JP4512943B2 - スプリングクラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、スプリングクラッチの立軸使用時における連結動作及び解放動作の安定性、信頼性の向上に関するものである。
スプリングクラッチには、特許文献1に示すような従来技術が存在するが、以下、例えば風力発電機に用いられる、従来のスプリングクラッチについて、図5乃至図8を用いて説明する。
先ず、従来のスプリングクラッチの基本構成について、図5及び図6を用いて説明する。
図5は、従来のスプリングクラッチの連結時における縦断側面図、図6は、従来のスプリングクラッチの要部拡大図で、同図(A)は、部分側面図、同図(B)は、同図(A)のX−X視図である。
図5及び図6(A)、(B)に示すように、従来のスプリングクラッチ100は、主要構成として、入力軸110、入力ハブ120、出力ハブ130、コイルバネ140、コントロールカラー150、ディスタンスカラー160、レバー170、電磁ソレノイド180、プランジャー190を備えている。
入力ハブ120は、キー122を介して入力軸110に固定されている。
また、出力ハブ130は、軸受132、134によって、入力軸110と同心円状に回転自在に支承されている。
入力ハブ120と出力ハブ130は、ディスタンスカラー160によって、入力軸方向に、隙間aを隔てて位置決めされている。
一方、コイルバネ140は、上下にそれぞれ1個所ずつ、フック部142、144が設けられており、下側のフック部144は、出力ハブ130の穴130Aに挿入され、上側のフック部142はコントロールカバー150の切り欠き溝150Bに挿入されている。
この状態で、コイルバネ140は、その内径が、入力ハブ120、出力ハブ130に対して僅かな圧入代を有して組み付けられる
また、コントロールカラー150には、ストッパ部152が設けられている。
次に、従来のスプリングクラッチ100の基本動作を図7乃び8を用い、図6を参照して説明する。
図7は従来のスプリングクラッチの問題点を説明するための側面図で、クラッチを連結した場合の図である。
図8は従来のスプリングクラッチの問題点を説明するための側面図で、クラッチを解放した場合の図である。
図6(B)に示すように、電磁ソレノイド180に、図示しない電源から通電すると、プランジャー190が作動し、レバー170は、コントロールカラー150に近づく方向に移動する。
或いは、ここで、電磁ソレノイド180に通電すると、レバー170が、コントロールカラー150から遠ざかるように設定しても良い。
レバー170が、コントロールカラー150のストッパ部152から離れている状態で、入力軸110が回転すると、コイルバネ140は入力ハブ120と出力ハブ130に巻き付くために、スプリングクラッチ100は、図7に示すように連結状態になり、入力軸110側のトルクは、入力軸110、コイルバネ140、出力ハブ130を介して、出力側の負荷200(図5参照)に伝達される。
一方、レバー170が、電磁ソレノイド180の操作により、コントロールカラー150のストッパ部152を蹴ると、入力ハブ120及び出力ハブ130に巻き付けられていたコイルバネ140は、フック部142、144を介して巻き戻され、巻き付け状態から解き放されて、スプリングクラッチ100は、図8に示すように、解放されることになる。
特開2002−62054
次に、従来のスプリングクラッチの問題点について、図9を用い、図5を参照して説明する。
図9は、従来のスプリングクラッチの問題点を説明するための要部側面図である。
上述したスプリングクラッチ100では、例えば、風力発電機用に立軸使用される場合には、コイルバネ140の下側フック部144が1カ所のために(図5参照)、入力ハブ120及び出力ハブ130にコイルバネ140を組み付けたときに、コイルバネ140が入力軸110の回転中心に対して、図9に示すように、コイルバネ140と出力ハブ130との軸方向間隙a、bは、a>bとなり、中心軸Lに対して、傾きθを生じるために、コイルバネの姿勢が楔状になったり、或いは、スプリングクラッチ100の解放が不安定になるという問題を備えている。
また、従来のスプリングクラッチ100では、連結、解放が不安定になるため、半クラッチ状態によるメカロスの問題も備えている。
本発明は、上記課題(問題点)を解決し、立軸使用時における連結動作及び解放動作の安定性、信頼性の向上したスプリングクラッチを提供することを目的とする。
本発明のスプリングクラッチは、請求項1に記載のものでは、入力軸と、該入力軸の外周に配置される入力ハブと、前記入力軸と同心的に回転自在に支承され、前記入力ハブと所定の間隙を介して軸方向に対向配置される出力ハブと、前記入力ハブと前記出力ハブの外周面に配置されるコイルバネとを備え、当該コイルバネの内径の縮小又は拡大により、前記入力ハブと出力ハブの連結、解放を操作するようにしたスプリングクラッチにおいて、前記コイルバネの軸中心と前記入力軸の軸中心との同心性を保持できる構造として、前記コイルバネの前記出力ハブへの取り付け位置における前記コイルバネ下端と前記出力ハブ端面との軸方向間隙と、該コイルバネの取り付け位置の径方向反対側における前記コイルバネ下端と前記出力ハブ端面との軸方向間隙が、略等しくなるように、前記出力ハブ外周面に、1又は2以上の前記コイルバネの傾斜防止ピンを取り付けた構成とした。
本発明のスプリングクラッチは、上記のように構成したために、以下のような優れた効果を有する。
(1)スプリングクラッチの解放特性がきわめてスムーズになり、クラッチの連結、解放動作の安定化が実現できる。
(2)また、クラッチ解放時における、半クラッチ状態を回避でき、大幅なメカロス低減効果を上げることができる。
(3)更に、簡単な構造で、コイルバネの軸中心と入力軸の軸中心との同心性を保持でき、製作コストの増大を抑制できる。
本発明のスプリングクラッチの第1及び第2の各実施の形態について、図1乃至図4を用いて説明する。
第1の実施の形態:
先ず、本発明のスプリングクラッチの第1の実施の形態について、図1乃至図3を用いて説明する。
図1は、本発明のスプリングクラッチの第1の実施の形態を示す縦断側面図である。
図2は、本発明のスプリングクラッチの第1の実施の形態を示す要部平面図である。
図3は、本発明のスプリングクラッチの第1の実施の形態において、解放角度と解放時のメカロストルクとの関係を示す特性図である。
図1に示すように、本実施の形態のスプリングクラッチ10は、図5に示す従来のスプリングクラッチ100と同様に、主要構成として、入力軸12、入力ハブ14、出力ハブ16、コイルバネ18を備えている。
また、従来同様に、出力ハブ16は、軸受(図示せず)によって、入力軸12と軸中心Kで同心円状に回転自在に支承され、入力ハブ14と出力ハブ16は、ディスタンスカラー(図示せず)によって、入力軸12方向に、隙間を隔てて対向配置され、コイルバネ18は、その内径が、入力ハブ14、出力ハブ16に対して僅かな圧入代を有して組み付けられる。
一方、本発明のスプリングクラッチ10は、コイルバネ18の軸中心Kと入力軸12の軸中心Kとの同心性を保持できる構造となっているが、本実施の形態のものでは、図1に示すように、出力ハブ16外周面の所定位置に、1又は2以上(図1のものは、1)のコイルバネ18の傾斜防止留めピン20を取り付けたことにその構成上の特徴を有している。
上述したように、図9の従来のスプリングクラッチ100では、コイルバネ140と出力ハブ130との軸方向間隙a、bは、a>bとなり、バネ140が入力軸110の軸中心Lに対して、傾きθを生じるために、コイルバネ140の姿勢が楔状になったり、或いは、スプリングクラッチ100の解放が不安定になるという問題を備えていた。
しかし、本実施の形態のように構成すると、スプリングクラッチ10は、図1に示すように、コイルバネ18と出力ハブ16との軸方向間隙a、bは、a=bであり、入力軸12と同心性を保持でき、スプリングクラッチ10の解放特性がきわめてスムーズになり、クラッチの連結、解放動作の安定化が実現できる。
また、図2に示すように、クラッチの連結、解放を操作する際の、コイルバネの第1段目18aの解放角度をαとし、この解放角度αと、解放時のスプリングクラッチ10のメカロスとの関係を図3の特性図に示す。
図3から明らかな通り、本実施の形態では、コイルバネと入力軸12と同心性を保持できるため、従来のものよりメカロスを大幅に低減できるのが理解される。
次に、本発明のスプリングクラッチ30の第2の実施の形態を、図4を用いて説明する。
図4は、本発明のスプリングクラッチ30の第2の実施の形態を説明するための縦断側面図である。
本実施の形態のスプリングクラッチ30の基本構成及び基本動作は、第1の実施の形態のものと殆ど同様であるが、図4に示すように、コイルバネ36の軸中心Kと入力軸32の軸中心との同心性を保持できる構造として、出力ハブ34のコイルバネ36との軸方向対向面を傾斜構造としたことに、その特徴を有している。
このように構成すると、第1の実施の形態のものと同様に、スプリングクラッチ30の解放特性がきわめてスムーズになり、クラッチの連結、解放動作の安定化が実現でき、従来のものよりメカロスを大幅に低減できる。
本発明のスプリングクラッチの第1の実施の形態を示す縦断側面図である。 本発明のスプリングクラッチの第1の実施の形態を示す要部平面図である。 本発明のスプリングクラッチの第1の実施の形態において、解放角度と解放時のメカロストルクとの関係を示す特性図である。 本発明のスプリングクラッチ30の第2の実施の形態を説明するための縦断側面図である。 従来のスプリングクラッチの連結時における縦断側面図である。 従来のスプリングクラッチの要部拡大図で、同図(A)は、部分側面図、同図(B)は、同図(A)のX−X視図である。 従来のスプリングクラッチの問題点を説明するための側面図で、クラッチを連結した場合の側面図である。 従来のスプリングクラッチの問題点を説明するための側面図で、クラッチを解放した場合の側面図である。 従来のスプリングクラッチの問題点を説明するための要部側面図である。
符号の説明
10、30:スプリングクラッチ
12、32:入力軸
14:入力ハブ
16、34:出力ハブ
18、36:コイルバネ
20:傾斜防止ピン

Claims (1)

  1. 入力軸と、該入力軸の外周に配置される入力ハブと、前記入力軸と同心的に回転自在に支承され、前記入力ハブと所定の間隙を介して軸方向に対向配置される出力ハブと、前記入力ハブと前記出力ハブの外周面に配置されるコイルバネとを備え、当該コイルバネの内径の縮小又は拡大により、前記入力ハブと出力ハブの連結、解放を操作するようにしたスプリングクラッチにおいて、
    前記コイルバネの軸中心と前記入力軸の軸中心との同心性を保持できる構造として、
    前記コイルバネの前記出力ハブへの取り付け位置における前記コイルバネ下端と前記出力ハブ端面との軸方向間隙と、
    該コイルバネの取り付け位置の径方向反対側における前記コイルバネ下端と前記出力ハブ端面との軸方向間隙が、略等しくなるように、
    前記出力ハブ外周面に、1又は2以上の前記コイルバネの傾斜防止ピンを取り付けたことを特徴とするスプリングクラッチ。
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