは電源Vccに接続されている。
次に、出力段A22において、トランジスタQ18のエミッタはトランジスタQ20のベースおよびトランジスタQ21のベースに接続されている。トランジスタQ18のコレクタはGNDに接続されている。また、トランジスタQ18のエミッタと電源Vccとの間に定電流源I2が設けられている。トランジスタQ19のエミッタはトランジスタQ22のベースおよびトランジスタQ23のベースに接続されている。トランジスタQ19のコレクタは電源Vccに接続されている。また、トランジスタQ19のエミッタとGNDとの間に定電流源I3が設けられている。
トランジスタQ20のコレクタは電源Vccに接続されており、トランジスタQ22のコレクタはGNDに接続されている。トランジスタQ20のエミッタとトランジスタQ22のエミッタとは互いに接続されており、その接続点FはアンプA2の出力電圧VoutをトランジスタQ11bにフィードバックする端子となっている。トランジスタQ21のコレクタは電源Vccに接続されており、トランジスタQ23のコレクタはGNDに接続されている。トランジスタQ21のエミッタとトランジスタQ23のエミッタとは互いに接続されており、その接続点はアンプA2の出力電圧Voutを出力する出力端子OUTとなっている。
上記のように構成されるアンプA2のオフセット電圧について説明する。なお、以下の説明では、各NPN型トランジスタおよび各PNP型トランジスタの特性は共通であり、各トランジスタ間でのバラツキは考慮しないものとする。オフセット電圧を0[V]にするには、差動アンプの差動対(トランジスタQ11a・Q11b)に流すコレクタ電流を等しくしなければならない。コレクタ電流が等しくならない(オフセット電圧が生じる)理由は、
(1) 差動対のトランジスタQ11aおよびトランジスタQ11bのアーリー効果
(2) 能動負荷のトランジスタQ13およびトランジスタQ14のアーリー効果
(3) 能動負荷のトランジスタQ13およびトランジスタQ14のベース電流の誤差、ベース接地トランジスタとなっているトランジスタQ12およびトランジスタQ15のベース電流の出入り、および、出力につながるエミッタフォロアのトランジスタQ18およびトランジスタQ19のベース電流の出入り、
が挙げられる。
(1)および(2)に関しては、トランジスタのコレクタ電流が次式で表せる。
Ic=Is(1+Vce/VA)exp(Vbe/VT)
ここで、
Is:トランジスタの逆方向飽和電流(トランジスタの構造等によって決定される定数)
Vce:トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧Vce
VA:アーリー電圧(トランジスタの構造等によって決定される定数)
Vbe:トランジスタのベース・エミッタ間電圧
VT:kT/q(kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子の電荷)で表される熱電圧
である。
従って、トランジスタのベース・エミッタ間電圧Vbeが等しい場合、コレクタ電流を等しくするには、コレクタ・エミッタ間電圧Vceを揃える必要がある。その方法として、従来は上記図9に示したベース接地のトランジスタQ12・Q15を用いている。
トランジスタQ10のベースに基準電位Vrefが入力されているので、エミッタフォロアを構成するトランジスタQ12のベース電位は基準電位Vrefよりベース・エミッタ間電圧Vbeだけ高く、トランジスタQ12のエミッタ電位はトランジスタQ12のベース電位よりベース・エミッタ間電圧Vbeだけ低い。従って、トランジスタQ11aのコレクタ電位は基準電位Vrefに等しくなる。すなわち、トランジスタQ12は、自身のベース電位によってトランジスタQ11aのコレクタ電位を(トランジスタQ12のベース電位−ベース・エミッタ間電圧Vbe)に決定する。
また、図9の点Pの電位は、出力端子OUTの電位(=Vout)からトランジスタQ21のベース・エミッタ間電圧Vbeだけ上昇した値からトランジスタQ18のベース・エミッタ間電圧Vbeだけ下降した値(=Vout)に等しい。あるいは、出力端子OUTの電位VoutからトランジスタQ23のベース・エミッタ間電圧Vbeだけ下降した値からトランジスタQ19のベース・エミッタ間電圧Vbeだけ上昇した値(=Vout)に等しい。従って、点Pの電位は、フォトダイオードPDに光信号が入力されないときは基準電位Vrefとなる。
このようにすると、フォトダイオードPDに光信号が入力されないときは、差動対を構成するトランジスタQ11aおよびトランジスタQ11bのコレクタ・エミッタ間電圧Vceが互いに等しくなる。
また、トランジスタQ17のベースとコレクタとが互いに接続されているので、トランジスタQ16のエミッタ電位は電源Vccの電圧からベース・エミッタ間電圧Vbeだけ低いVcc−Vbeとなる。従って、トランジスタQ15のベース電位はVcc−Vbeからベース・エミッタ間電圧だけ低いVcc−2Vbeとなり、能動負荷のトランジスタQ14のコレクタ電位はVcc−2Vbeよりベース・エミッタ間電圧だけ高いVcc−Vbeとなる。トランジスタQ13のベースとコレクタとは互いに接続されているので、トランジスタQ13のコレクタ電位は電源Vccの電圧からベース・エミッタ間電圧Vbeだけ低いVcc−Vbeとなる。従って、能動負荷を構成するトランジスタQ13およびトランジスタQ14のコレクタ・エミッタ間電圧Vceは互いに等しくなる。
従来は、以上のようにして、差動対のトランジスタQ11a・Q11bのコレクタ・エミッタ間電圧Vce、および、能動負荷のトランジスタQ13・Q14のコレクタ・エミッタ間電圧Vceをそれぞれ揃え、アーリー効果に起因するオフセット電圧を低減させている。
その他の方法として、様々な電圧調整回路等を用いてコレクタ・エミッタ間電圧Vceを近づける方法が考案されている(例えば特許文献1〜5参照)。
(3)の各トランジスタのベース電流の差動対への流れ込み、流れ出しによるオフセット電圧の悪化を防ぐ従来の方法としては、それらのベース電流をキャンセルする様々な回路を付加することによってオフセット電圧を低減させることが提案されている(例えば特許文献6、7参照)。
特開平5−14075号公報(1993年1月21日公開) 特開平8−70221号公報(1996年3月12日公開) 特開平4−127703号公報(1992年4月28日公開) 特開平4−119005号公報(1992年4月20日公開) 特開平4−129306号公報(1992年4月30日公開) 特開2000−114888号公報(2000年4月21日公開) 特開平8−130421号公報(1996年5月21日公開)
しかしながら、図9に示したような差動増幅回路を用いた非反転増幅器であるアンプA2において、上記(1)の問題でベース接地のトランジスタQ12を挿入し、差動対のトランジスタQ11aとトランジスタQ11bとのコレクタ・エミッタ間電圧Vceを揃えることは簡便な方法ではあるが、入力側のトランジスタQ11aが飽和に入りやすいといった問題を持っている。トランジスタQ11aの飽和について説明する。簡単のためトランジスタのベース・エミッタ間電圧Vbeは一定とする。
前段のアンプA1の出力は基準電位Vrefの値が基準であり、光信号が入力されないとき、アンプA1の出力はオフセット電圧が0[V]で、基準電位Vrefの値が出力されているものとする。オフセット電圧0[V]、すなわち後段のアンプA2の出力電圧Voutが基準電位Vrefの値になる場合を考える。前述したように、図9の点Pの電位は、光信号が入力されないときは基準電位Vrefとなる。よって、差動対のトランジスタQ11aとトランジスタQ11bとのアーリー効果によるオフセット電圧を低減させるにはトランジスタQ11aのコレクタ電位を基準電位Vrefにする必要があり、ベース接地のトランジスタQ12の入力(ベース)には定電位Vref+Vbeを入力しなければならない。
この場合、トランジスタQ11aにおける電位関係は、コレクタ:Vref、ベース:Vin(ベース電流は無視している)、エミッタ:Vin−Vbeとなる。VinはVref基準の信号なので、Vin=Vref+△Vinとおくと、トランジスタQ11aのコレクタ・エミッタ間電圧Vceは、
Vce(Q11a)=Vref−(Vin−Vbe)
=Vref−(Vref+△Vin−Vbe)
=Vbe−△Vin
となる。
光信号が入力され、トランジスタQ11aのコレクタ電位に対してベース電位が上昇していくと、トランジスタQ11aは飽和に入る。飽和電圧Vcesat(Q11a)(最低コレクタ・エミッタ間電圧Vce)=0.2[V]、Vbe=0.8[V]とすると、
Vce(Q11a)=Vbe−△Vin≧Vcesat(Q11a)
△Vin≦Vbe−Vcesat(Q11a)=0.8−0.2=0.6[V]
となり、入力のダイナミックレンジ(アンプQ2に対して△Vinを動かせる範囲)は0.6[V]以下となる。
よって例えば、Vref=2.1[V]で最高出力電圧を4.0[V]まで確保したいという場合、後段のアンプA2のゲインを3倍より大きくする必要がある。その場合、ベース接地のトランジスタQ12はアーリー効果に起因するオフセット電圧を低減させる効果がある一方で、十分なダイナミックレンジを確保しようとすると、そのベース接地のトランジスタQ12を用いたことによりアンプA2のゲインを大きくする必要が生じる。すなわち、十分なダイナミックレンジを確保しようとすると、トランジスタQ12を用いたことが、総合してオフセット電圧の増加を招くことにつながりかねない。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、ダイナミックレンジを犠牲にすることなく、アーリー効果に起因する出力オフセット電圧を低減可能な非反転増幅器、およびそれを備える受光アンプ素子ならびに光ピックアップ素子を実現することである。
本発明の非反転増幅器は、上記課題を解決するために、差動増幅回路を備え、前記差動増幅回路に備えられる差動対の入力側トランジスタのコレクタ側に、当該コレクタ電位を自身のベース電位で決定するベース接地トランジスタが挿入された非反転増幅器において、前記ベース接地トランジスタのベース電位を調整する電位調整手段を備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、差動対の入力側トランジスタに信号が入力されるときに、入力電圧によりベース電位が上昇あるいは下降しても、電位調整手段によってベース接地トランジスタのベース電位を調整することにより入力側トランジスタのコレクタ電位を調整することができる。従って、入力側トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧が非常に小さくなることを避けることができる。それゆえ、従来のように入力側トランジスタが飽和に入りダイナミックレンジを制限してしまうことはない。
以上により、ダイナミックレンジを犠牲にすることなく、アーリー効果に起因する出力オフセット電圧を低減可能な非反転増幅器を実現することができるという効果を奏する。
本発明の非反転増幅器は、上記課題を解決するために、前記電位調整手段は、前記非反転増幅器の出力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成し、前記電位調整用電圧を前記ベース接地トランジスタのベースに入力することにより前記ベース電位を調整することを特徴としている。
上記の発明によれば、非反転増幅器の入力電圧従って入力側トランジスタの入力電圧の上昇に合わせて上昇し、下降に合わせて下降する非反転増幅器の出力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成する。この結果、ベース接地トランジスタのベース電位従って入力側トランジスタのコレクタ電位を、入力側トランジスタの入力電圧の上昇に合わせて上昇させ、下降に合わせて下降させることを容易に行うことができるという効果を奏する。
本発明の非反転増幅器は、上記課題を解決するために、前記電位調整手段は、前記非反転増幅器の入力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成し、前記電位調整用電圧を前記ベース接地トランジスタのベースに入力することにより前記ベース電位を調整することを特徴としている。
上記の発明によれば、非反転増幅器の入力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成する。この結果、ベース接地トランジスタのベース電位従って入力側トランジスタのコレクタ電位を、入力側トランジスタの入力電圧の上昇に合わせて上昇させ、下降に合わせて下降させることを容易に行うことができるという効果を奏する。
また、高域が不安定になり、発振を起こすことを避けることができるので、非反転増幅器の安定性が増すという効果を奏する。
本発明の非反転増幅器は、上記課題を解決するために、前記電位調整手段は、前記非反転増幅器の出力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成し、前記電位調整用電圧を、積分器を介して前記ベース接地トランジスタの前記ベースに入力することにより前記ベース電位を調整することを特徴としている。
上記の発明によれば、非反転増幅器の入力電圧従って入力側トランジスタの入力電圧の上昇に合わせて上昇し、下降に合わせて下降する非反転増幅器の出力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成する。この結果、ベース接地トランジスタのベース電位従って入力側トランジスタのコレクタ電位を、入力側トランジスタの入力電圧の上昇に合わせて上昇させ、下降に合わせて下降させることを容易に行うことができるという効果を奏する。
また、電位調整手段で作成された電位調整用電圧は、積分器を介してベース接地トランジスタのベースに入力されるので、積分器により必要のない高周波成分がカットされ、非反転増幅器の安定性が増すという効果を奏する。
本発明の非反転増幅器は、上記課題を解決するために、前記電位調整手段は、前記非反転増幅器の入力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成し、前記電位調整用電圧を、積分器を介して前記ベース接地トランジスタの前記ベースに入力することにより前記ベース電位を調整することを特徴としている。
上記の発明によれば、非反転増幅器の入力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成する。この結果、ベース接地トランジスタのベース電位従って入力側トランジスタのコレクタ電位を、入力側トランジスタの入力電圧の上昇に合わせて上昇させ、下降に合わせて下降させることを容易に行うことができるという効果を奏する。
また、電位調整手段で作成された電位調整用電圧は、積分器を介してベース接地トランジスタのベースに入力されるので、積分器により必要のない高周波成分がカットされ、非反転増幅器の安定性が増すという効果を奏する。
本発明の非反転増幅器は、上記課題を解決するために、前記電位調整手段は、前記非反転増幅器の前記出力電圧に等しい電圧を入力電圧とするエミッタフォロアの出力電圧を前記電位調整用電圧として作成することを特徴としている。
上記の発明によれば、電位調整用電圧は非反転増幅器の出力電圧よりベース・エミッタ間電圧分だけ高い電位あるいは低い電位となるので、入力側トランジスタのコレクタ電位は非反転増幅器の出力電圧に等しくなる。従って、非反転増幅器の入力電圧の大きさに関わらず、入力側トランジスタと差動対の他方のトランジスタとのコレクタ・エミッタ間電圧が揃い、アーリー効果によるオフセット電圧の悪化を防ぐことができるという効果を奏するとともに、出力のリニアリティを改善することができるという効果を奏する。
本発明の非反転増幅器は、上記課題を解決するために、前記電位調整手段は、前記非反転増幅器の前記出力電圧を用いて前記出力電圧に依存した電流を作成し、前記電流をカレントミラーで所定場所へ伝達し、前記所定場所で前記電流を用いて前記電流に依存した電圧を前記電位調整用電圧として作成することを特徴としている。
上記の発明によれば、電位調整手段は、非反転増幅器の出力電圧を一旦電流に変換し、カレントミラーで所定場所へ伝達して再度電圧に変換することで電位調整用電圧を作成する。従って、電位調整用電圧を、非反転増幅器の出力電圧以外にも任意に設定することができるので、入力側トランジスタのコレクタ電位を任意に調整することができ、オフセット電圧を微調整することが可能となるという効果を奏する。
本発明の非反転増幅器は、上記課題を解決するために、前記電位調整手段は、前記非反転増幅器の前記入力電圧に等しい電圧を入力電圧とするエミッタフォロアの出力電圧を前記電位調整用電圧として作成することを特徴としている。
上記の発明によれば、電位調整用電圧は非反転増幅器の入力電圧よりベース・エミッタ間電圧分だけ高い電位あるいは低い電位となるので、入力側トランジスタのコレクタ電位は非反転増幅器の入力電圧に等しくなる。この結果、入力側トランジスタのコレクタ電位を、入力側トランジスタの入力電圧の上昇に合わせて上昇させ、下降に合わせて下降させることを容易に実現することができるという効果を奏する。
本発明の非反転増幅器は、上記課題を解決するために、前記電位調整手段は、前記非反転増幅器の前記入力電圧を用いて前記入力電圧に依存した電流を作成し、前記電流をカレントミラーで所定場所へ伝達し、前記所定場所で前記電流を用いて前記電流に依存した電圧を前記電位調整用電圧として作成することを特徴としている。
上記の発明によれば、電位調整手段は、非反転増幅器の入力電圧を一旦電流に変換し、カレントミラーで所定場所へ伝達して再度電圧に変換することで電位調整用電圧を作成する。従って、電位調整用電圧を、非反転増幅器の出力電圧以外にも任意に設定することができるので、入力側トランジスタのコレクタ電位を任意に調整することができ、オフセット電圧を微調整することが可能となるという効果を奏する。
本発明の非反転増幅器は、上記課題を解決するために、1.0倍〜3.0倍の範囲内のゲインを設定するゲイン抵抗を備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、オフセット電圧の仕様が厳しくゲインを大きくすることができないがゆえにゲインが1.0倍〜3.0倍の範囲内となっている非反転増幅器において、オフセット電圧を低減することができ、且つ十分なダイナミックレンジを確保することができるという効果を奏する。
本発明の受光アンプ素子は、上記課題を解決するために、前記非反転増幅器を、光電変換素子の光電変換信号を増幅するアンプとして備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、出力オフセット電圧が低減され、十分なダイナミックレンジを確保することのできる受光アンプ素子を実現することができるという効果を奏する。
本発明の光ピックアップ素子は、上記課題を解決するために、前記受光アンプ素子からなり、光ディスクの記録再生光学系の光を受光することを特徴としている。
上記の発明によれば、出力オフセット電圧が低減され、十分なダイナミックレンジを確保することのできる光ピックアップ素子を実現することができるという効果を奏する。
本発明の非反転増幅器は、以上のように、前記ベース接地トランジスタのベース電位を調整する電位調整手段を備えているので、ダイナミックレンジを犠牲にすることなく、アーリー効果に起因する出力オフセット電圧を低減可能な非反転増幅器を実現することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態について、図1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、前記背景技術で述べた部材と同一の符号を付した部材は、特に説明しない限り同一の機能を有するものとする。
図1に、本実施の形態に係る非反転増幅器としてのアンプB2の構成を示す。アンプB2は、例えば前記図8で述べた受光アンプ回路121のアンプA1の後段に接続可能なアンプであり、入力段B21と出力段B22とを備えている。入力段B21は、前記図9のアンプA2の入力段A21において、トランジスタQ10および定電流源I4の代わりに電位調整回路1を備えた構成である。出力段B22は、前記図9のアンプA2の出力段A22と同一の構成である。
電位調整回路(電位調整手段)1は、差動対の入力側トランジスタ、すなわち前段のアンプA1から増幅対象となる入力信号Vinが入力されるトランジスタQ11aのコレクタ側に挿入されている、ベース接地のトランジスタQ12の入力端子(ベース)の電位を調整する。電位調整回路1は、フォトダイオードPDに光信号が入力とされると、トランジスタQ11aのベース電位の上昇に合わせてトランジスタQ12のベース電位を上昇させ、トランジスタQ11aのベース電位の下降に合わせてトランジスタQ12のベース電位を下降させる。このような構成にすれば、アンプB2に入力信号Vinが入力されて、トランジスタQ11aのベース電位が上昇してもトランジスタQ11aのコレクタ電位も上昇するために、従来例で示したようにトランジスタQ11aがすぐに飽和に入り、ダイナミックレンジを制限してしまうようなことはない。
次に、前記電位調整回路1の第1の具体的構成例について説明する。
図2に、図1のアンプB2の電位調整回路1を電位調整回路(電位調整手段)11とした構成を示す。電位調整回路11は、出力段B22の出力電圧Voutを基準にしてトランジスタQ12のベースに入力する電位調整用電圧を作成する。
電位調整回路11は、トランジスタQ24・Q25・Q26と定電流源I5とを備えている。トランジスタQ24はNPN型であり、トランジスタQ25・Q26はPNP型である。トランジスタQ24のベースはトランジスタQ18のエミッタに接続されており、トランジスタQ20・Q21のベースと同電位である。トランジスタQ24のコレクタは電源Vccに接続されており、エミッタはトランジスタQ25のエミッタに接続されている。トランジスタQ25のベースはトランジスタQ19のエミッタに接続されており、トランジスタQ22・Q23のベースと同電位である。トランジスタQ25のコレクタはGNDに接続されている。トランジスタQ24のエミッタとトランジスタQ25のエミッタとの接続点を点Eとすると、トランジスタQ26のベースは点Eに接続されている。トランジスタQ26のエミッタは、電位調整回路11の出力端子Gに接続されており、コレクタはGNDに接続されている。定電流源I5は電源VccとトランジスタQ26のエミッタとの間に設けられている。
上記の構成のアンプB2において、点Eは、出力端子OUTにおける出力電圧Voutからエミッタフォロアを構成するトランジスタQ21のベース・エミッタ間電圧Vbeだけ上昇し、エミッタフォロアを構成するトランジスタQ24のベース・エミッタ間電圧Vbeだけ下降した電位となる点である。従って、トランジスタQ26のベース電位はVoutとなる。電位調整回路11の出力端子Gは、エミッタフォロアを構成するトランジスタQ26のベース電位からベース・エミッタ間電圧Vbeだけ上昇した電位となる点なので、電位調整回路11の出力電圧Va=Vout+Vbeとなる。
出力電圧(電位調整用電圧)VaはトランジスタQ12のベースに入力され、また、トランジスタQ11aのコレクタ電位Vc(Q11a)は、トランジスタQ12のベース電位からベース・エミッタ間電圧Vbeだけ下降した電位となるので、
Vc(Q11a)=Va−Vbe=Vout+Vbe−Vbe=Vout
になる。一方、トランジスタQ11bのコレクタ電位Vc(Q11b)は、前述したようにVoutになっているため、アンプB2の入力電圧Vinの大きさに関わらず、すなわち、前段のアンプA1への光信号の入力の有無に関わらず常に、差動対を構成するトランジスタQ11aとトランジスタQ11bとのコレクタ・エミッタ間電圧Vceが揃い、アーリー効果によるオフセット電圧の悪化を防ぐことができるとともに、出力のリニアリティを改善することができる。
また、トランジスタQ11aのベース電位が上昇するような入力電圧Vinが入力端子INに入力されても、電位調整回路11によりトランジスタQ11aのコレクタ電位も上昇するので、トランジスタQ11aのコレクタ・エミッタ間電圧Vceが非常に小さくなることを避けることができる。それゆえ、従来のようにトランジスタQ11aが飽和に入りダイナミックレンジを制限してしまうことはない。
また、電位調整回路11は、アンプB2の入力電圧Vin従ってトランジスタQ11aの入力電圧の上昇に合わせて上昇し、下降に合わせて下降するアンプB2の出力電圧Voutを基準にして出力電圧Vaを作成する。この結果、トランジスタQ12のベース電位従ってトランジスタQ11aのコレクタ電位を、トランジスタQ11aの入力電圧の上昇に合わせて上昇させ、下降に合わせて下降させることを容易に行うことができる。
次に、前記電位調整回路1の第2の具体的構成例について説明する。
図3に、図1のアンプB2の電位調整回路1を電位調整回路(電位調整手段)12とした構成を示す。電位調整回路12は、出力段B22の出力電圧Voutを基準にしてトランジスタQ12のベースに入力する電位調整用電圧を作成する。
電位調整回路12は、トランジスタQ30・Q31・Q32・Q33・Q34・Q35・Q36、抵抗R3・R4、および、定電流源I6を備えている。トランジスタQ30・Q32・Q33・Q36はNPN型であり、トランジスタQ31・Q34・Q35はPNP型である。トランジスタQ30のベースはトランジスタQ18のエミッタに接続されており、トランジスタQ20・Q21のベースと同電位である。トランジスタQ30のコレクタは電源Vccに接続されており、エミッタはトランジスタQ31のエミッタに接続されている。トランジスタQ31のベースはトランジスタQ19のエミッタに接続されており、トランジスタQ22・Q23のベースと同電位である。トランジスタQ31のコレクタはGNDに接続されている。
トランジスタQ30のエミッタとトランジスタQ31のエミッタとの接続点を点Hとすると、抵抗R3の一端は点Hに接続されており、他端はトランジスタQ32のコレクタに接続されている。トランジスタQ32のベースとトランジスタQ33のベースとは互いに接続されている。また、トランジスタQ32のベースは自身のコレクタに接続されている。トランジスタQ32・Q33のエミッタはGNDに接続されている。これにより、トランジスタQ32・Q33はカレントミラーを構成している。トランジスタQ33のコレクタはトランジスタQ34のコレクタに接続されている。
トランジスタQ34のベースとトランジスタQ35のベースとは互いに接続されている。トランジスタQ34のベースは自身のコレクタに接続されている。トランジスタQ34・Q35のエミッタは電源Vccに接続されている。これにより、トランジスタQ34・Q35はカレントミラーを構成している。トランジスタQ35のコレクタは電位調整回路12の出力端子Jに接続されている。出力端子JはトランジスタQ12のベースに接続されている。
定電流源I6は、電源Vccと出力端子Jとの間に設けられている。抵抗R4の一端は出力端子Jに接続されており、他端はトランジスタQ36のコレクタに接続されている。トランジスタQ36のベースとコレクタとは互いに接続されており、エミッタはGNDに接続されている。これにより、トランジスタQ36はダイオード接続されたトランジスタとなっている。
上記の構成のアンプB2において、点Hの電位は、実施例1の点Eと同様に、出力端子OUTの出力電圧Voutに等しい。従って、抵抗R3にかかる電圧はVout−Vbe[V]であるため、抵抗R3に流れる電流は(Vout−Vbe)/R3[A]となる。ただし、ここでも簡単のためトランジスタのベース・エミッタ間電圧Vbeは一定とし、ベース電流を無視する。この電流が、カレントミラーを構成するトランジスタQ32・Q33およびトランジスタQ34・Q35を介して電位調整回路12の出力段に流し込まれるので、抵抗R4には上記の電流(Vout−Vbe)/R3[A]と定電流I6(便宜上、定電流源I6の符号で代用する)[A]との和が流れる。ただし、出力端子JからトランジスタQ12へ流れるベース電流は無視している。よって、出力電圧(電位調整用電圧)Va[V]は、トランジスタQ36のベース・エミッタ間電圧VbeとR4の電圧降下分VR4とを足せばよいので、
Va=Vbe+VR4
=Vbe+{(Vout−Vbe)/R3+I6}×R4
となる。ここでR3=R4となるように抵抗値を設定すれば、
Va=I6×R3+Vout
となる。またI6×R3=Vbeとなるように、定電流源I6の電流値または抵抗R3の抵抗値を調整すれば、Va=Vout+Vbeとなり、アンプB2の入力電圧Vinの大きさに関わらず、すなわち、前段のアンプA1への光信号の入力の有無に関わらず常に、差動対を構成するトランジスタQ11aとトランジスタQ11bとのコレクタ・エミッタ間電圧Vceが揃い、アーリー効果によるオフセット電圧の悪化を防ぐことができるとともに、出力のリニアリティを改善することができる。
また、トランジスタQ11aのベース電位が上昇するような入力電圧Vinが入力端子INに入力されても、電位調整回路11によりトランジスタQ11aのコレクタ電位も上昇するので、トランジスタQ11aのコレクタ・エミッタ間電圧Vceが非常に小さくなることを避けることができる。それゆえ、従来のようにトランジスタQ11aが飽和に入りダイナミックレンジを制限してしまうことはない。
また、図2の回路では電位調整回路11の出力電圧Vaは、Vout+Vbe[V]と固定であったが、図3の構成にすれば、Vaを、R3、R4、および、I6の調整により、任意に設定することができる。従って、トランジスタQ11aのコレクタ電位を任意に調整することができ、オフセット電圧を微調整することが可能となる。これは、電位調整回路12が、アンプB2の出力電圧Voutを用いて出力電圧Voutに依存した電流(Vout−Vbe)/R3を作成し、当該電流をカレントミラーで電位調整回路12の出力段という所定場所へ伝達し、当該所定場所で前記電流を用いて前記電流に依存した電圧を出力電圧Vaとして作成していることによる。
このように、電位調整回路12は、アンプB2の出力電圧Voutを一旦電流(Vout−Vbe)/R3に変換し、カレントミラーで所定場所へ伝達して再度電圧に変換することで出力電圧Vaを作成する。従って、出力電圧Vaを、アンプB2の出力電圧Vout以外にも任意に設定することができる。
また、電位調整回路12は、アンプB2の入力電圧Vin従ってトランジスタQ11aの入力電圧の上昇に合わせて上昇し、下降に合わせて下降するアンプB2の出力電圧Voutを基準にして出力電圧Vaを作成する。この結果、トランジスタQ12のベース電位従ってトランジスタQ11aのコレクタ電位を、トランジスタQ11aの入力電圧の上昇に合わせて上昇させ、下降に合わせて下降させることを容易に行うことができる。
次に、前記電位調整回路1の第3の具体的構成例について説明する。
図4に、図1のアンプB2の電位調整回路1を電位調整回路(電位調整手段)13とした構成を示す。
実施例1および2の回路構成では、電位調整回路11・12は、アンプB2の出力電圧Voutを基準に出力電圧Vaを作成している。この場合、電位調整回路11・12の出力端子G・Jは、トランジスタQ12を介し、差動対の入力側のトランジスタQ11aのコレクタに接続されるので、出力が入力に還ることになる。よって、高域が不安定になり、発振を起こす可能性がある。高い周波数特性が求められる増幅器には使用できない。
この問題をクリアする方法として、本実施例の電位調整回路13は、入力段B21への入力電圧Vin(前段のアンプA1の出力電圧)を基準にしてトランジスタQ12のベースに入力する電位調整用電圧を作成する。電位調整回路13は、トランジスタQ40と定電流源I7とを備えている。トランジスタQ40はPNP型であり、ベースはアンプB2の入力端子INに接続されている。トランジスタQ40のエミッタは電位調整回路13の出力端子Kに接続されており、コレクタはGNDに接続されている。定電流源I7は電源VccとトランジスタQ40のエミッタとの間に設けられている。
この場合、電位調整回路13の出力端子Kの出力電圧(電位調整用電圧)Vaは、入力端子INへの入力電圧Vinからエミッタフォロアを構成するトランジスタQ40のベース・エミッタ間電圧Vbeだけ高いので、トランジスタQ11aのコレクタ電位は、入力電圧Vinに等しくなる。従って、入力電圧Vinが上昇すれば、トランジスタQ11aのコレクタ電位も上昇することになり、従来のようにトランジスタQ11aが飽和に入りダイナミックレンジを制限してしまうことはない。
また、電位調整回路13は、アンプB2の入力電圧Vinを基準にして出力電圧Vaを作成するので、トランジスタQ12のベース電位従ってトランジスタQ11aのコレクタ電位を、トランジスタQ11aの入力電圧の上昇に合わせて上昇させ、下降に合わせて下降させることを容易に行うことができる。
また、上記電位調整回路13を備えた構成とすれば、出力を入力に直接還す構成にはならないので、発振の可能性を低減できる。従って、出力電圧VaをアンプB2への入力電圧を基準にして作成するように電位調整回路を構成すれば、高域が安定したオフセット電圧を低減・調整できる差動増幅器が実現できる。
次に、前記電位調整回路1の第4の具体的構成例について説明する。
図5に、図1のアンプB2の電位調整回路1を電位調整回路(電位調整手段)15とした構成を示す。電位調整回路15は、出力電圧VaをアンプB2への入力電圧Vinを基準にして作成する。
電位調整回路15は、トランジスタQ50・Q51・Q52・Q53・Q54、抵抗R5・R6、および、定電流源I8を備えている。トランジスタQ50・Q51・Q54はNPN型であり、トランジスタQ52・Q53はPNP型である。
抵抗R5の一端はアンプB2の入力端子INに接続されており、他端はトランジスタQ50のコレクタに接続されている。トランジスタQ50のベースとトランジスタQ51のベースとは互いに接続されている。また、トランジスタQ50のベースは自身のコレクタに接続されている。トランジスタQ50・Q51のエミッタはGNDに接続されている。これにより、トランジスタQ50・Q51はカレントミラーを構成している。トランジスタQ51のコレクタはトランジスタQ52のコレクタに接続されている。
トランジスタQ52のベースとトランジスタQ53のベースとは互いに接続されている。トランジスタQ52のベースは自身のコレクタに接続されている。トランジスタQ52・Q53のエミッタは電源Vccに接続されている。これにより、トランジスタQ52・Q53はカレントミラーを構成している。トランジスタQ53のコレクタは電位調整回路15の出力端子Lに接続されている。出力端子LはトランジスタQ12のベースに接続されている。
定電流源I8は、電源Vccと出力端子Lとの間に設けられている。抵抗R6の一端は出力端子Lに接続されており、他端はトランジスタQ54のコレクタに接続されている。トランジスタQ54のベースとコレクタとは互いに接続されており、エミッタはGNDに接続されている。これにより、トランジスタQ54はダイオード接続されたトランジスタとなっている。
上記の構成のアンプB2において、抵抗R5にかかる電圧はVin−Vbe[V]であるため、抵抗R5に流れる電流は(Vin−Vbe)/R5[A]となる。ただし、ここでも簡単のためトランジスタのベース・エミッタ間電圧Vbeは一定とし、ベース電流を無視する。この電流が、カレントミラーを構成するトランジスタQ50・Q51およびトランジスタQ52・Q53を介して電位調整回路15の出力段に流し込まれるので、抵抗R6には上記の電流(Vin−Vbe)/R5[A]と定電流I8(便宜上、定電流源I8の符号で代用する)[A]との和が流れる。ただし、出力端子LからトランジスタQ12へ流れるベース電流は無視している。よって、出力電圧(電位調整用電圧)Va[V]は、トランジスタQ54のベース・エミッタ間電圧VbeとR6の電圧降下分VR6とを足せばよいので、
Va=Vbe+VR6
=Vbe+{(Vin−Vbe)/R5+I8}×R6
となる。ここでR5=R6となるように抵抗値を設定すれば、
Va=I8×R5+Vin
となる。またI8×R5=Vbeとなるように、I8の電流値またはR5の抵抗値を調整すれば、Va=Vin+Vbeとなり、トランジスタQ11aのコレクタ電位は入力電圧Vinに等しくなる。従って、実施例3と同様、従来のようにトランジスタQ11aが飽和に入りダイナミックレンジを制限してしまうことはない。
また、図4の回路では電位調整回路13の出力電圧Vaは、Vin+Vbe[V]と固定であったが、図5の構成にすれば、Vaを、R5、R6、および、I8の調整により、任意に設定することができる。従って、トランジスタQ11aのコレクタ電位を任意に調整することができ、オフセット電圧を微調整することが可能となる。これは、電位調整回路15が、アンプB2の入力電圧Vinを用いて入力電圧Vinに依存した電流(Vin9−Vbe)/R5を作成し、当該電流をカレントミラーで電位調整回路15の出力段という所定場所へ伝達し、当該所定場所で前記電流を用いて前記電流に依存した電圧を出力電圧Vaとして作成していることによる。
このように、電位調整回路15は、アンプB2の入力電圧Vinを一旦電流(Vin−Vbe)/R5に変換し、カレントミラーで所定場所へ伝達して再度電圧に変換することで出力電圧Vaを作成する。従って、出力電圧Vaを、アンプB2の入力電圧Vin以外にも任意に設定することができる。
また、電位調整回路15は、アンプB2の入力電圧Vinを基準にして出力電圧Vaを作成するので、トランジスタQ12のベース電位従ってトランジスタQ11aのコレクタ電位を、トランジスタQ11aの入力電圧の上昇に合わせて上昇させ、下降に合わせて下降させることを容易に行うことができる。
また、高域を安定させるために、図6に示した積分器(ローパスフィルタ)14を電位調整回路11・12・13・15の出力とトランジスタQ12のベースとの間に組み込んでもよい。積分器14は、抵抗R14とコンデンサC14とを備えている。抵抗R14の一端は電位調整回路11・12・13・15の出力端子G・J・K・Lに接続され、他端はトランジスタQ12のベースに接続される。コンデンサC14の一端は抵抗R14の上記他端に接続され、他端はGNDに接続される。このローパスフィルタの遮断周波数fcは、fc=1/(2π×R14×C14)で表されるので、例えばR14=5kΩ、C14=0.5pFのときはfc=106MHzとなる。このようにすれば、電位調整回路の出力電圧Vaは積分器14を介してトランジスタQ12のベースに入力されるので、積分器14により必要のない高周波成分をカットすることができ、アンプB2の安定性が増す。
以上、各実施例について述べた。
以上に示したベース接地トランジスタの入力端子(ベース)の電圧を増加させる電圧調整手段を備えることを特徴とする非反転増幅器は、オフセット電圧の仕様が厳しく、良好なノイズ特性や周波数特性が求められる場合等の、後段ゲインを大きくすることができない場合に非常に有効となる。特に、後段ゲインを1.0倍から3.0倍程度で使用する場合にダイナミックレンジを犠牲にすることなく、オフセット電圧を低減することが可能となるので、十分なダイナミックレンジを確保することができる。
また、アンプB2の差動対がPNP型のトランジスタで構成されている場合には、従来、差動対の入力側トランジスタへの入力電圧が下降したときにNPN型のトランジスタの場合と同様に飽和の問題が生じる。しかしこの場合には、入力側トランジスタのコレクタ側にPNP型のベース接地トランジスタを挿入し、そのベース電位を電位調整手段で調整するようにすれば、やはり入力側トランジスタが飽和に入りダイナミックレンジを制限してしまうことを避けることができる。また、この場合、電位調整手段の出力電圧(電位調整用電圧)をエミッタフォロアにより作成するときは、エミッタフォロアをNPN型のトランジスタにより構成し、当該トランジスタのベース電位よりベース・エミッタ間電圧Vbeだけ低い電位の出力電圧を得るようにすればよい。
また、上述した非反転増幅器は、図8のような受光アンプ回路に適用することが可能である。さらに、そのようにして構成された受光アンプ回路を用いて受光アンプ素子を構成し、図7に示すような光ピックアップ素子として使用することができる。これにより、出力オフセット電圧が低減され、十分なダイナミックレンジを確保することのできる受光アンプ素子および光プックアップ素子を実現することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、光ディスク記録/再生装置の光ピックアップ素子における受光アンプ回路に好適に使用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、非反転増幅器の要部構成を示す回路ブロック図である。 図1の第1の実施例を示すものであり、非反転増幅器の要部構成を示す回路ブロック図である。 図1の第2の実施例を示すものであり、非反転増幅器の要部構成を示す回路ブロック図である。 図1の第3の実施例を示すものであり、非反転増幅器の要部構成を示す回路ブロック図である。 図1の第4の実施例を示すものであり、非反転増幅器の要部構成を示す回路ブロック図である。 電位調整手段とベース接地トランジスタとの間に積分器が設けられた構成を示す回路ブロック図である。 従来技術を示すものであり、光ディスクの記録/再生装置の光学系の構成を示す図である。 図7の光学系に備えられる光ピックアップ素子の受光アンプ回路の構成を示す回路ブロック図である。 図7の受光アンプ回路に備えられる非反転増幅器の要部構成を示す回路ブロック図である。
符号の説明
1、11、12、13、15
電位調整回路(電位調整手段)
14 積分器
109、110、111
光ピックアップ素子(受光アンプ素子)
B2 アンプ(非反転増幅器)
PD フォトダイオード(光電変換素子)
Q11a トランジスタ(入力側トランジスタ)
Q12 トランジスタ(ベース接地トランジスタ)
Va 出力電圧(電位調整用電圧)
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧
R12、R22 抵抗(ゲイン抵抗)

Claims (12)

  1. 差動増幅回路を備え、前記差動増幅回路に備えられる差動対の入力側トランジスタのコレクタ側に、当該コレクタ電位を自身のベース電位で決定するベース接地トランジスタが挿入された非反転増幅器において、
    前記ベース接地トランジスタのベース電位を調整する電位調整手段を備えていることを特徴とする非反転増幅器。
  2. 前記電位調整手段は、
    前記非反転増幅器の出力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成し、前記電位調整用電圧を前記ベース接地トランジスタのベースに入力することにより前記ベース電位を調整することを特徴とする請求項1に記載の非反転増幅器。
  3. 前記電位調整手段は、
    前記非反転増幅器の入力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成し、前記電位調整用電圧を前記ベース接地トランジスタのベースに入力することにより前記ベース電位を調整することを特徴とする請求項1に記載の非反転増幅器。
  4. 前記電位調整手段は、
    前記非反転増幅器の出力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成し、前記電位調整用電圧を、積分器を介して前記ベース接地トランジスタの前記ベースに入力することにより前記ベース電位を調整することを特徴とする請求項1に記載の非反転増幅器。
  5. 前記電位調整手段は、
    前記非反転増幅器の入力電圧を基準にして電位調整用電圧を作成し、前記電位調整用電圧を、積分器を介して前記ベース接地トランジスタの前記ベースに入力することにより前記ベース電位を調整することを特徴とする請求項1に記載の非反転増幅器。
  6. 前記電位調整手段は、
    前記非反転増幅器の前記出力電圧に等しい電圧を入力電圧とするエミッタフォロアの出力電圧を前記電位調整用電圧として作成することを特徴とする請求項2または4に記載の非反転増幅器。
  7. 前記電位調整手段は、
    前記非反転増幅器の前記出力電圧を用いて前記出力電圧に依存した電流を作成し、前記電流をカレントミラーで所定場所へ伝達し、前記所定場所で前記電流を用いて前記電流に依存した電圧を前記電位調整用電圧として作成することを特徴とする請求項2または4に記載の非反転増幅器。
  8. 前記電位調整手段は、
    前記非反転増幅器の前記入力電圧に等しい電圧を入力電圧とするエミッタフォロアの出力電圧を前記電位調整用電圧として作成することを特徴とする請求項3または5に記載の非反転増幅器。
  9. 前記電位調整手段は、
    前記非反転増幅器の前記入力電圧を用いて前記入力電圧に依存した電流を作成し、前記電流をカレントミラーで所定場所へ伝達し、前記所定場所で前記電流を用いて前記電流に依存した電圧を前記電位調整用電圧として作成することを特徴とする請求項3または5に記載の非反転増幅器。
  10. 1.0倍〜3.0倍の範囲内のゲインを設定するゲイン抵抗を備えていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の非反転増幅器。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の非反転増幅器を、光電変換素子の光電変換信号を増幅するアンプとして備えていることを特徴とする受光アンプ素子。
  12. 請求項11に記載の受光アンプ素子からなり、光ディスクの記録再生光学系の光を受光することを特徴とする光ピックアップ素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008008647A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Shirinkusu Kk 光電変換装置
JP2008294984A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Sharp Corp 非反転増幅回路、受光アンプ回路、受光アンプ素子、光ピックアップ、および光ディスク記録再生装置

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