JP4505889B2 - 交換レンズ及びカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレ補正装置等の電気的に重負荷となる装置(以下、重負荷)を駆動する交換レンズ及びカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
撮影レンズが交換可能な一眼レフカメラシステムは、近年自動化が進み、カメラボディにくわえて、交換レンズ内部も電子化されてきている。自動化のひとつとして、撮影者の手振れ等による像ブレを補正するブレ補正交換レンズが開発されている。このブレ補正交換レンズは、より高性能な撮影レンズを使用すると、撮影レンズ自体の重量が大きくなり、内部で消費する電力がかなり大きなものとなる。
【0003】
このように、最近のブレ補正交換レンズは、内蔵のアクチュエータが増加するだけでなく、アクチュエータ駆動時に消費する電力も増大しており、様々なタイミングで、様々な消費形態で電力を消費するようになってきている。これらのブレ補正交換レンズを電池が消耗したカメラボディに装着したカメラシステムでは、カメラボディ内部から供給される電力に限りがあるにもかかわらず、ブレ補正交換レンズは、電力を内部で消費する。このような状態にあるカメラシステムは、モータの起動時等の瞬間的で大きな電力消費のときに、限度を超えた電力を消費するので、電力の供給能力が不足し、システムとしての機能を損なううえに、システムの中枢を担うカメラボディ内部のマイクロコンピュータ(以下、MCU)を動作不可能としてしまう。
【0004】
そのため、従来のカメラシステムは、急激に入力電圧が降下したときに、交換レンズ内部で使用しているDC/DCコンバータが、1次側で突入電流を急激に吸い込まないように、昇圧制御するパラメータとして電源ラインの供給能力をモニタする方法が採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来のブレ補正交換レンズでは、モータ等の重負荷は、DC/DCコンバータとは、別系統であるため、DC/DCコンバータ自体が消費電力を抑えても、十分な対策とはならないという問題があった。
【0006】
一方、各種動作前の電源の状態を調べ、その状態に応じて、動作を行うか否かの判断を行うこと(以下、バッテリチェック)は、カメラを含む様々な機器において行われてきた。通常これらのバッテリチェックは、電源の電圧をダミー抵抗にかけて、その電圧をモニタすることにより行われていた。しかし、このようなバッテリチェックでは、駆動される重負荷をあらかじめ想定し、カメラボディ側の設定をしておく必要があるために、当初の予定よりも大きな重負荷を駆動する付属ユニット(交換レンズ及び外部ストロボ装置等)を後から加えることができないという問題点もあった。
【0007】
本発明の課題は、ブレ補正装置等の電気的に重負荷となる装置を駆動してもカメラシステムに影響を及ぼさない交換レンズ及びカメラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、カメラボディ(110)から給電され、電気的負荷を駆動する駆動部(3,4)と、前記カメラボディ(110)から供給される電力に応じた電圧値がアナログ入力され、第1の所定電圧値と比較し、その大小関係を出力するハードコンパレータを含む第1の監視回路(20)と、前記電気的負荷を駆動するときに、前記カメラボディ(110)から供給される電力に応じた電圧値を所定のサンプリング間隔で検出してA/D変換した後、予め記憶された第2の所定電圧値と比較するマイクロコンピュータを含む第2の監視回路(30)と、前記第1の監視回路(20)及び前記第2の監視回路(30)に給電するか否かを切り替える切替器(6)とを備え、前記マイクロコンピュータは、前記電気的負荷が駆動されるときは、前記切替器(6)が前記第1の監視回路(20)及び前記第2の監視回路(30)に給電するように制御し、前記電気的負荷が駆動されないときは、前記切替器(6)が前記第1の監視回路(20)及び前記第2の監視回路(30)に給電しないように制御し、前記切替器(6)が給電状態のとき、前記第1の監視回路(20)が、前記カメラボディ(110)から供給される電力に応じた電圧値が第1の所定電圧値を下回ったことを検出した揚合には、前記電気的負荷の駆動を抑制するか実行しないこととし、かつ、前記第2の監視回路(30)が、前記カメラボディ(110)から供給される電力に応じた電圧値が第2の所定電圧値より低いことを検出した場合には前記電気的負荷の駆動を抑制するか実行しないこととし、前記第2の所定電圧値は、前記第1の所定電圧値よりも大きく、かつ、前記第1の所定電圧値は最低動作電圧よりも大きく、かつ、前記第2の所定電圧値と前記第1の所定電圧値との差は前記第1の所定電圧値と前記最低動作電圧との差よりも大きいこと、を特徴とする交換レンズ(101)である。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の交換レンズにおいて、前記駆動部は、ブレを補正するブレ補正駆動部であることを特徴とする交換レンズである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の交換レンズにおいて、前記切替器が給電状態のとき、前記第1の監視回路が前記第1の所定電圧値を上回る値を所定時間以上検出した場合には、前記電気的負荷を再度通常駆動可能とすること、を特徴とする交換レンズである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の交換レンズにおいて、前記切替器が給電状態のとき、前記第2の監視回路が前記第2の所定電圧値を上回る値を所定時間以上検出した場合には、前記電気的負荷を再度通常駆動可能とすること、を特徴とする交換レンズである。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の交換レンズにおいて、装着された前記カメラボディの種類により前記第1の所定電圧値及び/又は前記第2の所定電圧値を変更すること、を特徴とする交換レンズである。
【0013】
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の交換レンズと、前記交換レンズに接続され、前記交換レンズに給電するカメラボディとを備えるカメラである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の実施の形態について、さらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による交換レンズ及びカメラの第1実施形態を説明する図である。
【0026】
ブレ補正交換レンズ101は、MCU1、モータドライバ回路3、モータ4、切替器6、第1の監視回路20、第2の監視回路30を備え、図示しないブレ補正用レンズを駆動することにより像ブレを抑えるレンズである。
【0027】
カメラボディ110は、内部に電源16、DC/DCコンバータ17を備え、そのほかに図示しないファインダ装置、フィルム給送装置等の撮影レンズ以外のカメラに必要な装置を備えたレンズ交換式の1眼レフカメラのボディである。
【0028】
ブレ補正交換レンズ101とカメラボディ110との間には、電気的接続をするために、ロジック用電源接点18、パワー用電源接点19を備えており、ブレ補正交換レンズ101及びカメラボディ110は、図示しない機械的接続部によって一体となり、カメラを構成する。
【0029】
MCU1は、ブレ補正交換レンズ101内に備えられ、ブレ補正交換レンズ101の動作を制御するマイクロコンピュータである。
【0030】
モータドライバ回路3は、モータ4を駆動するためのドライバ回路であり、図2に示すように、モータ制御ロジック回路3−1,HブリッジトランジスタTR3−1〜TR3−4等がMCU1及びモータ4に接続されていて、MCU1からの信号によりモータ4の駆動を制御する。
【0031】
モータ4は、ブレ補正交換レンズ101に備わるアクチュエータのうち、特に消費電力の大きな重負荷である。
【0032】
切替器6は、抵抗R6−1〜R6−4及びトランジスタTR6−1,TR6−2からなり、分圧回路20a,30aへの電圧供給をON/OFFする切替器である。
【0033】
電源16は、カメラボディ110内にあって、ブレ補正交換レンズ101を含むカメラシステム全体に電力を供給する電池であり、カメラボディ110内の図示しないモータ、マグネット等の重負荷の電源にも使用される一方、パワー用電源接点19からブレ補正交換レンズ101内にパワー用電源として電力を供給する。この電力は、モータ4等のアクチュエータに供給される。
【0034】
DC/DCコンバータ17は、カメラボディ110内にあり、直流電圧を変換する変換器である。この出力は、ロジック用電源接点18からブレ補正交換レンズ101内にロジック用電源として、ブレ補正交換レンズ101内のMCU1、モータドライバ回路3等に供給される。
【0035】
第1の監視回路20は、ハードコンパレータ5と、分圧回路20aと、ヒステリシス設定回路20bと、プルアップ抵抗R20−5とを備え、分圧回路20aの分圧値を第1の所定値VREFと比較し、結果をMCU1へと伝える回路である。この回路は、予期しない急激な電圧降下時に作動することを主な目的とし、この回路が働くときは、製品の仕様を損ねてでもカメラシステムを守るための回路である。
【0036】
ハードコンパレータ5は、応答の速いハード的な比較器であり、分圧回路20aの分圧値を第1の所定値VREFと比較し、結果をMCU1へと伝える。
【0037】
分圧回路20aは、抵抗R20−1,R20−2からなり、モータ駆動等に使用するパワー用電源の電圧をハードコンパレータ5によりモニタするために分圧する回路であり、その出力は、ヒステリシス設定回路20bを介してハードコンパレータ5に入力される。この実施形態では、R20−1=10kΩ、R20−2=5.6kΩとした。
【0038】
ヒステリシス設定回路20bは、抵抗R20−3,R20−4からなり、ハードコンパレータ5のヒステリシスを設定する回路である。この実施形態では、R20−3=10kΩ、R20−4=10kΩとした。
【0039】
プルアップ抵抗R20−5は、ハードコンパレータ5のオープンコレクタ出力端子5aのプルアップ抵抗である。この実施形態では、R20−5=3.3kΩとした。
【0040】
第2の監視回路30は、A/Dポート1aを含むMCU1及び分圧回路30aからなり、レンズ内で重負荷を駆動するときに駆動できるか否かを、分圧回路30aの分圧値をA/D変換した後、MCU1内部に記憶された第2の所定値と比較する回路である。
【0041】
分圧回路30aは、抵抗R30−1,R30−2及びコンデンサC30からなり、パワー用電源の電圧をMCU1のA/Dポート1aに入力するために分圧する回路である。この実施形態では、R30−1=10kΩ、R30−2=5.6kΩ、C30=0.01μFとした。
【0042】
ここで、第1の監視回路20及び第2の監視回路30の役割について説明する。
モータ4等のアクチュエータが駆動することにより、電源16から電流が消費されると、電源16の内部抵抗、パワー用電源接点19の接触抵抗等により、パワー系の電圧は、降下する。
【0043】
電源16は、エネルギーを取り出された場合、開放電圧が下がると同時に内部抵抗が増大する。このような電池状態でもカメラボディ110は、撮影本数をなるべく増やすために、ぎりぎりまで電池を使う動作を行う。しかし、電池の個体差によるばらつきや温度変化による内部抵抗の増加等には、カメラボディ110内だけでのバッテリチェック機能は、不完全である。
【0044】
パワー用電源接点19の電圧が重負荷の駆動等により下がりすぎると、電源16とDC/DCコンバータ17の入力電圧は、降下する。その降下量が大きい場合は、カメラボディ110内の図示しないマイコンに供給される電圧が低下し、リセットされる。これを防ぐため、レンズ側で必要な対策は、第1に、カメラボディ110のDC/DCコンバータ17の動作を保証すること、第2に、図示しないレンズ内のDC/DCコンバータの動作を保証すること、第3に、モータ4等の動作を保証できる電圧を維持することである。
【0045】
また、ブレ補正レンズ101内で消費するエネルギーが、カメラボディ110が開発された当初想定していたよりも大きい場合も、カメラボディ110内のバッテリチェック機能は、対応できない。
第1実施形態では、第1の監視回路20及び第2の監視回路30により、パワー用電源の電圧の低下及びカメラボディ110の予想を上回るレンズ内での重負荷の増大を検出し、重負荷(例えばモータ4)の電力消費を低減する。
【0046】
つぎに、第1の監視回路20及び第2の監視回路30の動作を中心にして、第1実施形態におけるブレ補正交換レンズ101及びカメラの動作を説明する。
切替器6は、MCU1のCTL端子1bの信号がHレベルのときに、パワー用電源接点19の電圧を分圧回路20a及び分圧回路30aに供給する。そして、第2の監視回路30は、分圧回路30aの出力をMCU1のA/D入力ポート1aにより電圧をモニタしている。また、分圧回路20aの出力は、ヒステリシス設定回路20bを介してハードコンパレータ5の入力に、入力されている。
【0047】
カメラボディ110内又はブレ補正交換レンズ101内のモータ等の重負荷が起動し、パワー用電源接点19の電圧が急激に降下した場合、ハードコンパレータ5は、分圧回路20aの分圧値と第1の所定値VREFとを比較する。この分圧値が第1の所定値VREFを下回った瞬間(等しくなったとき)に、抵抗R20−5でプルアップされている出力端子5aの信号は、HからLに変化し、割り込み端子1cに入力される。MCU1は、モータドライバ回路3を制御し、モータ4の駆動を抑制又は停止する等してパワー用電源接点19から消費する電力を低減する。実際の制御は、図2に示したモータドライバ回路3において、MCU1は、モータ制御ロジック回路3−1をコントロールしてHブリッジトランジスタTR3−1〜TR3−4をすべてオフにし(惰性回転又は停止状態)、モータ4の消費電力を低減する。
【0048】
図3は、分圧回路30aの分圧値のA/D変換時に生じるサンプリング上の問題を説明する図である。このように、急激にパワー用電源接点19の電圧が降下した場合、分圧回路30aの分圧値のA/D変換では、所定のサンプリング間隔ΔT1毎のサンプル点S1〜S17における電圧値は、認識できるが、電圧降下が急激な場合は、この図に示したように本来の検出レベルを取り逃がす(S4〜S5の間)という問題がある。よって、モータ起動時等の電圧降下が急激な場合には、第2の検出回路30では対応できないので、第1の検出回路20が有するハードコンパレータ5の検出により、モータ4の消費電力を制限する。
【0049】
一方、ブレ補正交換レンズ101内で重負荷を駆動するときは、第2の監視回路30により電圧をモニタする。具体的には、分圧回路30aの分圧値を常時A/Dポート1aによりモニタする。駆動直前のモニタ値が、第2の所定値よりも低い場合には、駆動すると正常動作を保証できないので、この重負荷の駆動を制限又は中止し、カメラシステムのダウンを未然に防ぐ。
また、ブレ補正交換レンズ101側で重負荷を駆動する必要の無いときは、MCU1のCTL端子の信号をLレベルとして、切替器6をオフにしておき、無駄な電流消費を防ぐ。
【0050】
この実施形態では、第1の所定値及び第2の所定値は、以下の表1に示すように設定した。
【0051】
【表1】
Figure 0004505889
【0052】
第1の所定値の設定は、この表1に示すように最低電圧値よりも若干高い値に設定した。図4は、最低電圧値と第1の所定値の関係を説明する図である。図4に示すように、第1の所定値は、実際に検出したい最低電圧値:VD0よりも若干高いVD1を検出するように設定しておく必要がある。これは、ハードコンパレータ5内の検出ディレイ:D1及びハードコンパレータ5の出力が変化してからMCU1がモータ4の電力を低減するまでの制御ディレイ:D2、合計D1+D2の時間が存在するためである。
また、第2の所定値は、第1の所定値よりもかなり高い値に設定してある。この理由は、第2の監視回路30は、A/D変換を伴うために応答時間が長いので、第2の所定値を高めの値にして余裕を持たせ、モータ4の駆動制限を間に合わすためである。
【0053】
第1の監視回路20又は第2の監視回路30により電圧の降下が検出され、モータ4の駆動を制限された後に、降下した電圧が回復した場合、例えばカメラボディ110内のモータの駆動が終了した等の理由によってパワー用電源接点19の電圧が回復した場合には、第2の監視回路30が第2の所定値を上回る電圧値を所定時間以上検出していれば、MCU1は、モータ4を再び通常駆動可能に戻す。
【0054】
このように、第1実施形態によれば、モータ起動時等の緊急的な場合には、応答の速いハードコンパレータ5により電圧をモニタする第1の監視回路20を利用し、一方、ブレ補正交換レンズ101内で重負荷を駆動するときは、分圧回路20aの分圧値を、A/Dポート1aを介して電圧をモニタする第2の監視回路30を利用して、重負荷への電力供給を制御するので、電圧降下が大きいときであってもカメラシステム全体に影響を及ぼすようなダメージを防ぐことができる。
【0055】
(第2実施形態)
図5は、本発明による交換レンズ及びカメラの第2実施形態を説明する図である。なお、以下の各実施形態の説明において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
【0056】
第2実施形態の交換レンズ102は、第1実施形態の交換レンズ101にD/Aコンバータ15を追加したほかは、第1実施形態と同様である。
【0057】
D/Aコンバータ15は、MCU1からのデジタル信号をアナログ信号に変換する変換器であり、装着するカメラボディに応じてMCU1が設定した第1の所定値をアナログ信号に変換し、ハードコンパレータ5に送信する。
【0058】
パワー用電源接点19の最低電圧値については、カメラボディ110に依存する項目もあるので、第2実施形態では、ハードコンパレータ5の第1の所定値を、装着するカメラボディに応じてMCU1が設定する。具体的には、以下の表2のように設定する。
【0059】
【表2】
Figure 0004505889
【0060】
このように、第2実施形態によれば、第1の所定値をカメラボディの電源供給能力に応じて設定するようにしたので、装着されるカメラボディに最適な所定値に設定することができ、電源を有効に利用することができるので、1回の電池交換で撮影可能なコマ数を多くすることができる。
【0061】
(第3実施形態)
図6は、本発明による交換レンズ及びカメラの第3実施形態を説明する図である。
【0062】
第3実施形態におけるブレ補正交換レンズ103は、第1実施形態におけるブレ補正交換レンズ101から、第1の監視回路20を取り外したほかは、第1実施形態と同様の形態である。
【0063】
ブレ補正交換レンズ103は、ブレ補正交換レンズ103内で重負荷を駆動するとき、第1実施形態と同様にして、第2の監視回路30により電圧をモニタし、重負荷の駆動を制限又は中止することで、カメラシステムのダウンを防ぐことができる。
【0064】
このように、第3実施形態によれば、第1の監視回路20を無くしたので、構造がさらに簡単になるので、より低価格に製造することができる。第3実施形態は、カメラボディ110側の要因による急激な電圧降下の可能性がないか又は発生する確率が非常に低い場合等に適用できる。ブレ補正交換レンズ103は、レンズ内で重負荷を駆動するときは、分圧回路30aの分圧値を常時A/Dポート1aにより電圧をモニタする第2の監視回路30を利用して、重負荷への電力供給を制御するので、電圧降下が大きいときであってもカメラシステム全体に影響を及ぼすようなダメージを防ぐことができる。
【0065】
(第4実施形態)
図7は、本発明による交換レンズ及びカメラの第4実施形態を説明する図である。第4実施形態におけるブレ補正交換レンズ104は、第1実施形態におけるブレ補正交換レンズ101から、第2の監視回路30を取り外したほかは、第1実施形態と同様の形態である。
【0066】
ブレ補正交換レンズ104は、カメラボディ110内又はブレ補正交換レンズ104内のモータ等の重負荷が起動し、パワー用電源接点19の電圧が急激に降下した場合、第1実施形態と同様に第1の監視回路20により電圧をモニタしているので、MCU1は、モータドライバ回路3を制御しモータ4の駆動を抑制又は停止する等して消費電力を調整する。
【0067】
このように、第4実施形態によれば、第2の監視回路30を無くしたので、構造がさらに簡単になるので、より低価格に製造することができる。第4実施形態は、カメラボディ110側の電源供給能力を超えるまで、特別な制御を行わずブレ補正交換レンズ104内の重負荷を駆動する場合等に適用できる。ブレ補正交換レンズ104は、モータ起動時等のように急激に電圧降下する場合には、ハードコンパレータ5により電圧をモニタする第1の監視回路20を利用し、重負荷への電力供給を制御するので、電圧降下が大きいときであってもカメラシステム全体に影響を及ぼすようなダメージを防ぐことができる。
【0068】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
【0069】
(1)各実施形態において、各回路は、基板上には、ランドのみ用意しておき、必要な部品のみ搭載して、製品に組み込んでもよい。
【0070】
(2)各実施形態において、各分圧回路用にそれぞれ抵抗等を配置した例を示したが、これに限らず、例えば、半田ブリッジ30bを短絡し、抵抗R20−1,R20−2を取り外し、分圧回路30aを共用してもよいし、逆に抵抗R30−1,R30−2,コンデンサC30を取り外し、半田ブリッジ30bを短絡して分圧回路20aを共用としてもよい。
【0071】
(3)各実施形態において、重負荷は、モータである例を示したが、これに限らず、例えば、電磁石等でもよい。
【0072】
(4)各実施形態において、ブレ補正交換レンズに本発明を適用した例を示したが、これに限らず、例えば、外部ストロボ、ブレ補正機能の無い交換レンズ等に適用してもよい。この場合、重負荷は、ストロボ発光用のメインコンデンサの充電であったり、ズーム、AF駆動用のモータ等である。また、デジタルカメラ等の液晶表示装置等に適用してもよい。
【0073】
(5)第1実施形態において、モータ4を再度通常駆動可能とするか否かの判断には、第2の監視回路30を使用する例を示したが、これに限らず、例えば、第1の監視回路を使用してもよいし、両方の回路を使用してもよい。
【0074】
(6)第1実施形態において、第1の監視回路20又は第2の監視回路30のどちらかが各所定値を下回る電圧を検出したときにモータ4の駆動を制限する例を示したが、これに限らず、例えば、第1の監視回路20及び第2の監視回路30の両方が所定値を下回る電圧を検出したときにモータ4の駆動を制限してもよい。
【0075】
(7)各実施形態において、第1の監視回路20は、常に電圧の監視をし、第2の監視回路30は、重負荷を駆動するときに、電圧の監視を行う例を示したが、これに限らず、例えば、第2の監視回路30による監視を常に行ってもよいし、第1の監視回路20による監視を不要時に行わないようにしてもよい。
【0076】
(8)第1実施形態において、第2の所定値は、第1の所定値よりも高い値に設定した例を示したが、これに限らず、例えば、第2の監視回路の応答時間が短い場合には、第2の所定値を第1の所定値と同じにしてもよいし、第2の監視回路が監視するときの重負荷が常に軽い場合には、第2の所定値を第1の所定値よりも低い値に設定してもよい。
【0077】
(9)第2実施形態において、第1の所定値は、装着されるカメラボディがストロボを内蔵しているか否かにより変更される例を示したが、これに限らず、例えば、電源に使用している電池の種類(例えば、アルカリ電池であるかリチウム電池であるか)により変更してもよいし、電池の本数(電源電圧)により変更してもよい。
【0078】
(10)各実施形態において、第1の監視回路20及び/又は第2の監視回路30は、各所定値を検出した瞬間に重負荷の駆動を制限する例を示したが、これに限らず、例えば、所定値よりも低い電圧値を一定時間検出したときに駆動を制限するようにしてもよい。こうすることで、瞬間的な電圧降下又はチャタリングなどによる電圧降下であって、カメラシステムに影響の無いような場合に誤って駆動制限をしてしまうことを防げる。
【0079】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、請求項1の発明によれば、電圧降下が大きいときであって、かつ、短時間に大きな電圧降下があっても、カメラシステム全体に影響を及ぼすようなダメージを防ぐことができる。
【0080】
請求項2の発明によれば、駆動部は、ブレを補正するブレ補正駆動部であるので、電圧降下が大きいときであってもカメラシステム全体に影響を及ぼすようなダメージを防ぐことができる。
【0081】
請求項3の発明によれば、電源が回復したときは、いつでもブレ補正動作を再開できる。
【0082】
請求項4の発明によれば、状態毎に必要な電源が回復したときに、ブレ補正動作を再開できる。
【0083】
請求項5の発明によれば、カメラボディの電源供給能力及びカメラボディ内で消費される電力に応じて最適な所定値を常に使用でき、効率よく電源の電力を活用できる。
【0084】
請求項6の発明によれば、前記交換レンズとこの交換レンズに給電するカメラボディとを備えたカメラは、電圧降下が大きいときであって、かつ、短時間に大きな電圧降下があっても、カメラシステム全体に影響を及ぼすようなダメージを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明する図である。
【図2】モータドライバ回路3周辺の回路を詳細に示す図である。
【図3】分圧回路30aの分圧値のA/D変換時に生じるサンプリング上の問題を説明する図である。
【図4】最低電圧値と第1の所定値の関係を説明するための図である。
【図5】本発明の第2実施形態を説明する図である。
【図6】本発明の第3実施形態を説明する図である。
【図7】本発明の第4実施形態を説明する図である。
【符号の説明】
1 MCU
2,17 DC/DCコンバータ
3 モータドライバ回路
4 モータ
5 ハードコンパレータ
6 切替器
15 D/Aコンバータ
16 電源
18 ロジック用電源接点
19 パワー用電源接点
20 第1の監視回路
20a,30a 分圧回路
30 第2の監視回路

Claims (6)

  1. カメラボディから給電され、電気的負荷を駆動する駆動部と、
    前記カメラボディから供給される電力に応じた電圧値がアナログ入力され、第1の所定電圧値と比較し、その大小関係を出力するハードコンパレータを含む第1の監視回路と、
    前記電気的負荷を駆動するときに、前記カメラボディから供給される電力に応じた電圧値を所定のサンプリング間隔で検出してA/D変換した後、予め記憶された第2の所定電圧値と比較するマイクロコンピュータを含む第2の監視回路と、
    前記第1の監視回路及び前記第2の監視回路に給電するか否かを切り替える切替器とを備え、
    前記マイクロコンピュータは、前記電気的負荷が駆動されるときは、前記切替器が前記第1の監視回路及び前記第2の監視回路に給電するように制御し、前記電気的負荷が駆動されないときは、前記切替器が前記第1の監視回路及び前記第2の監視回路に給電しないように制御し、
    前記切替器が給電状態のとき、前記第1の監視回路が、前記カメラボディから供給される電力に応じた電圧値が第1の所定電圧値を下回ったことを検出した揚合には、前記電気的負荷の駆動を抑制するか実行しないこととし、かつ、前記第2の監視回路が、前記カメラボディから供給される電力に応じた電圧値が第2の所定電圧値より低いことを検出した場合には前記電気的負荷の駆動を抑制するか実行しないこととし、
    前記第2の所定電圧値は、前記第1の所定電圧値よりも大きく、かつ、前記第1の所定電圧値は最低動作電圧よりも大きく、かつ、前記第2の所定電圧値と前記第1の所定電圧値との差は前記第1の所定電圧値と前記最低動作電圧との差よりも大きいこと、
    を特徴とする交換レンズ。
  2. 請求項1に記載の交換レンズにおいて、
    前記駆動部は、ブレを補正するブレ補正駆動部であること、
    を特徴とする交換レンズ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の交換レンズにおいて、
    前記切替器が給電状態のとき、前記第1の監視回路が前記第1の所定電圧値を上回る値を所定時間以上検出した場合には、前記電気的負荷を再度通常駆動可能とすること、
    を特徴とする交換レンズ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の交換レンズにおいて、
    前記切替器が給電状態のとき、前記第2の監視回路が前記第2の所定電圧値を上回る値を所定時間以上検出した場合には、前記電気的負荷を再度通常駆動可能とすること、
    を特徴とする交換レンズ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の交換レンズにおいて、
    装着された前記カメラボディの種類により前記第1の所定電圧値及び/又は前記第2の所定電圧値を変更すること、
    を特徴とする交換レンズ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の交換レンズと、
    前記交換レンズに接続され、前記交換レンズに給電するカメラボディと
    を備えるカメラ。
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