JP4506390B2 - 液体噴射装置および液体噴射ヘッドの液体吸引装置 - Google Patents

液体噴射装置および液体噴射ヘッドの液体吸引装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体を噴射するようになっている液体噴射装置および液体噴射ヘッドの液体吸引装置に関する。
ターゲットに対して液体を噴射させる液体噴射装置として、記録ヘッドから記録媒体に対してインク滴を噴射させて印刷を行うインクジェット式記録装置は、記録ヘッドのノズルから記録媒体に対して微小なインク滴を吐出させて、所望の文字や図形等の画像を記録する。
このインクジェット式記録装置は、記録動作時において、記録ヘッドが記録媒体と近接するために、インク滴が記録媒体と衝突した際に発生するインクの飛び散りが記録ヘッドのノズル面に跳ね返りノズル面を汚染することがある。
特にオンデマンド型のインクジェット式記録装置の記録ヘッドにおいては、インク滴の吐出がノズル近傍のインクへの微弱な加圧力によるために、インク滴の吐出エネルギーが小さく、記録媒体と数mm程度の間隔でしか配置されておらず、インクの飛び散りの跳ね返りがノズル面に付着し易い。しかしながら加圧力が小さいため一旦ノズル内の目詰まりが発生すると、この目詰まりを容易に自己復帰させることはできない。
このため、記録ヘッドのノズルの目詰まりを予防あるいは回復するために、非印字動作中にノズル開口よりインクを吸引して目詰まりをしたインクを排出させるために、吸引作業が行われる。
この吸引を行った後にノズル面にインクが残留することがあり、ノズル面を汚染することがある。このような記録ヘッドのノズル面の汚染は、記録媒体の繊維や塵埃の付着を招き、記録ヘッドの長時間の使用においてノズルの目詰まりの原因となったり、インクの吐出不能や吐出時のインク滴の飛行曲がり等の悪影響を及ぼすことがあった。
このような問題を解決するために、ノズル面の全面にわたってインクを拭き取って除去して、インクの吐出不良を防ぐために、ワイピング用のブレードが提案されている(例えば特許文献1)。
特開平11−277756号公報(第3頁〜第4頁、図3、図4)
ところが、このようなワイピング用のブレードがノズル面の全面にわたって機械的に積極的に強く接触してノズル面を払拭することによって、次のような問題がある。ワイピング用のブレードがノズル面との摩擦によりノズル面の磨耗が発生してしまう。ブレードがノズル面を払拭する際に、特にノズル面のノズル開口の付近の磨耗が生じてしまい、ブレードの移動の際にびびり現象が生じてノズル面におけるインクの拭き残しが生じる。しかもノズル開口の形状が変化したり、ノズル開口が撥液加工されている場合はその撥液加工が摩擦により、特にワイパーブレードが移動する下流側について剥がれたり削れる現象が生じ、ノズル開口の撥液性が局所的に不均一化してしまうために、良好なインクの吐出が行えなくなり印刷品質(印字品質)が低下してしまうという問題がある。
また、別の問題として、ワイピング用のブレードがノズル面との摩擦によりブレードのノズル面に接触する先端部についても、ノズル面と同様に磨耗が生じる。磨耗が生じたブレード先端部は、形状が不均一となり、ブレードがノズル面を払拭する際に、その不均一な形状がゆえにノズル開口のメニスカスに干渉してしまい、メニスカスを破壊してしまって、ノズル面のクリーニングを失敗してしまうことが生じる。
そこで本発明は上記課題を解消し、液体噴射ヘッドのノズル面に当接することなくノズル面の液体を確実に吸収することができる液体噴射装置および液体噴射ヘッドの液体吸引装置を提供することを目的としている。
上記目的は、本発明によれば、液体噴射ヘッドのノズル面から噴射した液体を吸引する液体噴射ヘッドの液体吸引装置を備える液体噴射装置であって、前記液体吸引装置は、台座と、前記台座に支持され前記ノズル面との相対的な移動により回転して前記ノズル面からの前記液体を吸収する円柱状の吸収材と、前記液体の吸引の際に、前記ノズル面に対面している前記吸収材の表面と前記ノズル面との間に隙間を形成するための隙間形成部材と、を備えることを特徴とする液体噴射装置により達成される。
本発明の構成によれば、吸収材は、ノズル面からの液体を吸収する。隙間形成部材は、液体の吸引の際にノズル面に対面している吸収材の表面とノズル面との間に隙間を形成する。
これにより、吸収材の表面は、ノズル面との間において隙間形成部材により積極的に隙間が形成されている。したがって、吸収材はノズル面には直接当接はせずに、吸収材の吸引力(毛細管力)によりノズル面にある液体を確実に吸収することができる。また、吸収材は円柱形をしていて、回転しながらワイピングを行うので、吸収材の液体を吸収する部分が順次移動していくため、効果的なワイピングを行うことができる。
したがって、従来用いられているワイピング部材のブレードはノズル面に対して強く積極的に当接する必要が無く、軽く接触してワイピングするだけでよい。あるいはワイピング部材のブレードは構造上不要になる。
ここで、前記吸収材は、前記吸収材の中心側に位置する第1吸収層と、前記第1吸収材の外側に位置する第2吸収層とを有しており、前記第2吸収層は前記第1吸収層に比べて粗い材質で作られていることが望ましい。
このような構成によれば、第2吸収層は第1吸収層に比べて粗い材質により作られているので、第2吸収層はノズル面の液体を素早く吸収しやすい。そして第1吸収層は、第2吸収層にすでに吸収された液体を、排出側へ向けて吸引して確実に排出するのが容易である。
前記吸収材は、前記隙間形成部材に当接する両端部の直径が前記ノズル面に対面する部分の直径よりも小さいことが望ましい。また、前記吸収材は、表面に凸部を有することが望ましい。
このような構成によれば、吸収材の表面をノズル面に近づけることができ、ノズル面に付着した液体を吸引し易くなる。
前記液体吸引装置は、前記吸収材に接続されて吸引した前記液体を排出するためのチューブを有し、前記チューブは、前記台座の内部に収容されていることが望ましい。
このような構成によれば、液体吸引装置を小型化することができる。
上記目的は、本発明によれば、液体噴射ヘッドのノズル面から噴射した液体を吸引する液体噴射ヘッドの液体吸引装置を備える液体噴射装置であって、台座と、前記台座に支持され前記ノズル面との相対的な移動により回転して前記ノズル面からの前記液体を吸収する円柱状の吸収材と、前記液体の吸引の際に、前記ノズル面に対面している前記吸収材の表面と前記ノズル面との間に隙間を形成するための隙間形成部材と、を備えることを特徴とする液体吸引装置により達成される。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の液体噴射装置の好ましい実施形態であるインクジェット式記録装置10を示している。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、インクジェットプリンタとも呼んでいる。インクジェット式記録装置10は、本体部1を有している。この本体部1は、ガイドレール17、プラテン12、キャリッジ14、インク吸引装置20、記録ヘッド30を備えている。記録ヘッド30は、液体の噴射ヘッドの一例であり、印刷ヘッドとも言う。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、いわゆるオンキャリッジ形の記録装置であり、キャリッジ14の上部には、複数のインクカートリッジ2、3、4、5が着脱可能に装着できる。キャリッジ14の下部には、記録ヘッド30が設けられている。キャリッジ14は、ベルト15を介してモータ16に接続されている。モータ16が作動することによって、キャリッジ14はガイドレール17に沿ってプラテン12の軸方向である主走査方向Tに往復走行する。
ホームポジション18は、ガイドレール17の一方の端部に位置している。このホームポジション18は、キャリッジの走行経路の末端にある非印刷領域である。このホームポジション18には、本体部1の上にインク吸引装置20が配置されている。このインク吸引装置20は、液体吸引装置の一例である。
インク吸引装置20は、吸引ポンプ19からの負圧をノズル開口に作用させてノズル開口からインクを強制的に吸引して排出させる機能を備える。この吸引ポンプ19は、インク吸引装置20を構成する一構成要素である。インク吸引装置20は、液体吸引装置の一例である。インクは液体の一例である。
図2は、図1に示すインクジェット式記録装置10の電気的な接続例を示している。インクジェット式記録装置10の制御装置7は、ローカルプリンタケーブルまたは通信ネットワークを介してホストコンピュータ40のプリンタドライバ41に接続されている。プリンタドライバ41は、インクジェット式記録装置10に対して印刷やクリーニング動作あるいはインク吸引動作を実行させるためのコマンドを送るソフトウェアを搭載している。
図2に示すインクジェット式記録装置10は、制御装置7の他に、センサー8、インク吸引装置20、インクカートリッジ2、3、4、5、記録ヘッド30、キャリッジ14、用紙搬送機構15Aを含んでいる。
図1の実施形態では、複数のインクカートリッジ2、3、4、5が、キャリッジ14の上に直接搭載されているが、これに限らずインクカートリッジ2、3、4、5はキャリッジとは別の位置に搭載している、いわゆるオフキャリッジ形のインクジェット式記録装置を採用しても勿論構わない。
図2の用紙搬送機構15Aは、図1の用紙29をプラテン12上を搬送するようになっている。用紙29は記録媒体の一種である。
図3は、図1に示す記録ヘッド30の構造例を示す断面図である。
インクジェット式記録装置10は、特にカラープリンタとして用いられる場合には、この記録ヘッド30は、種類の異なる複数種類のインクを吐出するために、インクの種類ごとに独立したインク経路50を有している。
各インクカートリッジ2、3、4、5からのインクは、インク供給針50Aを介してインク経路50に流入する。インクの種類ごとに独立したインク経路50は、それぞれ複数の圧力室51に接続されている。各圧力室51には、各ノズル開口列54A〜54Dが接続されている。圧力室51から押し出されたインク滴が、ノズル開口列54A〜54Dのノズル開口55A〜55Dから吐出される。
図4はノズルプレート面61におけるノズル開口列54A〜54Dの配列例を示している。異なるインクの種類とは、見かけ上の色の違いにとどまらず、インクの構成成分の種類や比率が異なることを意味する。各ノズル開口列54A〜54Dは、たとえば数十から数千のノズル開口55A〜55Dから構成されている。
図4に示すように、各ノズル開口列54A〜54Dは、U方向に沿って間隔をおいて形成されており例えば4列形成されている。つまり各ノズル開口列54A〜54Dは、T方向に沿って間隔をおいて平行に配列されている。各ノズル開口列の長手方向はU方向である。
図4に示すノズルプレート面61は、ノズル面の一例であるが、ノズルプレート面61に撥水部800が形成されている。この撥水部800は、例えばフッ素樹脂(4フッ化エチレン樹脂)を形成することにより得られる。
撥水部800は、各ノズル開口列54をすべて含む領域である。このように各ノズル開口列54をすべて含む領域に撥液部の一例である撥水部を形成することにより、各ノズル開口でのインクのメニスカス形状を安定させるとともに、ノズル開口からインクを吐出する際に、インクのドット(インク滴)の直進性を得るために、少なくともノズル開口の付近のインクに対する濡れ性を均一化することができる。
図5は、本発明のインクジェット式記録装置の記録ヘッド30の内部構造例を示している。上述したインクカートリッジから供給されるインクは、インク経路50を通って圧力室51へ供給される。印刷の際には、圧力発生素子としての圧電振動子39が伸縮動作することによって、圧力室51の容積を変化させて、圧力室51内のインクに圧力変動を生じさせる。これによって、ノズル開口55A〜55Dからインク滴が吐出できる。
記録ヘッド30内のインク中に気泡が混入したり、インク経路50や圧力室51内に増粘したインクが存在すると、インクの正常な流れが阻害されて、正常なインクの吐出が行えないことがある。この場合には、図2に示すインク吸引装置20が用いられ、このインク吸引装置20によるインクの強制排出が必要となる。
また、インクジェット式記録装置10を最初に使用する際の開始時や、インクカートリッジを別の種類のインクカートリッジに交換した場合では、図3の記録ヘッド30内のインク経路50の中にインクを充填する必要がある。このような初期のインクの充填に際しても、インク吸引装置20が使用され、このインク吸引装置20は、図3の記録ヘッド30のノズル開口55A〜55Dから空気およびインクが強制的に吸引されてノズル開口55A〜55Dから排出される。
次に、図6ないし図12に示す液体吸引装置の一例であるインク吸引装置20の構造例について説明する。
図6は、インク吸引装置20が記録ヘッド30のノズルプレート面61から離れた待機状態を示しており、図7は、インク吸引装置20がノズルプレート面61に近付いている吸引状態の例を示している。図8は、記録ヘッド、インク吸引装置の分解斜視図を示している。
まず図6と図8を参照して、記録ヘッド30のヘッドカバー部材300について説明する。
ヘッドカバー部材300は、図8に示すように4つの辺部を有する枠形状に形成されている。ヘッドカバー部材300は、4つの辺部301、302、303、304を有している。これらの辺部301ないし304は、図7に特に示すようにノズルプレート62を記録ヘッド30の本体30Tの下面に対して固定し、かつノズルプレート面61の四隅の周囲を保護する役割を果たしている。
そして、ノズルプレート62は、記録ヘッド30の本体30Tの下面に対して接着により固定されているので、このノズルプレート62が本体30Tの下面から剥がれないようにノズルプレート62の剥がれ防止とノズルプレート62の接着性の維持を果たしている。
このために、ヘッドカバー部材300の辺部301ないし304の内側は、記録ヘッド30の側面に対してたとえば接着剤により固定されている。
このヘッドカバー部材300は、吸収材22とノズルプレート面61の間に図7と図11に示すような隙間Sを積極的に設定するための隙間形成部材である。この隙間Sは、カバー部材300の図8に示す4つの辺部301〜304の内側の下部310の厚みにより規定される。
次に、図6ないし図10を参照してインク吸引装置20の構造について説明する。
インク吸引装置20は、液体噴射ヘッドの液体吸引装置の一例である。インク吸引装置20は、台座21と吸収材22および吸引ポンプ19を有している。
図6と図7に示すように、台座21は、吸収材22を支持しており、この台座21は支持板25上に取り付けられている。台座21は、両端部分に2つのアーム24を有している。吸収材22の両端部には排出部28が形成されている。この排出部28は、吸引ポンプ19に対してチューブ19Aにより接続されている。吸引ポンプ19は、廃インクタンク100に接続されている。この廃インクタンク100は、吸収材22の内部から吸引されてくるインクを廃棄するためのタンクである。
吸収材22は、円柱状の部材であり、台座21の2個のアーム24により、台座21の上方に回転可能に支持されている。また、吸収材22は、中心軸CLの回りに回転可能なようにアーム24に取り付けられている。
図9は、アーム24と吸収材22を示す斜視図であり、図10は、吸収材22の分解斜視図である。
図9に示す一対のアーム24、24の間には、吸収材22が中心軸CLを中心として回転可能であるが、吸収材22の両端側にある排出部28、28がアーム24、24の挿入穴28A、28Aにはめ込まれている。
この吸収材22の構造例は、図10に示すように、たとえば芯材500と中空体501を有している。心材500はたとえばプラスチックの中空円柱体であり、多数の吸引用の穴503が形成されている。芯材500の両端部には、排出部28、28が一体に形成されている。排出部28、28はパイプ状の部材である。
中空体501の内径Kは、好ましくは芯材500の外径K1よりやや小さくなっていて、芯材500は中空体501の中に差し込まれて、中空体501から抜けないように同心円状に一体に構成されている。
吸収材22の中空体501は、例えば図11に示すように、各ノズル開口55Aないし55Dからのインク漏れを吸引力(毛細管力)により確実に吸収できるようになっている。
吸収材22は、記録ヘッド30からのインクを吸収できる材質であればよい。吸収材22の材質としては、発泡プラスチックである例えばポリビニルアルコール(PVA)を原料としたスポンジ等を用いることができる。
このような発泡プラスチックは、好ましくは親水性を有する材質であり、このような親水性を有する材質を使用することが望ましい。すなわち、親水性の材料により吸収材22を形成することにより、ノズルプレート面61側からのインクをより確実にかつ容易に吸収して、吸引ポンプ19側に排出することができる。
図7は、吸収剤22がインクを吸収できるように昇降手段250の動作によりZ2方向に上昇した状態にある。この状態では、ヘッドカバー部材300の下部310が吸収材22の中空体501に当接した状態を示している。このために、ノズルプレート面61と中空体501の間には、ヘッドカバー部材300が隙間形成部材として機能するので、隙間Sが積極的に確実に形成されることになる。この隙間Sは、図11にも拡大して示している。
昇降手段250は、図7に示すように台座21及び吸収材22をZ2方向に上昇させて上昇位置に位置決めすることもできるし、昇降手段250は、図7の上昇した状態から図6に示す待機位置にまでZ1方向に下げて位置決めすることができる。
次に、図12を参照しながら、本発明の実施形態の液体噴射装置における液体噴射ヘッドの液体吸引方法の一例について説明する。
図1に示すインクジェット式記録装置10の最初の使用の開始時や、インクカートリッジを別のインクカートリッジに交換した場合には、記録ヘッド30のインク経路50の中にインクを充填する必要がある。この充填に際しては、インク吸引装置20によって、記録ヘッド30のノズル開口55から空気およびインクが強制的に吸引されて排出してクリーニングする場合がある。
また、記録ヘッド30のインク中に気泡が混入したりあるいはインク経路50に増粘したインクが存在すると、インクの正常な流れが阻害される場合がある。このような場合にも、インク吸引装置20によりインクの強制排出をしてクリーニングする場合がある。
図12に示す印刷ステップST1では、図1に示す記録ヘッド30とキャリッジ14は、印刷中にはインク吸引装置20から離れた印刷領域に位置している。これにより、キャリッジ14とともに記録ヘッド30が印刷領域で移動することにより、用紙29に対して印刷をすることができる。しかし、上述したように記録ヘッド30のクリーニングを行う必要がある場合には、図1のキャリッジ14および記録ヘッド30が、ヘッド移動方向T1に移動して図6に示すようにホームポジション18に位置決めされる。図6に示すように記録ヘッド30がホームポジション18に位置決めされると、記録ヘッド30はインク吸引装置20の上部に位置する。
図12のステップST2では、図2に示す制御装置7がインク吸引装置20に対してインク吸引によるクリーニングの実行指令を行う。
図10のステップST3では、図7に示す昇降手段250が台座21をZ2方向に上昇させることにより、吸収材22の上端23がヘッドカバー部材300の下部310に当接される。これによって、ヘッドカバー部材300は、隙間形成部材としての役割を発揮し、ノズルプレート面61と吸収材22の間には所定の隙間Sを積極的にしかも確実に形成する。この隙間Sは、ヘッドカバー部材300の下部310の図7における上下方向に関する厚みに相当する。
図12のインク吸引ステップST4では、図7に示す吸引ポンプ19を作動させて、インクを吸収材22に吸引する。ここで、記録ヘッド30はT2方向へ移動する。つまり、記録ヘッド30のノズルプレート面61と吸収材22とは相対的に直線移動される。吸収材22は、ヘッドカバー部材300の下部301に対して摩擦により中心軸CLを中心として回転される。これによって、図11に示すようにノズルプレート面61の例えばノズル開口55A、55B、55C、55Dに形成されているインク滴が、吸収材22の中空体501と芯材500の吸引用穴503を通り、そして図7に示す排出部28とチューブ19Aを通じて廃インクタンク100側に排出することができる。
その後、図12に示すように、ステップST5では図7に示す昇降手段250が作動して図7に示す台座21及び吸収材22が図7の上昇状態から図6に示す待機状態に戻ることになる。
このように、図7と図11に示すようにノズルプレート面61と吸収材22とは直接当接をせずに、ノズルプレート面61と中空体501の表面の間には所定の隙間Sを形成する。そして図11に示すように、ノズル開口55Aないし55Dに形成されているインク滴900は、吸収材22の中空体501を通じて吸引力(毛細管力)で吸収し、そして図7に示す廃インクタンク100側に吸引ポンプ19の吸引力を用いて排出するのである。
つまり、ノズルプレート面61と中空体501の間には、積極的に隙間Sを形成することにより、吸収材22の中空体501がノズルプレート面61には直接当接することが無い。したがって吸収材22がノズルプレート面61に接触して、ノズルプレート面61の撥水部(撥水面とも言う)が劣化を起こすのを防止することができる。
吸収材22の中空体501は、ノズルプレート面61に対して隙間S分を離した状態で図11に示すインク滴900を吸収力(毛細管力)により吸収する。吸収材22は、中心軸CLを中心として回転されるので、中空体501はその全周の表面を用いてインク滴900を確実に吸収できる。
このような構造を採用しているので、インクジェット式記録装置10は、液体噴射ヘッドのノズル面に当接することなくノズル面の液体を確実に吸収することができる。
また、図7に示すように吸収材22はヘッドカバー部材300の下部310の下面に対して直接当接することで隙間Sを形成するようにしている。この場合に、下部310に付着しているインク滴がある場合に、この下部310のインク滴は、吸収材22の中空体501により直接吸収することができる。したがって、吸収材22は、下部310に付いたインク滴の吸収の機能も有している。
本発明の他の実施形態
図13ないし図21は、本発明の別の実施形態を示している。図13ないし図21に示す各実施形態の要素が、図6ないし図8に示す実施形態の対応する要素と同じであるところには同じ符号を記してその説明を用いることにする。
図13と図14に示す本発明の実施形態が、図6と図7に示す実施形態と異なるのは、吸収材22の構造である。図13に示す吸収材22は、第1吸収層22aと第2吸収層22bを有している。第1吸収層22aは、吸収材22の中心側に位置している。第1吸収層22aの外周面には、円筒状の第2吸収層22bが積層して形成されている。第1吸収層22aと第2吸収層22bは同心円状の積層体である。第2吸収層22bは記録ヘッド30のノズルプレート62に対面している。したがって第2吸収層22bの表面とノズルプレート面61の間には隙間Sが積極的に確実に形成されることになる。外側の第2吸収層22bは、内側の第1吸収層22aに比べて組織が粗く形成されている。つまり内側の第1吸収層22aは組織が細かくなっている。
これによって組織が比較的粗い第2吸収層22bは、ノズルプレート面61のインク滴を素早く吸収しやすい。第1吸収層22aは組織が細かくなっているので、粗い第2吸収層22bに既に吸収されたインクは、この第1吸収層22aを通じて排出部28とチューブ19Aを介して吸引ポンプ19の作動により負圧により廃インクタンク100側に排出することができる。このように、外側の第2吸収層22bは、第1吸収層に比べて粗い組織なので、インクの吸収がしやすく、内側の第1吸収層22aは、第2吸収層22bに比べて細かい組織なので、吸引ポンプ19によるインクの吸引が確実に行える。
このような第1吸収層22aと第2吸収層22bは、上述したような好ましくは親水性を有する発泡プラスチック等により作るのが望ましい。第1吸収材22aの中心には排出部328が通っている。排出部328は多数の吸引用の穴を有していて、第1吸収材22aから吸引ポンプ19側へインクを導く。排出部328はパイプ状の部材である。
次に、図15ないし図17に示す本発明の別の実施形態は、図7に示す実施形態に比べると、吸収材22の形状が異なる。図16と図17に示す吸収材22は、円柱形の一層構造のものであることが、図7に示す吸収材22と同じである。
第1の実施形態と異なるのは、吸収材22が段差のある形状となっている点である。吸収材22のヘッドカバー部材300と当接する端部の周囲部26は、ノズルプレート面61と対面する部分22Rよりも直径が小さくなっている。端部の周囲部26の半径と対面する部分22Rの半径との差(段差t)は、隙間Sよりは小さくなっている。
このような構成により、段差を設けない場合に比べ、吸収材22の対面する部分22Rをノズルプレート面61に対してより接近させることができる。このため、インク滴900との接触面積がより大きくなり、吸収材22はインクを確実に吸収することができる。また、インク滴900が小さい場合にも吸収することができる。
図18及び図19には、本発明の別の実施形態を示す。この実施形態では、吸収材22の表面に多数の凸部27が設けられている。凸部27は、ほぼ3角形断面の形状となっていて、吸収材22の円周方向については全周にわたり間隔をおいて設けられている。また、軸方向については、ヘッドカバー部材300と当接する両端部の周囲部26、26には凸部27は設けられていない。
このため、段差を設けた実施形態と同様に、吸収材22をノズルプレート面61に近づけることができ、インクを確実に吸収することができる。
なお、凸部27の形状は図示した形状には限られず、たとえば断面半円柱状や断面4角形状等とすることもできる。
図20及び図21には、本発明のさらに別の実施形態を示す。この実施形態では、チューブ19Aの配置に特徴がある。2つのチューブ19Aの一方の端部19Cは吸収材22の中心部に差し込まれている。そして一方のチューブ19Aは、アーム24の内部を通り下方に伸び、台座21に達する。更に、他方のチューブ19Aは、台座21の内部を貫通して台座21の外部に出ている。一方と他方のチューブ19A、19Aは途中で接続されている。
このように、チューブ19Aは、アーム24の内部及び台座21の内部に収容されているため、チューブが外に出ているのに比べてインク吸引装置21をより小さなサイズに設計することができる。
図示した本発明の実施形態においては、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの各インクを使用する4つのインクカートリッジが、キャリッジに装着できるようになっている。このインクカートリッジの数はこれに限らず、ブラックインク用のインクカートリッジだけを備えているものや、ブラックインクを除いた2色や3色のカラーインク用の3つのインクカートリッジや、あるいは5つのインクカートリッジ、あるいは6つ以上のインクカートリッジを備えているものであっても良い。
本発明は、インクジェット式記録装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドの等の液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
本発明の液体噴射装置の実施形態に係るインクジェット式記録装置を示す概略斜視図。 図1のインクジェット式記録装置の電気的接続例を示す図。 記録ヘッドの構造例を示す図。 ノズルプレート面とワイピング部材の形状例を示す図。 記録ヘッドの構造例を示す断面図。 インク吸引装置が待機状態である様子を示す図。 インク吸引装置が吸引状態になった状態を示す図。 記録ヘッドとインク吸引装置の構造例を示す分解斜視図。 吸収材のアームへの取り付け状態を示す斜視図。 吸収材の構造を示す分解斜視図。 図7における吸引状態でのノズルプレート面と吸収材の表面の付近を拡大して示す図。 本発明の液体噴射ヘッドの液体吸引方法の一例を示すフロー図。 本発明の別の実施形態を示す図。 図13の吸収材の構造を示す分解斜視図。 本発明のさらに別の実施形態を示す図。 図15の実施形態における一部分を拡大して示す図。 図15の実施形態における一部分を拡大して示す図。 本発明のさらに別の実施形態を示す図。 図18の実施形態における吸収材の構造を示す斜視図。 本発明のさらに別の実施形態を示す図。 図21の実施形態におけるチューブの配置を示す図。
符号の説明
10・・・インクジェット式記録装置、20・・・インク吸引装置(液体吸引装置の一例)、21・・・台座、22・・・吸収材、22a・・・第1吸収層、22b・・・第2吸収層、30・・・記録ヘッド(液体噴射ヘッドの一例)、54Aないし54D・・・ノズル開口列、55Aないし55D・・・ノズル開口、300・・・ヘッドカバー部材(隙間形成部材の一例)、800・・・撥水部(撥液部の一例)、S・・・隙間

Claims (4)

  1. 液体噴射ヘッドのノズル面から噴射した液体を吸引する液体噴射ヘッドの液体吸引装置を備える液体噴射装置であって、
    前記液体吸引装置は、
    台座と、
    前記台座に支持され前記ノズル面からの前記液体を吸収する円柱状の吸収材と、
    前記液体噴射ヘッドに固定され、前記液体の吸引の際に、前記吸収材と当接することで前記吸収材の表面と前記ノズル面との間に隙間を形成するための隙間形成部材と、を備え
    前記吸収材は、前記隙間形成部材との相対的な移動により回転し、前記隙間形成部材に当接する両端部の直径が前記ノズル面に対面する部分の直径よりも小さいことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記吸収材は、前記吸収材の中心側に位置する第1吸収層と、前記第1吸収材の外側に位置する第2吸収層とを有しており、前記第2吸収層は前記第1吸収層に比べて粗い材質で作られていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記液体吸引装置は、前記吸収材に接続されて吸引した前記液体を排出するためのチューブを有し、前記チューブは、前記台座の内部に収容されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 液体噴射ヘッドのノズル面から噴射した液体を吸引する液体噴射ヘッドの液体吸引装置を備える液体噴射装置であって、
    台座と、
    前記台座に支持され前記ノズル面からの前記液体を吸収する円柱状の吸収材と、
    前記液体噴射ヘッドに固定され、前記液体の吸引の際に、前記吸収材と当接することで前記吸収材の表面と前記ノズル面との間に隙間を形成するための隙間形成部材と、を備え
    前記吸収材は、前記隙間形成部材との相対的な移動により回転し、前記隙間形成部材に当接する両端部の直径が前記ノズル面に対面する部分の直径よりも小さいことを特徴とする液体吸引装置。
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