JP4510330B2 - 溶融処理方法及びスラグの製造方法 - Google Patents
溶融処理方法及びスラグの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4510330B2 JP4510330B2 JP2001193056A JP2001193056A JP4510330B2 JP 4510330 B2 JP4510330 B2 JP 4510330B2 JP 2001193056 A JP2001193056 A JP 2001193056A JP 2001193056 A JP2001193056 A JP 2001193056A JP 4510330 B2 JP4510330 B2 JP 4510330B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melting
- calcium
- component
- viscosity
- ash
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚泥の焼却灰を処理するのに有用な溶融処理方法、及びこの処理方法を利用したスラグの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、汚泥(下水汚泥など)は、衛生化や減容化などのために焼却炉で焼却し、得られた焼却灰を溶融処理している。例えば図7は、従来の溶融処理方法を示すフロー図である。すなわち、下水汚泥を脱水処理することによって水分を除き、脱水ケーキを焼却炉1で焼却することにより、第1段の減容化が行われる。生成した焼却灰は、前記焼却炉1の上部から延出する排ガスライン6を通じて排ガスと共にサイクロン3に供給され、排ガスと分離された後、前記サイクロン3の底部から払い出して、一旦フィーダー4に捕集される。捕集された焼却灰は、フィーダー4から溶融炉2に供給され溶融処理することにより、第2の減容化が行われ、スラグ化される。得られたスラグは前記溶融炉2の底部から出滓される。しかし、このような処理方法では、溶融処理時の焼却灰の溶融点(融点)及び粘度が極めて高いため、溶融点及び粘度を低減するための種々の方法が提案されている。
【0003】
すなわち、焼却灰には種々の無機成分が含まれており、このうち、CaOとSiO2との質量比(CaO/SiO2:塩基度)が約1の場合、溶融点や粘性が低下することが知られている。そして焼却灰は、その原料となる下水汚泥の調質方法により、無機成分の割合が異なることも知られており、例えば、無機系調質剤(石灰など)で処理された汚泥は、SiO2よりもCaOを多く含んでいるため、珪砂のみを添加(例えば前記図7において、焼却炉1に接続する添加ライン5dを通じて、珪砂のみを添加)して、塩基度を約1に調節する方法が提案されている。また有機系調質剤(高分子化合物など)で処理された汚泥は、CaOよりもSiO2を多く含んでいるため、消石灰のみを添加(例えば前記図7において、溶融炉2に接続する添加ライン5eを通じて、消石灰のみを添加)して塩基度を約1に調節する方法が提案されている。しかしこれらの方法では、溶融温度や粘度の低下が不十分な場合が多く、溶融点や粘度を安定的に低下させることができない。このため、溶融スラグを安定して出滓するのが困難である。
【0004】
また特開平6−7798号公報には、塩基度の高い汚泥に珪砂を加えて塩基度を調節するだけでなく、前記珪砂として非晶質珪砂を用いることにより溶融点や粘度を低下させる方法が開示されている。しかしこの方法では、高分子系下水汚泥など、元々塩基度が低い汚泥を処理することはできない。また、この方法によっても、溶融温度や粘度が十分に低下しない場合がある。
【0005】
このように従来の方法では、溶融点や粘度を確実に低下させるのが困難である。そして溶融点や粘度が高くなった場合には、溶融点や粘度を低下させるため、一旦溶融処理したスラグを再加熱したり、粘性を低下させるための第3成分(Fe2O3など)をさらに添加するなどの方法も採られている。しかし再加熱する場合、燃料費が増大し、経済性が低下する。また溶融温度や粘度に応じて第3成分を添加する場合は、成分調整が煩雑であるだけでなく、そのための添加設備を増設する必要があり、コストパフォーマンスが悪い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、溶融点(又は、溶融処理温度)や粘度(粘性)を確実に低下することにより、溶融/出滓特性(取扱い性など)を向上できる溶融処理方法及びこの方法を利用したスラグの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、従来の塩基度を調節する方法では、塩基度調節剤(石灰、珪砂など)の原単位を低減するため、石灰及び珪砂の片方のみを添加していること、そして下水汚泥の焼却灰に含まれるCaO及びSiO2の含有量が比較的少ないため、焼却灰中のCaO及びSiO2の総量も比較的少なくなっていたこと(通常、55質量%未満)を見出し、また一方ではCaOとSiO2の比率(塩基度)のみならず、CaOとSiO2との総量も、溶融点や粘度に大きな影響を与えていることを見出し、さらにはCaOとSiO2との総量が55質量%以上であって、かつ特定の組成領域になる様にCaO及びSiO2の割合を調整すると、溶融点や粘度を確実に低下でき、溶融/出滓特性を向上できることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明に係る溶融処理方法は、汚泥の焼却灰を溶融処理する場合に、前記溶融処理に先立って処理系にカルシウム成分及びケイ素成分を添加することにより、焼却灰の溶融/出滓特性を向上する。前記添加において焼却灰中のカルシウム成分及びケイ素成分の量を、CaO及びSiO2換算で、図1の領域Aの範囲に調節する。
【0009】
なお本発明には、前記溶融処理方法により焼却灰を溶融処理して、スラグを製造する方法も含まれる。
【0010】
【発明の実施の形態】
[汚泥]
本発明では、種々の汚泥を処理できる。汚泥としては、有機成分及び無機成分を含みヘドロ状のものである限り特に限定されず、上水汚泥、下水汚泥(石灰系下水汚泥、高分子系下水汚泥など)などが挙げられる。
【0011】
なお前記汚泥(特に、下水汚泥)を単に焼却処理すると、焼却灰中にはCaO、SiO2の他、他の成分(例えば、Fe2O3、Al2O3、P2O5、MgO、K2O、Na2Oなど)が含まれることが多い。また、焼却灰の塩基度[CaO/SiO2(質量比)]も一定ではなく、石灰系下水汚泥の焼却灰の場合、通常、1〜8程度の範囲で変動し、高分子系下水汚泥の焼却灰の場合、通常、0.1〜0.5程度の範囲で変動する。また、焼却灰中のCaOとSiO2との総量も一定ではなく、石灰系汚泥の場合、通常、30〜50質量%の範囲で変動し、高分子系下水汚泥の焼却灰の場合、通常、25〜45質量%の範囲で変化する。そこで、本願発明では、以下に述べるように、カルシウム成分及びケイ素成分を添加して、焼却灰中のカルシウム成分及びケイ素成分の量を特定の範囲に調節している。
【0012】
[カルシウム成分]
カルシウム成分としては、カルシウム化合物、例えば、無機系化合物[酸化カルシウム(生石灰)、水酸化カルシウム(消石灰)、無機酸塩(塩化カルシウム、フッ化カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなど)]、有機系化合物[コハク酸カルシウム、乳酸カルシウムなどの有機酸塩など]などが使用できる。また、カルシウム成分には、前記カルシウム化合物を含有する組成物、例えば、ホタル石、石灰系焼却灰、カルシウム化合物を多量に含有する製品(又は廃棄物)なども含まれる。なお、カルシウム組成物中のカルシウム化合物の割合は、例えば、50質量%以上(例えば、50〜100質量%)、好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上である。
【0013】
前記カルシウム成分は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。好ましいカルシウム成分は、無機カルシウム化合物、特に酸化カルシウム又は水酸化カルシウムである。
【0014】
[ケイ素成分]
ケイ素成分としては、酸化ケイ素(SiO2)、ケイ酸塩(ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムなど)などが例示できる。また、ケイ素成分も、前記カルシウム成分と同様に、ケイ素化合物を含有する組成物であってもよい。この組成物としては、珪砂、高分子系焼却灰、ケイ素化合物を多量に含有する製品(又は廃棄物)などが挙げられる。該組成物中のケイ素化合物の割合は、例えば、50質量%以上(例えば、50〜100質量%)、好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上である。
【0015】
前記ケイ素成分は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。好ましい珪素成分は、酸化ケイ素、珪砂などである。
【0016】
なお本発明では、前記カルシウム成分又はケイ素成分として、カルシウムとケイ素との両方の成分を含む化合物(又は、その組成物)を用いてもよい。カルシウムとケイ素とを含む化合物としては、ケイ酸カルシウムが挙げられる。
【0017】
[処理方法]
図2は、本発明における汚泥の処理方法を説明するための概略フロー図である。なお、前述の図8と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
【0018】
すなわち汚泥は、脱水処理により水分を除いた後、焼却炉1で焼却する。生成した焼却灰は、直接溶融炉2に供給してもよいが、図2の例ではサイクロン3により排ガスと分離した後、フィーダー4を通じて溶融炉2に供給している。この溶融炉2で焼却灰を溶融処理することにより、スラグを製造する。得られたスラグは前記溶融炉2の底部から出滓する。
【0019】
そして本発明では、溶融処理に先立ってカルシウム成分及びケイ素成分を処理系に添加することにより、焼却灰中のケイ素成分及びカルシウム成分の量を、CaO及びSiO2換算で、図1の領域A(好ましくは領域B)の範囲に調節している。
【0020】
前記領域A〜領域Bでは、塩基度(CaO/SiO2)は、0.45〜1.6(好ましくは0.6〜1.55、特に0.7〜1.5)程度であり、焼却灰中のCaOとSiO2との総量は、55質量%以上(好ましくは60質量%以上、さらに好ましくは65質量%以上、特に70質量%以上)(ただし、100質量%を含まず)である。
【0021】
すなわち本発明では、焼却灰の塩基度(CaO/SiO2)のみならず、焼却灰中のCaO及びSiO2の総量をも調節している。これにより焼却灰の溶融点(又は溶融温度、出滓温度)や粘度を確実に低下でき、被溶融処理物(焼却灰、その溶融処理に得られるスラグなど)の溶融/出滓特性を向上できる。
【0022】
なお前記CaOの含有量は原子吸光法により測定でき、SiO2の含有量は重量法により測定できる。
【0023】
カルシウム成分及びケイ素成分の添加は、焼却灰を溶融処理する前であれば、いずれのタイミングで行ってもよい。添加のタイミングとしては、1)脱水汚泥の焼却前(以下、方法1と称する)、2)脱水汚泥の焼却中(以下、方法2と称する)、3)焼却後、焼却灰と排ガスとを分離する前(以下、方法3と称する)、4)焼却灰と排ガスとを分離した後、焼却灰を溶融処理する前(以下、方法4と称する)などが例示できる。例えば、前記方法2(脱水汚泥の焼却中の添加)の場合、図2に示すように、焼却炉1に接続する添加ライン5aを通じて添加できる。前記方法3(焼却後、焼却灰と排ガスとを分離する前の添加)の場合、例えば、図2に示すように、焼却炉1の上部から延出してサイクロン3に向かう排ガスライン6に合流する添加ライン5bを通じて添加できる。さらに、前記方法4(焼却灰と排ガスとを分離した後、焼却灰を溶融処理する前の添加)の場合、例えば、図2に示すように、溶融炉2の上部に接続する添加ライン5cを通じて添加できる。
【0024】
またカルシウム成分とケイ素成分とは、必ずしも同じタイミングで添加する必要はなく、異なるタイミングで添加してもよい。さらにカルシウム成分とケイ素成分とは、それぞれ、複数のタイミングに分けて添加してもよい。例えば、前記2)のタイミング(脱水汚泥の焼却中)においてカルシウム成分とケイ素成分とを添加した後、前記4)のタイミング(焼却灰と排ガスとを分離した後、焼却灰を溶融処理する前)においてカルシウム成分を添加してもよい。
【0025】
なお被溶融処理物(焼却灰、その溶融処理により得られるスラグなど)の溶融/出滓特性を向上するため、第3の成分(Fe2O3など)を添加してもよいが、本発明では実質的な添加成分が前記カルシウム成分及びケイ素成分のみであってもよい。カルシウム成分及びケイ素成分のみの添加であっても、特定の組成領域となる様にCaO及びSiO2の割合を調整しているため、溶融/出滓特性を確実に向上でき、第3の成分を添加するための特別な設備が不要となり、生産コストを低減できる。
【0026】
成分調整した焼却灰(又は、さらに加熱処理した焼却灰)は、前記溶融炉2で溶融処理することにより、スラグ化する。本発明では、成分調整により被処理物の溶融点及び粘度を低減しているため、溶融温度を高くする必要がない。また得られたスラグの粘度も低いため、溶融炉2から容易に出滓できる。
【0027】
溶融温度は、例えば、1400℃以下、好ましくは1350℃以下、さらに好ましくは1300℃以下程度である。なお溶融温度は、通常1000℃以上であり、1100℃以上であってもよい。
【0028】
このようにして得られたスラグは、埋め立てに利用してもよいが、建築資材(路盤材、コンクリート骨材、コンクリート防食材など)などとしても利用できる。特に本発明により得られるスラグは、低粘度で製造されるため排ガスを効率よく除去でき、気泡分が少なく、良質の資材として利用できる。
【0029】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0030】
比較例1
種々の下水汚泥焼却灰の溶融特性(温度と粘度との関係)を、焼却灰の成分を調整することなく、測定した。
【0031】
なお、溶融特性の測定は、図3に示す振動片式粘度測定装置を用いて行った。すなわち、図3の装置では、試料を加熱するための電気炉11に試料を充填するための白金ルツボ12が収容されている。この白金ルツボ12には、振動発生器13で発生した振動を白金ルツボ12内の試料に伝達するための白金振動片14が、前記電気炉11の上部の挿入口を通じて、白金ルツボ12内に挿入されている。
【0032】
このような装置において、白金ルツボ12に焼却灰を充填し、電気炉11により焼却灰を加熱すると共に、白金振動片14により焼却灰を振動させる。そして、試料の温度を、白金ルツボ12に挿入された温度計15を通じて測定すると共に、振動に対する抵抗(粘性)を、白金振動片14の軸部に取り付けられたミラー16を通じてレーザー変位計17により計測することにより、溶融特性を測定した。
【0033】
用いた下水汚泥焼却灰の組成を表1に示し、その溶融特性を図4に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
表1及び図4から明らかなように、成分調整することなく下水汚泥焼却灰を溶融処理すると、1400〜1500℃付近まで粘性が高く、溶融処理は困難である。
【0036】
比較例2
図7に示す方法に従って、消石灰単独を添加することにより、表2に示す組成を有する下水汚泥焼却灰を調製した。得られた下水汚泥焼却灰の溶融特性を比較例1と同様にして測定した。
【0037】
結果を表2及び図5に示す。
【0038】
【表2】
【0039】
表2及び図5から明らかなように、消石灰単独の添加による成分調整では、1350℃より高い温度でも粘度が急増し、さらには1400℃より高い温度でも粘度が急増する場合もあり、粘度を確実に低下することが困難である。
【0040】
実施例1
図2に示す方法(方法2)に従って、消石灰及び珪砂を添加することにより、表3に示す組成を有する下水汚泥焼却灰を調製した。得られた下水汚泥焼却灰の溶融特性を比較例1と同様にして測定した。
【0041】
結果を表3及び図6に示す(なお図6には前記測定結果に加えて、実施例1及び比較例2と同様にして調製した種々の下水汚泥焼却灰の測定結果も併せて示した)。
【0042】
【表3】
【0043】
表3及び図6から明らかなように、消石灰及び珪砂を添加し、焼却灰中のCaO及びSiO2の組成を特定の領域に調整すると、比較的低い溶融温度(例えば、1350℃以下、特に1300℃以下)でも、粘度を確実に低下できる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、カルシウム成分とケイ素成分との両方を添加することにより、焼却灰中のカルシウム成分とケイ素成分とを特定の範囲に調節しているため、焼却灰の溶融温度やスラグの粘度を確実に低下でき、幅広い温度域で低粘性をスラグに持たせることができる。そのため、溶融温度及び出滓温度を比較的低温にすることができ、燃料消費量を低減でき、装置(耐火装置)を延命でき、維持管理性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は溶融/出滓特性を確実に向上するために必要な焼却灰中のカルシウム成分及びケイ素成分の組成を示す三角相図である。
【図2】図2は本発明の溶融処理方法の一例を示すフロー図である。
【図3】図3は溶融特性の測定方法を説明するための装置該略図である。
【図4】図4は比較例1の焼却灰の溶融特性を示すグラフである。
【図5】図5は比較例2の焼却灰の溶融特性を示すグラフである。
【図6】図6は実施例1の焼却灰の溶融特性を示す三角相図である。
【図7】図7は従来の溶融処理方法を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 焼却炉
2 溶融炉
Claims (2)
- 汚泥の焼却灰を溶融処理する方法であって、前記溶融処理に先立って、処理系にカルシウム成分及びケイ素成分を添加し、焼却灰中のカルシウム成分及びケイ素成分の量を、CaO及びSiO2換算で、図1の領域Aの範囲に調節して、焼却灰の溶融/出滓特性を向上する溶融処理方法。
- 請求項1に記載の溶融処理方法により焼却灰を溶融処理して、スラグを製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001193056A JP4510330B2 (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 溶融処理方法及びスラグの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001193056A JP4510330B2 (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 溶融処理方法及びスラグの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003001222A JP2003001222A (ja) | 2003-01-07 |
JP4510330B2 true JP4510330B2 (ja) | 2010-07-21 |
Family
ID=19031412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001193056A Expired - Fee Related JP4510330B2 (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 溶融処理方法及びスラグの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4510330B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5415006B2 (ja) * | 2008-03-26 | 2014-02-12 | 株式会社神鋼環境ソリューション | Pcb汚染物処理方法 |
JP6170797B2 (ja) * | 2012-12-27 | 2017-07-26 | 日本碍子株式会社 | 放射性樹脂廃棄物の処理方法及び処理装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000176401A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-27 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | スラグ処理方法 |
JP2000233953A (ja) * | 1999-02-15 | 2000-08-29 | Tatsuyuki Kasai | 白色化溶融スラグの製造方法およびその設備、ならびに白色化溶融スラグ |
JP2001009413A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 廃棄物・飛灰の固化・安定化方法 |
-
2001
- 2001-06-26 JP JP2001193056A patent/JP4510330B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000176401A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-27 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | スラグ処理方法 |
JP2000233953A (ja) * | 1999-02-15 | 2000-08-29 | Tatsuyuki Kasai | 白色化溶融スラグの製造方法およびその設備、ならびに白色化溶融スラグ |
JP2001009413A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 廃棄物・飛灰の固化・安定化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003001222A (ja) | 2003-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW472031B (en) | Environmentally stable products derived from the remediation of contaminated sediments and soils | |
CA1064977A (en) | Stabilization of sludge slurries | |
JP2001506963A (ja) | 汚染堆積物および土壌の除染による環境的に安定な物質の生成方法 | |
HU210639B (en) | Procedure for operating of glass-melting furnace | |
JP2001259570A (ja) | フッ素を含む産業廃棄物の安定化処理技術 | |
JP4871329B2 (ja) | 下水汚泥焼却処理装置に対する灰付着性予測方法及び該方法を用いた下水汚泥焼却方法 | |
US20210032132A1 (en) | Wastewater treatment system and method for producing sludge for cement manufacturing | |
JP4510330B2 (ja) | 溶融処理方法及びスラグの製造方法 | |
CN107683262A (zh) | 被处理水中的磷的回收系统、被处理水中的磷的回收方法、肥料及肥料原料以及黄磷原料 | |
JPH11157890A (ja) | 焼成物の製造法 | |
JP6353264B2 (ja) | 流動性改善型セメントクリンカー | |
JP2005255485A (ja) | 珪酸リン肥料製造方法及び同装置 | |
JP3045916B2 (ja) | 廃棄物焼却灰の溶融固化方法 | |
JPH09187748A (ja) | 焼却灰の処理方法 | |
JP3800467B2 (ja) | 廃棄物の溶融処理による石材の製造方法 | |
JP2003212615A (ja) | 汚泥焼却灰の溶融処理方法及び硬質骨材の製造方法 | |
EP3239108B1 (en) | Method for melting treatment of phosphorus-containing substance and melting furnace operation method | |
JPS61174112A (ja) | 都市ごみ焼却灰の処理方法 | |
JP4219052B2 (ja) | 泥水からのセメント原料製造方法 | |
JP3102482B1 (ja) | 焼却灰の処理方法 | |
JPH04278110A (ja) | 廃棄物の溶融処理方法 | |
JPH067798A (ja) | 下水汚泥の溶融方法 | |
JPH10156400A (ja) | 汚泥のセメント化のための処理方法 | |
JPH10249327A (ja) | フライアッシュを用いたパルプ排水の処理方法 | |
JP2005028246A (ja) | 重金属含有排水の処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20031212 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040512 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20041227 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100405 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100420 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100430 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4510330 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |