JP4514864B2 - 内視鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、挿入部から操作部にかけて複数の処置具挿通用チャンネルを形成し、処置具挿通用チャンネルに挿通した処置具導出方向を規制する処置具先端移動機構を操作する処置具先端移動操作手段を上記操作部に設けた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平10−295630号公報において知られた内視鏡は2つの鉗子挿通用チャンネルを有し、各チャンネルの先端開口部には導入した鉗子を個別的に起上する鉗子起上台が設けられている。一方の鉗子挿通用チャンネルの鉗子起上台は操作部に設けた起上操作用レバーによって操作され、他方の鉗子挿通用チャンネルの鉗子起上台は内視鏡の操作部本体から離れた位置に設けられた処置具起上操作装置によって操作される。
【0003】
内視鏡の操作部本体から離れた位置に設けた処置具起上操作装置は術者とは異なる操作補助者により操作することが必要であり、操作補助者は術者の指示を聴いてその操作をする。複数の処置具を連動させて操作するためには術者自身の操作と術者の指示を聴いてから行なう補助者の操作とが連携する必要がある。実際には術者からの補助者への指示が正確に伝わり難いこともあり、短時間とは言え中断が生じる。特に微細な位置コントロールを必要とする高周波メスのような切開用処置具にあっては極めて高度の操作が求められ、かつ手術時間が長くなり、術者、患者共に負担が大きい。
【0004】
また、特開平9−238898号公報で示される内視鏡は一般的な構成の起上操作用レバーとは別に、操作部の左手把持部の上方部位に位置して右手指で回転操作可能な起上操作用リングを設けたものである。この内視鏡において、各鉗子の先端位置を調整するため、鉗子の進退と起上を同時に行なうとすると、右手は左手把持部の下方に位置する鉗子挿通用チャンネルの入り口での鉗子の進退操作と、左手把持部の上方での起上操作用リングを回転する操作とを交互に繰り返すことになると共に、各操作位置が離れているので、煩雑な操作をすることになる。
【0005】
また、右手を起上操作用レバーと起上操作用リングとの間で移動させる時間に処置しようとしていた部位が動いてしまうこともあり、鉗子先端の高精度な位置調整が要求される切開などの処置を行なうことは難しい。また、右手を大きく移動させる間、操作が中断するため、操作性が劣り、能率よく処置することができなかった。
【0006】
一方、一つの鉗子起上機構を有する従来の内視鏡に関しては、特開平10−5174号公報で示されるように鉗子挿通用チャンネルの入り口の裏側に操作レバーを設けた例がある。しかし、この形式では片手で、鉗子挿通用チャンネルに挿通する鉗子の進退操作とその鉗子の起上操作を同時に行なうことが難しい。
【0007】
また、特開平7−59730号公報において知られる内視鏡はカバー内視鏡方式のものであり、処置具誘導操作手段を処置具挿入口に隣接させた例が複数示されており、この例では、鉗子の進退と屈曲の操作を同時に行うことが可能であるものの、複数の鉗子挿通用チャンネルに挿通した鉗子の進退操作とその鉗子の起上操作を同時に行なうものではない。
【0008】
しかるに、最近、医学的な要望として、内視鏡を用いて体腔内で、粘膜の剥離など外科的な処置を能率的に行ないたいという要望は高くなっており、特に外科手術ではいわば両手の指を用いるかの如く、複数の処置具を同時に操作し、中断することなく連携する操作が有効と考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的とするところは、前記の医学的な要望に応えるため、左右の手の指で処置具の進退と屈曲を同時または間髪を置かず交互に操作することができるものであり、さらには複数の処置具の微細な操作を連携できるようにして、体腔内での処置を確実かつ短時間で遂行できるようにした内視鏡を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、操作部から挿入部にかけて形成された複数の処置具挿通用チャンネルを有した内視鏡において、上記操作部の本体の外面に、手で把持可能な把持部と、この把持部の位置を避けた領域に配置され、2以上の処置具挿通用チャンネルそれぞれに処置具を個別に挿入するための2つ以上の入り口と、この2つ以上の入り口の出口にそれぞれ設けられ、上記2以上の処置具挿通用チャンネルそれぞれに挿通した処置具の先端部をそれぞれ移動する処置具先端移動機構を別々の片手でそれぞれ別々に操作可能な2以上の処置具先端移動操作手段と、を設け、更に、上記各入り口は、該入り口をそれぞれ形成する筒体を備え、各入り口の筒体に該入り口に対応する前記処置具先端移動機構を操作する処置具先端移動操作手段の操作リングを設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に係る発明は、複数の処置具挿通用チャンネルの入り口を上記把持部よりも挿入部側に位置して配置し、上記処置具先端移動操作手段の操作部位置を上記挿入部側に位置した複数の入り口よりも更に挿入部側に位置して設けたものを含むことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡である。
【0012】
請求項3に係る発明は、複数の処置具挿通用チャンネルを有し、少なくとも一つの処置具挿通用チャンネルの入り口を、上記把持部よりも挿入部側に位置する上記本体の部分に配置し、上記少なくとも一つの処置具挿通用チャンネルに挿通した処置具を移動する処置具先端移動操作手段の操作部を上記入り口よりも更に挿入部側に位置して配置し、他の一つの処置具挿通用チャンネルの入り口を、上記把持部よりも手元側部分に位置する上記本体の部分に配置し、上記他の一つの処置具挿通用チャンネルに挿通した処置具を移動する処置具先端移動操作手段の操作部を、上記手元側部分に配置したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡である。
請求項4に係る発明は、各処置具挿通用チャンネルごとに、処置具先端移動機構と、これを操作する処置具先端移動操作手段と、を設け、各処置具挿通用チャンネルごとの処置具先端移動機構と処置具先端移動操作手段を連動させる手段を別々に独立して設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内視鏡である。
【0013】
従来の内視鏡のものよりも、体腔内で、複数の処置具先端の相対的な位置決めがし易く、かつ連携した操作がし易くした。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1ないし図3を参照して本発明の第1実施形態に係る内視鏡について説明する。
【0015】
(構成)
内視鏡1は挿入部2と操作部3を備えてなり、操作部3にはライトガイド等を組み込んだユニバーサルコード4が接続されている。挿入部2は可撓管部6と湾曲管部7と先端部8を一列に並べて連結して構成されている。挿入部2内には図示しないワイヤが挿通され、操作部3に備えられた湾曲操作ノブ9で回転する図示しない牽引手段のプーリに上記ワイヤを巻き取り、上記ワイヤを介して湾曲管部7を牽引操作し、これにより湾曲管部7を上下左右に湾曲して、挿入部2の先端部8の向きを選び、臓器の病変部などの目的部位に近づけることができるようになっている。
【0016】
挿入部2と操作部3からなる内視鏡本体内にはその挿入部2から操作部3にわたり複数、ここでは2本の処置具挿通用チャンネル(管路)が形成されている。処置具挿通用チャンネルの先端はいずれも先端部8の先端面11において開口する。この先端開口部は処置具挿通用チャンネルの出口12,13を構成し、出口12,13は術者から見て左右に位置するように配置されている。各出口12,13内にはそれぞれ後述する処置具先端移動機構の一例としての処置具起上台14,15が設けられている。
【0017】
処置具起上台14,15はいずれも先端部8の部材に枢着されており、処置具起上台14,15の回動先端には牽引ワイヤが連結されている。処置具起上台14,15はいずれも牽引ワイヤによって個別的に牽引されることによりそれぞれ牽引される量に応じて回動する。処置具起上台14,15は処置具挿通用チャンネルを通じて挿入された処置具の先端の突き出し方向を規制する機能を有した処置具先端移動機構を構成する。そして、牽引ワイヤを牽引することにより処置具起上台14,15が個別的に回動され、処置具挿通用チャンネルの出口12,13から突出した処置具の先端を移動させる。
【0018】
上記先端部8の先端面11には観察手段21と照明手段22、さらに観察手段21の表面に向けて開口する送気・送水ノズル23が設けられている。
【0019】
操作部3の手元部24の右側面には上記湾曲操作ノブ9が配置され、手元部24の前面には各種の流路スイッチ25が設けられている。手元部24の上端面部には各種の記録スイッチ26が設けられている。
【0020】
操作部3の把持部27の下側に位置した部位には前述した各処置具挿通用チャンネルの入り口18,19が術者から見て左右に並んで設けられている。入り口18,19は台部28の頂面に形成されている。入り口18,19にはそれぞれゴム製のシール用栓29,30が装着されている。
【0021】
処置具起上台14,15にそれぞれ連結された各牽引ワイヤは操作部3内に設けられた処置具先端移動操作手段によって牽引操作させられるが、一方の処置具先端移動操作手段は把持部27の下側に位置して配置される操作リング31によって構成され、他方の処置具先端移動操作手段は操作部3の手元部24に設けられた操作レバー32によって構成される。操作レバー32は湾曲操作ノブ9と同軸に配設されている。各処置具先端移動操作手段は各処置具挿通用チャンネルごとに独立して機能する。
【0022】
2つの処置具先端移動操作手段は把持部27の上下に離れて配置される。把持部27の下側に位置して配置される操作リング31は処置具挿通用チャンネルの入り口18,19よりも下側に位置して配置されている。
【0023】
湾曲操作ノブ9の根元に設けられた処置具起上用操作レバー32は図示しないリンク機構に連結され、このリンク機構は牽引ワイヤを牽引することにより術者が操作部3を見て右側に位置する処置具挿通用チャンネルの出口12に設けた処置具起上台14を回動操作する。また、把持部27の下側に離れて配置される操作リング31による処置具先端移動操作手段は牽引ワイヤを牽引することにより術者が操作部3を見て左側に位置する処置具挿通用チャンネルの出口13に設けた処置具起上台15を回動操作する。
【0024】
また、把持部27の下側に配置される、一方の処置具挿通用チャンネルの入り口19と、この入り口に対応して設けた処置具先端移動操作手段としての操作リング31の組については術者の平均的な手の平の大きさよりも小さい範囲の領域内に配設されている。
【0025】
次に、図2を参照して把持部27の下側に配置される操作リング31による処置具先端移動操作手段の具体的な構造について説明する。
【0026】
すなわち、操作部3の把持部27と同軸に配置された筒体41の内側には摺動リング42が嵌合され、この摺動リング42は把持部27の軸方向へ摺動自在に取り付けられている。摺動リング42には上記牽引ワイヤ43の基端に半田付けして取着されたワイヤ接続口金44が後述するカムピン45の一方のものを利用して連結されている。ワイヤ接続口金44は摺動リング42の前端部分に形成される肉厚部46に形成した接続孔47に嵌め込まれる。
【0027】
摺動リング42の前端に形成される肉厚部46には対向する2つの装着孔48が形成されている。各装着孔48には上記カムピン45がそれぞれ差し込まれる。一方の装着孔48は上記接続孔47の側方に位置してそれに連通するように形成されている。
【0028】
図3で示す如く、上記接続孔47に向く、カムピン45の内方端50は板状に形成され、これにはアーチ溝51が形成されており、アーチ溝51はワイヤ接続口金44の外周に形成した溝状の細径部52に嵌り込んで係合するようになっている。
【0029】
筒体41にはその軸方向に沿う一対の長孔53が対向位置して形成されている。各長孔53にはカムピン45が嵌め込まれている。カムピン45は長孔53に案内され、長孔53の長手方向に沿って移動できる。
【0030】
筒体41の外周にはカム穴リング55が被嵌されている。カム穴リング55には斜めに形成された螺旋状のカム溝56が一対、上下に対向して形成されている。各カム溝56には上記対応するカムピン45の頭部がそれぞれ嵌め込まれている。カム穴リング55の外周には上記操作リング31が被嵌され、上記操作リング31とカム穴リング55は一体に動くように固定されている。両者には固定的に係合し合うための突部54aと凹部54bが形成されている。
【0031】
カム穴リング55のカム溝56は操作リング31により閉塞され、カムピン45の抜けを規制するようになっている。つまり、カムピン45は装着孔48、長孔53およびカム溝56にわたり嵌め込まれた状態で、それらから外れないように装着されている。
【0032】
操作リング31はその両端が操作部3の外装部材57が突き当てられ、軸方向の移動が規制される。つまり、操作リング31は定位置で把持部27の軸回りにのみ回転するように取り付けられている。
【0033】
操作リング31の両端部内面と筒体41の間にはシール用Oリング48が介挿されている。操作リング31はシール用Oリング48による摩擦力で適度な摩擦力を受けながらスムーズに回転できると共に各位置に保持できる。この場合、操作リング31が右手の薬指と親指で回転可能であり、しかも、任意の位置で止まる締め付け率で取り付けられてある。操作リング31の外周面には滑り止め用の窪み59が形成されている。
【0034】
摺動リング42の内側には図示しないが、観察手段を構成する固体撮像素子の信号ケーブルや照明手段を構成するライトガイドガラスファイバーや送気・送水の管路用チューブや湾曲部牽引用のワイヤなどが挿通されている。
【0035】
(作用)
術者は、内視鏡1の操作部3における把持部27を手で把持しながら挿入部2を胃や腸などの臓器の体腔内に挿入し、挿入部2を適宜進退させると共に操作部3の湾曲操作ノブ9を回転操作して上記挿入部2の湾曲管部7を適宜上下左右に湾曲させることによって、臓器の病変部などの目的部位に挿入部2の先端部8を近づける。
【0036】
次に、把持部27の下方にある複数の処置具挿通用チャンネルの入り口18,19から処置具挿通用チャンネルに、例えば把持鉗子等の処置具60を挿入する。入り口18,19にはゴム製の栓29,30が装着されているので、処置具60を挿入していると否に拘わらず、入り口18,19からの漏れが起きない。
【0037】
そして、挿入部2の先端部8にある処置具挿通用チャンネルの出口12,13から鉗子等の処置具60を突き出し、先端開口部12,13にある処置具起上台14,15を操作して処置具60の向きを規制する。すなわち操作部3に設けた操作レバー32または操作リング31によって牽引ワイヤ16を牽引することにより処置具起上台14,15を回動し、体腔内の目的部位に処置具60の先端部を近づけ、処置具60により処置する。
【0038】
一方、その様子を観察手段21と照明手段22で観察し、必要に応じ、記録手段を作動する記録スイッチ26を操作して記録し、また、送気・送水ノズル23からの空気や水を観察手段21の窓に吹き付け、その窓を洗浄・乾燥する。
【0039】
図1で示す如く、湾曲操作ノブ9の根元に設けられた処置具起上用操作レバー32は把持部27を把持する左手の親指で操作し、把持部27の下側に位置する処置具起上用操作リング31については右手の親指と薬指で摘んで操作する。
【0040】
把持部27の下側に位置する処置具起上用操作リング31を回転させると、これと一緒にカム穴リング55が定位置で回転し、カム穴リング55のカム溝56に嵌め込まれたカムピン45が、筒体41の長孔53に沿って前後方向へ移動する。すると、カムピン45に連結された摺動リング42も前後に移動する。すると、ワイヤ接続口金44を介して摺動リング42に連結された牽引ワイヤ43が前後に移動し、牽引ワイヤ43を介して、術者が操作部3を見て左側に位置する処置具挿通用チャンネルの出口13に設けた処置具起上台15を牽引して起上する。処置具起上台15がその基部の軸を中心に回転して起上することにより、処置具60のシース部60aが屈曲し、処置具60の先端部60bの位置と向きを変える。
【0041】
また、処置具挿通用チャンネルの入り口18,19と、処置具先端移動操作手段の操作リング31が、術者の平均的な手の平の大きさよりも小さい範囲内に近接して配設したことにより、図4で示すように、右手の4本指を用いて、処置具60のシース部60aを進退させる操作と操作リング31を回転させる操作を同時に行なうことが可能である。このため、右側に位置する処置具60の先端部分の進退と左側に位置する処置具60の先端部分の起上動作を同時に行なうことができる。加えて、同時に操作レバー32を操作すれば、右側に位置する処置具60の上下動も可能である。つまり、2つの処置具60の連携動作により、処置能力が大幅に向上する。
【0042】
また、図4で示すように、右手で右側と左側の入り口18,19に挿入した各処置具60の進退操作を交互に行ないながら、操作レバー32を操作すれば、左側に位置する処置具60の進退と上下動に加えて、右側に位置する処置具60の進退と上下動を、中断なくほぼ同時にすることができる。
【0043】
(変形例)
処置具の種類は把持鉗子に限ったことではなく、高周波スネア、レーザー、電気メス、カテーテルなどでも良い。右側と左側の処置具起上台の操作方法を逆にしても良い。処置具起上台の動きを上下ではなく左右にしても斜めにしても良い。また、内視鏡の観察方向は直視に限らず、側視や斜視でも良い。
【0044】
[第2実施形態]
図5を参照して本発明の第2実施形態に係る内視鏡について説明する。
【0045】
(構成)
本実施形態では2つの処置具挿通用チャンネルの入り口18,19を把持部27の上下に離して一つづつ設けてある。また、操作部3の上方部位を把持部27としてあり、この把持部27は左手の片手で包み込んで持てるような大きさ、形状で、コンパクトに形成されている。上側の処置具挿通用チャンネルの入り口18に設けた栓29の高さは把持部27を把持する左手の人差し指と中指が届く範囲に設置してある。ユニバーサルコード4は操作部3の中央部横から突出するように設けられている。その他は前述した第1実施形態のものと同様である。
【0046】
(作用・効果)
本実施形態のものについての基本的な使用方法や効果は第1実施形態と略同じであるが、1本の処置具60は把持部27を把持する左手の人差し指と中指でシース60aが挟まれ、進退させられて先端部60bの位置が微調整されると共に、操作レバー32を同じ左手の親指で回転操作し、処置具起上台4を起上して処置具60の先端部を上下動させる。
【0047】
もう1本の処置具60は図4での場合と同様に右手の人指し指と薬指で処置具60のシース60aを挟み、処置具60を進退すると共に同じ右手の親指で操作リング31を回転し、片手で処置具60の進退と起上を行なう。
【0048】
以上の如く、処置具挿通用チャンネルの入り口とこの入り口に対応して設けた処置具先端移動操作手段との組を、術者の平均的な手の平の大きさよりも小さい範囲内に配設したから、右手と左手で2本の処置具60の進退と上下動の操作を同時に行なうことができる。
【0049】
[第3実施形態]
図6および図7を参照して本発明の第3実施形態に係る内視鏡について説明する。
【0050】
(構成)
本実施形態では、2つの処置具挿通用チャンネルの入り口18,19が、操作部3の上端面に突出した一対の筒体61,62によって形成され、入り口18,19は筒体61,62の上端に開口している。筒体61,62には筒状の挿通路口金63が内装されている。挿通路口金63の上端部には入り口18,19を封止する鉗子栓65,66を取り付けるフランジ64が形成されている。
【0051】
挿通路口金63は筒体61,62にねじ込み固定されると共に、挿通路口金63と筒体61,62の間にはシール用Oリング67が介装されている。挿通路口金63の内方端には処置具挿通用チャンネル用チューブ68が糸縛り接着により固定的に接続されている。
【0052】
筒体61,62には、操作リング31による処置具用処置具先端移動操作手段が設けられている。処置具挿通用チャンネルの入り口とこの入り口に対応して設けた処置具先端移動操作手段の組が術者の平均的な手の平の大きさよりも小さい範囲内に配設されている。
【0053】
この場合の処置具先端移動操作手段も第1の実施形態のものと同様にカム機構を利用して構成される。すなわち、筒体61,62の内側には、摺動リング42が摺動自在に取り付けられ、摺動リング42には牽引ワイヤが連結されている。摺動リング42には対向する位置に2つのカムピン45が差し込まれる。
【0054】
筒体61,62にはその軸方向に沿う一対の長孔53が形成されている。各長孔53には上記カムピン45が嵌め込まれている。カムピン45は長孔53に案内されて、その長孔53の長手方向に沿って移動できる。筒体61,62の外周にはカム穴リング55が被嵌されている。カム穴リング55には斜めに形成された螺旋状のカム溝56が一対に対向して形成されている。各カム溝56には対応するカムピン45の頭部がそれぞれ嵌め込まれている。カム穴リング55の外周には上記操作リング31が被嵌され、上記操作リング31とカム穴リング55は一体に動くように固定されている。
【0055】
筒体61,62と操作リング31はその間の両端がXリング69で水密にシールされている。
【0056】
また、筒体61,62は術者から見て左右に並べて配置され、2つの筒体61,62の高さは異なっている。左側の筒体61に比べて右側の筒体62の方が高い。
【0057】
図6で示すように、術者から見て、左右の筒体61,62の手前部分は斜面71として形成され、この斜面71には別に設けられたモーターユニットのモーターを操作する湾曲スイッチ72が設けられている。
【0058】
本例での湾曲操作は湾曲操作ワイヤを巻き取るプーリをモーターで駆動して湾曲操作ワイヤを牽引し、湾曲管部7を湾曲するようになっている。この牽引ワイヤはユニバーサルコード4内を通じて操作部3から挿入部2にわたり挿通されている。
【0059】
斜面71には湾曲スイッチ72の左右に位置して流路スイッチ25と記録スイッチ26が設けられている。
【0060】
(作用)
体腔内への挿入時は操作部3を左手で保持しながら行なう。挿入部2の先端部8を病変部位近くまで誘導する。病変部を処置する際は、ベッドサイドに備えられた、スコープホルダー75に操作部3を固定し、第1実施形態の場合と同様にして処置具先端移動操作手段を操作する。すなわち、操作リング31を回転すると、そのカム機構により処置具起上台14,15が回動し、挿通した処置具60のシース58aを屈曲し、先端部58bの向きを変える。併せて、処置具60を進退して位置を合わせる。
【0061】
(効果)
本実施形態では栓65,66のすぐ下に操作リング31が位置するので、処置具60の進退と上下動を同時にし易い。操作部3を手で保持しないので、処置具60を操作する左手の自由度があり、進退と上下の同時操作もし易い。また、入り口18,19の高さが異なるので、左指と右指が干渉し難い。両手を用いて、処置ができるので、2本の処置具60を連携して用いる微細な処置に適する。シールに摺動抵抗の少ないXリング69を用いているので、操作リング31の回転力量が少なくて済み操作し易い、処置具挿通用チャンネルを略真っ直ぐにできるので、処置具60の挿通抵抗が少なく、微調整しやすい。
【0062】
(変形例)
筒体61,62を突出させる位置は操作部3の上面に限らなくても良く、把持部27よりも下方で斜めに突出させて設けても良い。処置具屈曲操作機構は2つ重ねにして、屈曲台の代わりに、ボールジョイントの中央に処置具挿通用チャンネルを設け、2本の牽引ワイヤを用いて、上下左右の2方向に処置具を屈曲できるようにしてもよい。
【0063】
本発明は上記実施形態のものに限定されるものではない。また、上記説明によれば以下の付記に挙げる各項およびそれらの項を任意に組み合わせたものが得られる。
【0064】
〔付記〕
1.処置具挿通用チャンネルの入り口とこの入り口に対応して設けた処置具先端移動操作手段の組のうち、少なくとも一組のものを、術者の平均的な手の平の大きさよりも小さい範囲内に配設したことを特徴とする内視鏡。
【0065】
2.処置具挿通用チャンネルの入り口とこの入り口に対応した処置具先端移動操作手段との組のうち少なくとも一組のものを近接して操作部の上方部位に配置して設けたことを特徴とする付記1に記載の内視鏡。
【0066】
3.処置具挿通用チャンネルの入り口とこの入り口に対応して設けた処置具先端移動操作手段とからなる、複数の組を、異なる高さに配置したことを特徴とする付記1に記載の内視鏡。
【0067】
4.複数の処置具先端移動操作手段を、操作者の左右の手で操作する際に各手の指が互いに干渉しない位置に配置したことを特徴とする付記1の内視鏡。
【0068】
5.処置具挿通用チャンネルの入り口と処置具先端移動操作手段とからなる複数の組を、操作部の上部に左右に並べて配置すると共に入り口の左右の位置と、複数の処置具挿通用チャンネルを通じて導入される処置具の内視鏡画像上の左右位置との関係を一致させたことを特徴とする付記1の内視鏡。
【0069】
6.処置具挿通用チャンネルの入り口とこの入り口に対応して設けた処置具先端移動操作手段の組の少なくとも一つの組を操作部の把持部より上方に位置し、かつ入り口の下方に近接してその入り口に対応した処置具先端移動操作手段を設けると共に、他の処置具挿通用チャンネルの入り口とこの入り口に対応して設けた処置具先端移動操作手段の組の少なくとも一つを操作部の把持部より下方に位置し、かつ入り口の下方に近接してその入り口に対応した処置具先端移動操作手段を設けたことを特徴とする付記1に記載の内視鏡。
【0070】
7.複数の処置具先端移動操作手段のうち少なくとも一つを、内部にカム機構を有する回転操作機構としたことを特徴とする付記1に記載の内視鏡。
【0071】
8.複数の処置具先端移動操作手段は、少なくとも2種類以上の異なる機構からなることを特徴とする付記1に記載の内視鏡。
【0072】
9.複数設けられた処置具先端移動操作手段の回転操作部の少なくとも一つは、指の当接部に複数の窪みを設けた筒体からなることを特徴とする付記1に記載の内視鏡。
【0073】
10.複数設けられた処置具先端移動操作手段の回転操作部の少なくとも一つは、指の当接部に複数の突起を突出させた筒体からなることを特徴とする付記1に記載の内視鏡。
【0074】
11.複数設けられた処置具先端移動操作手段のうち、2つを上下に重ねて配置したことを特徴とする付記1に記載の内視鏡。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、体腔内で、複数の処置具を同時または交互に進退と屈曲操作をしながらそれぞれの先端を独立して動かしたり、連動して動かしたり、同時に連携して動かすことが可能である。
【0076】
複数の処置具先端の位置移動が術者一人の操作により可能であり、体腔内での微細な手術を、いわば両手を用いてするような感覚で行なうことが可能となる。
【0077】
たとえば、2つの処置具の屈曲方向を横方向に並べれば、片方の処置具からもう片方の処置具への針糸の受け渡しが確実に中断することなく行なうことができるので、隆起した部位の縫合が安全且つ確実にできる。
片方の処置具で粘膜を引き上げながら片方の処置具で引き上げた粘膜のふもとを切開することができる。
高周波メスなどの切開のために処置具先端のコントロールが中断することなくがなく正確であるので、切開のし過ぎや穿孔などの事故が起こり難い。
従来よりも、短時間の処置ができるので、術者の疲労が低減できる。
処置具先端の移動のコントロールが従来よりも簡単にでき、いらいらしないので術者の精神的な疲労も低減できる。また、従来よりも短時間での処置が可能となり、患者の負担が低減できる。
多くの術者の利き手である右手でも処置具先端の動きの微調整ができるので精度が高く疲れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る内視鏡全体の使用状態での斜視図。
【図2】同じく第1実施形態に係る内視鏡の処置具先端移動操作部の縦断面図。
【図3】同じく第1実施形態に係る内視鏡の処置具先端移動操作部におけるカムピンとワイヤ接続口金の係合関係部分を示す斜視図。
【図4】同じく第1実施形態に係る内視鏡の使用状態を示す斜視図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る内視鏡の使用状態での操作部の斜視図。
【図6】本発明の第3実施形態に係る内視鏡の使用状態での操作部の斜視図。
【図7】同じく第3実施形態に係る内視鏡の処置具先端移動操作部の縦断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…挿入部、3…操作部、
12,13…出口、14,15…処置具起上台、
18,19…処置具挿通用チャンネルの入り口、
27…把持部、31…操作リング、32…操作レバー。
Claims (4)
- 操作部から挿入部にかけて形成された複数の処置具挿通用チャンネルを有した内視鏡において、
上記操作部の本体の外面に、手で把持可能な把持部と、この把持部の位置を避けた領域に配置され、2以上の処置具挿通用チャンネルそれぞれに処置具を個別に挿入するための2つ以上の入り口と、この2つ以上の入り口の出口にそれぞれ設けられ、上記2以上の処置具挿通用チャンネルそれぞれに挿通した処置具の先端部をそれぞれ移動する処置具先端移動機構を別々の片手でそれぞれ別々に操作可能な2以上の処置具先端移動操作手段と、を設け、
更に、上記各入り口は、該入り口をそれぞれ形成する筒体を備え、各入り口の筒体に、該入り口に対応する前記処置具先端移動機構を操作する処置具先端移動操作手段の操作リングを設けたことを特徴とする内視鏡。 - 複数の処置具挿通用チャンネルの入り口を上記把持部よりも挿入部側に位置して配置し、上記処置具先端移動操作手段の操作部位置を上記挿入部側に位置した複数の入り口よりも更に挿入部側に位置して設けたものを含むことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
- 複数の処置具挿通用チャンネルを有し、
少なくとも一つの処置具挿通用チャンネルの入り口を、上記把持部よりも挿入部側に位置する上記本体の部分に配置し、上記少なくとも一つの処置具挿通用チャンネルに挿通した処置具を移動する処置具先端移動操作手段の操作部を上記入り口よりも更に挿入部側に位置して配置し、
他の一つの処置具挿通用チャンネルの入り口を、上記把持部よりも手元側部分に位置する上記本体の部分に配置し、上記他の一つの処置具挿通用チャンネルに挿通した処置具を移動する処置具先端移動操作手段の操作部を、上記手元側部分に配置したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。 - 各処置具挿通用チャンネルごとに、処置具先端移動機構と、これを操作する処置具先端移動操作手段と、を設け、各処置具挿通用チャンネルごとの処置具先端移動機構と処置具先端移動操作手段を連動させる手段を別々に独立して設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内視鏡。
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