JP4507592B2 - 投影型表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光着色手段を備えない表示素子を用いてカラー画像を投影表示する投影型表示装置に関する。
光着色手段を備えない複数の画素が行方向及び列方向にマトリックス状に配列した表示エリアを有する表示素子を用いて投影面にカラー画像を表示する投影型表示装置は、従来、例えば一般にDMDと略称されるマイクロミラー表示素子(Digital Micromirror Device)等の表示素子と、この表示素子に光を入射させる光源系と、前記表示素子からの出射光を投影レンズにより投影して投影面に結像させる投影系とを備え、さらに前記光源系に、赤、緑、青の3色のカラーフィルタが周方向に並べて設けられた回転板からなるカラーホイールを、その外周部を前記光源系の光路に介在させて配置した構成とされている(特許文献1参照)。
この投影型表示装置は、前記表示素子の複数の画素に赤、緑、青の3色の単位色画像データを極く短い周期で順次書込み、前記光源系に配置されたカラーホイールを、前記表示素子への赤、緑、青の単位色画像データの順次書込みに対応する速度で回転駆動することにより、前記表示素子に赤、緑、青の単位色画像を順次表示させ、これらの単位色画像を投影系により順次投影面に投影するものであり、前記投影面に順次投影された赤、緑、青の単位色画像は、その投影周期が極く短いため、人間の眼に、前記赤、緑、青の単位色画像が重なったフルカラー画像として観察される。
特開2003―149599号公報
しかし、上記従来の投影型表示装置は、光源系からのカラーホイールにより順次された赤、緑、青の光が、前記光源系の軸上色収差により各色の光毎に焦点にずれを生じて表示素子に入射するため、前記表示素子への赤、緑、青の入射光の強度に大きな差が生じ、さらに、前記表示素子から順次出射した赤、緑、青の単位色画像光が、投影系の軸上色収差により各色の光毎に焦点にずれを生じて投影されるため、投影面に表示されるカラー画像が、赤、緑、青の単位色画像の明るさ及び鮮明度の差が大きい画質の劣る画像となってしまう。
この発明は、光着色手段を備えない表示素子を用いてカラー画像を投影表示する投影型表示装置として、投影面に、赤、緑、青の単位色画像の明るさ及び鮮明度の差が小さい良好な画質のカラー画像を表示することができるものを提供することを目的としたものである。
この発明の投影型表示装置は、光着色手段を備えない複数の画素が行方向及び列方向にマトリックス状に配列した表示エリアを有し、前記複数の画素に赤、緑、青の3 色の単位色画像データを順次書込まれ、前記複数の画素に入射した光の出射を制御して前記赤、緑、青の単位色画像データに応じた画像を順次表示する表示素子と、前記表示素子に光を入射させる光源系と、投影レンズを有し、前記表示素子からの出射光を前記投影レンズにより投影して投影面に結像させる投影系と、赤、緑、青の3 色のカラーフィルタが周方向に並べて設けられた回転板からなり、前記光源系と前記投影系のうちの投影系に、前記カラーフィルタを前記投影系の光路に介在させて配置され、前記表示素子への赤、緑、青の単位色画像データの順次書込みに対応する速度で回転駆動されるカラーホイールとを備え、前記カラーホイールの赤、緑、青のカラーフィルタの厚さは、赤色フィルタの厚さをt 、緑色フィルタの厚さをt 、青色フィルタの厚さをt とし、これらのカラーフィルタのd線,C線,F線の屈折率をn ,n ,n としたとき、投影系の投影レンズのd線を基準とする軸上色収差による焦点のずれが、C線での焦点ずれ量、F線での焦点ずれ量に対して、
/n −t /n =C線での焦点ずれ量
/n −t /n =F線での焦点ずれ量
を満足する値に設定することを特徴とする。
この投影型表示装置において、前記カラーホイールは、前記表示素子と前記投影レンズとの間に配置するのが望ましい。
また、前記表示素子は、所定の出射方向に対して一方の方向に傾いた入射方向から入射した光を前記出射方向に反射して表示する反射型表示素子であり、前記光源系は、光源部と、前記光源部からの光を前記反射型表示素子に前記入射方向から入射させる光学手段とからなり、前記投影系は、前記投影レンズと、前記反射型表示素子の入出射面に対向させて配置され、前記光源系からの光を平行光に補正して前記反射型表示素子に入射させ、前記反射型表示素子からの出射光を集光して前記投影レンズに入射させる中継レンズとからなっており、前記カラーホイールは、前記反射型表示素子と前記中継レンズとの間または前記投影レンズの入射端の前に配置されているのが望ましい。
また、前記カラーホイールは、反射型表示素子と中継レンズとの間に配置されており、前記軸上色収差による焦点のずれを、前記中継レンズと投影レンズの両方の軸上色収差による焦点のずれとすることが望ましい。
また、前記のようにカラーホイールの赤、緑、青のカラーフィルタをそれぞれ、前記投影系の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成する場合は、このカラーホイールに、その全周の重量バランスを均一にするためのバランス補償手段を設けるのが好ましい。
この発明の投影型表示装置は、前記カラーホイールを、表示素子からの出射光を投影面に投影する投影系に配置しているため、光源系の軸上色収差の影響を無くし、前記投影面に、赤、緑、青の単位色画像の明るさ及び鮮明度の差が小さい良好な画質のカラー画像を表示することができる。
この投影型表示装置において、前記カラーホイールは、前記表示素子と前記投影レンズとの間に配置するのが望ましく、このようにすることにより、投影型表示装置の外観を良くすることができる。
また、前記表示素子を、所定の出射方向に対して一方の方向に傾いた入射方向から入射した光を前記出射方向に反射して表示する反射型表示素子とする場合は、前記光源系を、光源部と、前記光源部からの光を前記反射型表示素子に前記入射方向から入射させる光学手段とにより構成し、前記投影系を、前記投影レンズと、前記反射型表示素子の入出射面に対向させて配置され、前記光源系からの光を平行光に補正して前記反射型表示素子に入射させ、前記反射型表示素子からの出射光を集光して前記投影レンズに入射させる中継レンズとにより構成し、前記カラーホイールを、前記反射型表示素子と前記中継レンズとの間または前記投影レンズの入射端の前に配置するのが望ましく、このようにすることにより、前記光源系の軸上色収差の影響を無くし、投影面に良好な画質のカラー画像を表示することができる。
さらに、この投影型表示装置においては、前記カラーホイールの赤、緑、青のカラーフィルタにそれぞれ、前記投影系の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性をもたせるが好ましく、このようにすることにより、前記投影系の軸上色収差の影響も少なくし、投影面に、赤、緑、青の単位色画像の明るさ及び鮮明度の差をさらに小さくした高画質のカラー画像を表示することができる。
また、前記のように表示素子を反射型表示素子とし、前記投影系を投影レンズと前記中継レンズとにより構成する場合は、前記カラーホイールを前記反射型表示素子と中継レンズとの間に配置し、このカラーホイールの赤、緑、青のカラーフィルタにそれぞれ、前記中継レンズと投影レンズの両方の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性をもたせるか、あるいは、前記カラーホイールを前記投影レンズの入射端の前に配置し、このカラーホイールの赤、緑、青のカラーフィルタにそれぞれ前記投影レンズの軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性をもたせるのが望ましく、このようにすることにより、前記投影系の軸上色収差の影響を効果的に少なくすることができる。
さらに、前記カラーホイールの赤、緑、青のカラーフィルタはそれぞれ、前記投影系の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成するのが好ましく、このようにすることにより、前記投影系の軸上色収差の影響を少なくすることができる。
その場合、前記カラーホイールの赤、緑、青のカラーフィルタの厚さt,t,tは、これらのカラーフィルタのd線,C線,F線の屈折率をn,n,nとしたとき、前記投影系のd線を基準とする軸上色収差がC線で0.140mm、F線で−0.144mmであるときに、
/n−t/n=0.140mm
/n−t/n=−0.144mm
を満足する値に設定するのが好ましく、このようにすることにより、前記投影系の軸上色収差の影響をより効果的に少なくし、投影面に、赤、緑、青の単位色画像の明るさ及び鮮明度の差を充分に小さくした高画質のカラー画像を表示することができる。
また、前記のようにカラーホイールの赤、緑、青のカラーフィルタをそれぞれ、前記投影系の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成する場合は、このカラーホイールに、その全周の重量バランスを均一にするためのバランス補償手段を設けるのが望ましく、このようにすることにより、前記カラーホイールを、回転ぶれを生じさせること無く安定に回転させることができる。
図1はこの発明の第1の実施例を示す投影型表示装置の平面図であり、この投影型表示装置は、図に仮想線(二点鎖線)で示したケース1内に、表示素子2と、前記表示素子2に光を入射させる光源系3と、前記表示素子2からの出射光を図示しないスクリーン等の投影面に結像させる投影系13とを配置するとともに、前記投影系13にカラーホイール18を備えさせたものである。
前記表示素子2は、カラーフィルタ等の光着色手段を備えない複数の画素が行方向及び列方向にマトリックス状に配列した表示エリア(図示せず)を有し、前記複数の画素に赤、緑、青の3色の単位色画像データを順次書込まれ、前記複数の画素に入射した光の出射を制御して前記赤、緑、青の単位色画像データに応じた画像を順次表示するものであり、この実施例では、所定の出射方向に対して一方の方向に傾いた入射方向から入射した光を前記出射方向に反射して表示する反射型表示素子を用いている。
この反射型表示素子2は、例えば、1つ1つの画素をそれぞれ、縦横の幅が10μm〜20μmの極薄金属片(例えばアルミニウム片)からなり、CMOSをベースとするミラー駆動素子によって一方の傾き方向と他方の傾き方向とに傾動されるマイクロミラーにより形成したマイクロミラー表示素子である。以下、この反射型表示素子2をマイクロミラー表示素子と言う。
このマイクロミラー表示素子2は、その正面方向に対して一方向に傾いた入射方向から所定の角度範囲の入射角で入射した光を、前記複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより前記正面方向と斜め方向とに反射して画像を表示するものであり、一方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより正面方向に反射し、他方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより斜め方向に反射し、正面方向への反射による明表示と、斜め方向への反射による暗表示とにより画像を表示する。
なお、前記明表示の明るさは、前記マイクロミラーを前記一方の傾き方向(入射光を正面方向に反射させる傾き方向)に傾けておく時間を制御することによって任意に変化させることができ、したがって、前記マイクロミラー表示素子2に、明るさに階調をもたせた画像を表示させることができる。
このマイクロミラー表示素子2は、その複数の画素に、赤、緑、青の3色の単位色画像データを順次書込まれ、その画像データに応じて前記複数の画素のマイクロミラーの傾きを制御されて、前記赤、緑、青の単位色画像データに応じた画像を順次表示する。
前記光源系3は、光源部4と、前記光源部4からの光を前記マイクロミラー表示素子2に前記入射方向から入射させる光学手段7とからなっている。
この光源系3の光源部4は、一端に出射口を有する楕円面または放物面リフレクタ5と、前記リフレクタ5内に配置された高輝度の白色光を発する光源ランプ6とからなっており、前記光源ランプ6からの放射光を前記リフレクタ5により反射し、このリフレクタ5の出射口からその前方に集光させて出射する。
また、前記光源部4からの光を前記マイクロミラー表示素子2に前記入射方向から入射させる光学手段7は、前記光源部4の出射側に配置された導光ロッド8と、この導光ロッド8の出射側に配置された光源系レンズ9と、前記光源系レンズ9からの出射光を前記マイクロミラー表示素子2に向けて反射するミラー12とからなっている。
前記導光ロッド8は、前記マイクロミラー表示素子2の表示エリアと相似な断面形状を有する透明角棒からなり、その一端面が入射面とされ、他端面が出射面とされたものであり、前記光源部4の出射側に、前記入射面を前記光源部4に対向させて配置されている。
この導光ロッド8は、前記光源部4からの出射光を均一な強度分布の光束とするために設けられており、前記光源部4から前記リフレクタ5により集光反射されて出射した光を、前記入射面から入射させ、その光を、導光ロッド8の各側面と外気である空気層との界面で全反射させながら導光ロッド8内をその長さ方向に導いて、均一な強度分布の光束として前記出射面から出射する。
なお、前記導光ロッド8は、前記マイクロミラー表示素子2の表示エリアと相似な四角形の断面形状を有し、内周面全体に反射膜が形成された筒状体からなり、その一端の入射面(開口面)から入射した光を、前記内周面の反射膜により反射しながら導いて他端の出射面(開口面)から均一な強度分布の光を出射するものでもよい。
また、前記光源系レンズ9は、鏡筒10内に複数枚のレンズ11をレンズ収差が小さくなるように組合わせて配置した固定焦点レンズであり、この光源系レンズ9は、前記導光ロッド8の出射側に、レンズ光軸を前記導光ロッド8の軸線に一致させて配置されている。
そして、前記光源部4と導光ロッド8と光源系レンズ9は、前記マイクロミラー表示素子2の正面方向領域の一側に、前記光源系レンズ9の光軸を前記マイクロミラー表示素子2の正面方向に対して略直交させて配置され、前記ミラー12は、前記マイクロミラー表示素子2の正面方向領域の他側に、その領域を挟んで前記光源系レンズ9の出射端と対向させるとともに前記光源系レンズ9の光軸に対して所定角度斜めに傾けて、前記光源系レンズ9からの出射光を前記マイクロミラー表示素子2に向けて反射し、その反射光を前記マイクロミラー表示素子2に前記入射方向(マイクロミラー表示素子2の正面方向に対して一方の方向に傾いた方向)から入射させるように配置されており、前記光源系レンズ9の焦点距離は、この光源系レンズ9から出射し前記ミラー12により反射された光を前記マイクロミラー表示素子2の入出射面(マイクロミラー面)にピントを合わせて入射させるように設定されている。
一方、前記投影系13は、前記マイクロミラー表示素子2の正面方向に配置され、前記マイクロミラー表示素子2からの出射光を投影面に結像させる投影レンズ14と、前記マイクロミラー表示素子2の入出射面に対向させて配置され、前記光源系3からの光を平行光に補正して前記マイクロミラー表示素子2にその入射方向から入射させ、前記マイクロミラー表示素子2からの出射光(平行光)を集光して前記投影レンズ14に入射させる中継レンズ17とからなっている。
前記投影レンズ14は、鏡筒15内に複数枚のレンズ16をレンズ収差が小さくなるように組合わせて配置した可変焦点レンズであり、この投影レンズ14は、前記マイクロミラー表示素子2の正面方向に、レンズ光軸を前記マイクロミラー表示素子2の表示エリアの中心に一致させて配置されている。
また、前記中継レンズ17は、例えば両面が凸面に形成された凸レンズからなっており、その一方の面を前記マイクロミラー表示素子2の入出射面に対向させるとともに、レンズ中心を前記マイクロミラー表示素子2の表示エリアの周縁のうち、前記光源系3のミラー12の配置側とは反対側の側縁の中間部付近に対向させて配置されている。
なお、この中継レンズ17は、前記マイクロミラー表示素子2の表示エリア幅の略2倍の直径を有する円形レンズでもよいが、その有効領域は前記マイクロミラー表示素子2の表示エリアに対応する部分であり、他の部分は非有効領域であるため、この実施例では、前記非有効領域を切り落とした形状のレンズを用いている。
また、前記カラーホイール18は、前記光源系3から前記マイクロミラー表示素子2に入射し、このマイクロミラー表示素子2の複数の画素(マイクロミラー)により反射されて前記投影系13により投影面に投影される光を赤、緑、青の3色に順次着色するために設けられている。
図2は前記カラーホイール18の拡大斜視図であり、このカラーホイール18は、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ19R,19G,19Bを周方向に並べて設けた回転板からなっている。
このカラーホイール18は、図1のように、その中心を前記投影系13の光路の側方に配置されたモータ21の回転軸に固定されて、前記マイクロミラー表示素子2と前記投影系13の投影レンズとの間、例えば前記マイクロミラー表示素子2と前記投影系13の中継レンズ17との間に、ホィール外周部を前記投影系13の光路に介在させて配置されており、前記モータ21により、前記マイクロミラー表示素子2への赤、緑、青の単位色画像データの順次書込みに対応する速度で、前記赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bが前記投影系13の光路を順次横切るように回転駆動される。
また、前記カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bはそれぞれ、図2に示したように、前記投影系13の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成されている。
前記カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bの厚さは、赤色フィルタ19Rの厚さをt、緑色フィルタ19Gの厚さをt、青色フィルタ19Bの厚さをtとし、これらのカラーフィルタ19R,19G,19Bのd線(λ=587.6nm),C線(λ=656.3nm),F線(λ=486.1nm)の屈折率をn,n,nとしたとき、前記投影系13のd線を基準とする軸上色収差がC線で0.140mm、F線で−0.144mmであるときに、
/n−t/n=0.140mm
/n−t/n=−0.144mm
を満足する値に設定されている。
前記式を満足する赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bの厚さt,t,tは、例えば、これらのカラーフィルタ19R,19G,19Bのd線,C線,F線の屈折率n,n,nがn=1.519,n=1.516,n=1.524で、赤色フィルタ19Rの厚さtが1.00mmのとき、緑色フィルタ19Gの厚さtは1.21mm、青色フィルタ19Bの厚さtは1.44mmである。
なお、この実施例では、図1のように、カラーホイール18をマイクロミラー表示素子2と投影系13の中継レンズ17との間に配置しているため、前記カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bにより着色された光は、投影面に投影される間に、前記中継レンズ17の軸上色収差と前記投影レンズ14の軸上色収差との両方の影響を受ける。
そのため、この実施例では、前記中継レンズ17と投影レンズ14の両方の軸上色収差に基づいて前記投影系13のd線を基準とするC線及びF線の軸上色収差を算出し、前記カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bをそれぞれ、前記中継レンズ17と投影レンズ14の両方の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成している。
なお、前記カラーホイール18は、透明な円板状のベース材を赤、緑、青の顔料により染色するか、あるいは前記ベース材の一方の面に赤、緑、青の着色薄膜を形成することにより、可視光帯域のうちの赤の波長帯域の光を透過させ、他の波長帯域の光を吸収する赤色フィルタと、緑の波長帯域の光を透過させ、他の波長帯域の光を吸収する緑色フィルタと、青の波長帯域の光を透過させ、他の波長帯域の光を吸収する青色フィルタとを形成したものでも、前記ベース材の一方の面に透過波長帯域と反射波長帯域とが異なる3種類のダイクロイック膜を形成して、可視光帯域のうちの赤の波長帯域の光を透過させ、他の波長帯域の光を反射する赤色フィルタと、緑の波長帯域の光を透過させ、他の波長帯域の光を反射する緑色フィルタと、青の波長帯域の光を透過させ、他の波長帯域の光を反射する青色フィルタとを形成したものでもよく、前記着色薄膜またはダイクロイック膜の膜厚は極く薄いため、いずれのカラーホイールも、その赤、緑、青のフィルタ厚は、前記ベース材の厚さと見なすことができる。
そして、この実施例では、前記カラーホイール18に、その全周の重量バランスを均一にするためのバランス補償手段を設けている。このバランス補償手段は、前記赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bのうち、最も薄い赤色フィルタ19Rと、次に薄い緑色フィルタ19Gの外周の中央部にそれぞれ設けられたバランスウエイト20a,20bとからなっており、これらのバランスウエイト20a,20bの重さは、前記バランスウエイト20a,20bを含む赤色フィルタ19R及び緑色フィルタ19Gの重量と、バランスウエイトの無い青色フィルタ19Bの重量とが互いに等しくなるように設定されている。
なお、前記バランス補償手段は、前記バランスウエイト20a,20bに限らず、最も厚い青色フィルタ19Bと、次に厚い緑色フィルタ19Gの光透過部外の領域(例えば外周縁部)に、開口等の切り落とし部を設け、これらの切り落とし部の大きさを、赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bの重量が互いに等しくなるように設定することにより形成してもよい。
さらに、前記バランス補償手段は、赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bの全てに前記バランスウエイトまたは切り落とし部を設け、これらのバランスウエイトの重さまたは切り落とし部の大きさを、赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bの重量が互いに等しくなるように設定することにより形成してもよい。
この投影型表示装置は、光源系3からマイクロミラー表示素子2に向けて白色光を出射させ、前記マイクロミラー表示素子2の複数の画素に赤、緑、青の単位色画像データを極く短い周期で順次書込むことにより、このマイクロミラー表示素子2に前記赤、緑、青の単位色画像データに応じた画像を順次表示させるとともに、前記投影系13に配置したカラーホイール18を前記マイクロミラー表示素子2への赤、緑、青の単位色画像データの順次書込みに対応する速度で回転駆動することにより、マイクロミラー表示素子2の表示画像を前記カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bにより着色した赤、緑、青の単位色画像を前記投影系13により順次投影面に投影するものであり、これらの単位色画像が重なって見えるフルカラー画像を投影面に表示する。
なお、この実施例では、前記カラーホイール18をマイクロミラー表示素子2と投影系13の中継レンズ17との間に配置しているため、前記光源系3から出射し、前記投影系13の中継レンズ17により平行光に補正された光は、前記カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bにより順次着色されてマイクロミラー表示素子2に入射する。
そして、前記マイクロミラー表示素子2に赤の単位色画像データの書込みに対応して入射し、その複数の画素により反射された赤色光は、前記カラーホイール18の赤色フィルタ19Rを再び透過し、その光のうち、前記カラーホイール18の正面方向に出射した光が中継レンズ17により投影レンズ14に入射されて投影面に投影され、前記マイクロミラー表示素子2に緑の単位色画像データの書込みに対応して入射し、その複数の画素により反射された緑色光は、前記カラーホイール18の緑色フィルタ19Gを再び透過し、その光のうち、前記カラーホイール18の正面方向に出射した光が中継レンズ17により投影レンズ14に入射されて投影面に投影され、前記マイクロミラー表示素子2に青の単位色画像データの書込みに対応して入射し、その複数の画素により反射された青色光は、前記カラーホイール18の青色フィルタ19Bを再び透過し、その光のうち、前記カラーホイール18の正面方向に出射した光が中継レンズ17により投影レンズ14に入射されて投影面に投影される。
この投影型表示装置は、表示素子2を、所定の出射方向に対して一方の方向に傾いた入射方向から入射した光を前記出射方向に反射して表示するマイクロミラー表示素子とし、光源系3を、光源部4と、前記光源部4からの光を前記マイクロミラー表示素子2に前記入射方向から入射させる光学手段7とにより構成し、投影系13を、投影レンズ14と、前記マイクロミラー表示素子2の入出射面に対向させて配置され、前記光源系3からの光を平行光に補正してマイクロミラー表示素子2に入射させ、前記マイクロミラー表示素子2からの出射光を集光して前記投影レンズ14に入射させる中継レンズ17とにより構成し、カラーホイール18を、前記マイクロミラー表示素子2と前記中継レンズ17との間に配置しているため、前記光源系3の軸上色収差の影響を無くし、前記投影面に、赤、緑、青の単位色画像の明るさ及び鮮明度の差が小さい良好な画質のカラー画像を表示することができる。
すなわち、この投影型表示装置は、前記カラーホイール18を、マイクロミラー表示素子2からの出射光を投影面に投影する投影系13に配置しているため、前記光源系3は、光源部4からの白色光を着色することなくマイクロミラー表示素子2に向けて出射する。
そのため、前記光源系3の軸上色収差(光源系レンズ9の軸上色収差)により各波長帯域の光の焦点にずれが生じても、前記マイクロミラー表示素子2に向けて出射される光は、前記各波長帯域の光が混在した白色光である。
そして、前記光源系3から出射し、前記投影系13の中継レンズ17により平行光に補正された光は、カラーホイール18により赤、緑、青に順次着色されてマイクロミラー表示素子2に入射するが、これらの着色光は、前記光源系3の軸上色収差の影響を受けずに略同じ強度でマイクロミラー表示素子2に入射する。
したがって、この投影型表示装置によれば、前記光源系3の軸上色収差の影響を無くし、投影面に、赤、緑、青の単位色画像の明るさ及び鮮明度の差が小さい良好な画質のカラー画像を表示することができる。
しかも、この投影型表示装置は、前記カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bにそれぞれ、前記投影系13の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性をもたせているため、前記投影系13の軸上色収差の影響も少なくし、投影面に、赤、緑、青の単位色画像の明るさ及び鮮明度の差をさらに小さくした高画質のカラー画像を表示することができる。
さらに、この投影型表示装置は、前記カラーホイール18を前記マイクロミラー表示素子2と前記投影系13の中継レンズ17との間に配置し、このカラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bをそれぞれ、前記中継レンズ17と投影レンズ14の両方の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成しているため、前記投影系13の軸上色収差の影響を効果的に少なくすることができる。
前記カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bの厚さt,t,tは、上述したように、これらのカラーフィルタ19R,19G,19Bのd線,C線,F線の屈折率をn,n,nとしたとき、前記投影系13のd線を基準とする軸上色収差がC線で0.140mm、F線で−0.144mmであるときに、
/n−t/n=0.140mm
/n−t/n=−0.144mm
を満足する値、例えば、これらのカラーフィルタ19R,19G,19Bのd線,C線,F線の屈折率n,n,nがn=1.519,n=1.516,n=1.524のとき、t=1.00mm、t=1.21mm、t=1.44mmに設定するのが好ましい。
図3は前記カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bの厚さt,t,tを上記式を満足する値に設定したときの赤、緑、青の投影光の焦点を示す図であり、縦軸は、投影レンズ14のレンズ瞳の位置を1.00としたときの投影面から前記レンズ瞳までの距離を示している。
この図のように、前記投影型表示装置は、赤、緑、青の投影光の焦点が投影面上において略一致するため、前記投影系13の軸上色収差の影響をより効果的に少なくし、投影面に、赤、緑、青の単位色画像の明るさ及び鮮明度の差を充分に小さくした高画質のカラー画像を表示することができる。
また、この投影型表示装置は、前記カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bをそれぞれ、前記投影系13の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成したものであるが、このカラーホイール18に、その全周の重量バランスを均一にするためのバランス補償手段(バランスウエイト20a,20bまたは切り落とし部)を設けているため、前記カラーホイール18を、回転ぶれを生じさせること無く安定に回転させることができる。
なお、上記第1の実施例では、カラーホイール18をマイクロミラー表示素子2と投影系13の中継レンズ17との間に配置しているが、前記カラーホイール18は、投影系13の他の位置に、その外周部を前記投影系13の光路に介在させて配置してもよい。
図4はこの発明の第2の実施例を示す投影型表示装置の平面図であり、この投影型表示装置は、カラーホイール18を投影系13の投影レンズ14の入射端の直前に配置し、このカラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bをそれぞれ、前記投影レンズ14の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成したものである。
なお、この実施例の投影型表示装置は、上述した第1の実施例とはカラーホイール18の配置位置が異なるが、他の構成は同じであり、また、前記カラーホイール18は、赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bの厚さt,t,tを上述した式を満足する値に設定し、その全周の重量バランスを均一にするためのバランス補償手段(バランスウエイトまたは切り落とし部)を設けたものであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
投影系13の投影レンズ14の入射端の直前に配置し、このカラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bをそれぞれ、前記投影レンズ14の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成したものである。
この投影型表示装置は、カラーホイール18を投影系13の投影レンズ14の入射端の直前に配置し、このカラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bをそれぞれ、前記投影レンズ14の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成したものであるため、光源系3の軸上色収差の影響を無くすとともに、投影系13の軸上色収差の影響も少なくし、投影面に良好な画質のカラー画像を表示することができる。
しかも、この投影型表示装置は、カラーホイール18を投影系13の投影レンズ14の入射端の直前に配置しているため、このカラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bの厚さt,t,tを、前記投影レンズ14の軸上色収差をそのまま投影系13の軸上色収差として上述した式により算出することができる。
なお、前記カラーホイール18は、上述した第1の実施例及び第2の実施例の配置位置に限らず、投影系13の光路であれば、マイクロミラー表示素子2と投影レンズ14との間の任意の位置や、前記投影レンズ14の出射側に配置してもよい。
ただし、カラーホイール18を投影レンズ14の出射側に配置する場合は、前記カラーホイール18がケース1外に露出するため、投影型表示装置の外観を損なう。
したがって、前記カラーホイール18は、前記マイクロミラー表示素子2と投影レンズ14との間に配置するのが望ましく、このようにすることにより、投影型表示装置の外観を良くすることができる。
また、上記第1及び第2の実施例では、カラーホイール18の赤、緑、青のカラーフィルタ19R,19G,19Bを、投影系13の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性が得られる厚さに形成しているが、カラーホイールは、そのベース材の赤、緑、青の各色のフィルタ部分の屈折率を異ならせることにより、赤、緑、青のカラーフィルタにそれぞれ前記投影系13の軸上色収差による赤、緑、青の光の焦点のずれを補償する特性をもたせたものでもよい。
さらに、表示素子は、前記マイクロミラー表示素子2に限らず、反射型液晶表示素子でもよく、その場合も、光源系3を、光源部4と、前記光源部4からの光を前記反射型液晶表示素子に入射させる光学手段7とにより構成し、投影系13を、投影レンズ14と、前記反射型液晶表示素子の入出射面に対向させて配置され、前記光源系3からの光を平行光に補正して反射型液晶表示素子に入射させ、前記反射型液晶表示素子からの出射光を集光して前記投影レンズ14に入射させる中継レンズ17とにより構成し、カラーホイール18を前記投影系13の光路(好ましくは反射型液晶表示素子と中継レンズ17との間または投影レンズ14の入射端の前)に配置すればよい。
また、表示素子は、反射型のものに限らず、透過型液晶表示素子でもよく、その場合は、前記透過型液晶表示素子の入射側に、少なくとも光源部を有する光源系を配置し、前記透過型液晶表示素子の出射側に、投影レンズからなる投影系を配置すればよい。
この発明の第1の実施例を示す投影型表示装置の平面図。 前記投影型表示装置の投影系に配置されたカラーホイール18の拡大斜視図。 前記投影型表示装置における赤、緑、青の投影光の焦点を示す図。 この発明の第2の実施例を示す投影型表示装置の平面図。
符号の説明
1…ケース、2…マイクロミラー表示素子(反射型表示素子)、3…光源系、4…光源部、7…光学手段、8…導光ロッド、9…光源系レンズ、12…ミラー、13…投影系、14…投影レンズ、17…中継レンズ、18…カラーホイール、19R,19G,19B…カラーフィルタ、20a,20b…バランスウエイト。

Claims (5)

  1. 光着色手段を備えない複数の画素が行方向及び列方向にマトリックス状に配列した表示エリアを有し、前記複数の画素に赤、緑、青の3 色の単位色画像データを順次書込まれ、前記複数の画素に入射した光の出射を制御して前記赤、緑、青の単位色画像データに応じた画像を順次表示する表示素子と、
    前記表示素子に光を入射させる光源系と、
    投影レンズを有し、前記表示素子からの出射光を前記投影レンズにより投影して投影面に結像させる投影系と、
    赤、緑、青の3 色のカラーフィルタが周方向に並べて設けられた回転板からなり、前記光源系と前記投影系のうちの投影系に、前記カラーフィルタを前記投影系の光路に介在させて配置され、前記表示素子への赤、緑、青の単位色画像データの順次書込みに対応する速度で回転駆動されるカラーホイールとを備え
    前記カラーホイールの赤、緑、青のカラーフィルタの厚さは、赤色フィルタの厚さをt 、緑色フィルタの厚さをt 、青色フィルタの厚さをt とし、これらのカラーフィルタのd線,C線,F線の屈折率をn ,n ,n としたとき、投影系の投影レンズのd線を基準とする軸上色収差による焦点のずれが、C線での焦点ずれ量、F線での焦点ずれ量に対して、
    /n −t /n =C線での焦点ずれ量
    /n −t /n =F線での焦点ずれ量
    を満足する値に設定することを特徴とする投影型表示装置。
  2. カラーホイールは、表示素子と投影レンズとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の投影型表示装置。
  3. 表示素子は、所定の出射方向に対して一方の方向に傾いた入射方向から入射した光を前記出射方向に反射して表示する反射型表示素子であり、
    光源系は、光源部と、前記光源部からの光を前記反射型表示素子に前記入射方向から入射させる光学手段とからなり、
    投影系は、投影レンズと、前記反射型表示素子の入出射面に対向させて配置され、前記光源系からの光を平行光に補正して前記反射型表示素子に入射させ、前記反射型表示素子からの出射光を集光して前記投影レンズに入射させる中継レンズとからなっており、
    カラーホイールは、前記反射型表示素子と前記中継レンズとの間または前記投影レンズの入射端の前に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の投影型表示装置。
  4. カラーホイールは、反射型表示素子と中継レンズとの間に配置されており、前記軸上色収差による焦点ずれを、前記中継レンズと投影レンズの両方の軸上色収差による焦点のずれとしたことを特徴とする請求項3に記載の投影型表示装置。
  5. カラーホイールは、その全周の重量バランスを均一にするためのバランス補償手段を有していることを特徴とする請求項1〜4に記載の投影型表示装置。
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