JP4513893B2 - 印刷装置、外部端末及び印刷システム - Google Patents

印刷装置、外部端末及び印刷システム Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、外部端末及び印刷システムに関する。そしてより詳細には、印刷装置の駆動状態を容易に切り替えることが可能な印刷装置、外部端末及び印刷システムに関する。
近年では、パーソナルコンピュータ(PC)とUSB(Universal Serial Bus)を介して接続される周辺機器は、特定のインタフェースクラスをあらかじめ備えていることが多い。そしてこれらの周辺機器は、接続時におけるプラグアンドプレイ通信により、所定のデバイスとしてPCに認識される。例えば、USBメモリはマスストレージクラスを備えているので記憶デバイスとして認識され、印刷装置はプリンタクラスを備えているので印刷デバイスとして認識される。また、複数のインタフェースクラスを備え、必要に応じてインタフェースクラスを切り替えることが可能なイメージング装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−271721号公報
しかしながら上述の装置において、接続される外部端末との通信によりインタフェースクラスを切り替える場合には、外部端末に専用のアプリケーションを予めインストールしておかなければならず、手間がかかってしまうという問題点があった。また、装置本体にインタフェースクラスを切り替えるためのスイッチ等を設ける場合には、スイッチ等を追加するために余分なコストを要してしまい、装置全体のコストダウンを阻害してしまうという問題点があった。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、駆動状態を容易に切り替えることが可能な印刷装置、駆動状態を切り替えるための外部端末、及び印刷システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の印刷装置は、記憶手段と、外部端末と通信を行う通信手段と、前記記憶手段に記憶された印刷データを印刷する印刷手段と、前記通信手段により前記外部端末と通信を行う場合において、当該外部端末をして、前記印刷装置を記憶デバイスとして認識させる駆動状態である記憶デバイス状態と、印刷デバイスとして認識させる駆動状態である印刷デバイス状態とを切り替える切替手段と、前記印刷装置の駆動状態を記憶デバイス状態とするか印刷デバイス状態とするかの情報である駆動状態情報を受け付ける受付手段とを備え、前記切替手段は、前記受付手段により受け付けた駆動状態情報に基づき、前記印刷装置の駆動状態を前記記憶デバイス状態、及び前記印刷デバイス状態のいずれかに切り替えることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の印刷装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記記憶手段は、前記印刷装置の駆動状態をユーザに選択させるためのプログラムである選択プログラムの実行ファイルを記憶しており、前記外部端末にて前記印刷装置が接続されたことを検出した場合において、前記印刷装置の駆動状態を記憶デバイス状態とした状態で、前記通信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記選択プログラムの実行ファイルを前記外部端末の要求に対して送信し、前記受付手段は、前記外部端末においてユーザにより前記選択プログラムが実行された結果、当該外部端末より送信される駆動状態情報を受け付け、前記切替手段は、前記受付手段により受け付けた駆動状態情報に従い前記印刷装置の駆動状態を切り替えることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の印刷装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記記憶手段は、前記印刷データを編集するためのプログラムである第一編集プログラムの実行ファイルを記憶しており、前記外部端末にて前記印刷装置が接続されたことを検出した場合において、前記印刷装置の駆動状態を記憶デバイス状態とした状態で、前記通信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記第一編集プログラムの実行ファイルを前記外部端末の要求に対して送信し、前記受付手段は、前記外部端末においてユーザにより前記第一編集プログラムが実行された結果、当該外部端末より送信される駆動状態情報を受け付け、前記切替手段は、前記受付手段により受け付けた駆動状態情報に従い前記印刷装置の駆動状態を切り替えることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の印刷装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記通信手段は、USB(Universal Serial Bus)デバイスドライバを使用し、USBを介して前記外部端末と通信を行い、駆動状態が記憶デバイス状態となっている場合には、前記USBデバイスドライバとしてマスストレージクラスドライバを使用し、駆動状態が印刷デバイス状態となっている場合には、前記USBデバイスドライバとしてプリンタクラスドライバを使用することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の外部端末は、印刷装置と接続される外部端末であって、前記印刷装置と通信を行う端末通信手段と、印刷データを編集するためのプログラムである第二編集プログラムの実行ファイルを少なくとも記憶する端末記憶手段と、前記端末通信手段にて前記印刷装置の記憶手段に記憶されている第一編集プログラムの実行ファイルを受信する実行ファイル受信手段と、前記印刷装置を印刷デバイスとして認識した状態で、前記端末記憶手段に記憶されている第二編集プログラムの実行ファイルを実行する第二実行手段と、前記印刷装置を記憶デバイスとして認識した状態で、前記実行ファイル受信手段にて受信した第一編集プログラムの実行ファイルを実行する第一実行手段と、前記印刷装置の駆動状態を、前記外部端末をして記憶デバイスとして認識させる駆動状態、又は印刷デバイスとして認識させる駆動状態のいずれかに切り替えるための情報である駆動状態情報を、当該印刷装置に対して送信する駆動状態送信手段と、前記第一実行手段により前記第一編集プログラムが起動され、又は、前記第二実行手段により前記第二編集プログラムが起動され、印刷データが編集されている最中に、前記駆動状態送信手段にて駆動状態情報が送信される場合において、編集中の印刷データである編集中データを、前記印刷装置の記憶手段、又は前記端末記憶手段に記憶する編集中データ記憶制御手段と、前記駆動状態送信手段にて送信された駆動状態情報に基づいて、前記印刷装置の駆動状態が切り替えられた後、前記第一実行手段により前記第一編集プログラムが起動され、又は、前記第二実行手段により前記第二編集プログラムが起動された場合に、起動された当該第一編集プログラム又は当該第二編集プログラムにおいて、前記編集中データ記憶制御手段にて記憶された編集中データを継続して編集する編集継続手段とを備えている。
また、請求項6に係る発明の外部端末は、請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記第一編集プログラムは、前記駆動状態情報を送信する前記駆動状態送信手段を備えており、前記第二編集プログラムは、編集中データを継続して編集する編集継続手段を備えている場合であって、前記第一編集プログラムが備える前記駆動状態送信手段にて送信された前記駆動状態情報に基づき、前記印刷装置の駆動状態が切り替えられた後、前記第二編集プログラムが起動する場合において、前記第二編集プログラムが備える前記編集継続手段は、前記第一編集プログラムにて編集中であった編集中データを、印刷装置の記憶手段、又は前記端末記憶手段より読み出し、継続して当該編集中データを編集することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明の外部端末は、請求項5又は6に記載の発明の構成に加えて、前記第一編集プログラムにおいて編集中の印刷データである第一編集中データは、印刷条件に関する情報である第一印刷条件情報を包含し、前記第二編集プログラムにおいて編集中の印刷データである第二編集中データは、印刷条件に関する情報である第二印刷条件情報を包含し、前記第一印刷条件情報と前記第二印刷条件情報とで重複する印刷条件である重複印刷条件を抽出する印刷条件抽出手段をさらに備え、前記編集継続手段は、前記第一編集中データが包含する前記第一印刷条件情報のうち、前記印刷条件抽出手段において抽出した重複印刷条件と同一の印刷条件に関する情報を含む当該第一編集中データを継続して編集し、又は、前記第二編集中データが包含する前記第二印刷条件情報のうち、前記印刷条件抽出手段において抽出した重複印刷条件と同一の印刷条件に関する情報を含む当該第二編集中データを継続して編集することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明の印刷システムでは、印刷装置と、当該印刷装置に接続される外部端末とから構成される印刷システムであって、前記印刷装置は、印刷データと、当該印刷データを編集するためのプログラムである第一編集プログラムの実行ファイルとを少なくとも記憶する記憶手段と、前記外部端末と通信を行う通信手段と、前記記憶手段に記憶された印刷データを印刷する印刷手段と、前記通信手段により前記外部端末と通信を行う場合において、当該外部端末をして、前記印刷装置を記憶デバイスとして認識させる駆動状態である記憶デバイス状態と、印刷デバイスとして認識させる駆動状態である印刷デバイス状態とを切り替える切替手段と、前記印刷装置の駆動状態を記憶デバイス状態とするか印刷デバイス状態とするかの情報である駆動状態情報を受け付ける受付手段とを備え、前記切替手段は、前記受付手段により受け付けた駆動状態情報に基づき、前記印刷装置の駆動状態を前記記憶デバイス状態、及び前記印刷デバイス状態のいずれかに切り替え、前記外部端末は、前記印刷装置と通信を行う端末通信手段と、印刷データを編集するためのプログラムである第二編集プログラムの実行ファイルを少なくとも記憶する端末記憶手段と、前記端末通信手段にて前記印刷装置の記憶手段に記憶されている第一編集プログラムの実行ファイルを受信する実行ファイル受信手段と、前記印刷装置を印刷デバイスとして認識した状態で、前記端末記憶手段に記憶されている第二編集プログラムの実行ファイルを実行する第二実行手段と、前記印刷装置を記憶デバイスとして認識した状態で、前記実行ファイル受信手段にて受信した第一編集プログラムの実行ファイルを実行する第一実行手段と、前記印刷装置の駆動状態を、前記外部端末をして記憶デバイスとして認識させる駆動状態、又は印刷デバイスとして認識させる駆動状態のいずれかに切り替えるための情報である駆動状態情報を、当該印刷装置に対して送信する駆動状態送信手段と、前記第一実行手段により前記第一編集プログラムが起動され、又は、前記第二実行手段により前記第二編集プログラムが起動され、印刷データが編集されている最中に、前記駆動状態送信手段にて駆動状態情報が送信される場合において、編集中の印刷データである編集中データを、前記印刷装置の記憶手段、又は前記端末記憶手段に記憶する編集中データ記憶制御手段と、前記駆動状態送信手段にて送信された駆動状態情報に基づいて、前記印刷装置の駆動状態が切り替えられた後、前記第一実行手段により前記第一編集プログラムが起動され、又は、前記第二実行手段により前記第二編集プログラムが起動された場合に、起動された当該第一編集プログラム又は当該第二編集プログラムにおいて、前記編集中データ記憶制御手段にて記憶された編集中データを継続して編集する編集継続手段とを備えている。
請求項1に係る発明の印刷装置では、外部端末が接続された場合に、外部端末をして、印刷装置を記憶デバイスとして認識させるか、印刷デバイスとして認識させるかを、受付手段を介して受け付けた駆動状態情報に基づいて切り替えることが可能となる。従って、外部端末が印刷装置を印刷デバイスと認識している状態で、外部端末より印刷装置に対して印刷データを転送して印刷処理を実行させることが可能である。加えて、外部端末が印刷装置を記憶デバイスとして認識している状態で、印刷装置に記憶されている印刷データの編集プログラムの実行ファイルを外部端末より容易に使用することが可能となる。これにより、予め外部端末に印刷データの編集プログラムをインストールしておく必要がなくなる。さらに、外部端末より印刷装置に対して各種データを記憶させることが容易に可能となるので、印刷データを直接印刷装置に記憶させて印刷装置に印刷処理を実行させることが可能となり、あらかじめ外部端末にプリンタドライバをインストールしておく必要がなくなる。
また、請求項2に係る発明の印刷装置では、印刷装置は、外部端末との接続時において外部端末より記憶デバイスとして認識されるので、印刷装置の記憶手段を容易に参照することが可能となる。そしてこの状態で、記憶手段に記憶されている選択プログラムが外部端末にて実行され、ユーザが駆動状態を選択する。そして、駆動状態情報が外部端末から印刷装置に対して送信される。これを受けた印刷装置は、駆動状態を記憶デバイス状態、又は印刷デバイス状態のいずれかに切り替える。これにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、ユーザによる外部端末からの操作によって印刷装置の駆動状態を切り替えることが可能となる。
また、請求項3に係る発明の印刷装置では、印刷装置は、外部端末との接続時において外部端末より記憶デバイスとして認識されるので、印刷装置の記憶手段を容易に参照することが可能となる。そして、この状態で記憶手段に記憶されている第一編集プログラムが外部端末にて実行され、このなかでユーザが駆動状態を選択する。そして、駆動状態情報が外部端末から印刷装置に対して送信される。これを受けた印刷装置は、駆動状態を記憶デバイス状態、又は印刷デバイス状態のいずれかに切り替える。これにより、請求項1に記載の発明の効果に加えて、ユーザによる外部端末からの操作によって印刷装置の駆動状態を切り替えることが可能となる。
また、請求項4に係る発明の印刷装置では、汎用的なインタフェースであるUSBを使用することによって、既存のPC等に印刷装置を接続して使用することが可能となる。また、USBマスストレージクラスドライバとUSBプリンタクラスドライバとを実装し、これらを切り替えて使用することにより、印刷装置に外部端末が接続された場合において、自動的に印刷装置が記憶デバイスであるか印刷デバイスであるかを外部端末にて認識することが可能となる。これにより、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、印刷装置に外部端末を接続する場合における、ユーザによる煩わしい設定等が不要となり、ユーザの使用利便性が向上する。
また、請求項5に係る発明の外部端末では、外部端末は、印刷データを編集するための編集プログラムとして、印刷装置に記憶されている第一編集プログラムと、自身が記憶している第二編集プログラムとの両方を使用可能な状態となっている。そして、印刷装置の駆動状態に応じて、第一編集プログラムと第二編集プログラムとを切り替えて使用している。このような場合において、外部端末にて印刷データを編集している最中に印刷装置に対して駆動状態が送信され、印刷装置の駆動状態を切り替えようとする場合に、編集中の印刷データを編集中データとして印刷装置の記憶手段、又は端末記憶手段に記憶する。そして、印刷装置の駆動状態が切り替わった場合に、外部端末は、記憶した編集中データを継続して第一編集プログラム又は第二編集プログラムのいずれかにより編集することが可能となる。従って、異なる編集プログラムを切り替えて使用する場合において、一方の編集プログラムにて編集された印刷データを他方の編集プログラムにて継続して編集することが可能となる。
また、請求項6に係る発明の外部端末では、外部端末にて印刷データの編集プログラムを第一編集プログラムから第二編集プログラムに切り替えることに伴い、印刷装置の駆動状態を切り替える場合において、第一編集プログラムにて編集中の印刷データである編集中データを継続して第二編集プログラムにて編集することが可能となる。これにより、請求項5に記載の発明の効果に加えて、編集中であった印刷データを異なるプログラムにて継続して編集することが可能となる。
また、請求項7に係る発明の外部端末では、編集プログラム間で編集可能な印刷条件が異なる場合において、編集可能な印刷条件のみ継続した状態で印刷データを編集することが可能となるので、請求項5又は6に記載の発明の効果に加えて、編集される印刷条件が異なる編集プログラム同士で編集中データの継続使用が可能となる。
また、請求項8に係る発明の印刷システムでは、印刷装置を記憶デバイスとして駆動させることが可能であるので、印刷装置に印刷データ編集プログラムを記憶させてこれを外部端末にて使用することによって、予め外部端末に印刷データ編集プログラムをインストールしておく必要がなくなる。さらに、外部端末より印刷装置に対して各種データを記憶させることが容易に可能となるので、印刷データを直接印刷装置に記憶させて印刷装置に印刷処理を実行させることが可能となり、あらかじめ外部端末にプリンタドライバをインストールしておく必要がなくなる。また、印刷装置を印刷デバイスとして駆動させることが可能であるので、外部端末にあらかじめ印刷データ編集プログラムが記憶されている場合であっても、印刷装置に印刷データを転送することによって印刷装置に印刷処理を実行させることが可能となる。さらに、外部端末にて印刷装置の駆動状態を切り換えたことに伴い異なる編集プログラムを切り替えて使用する場合において、一方の編集プログラムにて編集された印刷データを他方の編集プログラムにて継続して編集することが可能となる。
<第一の実施の形態>
以下、本発明を具体化した印刷システム1、印刷装置10、及びパソコン20の第一の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
はじめに、図1を参照し、印刷システム1、印刷装置10及びパソコン20の概要について説明する。図1は、印刷システム1を構成する印刷装置10及びパソコン20の物理的構成を示す模式図である。
図1に示すように、印刷システム1は、印刷装置10とパソコン20とがUSBケーブル11を介して接続された構成を有している。印刷装置10は、印字テープに印刷を行う所謂ラベルプリンタである。また、パソコン20は、本体22、ディスプレイ21、キーボード23、及びマウス24等を備えたデスクトップコンピュータである。そしてパソコン20は、印刷装置10に対して印刷処理の実行を指示するホストとして位置づけられる。
次に、印刷装置10の電気的構成について、図2を参照して説明する。図2は、印刷装置10の電気的構成を示す模式図である。
図2に示すように、印刷装置10は、装置全体の制御を司るCPU31、制御プログラム等を記憶し、書き換え可能であり、電源を切ってもデータが消えない揮発性記憶素子であるFLASH ROM34、CPU31が制御プログラムを実行する場合において発生する一時的なデータ等が記憶される揮発性記憶素子であるSRAM33、及び、印刷装置10のパラメータ情報や履歴情報等が記憶される不揮発性記憶素子であるEEPROM35を備えている。そして、CPU31よりFLASH ROM34、SRAM33、及びEEPROM35に記憶されている情報を参照可能なように、双方間はバスを介して接続している。
また印刷装置10は、入出力インタフェース36を備えている。入出力インタフェース36は、CPU31と、CPU31に接続される各種デバイス(操作キー37、ディスプレイコントローラ(LCDC)38、駆動回路43、駆動回路44、USBコントローラ42)との間に挿入される。そして、入出力信号間の電圧変換処理、インピーダンス変換処理、タイミング調整処理等を行うことにより、CPU31から各種デバイスに対して出力される信号を各種デバイスにて認識可能となると共に、各種デバイスよりCPU31に対して送信される信号をCPU31にて認識可能となる。
また印刷装置10は、操作キー37を備えている。操作キー37は、ユーザの操作により、印刷装置10に対して所望する様々な動作を起こさせるために設けられている。そして、ユーザにより操作キー37を操作された場合における操作内容をCPU31にて認識することが可能なように、操作キー37と入出力インタフェース36とは電気的に接続している。
また印刷装置10は、ディスプレイコントローラ(以下、「LCDC38」という。)、及び液晶ディスプレイ(以下、「LCD39」という。)を備えている。LCDC38は、表示データを記憶する表示用RAM(図示外)を備えており、LCD39を制御して表示データを表示させるために、LCD39と電気的に接続している。また、LCDC38は、CPU31より制御可能なように、入出力インタフェース36と電気的に接続している。
また印刷装置10は、サーマルヘッド40と、サーマルヘッド40を制御可能な駆動回路43とを備えている。サーマルヘッド40は、インクリボン(図示外)に熱を加えることにより印字テープにインクを転写することが可能なデバイスである。また駆動回路43は、サーマルヘッド40を制御して印字テープに印刷データを印刷させることが可能なように、サーマルヘッド40と電気的に接続している。また駆動回路43は、CPU31より制御可能なように、入出力インタフェース36と電気的に接続している。
また印刷装置10は、テープ送りローラ41と、テープ送りローラ41を制御可能な駆動回路44とを備えている。テープ送りローラ41は、サーマルヘッド40によるインク転写時において印字テープを送出するために設けられている。また駆動回路44は、サーマルヘッド40による印字テープへの印刷データの印字時において、テープ送りローラ41を制御して印字テープを送出させることが可能なように、テープ送りローラ41と電気的に接続している。また駆動回路44は、CPU31より制御可能なように、入出力インタフェース36と電気的に接続している。
また印刷装置10は、USBコントローラ42を備えている。USBコントローラ42は、パソコン20とUSBケーブル11を介して接続した状態で、パソコン20と通信を行うことが可能なように、電圧変換処理及びインピーダンス変換処理を行うためのコントローラデバイスである。そして、USBケーブル11を介してパソコン20より受信した信号をCPU31にて認識可能とするために、又はCPU31より送信された信号をUSBケーブル11を介してパソコン20に送信することが可能なように、USBコントローラ42と入出力インタフェース36とは電気的に接続している。
次に、パソコン20の電気的構成について説明する。パソコン20の本体22は、全体の制御を司るCPU2、CPU2の起動時において読み出されるBIOSプログラム等が記憶されているROM3、OSやアプリケーションの実行ファイル等を記憶するハードディスクドライブ(HDD)6、CPU2によりOSやアプリケーションが実行されている場合において必要となる一時的なデータ等が記憶される揮発性記憶素子であるRAM4等を備えている。そして、CPU2よりROM3、RAM4、及びHDD6に記憶されている情報を参照可能なように、それぞれCPU2とバス9を介して接続した状態となっている。
またパソコン20の本体22は、表示制御部7を備えている。表示制御部7は、表示データを記憶する表示用RAM(図示外)を備えており、ディスプレイ21に制御信号を送信して表示データを表示させるために、ディスプレイ21とビデオケーブルを介して電気的に接続している。また、表示制御部7は、CPU2からの表示制御が可能なように、バス9と電気的に接続している。
またパソコン20の本体22は、CD−ROMドライブ5を備えている。そして、CPU2にてCD−ROMドライブ5に挿入されるCD−ROM13に記憶されているデータを読み出すことが可能なように、バス9と電気的に接続している。
またパソコン20の本体22は、USBコントローラ8を備えている。USBコントローラ8は、周辺機器がUSBインタフェースを介してCPU2と通信を行うことが可能なように、電圧変換処理及びインピーダンス変換処理を行うためのコントローラデバイスである。図2に示す例では、キーボード23、マウス24、及び印刷装置10がUSBコントローラ8に接続した状態となっている。そして、キーボード23及びマウス24の操作内容をCPU2にて検出可能なように、また、印刷装置10とCPU2との間で通信が可能なように、USBコントローラ8とバス9とは電気的に接続している。
次に、印刷装置10が備える記憶素子であるFLASH ROM34、及びSRAM33の記憶領域について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、FLASH ROM34の記憶領域を示す模式図であり、図4は、SRAM33の記憶領域を示す模式図である。
図3を参照し、FLASH ROM34の記憶領域について説明する。FLASH ROM34には、制御プログラム領域51が設けられている。制御プログラム領域51には、CPU31が各種デバイスを制御して処理を実行する場合の制御プログラムが記憶されている。制御プログラムは、CPU31が各種処理を実行する場合において、CPU31より読み出される。また、制御プログラム領域51には、アプリケーションプログラム領域52、USBデバイスドライバ領域53、及びその他の領域が設けられている。
制御プログラム領域51のうちアプリケーションプログラム領域52には、CPU31が実行する制御プログラムのうち、上位レベルの制御プログラム(ファイル操作(書き込み、読み出し)、ファイルの内容に基づく判断、各種ドライバプログラムへの命令等)が記憶されている。
制御プログラム領域51のうちUSBデバイスドライバ領域53には、USBケーブル11を介した通信のプロトコル制御を実行するUSBデバイスドライバが記憶されている。具体的には、USBデバイスドライバとして、マスストレージクラスドライバとプリンタクラスドライバとが記憶されている。これらは、印刷装置10がUSBケーブル11を介してパソコン20と通信を行う場合において、必要に応じていずれかのUSBデバイスドライバがCPU31より読み出され使用される。
CPU31により、USBデバイスドライバとしてプリンタクラスドライバが選択され使用される場合には、印刷装置10はパソコンより印刷デバイスとして認識される。これにより、従来の一般的な印刷装置の使用方法と同様に、パソコン20から印刷装置10に対して印刷データを送信することによって、印刷装置10にて印字テープに印刷を行うことが可能となる。以下、印刷デバイスとして認識されるような駆動状態を「印刷デバイス状態」という。
またCPU31により、USBデバイスドライバとしてマスストレージクラスドライバが選択され使用される場合には、印刷装置10はパソコン20より記憶デバイスとして認識される。これにより、印刷装置10内の特定の記憶領域(FLASH ROM34中ディスク領域54、後述)がパソコン20の記憶領域として使用可能となる。以下、記憶デバイスとして認識されるような駆動状態を「記憶デバイス状態」という。
またFLASH ROM34には、ディスク領域54が設けられている。ディスク領域54には、パソコン20より印刷装置10が記憶デバイスとして認識されている状態において、パソコン20の記憶領域として使用可能なように設定されている。ディスク領域54には、印刷データを編集するためのプログラム(クイックエディタ)の実行ファイルであるクイックエディタ実行ファイルが少なくとも記憶される(クイックエディタの詳細については後述する。)。また、印刷装置10の駆動状態を切り替えるためのプログラムの実行ファイルである切替プログラム実行ファイルが記憶される(なお、切替プログラム実行ファイルは、後述する第二の実施の形態においては、必ずしもディスク領域54に記憶されていなくても構わない)。また、エディタによる作成途中の印刷データである編集中データが記憶される(詳細は後述する。)。
また、FLASH ROM34には、ローカル領域55が設けられている。ローカル領域55は、ディスク領域54のようにパソコン20より閲覧することはできないように設定されている。ローカル領域55には、プログラムのパラメータデータ等が記憶される。
次に、図4を参照し、SRAM33の記憶領域について説明する。SRAM33には、印字テープに印字を行う場合の印刷データが一時的に記憶される印刷バッファ領域61が設けられている。また、フラグ情報を記憶するフラグ領域62が設けられている。また、その他の記憶領域が設けられている。
次に、パソコン20の本体22が備えるHDD6及びRAM4の記憶領域について説明する。HDD6には、図示しないが、印刷データを編集するためのプログラム(フルエディタ)の実行ファイルであるフルエディタ実行ファイルが記憶される。また、RAM4には、図示しないが、エディタによる作成途中の印刷データである編集中データが記憶される。
次に、印刷装置10のFLASH ROM34中ディスク領域54に記憶されるクイックエディタ実行ファイルと、パソコン20のHDD6に記憶されるフルエディタ実行ファイルとの相違点について説明する。双方とも、印刷装置10にて印刷処理を行う場合に必要な印刷データを作成するためのプログラムであり、パソコン20にて実行可能なプログラムの実行ファイルである。そして、パソコン20にてこれらの実行プログラムを起動することにより、ユーザは、ディスプレイ21に表示されるエディタプログラムに基づいて印刷データを作成することが可能となる。そして、作成された印刷データに基づいて、印刷装置10にて印刷処理が実行される。
ここで、クイックエディタ、及びフルエディタでは、文字情報の他に、印刷条件(フォント、文字の大きさ、文字効果等)を編集して作成することが可能である。従って、作成される印刷データには、文字情報の他に、印刷条件(フォント、文字の大きさ、文字効果等)等が含まれる。ここで、フルエディタを使用して印刷データを作成する場合には、印刷装置10にて印刷可能なほぼすべての印刷条件を利用することが可能となっている。一方、クイックエディタを使用して印刷データを作成する場合には、印刷装置10にて印刷可能な印刷条件のうち一部分のみ利用することが可能となっている。そのため、フルエディタ実行ファイルのデータ容量は、クイックエディタ実行ファイルのデータ容量と比較して大きい。従って、フルエディタ実行ファイルは、大きな記憶容量を有するパソコン20のHDD6に記憶され、クイックエディタ実行ファイルは、大きな記憶容量を有することができない印刷装置10のFLASH ROM34に記憶される。
なお、以下においては、クイックエディタにて作成された印刷データに含まれる印刷条件(以下「第一印刷条件」という。)と、フルエディタにて作成された印刷データに含まれる印刷条件(以下「第二印刷条件」)とは一致せず、且つ、第一印刷条件は、第二印刷条件に含まれていない印刷条件を含んでおり、第二印刷条件は、第一印刷条件に含まれていない印刷条件を含んでいるものとする。
また、クイックエディタがユーザによりパソコン20にて使用されるためには、印刷装置10のFLASH ROM34よりクイックエディタ実行ファイルがUSBケーブル11を経由してパソコン20に転送され、パソコン20のRAM4に記憶された状態とされなければならない。パソコン20のRAM4にクイックエディタ実行ファイルが記憶された状態で、クイックエディタは起動可能となる(詳細は後述する。)。
また、フルエディタを使用して作成した印刷データは、印刷デバイスとして認識した状態の印刷装置10に対して送信され、印刷装置10にて印刷処理が実行される。従って、印刷装置10に対して印刷データを送信するためには、あらかじめ印刷装置10に対して印刷データを転送可能とするためのプリンタドライバがインストールされていなければならない。一方、クイックエディタを使用して作成した印刷データは、記憶デバイスとして認識した状態の印刷装置10に対して転送され、FLASH ROM34のディスク領域54に直接記憶された状態で、印刷装置10にて印刷処理が実行される。従って、フルエディタを使用した場合の印刷処理とは異なり、印刷装置10に対して印刷データを送信するためのプリンタドライバは必要としない。
次に、印刷装置10のCPU31がパソコン20と通信を行う場合における、印刷装置10内のデータの流れについて、図5を参照して説明する。図5は、印刷装置10とパソコン20との間のデータの流れを示す内部ブロック図である。
図5に示すように、FLASH ROM34は、制御プログラムとしてアプリケーションプログラム56とUSBデバイスドライバ57とを備えている。また、USBデバイスドライバ57としてプリンタクラスドライバ58とマスストレージクラスドライバ59とを備えている。USBデバイスドライバ57は、実際にUSBコントローラ42を制御してパソコン20とUSBケーブル11を介した通信を実行する場合において、事前にCPU31により読み出されて使用されるプログラムである。
CPU31は、USBデバイスドライバとしてプリンタクラスドライバ58とマスストレージクラスドライバ59とのいずれかを選択して読み出し、使用することによって、パソコン20とUSBケーブル11を介した通信を実行している。そして、CPU31がUSBデバイスドライバ57としてマスストレージクラスドライバ59を選択した場合には、パソコン20は印刷装置10を記憶デバイスとして認識する。これにより、パソコン20が印刷装置10とUSBケーブル11を介して接続した状態で、FLASH ROM34のディスク領域54がパソコン20の記憶領域として使用可能となる。
また、CPU31がUSBデバイスドライバ57としてプリンタクラスドライバ58を選択した場合には、パソコン20は印刷装置10を印刷デバイスとして認識する。これにより、パソコン20が印刷装置10とUSBケーブル11を介して接続した状態で、パソコン20より印刷装置10に対して印刷データを転送し印刷指示を行うことによって、印刷装置10に印刷処理を実行させることが可能な状態となる。
そして、選択され読み出されたUSBデバイスドライバに基づいて、USBコントローラ42が制御されることにより、USBケーブル11を介してパソコン20と通信を行うことが可能となる。
次に、印刷装置10のCPU31、及びパソコン20のCPU2において実行される、印刷装置10の駆動状態切替処理の概要について、図6〜図9を参照して説明する。図6及び図7は、印刷装置10及びパソコン20の駆動状態切替処理を示すフローチャートであり、図8は、ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面の一例であり、図9は、切替プログラム表示画面の一例である。なお、図6及び図7における太矢印は、USBケーブル11を介し、パソコン20と印刷装置10との間で行われる通信を示している。
本発明の印刷システム1では、既述のように、印刷データを編集する方法として、フルエディタを使用する方法と、クイックエディタを使用する方法との2種類の方法が準備されている。そしてフルエディタは、パソコン20のHDD6に予めインストールした状態でユーザにより使用され、クイックエディタは、印刷装置10のFLASH ROM34に予め記憶されており、印刷装置10より読み出して使用される。ユーザは、用途(印刷データの構成等)や使用環境(パソコン20にフルエディタが予めインストールされているか否か等)に応じて、フルエディタとクイックエディタとを切り替えて使用することが可能な状態となっている。
印刷装置10のCPU31は、電源が投入されて起動すると、はじめに、SRAM33のフラグ領域62に記憶されている切替フラグを読み出す。切替フラグは、読み出して使用するUSBデバイスドライバを選択するためにCPU31により参照されるフラグである。そしてCPU31は、切替フラグに「0」が記憶されている場合には、USBデバイスドライバとしてマスストレージクラスドライバを読み出して使用し、切替フラグに「1」が記憶されている場合には、USBデバイスドライバとしてプリンタクラスドライバを読み出して使用する。なおこのフラグは、電源投入時には初期化され「0」となっている。
CPU31は、切替フラグを読み出して参照し、切替フラグに「0」が記憶されているので、USBデバイスドライバとしてマスストレージクラスを選択して読み出す(S35)。そして、FLASH ROM34のディスク領域54をパソコン20より使用可能な記憶エリアに設定する。これにより、印刷装置10は記憶デバイス状態にて駆動する。そして、印刷装置10がパソコン20とUSBケーブル11を介して接続された場合において、パソコン20より記憶デバイスとして認識され、印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に記憶されているデータをパソコン20より使用することが可能となる。
次いで印刷装置10のCPU31は、USBケーブル11を介してパソコン20が接続された場合において、パソコン20にて印刷装置10が接続されたことを検出することが可能なように、USBケーブル11の信号線のうちD+信号をプルアップ状態に設定する。
次いでユーザにより、印刷装置10とパソコン20とがUSBケーブル11を介して接続される。印刷装置10は、USBケーブル11の信号線のうちD+信号をプルアップ状態としているので、パソコン20は、接続されたUSBケーブル11の信号線のうちD+信号がプルアップ状態となっていることを検出することにより、印刷装置10がUSBケーブル11を介して接続されたと判断する。
次いで、パソコン20のCPU2と印刷装置10のCPU31との間で、プラグアンドプレイ通信(以下「PnP通信」と略す。)が実行される(CPU2:S10、CPU31:S37)。PnP通信では、ホストとして機能するパソコン20のCPU2が、ターゲットとして機能する印刷装置10の駆動状態を把握するための通信が実行される。PnP通信によりCPU2は、接続された印刷装置10の駆動状態が記憶デバイス状態となっており、FLASH ROM34のディスク領域54を記憶デバイスとして使用可能な状態であると判断する。
次いで、パソコン20のCPU2は、ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面を起動する。これにより、FLASH ROM34のディスク領域54に記憶されている切替プログラムを選択可能な状態のウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面がディスプレイ21に表示される(S11)。
図8を参照して、ディスプレイ21に表示されるウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面の一例について説明する。ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面では、切替プログラムの名称「P−touch PnP Function Selector」が付されたアイコンと、ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラを選択可能なアイコン(図中「フォルダを開いてファイルを表示する」にて表示)とが少なくとも表示される。
なお上述では、ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面を、パソコン20と印刷装置10との間でPnP通信が実行された後、自動的にパソコン20にて起動させ、ディスプレイ21に表示させているが、この方法に限定されない。従って、ユーザがパソコン20を操作してウィンドウズ(登録商標)エクスプローラを起動し、FLASH ROM34のディスク領域54に記憶されている切替プログラム(「P−touch PnP Function Selector」)をウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ内に表示させてもよい。
次いでこの状態でCPU2は、ユーザにより切替プログラムの名称が付されたアイコンが選択されるまで待機する(S12:NO)。ここでユーザは、印刷装置10に印刷を実行させるための印刷データを作成するために、パソコン20を操作して切替プログラムの名称が付されたアイコンを選択する。
CPU2がユーザによる選択入力を検出した場合(S12:YES)、次いで、パソコン20にて選択された切替プログラムを実行するために、CPU2は切替プログラム実行ファイルを印刷装置10より受信してRAM4にコピーし、切替プログラムを実行可能な状態としなければならない。そこでCPU2は、印刷装置10のFLASH ROM34中ディスク領域54に記憶されている切替プログラム実行ファイルを取得するための処理を行う。
CPU2は、印刷装置10より切替プログラムを取得するために、印刷装置10に対して切替プログラム実行ファイルの送信要求パケットを送信し、印刷装置10に対して切替プログラム実行ファイルを送信するように要求する(S13)。
一方、印刷装置10のCPU31は、PnP通信(S37)後、パソコン20より切替プログラム実行ファイルの送信要求パケットを受信するまで待機している(S39:NO)。そして、S13の処理に基づいてパソコン20より送信された切替プログラム実行ファイルの送信要求を受信した場合(S39:YES)、CPU31は、パソコン20からの要求に応じて、FLASH ROM34のディスク領域54に記憶されている切替プログラム実行ファイルをパソコン20に対して送信する(S41)。
パソコン20のCPU2は、S13にて送信した切替プログラム実行ファイルの送信要求パケットに対し、S41の処理に基づいて印刷装置10より送信された切替プログラム実行ファイルを受信する(S15)。次いでCPU2は、受信した切替プログラム実行ファイルをRAM4に記憶し、実行ファイルを起動可能な状態とした後、実行ファイルを起動する(S17)。
図9を参照して、S17において切替プログラムが起動されたことにより、パソコン20のディスプレイ21に表示される画面の一例について説明する。図9に示すように、切替プログラムが起動されると、「P−touch PnP Editor」と「P−touch Editor 5.0 Driver」との二つのいずれかを選択するためのチェックボックスと、「OK」「キャンセル」のいずれかを選択する選択ボタンとが表示される。これらのうち、「P−touch PnP Editor」のチェックボックスは、印刷データを編集するためのエディタとしてクイックエディタを選択するために設けられており、「P−touch Editor 5.0 Driver」のチェックボックスは、印刷データを編集するためのエディタとしてフルエディタを選択するために設けられている。また、「OK」選択ボタンは、選択したチェックボックスを有効にするたに設けられており、「キャンセル」選択ボタンは、選択したチェックボックスを無効にするために設けられている。
そしてユーザは、実行中の切替プログラムを介して、印刷データのエディタとしてクイックエディタを使用するか、フルエディタを使用するかを選択する。なお、クイックエディタ実行ファイルは印刷装置10のFLASH ROM34に予め記憶されているので、パソコン20に予めインストールされていなくても実行可能であるが(図9中「本体に搭載されている〜インストールは必要ありません。」の表示にて通知)、フルエディタを使用する場合には、予めパソコン20にインストールされていなければならない(図9中「フルエディタを使用する〜インストールが必要です。」にて通知)。
なお上述では、パソコン20のCPU2は、ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面(図8参照)をディスプレイ21に表示して、ユーザに対して切替プログラムの選択を促し、切替プログラムが選択された場合に、切替プログラムを起動しているが、この方法に限定されない。従って、自動的にPnP通信(S10)の終了後、自動的に切替プログラムが起動され、ユーザによるプログラムの切り替えを可能とする方法であってもよい。
図6に示すように、CPU2は、切替プログラムの起動(S17)後、ユーザによりエディタの選択入力がなされるまで待機する(S18:NO)。そして、ユーザにより切替プログラムを介して使用するエディタのチェックボックス(図9参照)が選択され、次いで「OK」ボタン(図9参照)が選択され、これをCPU2が検出した場合(S18:YES)、次いでCPU2は、いずれのエディタが選択されたかを判断し(S19)、選択されたエディタを起動するための処理を実行する。
パソコン20にフルエディタがインストールされておらず、フルエディタを使用できない環境である場合や、簡易に印刷データの作成作業を実行したい場合等には、ユーザはクイックエディタを選択する。CPU2は、クイックエディタが選択されたことを検出した場合(S19:NO)、クイックエディタを実行するための処理(S23〜S29)を実行する。一方、パソコン20にフルエディタがインストールされており、フルエディタを使用できる環境である場合であって、複雑な印刷データの編集作業を実行したい場合には、ユーザはフルエディタを選択する(S19:YES)。CPU2は、フルエディタが選択されたことを検出した場合(S19:YES)、フルエディタを実行するための処理(S21〜S33、図6参照)を実行する。
ユーザによりクイックエディタが選択された場合について説明する。クイックエディタが選択されたことを検出した場合(S19:NO)、CPU2は、クイックエディタをパソコン20にて起動する必要がある。ここで、クイックエディタの実行プログラムはFLASH ROM34のディスク領域54に記憶されているので、クイックエディタ実行ファイルを印刷装置10より取得してRAM4にコピーしなければならない。そこでCPU2は、はじめに、印刷装置10の駆動状態を記憶デバイス状態に維持させることを通知する情報データパケットを印刷装置10に対して送信する(S23)。次いでCPU2は、クイックエディタ実行ファイルをパソコン20より取得するために、印刷装置10に対してクイックエディタ実行ファイルの送信要求パケットを送信する(S25)。
一方、印刷装置10のCPU31は、切替プログラム実行ファイルをパソコン20に送信した(S41)後、駆動状態を記憶デバイス状態に維持するか、印刷デバイスに切り替えるかの情報(以下「駆動状態情報」という。)のパケットを、パソコン20より受信するまで待機している(S43:NO)。そして、駆動状態情報を受信し(S43:YES)、受信した駆動状態情報が、S23の処理に基づいてパソコン20より送信された駆動状態情報(印刷装置10を記憶デバイス状態に維持させるための情報)である場合には(S45:YES)、CPU31は、ユーザがクイックエディタを使用して印刷データを作成しようとしていると判断する。
次いでCPU31は、パソコン20よりクイックエディタ実行ファイルの送信要求パケットを受信するまで待機する(S47:NO)。そして、S25の処理に基づいてパソコン20より送信されるクイックエディタ実行ファイルの送信要求パケットを受信した場合(S47:YES)、CPU31は、FLASH ROM34のディスク領域54に記憶された状態のクイックエディタ実行ファイルをパソコン20に対して送信する(S49)。そしてCPU31の駆動状態切替処理は終了する。
パソコン20のCPU2では、クイックエディタ実行ファイルの送信要求パケットを印刷装置10に送信した(S25)後、S49の処理に基づいて印刷装置10より送信されたクイックエディタ実行ファイルを受信する(S27)。次いでCPU2は、受信したクイックエディタ実行ファイルをRAM4に記憶する。これにより、ユーザがパソコン20にてクイックエディタを使用し、印刷データを作成することが可能な状態となる。次いでCPU2は、RAM4に記憶したクイックエディタ実行ファイルを起動する(S29)。そしてこの状態で、ユーザによりキーボード23及びマウス24が操作され印刷データが作成される。そしてCPU2の駆動状態切替処理は終了する。
なお、クイックエディタを使用することにより作成された印刷データは印刷装置10に転送され、FLASH ROM34のディスク領域54に直接記憶される。この状態で、印刷装置10にて印刷データに基づいた印刷処理が実行可能な状態となる。そして、ユーザからの印刷指示を受け付けた場合、FLASH ROM34のディスク領域54に記憶された状態の印刷データに基づき、印刷装置10は駆動回路43及び駆動回路44を制御してサーマルヘッド40及びテープ送りローラ41を駆動させ、印字テープへの印刷処理を実行する。
以上説明したように、印刷装置10は記憶デバイス状態にて起動するので、この駆動状態で、パソコン20より印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に記憶されているクイックエディタ実行ファイルを使用することが可能となる。これにより、パソコン20にてクイックエディタによる印刷データの作成が可能となるので、予めパソコン20に印刷データの作成プログラムがインストールされていない環境であっても、印刷装置10にパソコン20を接続することにより、パソコン20にて印刷データを作成することが可能となる。
また、パソコン20のCPU2は、クイックエディタにて作成した印刷データを、記憶デバイスとして認識している印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に記憶する。印刷装置10では、FLASH ROM34のディスク領域54に印刷データが記憶されている場合に、この印刷データに基づいた印刷処理が実行可能となる。一般的な印刷装置を使用して印刷処理を実行する場合は、接続されるホスト(パソコン)にはプリンタドライバがあらかじめインストールされていなければならい。しかしながら上記第一の実施の形態における印刷装置10では、印刷装置10はパソコン20より記憶デバイスとして認識されているので、ドライバのプリインストールなしに、印刷装置10に印刷データを記憶させることが可能となる。これにより、容易に印刷装置10に印刷処理を実行させることが可能となる。
次に、パソコン20に予めフルエディタがインストールされている場合であって、ユーザが切替プログラムにてフルエディタを選択した場合について、図6を参照して説明する(S19:YES)。ユーザがフルエディタを使用して印刷データを作成し、作成した印刷データに基づいて印刷装置10にて印刷処理を実行させる場合には、パソコン20は、印刷装置10を印刷デバイスとして認識した状態でなければならず、印刷装置10は印刷デバイスとして駆動していなければならない。既述のように印刷装置10は、電源投入直後において記憶デバイス状態にて駆動しているので、CPU2は、はじめに、フルエディタの実行プログラムの起動前に、印刷装置10の駆動状態を切り替えるための処理を行う。
図6に示すようにCPU2は、ユーザによりフルエディタが選択されたことを検出した場合(S19:YES)、はじめに、印刷装置10の駆動状態を印刷デバイス状態に切り替えるための駆動状態情報を印刷装置10に対して送信する(S21)。
一方、印刷装置10のCPU31は、切替プログラム実行ファイルをパソコン20に送信した(S41)後、駆動状態情報のパケットをパソコン20より受信するまで待機している(S43:NO)。そして、駆動状態情報を受信し(S43:YES)、受信した駆動状態情報が、S21の処理に基づいてパソコン20より送信された駆動状態情報(印刷装置10の駆動状態を印刷デバイス状態に切り替えるための情報)である場合には(S45:NO)、CP31は、ユーザがフルエディタを使用して印刷データを作成しようとしていると判断する。
次いで図7に示すように、CPU31は、USBデバイスドライバとしてプリンタクラスドライバを選択して読み込むために、SRAM33のフラグ領域62に記憶されている切替フラグに「1」を記憶する(S51)。次いでCPU31は、パソコン20にて印刷装置10との接続が切断されたと判断させるために、USBケーブル11の信号線のうちD+信号に設定されているプルアップ設定を解除し、D+信号をハイインピーダンス状態とする(S53)。
一方、パソコン20のCPU2は、USBケーブル11の信号線のうちD+信号がプルアップ状態からハイインピーダンス状態となったことを検出する。これによりCPU2は、USBケーブル11を介して接続していた印刷装置10が切り離されたと認識する(S30)。
次いで印刷装置10のCPU31は、パソコン20にて印刷装置10と切断状態となったことを確実に判断させるため、所定時間が経過するまで待機する(S55:NO)。そして所定時間の経過後(S55:YES)、CPU31は、USBデバイスドライバを読み出して使用するために、SRAM33のフラグ領域62に記憶されている切替フラグを読み出す。ここで切替フラグには、S51の処理にて「1」が記憶されているので、CPU31は、USBデバイスドライバとしてプリンタクラスドライバを選択して読み出す(S57)。
次いでCPU31は、パソコン20にて印刷装置10と再接続されたものと判断させるために、USBケーブル11の信号線のうちD+信号をハイインピーダンス状態からプルアップ状態に再設定する(S58)。一方、パソコン20のCPU2は、USBケーブル11の信号線のうちD+信号が再度プルアップ状態となったことを検出する。これによりCPU2は、印刷装置10がUSBケーブル11を介して再接続されたと判断する(S31)。
次いで、パソコン20のCPU2と印刷装置10のCPU31との間で、PnP通信が実行される。(CPU2:S32、CPU31:S59)。PnP通信では、ホストとして機能するパソコン20のCPU2が、ターゲットとして機能する印刷装置10の状態を把握するためのデータパケット通信が実行される。PnP通信によりCPU2は、接続された印刷装置10の駆動状態が印刷デバイス状態となっており、印刷装置10に対して印刷データを送信することにより印刷処理を実行させることが可能な状態であると判断する。
そしてこの状態で、パソコン20に予めインストールされているフルエディタがCPU2により起動され、ユーザにより印刷データの作成処理が実行される(S33)。そしてCPU2の駆動状態切替処理は終了する。
なお、フルエディタを使用することにより作成された印刷データは、パソコン20のHDD6に記憶される。そして、印刷データに基づいた印刷処理時においては、印刷装置10への印刷指示とともに、USBケーブル11を介して印刷装置10に送信される。印刷装置10では、USBケーブル11を介して印刷データを受信した場合、受信した印刷データをSRAM33の印刷バッファ領域61に一端記憶し、記憶した印刷データに基づき、駆動回路43及び駆動回路44を制御してサーマルヘッド40及びテープ送りローラ41を駆動させ、印字テープへの印刷処理を実行する。
以上説明したように、印刷装置10を印刷デバイス状態に切り替えて駆動させることにより、パソコン20に予めインストールされているフルエディタを使用して作成した印刷データを印刷装置10に対して送信し、印刷データに基づいて印刷処理を実行させることが可能となる。また上述のように、印刷装置10と接続された状態のパソコン20より、切替プログラムを使用して印刷装置10の駆動状態を切り替えることが可能となる。これにより、パソコン20に予めインストールされている編集プログラム(フルエディタ)と、印刷装置10に記憶されている編集プログラム(クイックエディタ)とを使い分けることが可能となる。
なお、図1のパソコン20が、本発明の「外部端末」に相当する。また、図3のFLASH ROM34が、本発明の「記憶手段」に相当し、図6のS37、S39、S41、S43、S47、S49、及び、図7のS59の処理をおこなう印刷装置10のCPU31が、本発明の「通信手段」に相当し、図6のS29、及び図7のS33にて作成された印刷データに基づき、駆動回路43、駆動回路44を制御して印刷処理を行う処理を行う印刷装置10のCPU31が、本発明の「印刷手段」に相当する。
また、図7のS51〜S59において、駆動状態を記憶デバイス状態から印刷デバイス状態に切り替える処理を行う印刷装置10のCPU31が、本発明の「切替手段」に相当し、図5のS43にて駆動状態情報を受信する処理を行うCPU31が、本発明の「受付手段」に相当する。また、印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に記憶されている切替プログラムが、本発明の「選択プログラム」に相当し、クイックエディタが、本発明の「第一編集プログラム」に相当する。
また、図6のS10、S13、S15、S21、S23、S25、S27、図7のS32において、印刷装置10と通信を行うパソコン20のCPU2が、本発明の「端末通信手段」に相当し、図2のHDD6が、本発明の「端末記憶手段」に相当し、図2のHDD6に記憶されているフルエディタが、本発明の「第二編集プログラム」に相当する。また、図6のS27にて、クイックエディタ実行ファイルを受信する処理を行うパソコン20のCPU2が、本発明の「実行ファイル受信手段」に相当し、S29にて、受信したクイックエディタ実行ファイルを実行する処理を行うパソコン20のCPU2が、本発明の「第二実行手段」に相当し、図7のS33にて、フルエディタ実行ファイルを実行する処理を行うパソコン20のCPU2が、本発明の「第一実行手段」に相当し、図5のS21、S23にて、駆動状態情報を送信する処理を行うパソコン20のCPU2が、本発明の「駆動状態送信手段」に相当する。
なお、本発明は上記第一の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
印刷装置10が駆動状態を変更するための具体的な方法は、図7のS51〜S58の方法に限定されない。従って例えば、ユーザに対してUSBケーブル11の着脱を促すようにパソコン20のディスプレイ21に表示させ、ユーザにより、パソコン20と印刷装置10とを接続するUSBケーブル11の切断及び再接続を実行させることにより、パソコン20に印刷装置10が再接続されたと認識させてもよい。
また、切替プログラムの実行時においてフルエディタが選択され、フルエディタを使用して印刷装置10に印刷処理を実行させるためには、パソコン20に、印刷装置10に印刷データを転送することを可能とするための、プリンタドライバが予めインストールされていなければならない。ここで、パソコン20にフルエディタはインストールされているが、プリンタドライバがインストールされていない場合に、ドライバのインストールを促すためのウィザードをパソコン20のディスプレイ21に表示させ、フルエディタの起動前にプリンタドライバのインストールが実行されるようにしてもよい。
上述においては、フルエディタを使用することにより作成した印刷データは、印刷デバイス状態にて駆動している印刷装置10に対して転送され、印刷装置10にて印刷処理を実行させることとしているが、この方法に限定されない。従って例えば、フルエディタを使用することにより印刷データを作成し、次いで、印刷装置10の駆動状態を印刷デバイス状態から記憶デバイス状態に切り替える。そして、記憶デバイス状態にて駆動している印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に印刷データを記憶する。そして、印刷装置10に対して印刷指示を送信することにより、印刷装置10に記憶された印刷データの印刷処理を実行させてもよい。
<第二の実施の形態>
以下、本発明の第二の実施の形態について、図10〜図13を参照して説明する。図10及び図11は、第二の実施の形態における印刷装置10の駆動状態切替処理を示すフローチャートであり、図12は、ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面の一例であり、図13は、クイックエディタによる印刷データ作成画面の一例である。なお、印刷システムの構成、印刷装置10及びパソコン20の電気的構成、記憶領域の構成については、第一の実施の形態における図1〜図5と同様であるので、以下においては説明を簡略化又は省略する。
第二の実施の形態では、第一の実施の形態において、印刷装置10の駆動状態を切り替えるために使用された切替プログラムの機能を、クイックエディタ及びフルエディタが有している。従ってユーザは、クイックエディタが起動した状態で、フルエディタを使用するために印刷装置10の駆動状態を切り替えようとする場合には、クイックエディタが備えた印刷装置10の駆動状態の切り替え機能を使用する。また、フルエディタが起動した状態で、クイックエディタを使用するために印刷装置10の駆動状態を切り替えようとする場合には、フルエディタが備えた印刷装置10の駆動状態の切り替え機能を使用する。
印刷装置10のCPU31は、電源が投入されて起動すると、第一の実施の形態と同様に、SRAM33のフラグ領域62に記憶されている切替フラグを読み出し、切替フラグに「0」が記憶されているので、USBデバイスドライバとしてマスストレージクラスを選択して読み出す(S121)。そして、FLASH ROM34のディスク領域54をパソコン20より使用可能な記憶エリアに設定する。これにより、印刷装置10は記憶デバイス状態として駆動する。そして、印刷装置10がパソコン20とUSBケーブル11を介して接続された場合において、パソコン20より記憶デバイスとして認識され、印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に記憶されているデータをパソコン20より使用することが可能となる。
次いで、第一の実施の形態と同様に、印刷装置10のCPU31は、USBケーブル11の信号線のうちD+信号がプルアップ状態となるように設定する。そしてこの状態でユーザにより、印刷装置10とパソコン20とがUSBケーブル11を介して接続されると、パソコン20は、接続されたUSBケーブル11の信号線のうちD+信号がプルアップ状態となっていることを検出し、印刷装置10がUSBケーブル11を介して接続されたと判断する。
次いで、第一の実施の形態と同様に、パソコン20のCPU2と印刷装置10のCPU31との間で、PnP通信が実行される(CPU2:S100、CPU31:S123)。PnP通信によりCPU2は、接続された印刷装置10の駆動状態が記憶デバイス状態となっており、FLASH ROM34のディスク領域54を記憶デバイスとして使用可能な状態であると判断する。
次いで、パソコン20のCPU2は、ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面を起動する。これにより、FLASH ROM34のディスク領域54に記憶されているクイックエディタ実行ファイルを選択可能な状態のウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面がディスプレイ21に表示される(S101)。
図12を参照して、ディスプレイ21に表示されるウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面の一例について説明する。ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面では、クイックエディタの名称「P−touch PnP Editor」が付されたアイコンと、ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラを選択可能なアイコン(図12中「フォルダを開いてファイルを表示する」にて表示)とが少なくとも表示される。
なお上述では、ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面を、パソコン20と印刷装置10との間でPnP通信が実行された後、自動的にパソコン20にて起動させ、ディスプレイ21に表示させているが、この方法に限定されない。従って、ユーザがパソコン20を操作してウィンドウズ(登録商標)エクスプローラを起動し、FLASH ROM34のディスク領域54に記憶されているクイックエディタ(「P−touch PnP Editor」)をウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ内に表示させてもよい。
次いでこの状態でCPU2は、ユーザによりクイックエディタの名称が付されたアイコンが選択されるまで待機する(S102:NO)。ここでユーザは、印刷装置10に印刷を実行させるための印刷データを作成するために、パソコン20を操作してクイックエディタの名称が付されたアイコンを選択する。
パソコン20のCPU2がユーザによる選択入力を検出した場合(S102:YES)、次いで、選択されたクイックエディタを実行するために、CPU2は、クイックエディタ実行ファイルを印刷装置10より受信してRAM4にコピーし、クイックエディタを実行可能な状態としなければならない。そこでCPU2は、印刷装置10のFLASH ROM34中ディスク領域54に記憶されているクイックエディタ実行ファイルを取得するための処理を行う。
CPU2は、印刷装置10よりクイックエディタ実行ファイルを取得するために、印刷装置10に対してクイックエディタ実行ファイルの送信要求パケットを送信し、印刷装置10に対してクイックエディタ実行ファイルを送信するように要求する(S103)。
一方、印刷装置10のCPU31は、PnP通信(S123)後、パソコン20よりクイックエディタ実行ファイルの送信要求パケットを受信するまで待機している(S124:NO)。そして、S103の処理に基づき、パソコン20よりクイックエディタ実行ファイルの送信要求パケットを受信した場合(S124:YES)、次いでCPU31は、パソコン20からの要求に応じて、FLASH ROM34のディスク領域54に記憶されているクイックエディタ実行ファイルをパソコン20に対して送信する(S125)。
パソコン20のCPU2は、S103にて送信したクイックエディタ実行ファイルの送信要求パケットに対し、S125の処理に基づいて印刷装置10より送信されたクイックエディタ実行ファイルを受信する(S104)。次いでCPU2は、受信したクイックエディタ実行ファイルをRAM4に記憶し、実行ファイルを起動可能な状態とした後、実行ファイルを起動する(S105)。
図13を参照して、クイックエディタが起動された場合に、パソコン20のディスプレイ21に表示される画面の一例について説明する。図13に示すように、クイックエディタが起動されると、印字テープに印字する文字を編集可能なツールバーや作業スペース等が設けられたウィンドウが表示される。またウィンドウには、印刷装置10を記憶デバイス状態に切り替えるための切替ボタン(「MSC」)70と、印刷デバイス状態に切り替えるための切替ボタン(「PC」)71とが設けられている。
ここで、起動中のクイックエディタを継続使用して印刷データを作成するユーザは、表示されているクイックエディタを継続して使用し、印刷データの作成を実行する(S107:NO、後述)。一方、フルエディタに切り替えて印刷データを新規作成するユーザや、クイックエディタにて作成途中の印刷データについて、フルエディタにて印刷データを再編集するユーザは、印刷装置10を記憶デバイス状態から印刷デバイス状態に切り替えなければならない。そこでユーザは、印刷装置を印刷デバイスに切り替えるために、切替ボタン71を選択する。切替ボタン71が選択されると(S107:YES、図10、後述)、起動中のクイックエディタは終了し、印刷装置10の駆動状態を印刷デバイス状態に切り替えた後、フルエディタを起動する。そして、ユーザにより印刷データの作成、編集処理が実行される。
図10に示すように、CPU2は、クイックエディタの起動(S105)後、ユーザの操作による印刷データの作成操作に基づいて印刷データを作成すると同時に、ユーザにより切替ボタン71(図13参照)が選択されるかどうかを監視している(S107)。そして、ユーザにより切替ボタン71が選択されたことを検出した場合(S107:YES)、次いでCPU2は、印刷装置10の駆動状態を記憶デバイス状態から印刷デバイス状態に切り替え、フルエディタを起動するための処理を実行する(S108〜S119)。
CPU2は、はじめに、クイックエディタにて編集中の印刷データ(以下「編集中データ」という。)がある場合に、この編集中データをフルエディタ起動後も継続して使用することが可能なように、印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に記憶する。具体的には、編集中データのパケットを印刷装置10に対して送信する(S108)。一方、S108の処理に基づいてパソコン20より送信された編集印刷データのパケットを印刷装置10にて受信した場合(S126:YES)、印刷装置10のCPU31は、受信した編集中データをFLASH ROM34のディスク領域54に記憶する(S127)。一方、編集中データを受信しなかった場合は(S126:NO)、そのままS129に移行する。
S108にて、編集中データを印刷装置10に対して送信した後のCPU2は、次いで、印刷装置10の駆動状態を印刷デバイス状態に切り替えるための駆動状態情報を印刷装置10に対して送信する(S109)。
一方、印刷装置10のCPU31は、S127にて編集中データをFLASH ROM34のディスク領域54に記憶した後、パソコン20より駆動状態情報を受信するまで待機している(S129:NO)。そして、駆動状態情報を受信し(S129:YES)、受信した駆動状態情報が、S109の処理に基づいてパソコン20より送信された駆動状態情報(印刷装置10を印刷デバイス状態に切り替えるための情報)である場合には(S131:YES)、CPU31は、ユーザがフルエディタを使用して印刷データを作成しようとしていると判断する。
次いでCPU31は、図11に示すように、USBデバイスドライバとしてプリンタクラスドライバを選択して読み込むために、SRAM33のフラグ領域62に記憶されている切替フラグに「1」を記憶する(S133)。次いでCPU31は、パソコン20にて印刷装置10との接続が切断されたものと判断させるために、USBケーブル11の信号線のうちD+信号に設定されているプルアップ設定を解除し、D+信号をハイインピーダンス状態とする(S135)。
一方、パソコン20のCPU2は、USBケーブル11の信号線のうちD+信号がプルアップ状態からハイインピーダンス状態となったことを検出する。これによりCPU2は、USBケーブル11を介して接続していた印刷装置10が切り離されたと認識する(S110)。
次いで印刷装置10のCPU31は、パソコン20にて印刷装置10と切断状態となったことを確実に判断させるため、所定時間が経過するまで待機する(S137:NO)。所定時間の経過後(S137:YES)、CPU31は、USBデバイスドライバを読み出して使用するために、SRAM33のフラグ領域62に記憶されている切替フラグを読み出す。ここで切替フラグには、S133の処理にて「1」が記憶されているので、CPU31は、USBデバイスドライバとしてプリンタクラスドライバを選択して読み出す(S139)。
次いでCPU31は、パソコン20にて印刷装置10と再接続されたものと判断させるために、USBケーブル11の信号線のうちD+信号をハイインピーダンス状態からプルアップ状態に再設定する(S140)。一方、パソコン20のCPU2は、USBケーブル11の信号線のうちD+信号が再度プルアップ状態となったことを検出する。これによりCPU2は、印刷装置10がUSBケーブル11を介して再接続されたと判断する(S111)。
次いで、第一の実施の形態と同様に、パソコン20のCPU2と印刷装置10のCPU31との間で、PnP通信が実行される。(CPU2:S112、CPU31:S141)。PnP通信によりCPU2は、接続された印刷装置10の駆動状態が印刷デバイス状態となっており、印刷装置10に対して印刷データを送信することにより印刷処理を実行させることが可能な状態であると判断する。
PnP通信が終了した後、パソコン20のCPU2は、インストールされているフルエディタを起動する(S113)。次いでCPU2は、印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に記憶した(S108、図10参照)編集中データを読み出し、継続して編集中データの編集を実行するために、印刷装置10に対して編集中データの送信要求パケットを送信し、印刷装置10に対して編集中データを送信するように要求する(S115)。
一方、印刷装置10のCPU31では、PnP通信(S141)後、パソコン20より編集中データの送信要求パケットを受信するまで待機している(S143:NO)。そして、S115の処理に基づいてパソコン20より送信された編集中データの送信要求パケットを受信した場合(S143:YES)、CPU31は、パソコン20からの要求に応じて、FLASH ROM34のディスク領域54に記憶されている編集中データをパソコン20に対して送信する(S145)。パソコン20のCPU2は、S115にて送信した編集中データの送信要求パケットに対し、S145の処理に基づいて印刷装置10より送信された編集中データを受信する(S117)。
ここで、受信した編集中データはクイックエディタにより作成されているので、印刷条件として第一印刷条件を含んでいる。そして第一印刷条件には、フルエディタにて編集可能な第二印刷条件とは異なる印刷条件が含まれている。そこでCPU2は、受信した編集中データに包含されている第一印刷条件のうち、起動中のフルエディタにて編集可能な第二印刷条件と重複する印刷条件(以下「重複印刷条件」という。)を抽出する(S118)。そして、受信した編集中データの印刷条件のうち、S118にて抽出した重複印刷条件のみを有効とした状態の編集中データをフルエディタにて編集可能なように読み込む(S119)。この状態で、ユーザにより、フルエディタを使用して編集中データを継続編集することが可能となる。そしてCPU2は駆動状態切替処理を終了する。
なお、フルエディタを使用することにより作成された印刷データは、パソコン20のHDD6に記憶される。そして印刷データに基づいて印刷装置10に対して印刷処理を実行させる場合において、作成された印刷データはUSBケーブル11を介して印刷装置10に送信される。印刷装置10では、USBケーブル11を介して印刷データを受信した場合、受信した印刷データに基づき、駆動回路43及び駆動回路44を制御してサーマルヘッド40及びテープ送りローラ41を駆動させ、印字テープへの印刷処理を実行する。
一方、パソコン20にフルエディタが予めインストールされておらず、起動された状態のクイックエディタを使用して印刷データを作成する場合には(S107:NO)、印刷装置10の駆動状態は既存の記憶デバイス状態のままでよい。そこでパソコン20のCPU2は、印刷装置10の駆動状態を記憶デバイス状態に維持させることを通知する情報データパケットを印刷装置10に対して送信する(S110)。そしてユーザにより、起動中のクイックエディタを使用して印刷データの作成処理が実行される。
印刷装置10のCPU31では、クイックエディタ実行プログラムをパソコン20に対して送信した後(S125)、S110の処理に基づき、パソコン20より送信された駆動状態情報を受信した場合(S126:NO、S129:YES、S131:NO)、受信した駆動状態情報は、印刷装置10を記憶デバイス状態に維持させるための情報であるので、特段の処理を行うことなく、印刷装置10のCPU31は駆動状態切替処理を終了する。
なお、クイックエディタにより作成された印刷データは印刷装置10に転送され、FLASH ROM34のディスク領域54に直接記憶される。そしてこの状態で、印刷装置10にて印刷データに基づいた印刷処理が実行可能な状態となる。そして、ユーザからの印刷指示を受け付けた場合、FLASH ROM34のディスク領域54に記憶されている印刷データに基づき、駆動回路43及び駆動回路44を制御してサーマルヘッド40及びテープ送りローラ41を駆動させ、印字テープへの印刷処理を実行する。
以上説明したように、第二の実施の形態における印刷システム1では、印刷装置10を記憶デバイス状態にて起動させる。そしてパソコン20では、印刷装置10との接続後、クイックエディタが起動する。なお、クイックエディタには印刷装置10の駆動状態を切り替えることが可能な機能(切替ボタン70、切替ボタン71、図13参照)が付加されているので、ユーザがフルエディタを使用する場合には、当該機能を利用して印刷装置10の駆動状態を切り替えることが可能となっている。これにより、第一の実施の形態にて必要であった切替プログラムが不要となり、記憶容量を節約することが可能であるとともに、切替プログラムを予め準備する手間を省くことが可能となる。
また、第二の実施の形態では、予めクイックエディタが起動するため、ユーザがフルエディタに切り替えて使用する場合において、クイックエディタにて作成中の印刷データ(編集中データ)をフルエディタにて継続して編集する場合が発生する。このような場合において、編集中データを印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に記憶して退避させ、フルエディタ起動後、退避した編集中データを読み出す。クイックエディタ使用時、印刷装置10は記憶デバイス状態にて駆動しているので、容易に編集中データを記憶したディスク領域54にアクセスすることが可能な状態となっている。これにより、印刷データを作成するためのエディタを複数切り替えながら使用する場合において、編集中データを異なるエディタにて読み込み、編集することが可能となるので、ユーザの利便性が向上する。
さらに、エディタにて作成される印刷データには、印刷される文字情報の他に印刷条件が含まれているが、編集可能な印刷条件は、エディタにより異なることが多い。このため、上述の第二の実施の形態のように、クイックエディタにて作成された編集中データをフルエディタにて読み出し、継続して編集を行う場合において、クイックエディタにて作成した印刷データに含まれている第一印刷条件のすべてが、フルエディタにて編集可能な第二印刷条件に合致するとは限らない。このような場合にパソコン20では、編集データに含まれている印刷条件のうち、継続して編集作業を行うエディタにて編集可能な印刷条件である重複印刷条件を抽出する。そして、重複印刷条件のみを有効とした状態の編集中データをエディタが読み込む。これにより、ユーザによる編集作業を可能とし、編集中データの印刷データが異なるために、エディタにて編集作業を継続して実行できないような状態を防止することが可能となる。
尚、図10のS108にて編集中データを送信することにより、印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に編集中データを記憶する制御を行うパソコン20のCPU2が、本発明の「編集中データ記憶制御手段」に相当し、図11のS119にて、読み出した編集中データをフルエディタにて読み込んで編集を継続する処理を行うパソコン20のCPU2が、本発明の「編集継続手段」に相当し、図10のS109及びS110にて、駆動状態情報を送信する処理を行うパソコン20のCPU2が、本発明の「駆動状態送信手段」に相当する。
また、クイックエディタにて編集途中の編集中データに含まれる印刷条件が、本発明の「第一印刷条件情報」に相当し、フルエディタにて編集途中の編集中データに含まれる印刷条件が、本発明の「第二印刷条件情報」に相当する。また、図11のS118において、第一印刷条件と第二印刷条件とで重複する印刷条件を抽出する処理を行うパソコン20のCPU2が、本発明の「印刷条件抽出手段」に相当する。
なお、本発明は上記第二の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
フルエディタ使用中に使用を中断し、クイックエディタにて使用を継続するために、印刷装置10の駆動状態を切り替える機能が選択された場合にも、フルエディタ使用により作成途中の編集中データは、上述のクイックエディタ使用時におけるS108の処理と同様に、印刷装置10に対して送信される。そして、S127における処理と同様に、印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に記憶される。これにより、フルエディタとは異なるクイックエディタが起動した場合に、ディスク領域54に記憶した編集中データを読み出すことによって、編集中データを継続して編集することが容易に可能となる。
さらにフルエディタ使用中に使用を中断し、クイックエディタにて使用を継続するために、印刷装置10の駆動状態を切り替える機能が選択された場合に、上述のフルエディタ起動時におけるS118の処理と同様、第一印刷条件と第二印刷条件とで重複する重複印刷条件が抽出され、重複印刷条件のみを有効とした状態の編集中データをクイックエディタにて編集可能なように読み込む。これにより、ユーザにより、フルエディタを使用して編集中データを継続編集することが可能となる。
第二の実施の形態では、エディタにより作成途中の編集中データは印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に記憶させ退避させる構成としたが、編集中データが記憶される領域はFLASH ROM34のディスク領域54に限定されない。従って、エディタにより作成したデータは、パソコン20の有する記憶領域(HDD6やRAM4)に記憶される構成としてもよい。
第二の実施の形態では、エディタを別のエディタに切り替えて使用する場合において、印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に編集中データを退避した後、エディタが備える印刷装置10の駆動状態切替機能(図13中、切替ボタン70、71を選択することにより実行される機能)を使用して印刷装置10の駆動状態を切り替えていた。しかしながら、印刷装置10の駆動状態の切り替え方法は上述に限定されず、第一の実施の形態にて説明した切替プログラムを使用してもよい。この場合には、使用中のエディタを終了させる場合に、編集中データを印刷装置10のFLASH ROM34のディスク領域54に退避させる。次いで、切替プログラムを起動して印刷装置10の駆動状態を切り替える。そして、印刷装置10の駆動状態が切り替わり、別のエディタが起動された状態で、ディスク領域54に退避させた編集中データを読み込み、継続して編集中データの編集作業が実行される。
印刷システム1を構成する印刷装置10及びパソコン20の物理的構成を示す模式図である。 印刷装置10の電気的構成を示す模式図である。 FLASH ROM34の記憶領域を示す模式図である。 SRAM33の記憶領域を示す模式図である。 印刷装置10とパソコン20との間のデータの流れを示す内部ブロック図である。 印刷装置10及びパソコン20の駆動状態切替処理を示すフローチャートである。 印刷装置10及びパソコン20の駆動状態切替処理を示すフローチャートである。 ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面の一例である。 機能選択ツール表示画面の一例である。 印刷装置10の駆動状態の切替処理を示すフローチャートである。 印刷装置10の駆動状態の切替処理を示すフローチャートである。 ウィンドウズ(登録商標)エクスプローラ起動画面の一例である。 クイックエディタによる印刷データ作成画面の一例である。
符号の説明
1 印刷システム
2 CPU
4 RAM
6 HDD
10 印刷装置
11 USBケーブル
20 パソコン
31 CPU
34 FRASH ROM
33 SRAM
40 サーマルヘッド
41 テープ送りローラ
42 USBコントローラ
43 駆動回路
44 駆動回路
57 USBデバイスドライバ
58 プリンタクラスドライバ
59 マスストレージクラスドライバ

Claims (8)

  1. 印刷装置において、
    記憶手段と、
    外部端末と通信を行う通信手段と、
    前記記憶手段に記憶された印刷データを印刷する印刷手段と、
    前記通信手段により前記外部端末と通信を行う場合において、当該外部端末をして、前記印刷装置を記憶デバイスとして認識させる駆動状態である記憶デバイス状態と、印刷デバイスとして認識させる駆動状態である印刷デバイス状態とを切り替える切替手段と、
    前記印刷装置の駆動状態を記憶デバイス状態とするか印刷デバイス状態とするかの情報である駆動状態情報を受け付ける受付手段とを備え、
    前記切替手段は、
    前記受付手段により受け付けた駆動状態情報に基づき、前記印刷装置の駆動状態を前記記憶デバイス状態、及び前記印刷デバイス状態のいずれかに切り替えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記記憶手段は、
    前記印刷装置の駆動状態をユーザに選択させるためのプログラムである選択プログラムの実行ファイルを記憶しており、
    前記外部端末にて前記印刷装置が接続されたことを検出した場合において、
    前記印刷装置の駆動状態を記憶デバイス状態とした状態で、前記通信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記選択プログラムの実行ファイルを前記外部端末の要求に対して送信し、
    前記受付手段は、
    前記外部端末においてユーザにより前記選択プログラムが実行された結果、当該外部端末より送信される駆動状態情報を受け付け、
    前記切替手段は、
    前記受付手段により受け付けた駆動状態情報に従い前記印刷装置の駆動状態を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記記憶手段は、
    前記印刷データを編集するためのプログラムである第一編集プログラムの実行ファイルを記憶しており、
    前記外部端末にて前記印刷装置が接続されたことを検出した場合において、
    前記印刷装置の駆動状態を記憶デバイス状態とした状態で、前記通信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記第一編集プログラムの実行ファイルを前記外部端末の要求に対して送信し、
    前記受付手段は、
    前記外部端末においてユーザにより前記第一編集プログラムが実行された結果、当該外部端末より送信される駆動状態情報を受け付け、
    前記切替手段は、
    前記受付手段により受け付けた駆動状態情報に従い前記印刷装置の駆動状態を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記通信手段は、
    USB(Universal Serial Bus)デバイスドライバを使用し、USBを介して前記外部端末と通信を行い、
    駆動状態が記憶デバイス状態となっている場合には、前記USBデバイスドライバとしてマスストレージクラスドライバを使用し、
    駆動状態が印刷デバイス状態となっている場合には、前記USBデバイスドライバとしてプリンタクラスドライバを使用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 印刷装置と接続される外部端末であって、
    前記印刷装置と通信を行う端末通信手段と、
    印刷データを編集するためのプログラムである第二編集プログラムの実行ファイルを少なくとも記憶する端末記憶手段と、
    前記端末通信手段にて前記印刷装置の記憶手段に記憶されている第一編集プログラムの実行ファイルを受信する実行ファイル受信手段と、
    前記印刷装置を印刷デバイスとして認識した状態で、前記端末記憶手段に記憶されている第二編集プログラムの実行ファイルを実行する第二実行手段と、
    前記印刷装置を記憶デバイスとして認識した状態で、前記実行ファイル受信手段にて受信した第一編集プログラムの実行ファイルを実行する第一実行手段と、
    前記印刷装置の駆動状態を、前記外部端末をして記憶デバイスとして認識させる駆動状態、又は印刷デバイスとして認識させる駆動状態のいずれかに切り替えるための情報である駆動状態情報を、当該印刷装置に対して送信する駆動状態送信手段と、
    前記第一実行手段により前記第一編集プログラムが起動され、又は、前記第二実行手段により前記第二編集プログラムが起動され、印刷データが編集されている最中に、前記駆動状態送信手段にて駆動状態情報が送信される場合において、編集中の印刷データである編集中データを、前記印刷装置の記憶手段、又は前記端末記憶手段に記憶する編集中データ記憶制御手段と、
    前記駆動状態送信手段にて送信された駆動状態情報に基づいて、前記印刷装置の駆動状態が切り替えられた後、前記第一実行手段により前記第一編集プログラムが起動され、又は、前記第二実行手段により前記第二編集プログラムが起動された場合に、起動された当該第一編集プログラム又は当該第二編集プログラムにおいて、前記編集中データ記憶制御手段にて記憶された編集中データを継続して編集する編集継続手段と
    を備えた外部端末。
  6. 前記第一編集プログラムは、前記駆動状態情報を送信する前記駆動状態送信手段を備えており、前記第二編集プログラムは、編集中データを継続して編集する編集継続手段を備えている場合であって、
    前記第一編集プログラムが備える前記駆動状態送信手段にて送信された前記駆動状態情報に基づき、前記印刷装置の駆動状態が切り替えられた後、前記第二編集プログラムが起動する場合において、
    前記第二編集プログラムが備える前記編集継続手段は、
    前記第一編集プログラムにて編集中であった編集中データを、印刷装置の記憶手段、又は前記端末記憶手段より読み出し、継続して当該編集中データを編集することを特徴とする請求項5に記載の外部端末。
  7. 前記第一編集プログラムにおいて編集中の印刷データである第一編集中データは、印刷条件に関する情報である第一印刷条件情報を包含し、
    前記第二編集プログラムにおいて編集中の印刷データである第二編集中データは、印刷条件に関する情報である第二印刷条件情報を包含し、
    前記第一印刷条件情報と前記第二印刷条件情報とで重複する印刷条件である重複印刷条件を抽出する印刷条件抽出手段をさらに備え、
    前記編集継続手段は、
    前記第一編集中データが包含する前記第一印刷条件情報のうち、前記印刷条件抽出手段において抽出した重複印刷条件と同一の印刷条件に関する情報を含む当該第一編集中データを継続して編集し、又は、
    前記第二編集中データが包含する前記第二印刷条件情報のうち、前記印刷条件抽出手段において抽出した重複印刷条件と同一の印刷条件に関する情報を含む当該第二編集中データを継続して編集することを特徴とする請求項5又は6に記載の外部端末。
  8. 印刷装置と、当該印刷装置に接続される外部端末とから構成される印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    印刷データと、当該印刷データを編集するためのプログラムである第一編集プログラムの実行ファイルとを少なくとも記憶する記憶手段と、
    前記外部端末と通信を行う通信手段と、
    前記記憶手段に記憶された印刷データを印刷する印刷手段と、
    前記通信手段により前記外部端末と通信を行う場合において、当該外部端末をして、前記印刷装置を記憶デバイスとして認識させる駆動状態である記憶デバイス状態と、印刷デバイスとして認識させる駆動状態である印刷デバイス状態とを切り替える切替手段と、
    前記印刷装置の駆動状態を記憶デバイス状態とするか印刷デバイス状態とするかの情報である駆動状態情報を受け付ける受付手段とを備え、
    前記切替手段は、
    前記受付手段により受け付けた駆動状態情報に基づき、前記印刷装置の駆動状態を前記記憶デバイス状態、及び前記印刷デバイス状態のいずれかに切り替え、
    前記外部端末は、
    前記印刷装置と通信を行う端末通信手段と、
    印刷データを編集するためのプログラムである第二編集プログラムの実行ファイルを少なくとも記憶する端末記憶手段と、
    前記端末通信手段にて前記印刷装置の記憶手段に記憶されている第一編集プログラムの実行ファイルを受信する実行ファイル受信手段と、
    前記印刷装置を印刷デバイスとして認識した状態で、前記端末記憶手段に記憶されている第二編集プログラムの実行ファイルを実行する第二実行手段と、
    前記印刷装置を記憶デバイスとして認識した状態で、前記実行ファイル受信手段にて受信した第一編集プログラムの実行ファイルを実行する第一実行手段と、
    前記印刷装置の駆動状態を、前記外部端末をして記憶デバイスとして認識させる駆動状態、又は印刷デバイスとして認識させる駆動状態のいずれかに切り替えるための情報である駆動状態情報を、当該印刷装置に対して送信する駆動状態送信手段と、
    前記第一実行手段により前記第一編集プログラムが起動され、又は、前記第二実行手段により前記第二編集プログラムが起動され、印刷データが編集されている最中に、前記駆動状態送信手段にて駆動状態情報が送信される場合において、編集中の印刷データである編集中データを、前記印刷装置の記憶手段、又は前記端末記憶手段に記憶する編集中データ記憶制御手段と、
    前記駆動状態送信手段にて送信された駆動状態情報に基づいて、前記印刷装置の駆動状態が切り替えられた後、前記第一実行手段により前記第一編集プログラムが起動され、又は、前記第二実行手段により前記第二編集プログラムが起動された場合に、起動された当該第一編集プログラム又は当該第二編集プログラムにおいて、前記編集中データ記憶制御手段にて記憶された編集中データを継続して編集する編集継続手段とを備えた印刷システム。
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