JP3764308B2 - トラッキングエラーバランス調整回路およびそれを用いた光ディスク再生装置 - Google Patents

トラッキングエラーバランス調整回路およびそれを用いた光ディスク再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学的ディスクを再生する光ディスク再生装置のトラッキングエラー信号生成回路に係り、特にトラッキングエラーバランス調整回路に関するもので、例えばオーディオ用のコンパクト・ディスク(CD)プレーヤ装置、コンピュータ・システム用のCDROM再生装置などに使用される。
【0002】
【従来の技術】
一般に、CDROM再生装置におけるトラッキング制御は、回転するディスク上のトラックと光学式ピックアップによるレーザービームの照射位置との位置ずれを検出し、レーザービームがトラック上を正確に照射するように光学式ピックアップの位置を制御するものである。
【0003】
図5(a)乃至(c)は、ディスク上のトラックTに対するレーザービーム(メインビームMおよび2本のサブビームE、F)の照射位置の相異なる例を示している。
【0004】
2本のサブビームE、Fの照射位置は、メインビームMの照射位置のトラック方向両側でトラック幅方向の互いに反対方向に少し位置がずれるように決められている。
【0005】
上記メインビームMに対しては、例えば図5(d)に示すように、4個のフォトダイオードA、B、C、DによりメインビームMの4分割した領域に対応してそれぞれ光電変換を行い、この4個のフォトダイオードの各出力をヘッドアンプに入力して加算する。
【0006】
また、2本のサブビームE、Fに対しては各1個のフォトダイオードにより光電変換を行い、その各出力(E信号、F信号)を前記ヘッドアンプのトラッキングエラー信号生成回路に入力する。
【0007】
このトラッキングエラー信号生成回路は、E信号、F信号の高域成分の除去を行って両者を差動的に加算し、この加算出力をトラッキングエラー信号として出力するものであり、このトラッキングエラー信号が零となるようにトラッキングサーボによる制御が行われる。
【0008】
図6は、従来のトラッキングエラー信号生成回路の一例を示している。
【0009】
第1の電流電圧変換回路71は、前記2本のサブビームのうちの一方のサブビーム(第1のサブビームE)に対応して設けられている第1のフォトダイオードの出力(RF信号)が入力し、電流電圧変換および高域成分の除去を行う。
【0010】
第2の電流電圧変換回路72は、前記2本のサブビームのうちの他方のサブビーム(第2のサブビームF)に対応して設けられている第2のフォトダイオードの出力(RF信号)が入力し、電流電圧変換および高域成分の除去を行う。
【0011】
前記2個の電流電圧変換回路71および72の各出力電圧は、トラッキングエラーバランス調整回路80で調整された後、それぞれ抵抗素子R2を介して加算回路73に差動的に入力し、この加算回路73の出力は抵抗素子R3を介して利得調整回路74に入力する。
【0012】
前記加算回路73において、演算増幅回路OA3 の(−)入力端と出力端の間には帰還用の抵抗素子Rfおよび高域成分パス用の容量素子Cfが並列に接続されており、この演算増幅回路OA3 の(+)入力端と基準電位端との間には抵抗素子Roおよび高域成分除去用の容量素子Coが並列に接続されてなる。
【0013】
前記利得調整回路74は、演算増幅回路OA4 の(−)入力端と出力端の間にユーザー調整可能な帰還抵抗Ruが接続(例えばLSIに外付け)され、演算増幅回路OA4 の(+)入力端と基準電位端との間に抵抗素子R4が接続されている。
【0014】
前記利得調整回路74から出力するトラッキングエラー信号TEが零であれば前記2本のサブビームE、Fの照射位置が理想の位置にあることを表わしており、トラッキングエラー信号TEが(+)方向あるいは(−)方向にずれていれば、前記2本のサブビームE、Fの照射位置が理想の位置からトラック幅方向の一方側にずれていることを表わしている。
【0015】
ここで、前記トラッキングエラーバランス調整回路80の役割を説明する。
【0016】
ディスクのトラックに対するレーザービームの照射位置が、トラッキング制御が正確に行われた状態と同様に正確であったとしても、第1のサブビームEおよびそれに対応する第1のフォトダイオードを含む第1の系統と第2のサブビームFおよびそれに対応する第2のフォトダイオードを含む第2の系統とで特性のばらつきが存在するおそれがある。この場合、前記第1のフォトダイオードの出力(E信号)と第2のフォトダイオードの出力(F信号)の振幅が等しくならない。そこで、上記ばらつきを修正するためのトラッキングエラーバランス調整を行う必要があり、前記2個の電流電圧変換回路71および72の各出力電圧OE、OFを、トラッキングエラーバランス調整回路80で調整した後、前記加算回路73で差動的に加算するようにしている。なお、上記調整回路80に対する制御信号入力として、別の手段により生成された直流的なトラッキングエラーバランス調整電圧TEB が入力する。
【0017】
上記トラッキングエラーバランス調整回路80は、前記E信号が第1の電流電圧変換回路71により変換された電圧OEおよび前記F信号が第2の電流電圧変換回路72により変換された電圧OFに対応して、電流制御型の可変利得制御回路が2系統設けられている。
【0018】
この2系統の可変利得制御回路は、トラッキングエラーバランス調整電圧TEB 入力を電流制御回路90により電圧電流変換した出力電流(制御電流)によりそれぞれの利得が制御される。この際、通常は、一方の系統の回路は利得が大きくなる方向、他方の系統の回路は利得が小さくなる方向に差動的に制御される。
【0019】
次に、図6中に示した従来のトラッキングエラーバランス調整回路80について説明する。
【0020】
各系統の入力電圧OE、OFは、減衰回路81を介して電流制御型の可変利得制御回路82に入力する。この可変利得制御回路82の出力側には、入出力端間にRNF (負帰還用抵抗)が接続された演算増幅回路83が設けられている。これらの各回路81〜83は、バイポーラトランジスタが用いられて構成されている。
【0021】
上記減衰回路81は、信号入力ノードと減衰出力ノードとの間に接続された入力抵抗R1と、上記減衰出力ノードと交流的な接地ノードとの間に等価抵抗を有するgm固定型の第1のgmアンプA1' とからなる。
【0022】
また、前記電流制御型の可変利得制御回路82は、前記電流制御回路90からの制御電流に応じてgmが変化するgm可変型の第2のgmアンプA2が用いられている。なお、上記したように第2のgmアンプA2に対して第1のgmアンプA1' を接続することにより、第2のgmアンプA2の温度係数を含むgmのばらつきを打ち消している。
【0023】
図6に示したトラッキングエラーバランス調整回路80を用いてトラッキングエラーバランス調整を行う際には、調整電圧TEB 入力を変化させて電流制御回路90の出力電流(制御電流)を変化させ、この制御電流に応じて第2のgmアンプA2の動作電流を変化させる(例えば50〜150 μA)。この際、一方の系統の回路は第2のgmアンプA2のgmが大きくなる方向、他方の系統の回路は第2のgmアンプA2のgmが小さくなる方向に差動的に制御し、前記トラッキングエラー信号が零になるように制御する。
【0024】
この場合、一方の系統の回路に対しては制御電流を大きくする。これにより、制御電流に比例して第2のgmアンプA2の動作電流が大きくなり、そのgmが大きくなり、その利得が大きくなる。これに対して、他方の系統の回路に対しては制御電流を小さくする。これにより、制御電流に比例して第2のgmアンプA2の動作電流が小さくなり、そのgmが小さくなり、その利得が小さくなる。
【0025】
上記したような従来のトラッキングエラーバランス調整回路80は、以下に述べるような問題がある。
【0026】
第2のgmアンプA2の動作は、後段回路のRNF を駆動する役割も有するので、制御電流を小さくして第2のgmアンプA2の利得を小さく設定した時、即ち、そのgmを小さく設定した時、RNF を駆動しきれなくなるという不具合がある。
【0027】
また、トラッキングエラーバランス調整回路80の出力のオフセットを小さくすることが望ましいが、そのためには第2のgmアンプA2のgmを極力小さく設定し、かつ、必要な利得とRNF 駆動能力を確保する必要がある。
【0028】
しかし、前述したように、第2のgmアンプA2のgmを制御するための制御電流が、利得とRNF 駆動能力を支配するので、回路設計上の制約が大きい。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来の光ディスク再生装置のトラッキングエラーバランス調整回路は、第2のgmアンプのgmを小さく設定した時に後段のRNF を駆動しきれなくなるという不具合があり、また、出力のオフセットを小さくするために第2のgmアンプのgmを極力小さく設定すると、必要な利得とRNF 駆動能力を確保することが困難になり、回路設計上の制約が大きいという問題があった。
【0030】
本発明は上記の問題点を解決すべくなされたもので、従来例よりも制御電流の変化が少なくても、従来例と同等の利得バランス調整幅を確保することができ、出力段RNF を駆動しきれなくなるほど後段側gmアンプのgmを小さく設定せずに済み、かつ、出力のオフセットを小さくすることが可能になるトラッキングエラーバランス調整回路およびそれを用いた光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明のトラッキングエラーバランス調整回路は、光ディスク上の情報が記録されているトラックに対する光学式ピックアップによるレーザービームの照射位置のずれを検出するため、前記レーザービームの照射位置のトラック中心からの偏倚に応じてレベルが相補的に変化する第1、第2の信号のレベル差に応じてトラッキングエラー信号を生成する際、前記レーザービームの照射位置がトラック中心に実質的に一致した時、前記第1、第2の信号のレベル差が略零となるように、前記第1、第2の信号の少なくとも一方のレベルを補正するトラッキングエラーバランス調整回路であって、トラッキングエラーバランス調整電圧が入力し、これを制御電流に変換する電流制御回路と、前記第1、第2の信号の少なくとも一方の信号経路と交流的な接地ノードとの間に等価抵抗を有するように接続されたgm可変型の第1のgmアンプと、前記第1のgmアンプの後段であって前記一方の信号経路の間に挿入されたgm可変型の第2のgmアンプとを有し、前記電流制御回路からの制御電流に応じてそれぞれのgmが差動的に制御され、前記第1、第2の信号の少なくとも一方のレベルを調整する利得制御回路とを具備することを特徴とする。
【0032】
また、本発明の光ディスク再生装置は、本発明のトラッキングエラーバランス調整回路を用いて調整されたトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成回路と、前記トラッキングエラー信号生成回路の出力に応じて前記光ディスクの半径方向における前記光学式ピックアップの照射光の位置を制御し、前記光学式ピックアップの照射光がトラック上を維持するように制御するトラッキング制御サーボ機構とを具備することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0034】
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るCDROM再生装置の一部を示している。
【0035】
図1において、記録担体である円盤状のディスク1 は、通常は螺旋状のトラック上にディジタル的に情報データが記録されており、所定の位置に載置され、スピンドルモータ6 によって所定の回転速度で回転駆動される。
【0036】
光学式ピックアップ2 は、半導体レーザーや光電変換素子などを内蔵しており、前記ディスク1 上のトラックにレーザービームを出射し、ディスク1 上のトラックから反射して戻ってくるあるいはトラックを透過した光の光量の変化を検出することによって、情報データを電気信号(例えば1〜40MHzのアナログ信号)に変換して出力する。
【0037】
トラッキングエラー信号生成回路3 は、前記ピックアップ2 の出力信号の増幅・波形等化処理を行い、ディスク1 に記録された情報を含む情報信号を生成するためのヘッドアンプに含まれ、トラックとレーザービームのディスク半径方向の相対的な位置のずれを示すトラッキングエラー信号を生成する。
【0038】
なお、図示しないが、上記ヘッドアンプの出力信号(情報信号)は、利得可変アンプにより増幅されるとともに、デジタルサーボプロセッサ(DSP)を用いた自動利得制御ループにより、後段での信号処理に適した所定の一定の振幅となるように調整される。そして、上記利得可変アンプの出力信号は二値化回路に送られ、所定のスライスレベルを基準にして“H”、“L”の二値信号に変換される。この二値信号は位相同期ループ回路に入力し、前記二値信号に同期したクロック信号が生成される。そして、このクロック信号および前記二値信号がデジタル信号処理回路に入力し、ここで復調・エラー訂正などが行われ、光ディスクに記録されている情報信号が再生される。
【0039】
トラッキング制御および駆動回路4 は、上記DSPに内蔵され、前記トラッキングエラー信号生成回路3 からトラッキングエラー信号を受け、トラッキングサーボに必要な開ループ利得、位相余裕を確保するための利得補償、位相補償を行い、トラッキング制御信号を生成する。そして、このトラッキング制御信号に応じて駆動回路によりトラッキングアクチュエータ5 を駆動し、ピックアップ2 の照射光のディスク半径方向における位置を移動させる。
【0040】
上記したようにピックアップ2 、トラッキング制御および駆動回路4 、トラッキングアクチュエータ5 などにより形成されているトラッキング制御サーボ機構により、ピックアップ2 の照射光の位置がディスク1 上のトラック上を維持するように制御される。
【0041】
また、ディスク1 上の所望のトラック位置までレーザービームを移動させるために、スライドモータ7 によりスライディングアクチュエーターを駆動し、ピックアップ2 をディスク半径方向に移動させる。
【0042】
図2は、図1中のトラッキングエラー信号生成回路3 を取り出してその一例を示している。
【0043】
このトラッキングエラー信号生成回路は、半導体集積回路内に形成されており、図6を参照して前述した従来のトラッキングエラー信号生成回路と同様の第1の電流電圧変換回路71、第2の電流電圧変換回路72、加算回路73および利得調整回路74と、トラッキングエラーバランス調整回路20とからなる。
【0044】
即ち、第1の電流電圧変換回路71は、演算増幅回路OA1 の(−)入力端と出力端との間に抵抗素子Riおよび容量素子Ciが並列接続され、この演算増幅回路OA1 の(+)入力端と基準電位との間に抵抗素子Raが接続されてなる。そして、前記2本のサブビームのうちの第1のサブビームEに対応する第1のフォトダイオードの出力信号(RF信号)VEが入力抵抗Rin を介して入力し、電流電圧変換および高域成分の除去を行う。
【0045】
第2の電流電圧変換回路72は、第1の電流電圧変換回路71と同様の構成を有し、前記2本のサブビームのうちの第2のサブビームFに対応する第2のフォトダイオードの出力信号(RF信号)VFが入力し、電流電圧変換および高域成分の除去を行う。
【0046】
前記2個の電流電圧変換回路71および72の各出力電圧は、トラッキングエラーバランス調整回路20により調整された後、それぞれ抵抗素子R2を介して加算回路73に差動的に入力し、この加算回路73の出力は抵抗素子R3を介して利得調整回路74に入力する。
【0047】
前記加算回路73は、演算増幅回路OA3 の(−)入力端と出力端の間に帰還用の抵抗素子Rfおよび高域成分パス用の容量素子Cfが並列に接続され、この演算増幅回路OA3 の(+)入力端と基準電位端との間に抵抗素子Roおよび高域成分除去用の容量素子Coが並列に接続されてなる。
【0048】
前記利得調整回路74は、演算増幅回路OA4 の(−)入力端と出力端の間にユーザー調整可能な帰還抵抗Ruが接続(例えばLSIに外付け)され、演算増幅回路OA4 の(+)入力端と基準電位端との間に抵抗素子R4が接続されてなる。
【0049】
前記利得調整回路74から出力するトラッキングエラー信号TEが零であれば前記2本のサブビームE、Fの照射位置が理想の位置にあることを表わしており、トラッキングエラー信号TEが(+)方向あるいは(−)方向にずれていれば、前記2本のサブビームE、Fの照射位置が理想の位置からトラック幅方向の一方側にずれていることを表わしている。
【0050】
本発明に係る上記トラッキングエラーバランス調整回路20は、図6中を参照して前述した従来例のトラッキングエラーバランス調整回路80と比べて、主として次の点が異なる。
【0051】
(1)第1のgmアンプA1は、その後段の第2のgmアンプA2と同じ制御電流により共通に制御され、それぞれのgmが制御される。
【0052】
(2)同系統の第1のgmアンプA1のGm1 と第2のgmアンプA2のGm2 とは、その増減方向が互いに逆方向となるように差動的に制御される。
【0053】
即ち、図2中のトラッキングエラーバランス調整回路20は、前記E信号を変換する第1の電流電圧変換回路71からの入力電圧OEおよび前記F信号を変換する第2の電流電圧変換回路72からの入力電圧OFに対応して、電流制御型の可変利得制御回路が2系統設けられている。
【0054】
この2系統の可変利得制御回路は、別の手段(例えばDSP)により生成された直流的なトラッキングエラーバランス調整電圧TEB を電流制御回路30で電圧電流変換した出力電流(制御電流)によりそれぞれの利得が制御されるものであり、本例ではバイポーラ回路により構成されている。
【0055】
各系統の回路の入力電圧OE、OFはそれぞれ、ともに電流制御型の可変減衰回路21を介して可変利得制御回路22に入力する。この可変利得制御回路22の出力側には出力回路23が設けられている。
【0056】
即ち、上記減衰回路21は、信号入力ノードと減衰出力ノードとの間に接続された入力インピーダンス素子(例えば入力抵抗R1)と、上記減衰出力ノードと交流的な接地ノードとの間に等価抵抗を有するように接続され、前記制御電流に応じてgmが変化するgm可変型の第1のgmアンプA1とからなる。
【0057】
また、前記可変利得制御回路22は、前記制御電流に応じてgmが変化するgm可変型の第2のgmアンプA2が用いられている。前記出力回路23は、上記第2のgmアンプA2の出力信号が反転入力端子(−)に入力し、非反転入力端子(+)は基準電位VR0に接続された演算増幅回路OA5 と、この演算増幅回路OA5 の反転入力端 子(−)と出力端子との間に接続された帰還抵抗RNF とからなる。
【0058】
上記したように同じ制御電流により共通に制御される第1のgmアンプA1と第2のgmアンプA2は、同系統中の第1のgmアンプA1のGm1 と第2のgmアンプA2のGm2 の変化方向(増減方向)が互いに逆方向となるように差動的に制御される。
【0059】
なお、上記したように第2のgmアンプA2に対して第1のgmアンプA1を接続することにより、第2のgmアンプA2の温度係数を含むgmのばらつきを打ち消している。
【0060】
そして、上記入力抵抗R1、第1のgmアンプA1、第2のgmアンプA2、第1の出力回路23の信号経路の利得Gは、次式で示される。
【0061】
G=Gm2 ・RNF /(1+Gm1 ・R1) ……(1)
本例では、上記2系統の回路は前記制御電流により共通に制御され、かつ、一方の系統の回路は利得が大きくなる方向、他方の系統の回路は利得が小さくなる方向に差動的に制御される。
【0062】
なお、一方の系統の回路は制御電流を与えないで利得を固定し、他方の系統の回路にのみ前記制御電流を与えて利得を制御するようにしてもよい。
【0063】
図3は、図2中に示したトラッキングエラーバランス調整回路20における一方の系統を代表的に取り出して電流制御回路30とともに具体例を示している。
【0064】
信号入力ノードに入力抵抗R1の一端が接続され、この入力抵抗R1の他端に第1のgmアンプA1が接続されている。この第1のgmアンプA1は、コレクタ・ベース同士が接続され、ベースが前記入力抵抗R1の他端に接続されたNPNトランジスタQ1 と、このトランジスタQ1 とエミッタが共通接続され、ベースが基準電位VREF にバイアスされたNPNトランジスタQ2 と、この差動対トランジスタQ1 、Q2 の各エミッタと接地ノードとの間に接続され、制御電流に応じて電流が変化する第1の電流源I1 と、コレクタが上記トランジスタQ1 のコレクタに接続され、エミッタが電源電位VCCが与えられるVCCノードに接続されたPNPトランジスタQ3 と、このトランジスタQ3 とベースが共通接続され、コレクタとベースが上記トランジスタQ2 のコレクタに接続され、エミッタがVCCノードに接続されたPNPトランジスタQ4 とからなる。
【0065】
このような構成により、制御電流に応じて差動増幅用のバイポーラトランジスタQ1 、Q2 のコレクタ電流が制御されることによって相互コンダクタンスgmが変化し、前記トランジスタQ1 のコレクタから出力信号が取り出される。
【0066】
第2のgmアンプA2は、ベースが基準電位VREF にバイアスされたNPNトランジスタQ5 と、このトランジスタQ5 とエミッタが共通接続され、ベースが前記第1のgmアンプA1の出力ノード(トランジスタQ1 のコレクタ)に接続されたNPNトランジスタQ6 と、この差動対トランジスタQ5 、Q6 の各エミッタと接地ノードとの間に接続され、制御電流に応じて電流が変化する第2の電流源I2 と、コレクタが上記トランジスタQ5 のコレクタに接続され、エミッタがVCCノードに接続されたPNPトランジスタQ7 と、このトランジスタQ7 とベースが共通接続され、コレクタとベースが上記トランジスタQ6 のコレクタに接続され、エミッタがVCCノードに接続されたPNPトランジスタQ8 とからなる。
【0067】
このような構成により、制御電流に応じて差動増幅用のバイポーラトランジスタQ5 、Q6 のコレクタ電流が制御されることによって相互コンダクタンスgmが変化し、前記トランジスタQ5 のコレクタから出力信号が取り出される。
【0068】
電流制御回路30において、VCCノードと差動対をなすPNPトランジスタQ31、Q32の各エミッタとの間に対応して第3の定電流源I31、第4の定電流源I32が接続され、上記各エミッタ間に利得調整用の抵抗R31 が接続されている。
【0069】
上記PNPトランジスタQ31のコレクタは、コレクタ・ベース相互が接続されたNPNトランジスタQ33のコレクタ・エミッタ間を介して接地電位に接続されており、このNPNトランジスタQ33のベース、エミッタに対応してNPNトランジスタQ34のベース、エミッタが接続(カレントミラー接続)されており、このNPNトランジスタQ34のコレクタが第1のgmアンプA1の利得制御入力ノードaに接続されている。
【0070】
同様に、前記PNPトランジスタQ32のコレクタは、コレクタ・ベース相互が接続されたNPNトランジスタQ35のコレクタ・エミッタ間を介して接地電位に接続されており、このNPNトランジスタQ35にNPNトランジスタQ36がカレントミラー接続されており、このNPNトランジスタQ36のコレクタが第2のgmアンプA2の利得制御入力ノードbに接続されている。
【0071】
なお、他方の系統の回路の第1のgmアンプA1の第1の電流源I1 および第2のgmアンプA2の第2の電流源I2 を制御するために、それぞれ対応して前記NPNトランジスタQ35にカレントミラー接続されたNPNトランジスタQ37およびNPNトランジスタQ33にカレントミラー接続されたNPNトランジスタQ38が設けられている。
【0072】
上記電流制御回路30は、差動対をなすトランジスタQ31、Q32のうちの一方Q31のベースに前記バランス調整電圧TEB 入力が印加され、他方Q32のベースが基準電位VREF にバイアスされ、バランス調整電圧TEB 入力のレベルに応じてPNPトランジスタQ31、Q32のコレクタ電流、ひいてはNPNトランジスタQ33、Q35のコレクタ電流、Q34、Q36のコレクタ電流(制御電流出力)が差動的に制御される。そして、この差動的な制御電流出力にそれぞれ対応して第1のgmアンプA1の第1の電流源I1 および第2のgmアンプA2の第2の電流源I2 を制御するように構成されている。
【0073】
即ち、バランス調整電圧TEB 入力が基準電位VREF よりも大きくなると、差動対トランジスタQ31、Q32のうちの一方のPNPトランジスタQ31の電流が減少し、他方のPNPトランジスタQ32の電流が増大する。
【0074】
これに対して、バランス調整電圧TEB 入力が基準電位VREF よりも小さくなると、差動対トランジスタQ31、Q32のうちの一方のPNPトランジスタQ31の電流が増大し、他方のPNPトランジスタQ32の電流が減少する。
【0075】
なお、図3中の各NPNトランジスタQ34、Q36、Q37、Q38のコレクタ電流で第1の電流源I1 および第2の電流源I2 を制御する具体的な方法としては、前記NPNトランジスタQ34を第1の電流源I1 として用いる(即ち、トランジスタQ34のコレクタを差動対トランジスタQ1 、Q2 のエミッタに接続する)ようにし、NPNトランジスタQ36を第2の電流源I2 として用いる(即ち、トランジスタQ36のコレクタを差動対トランジスタQ5 、Q6 のエミッタに接続する)ようにすればよい。
【0076】
図4(a)は、図3中の電流制御回路30のバランス調整電圧TEB 入力に対する差動的な出力電流(各gmアンプの動作電流)の一例を示す特性図である。
【0077】
図4(b)は、図3中の電流制御回路30のバランス調整電圧TEB 入力に対するバランス調整回路20の一方の系統の利得(対数値表示)の一例を示す特性図である。
【0078】
図4(a)、(b)に示す特性において、調整電圧TEB 入力が例えば0V〜4.2Vまで変化した時、第1のgmアンプA1の動作電流は40μA〜26μAまで変化し、第2のgmアンプA2の動作電流は50μA〜80μAまで変化するとする。
【0079】
いま、調整電圧TEB 入力が0Vの時、第1のgmアンプA1の動作電流は40μAでGm1 は最大となり、第2のgmアンプA2の動作電流は50μAでGm2 は最小となり、一方の系統の回路の利得は最小となる。
【0080】
これに対して、調整電圧TEB 入力が4.2Vの時、第1のgmアンプA1の動作電流は26μAでGm1 は最小となり、第2のgmアンプA2の動作電流は80μAでGm2 は最大となり、一方の系統の回路の利得は最大となる。
【0081】
即ち、図3に示したトラッキングエラーバランス調整回路20によれば、従来例よりも制御電流の変化が少なくても、従来例と同等の利得バランス調整幅を確保することができ、RNF を駆動しきれなくなるほど第2のgmアンプA2のGm2 を小さく設定せずに済む。また、第1のgmアンプA1のGm1 の基準値を小さく設定しておけば、その分だけ第2のgmアンプA2のGm2 も小さく設定できるので、出力のオフセットを小さくすることが可能になる。
【0082】
なお、図3に示したトラッキングエラーバランス調整回路20におけるgmアンプA1、A2および電流制御回路30の構成は、前記第1の実施の形態に限らず、各種の変形が可能である。
【0083】
また、上記実施の形態のトラッキングエラーバランス調整回路では、図5(a)乃至(c)に示したように、レーザビームの照射位置のトラック中心からの偏倚に応じてレベルが相補的に変化する第1の信号E、第2の信号Fのレベル差に応じてトラッキングエラー信号を生成する場合、前記レーザービームの照射位置がトラック中心に一致した時、前記信号E、Fのレベル差が略零となるように、前記信号E、Fの少なくとも一方のレベルを補正する場合を説明した。
【0084】
しかしながら、本発明において、トラッキングエラー信号を生成する方式としてはこれに限定されるものではない。例えば、図5(d)に示したように、2行2列の領域A、B、C、Dに対応して配設された4個の光電変換素子によりメインビームMの照射位置を4分割して検出した信号A、B、C、Dのうち、メインビームMの照射位置のトラック中心からの偏倚に応じてレベルが相補的に変化する第1の信号(A+C)、第2の信号(B+D)を利用し、これらの信号の少なくとも一方のレベルをトラッキングエラーバランス調整回路で調整した上で差動的に加算し、信号(A+C)と信号(B+D)のレベル差に応じてトラッキングエラー信号を生成するように変更することも可能である。
【0085】
また、本発明のトラッキングエラーバランス調整回路20は、光ディスクとして通常のCDのほかに書き換え可能なCD(CD−RW)を再生可能な光ディスク再生装置にも適用可能である。この場合には、通常のCDとCD−RWとで特性が異なることに対応して、通常のCD再生モード/CD−RW再生モードに応じてヘッドアンプの出力信号レベルに対する補正を切り換えるためのレベル補正切換回路をヘッドアンプの出力側に挿入すればよい。
【0086】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、従来例よりも制御電流の変化が少なくても、従来例と同等の利得バランス調整幅を確保することができ、RNF を駆動しきれなくなるほど第2のgmアンプのgmを小さく設定せずに済み、かつ、出力のオフセットを小さくすることが可能になるトラッキングエラーバランス調整回路およびそれを用いた光ディスク再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るCDROM再生装置の一部を示すブロック図。
【図2】図1中のトラッキングエラー信号生成回路を取り出してその一例を示すブロック図。
【図3】図2中のトラッキングエラーバランス調整回路における一方の系統を代表的に取り出して電流制御回路とともに具体例を示す回路図。
【図4】図3中の電流制御回路に入力されるバランス調整電圧に対する差動的な出力電流(各gmアンプの動作電流)の一例およびバランス調整回路の一方の系統の利得(対数値表示)の一例を示す特性図。
【図5】CDROM再生装置におけるトラッキング制御を説明するためにディスクのトラックに対するレーザービーム(メインビームMおよび2本のサブビームE、F)の照射位置の相異なる例を示す図。
【図6】従来のCDROM再生装置におけるトラッキングエラー信号生成回路の一例を示すブロック図。
【符号の説明】
71…第1の電流電圧変換回路、
72…第2の電流電圧変換回路、
73…加算回路、
74…利得調整回路、
20…トラッキングエラーバランス調整回路、
21…可変減衰回路、
22…可変利得制御回路、
23…出力回路、
R1…入力抵抗、
A1…gm可変型の第1のgmアンプ、
A2…gm可変型の第2のgmアンプ、
RNF …負帰還抵抗。

Claims (7)

  1. 光ディスク上の情報が記録されているトラックに対する光学式ピックアップによるレーザービームの照射位置のずれを検出するため、前記レーザービームの照射位置のトラック中心からの偏倚に応じてレベルが相補的に変化する第1、第2の信号のレベル差に応じてトラッキングエラー信号を生成する際、前記レーザービームの照射位置がトラック中心に実質的に一致した時、前記第1、第2の信号のレベル差が略零となるように、前記第1、第2の信号の少なくとも一方のレベルを補正するトラッキングエラーバランス調整回路であって、
    トラッキングエラーバランス調整電圧が入力し、これを制御電流に変換する電流制御回路と、
    前記第1、第2の信号の少なくとも一方の信号経路と交流的な接地ノードとの間に等価抵抗を有するように接続されたgm可変型の第1のgmアンプと、前記第1のgmアンプの後段であって前記一方の信号経路の間に挿入されたgm可変型の第2のgmアンプとを有し、前記電流制御回路からの制御電流に応じてそれぞれのgmが差動的に制御され、前記第1、第2の信号の少なくとも一方のレベルを調整する利得制御回路
    とを具備することを特徴とするトラッキングエラーバランス調整回路。
  2. 光ディスク上の情報が記録されているトラックに対する光学式ピックアップによるレーザービームの照射位置のずれを検出するため、前記レーザービームの照射位置のトラック中心からの偏倚に応じてレベルが相補的に変化する第1、第2の信号のレベル差に応じてトラッキングエラー信号を生成する際、前記レーザービームの照射位置がトラック中心に実質的に一致した時、前記第1、第2の信号のレベル差が略零となるように、前記第1、第2の信号のレベルを補正するトラッキングエラーバランス調整回路であって、
    トラッキングエラーバランス調整電圧が入力し、これを制御電流に変換する電流制御回路と、
    前記第1の信号の信号経路と交流的な接地ノードとの間に等価抵抗を有するように接続されたgm可変型の第1のgmアンプと、前記第1のgmアンプの後段であって前記第1の信号の信号経路の間に挿入されたgm可変型の第2のgmアンプとを有し、前記電流制御回路からの制御電流に応じてそれぞれのgmが差動的に制御され、前記第1の信号のレベルを調整する第1の利得制御回路と、
    前記第2の信号の信号経路と交流的な接地ノードとの間に等価抵抗を有するように挿入されたgm可変型の第3のgmアンプと、前記第3のgmアンプの後段であって前記第2の信号の信号経路の間に挿入されたgm可変型の第4のgmアンプとを有し、前記電流制御回路からの制御電流に応じてそれぞれのgmが差動的に制御され、前記第2の信号のレベルを調整する第2の利得制御回路
    とを具備し、前記第1、第2の利得制御回路の出力が差動的に加算されてトラッキングエラー信号が生成されることを特徴とするトラッキングエラーバランス調整回路。
  3. 前記第1の利得制御回路および第2の利得制御回路のそれぞれは、
    入力ノードに一端が接続されたインピーダンス素子と、このインピーダンス素子の他端と交流的な接地ノードとの間に等価抵抗を有するように接続されたgm可変型の第1または第3のgmアンプとを有する可変減衰回路と、
    前記インピーダンス素子の他端側の信号経路の間に挿入されたgm可変型の第2または第4のgmアンプと、
    前記第2または第4のgmアンプの後段に接続され、入出力端間に負帰還抵抗素子が接続された演算増幅回路
    とを具備し、前記第1のgmアンプおよび第2のgmアンプまたは第3のgmアンプおよび第4のgmアンプは、前記制御電流により共通に制御され、かつ、一方のgmアンプのgmが大きくなる方向に制御される際には他方のgmアンプのgmが小さくなる方向に差動的に制御されることを特徴とする請求項2記載のトラッキングエラーバランス調整回路。
  4. 前記各gmアンプは、
    利得制御入力ノードに各エミッタが共通に接続され、各ベースに対応して基準電圧および入力信号が印加される差動対をなすバイポーラトランジスタ
    を具備することを特徴とする請求項2記載のトラッキングエラーバランス調整回路。
  5. 前記第1の利得制御回路および第2の利得制御回路は、前記制御電流により共通に制御され、かつ、一方の利得制御回路の利得が大きくなる方向に制御される際には他方の利得制御回路の利得が小さくなる方向に差動的に制御されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のトラッキングエラーバランス調整回路。
  6. 前記電流制御回路は、
    差動対をなすPNPトランジスタと、
    前記差動対をなすPNPトランジスタの各エミッタと電源ノードとの間に対応して接続された第1の電流源および第2の電流源と、
    前記差動対をなすPNPトランジスタの各エミッタ間に接続された抵抗素子と、 前記差動対をなすPNPトランジスタの一方のPNPトランジスタのコレクタと接地電位との間に接続され、コレクタ・ベース相互が接続された第1のNPNトランジスタと、
    前記差動対をなすPNPトランジスタの他方のPNPトランジスタのコレクタと接地電位との間に接続され、コレクタ・ベース相互が接続された第2のNPNトランジスタと、
    前記第1のNPNトランジスタにカレントミラー接続され、コレクタが前記2個のgmアンプの一方の利得制御入力ノードに接続される第3のNPNトランジスタと、
    前記第2のNPNトランジスタにカレントミラー接続され、コレクタが前記2個のgmアンプの他方のgmアンプの利得制御入力ノードに接続される第4のNPNトランジスタ
    とを具備することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のトラッキングエラーバランス調整回路。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載のトラッキングエラーバランス調整回路を用いて調整されたトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成回路と、
    前記トラッキングエラー信号生成回路の出力に応じて前記光ディスクの半径方向における前記光学式ピックアップの照射光の位置を制御し、前記光学式ピックアップの照射光がトラック上を維持するように制御するトラッキング制御サーボ機構
    とを具備することを特徴とする光ディスク再生装置。
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