JP4892331B2 - グロメット - Google Patents

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Description

本発明は、板状部材、例えば、自動車の車室とエンジンルームとを区画する壁部に形成された配管挿通用の開口を閉塞するために取り付けられるグロメットに係り、特に、弾性部材で形成されるグロメット本体と合成樹脂で形成されるインナ部材とで構成されるグロメットに関する。
壁部に形成された開口に嵌合状態で固定されるグロメットとして、ゴム材等の弾性部材で形成されたグロメット本体と、硬質合成樹脂で形成されたインナ部材とで構成し、インナ部材を開口に係合させてグロメットを開口に嵌着させるようにしたものがある。インナ部材には、前記開口の内周に沿った形状の枠体と、グロメット本体へ嵌着されるフランジ部と、前記開口の内周縁に係合する複数の係合部とを有し、該係合部は、前記枠体の反グロメット本体側端部から延出した弾性突出片と、該弾性突出片の基端側に設けられ、前記開口の内周縁に係合する係合段部と、前記フランジ部に形成された遊溝とを備え、弾性突出片の先端側は、前記遊溝内に変形可能に収容されている(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第2607585号公報
しかし、上述のものでは、グロメットを壁部の開口に嵌着後、グロメットが確実に嵌着されているかどうかは、グロメット本体の外部側から目視によって行うことができず、グロメット本体を引っ張って確認する必要があった。
そこで本発明は、簡単な構造で、壁部の開口に確実に嵌着されているかどうかを目視によって確認することのできるグロメットを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため本発明は、板状部材に形成された開口に取り付けられるグロメットにおいて、該グロメットは、前記開口を閉塞する弾性部材で形成されるグロメット本体と、該グロメット本体の内周側に組み付けられる合成樹脂で形成されるインナ部材とで構成され、該インナ部材は、前記開口の内周に沿った形状の枠体と、該枠体のグロメット本体側端面に形成され、前記グロメット本体に嵌着されるフランジ部と、前記開口の内周縁に係合する複数の係合部とを有し、該係合部は、前記枠体の反グロメット本体側端部から延出し、先端部が前記枠体よりもグロメット本体側に突出する弾性突出片と、該弾性突出片の外側に突出して前記開口の内周縁に係合する係合段部とを備え、前記グロメット本体は、前記開口を覆って該開口を閉塞する平板部と、前記インナ部材のフランジ部を嵌着させる周溝と、前記平板部から反インナ部材側に突出し、内部に前記弾性突出片の前記先端部を傾動可能に収容する突出片収容部と、該突出片収容部の天面に反インナ部材側に突出して一体に形成された半球状の弾性確認部とを備え、前記グロメットを前記開口に嵌着させた際に、前記係合段部が前記内周縁に係合せず、前記グロメットが前記開口に正規の位置で嵌着されていない場合には、前記先端部が前記弾性確認部に接近した位置に在る状態にあり、前記係合段部が前記内周縁に係合して正規の位置に組み付けられた場合には、前記先端部が前記弾性確認部に接近した位置から移動した状態になり、前記弾性確認部は、前記グロメットが前記開口に正規の位置で嵌着された際には、反転して前記突出片収容部内に没入可能とすべく形成されているとともに、前記グロメットが前記開口に正規の位置で嵌着されていない場合には、前記弾性確認部に接近している前記先端部が前記弾性確認部の前記突出片収容部内への没入を阻止して、前記反インナ部材側に突出した状態のままとなるように形成されていることを特徴とし、さらに、前記板状部材は、車室とエンジンルームとを区画する壁部であっても良い。
上述のように構成することにより、グロメットが壁部の開口に正規の位置で嵌着されている場合は、グロメット本体の外部側から内部側に向けて弾性確認部を押圧すると、該弾性確認部がグロメット本体の内部側へ没入する。一方、グロメットが壁部の開口に正規の位置で嵌着されていない場合は、弾性突出片が突出片収容部内に傾いて弾性突出片の先端部が弾性確認部に接近した位置に在る変形状態で収容されることから、弾性確認部を押圧しても、弾性突出片と当接してグロメット本体の内部側へ没入させることができない。これにより、弾性確認部がグロメット本体の内部側へ没入していれば、グロメットが壁部の開口に正規の位置で嵌着されていることが視認できる。
以下、本発明の一形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図1は壁部の開口に嵌着した状態のグロメットの要部拡大断面図、図2は弾性確認部を没入させた状態を示すグロメットの要部拡大断面図、図3はグロメットを正規な位置で壁部の開口に嵌着しなかったときのグロメットの要部拡大断面図、図4はグロメットの平面図、図5は図4のV−V断面図、図6はグロメットの一部切欠き分解斜視図、図7は本形態例のグロメットを適用した車両用クラッチの配管系統図である。
まず、図7に示すように、車両用クラッチに用いられるマスタシリンダ10とスレーブシリンダ20とは、あらかじめマスタシリンダ用のリザーバ30と共に金属製の配管40及びゴム製のホース41を用いて接続されている。配管40及びホース41は、車両の車室とエンジンルームとを区画する壁部42に設けた開口42aを閉塞するグロメット50の配管保持筒51及びホース保持筒52に保持されており、このグロメット50によって壁部42に保持され、この壁部42を挟んでマスタシリンダ10は車室内に、スレーブシリンダ20及びリザーバ30はエンジンルーム内にそれぞれ配置される。また、配管40は、部品製造会社にて車両取り付け状態に応じた曲げ加工が施されており、さらに、リザーバ30からスレーブシリンダ20までの系統内にクラッチ液を充填した状態に組み立てられ、この組み立て状態で部品製造会社から車両組み立て会社に出荷され、車両組み立て会社では、配管40の曲げ加工等の機械加工を全く行わずに、マスタシリンダ10、スレーブシリンダ20、リザーバ30、配管40等を車両に取り付けることができるように形成されている。
マスタシリンダ10とスレーブシリンダ20とは、液圧シリンダとしての基本的な構成を共通としており、ハウジングとなるシリンダボディ11,21と、該シリンダボディ11,21に穿設された有底のシリンダ孔11a,21aと、該シリンダ孔11a,21aに液密且つ移動可能に内挿されるピストン12,22と、シリンダ孔11a,21aの底部に画成される液圧室13,23とを備えている。前記液圧室13,23に連通する配管接続孔11b,21bにはコネクタ14,24がそれぞれ挿入され、このコネクタ14,24に、先端がフレア加工された前記配管40の端部がフレアナット40a,40aによってそれぞれ連結されることにより、液圧室13,23が配管40を介して連通した状態になる。
また、マスタシリンダ10のシリンダ孔11aの開口側にはピストンロッド15が、スレーブシリンダ20のシリンダ孔21aの開口側にはピストンロッド25がそれぞれ内挿されており、スレーブシリンダ20のピストン22は保護ブーツ26により覆われている。さらに、マスタシリンダ10には液圧室13に連通するホース接続孔11cに、ホース41の先端に装着されたコネクタ16が連結され、これによって液圧室13とリザーバ30とが連通した状態となる。スレーブシリンダ20には、液圧室23に連通するブリーダ孔21cが設けられ、ブリーダスクリュ27が装着されている。車両取付後にはマスタシリンダ10のピストンロッド15の外端にクラッチペダル等の操作子17が連結され、スレーブシリンダ20のピストンロッド25の外端にクラッチ用のレリーズフォーク28の先端が当接して設けられる。
車両の壁部42に設けた開口42aは、前述のように、配管40及びホース41を接続した状態に組み立てられたマスタシリンダ10を挿通させることができる大きさ及び形状に形成されており、本形態例では、マスタシリンダ10の外形状と配管40及びホース41の接続状態を考慮して長円形の開口としている。
グロメット50は、開口42aを閉塞するゴム材等の弾性部材で形成されるグロメット本体53と、該グロメット本体53の内周側に係合する硬質の合成樹脂で形成されるインナ部材54とで構成される。インナ部材54は、開口42aの内周に沿った形状の枠体54aと、該枠体54aのグロメット本体側端面外周に形成され、前記グロメット本体53に嵌着される開口42aよりも大きいフランジ部54bと、枠体54aの6箇所に形成された係合部54cとを有している。
係合部54cは、前記枠体54aの反グロメット本体側端部から外周側に開口42aの内周縁より内側の範囲で延出してからグロメット本体側に屈曲し、開口42aの内側を通過し、さらにフランジ部54bに形成した突出片挿通孔54dを通り抜けて先端部54eがフランジ部54bよりもグロメット本体側に突出する弾性突出片54fと、該弾性突出片54fの反グロメット本体側端部から先端部54e方向に向けて漸次肉厚となり、フランジ部54bの反グロメット本体側で開口42aの内周縁より外側に突出し、グロメット嵌着時に開口42aの反グロメット本体側内周縁に係合する係合段部54gとを有しており、弾性突出片54fは突出片挿通孔54d内で開口42aの内外方向に変形可能に収容されている。また、弾性突出片54fの先端部54eは外側に段状に拡開し、段部54hと先端折曲部54iとを備えている。
グロメット本体53は、前記開口42aを覆って該開口42aを閉塞する小判型の平板部53aと、該平板部53aのインナ部材側面の最も外周側に形成される第1リップシール部53bと、該第1リップシール部53bよりも内周側に形成される第2リップシール部53cと、該第2リップシール部53cの裏面と平板部53aとの間に形成され、インナ部材54のフランジ部54bを嵌着させる周溝53dと、平板部53aの中央部から両側に突出した前記配管保持筒51とホース保持筒52とを有している。また、平板部外周側の反インナ部材側面には、インナ部材54の弾性突出片54fの形成位置に対応して、反インナ部材側に円筒状に突出し、内部に前記弾性突出片54fの先端部54eを傾動可能に収容する突出片収容部53eがそれぞれ形成されている。
突出片収容部53eは、インナ部材54の係合段部54gを開口42aの内周縁に係合させる際に、弾性突出片54fの先端部54eの傾動を許容する内径と高さとを備えた円筒状に形成される。また、突出片収容部53eの天面53fには、反インナ部材側に突出した状態と、インナ部材側に没入した状態とに変形可能な半球状の弾性確認部53gが形成されている。
弾性確認部53gは、グロメット50を壁部42の開口42aに嵌着させた際に、図1に示されるように、インナ部材54の係合段部54gが開口42aの内周縁に係合し、正規な位置に組み付けられた際には、弾性突出片54fの先端部54eが突出片収容部53eの外側に移動した状態となり、弾性突出片54fの先端折曲部54iが弾性確認部53gの外側に位置して段部54hと天面53fとの間に空間部が形成されることから、弾性確認部53gを天面53fの上部から押圧すると、図2に示されるように、弾性確認部53gが反転して突出片収容部53e内部に没入した状態になるように形成されている。
一方、係合段部54gが開口42aの内周縁に係合せず、グロメット50が開口42aに正規の位置で嵌着されていない場合には、図3に示されるように、係合段部54gの厚肉部分が開口42aの内周縁に当接して弾性突出片54fが内側に弾性変形した状態となっているため、弾性突出片54fの先端折曲部54iが弾性確認部53gの下方で、しかも、天面53fに接近した位置にることから、弾性確認部53gを天面53fの上部から押圧しても、先端折曲部54iと弾性確認部53gとが接触して、弾性確認部53gを突出片収容部53eの内部に押し込むことができず、天面53fの上部に突出した状態のままとなるように形成されている。
また、グロメット本体53の周溝53dには、位置決め突部53hが、インナ部材54のフランジ部54bには、前記位置決め突部53hに係合する位置決め凹部54jが形成されている。
このようなグロメット50を用いたクラッチ用のアクチュエータの組み立ては、次のようにして行う。まず、グロメット本体53の周溝53dにインナ部材54のフランジ部54bを嵌着させると共に、周溝53dに形成した位置決め突部53hとフランジ部54bに形成した位置決め凹部54jとを係合させて、グロメット本体53とインナ部材54を相対的に回転することを防止した状態で組み付けてグロメット50を形成する。このように、グロメット本体53とインナ部材54とを連結して形成されたグロメット50は、第2リップシール部53cの内側に枠体54aが配設され、枠体54aの外周から係合段部54gが突出した状態となる。次に、所定の長さに切断した配管材料を、曲げ加工等を施さずに、そのままグロメット50の配管保持筒51に挿入して貫通させ、配管材料の両端をフレアナット40aに挿通させた後、配管材料の両端にフレア加工を施す。そして、配管材料の所定位置に所定の曲げ加工を施して前記配管40を形成する。
このようにフレア加工や曲げ加工を施した配管40のインナ部材側端部となるフレアナット40aを、別途形成したマスタシリンダ10のコネクタ14に連結させ、該配管40の反インナ部材側端部となるフレアナット40aを、別途形成したスレーブシリンダ20のコネクタ24に連結させる。さらに、前記ホース41をグロメット50のホース保持筒52に挿入して貫通させ、インナ部材側端部をマスタシリンダ10のホース接続孔11cに、反インナ部材側端部をリザーバ30のホース接続部30aに接続する。最後に、ブリーダ孔21cから真空吸引して、リザーバ30内のクラッチ液を系統内に流入させ、リザーバ30からスレーブシリンダ20までの系統内にクラッチ液を充填する。
このようにして組み立てられたクラッチ用のアクチュエータは、部品製造会社から車両組立会社に出荷され、車両組立会社では、配管40及びホース41を接続した状態のマスタシリンダ10をエンジンルーム側から前記開口42aを通して車室内に引き込んだ後、エンジンルーム側からインナ部材54の枠体54aを開口42aに挿入し、グロメット本体53の外周部を開口42a側に押圧する。インナ部材54は、弾性突出片54fの先端側を突出片挿通孔54dの内側に向けて変形させながら枠体54aが開口42aに挿入され、係合段部54gが開口42aから車室側に突出し、開口42aの車室側の内周縁に係合すると共に、グロメット本体53の第1リップシール部53bと第2リップシール部53cとがフランジ部54bで押圧されて壁部42のエンジン室側に密着した状態となる。これにより、配管40及びホース41は、マスタシリンダ10が通過可能な大きさの開口42aに嵌め込まれたグロメット50により、壁部42を貫通した状態で気密、水密状態で保持される。
グロメット50を開口42aに嵌着させた後、弾性確認部53gをグロメット本体53の外部側(エンジン室側)から内部側に向けて押圧すると、グロメット50が正規な位置で開口42aに嵌着されている場合は、弾性確認部53gがグロメット本体53の内部側へ没入する。一方、グロメット50が正規な位置で開口42aに嵌着されていない場合は、弾性確認部53gがグロメット本体53の内部側へ没入できないことから、グロメット50が開口42aに確実に嵌着されているか否かを簡単に視認することができる。
また、エンジンルーム側では、スレーブシリンダ20を所定の位置に取り付け、配管40を適宜固定するとともに、リザーバ30を所定の位置に取り付ける。これにより、クラッチペダル等で操作子17を操作することにより、ピストンロッド15を介してピストン12がシリンダ孔11aの底部側に移動し、液圧室13に液圧が発生する。この液圧は、配管40を通ってスレーブシリンダ20の液圧室23に伝達され、ピストン22をシリンダ孔22aの開口側に移動させ、ピストンロッド25を突出させてレリーズフォーク28を作動させる。
上述のように、グロメット本体53にインナ部材54を嵌着してグロメット50を形成し、インナ部材54の弾性突出片54fの先端側を、突出片挿通孔54dの内側に向けて変形させながら枠体54aを壁部42の開口42aに挿入して行き、係合段部54gが開口42aから車室側に突出し、開口42aの車室側の内周縁に係合することから、グロメット50を簡単且つ確実に開口42aに嵌着させることができる。さらに、グロメット嵌着後に弾性確認部53gをグロメット本体53の外部側から内部側に向けて押圧し、弾性確認部53gが反転して突出片収容部53e内部に没入した状態になるか否かを確認することにより、グロメット50が開口42aに確実に嵌着されているか否かを目視によって簡単に確認することができる。
また、このように取り付けられたグロメット50は、グロメット本体53に何らかの外力が加わっても、インナ部材54に形成された係合段部54gが前記開口42aの内周縁に係合し、第1リップシール部53b及び第2リップシール部53cとで開口周辺の壁を挟み込んだ状態で開口42aに嵌着され、インナ部材54のフランジ部54bがグロメット本体53の周溝53dに嵌着されていることから、グロメット50が壁部42から外れる虞がない。
なお、本発明のグロメットは、弾性突出片の枠体よりもグロメット本体側に突出する先端部を外周側に段状に拡開するように形成するものに限らず、グロメットが正規な位置で開口に嵌着されたときに弾性確認部の没入を可能とする形状に形成されていれば良く湾曲させて形成しても良い。さらに弾性確認部も、突出片収容部の天面に、半球状に突設されるものに限らず、天面に没入可能に設けられるものであれば、どのような形状でも良い。また、本発明のグロメットは、クラッチ用のアクチュエータ以外の用途にも適用でき、開口やグロメットで保持する部材に応じた適宜な形状で形成することができ、例えば、配管を保持する保持筒を一つだけ設けたものでも良く、同じ構造の配管保持筒を複数設けることもできる。また、グロメット本体に位置決め凹部を設け、インナ部材に位置決め突部を設けてグロメット本体とインナ部材とを位置決めするものでも良い。
本発明の一形態例を示す壁部の開口に嵌着した状態のグロメットの要部拡大断面図である。 同じく弾性確認部を没入させた状態を示すグロメットの要部拡大断面図である。 同じくグロメットを正規な位置で壁部の開口に嵌着しなかったときのグロメットの要部拡大断面図である。 同じくグロメットの平面図である。 図4のV−V断面図である。 同じくグロメットの一部切欠き分解斜視図である。 本形態例のグロメットを適用した車両用クラッチの配管系統図である。
符号の説明
10…マスタシリンダ、11…シリンダボディ、11a…シリンダ孔、11b…配管接続孔、11c…ホース接続孔、12…ピストン、13…液圧室、14…コネクタ、15…ピストンロッド、16…コネクタ、17…操作子、20…スレーブシリンダ、21…シリンダボディ、21a…シリンダ孔、21b…配管接続孔、21c…ブリーダ孔、22…ピストン、23…液圧室、24…コネクタ、25…ピストンロッド、26…保護ブーツ、27…ブリーダスクリュ、30…リザーバ、30a…ホース接続部、40…配管、40a…フレアナット、41…ホース、42…壁部、42a…開口、50…グロメット、51…配管保持筒、52…ホース保持筒、53…グロメット本体、53a…平板部、53b…第1リップシール部、53c…第2リップシール部、53d…周溝、53e…突出片収容部、53f…天面、53g…弾性確認部、53h…位置決め突部、54…インナ部材、54a…枠体、54b…フランジ部、54c…係合部、54d…突出片挿通孔、54e…先端部、54f…弾性突出片、54g…係合段部、54h…段部、54i…先端折曲部、54j…位置決め凹部

Claims (2)

  1. 板状部材に形成された開口に取り付けられるグロメットにおいて、
    該グロメットは、前記開口を閉塞する弾性部材で形成されるグロメット本体と、該グロメット本体の内周側に組み付けられる合成樹脂で形成されるインナ部材とで構成され、
    該インナ部材は、前記開口の内周に沿った形状の枠体と、該枠体のグロメット本体側端面に形成され、前記グロメット本体に嵌着されるフランジ部と、前記開口の内周縁に係合する複数の係合部とを有し、
    該係合部は、前記枠体の反グロメット本体側端部から延出し、先端部が前記枠体よりもグロメット本体側に突出する弾性突出片と、該弾性突出片の外側に突出して前記開口の内周縁に係合する係合段部とを備え、
    前記グロメット本体は、前記開口を覆って該開口を閉塞する平板部と、前記インナ部材のフランジ部を嵌着させる周溝と、前記平板部から反インナ部材側に突出し、内部に前記弾性突出片の前記先端部を傾動可能に収容する突出片収容部と、該突出片収容部の天面に反インナ部材側に突出して一体に形成された半球状の弾性確認部とを備え、
    前記グロメットを前記開口に嵌着させた際に、前記係合段部が前記内周縁に係合せず、前記グロメットが前記開口に正規の位置で嵌着されていない場合には、前記先端部が前記弾性確認部に接近した位置に在る状態にあり、
    前記係合段部が前記内周縁に係合して正規の位置に組み付けられた場合には、前記先端部が前記弾性確認部に接近した位置から移動した状態になり、
    前記弾性確認部は、前記グロメットが前記開口に正規の位置で嵌着された際には、反転して前記突出片収容部内に没入可能とすべく形成されているとともに、前記グロメットが前記開口に正規の位置で嵌着されていない場合には、前記弾性確認部に接近している前記先端部が前記弾性確認部の前記突出片収容部内への没入を阻止して、前記反インナ部材側に突出した状態のままとなるように形成されている
    ことを特徴とするグロメット。
  2. 前記板状部材は、車室とエンジンルームとを区画する壁部であることを特徴とする請求項記載のグロメット。
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