JP4514544B2 - 露光装置の焦点調整方法及び該方法により露光装置の焦点調整を行う画像形成装置 - Google Patents

露光装置の焦点調整方法及び該方法により露光装置の焦点調整を行う画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特に帯電させた感光体を露光する露光装置の焦点調整に関するものである。
従来の画像形成装置の画像形成過程を図11を用いて説明する。図11はタンデム式のカラー画像形成装置の構成を示す概略図であり、カラー画像形成装置本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送ベルト8の上流側(図11では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各画像形成部に隣接して移動する搬送ベルト8によって担持・搬送される転写紙6上に転写され、さらに、定着部7において転写紙6上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図11において時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び上方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電装置2a、2b、2c及び2dと、感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光するLEDヘッド17a、17b、17c及び17dと、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像器3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。
先ず、帯電装置2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いでLEDヘッド17a〜17dによって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、LEDヘッド17a〜17dからの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
トナー像が転写される転写紙6は、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ13a及びレジストローラ13bを介して搬送ベルト8上へ供給され、各感光体ドラム1a〜1dの位置へと搬送される。搬送ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
搬送ベルト8は、上流側の搬送ローラ10と、下流側の駆動ローラ11とに掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い搬送ベルト8が反時計回りに回転を開始すると、転写紙6がレジストローラ13bから搬送ベルトの最上流側に設けられた吸着ローラ14を介して搬送ベルト8上へ搬送される。吸着ローラ14には所定の電圧が印加されており、転写紙6を静電吸着力により搬送ベルト8上に保持する。このとき画像書き出し信号がONとなり、所定のタイミングにより最上流の感光体ドラム1a上に画像形成を行う。そして、感光体ドラム1aの下部において、所定の転写電圧が印加された転写ローラ4aで電界付与することにより、感光体ドラム1a上のシアンのトナー像が転写紙6上に転写される。その後、この転写紙6は次の画像形成部Pbに搬送され、上記と同様に、今度は感光体ドラム1bによってマゼンタのトナー像が転写される。
以下、上述と同様の方法により、感光体ドラム1c及び1dによってそれぞれイエロー及びブラックのトナー像が転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために転写紙6に対し予め定められた所定の位置関係をもって形成される。4b、4c及び4dは感光体ドラム1b〜1dの下部に位置する転写ローラである。4色のトナー像が転写された転写紙6は、搬送ベルト8から離脱し、定着部7へと搬送される。また、トナー像が転写された後の感光体ドラム1a〜1dは、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、その表面に残留したトナーが各クリーニング部5a〜5dにより除去される。
搬送ベルト8から定着部7に搬送された転写紙6は、定着ローラ18により加熱及び加圧されてトナー像が転写紙6の表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙6は、その後排出ローラ19によって装置本体外に排出される。
このような画像形成装置では、良好な画像を形成するため露光装置の焦点を感光体ドラム上に正確に合わせておく必要がある。特に露光装置がLEDヘッドの場合、焦点深度が非常に小さく、例えば解像度が600dpiの画像形成装置では±50μm程度であるため、これを部品の寸法精度で達成することは困難であった。従来、この焦点調整は露光装置を移動させることにより行うのが一般的であるが、合焦状態であるか否かは、感光体上に所定のテストパターンの露光を行い、これを現像して得られる画像を作業者がルーペ等を用いて観察し、エッジの立ち上がりや重なり、隣接パターンとの間隔等から判断していた。
図11の画像形成部PaにおけるLEDヘッド周辺の概略構成を図12に示す。LEDヘッド17aと感光体ドラム1aとの距離は調整用ネジ20により調整される。即ち、作業者はLEDヘッドが合焦状態となるまでテストパターン画像の出力及び調整用ネジ20による調整を繰り返し行う必要があり、これは他のLEDヘッド17b〜17dについても同様である。しかし、このような焦点調整作業は作業効率も低く繁雑であった。
そこで、露光装置の焦点調整を効率良く且つ正確に行う方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、露光装置の合焦状態が判りやすいテストパターン画像を出力し、出力画像の濃度が最小となる点を肉眼で観察して焦点調整を行う方法が開示されている。また、特許文献2には、テストパターン画像を多数のドットで構成し、その濃度のピーク位置を濃度検知手段を用いて判断し焦点調整を行う方法が開示されている。
しかしながら、人間の眼はなだらかな濃度変化を検知することが困難であり、特許文献1のような方法を用いても露光装置の焦点距離を正確に調整することは非常に困難な作業であった。また、特許文献2のように濃度検知手段を用いる場合であっても、焦点距離を正確に調整するためにはテストパターン画像の濃度変化を明瞭にしておく必要があった。
特開平7−270673号公報 特開平10−104896号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、露光装置の焦点調整を効率良く且つ正確に行うことのできる焦点調整方法及び該方法により焦点調整を行う画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、感光体と、該感光体を帯電させる帯電装置と、前記帯電装置により帯電された前記感光体表面に光照射を行い静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、前記露光装置と前記感光体との距離を調整する焦点調整手段と、を備えた画像形成装置に用いられ、前記焦点調整手段を用いて前記感光体上における前記露光装置の焦点を調整する露光装置の焦点調整方法において、前記露光装置は、前記露光装置が略合焦状態に近づくにつれて前記現像装置により現像されたトナー像が高濃度となる第1パターンと、前記露光装置が略合焦状態にないとき前記トナー像が前記第1パターンと同程度の濃度であり、且つ略合焦状態に近づくにつれて前記第1パターンとの濃度差が大きくなる第2パターンとを含む複数のテストパターンの静電潜像を前記感光体上に形成するとともに、前記焦点調整手段を用いて、前記現像装置により現像された前記第1パターン及び前記第2パターンの印刷濃度差が最大となる位置に前記露光装置を配置ることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の焦点調整方法において、前記テストパターンは、前記焦点調整手段により前記露光装置と前記感光体との距離を段階的に変化させながら連続して形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の焦点調整方法において、前記テストパターンは、少なくとも前記露光装置から前記感光体までの距離が同一である各段階においては隣接して形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の焦点調整方法において、前記第1パターンは、略合焦状態のときにのみ現像可能なドットを含む複数種類のドットで構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の焦点調整方法において、前記第1パターンは、略合焦状態のときにのみ現像可能なドットを前記第2パターンに追加して構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の焦点調整方法を用いて露光装置の焦点調整を行う画像形成装置であって、前記第1パターン及び前記第2パターンの印刷濃度差を検知する検知手段を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記検知手段は、反射式検知センサであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の焦点調整方法を用いて露光装置の焦点調整を行う画像形成装置であって、原稿画像を読み取るとともに、用紙上に転写された前記第1パターン及び前記第2パターンの印刷濃度差を検知可能な画像読取手段を備えたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記焦点調整手段の動作を制御する制御手段を備え、前記第1パターン及び前記第2パターンの印刷濃度差に基づいて前記露光装置の焦点位置を自動調整することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、露光装置が略合焦状態に近づくにつれて現像装置により現像されたトナー像が高濃度となる第1パターンと、露光装置が略合焦状態にないときトナー像が第1パターンと同程度の濃度であり、且つ略合焦状態に近づくにつれて第1パターンとの濃度差が大きくなる第2パターンの印刷濃度差が最大となる位置に露光装置を配置するため、露光装置が合焦状態であるか否かの判断を肉眼でも容易に行うことができ、正確な焦点調整が可能となるとともに焦点調整の作業効率も向上する
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の焦点調整方法において、焦点調整手段により露光装置と感光体との距離を段階的に変化させながらテストパターンを連続して形成することにより、焦点調整作業をより効率良く行うことができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の焦点調整方法において、少なくとも露光装置から感光体までの距離が同一である各段階においてはテストパターンを隣接して形成することにより、テストパターンが転写されるベルト表面状態の変化による微小なノイズの影響を受にくくなり、正確な濃度差が検知できる。また、肉眼による判断の場合、濃度差の大小がより明確に判断可能となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の焦点調整方法において、第1パターンを略合焦状態のときにのみ現像可能なドットを含む複数種類のドットで構成することにより、露光装置が略合焦状態であるか否かにより第1パターンの濃度が明瞭に変化するため、焦点調整作業を正確且つ効率的に行うことができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第4の構成の焦点調整方法において、略合焦状態のときにのみ現像可能なドットを第2パターンに追加して第1パターンを構成することにより、略合焦状態における第1パターンと第2パターンの濃度差が一層顕著なものとなり、より容易且つ確実な焦点調整が可能となる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の焦点調整方法を用いて露光装置の焦点調整を行う画像形成装置において、第1パターン及び第2パターンの印刷濃度差を検知する検知手段を設けたことにより、露光装置の合焦状態を肉眼で判断する場合に比べて焦点調整作業がより正確且つ効率的となる画像形成装置を提供できる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第6の構成の画像形成装置において、検知手段を微妙な濃度差を検知できる反射式検知センサとしたことにより、第1パターン及び第2パターンの印刷濃度差が最大となる位置を一層正確に判断可能となる。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の焦点調整方法を用いて露光装置の焦点調整を行う画像形成装置において、原稿画像を読み取るスキャナ等の画像読取手段と、用紙上に転写されたテストパターンを読み取り第1パターン及び第2パターンの印刷濃度差を検知する検知手段とを兼用とすることにより、焦点調整のために別途検知手段を設ける必要がなくなり、部品点数の低減及び画像形成装置の低コスト化にも貢献する。
また、本発明の第9の構成によれば、上記第6乃至第8のいずれかの構成の画像形成装置において、焦点調整手段の動作を制御する制御手段を備え、第1パターン及び第2パターンの印刷濃度差に基づいて露光装置の焦点位置を自動調整することにより、手作業による焦点調整に比べ迅速且つ確実に焦点調整が可能な画像形成装置となる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。従来例の図11と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、搬送ベルト8を駆動する駆動ローラ11近傍に、搬送ベルト8上に形成されるテストパターン画像の印刷濃度を検知する検知手段22が設けられている。
図2は、第1実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。図2において、画像形成装置21は、検知手段22、焦点調整手段23、画像読取手段24、画像形成手段25、制御手段26、操作部27及び記憶手段28を備えている。以下、図1及び図2を参照しながら本実施形態の画像形成装置各部について詳述する。
検知手段22は、後述する画像形成手段25で形成されたテストパターン画像の濃度を検知する。検知手段22としては、テストパターン画像の濃度差を正確に検知可能な高感度の光センサが使用され、特に、LED等から成る発光部とCCD素子等から成る受光部とを備え、発光部からのスポット光を対象物に照射し、対象物からの反射光を受光部で検知する反射式検知センサが好適である。反射式検知センサの動作原理は、光の正反射と乱反射の関係を利用したものであり、反射光に含まれるP波(Primary wave)とS波(Secondary wave)の割合によって対象物の濃度及び光沢を計測する。CCD素子上に結像される光の量及び位置により画像を計測するラインセンサ等に比べ、より微妙な濃度差の測定が可能となる。なお、検知手段22の配置は図1の位置に限られるものではなく、他の位置に配置してもよい。
焦点調整手段23は、露光装置であるLEDヘッド17a〜17dと感光体ドラム1a〜1dとの距離を変化させることによりLEDヘッド17a〜17dの焦点距離の調整を行う。なお、ここでは焦点調整手段23は、調整用ネジ20(図12参照)及び図示しない駆動手段から構成されているものとする。駆動手段としては、従来公知の各種モータ類が使用可能であるが、例えば一定周期の駆動波形で駆動することにより容易に駆動量の管理が可能なステッピングモータを用いることにより、調整用ネジ20の調整量を容易且つ確実に制御可能となる。
画像読取手段24は、写真やイラスト等の原稿画像を読み取るスキャナ等から成る。画像形成手段25は、図1の画像形成部Pa〜Pd、転写ローラ4a〜4d、定着部7等から構成され、画像読取手段24により読み取られた原稿画像データに基づいて転写紙上に画像形成を行う。また、画像形成手段25は搬送ベルト8上へのテストパターン画像形成も行う。
制御手段26は、テストパターン画像形成時における焦点調整手段23の動作を制御するとともに、検知手段22により検知されたテストパターン画像の濃度に基づいて焦点調整手段23を駆動させ、LEDヘッドの焦点位置の調整を行う。また、制御手段26は操作部27からの信号に基づき画像読取手段24、画像形成手段25等の画像形成装置各部の動作も制御する。操作部27は、ユーザが装置の機能や印刷条件等の設定を行う操作キーと、設定条件や装置の状態等を表示する表示部(いずれも図示せず)とから構成される。記憶手段28は、制御手段26により用いられる画像形成装置各部の制御プログラムを記憶する他、LEDヘッドの焦点位置調整のために形成されるテストパターン画像のデータも記憶される。
LEDヘッドの焦点調整に用いるテストパターンの一例を図3に示す。本発明においては、二種類のテストパターンを形成し、双方のテストパターンの濃度差により正確な焦点位置を決定する点を特徴とするものである。図3(a)は1ドット部分30a及び3ドット部分30bから構成されたテストパターン(以下、第1パターンという)30、図3(b)は第1パターンの3ドット部分30bのみから成るテストパターン(以下、第2パターンという)31である。ここで、第1パターン30の1ドット部分30aは、LEDヘッドが略合焦状態のときのみ現像されるレベルとなっており、そのレベルは露光光量や発光時間により調整される。
図4は、図3に示すテストパターンの1ドット部分30aにおけるドット径と露光エネルギーとの関係を示すグラフである。LEDヘッドが略合焦状態の場合、図4(a)に示すように露光エネルギーEは現像開始閾値Dを超えているためドットとして現像される。一方、LEDヘッドの焦点が感光体ドラム上からずれている場合、ドット径が大きくなり、図4(b)に示すように露光エネルギーEは現像開始閾値Dより低下するため全く現像されなくなる。
図5は、図3に示すテストパターンの3ドット部分30bにおけるドット径と露光エネルギーとの関係を示すグラフである。3ドット部分30bにおいては、図5(b)に示すように、LEDヘッドの焦点が感光体ドラム上からずれている場合であっても露光エネルギーEは現像開始閾値Dを超えているため、LEDヘッドが略合焦状態であるか否かに係わらずドットとして現像される。
従って、第1パターン30及び第2パターン31をテストパターンとして用いた場合、LEDヘッドの焦点が感光体ドラム上からずれている場合は、第1パターン30の1ドット部分30aが現像されないため、第1パターン30及び第2パターン31の3ドット部分30bのみが現像され、両パターンは同じ濃度として検知される。そして、合焦位置に近づくにつれて1ドット部分30aの露光エネルギーEのピークが上昇し、現像開始閾値Dを超えてドットとして現像されるようになるため、第1パターン30の濃度が濃くなり、第2パターン31との濃度差が急に大きくなる。
特に、第1パターン30及び第2パターン31を隣接して形成しておけば、両パターンの濃度差が明確となり合焦状態をより正確に判断することができる。なお、第1パターン30及び第2パターン31は、上述した原理によりLEDヘッドが合焦状態にあるとき濃度差が最大となるものであれば図3に示したパターンに限られるものではなく、例えば異なる大きさのドットを3種類以上含むものであってもよい。
実際の焦点調整方法としては、LEDヘッドを合焦位置から外れた位置に配置しておき、焦点調整手段23により合焦方向に所定量ずつ順次移動させる毎に第1パターン30及び第2パターン31から成る二種類のテストパターン画像の形成を行う。次に、検知手段22により検知されたテストパターン画像の濃度データを制御手段26に送信する。制御手段26は送信されたデータに基づきLEDヘッドの位置毎の第1パターン30及び第2パターン31の濃度差を判断する。そして濃度差が最大となった位置をLEDヘッドの合焦位置とする。これにより、LEDヘッドの焦点位置を自動調整することが可能となる。
なお、本実施形態では検知手段22によりテストパターン画像の濃度を検知することとしたが、本発明の二種類のテストパターン画像を用いることにより、肉眼においても濃度差を明確に判断することができるため、検知手段22を用いずに目視により合焦状態を判定する構成としてもよい。また、ここでは制御手段26により焦点調整手段23の動作を自動制御しているが、テストパターン画像の濃度差に応じてLEDヘッドの位置を手動で調整することもできる。例えば焦点調整手段23が図12のような調整用ネジ20である場合、調整用ネジ20をドライバー等により所定量回転させて、LEDヘッドの合焦位置、即ち検知手段22或いは目視による観察で二種類のテストパターンの濃度差が最大となる位置に露光装置を配置する。
また、第1パターン30及び第2パターン31以外のパターンを含む三種類以上のテストパターンを形成することもできる。例えば、1ドット部分30aよりも焦点がずれた状態で現像開始閾値Dを超えるようなドット部分を含む第3パターンを同時に形成しておくことにより、LEDヘッドの大まかな合焦位置を第3パターンの濃度変化に基づいて手早く把握することができる。
テストパターン画像を形成する様子を図6に示す。ここでは説明の便宜のため、イエロー画像を形成するLEDヘッド17c及び感光体ドラム1cについてのみ記載し、他は記載を省略しているが、LEDヘッド17a、17b、17d及び感光体ドラム1a、1b、1dについても全く同様に説明される。図6において、LEDヘッド17cは、両端部に設けられた焦点調整手段23(図示せず)により感光体ドラム1cの表面までの距離を順次変化させながら感光体ドラム1c上を露光し、感光体ドラム1c表面にテストパターンの静電潜像を形成する。
形成された静電潜像は現像装置3c(図1参照)によりトナー像に現像され、転写ローラ4cにより搬送ベルト8上に転写されて図3に示したような第1パターン30及び第2パターン31を形成する。搬送ベルト8は表面が平滑且つ均一であるため、トナー画像が積層された際の光の散乱及び反射が明確となり、特に検知手段として反射式検知センサを用いた場合の濃度検知が容易となる。このため、テストパターン画像は通常図6のように搬送ベルト8上に直接形成される。
なお、テストパターン画像は搬送ベルト8上の他の位置に形成することも可能であるが、LEDヘッドの焦点位置調整は通常両端部において行われるため、この例のように焦点調整手段23の設けられた搬送ベルト8の両端部近傍に形成することが好ましい。また、搬送ベルト8上でのテストパターン画像形成位置が離れると、ベルト表面状態の変化による微小なノイズの影響を受けやすくなり、正確な濃度差が検知できないおそれが生じる。そのため、各焦点位置において形成される第1パターン30及び第2パターン31はなるべく近づけて形成するのが望ましく、隣接して形成するのがより好ましい。検知手段22による濃度検知が終了した後、テストパターン画像は所定のクリーニング方法により搬送ベルト8上から除去される。
図7は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図2と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、検知手段22を設けずに、転写紙上に出力されたテストパターン画像の濃度を画像読取手段24により読み取る構成としている。これにより、検知手段を別途設けずに画像読取手段24と兼用することができ、画像形成装置の構造の簡素化及び低コスト化にも貢献する。
画像読取手段によりテストパターン画像の濃度を検知する様子を図8に示す。図8(a)は転写紙上に出力されたテストパターン画像を画像読取手段24上に載置した状態を示す平面図であり、図8(b)は図8(a)の矢印A方向から見た側面図である。画像読取手段24のコンタクトガラス32上には、複数の第1パターン30及び第2パターン31が転写された転写紙6が転写面(画像面)を下向きにして載置されている。
この状態で図示しない原稿押さえ(プラテン)を閉じ、通常の原稿画像読み取りと同様の操作を行うことにより、LEDヘッドの焦点位置を変化させて段階的に形成された第1パターン30及び第2パターン31の濃度差を検知し、濃度差が最大となるLEDヘッドの焦点位置を決定する。そして、焦点調整手段23によりLEDヘッドを決定された位置に移動させて合焦位置に調整する。
33は、転写紙6上に形成されたテストパターン画像とLEDヘッドの焦点位置との位置関係を決定する位置決めパッチであり、例えばLEDヘッドが初期位置にあるときのテストパターン画像と同時に形成される。これにより、濃度差が最大となるテストパターン画像が初期位置から何番目の位置にあるかを容易に判断することができ、LEDヘッドの合焦位置を迅速且つ確実に決定できる。また、例えばタンデム式のカラー画像形成装置の場合、この位置決めパッチ33を色毎に異なる個数或いは形状としておけば、焦点調整が行われるLEDヘッドの誤認のおそれがなくなる。
次に、本発明の画像形成装置の動作について説明する。図9は、第1実施形態の画像形成装置におけるLEDヘッドの焦点調整手順を示すフローチャートである。図1、図2を参照しながら、図9のステップに従いLEDヘッドの焦点位置調整操作について説明する。なお、ここではシアン画像を形成するLEDヘッド17aについて焦点位置調整を行うことととするが、LEDヘッド17c〜17dについても全く同様に説明される。この操作手順では、操作部27の操作によりLEDヘッド17aの焦点調整モードが選択されると、先ず、焦点調整手段23によりLEDヘッド17aを初期位置z0に移動する(ステップS1)。初期位置z0は、通常LEDヘッド17aが感光体ドラム1aから最も離れた位置、或いは感光体ドラム1aに最も接近した位置に設定される。
次に、焦点調整手段23によりLEDヘッド17aの位置をz0から所定量nΔzだけ合焦方向に移動させたznとする(ステップS2)。ここで、合焦方向は初期位置z0を感光体ドラム1aから最も離れた位置としたときはLEDヘッド17aが感光体ドラム1aに近づく方向となり、感光体ドラム1aに最も接近した位置としたときはLEDヘッド17aが感光体ドラム1aから遠ざかる方向となる。
また、nは0以上の整数であるため、以下のステップにおいてLEDヘッド17aの初期位置はz0となり、z0の次に移動するLEDヘッド17aの位置はz0からΔzだけ移動したz1となる。そして、LEDヘッド17aで感光体ドラム1aを露光して感光体ドラム1a上に第1パターン30及び第2パターン31から成る二種類のテストパターン画像の潜像を形成する(ステップS3)。さらに、形成された潜像を現像装置3aによりトナー像に現像し(ステップS4)、転写ローラ4aにより搬送ベルト8上にテストパターン画像が転写される(ステップS5)。
次いで、搬送ベルト8上の第1パターン30及び第2パターン31の濃度差cnが検知手段22により検知され(ステップS6)、制御手段26に送信される。制御手段26は、送信されてきた濃度差cnを1つ前に検知された濃度差cn−1と比較し、cn−1がcnよりも大きいか否かを判断する(ステップS7)。なお、n=0の場合、1つ前に検知された濃度差は存在しないため判断は行われない。
cnが最大となるLEDヘッド17aの合焦位置は、初期位置z0から最大移動位置zmaxまでの間に必ず1箇所存在するため、ステップS7においてcn−1>cnと判断された場合は、cn−1が最大濃度差となる。一方、ステップS7においてcn−1≦cnと判断された場合は、この時点でcnが最大濃度差であると判断できないため、次にLEDヘッド17aの位置znが最大移動位置zmaxであるか否かが判断され(ステップS8)、zn<zmaxであるときはステップS2に戻り、LEDヘッド17aをさらにΔzだけ合焦方向に移動させてテストパターン画像形成、濃度差検知を繰り返す(ステップS3〜S7)。
ステップS8においてzn=zmaxであり、何らかの原因によりLEDヘッド17aが最大移動位置zmaxに到達するまでに合焦位置を決定できなかったときは、ステップS1に戻り再度LEDヘッド17aを初期位置z0に移動させ、上述した処理を繰り返す(ステップS2〜S7)。
ステップS7においてcn−1が最大濃度差と判断された場合は、zn−1がLEDヘッド17aの合焦位置として決定される(ステップS9)。そして、焦点調整手段23によりLEDヘッド17aをzn−1の位置まで移動させる(ステップS10)。最後に、搬送ベルト8上のテストパターン画像がクリーニング手段により除去され(ステップS11)、処理を終了する。
LEDヘッド17aの移動量Δzを小さくするほど焦点位置調整の精度は高くなる反面、焦点調整に要する時間は長くなるため、Δzは焦点位置調整に要求される精度やLEDヘッド17aから感光体ドラム1aまでの最大距離等に応じて適宜設定される。また、ここでは濃度差検知及び焦点位置調整を自動で行う場合について説明したが、濃度差検知及び焦点位置調整のいずれか一方、若しくは両方を作業者により目視或いは手動で行う構成としてもよい。
図10は、本発明の画像形成装置におけるLEDヘッドの焦点調整手順の他の例を示すフローチャートである。この例では、画像読取手段によりテストパターン画像の濃度差を検知する第2実施形態の画像形成装置を用いて焦点調整操作を行うものとし、図7、図8を参照しながら、図10のステップに従いLEDヘッドの焦点位置調整操作について説明する。なお、ここでも図9と同様に、シアン画像を形成するLEDヘッド17aについて焦点位置調整を行うものとする。
この操作手順では、ステップS1〜S4までは図9の手順と同様である。即ち、LEDヘッド17aの焦点調整モードが選択されると、先ず、焦点調整手段23によりLEDヘッド17aが初期位置z0に移動し(ステップS1)、次にLEDヘッド17aの位置をz0から所定量nΔzだけ合焦方向に移動させたznとする(ステップS2)。そして、LEDヘッド17aで感光体ドラム1aを露光して感光体ドラム1a上に第1パターン30及び第2パターン31から成る二種類のテストパターン画像の潜像を形成し(ステップS3)、形成された潜像を現像装置3aによりトナー像に現像される(ステップS4)。
現像されたテストパターン画像は、転写ローラ4aにより搬送ベルト8ではなく転写紙6上に転写される(ステップS5)。次いで、LEDヘッド17aの位置znが最大移動位置zmaxであるか否かが判断され(ステップS6)、zn<zmaxである場合はステップS2に戻り、znがzmaxに到達するまで上記動作を繰り返す(ステップS2〜S5)。ステップS6においてzn=zmaxである場合は、LEDヘッド17aはzmaxにあるため次のステップへ進む。これにより、z0からzmaxまでの各段階における第1パターン30及び第2パターン31の画像が転写紙6上に形成される。
次に、テストパターン画像が形成された転写紙を画像読取手段24上に載置し、図8に示したような方法で各段階における二種類のテストパターン画像の濃度差を検知する(ステップS7)。そして、濃度差が最大となる段階を合焦位置として決定する(ステップS8)。最後に、焦点調整手段23によりLEDヘッド17aを合焦位置まで移動させ(ステップS10)、処理を終了する。
LEDヘッド17aの移動量Δzは、図9の場合と同様に焦点位置調整に要求される精度やLEDヘッド17aから感光体ドラム1aまでの最大距離等に応じて適宜設定される。例えばLEDヘッド17aから感光体ドラム1aまでの最大距離が4mmであるとき、テストパターン画像を5段階に形成する場合はΔz=0.8mmとなり、10段階に形成する場合はΔz=0.4mmとなる。
また、図10に示した焦点調整手順を第1実施形態の画像形成装置に適用することもできる。その場合、ステップS5においてテストパターン画像は搬送ベルト8上に転写されることとなり、LEDヘッド17aを合焦位置まで移動させるステップS10の後にテストパターン画像の除去動作(図9のステップS11)を行うこととなる。なお、図9の場合と同様に濃度差検知及び焦点位置調整のいずれか一方、若しくは両方を作業者により目視或いは手動で行うことも可能である。
上述したLEDヘッドの焦点調整動作は、画像形成装置の組立て作業時に作業者により行われる他、ユーザの元での装置の設置時や移動時においてLEDヘッドの焦点再調整が必要となった場合、或いはLEDヘッド交換時等に実施することができる。
上記実施形態においては、焦点調整される露光装置の例としてLEDヘッドについてのみ説明したが、電子写真方式の画像形成装置に用いられる他の露光装置にも適用可能であり、焦点調整手段も調整用ネジを用いて露光装置を直接移動させる方法の他、露光装置と感光体ドラムとの間に配置されたミラー等の光学部材の位置関係を調整することにより光路長を変化させてもよい。また、画像形成装置としてはタンデム式のカラー複写機についてのみ説明したが、本発明は、デジタル複写機やアナログ方式のモノクロ複写機等、他のタイプの複写機にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、感光体と、該感光体を帯電させる帯電装置と、帯電装置により帯電された感光体表面に光照射を行い静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、露光装置と感光体との距離を調整する焦点調整手段と、を備えた画像形成装置に用いられ、焦点調整手段を用いて感光体上における露光装置の焦点を調整する露光装置の焦点調整方法において、露光装置は、露光装置が略合焦状態に近づくにつれて現像装置により現像されたトナー像が高濃度となる第1パターンと、露光装置が略合焦状態にないときトナー像が第1パターンと同程度の濃度であり、且つ略合焦状態に近づくにつれて第1パターンとの濃度差が大きくなる第2パターンとを含む複数のテストパターンの静電潜像を感光体上に形成するとともに、前記焦点調整手段を用いて、現像装置により現像された第1パターン及び第2パターンの印刷濃度差が最大となる位置に露光装置を配置ることとする。
これにより、装置組立て時の露光装置の焦点調整作業において、作業者は露光装置が合焦状態であるか否かの判断を、ルーペ等を用いることなく肉眼でも容易に行うことができ、特に焦点深度が小さく調整が困難なLEDヘッドの場合においても、従来に比べ正確な焦点調整が可能となるとともに作業効率も向上する。また、装置の設置時、移動時やLEDヘッド交換時における焦点の再調整作業も容易となり、出力画像の高画質化にも寄与する。
また、露光装置の焦点位置を段階的に変化させながらテストパターンを連続して形成することにより、焦点調整作業をより効率良く行うことができ、さらにテストパターンを隣接して形成することにより、テストパターンが転写されるベルト表面状態の変化による微小なノイズの影響を受にくくなり、正確な濃度差が検知できるとともに、肉眼による判断の場合、濃度差の大小がより明確に判断可能となる。
また、第1パターンを、略合焦状態のときにのみ現像可能なドットを含む複数種類のドットで構成したことにより、露光装置の焦点位置に応じて第1パターンの濃度が明瞭に変化するため、焦点調整作業を正確且つ効率的に行うことができる。さらに、略合焦状態のときにのみ現像可能なドットを第2パターンに追加して第1パターンを構成すれば、略合焦状態における第1パターンと第2パターンの濃度差が一層顕著となる。
また、検知手段を設けて第1パターン及び第2パターンの印刷濃度差を自動検知することにより、露光装置の合焦状態を肉眼で判断する場合に比べて焦点調整作業が一層正確且つ効率的な画像形成装置となる。また、スキャナ等の画像読取手段に検知手段を兼用させることにより、別途検知手段を設ける必要がなくなり、部品点数の低減及び画像形成装置の低コスト化にも貢献する。
また、焦点調整手段の動作を制御する制御手段を備え、焦点調整手段及び制御手段により第1パターン及び第2パターンの印刷濃度差に基づいて露光装置の焦点位置を自動調整することにより、手作業による焦点調整に比べ迅速且つ確実な焦点調整が可能な画像形成装置とすることができる。
は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、第1実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 は、LEDヘッドの焦点調整に用いるテストパターンの一例を示す図である。 は、図3に示すテストパターンの1ドット部分におけるドット径と露光エネルギーとの関係を示すグラフである。 は、図3に示すテストパターンの3ドット部分におけるドット径と露光エネルギーとの関係を示すグラフである。 は、テストパターン画像が形成される様子を示す斜視図である。 は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 は、第2実施形態に係る画像形成装置においてテストパターン画像の濃度を検知する様子を示す平面図及び側面図である。 は、本発明の画像形成装置におけるLEDヘッドの焦点調整手順を示すフローチャートである。 は、本発明の画像形成装置におけるLEDヘッドの焦点調整手順の他の例を示すフローチャートである。 は、従来の画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、LEDヘッド周辺の構成を示す概略図である。
符号の説明
Pa〜Pd 画像形成部
1a〜1d 感光体ドラム
2a〜2d 帯電装置
3a〜3d 現像装置
4a〜4d 転写ローラ
6 転写紙
7 定着部
8 搬送ベルト
11 駆動ローラ
17a〜17d LEDヘッド
20 調整用ネジ
22 検知手段
23 焦点調整手段
24 画像読取手段
25 画像形成手段
26 制御手段
30 第1パターン
31 第2パターン

Claims (9)

  1. 感光体と、該感光体を帯電させる帯電装置と、前記帯電装置により帯電された前記感光体表面に光照射を行い静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、前記露光装置と前記感光体との距離を調整する焦点調整手段と、を備えた画像形成装置に用いられ、
    前記焦点調整手段を用いて前記感光体上における前記露光装置の焦点を調整する露光装置の焦点調整方法において、
    前記露光装置は、前記露光装置が略合焦状態に近づくにつれて前記現像装置により現像されたトナー像が高濃度となる第1パターンと、前記露光装置が略合焦状態にないとき前記トナー像が前記第1パターンと同程度の濃度であり、且つ略合焦状態に近づくにつれて前記第1パターンとの濃度差が大きくなる第2パターンとを含む複数のテストパターンの静電潜像を前記感光体上に形成するとともに、
    前記焦点調整手段を用いて、前記現像装置により現像された前記第1パターン及び前記第2パターンの印刷濃度差が最大となる位置に前記露光装置を配置ることを特徴とする露光装置の焦点調整方法。
  2. 前記テストパターンは、前記焦点調整手段により前記露光装置と前記感光体との距離を段階的に変化させながら連続して形成されることを特徴とする請求項1に記載の露光装置の焦点調整方法。
  3. 前記テストパターンは、少なくとも前記露光装置から前記感光体までの距離が同一である各段階においては隣接して形成されることを特徴とする請求項2に記載の露光装置の焦点調整方法。
  4. 前記第1パターンは、略合焦状態のときにのみ現像可能なドットを含む複数種類のドットで構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の露光装置の焦点調整方法。
  5. 前記第1パターンは、略合焦状態のときにのみ現像可能なドットを前記第2パターンに追加して構成されることを特徴とする請求項4に記載の露光装置の焦点調整方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の焦点調整方法を用いて露光装置の焦点調整を行う画像形成装置であって、
    前記第1パターン及び前記第2パターンの印刷濃度差を検知する検知手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記検知手段は、反射式検知センサであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の焦点調整方法を用いて露光装置の焦点調整を行う画像形成装置であって、
    原稿画像を読み取るとともに、用紙上に転写された前記第1パターン及び前記第2パターンの印刷濃度差を検知可能な画像読取手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記焦点調整手段の動作を制御する制御手段を備え、前記第1パターン及び前記第2パターンの印刷濃度差に基づいて前記露光装置の焦点位置を自動調整することを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
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