JP4511456B2 - グロメット - Google Patents

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本発明は、車室とエンジンルームとを区画する壁部に取り付けられるグロメットに係り、特に、弾性部材で形成されるグロメット本体と合成樹脂で形成されるインナ部材とで構成されるグロメットに関する。
壁部に形成された開口に嵌合状態で固定されるグロメットとして、ゴム材等の弾性部材で形成されたグロメット本体と、合成樹脂で形成されたインナ部材とで構成し、インナ部材を開口に係合させてグロメットを開口に装着させるようにし、開口への着脱を容易にしたものがある。インナ部材には、前記開口の内周に沿った形状の枠体と、グロメット本体へ嵌着されるフランジ部と、前記開口の内周縁に係合する複数の係合部とを有し、該係合部は、前記枠体の反グロメット本体側端部から延出した弾性爪片と、該弾性爪片の基端側に設けられ、前記開口の内周縁に係合する係合突部と、前記フランジ部に形成された遊溝とを備え、弾性爪片の先端側は、前記遊溝内に変形可能に収容されている(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第2607585号公報
しかし、上述のものでは、グロメットを壁部の開口に装着後、グロメット本体の引っ張り方向に荷重が掛かると、弾性爪片の先端側が外側に開くように変形することから、弾性爪片の基端に高い応力が発生し、合成樹脂が劣化する虞があった。
そこで本発明は、簡単な構造で、グロメットを壁部の開口に装着した後、グロメット本体の引っ張り方向に荷重が掛かっても、弾性爪片の先端側が外側に開くことを防止し、弾性爪片に形成した係合突部と開口の内周縁との係合状態を良好に保つことができるグロメットを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため第1の発明では、車室とエンジンルームとを区画する壁部に形成された開口に取り付けられるグロメットにおいて、該グロメットは、前記開口を閉塞する弾性部材で形成されるグロメット本体と、該グロメット本体の内周側に係合する合成樹脂で形成されるインナ部材とで構成され、前記グロメット本体は、前記開口を覆って該開口を閉塞する平板部と、前記インナ部材を嵌着させる周溝とを有し、前記インナ部材は、前記開口の内周に沿った形状の枠体と、該枠体のグロメット本体側端面に形成され、前記周溝に嵌着されるフランジ部と、前記開口の内周縁に係合する複数の係合部とを有し、該係合部は、前記枠体の反グロメット本体側端部から延出する弾性爪片と、該弾性爪片の基端側に設けられ、前記開口の内周縁に係合する係合突部と、前記枠体とフランジ部とに亘って形成され、前記弾性爪片を変形可能に収容する爪片収容孔とを備えると共に、前記弾性爪片の先端側の外側面と前記爪片収容孔の内側面の一部とを、前記弾性爪片の先端側を前記爪片収容孔の内側に向けて変形させながら前記開口に挿入して行く過程で切り離し可能な薄肉部で連結したことを特徴としている。
第2の発明では、前記グロメットは、壁部を挟んで配置されるマスタシリンダとスレーブシリンダとを配管によって接続し、前記マスタシリンダとスレーブシリンダと配管内とに作動液を充填した状態に組み立て、この組立状態で車両に取り付けるアクチュエータの取付構造に用いられ、前記グロメット本体の平板部中央に、前記配管を保持する配管保持筒を前記平板部の両側に突出して設けたことを特徴としている。
第3の発明では、前記グロメット本体の平板部中央に、ホース保持筒を前記平板部の両側に突出して設け、該ホース保持筒に前記マスタシリンダと該マスタシリンダとは別体に形成されたリザーバを繋ぐホースを保持させることを特徴としている。
上述のように構成することにより、第1の発明では、グロメットを壁部の開口に装着する際に、弾性爪片の先端側が爪片収容孔の内側に向けて変形すると薄肉部が切断され、弾性爪片が変形して係合突部が開口の内周縁に係合する。また、グロメット装着後には、弾性爪片の先端側の外側面と爪片収容孔の内側面との隙間を極力小さくすることができ、グロメット本体に引っ張り方向の荷重が掛かることがあっても、弾性爪片の先端側の外側面と爪片収容孔の内側面が当接することによって、弾性爪片が外側に開くことを防止できる。これにより、弾性爪片の基端に応力が掛かって該基端が劣化することがなく、弾性爪片に形成した係合突部と開口の内周縁との係合状態を良好に保つことができる。
第2及び第3の発明では、配管やホースのような重くて長い部材をグロメット本体の配管保持筒やホース保持筒に保持させた状態で、グロメットを壁部の開口に装着した後に、配管やホースからグロメット本体の抜け方向となる引っ張り方向に荷重が掛かったとしても、弾性爪片に負担を掛けることを防止することができる。
以下、本発明の一形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図1は壁部の開口に装着した状態のグロメットの要部断面拡大図、図2は壁部の開口に装着する前のグロメットの要部断面拡大図、図3はグロメットの一部断面分解斜視図、図4はグロメットの平面図、図5はグロメットの一部断面底面図、図6は図4のVI−VI断面図、図7は本形態例のグロメットを適用した車両用クラッチの配管系統図である。
車両用クラッチに用いられるマスタシリンダ10とスレーブシリンダ20は、あらかじめマスタシリンダ用のリザーバ30と共に金属製の配管40及びゴム製のホース41を用いて接続されている。配管40及びホース41は、車両の壁部42に設けた開口42aを閉塞するグロメット50の配管保持筒51及びホース保持筒52に保持されており、このグロメット50によって壁部42に保持され、この壁部42を挟んでマスタシリンダ10は車室内に、スレーブシリンダ20及びリザーバ30はエンジンルーム内にそれぞれ配置される。また、配管40は、部品製造会社にて車両取付状態に応じた曲げ加工が施されており、さらに、リザーバ30からスレーブシリンダ20までの系統内にクラッチ液を充填した状態に組み立てられ、この組立状態で部品製造会社から車両組立会社に出荷され、車両組立会社では、配管40の曲げ加工等の機械加工をまったく行わずに、マスタシリンダ10、スレーブシリンダ20、リザーバ30、配管40等を車両に取り付けることができるように形成されている。
マスタシリンダ10とスレーブシリンダ20とは、液圧シリンダとしての基本的な構成を共通としており、ハウジングとなるシリンダボディ11,21と、該シリンダボディ11,21に穿設された有底のシリンダ孔11a,21aと、該シリンダ孔11a,21aに液密且つ移動可能に内挿されるピストン12,22と、シリンダ孔11a,21aの底部に画成される液圧室13,23とを備えている。前記液圧室13,23に連通する配管接続孔11b,21bにはコネクタ14,24がそれぞれ挿入され、このコネクタ14,24に、先端がフレア加工された前記配管40の端部がフレアナット40a,40aによってそれぞれ連結されることにより、液圧室13,23が配管40を介して連通した状態になる。
また、マスタシリンダ10のシリンダ孔11aの開口側にはピストンロッド15が、スレーブシリンダ20のシリンダ孔21aの開口側にはピストンロッド25がそれぞれ内挿されており、スレーブシリンダ20のピストンロッド25は保護ブーツ26により覆われている。さらに、マスタシリンダ10には液圧室13に連通するホース接続孔11cに、ホース41の先端に装着されたコネクタ16が連結され、これによって液圧室13とリザーバ30とが連通した状態となる。スレーブシリンダ20には、液圧室23に連通するブリーダ孔21cが設けられ、ブリーダスクリュ27が装着されている。車両取付後には、マスタシリンダ10のピストンロッド15の外端にクラッチペダル等の操作子17が連結され、スレーブシリンダ20のピストンロッド25の外端にクラッチ用のレリーズフォーク28の先端が当接して設けられる。
車両の壁部42に設けた開口42aは、前述のように、配管40及びホース41を接続した状態に組み立てられたマスタシリンダ10を挿通させることができる大きさ及び形状に形成されており、本形態例では、マスタシリンダ10の外形状と配管40及びホース41の接続状態を考慮して長円形の開口としている。
グロメット50は、開口42aを閉塞するゴム材等の弾性部材で形成されるグロメット本体53と、該グロメット本体53の内周側に係合する合成樹脂で形成されるインナ部材54とで構成される。グロメット本体53は、開口42aを覆って該開口42aを閉塞する小判型の平板部53aと、該平板部53aのインナ部材側面の最も外周側に形成される第1リップシール部53bと、該第1リップシール部53bよりも内周側に形成される第2リップシール部53cと、該第リップシール部53cの裏面と平板部53aとの間に形成され、インナ部材54を嵌着させる周溝53dと、平板部53aの中央部から両側に突出した前記配管保持筒51とホース保持筒52とを有している。また、平板部53aのインナ部材側面には、後述するインナ部材53の弾性爪片54dの形成位置に対応して凹部53eが形成されると共に、平板部53aの反インナ部材側面の前記弾性爪片54dに対応する位置に摘み片53fならびに押圧部53gがそれぞれ形成されている。
インナ部材54は、開口42aの内周に沿った形状の枠体54aと、枠体54aのグロメット本体側端面に形成され、グロメット本体53の周溝53dに嵌着される開口42aよりも大きいフランジ部54bと、枠体54aに形成され、開口42aの内周縁に係合する6つの係合部54cとを有している。係合部54cは、枠体54aの反グロメット本体側端部から延出し、グロメット本体側端面から突出しないように形成された弾性爪片54dを有し、該弾性爪片54dは、枠体54aとフランジ部54bとに亘って形成された爪片収容孔54eに変形可能に収容される。弾性爪片54dの基端側には、弾性爪片54dの基端側から先端側に向けて漸次肉厚となり枠体54aの外周から突出して、先端が開口42aの内周縁に係合する係合突部54fが設けられる。また、爪片収容孔54eのグロメット中心側を向く内側面は、弾性爪片54dの先端側の外側面の近傍まで突出するように形成され、さらに、該内側面と弾性爪片54dの先端側の外側面とは、切り離し可能な薄肉部54gで連結されている。また、グロメット本体53の周溝53dには位置決め突部53hが、インナ部材54のフランジ部54bには、前記位置決め突部53hに係合する位置決め凹部54hが形成されている。
このようなクラッチ用のアクチュエータの組み立ては、次のようにして行う。まず、グロメット本体53の周溝53dにインナ部材54のフランジ部54bを嵌着させると共に、周溝53dに形成した位置決め突部53hとフランジ部54bに形成した位置決め凹部54hとを係合させて、グロメット本体53とインナ部材54を相対的に回転することを防止した状態で連結してグロメット50を形成する。このように、グロメット本体53とインナ部材54とを連結して形成されたグロメット50は、第2リップシール部53cの内側に枠体54aが配設され、枠体54aの外周から係合突部54fが突出する。次に、所定長さに切断した配管材料を、曲げ加工等を施さずに、そのままグロメット50の配管保持筒51に挿入して貫通させ、配管材料の両端をフレアナット40aに挿通させた後、配管材料の両端にフレア加工を施す。そして、配管材料の所定位置に所定の曲げ加工を施して前記配管40を形成する。
このようにフレア加工や曲げ加工を施した配管40のインナ部材側端部となるフレアナット40aを、別途形成したマスタシリンダ10のコネクタ14に連結させ、該配管40の反インナ部材側端部となるフレアナット40aを、別途形成したスレーブシリンダ20のコネクタ24に連結させる。さらに、前記ホース41をグロメット50のホース保持筒52に挿入して貫通させ、インナ部材側端部をマスタシリンダ10のホース接続孔11cに、反インナ部材側端部をリザーバ30のホース接続部30aに接続する。最後に、ブリーダ孔21cから真空吸引して、リザーバ30内のクラッチ液を系統内に流入させ、リザーバ30からスレーブシリンダ20までの系統内にクラッチ液を充填する。
このようにして組み立てられたクラッチ用のアクチュエータは、部品製造会社から車両組立会社に出荷され、車両組立会社では、配管40及びホース41を接続した状態のマスタシリンダ10をエンジンルーム側から前記開口42aを通して車室内に引き込んだ後、グロメット本体53の押圧部53gを押圧して、エンジンルーム側からインナ部材54の枠体54aを開口42aに挿入する。インナ部材54は、弾性爪片54dの先端側を、爪片収容孔54eの内側に向けて変形させながら枠体54aを壁部42の開口42aに挿入して行き、この過程で、薄肉部54gが切断され、係合突部54fが開口42aから車室側に突出し、開口42aの車室側の内周縁に係合すると共に、グロメット本体53の第1リップシール部53bと第2リップシール部53cとをフランジ部54bで押圧して壁部42のエンジン室側面に密着させる。これにより、配管40及びホース41は、マスタシリンダ10が通過可能な大きさの開口42aに嵌め込まれたグロメット50により、壁部42を貫通した状態で気密、水密状態で保持される。また、グロメット装着後に摘み片53fを引っ張ることで枠体54aが開口42aに確実に係合されているか否か確認することができる。車室内では、マスタシリンダ10を所定位置に取り付けて操作子17を連結する。また、エンジンルーム側では、スレーブシリンダ20を所定位置に取り付け、配管40を適宜固定するとともに、リザーバ30を所定位置に取り付ける。これにより、クラッチペダル等で操作子17を操作することにより、ピストンロッド15を介してピストン12がシリンダ孔11aの底部側に移動し、液圧室13に液圧が発生する。この液圧は、配管40を通ってスレーブシリンダ20の液圧室23に伝達され、ピストン22をシリンダ孔21aの開口側に移動させ、ピストンロッド25を突出させてレリーズフォーク28を作動させる。
上述のように、グロメット本体53にインナ部材54を嵌着してグロメット50を形成し、インナ部材54の弾性爪片54dの先端側を、爪片収容孔54eの内側に向けて変形させながら枠体54aを壁部42の開口42aに挿入して行き、この過程で、薄肉部54gが切断され、係合突部54fが開口42aから車室側に突出し、開口42aの車室側の内周縁に係合することから、グロメット50を簡単且つ確実に開口42aに装着させることができる。また、係合突部54fが、弾性爪片54dの基端側から先端側に向けて漸次肉厚となるように形成され、外面がテーパ状となっていることから、少ない抵抗で弾性爪片42aを開口42aに挿入させることができる。
このように取り付けられたグロメット50は、グロメット本体53に何らかの外力が加わっても、インナ部材54に形成された係合突部54fが前記開口42aの内周縁に係合して開口42aに装着され、インナ部材54のフランジ部54bがグロメット本体53の周溝53dに嵌着されていることから、グロメット50が壁部42から外れる虞がない。このように、グロメット50のインナ部材54をエンジンルーム側から壁部42の開口42aに挿入して押圧する作業のみで、グロメット50を簡単且つ確実に前記開口42aに装着することができると共にグロメット50のシール性を確保できる。
さらに、壁部42の開口42aにグロメット50を装着した後、グロメット50に、配管40やホース41を介してグロメット本体53の抜け方向となる引っ張り方向に荷重が掛かったとしても、爪片収容孔54eが弾性爪片側に形成され、弾性爪片54dの先端外側面と爪片収容孔54eの内側面との隙間E1が小さいことから、弾性爪片54dの先端側が外側に開くことを防止でき、弾性爪片54dの基端54iに応力が掛かって該基端54iが劣化する虞がなく、係合突部54fと開口42aの内周縁との係合状態を良好に保つことができる。
なお、本発明のグロメットは、配管を保持する保持筒を一つだけ設けたものでも良く、同じ構造の配管保持筒を複数設けることもできる。さらに、グロメット本体に位置決め凹部を設け、インナ部材に位置決め突部を設けてグロメット本体とインナ部材とを位置決めするものでも良い。
本発明の一形態例を示す壁部の開口に装着した状態のグロメットの要部断面拡大図である。 同じく壁部の開口に装着する前のグロメットの要部断面拡大図である。 同じくグロメットの一部断面分解斜視図である。 同じくグロメットの平面図である。 同じくグロメットの一部断面底面図である。 図4のVI−VI断面図である。 本形態例のグロメットを適用した車両用クラッチの配管系統図である。
符号の説明
10…マスタシリンダ、11…シリンダボディ、12…ピストン、14,16,24…コネクタ、20…スレーブシリンダ、30…リザーバ、40…配管、40a…フレアナット、41…ホース、42…壁部、42a…開口、50…グロメット、51…配管保持筒、52…ホース保持筒、53…グロメット本体、53a…平板部、53b…第1リップシール、53c…第2リップシール、53d…周溝、53e…凹部、53f…摘み片、53g…押圧部、53h…位置決め突部、54…インナ部材、54a…枠体、54b…フランジ部、54c…係合部、54d…弾性爪片、54e…爪片収容孔、54f…係合突部、54g…薄肉部、54h…位置決め凹部、54i…弾性爪片の基端

Claims (3)

  1. 車室とエンジンルームとを区画する壁部に形成された開口に取り付けられるグロメットにおいて、該グロメットは、前記開口を閉塞する弾性部材で形成されるグロメット本体と、該グロメット本体の内周側に係合する合成樹脂で形成されるインナ部材とで構成され、前記グロメット本体は、前記開口を覆って該開口を閉塞する平板部と、前記インナ部材を嵌着させる周溝とを有し、前記インナ部材は、前記開口の内周に沿った形状の枠体と、該枠体のグロメット本体側端面に形成され、前記周溝に嵌着されるフランジ部と、前記開口の内周縁に係合する複数の係合部とを有し、該係合部は、前記枠体の反グロメット本体側端部から延出する弾性爪片と、該弾性爪片の基端側に設けられ、前記開口の内周縁に係合する係合突部と、前記枠体とフランジ部とに亘って形成され、前記弾性爪片を変形可能に収容する爪片収容孔とを備えると共に、前記弾性爪片の先端側の外側面と前記爪片収容孔の内側面の一部とを、前記弾性爪片の先端側を前記爪片収容孔の内側に向けて変形させながら前記開口に挿入して行く過程で切り離し可能な薄肉部で連結したことを特徴とするグロメット。
  2. 前記グロメットは、壁部を挟んで配置されるマスタシリンダとスレーブシリンダとを配管によって接続し、前記マスタシリンダとスレーブシリンダと配管内とに作動液を充填した状態に組み立て、この組立状態で車両に取り付けるアクチュエータの取付構造に用いられ、前記グロメット本体の平板部中央に、前記配管を保持する配管保持筒を前記平板部の両側に突出して設けたことを特徴とする請求項1記載のグロメット。
  3. 前記グロメット本体の平板部中央に、ホース保持筒を前記平板部の両側に突出して設け、該ホース保持筒に前記マスタシリンダと該マスタシリンダとは別体に形成されたリザーバを繋ぐホースを保持させることを特徴とする請求項2記載のグロメット。
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