JP4308566B2 - カメラ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、カメラに関し、より詳細には、多数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出のタイミング制御、温度検出データ更新手段の更新タイミング制御、DC/DCコンバータのオン/オフ作動のタイミング制御、フィルム露光制御、フィルム給送制御等々の一連の撮影動作ならびにこれの関連動作をCPUによって行う、カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラのシーケンス制御装置は、一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、このCPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取ることができるようになっている。
【0003】
即ち、一連の撮影動作を行う等の多種の制御を実行しなければならないとき、例えばメインスイッチをオンとし、シャッタレリーズ釦を押操作して正規の撮影をしてから所定以上の時間を空けずに次回の撮影等を行うときには、CPUを動作状態とし、また、一連の撮影動作の一部のみを実行するとき、例えば正規の撮影を行った後、次回の撮影までに所定時間以上使用しないときには、CPUを休止状態にし、暫く撮影を行わないときにメインスイッチをオフしたときに停止状態にされる。
CPUがこのようにされているのは、カメラという性格上、電源に大型のものを用いることができず、小形の電池に限定されてしまうため電池容量が大きいものを用いることができず、その動作制御態様の数に応じた必要最小限の電力消費として電池寿命を長くするためである。
【0004】
一方、カメラにおける一連の動作を指令する操作スイッチは、測距モードの選択スイッチや測光モードの選択スイッチ等々として多数存在するが、その全ての操作スイッチを1個づつCPUに接続してそれぞれのオン/オフ作動状態を検出したのでは構成が複雑化するために、数個の操作スイッチをマトリックス回路化してCPUに接続し、そのマトリックス回路のオン/オフ作動状態を検出することによって構成の簡略化を図ることが広く行われている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−341347号公報
この一例として、上記特許文献1に記載されたカメラのシーケンス制御装置がある。即ち、この従来例においては、多数の操作スイッチのうちのメインスイッチ以外の操作スイッチをマトリックス回路化してCPUに接続し、そのマトリックス回路のオン/オフ作動状態を所定周期で繰り返し検出することによって構成の簡略化を図っている。
また、これと共に、メインスイッチを単独でCPUに接続し、当該メインスイッチのオンがCPUで検出されたときには、撮影可能状態であると判断して上記所定周期を短くし、マトリックス回路のオン/オフ作動状態の応答時間を早くして諸動作が迅速に行えるようにし、当該メインスイッチのオフがCPUで検出されたときには、撮影不可能状態であると判断して上記所定周期を長くし、マトリックス回路のオン/オフ作動状態の応答時間を大幅に低減し電力消費を削減するようにしている。
【0006】
また、操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出を行う際に、共通接点端子と常閉接点端子と常開接点端子との3端子を有する操作スイッチを構成し、その共通接点端子をCPUの入力部に接続し、常閉接点端子をLレベル電位(例えば接地電位)に接続し、常開接点端子をHレベル電位(例えば電源の+電位)に接続することによって、当該操作スイッチの共通接点端子が常開接点端子に切り替えられたときにCPUの入力部がHレベル電位され、常閉接点端子に切り替えられたときにLレベル電位にされることになる。
【0007】
この場合、操作スイッチの構成が3端子型のものを用いる関係で複雑化という問題があり、これを解消するために、2接点型のスイッチの一端をLレベル電位(例えば接地電位)に接続し、他端をプルアップ抵抗を介してHレベル電位(例えば電源の+電位)に接続することによって、当該操作スイッチが閉じられたときにLレベル電位され、開かれたときにHレベル電位にされることになり、構成の簡略化が図れる。しかし、この場合には、スイッチ構成の簡略化が図れるものの当該操作スイッチが閉じられたときにプルアップ抵抗に電流が流れ、閉じられた状態が続くとその間に電流が流れ続けることになり、多くの電力が消費されてしまうという問題がある。
【0008】
【特許文献2】
特開昭57−38027号公報
これを解消したものが上記特許文献2に記載されているカメラのシーケンス制御装置である。
即ち、CPUによる操作スイッチのオン/オフ作動検出は、検出されている操作スイッチのプルアップ抵抗のみに所定電位を与えればこと足りるということに着目し、操作スイッチを検出する期間だけそのプルアップ抵抗に所定電位を与え、検出されていない操作スイッチのプルアップ抵抗には所定電位を与えないというタイミング設定することによって電力の消費を低減するものである。
【0009】
【特許文献3】
特開平2−69727号公報
また、上記特許文献3には、電源電池を動作電源とするカメラにおいて、電源電池と同一形状を有するダミー電池に、商用電源を当該電源電池の出力電圧と同等の直流電圧に変換するACアダプターと称される回路部の出力電圧を接続コードを介して接続した状態とし、この状態のダミー電池を電源電池に代えてカメラに装着して所定のカメラ動作を行わせるようにしたものが記載されている。
この場合に、ACアダプターの接続コードを外した場合にカメラが誤動作するのを防止するために、ダミー電池の電圧を一定時間間隔で常時監視し、電圧の降下が検出されたときに、電源断に伴うリセット動作等の必要最小限の動作を行わせるに充分な電源供給を補助的に行うようにしている。
また、カメラのシーケンス制御装置における消費電力を低減させるように工夫したものとして、次の特許文献4に記載されたものがある。
【0010】
【特許文献4】
特開昭55−57830号公報
この特許文献4に示される従来例は、測光と表示は常時行われている訳ではなく、カメラシーケンスの中の一部の期間のみに行えばこと足りるということに着目し、ダイアル部材の回転操作によって必要時のみにタイマーを作動させ、このタイマーの作動時間の間だけ測光、演算、表示回路に対して電源供給を行うことによって電源電池の消耗を極力低減させるようにしている。
【0011】
【特許文献5】
特開平4−73627号公報
また、カメラのシーケンス制御装置においては、それを構成する電気回路各部および機構的な制御部の動作が環境温度によって変動するので、環境温度を検出し、このデータに基づいて各種電気回路および機構的な制御部の温度補償を行うことが必要とされる。そして、常時に温度を検出し、このデータに基づいて常時に各種電気回路の温度補償を行うものとした場合には、電源電池の消耗が多くなるので、例えば、上記特許文献5においては、割合に長い時間に設定されたタイマーを作動させてその作動時間毎に温度検出回路を動作状態にし、このときに得られた検出温度データに対応する応答遅れを考慮し、必要に応じて温度補償を行うものである。
【0012】
【特許文献6】
特開昭59−048739号公報
また、カメラのシーケンス制御装置においては、動作シーケンス上の電源の負荷が大きくなるときにCPUへの電源供給電圧が低下し誤動作を起こしたりプログラム暴走を起こすおそれがある。これを防止するために、上記特許文献6に提案されているものは、通常はCPUを正規に働かせ、動作シーケンス上で、例えばモータを駆動するときのように電源の負荷が大きくなるときにCPUをスタンバイ動作、即ち、必要なデータを保持する機能のみを働かせて低消費電力化し、その負荷が小さくなったときに復旧させてCPUを正規に働かせることによって電源電池の寿命を長くするようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1〜4に記載の従来例の問題点として、多数の操作スイッチをマトリックス回路に形成した場合に関する問題点、即ち、マトリックス回路をCPUに接続し、どの操作スイッチがオンされたかを検出する際には、一定の周期毎にその検出を行うわけであるが、当該検出のための消費電力がCPUの状態が停止/休止/動作のいずれにあるかに拘らず略一定である場合には、節電効果を働かせることができないのである。これは、マトリックス回路のみならず操作スイッチのチャタリング検出回路においても同様である。
そこで、本発明の第1の目的は、マトリックス回路をCPUに接続し、どの操作スイッチがオンされたかということと、どのスイッチにチャタリングが生じたか否かを検出するに際して、CPUの状態が停止/休止/動作のいずれにあるかに応じて有効な節電効果を得ることができるカメラのシーケンス制御装置を提供することにある。
【0014】
また、上述した特許文献5に記載の従来例の問題点として、カメラのシーケンス制御装置における温度補償に関する問題点がある。
即ち、上記従来例においては、温度補償を、割合に長い時間に設定されたタイマーを作動させてその作動時間毎に温度検出回路を動作状態にし、このときに得られた検出温度データに対応する応答遅れを考慮し、必要に応じて温度補償を行うようにしているので、ある程度の改善効果があるものの、近年のカメラ小形化の要求により、温度センサーそのものがIC等の内部に密閉された状態で設けられることが多く、この場合には、温度センサー自体の動作時に発生する熱により温度が上がり、温度補正を行いたい物との間に温度差が生じてしまい、正しい温度補正が行えないという難点がある。
【0015】
そこで、本発明の第2の目的は、温度センサーが、自己発熱によって温度補償を行いたいものと異なる温度になっても正しい温度検出が得られるような検出タイミングが得られるカメラのシーケンス制御装置を提供することにある。
また、上述した特許文献6に記載の従来例の問題点として、CPUへの電源供給に関する問題点がある。即ち、動作シーケンス上で電源の負荷が大きくなるときにCPUへの電源供給電圧が降下することを補うために、DC/DCコンバータ等の昇圧回路を作動させることが行われているが、この作動は、CPUが休止状態であっても行われているので無用な電力消費が行われてしまう、という難点がある。
【0016】
そこで、本発明の第3の目的は、カメラの電源電圧では動作しないが、DC/DCコンバータ作動時の電圧では動作するCPUを用い、CPUリセット時にDC/DCコンバータが動作する構成とすることでDC/DCコンバータを常時作動させないでCPUの動作電圧を確保し、CPUのリセット解除後にはCPU側でDC/DCコンバータのオン/オフ動作が制御可能であり、もってDC/DCコンバータによる累積消費電力を極力節減し得るカメラのシーケンス制御装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した発明は、上記第1および第2の目的を達成するために、一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、
上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
温度検出手段によって複数時点で検出された温度検出データを順次に更新して得られた温度補償データに基づいて上記CPUによる制御または被制御対象の温度補償を行い、
上記CPUが停止状態または休止状態のときの継続時間、または上記温度検出手段が非作動状態のときの継続時間が所定時間以上であったときに、上記温度検出手段で得られた温度検出データを更新データとするデータ更新手段を有することを特徴とするものである。
【0020】
また、請求項2に記載した発明は、上記第2の目的を達成するために、一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、
上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
温度検出手段によって複数時点で検出された温度検出データを順次に更新して得られた温度補償データに基づいて上記CPUによる制御または被制御対象の温度補償を行い、
上記CPUが動作状態のときまたは上記温度検出手段が作動状態のときの継続時間を計測した動作時間と、上記CPUが非動作状態のときまたは上記温度検出手段が非作動状態のときの継続時間を計測した非動作時間とを検出する継続時間計測手段と、
この継続時間計測手段により得られた動作時間と非動作時間とを比較し、上記非動作時間が上記動作時間に対して所定の倍数を越えたときに上記温度検出手段で得られた温度検出データを更新データとするデータ更新手段を有することを特徴とするものである。
【0021】
また、請求項3に記載した発明は、上記第3の目的を達成するために、一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
上記CPUの動作電圧を確保するための電源電池の電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、
上記DC/DCコンバータのオン/オフの動作を上記CPU側から制御する制御手段と、
上記CPUのリセットを行わせる旨の指令が発せられたときに、上記DC/DCコンバータをオンし、上記CPUに上記DC/DCコンバータの出力電圧を供給する電源制御手段と、この電源制御手段による上記CPUへの出力電圧の供給を、少なくとも上記リセットの動作が上記CPUにおいて完了する迄の間は保持する電圧保持手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0022】
また、請求項4に記載した発明は、上記第3の目的を達成するために、一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、
上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
上記CPUの動作電圧を確保するための電源電池の電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、
上記DC/DCコンバータのオン/オフの動作を上記CPU側から制御すると共に、該CPUが停止状態または休止状態のときに、タイマー割込み処理の指令により上記DC/DCコンバータをオンに起動し、かつ、このオン状態を次回の時間割込み処理の指令が出される迄の間に該CPUの動作が確保されるに充分な電源供給が得られるように継続した後にオフ状態にする制御手段を具備することを特徴とするものである。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を添付図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るカメラの電気回路の全体構成を示すブロック図であり、カメラ本体50には、その構成各部を複合的に制御するためのCPU1とインターフェースIC2が設けられている。このCPU1とインターフェースIC2は、制御線路Sで接続され両者の間で各種データの授受が行われるように形成されている。
また、カメラ本体50における回路各部の動作電源としての電源電池3が設けられている。
また、直流電圧を選択的に昇圧する機能と出力電圧を安定化する機能(シリーズレギュレータとしての機能)とCPU1をリセットする機能とを有するように構成されたDC/DCコンバータ4が設けられている。
【0024】
そして、電源電池3の+端子と−端子のそれぞれは、DC/DCコンバータ4の電源入力端Vinと共通端Gに接続されている。このDC/DCコンバータ4には、第1と第2の制御端S1とS2が設けられ、この第1と第2の制御端S1とS2のそれぞれがCPU1に接続されている。また、DC/DCコンバータ4の電源出力端Vout が上述のリモコンIC6、AEIC7、AFIC8、デートLED9のそれぞれの電源供給端に接続されている。
このDC/DCコンバータ4は、その詳細が図2に示されるように構成されている。
即ち、DC/DCコンバータ4は、電源入力端Vinと共通端Gとの間に供給される直流入力電圧を昇圧する機能と、共通端Gと電源出力端Vout との間に生じる直流出力電圧を安定化する機能を有するようになっている。この2つの機能は、2つの制御端、即ち第1の制御端S1と第2の制御端S2へのCPU1からの制御信号入力または第1の制御端S1と第2の制御端S2からCPU1への制御信号出力に基づいて行われることになる。
【0025】
そして、集積回路化された昇圧/安定化回路ICは、「共通端a、電源入力端b、電源出力端c、第1制御端d、第2制御端e、第3制御端f」を有し、共通端aが前述の共通端Gに接続され、電源入力端bがコイルLを介して電源入力端Vinに接続されると共にショットキーバリア型のダイオードDのアノードに接続されている。このダイオードDのカソードは、コンデンサC1を介して共通端aに接続されている。
また、電源出力端cと共通端aの間には、コンデンサC2が接続され、第2制御端eと共通端aの間には、コンデンサC3が接続され、第2制御端eと電源出力端cの間には抵抗R1が接続され、第1制御端dと第3制御端fの間には抵抗R2が接続されている。
【0026】
図1に戻り、CPU1には、CPU1における各種処理のための信号処理クロック信号を得るための基準周波数(例えば、8MHz)を発振させるための振動子と、図示しない時計回路等必要な基準の1秒信号を得るための基準周波数(例えば、約32.768KHz)を発振させるための振動子が内蔵された水晶発振部5が接続されている。
なお、この水晶発振部5を構成する振動子として、セラミック振動子等を用いるようにしても良い。
さらに、CPU1には、カメラ動作を遠隔制御指令するリモコン発信機(図示せず)からの送信信号を受けて所定の制御指令信号に変換するリモコンIC6と、測光した結果に基づいて適正露光に対応するシャッタ秒時と絞り開口値を演算させるためのAEIC7と、所定の測距と合焦動作を行わせるためのAFIC8と、フィルムに撮影日時等のメッセージデータを記録するための発光を行うデートLED9との4つの構成部のそれぞれの制御端が接続されている。
【0027】
このリモコンIC6、AEIC7、AFIC8、デートLED9のそれぞれの+電源端には、前述のDC/DCコンバータ4の出力端Vout が共通接続され、同じくそれぞれの−電源端には、電源電池3の−端が共通接続されている。
また、被写体の低輝度時や逆光時に補助光源として発光させるためのストロボ10が設けられ、その制御端がCPU1に接続され、+電源端には電源電池3の+端子が接続され、−電源端には電源電池3の−端が接続されている。
そして、CPU1に接続されたストロボ10の制御端にはCPU1からのシンクロ信号が供給可能とされ、しかも後述する操作スイッチSTが作動されてストロボ撮影を行うことが設定され、かつストロボ10におけるメインコンデンサの充電が完了し発光可能状態になったときに発光可能信号をCPU1側に送出可能とされている。
【0028】
また、外部LCD11(カメラ本体50への設置位置については図3参照)が設けられ、その制御端がCPU1に接続され、CPU1からの制御信号によって所定の表示、即ち、フィルムカウンタ表示、ストロボ発光モード表示、デート表示、電源電池の減電圧表示等々を行うものである。この外部LCD11の+電源端には、DC/DCコンバータ4の電源出力端Vout が接続され、−電源端には、電源電池3の−電源端が接続されている。
さらに、複数の操作スイッチでなる操作スイッチ群12が設けられ、この詳細は、複数の操作スイッチを図3に示すようにマトリックス状に形成したものである。
即ち、図4に示すカメラ本体50の上面に設けられたシャッタレリーズ釦51は、第1のストロークまで押操作されたときにオンされる第1レリーズスイッチRL1と、さらに押操作されて第2ストロークの位置まで押操作されたときにオンされる第2レリーズスイッチRL2とで形成される。
【0029】
さらにカメラ本体50の上面には、ズームレバー52、ストロボモード設定釦53、ドライブモード設定釦55、撮影モード設定釦56が設けられ、カメラ裏蓋部にデートモード設定釦54が設けられている。このズームレバー52は、撮影レンズを望遠側に駆動させる指令を与える操作スイッチTELEと、広角側に駆動させる指令を与える操作スイッチWIDEで形成され、ストロボモード設定釦53は、操作スイッチSTで形成されている。
デートモード設定釦54は、デートモードを選択、例えば、デート記録のモードが日付け記録であるか時間記録であるかの指令を与えるための操作スイッチMODEと、デート記録の選択、例えば、デート表示を行うか否かの指令を与えるための操作スイッチSELECTと、デート記録のセットの指令を与える操作スイッチSETで形成されている。
【0030】
さらに、ドライブモード設定釦55は、回転ダイアルの形式で構成され、所定角度毎にクリックストップ機構が働いて撮影動作を次の5種類、即ち、「非撮影、通常撮影、連写、セルフタイマー撮影、リモコンによる撮影」のいずれに設定するかをダイアル回転で選択することによって行われ、それぞれに対応する「操作スイッチON、操作スイッチCONT、操作スイッチSELF、操作スイッチREM」のいずれか1つが選択的にオンされ、いずれも選択されないときが「非撮影」となるように形成されている。
【0031】
また、撮影モード設定釦56も、回転ダイアルの形式で構成され、所定角度毎にクリックストップ機構が働いて撮影モードを次の6種類、即ち、「夜景の再現を加味したストロボ撮影を行わせるスーパーインテリジェント撮影、風景撮影、スポーツ撮影、通常オート撮影、シングルAF撮影、ポートレート撮影」のいずれに設定するかをダイアル回転で選択することによって行われ、それぞれに対応する「操作スイッチSUPER、操作スイッチLAND、操作スイッチACT、操作スイッチAUTO、操作スイッチS−AF、操作スイッチPORT」のいずれか1つが選択的にオンされるように形成されている。
【0032】
なお、本実施例におけるカメラ本体50は、フィルムの1駒への露光が完了する毎にフィルム給送を行うようになっていて、しかもフィルムの全駒への露光が完了したときには、フィルムの巻き戻しが自動的に行われるようになっている。そして、何らかの事情により、フィルムの途中駒まで露光が完了した状態で 強制的に巻き戻しを行うことができるようにしている。
この指令を与えるための巻戻手動設定スイッチ57は、2端子型のスイッチで形成され、スイッチの一端が接地電位G0 に接続され、他端がCPU1の入力端MR に接続されている。
また、裏蓋の開閉状態を検出するための裏蓋開閉検出スイッチ58が、共通接点端子と常開接点端子と常閉接点端子との3端子で構成されるスイッチで構成し、その共通接点端子は、CPU1に接続されると共にコンデンサ59を介して共通端Gに接続されている。また、常開接点端子は共通端Gに接続され、常閉接点端子は、電源出力端Vout に接続されている。
【0033】
さて、CPU1の制御端に操作スイッチ群12が接続されるのであるが、その入出力の形態は、「○」印の接続点は、Nチャンネルのオープンドレイン出力で、「△」印の接続点にはプルアップ抵抗が接続され、平生はHレベルにプルアップされていて、スイッチオン時にLレベルにされ、「▲」印の接続点にはプルアップ抵抗が接続されず、3端子型のスイッチを一方の側に切り替えた時にHレベルとされ、他方の他側に切り替えられたときにLレベルとされることになる。
図1に戻り、ファインダ表示LCD13が設けられ、このファインダ表示LCD13がドライバ14を介してCPU1に接続され、また、EEPROM15がCPU1に接続されている。このEEPROM15とドライバ14のそれぞれの電源供給端には、共通端Gと電源出力端Vout のそれぞれが接続されている。
【0034】
図1に戻り、CPU1に制御線路Sを介して接続されるインターフェースIC2には、ドライバ22を介してズームモータ23と給送モータ24が接続され、また、ドライバ25を介してシャッタ26が接続され、さらに、ドライバ27を介してランプ28が接続されている。
このシャッタ26は、図示しない電磁プランジャ等によって開閉駆動されるもので、ランプ28は、被写体輝度が低く所期の測距動作が行えないときの照明光となるものである。
【0035】
この3つドライバ22、25、27のそれぞれの電源供給端には、共通端Gと定電圧制御Tr21の出力端が接続されている。
また、インターフェースIC2には、位置検出回路29が接続されている。この位置検出回路29は、第1、第2および第3の位置検出を行い、得られた第1および第2の検出出力PIおよび第3の検出出力PRのそれぞれを順次に出力して位置検出信号Pを得るものである。具体的には、第1の位置検出は、シャッタ26におけるシャッタ羽根のトリガ位置をフォトインタラプタで検出するものであり、第2の位置検出は、撮影レンズ鏡筒におけるフォーカスレンズの所定の基準位置をそれぞれフォトインタラプタで検出するものであり、第3の位置検出は、給送中のフィルムのパーフォレーションをフォトリフレクタによって検出するものである。
【0036】
フィルム感度検出回路30は、カメラに装着されたフィルムの感度をDXコードによって読取るものである。
また、インターフェースIC2には、定電圧ドライバ31を介してパルスモータ32が接続されている。このパルスモータ32は、撮影レンズの有するフォーカスレンズを駆動するためのものであり、定電圧ドライバ31によって定電圧化された電圧で駆動される。また、この定電圧ドライバ31への電源供給は、電源電池3の出力電圧を定電圧制御Tr21を介して供給され、かつこの定電圧制御Tr21がインターフェースIC2の制御出力によって制御されたものが与えられる。
なお、符号16は、外部装置接続部であり、外部装置(パソコンや電子手帳等)を接続することによって、カメラに対して動作指令を与えたり、カメラ側の各種情報を取り出したりすることがてきるようになっている。
【0037】
以上のように構成された、本実施例のカメラのシーケンス制御装置における動を次に説明する。
次に、図1、図3、図5ないし図18を用いてマトリックス状に形成された操作スイッチ群の動作を重点的に図10と図11のフロートチャートを中心にして説明する。
先ず、CPU1が停止/休止/動作のそれぞれの状態にあるときに操作スイッチ群12によるスイッチ作動検出がどのように行われるかについて説明する。
CPU1が停止状態にされているときには、操作スイッチ群12におけるポート状態が撮影モード設定釦56(図3、図4)を形成する操作スイッチ群12に対して図5に示すように検出制御信号MCTL0、MCTL1、MCTL2がいずれもHレベルであるために、撮影モード設定釦56を形成する操作スイッチが作動しても検出が行なわれない状態になる。
【0038】
また、ドライブモード設定釦55を形成する操作スイッチ群に対しては、検出制御信号DCTL0、DCTL1がいずれもLレベルであるために、ドライブモード設定釦55を形成する操作スイッチが作動すると検出信号DSW0または検出信号DSW1によって検出可能状態とされている。
さらに、シャッタレリーズ釦51、ズームレバー52、ストロボモード設定釦53、デートモード設定釦54の群のそれぞれを形成する操作スイッチに対する検出制御信号CTL0、CTL1、CTL2がいずれもHレベルであるために、当該群を形成する操作スイッチが作動しても検出が行なわれない状態になる。
一方、CPU1が休止状態にされている場合には、操作スイッチ群12におけるポート状態が撮影モード設定釦56を形成する操作スイッチ群に対して図6および図7に示すように検出制御信号MCTL0、MCTL1、MCTL2が所定のタイマー休止期間(1秒)の間に2回に亘って順次にLレベルにされるので、このLレベル期間に、撮影モード設定釦56を形成する操作スイッチの作動が検出信号MSW0と検出信号MSW1として得られることになる。
【0039】
また、ドライブモード設定釦55を形成する操作スイッチ群に対しては、検出制御信号DCTL0、DCTL1が所定のタイマー作動時間(1秒)の間に2回に亘って順次にLレベルにされるので、このLレベル期間に、ドライブモード設定釦55を形成する操作スイッチの作動が検出信号DSW0と検出信号DSW1として得られることになる。
さらに、シャッタレリーズ釦51、ズームレバー52、ストロボモード設定釦53、デートモード設定釦54の群のそれぞれを形成する操作スイッチに対する検出制御信号CTL0、CTL1、CTL2がいずれもLレベルであるために、当該群を形成する操作スイッチが作動したときにはその作動が検出信号SW0と検出信号SW1と検出信号SW2として得られることになる。
【0040】
他方、CPU1が動作状態にある場合には、図8と図9に示すように3系統の検出制御信号、即ち、検出制御信号MCTL0、MCTL1、MCTL2の系統と、検出制御信号DCTL0、DCTL1の系統と、検出制御信号CTL0、CTL1、CTL2の系統とによって、図6と図7に示す休止状態の場合の周期(第1の周期と称する)より短い周期(第2の周期と称する)で全ての操作スイッチの作動状態を定期的(4ミリ秒)に検出することができるのである。
なお、巻戻手動設定スイッチ57と裏蓋開閉検出スイッチ58については、後述する割り込み動作で禁止がかけられた場合を除いて常時にその作動状態を検出している。
【0041】
また、チャタリング検出は、前述のようにCPU1によって所定期間の中にスイッチの作動検出が2回行なわれているので、各回の変化を検出し、同一であった場合には、チャタリングなしと判断し、正確に作動検出が行なわれたものとし、同一で無かった場合には、チャタリングありと判断し前回の検出結果を採用するようにしている。
従って、チャタリングの検出周期をCPU1の動作時と、CPU1の休止時からの起動時とで変えることにより、CPU1の休止から起動時においても早くスイッチのチャタリングの検出が行え、そのスイッチのオン処理が迅速に行える。
【0042】
また、チャタリングの検出は、CPU1の動作時に4mS毎に操作スイッチ群12を構成する多数のスイッチを1回づつ検出している。チャタリングはスイッチ検出の際に2回検出し2回共に同値であればその値を採用し、異なった値である場合には、前回に得られた結果が今回のチャタリング結果とされる。さらに、CPU1からの起動時(秒割込みにより1秒毎)は1回の起動で各スイッチを2回検出し1回の起動で今回のチャタリング結果を得ることで直ちにスイッチのオン処理が可能となる。
【0043】
なお、この場合1回の起動で各スイッチを1回しか検出しないと2回の起動、つまり2秒経過しないとスイッチのオン処理が行えないことになる。上述の「A、B点」と、「C点」を比較するとCPU1の動作速度が高速と低速であるためのチャタリング処理の速度に違いがある。
また、5分間のタイマー休止状態にされている状態では、#31のように撮影レンズが強制的にワイド側に駆動されている。そして、次の#32においてキーON割り込み要求がクリアされる。この要求は、図12に示すように外部割り込みを禁止するものである。この状態にされた後に#33においてCPU1のポートの休止(スリープ)設定が行なわれる。
これは、図13に示すように操作スイッチ群12に対する制御信号のうち制御信号CTL0、CTL1、CTL2の系統のみをLレベルに常時設定し、キーON割込みポートを設定して、シャッタレリーズ釦51とズームレバー52とストロボモード設定釦53とデートモード設定釦54とを常時検出可能とし、これと同時に巻戻手動設定スイッチ57も検出可能とするのである。
【0044】
一方、ドライブモード設定釦55がオフに位置されていた場合には、#58で撮影レンズが収納状態にされ、次の#59でキーON割込み要求がクリアされ、次の#60でポート停止(OFF)設定が実行される。このポート停止設定は、図14に示すように操作スイッチ群12に対する制御信号のうち制御信号DCTL0、DCTL12の系統のみをLレベルに常時設定し、キーON割込みポートを設定して、ドライブモード設定釦55を常時検出可能とし、これと同時に巻戻手動設定スイッチ57も検出可能とするのである。
【0045】
そして、次の#34で外部割り込み要求がクリアされる。この外部割り込みは、図18に示すようにキーON割込みを禁止するもので、次の#35で裏蓋のエッジ検出の方向が設定され、次の#36でキーON割込みと外部割り込みが許可され、定期タイマー割込みが禁止され、次の#37で休止タイマーのクリアがなされ、次の#38でスイッチ変化のデータがクリアされる。
次の#39で水晶発振部5におけるメインクロックとサブクロックの発振が行なわれ、CPU1の処理速度が低速に設定される。
【0046】
しかる後、#40で水晶発振部5におけるメインクロックの発振が停止され、サブクロックの発振が引き続き行なわれ、上述の低速モードが引き続き設定される。
この後は、図面作成の都合上の中継点▲1▼を経由して図11の#41に移行する。#41は、割込み許可を与える。この割込みは、図15に示す秒割込み、または図16に示す定期割込みである。
図15に示す秒割込みは、秒割込みの要求がクリアされ、所定設定時間の時計カウントが開始されカウント完了したら休止タイマーのカウントが開始されるのである。
【0047】
図16に示す定期割込みは、操作スイッチ群12の各操作スイッチの作動状態が検出され、その結果に応じて外部LCD11に所定の表示がなされるのである。
そして、次の#42で休止(スリープ)状態にされ、次の#43でキーON割込みの要求があるか否かが判定され、Yesの場合には、#50に移行してキーON割込みの要求がクリアされ、キーON割込みを実行すべく#51に移行して キーON割込みと外部割込みが禁止され、次の#52でポート動作(オン)設定が行なわれる。
このポート動作設定は、図17に示すように操作スイッチ群12に対する3系統の制御信号の全ポートをLレベルに常時設定し、キーON割込みポートを設定せず、DC/DCコンバータ4をONするのである。
【0048】
そして、#53に移行し水晶発振部5の発振がメインとサブの両方で行なわれ、CPU1の処理速度が低速にされ、次の#54で待機し次の#55で水晶発振部5の発振がメインとサブの両方で行なわれ、CPU1の処理速度が高速にされ、次の#56で定期割込みの許可がなされ、次の#57で温度読み込みが行なわれる。この温度読み込みは、図19に示すようにCPU1の停止状態または休止状態のときの継続時間、または上記温度検出手段が非作動状態のときの継続時間が休止タイマーにセットされているのでこの値が所定時間(この例では10分)以上であったときに、温度検出手段で得られた温度検出データを更新データとするのである。
【0049】
また、上記の温度読み込みは、図19に示す「休止タイマー10分経過?」という判定の部分を、図20に示すように「T1>(a×T2)?」という判断基準を満たしているか否かに置き換えても良い。この場合、時間T2は、CPU1が動作状態のときまたは図示しない温度検出手段が作動状態のときの継続時間を計測した動作時間である。
また、時間T1は、CPU1が非動作状態のときまたは、図示しない温度検出手段が非作動状態のときの継続時間を計測した非動作時間である。
また、aは、所定の倍数であり、この例では、a=100としている。
そして、動作時間T2と非動作時間T1とを比較し、非動作時間T1が動作時間T2に対して所定の倍数aを越えたときに温度検出データを更新データとするのである。
【0050】
なお、温度補償に関しては、図示しない温度検出手段によって複数時点で検出された温度検出データを順次に更新して得られた温度補償データに基づいてCPU1による制御または被制御対象の温度補償を行うものである。
さて、#43においてNOの場合には、次の#44に移行して、外部割り込み要求があったか否かが判定され、YESの場合には、#49の裏蓋割り込み要求がクリアされて#51にジャンプし前述同様に以降の処理がなされる。
#44でNOの場合には、次の#45に移行してドライブモード設定釦55がオフであるか否かが判定され、YESの場合には、#42に戻されNOの場合には#46と#47の2回に亘って操作スイッチ群12の中でスイッチ作動があったか否かが検出され、次の#48でスイッチ変化ありと判定されたときには#51に移行して前述同様に以降の処理がなされるのである。
#48でNOの場合には、#42に戻り前述同様に以降の処理がなされるのである。
【0051】
次に、電源電池3の電圧を昇圧するDC/DCコンバータ4の出力電圧でCPU1を動作状態に作動可能であるということを重点にして図1と図2と図3と図21を用いて説明する。
CPU1は、タイマー休止またはドライブモード設定釦55がオフに位置されているときに休止状態になる。この状態のとき(#60)は、次の#61においてキーON割込み要求がなされたか否かが判定され、NOの場合に次の#62で外部割込みが要求されたか否かが判定され、NOの場合に次の#63に移行する。#63では、ドライブモード設定釦55がOFFであるか否かが判定され、NOの場合には#64と#65において操作スイッチ群12におけるスイッチ検出が2回に亘って行われる。
そして、次の#66では、スイッチ変化があるか否かが判定され、YESの場合には、起動処理が行われる。また、#61と#62のいずれかがYESの場合には#66までジャンプして起動状態にされる。
【0052】
また、#63がYESまたは#66がNOの場合には#67に移行してDC/DCコンバータ4のオン処理が開始される。このオン処理は、先ず、#68でDC/DCコンバータ4がオンされると共に、タイマーセットがなされる。次の#69においては、DC/DCコンバータ4の電源出力端Voutの電圧Vccと電圧Vokとの間にVcc≧Vokなる関係が成り立つか否かが判定される。ここでVokは、次回に行われる秒割込み処理迄にCPU1が動作を保持できる電圧である。
【0053】
この#69がYESの場合には、次の#70をジャンプして#71に移行しDC/DCコンバータ4の昇圧動作が停止され、#60に戻されてCPU1が休止状態にされ、以降は上述同様にして休止状態の設定が行われる。また、#69がNOの場合には、次の#70に移行して、#68でセットされたタイマーの経過時間がタイムオーバーしているか否が判定されYESの場合には、#71に移行してDC/DCコンバータ4の停止がなされ、以下同様の処理が行なわれる。
#70でNOの場合には、#69に戻され再度に亘ってVcc≧Vokの判定がなされ、以降は前述同様に処理が行われて一連の処理が終了する。
なお、#69においては、直流電圧をA/D変換してディジタル値にし、この状態で電圧比較を行っているために、A/D変換のときに余計な電力消費をするので、Vccの電圧をチェックせずに単純に時間経過だけでDC/DCコンバータ4をオンからオフに切り替えるようにしてもよい。
【0054】
次に、DC/DCコンバータ4のオン/オフ制御の動作を図2と図1を用いて具体的に説明する。
共通端Gと電源入力端Vinの間に電源電池3の電圧が供給されると、コイルLを介して電源入力端bに入力電圧供給がなされる。このとき昇圧/安定化回路ICは、CPU1から送出される制御信号S1を第1制御端dで受け、これがLレベルのときには、昇圧作用をしてその出力を安定化した出力を電源出力端c(電源出力端Vout)に生じることになる。
一方、第1制御端dへの制御信号S1がHレベルの場合には、昇圧作用が停止され電源電池3の電圧を昇圧/安定化回路ICで安定化した電圧が電源出力端c(電源出力端Vout)に生じることになる。この出力電圧がCPU1に供給される。
また、DC/DCコンバータ4の出力電圧は、昇圧/安定化回路IC自身で電圧検知され、その検出出力が第2制御端eに生じ、CPU1のリセット端に供給され出力電圧が所定の限界値を下回った時に第2制御端eにLレベルが生じCPU1がリセットされる。
【0055】
また、昇圧/安定化回路ICの出力が安定化するに必要な時定数になるようにコンデンサC3と抵抗R1の直列時定数回路が形成されているので、電源投入した後に第2制御端eの出力がHレベルになるとCPU1がリセット状態から解放されてプログラムをスタートさせる。 そして、CPU1を休止時または停止時にするときには第1制御端dへ供給する信号S1をHレベルにすることによって昇圧/安定化回路ICによる昇圧動作が停止し、電源電池3の電圧を昇圧/安定化回路ICによって安定化した電圧が電源出力端cに得られる。
【0056】
また、CPU1からの動作指令に基づいてDC/DCコンバータ4の出力をオフする際には、コンデンサC1とC2の容量により暫くの間は、電源出力端Voutに所定電圧が保持されるので、CPU1は、確実な動作が可能とされるのである。
従って、DC/DCコンバータ4の昇圧機能の動作/非動作(すなわち、オン/オフ動作)をCPU1側から制御することができ、このCPU1からDC/DCコンバータ4の動作を行なわせる旨の指令が発せられたときに、DC/DCコンバータ4をオンし、CPU1にDC/DCコンバータ4の出力電圧を供給するに際してCPU1への出力電圧の供給を、少なくとも上記リセットの動作が上記CPUにおいて完了する迄の期間は保持するように制御することができるのである。
【0057】
なお、上述の第1制御端dに供給される制御信号S1は、Lレベルの時にDC/DCコンバータ4を動作状態とし、Hレベルの時に非動作状態とするものであるが、このような信号は、例えば、次のようなロジック回路で代用(実現)することができる。
即ち、R−S形のフリップフロップ回路を設け、その正転出力端(いわゆる、Q出力端)をNPN型トランジスタを用いた極性反転回路を介して上述の抵抗R2と第1制御端dとの接続点に接続し、同フリップフロップ回路のリセット入力端にCPU1からのDC/DCコンバータオフ開始指令信号を供給できるようにオフ開始指令信号出力端を接続し、さらにCPU1からのDC/DCコンバータオン開始指令信号の出力端と「抵抗R1,コンデンサC3,第2制御端eの共通接続点」とのそれぞれを2入力形のエクスクルーシブオア回路の2つの入力端のそれぞれに接続し、エクスクルーシブオア回路の出力端を上記R−S形フリップフロップ回路のセット入力端に接続する。
【0058】
そして、DC/DCコンバータからのリセット信号(制御信号S2)がLレベルとなったときにオン開始指令信号がCPU1によってHレベルにされると、エクスクルーシブオア回路のHレベルの出力がR−S形フリップフロップ回路のセット入力端に供給され、正転出力端がHレベルになり、トランジスタによる極性反転回路を介して第1制御端dの出力がLレベルになり、DC/DCコンバータ4における昇圧動作が開始される。
一方、DC/DCコンバータを停止させるためにオフ開始指令信号がCPU1によってHレベルにされるとR−S形フリップフロップの正転出力端がHレベルからLレベルに反転され上述の反転回路を介して第1制御端dへの供給信号がHレベルこれによってDC/DCコンバータ4の昇圧動作が停止されるのである。このようにDC/DCコンジータのオン開始信号とオフ信号とリセット信号との3種の信号によってDC/DCコンバータ4の昇圧動作のオン/オフを制御することができるのである。
【0059】
【発明の効果】
【0060】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、
上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期に設定してなるため、マトリックス回路をCPU接続し、どの操作スイッチがオンされたかということを検出するに際して、操作スイッチの作動状態を、CPUの動作状態が、停止状態では行わないようにして消費電力の節約を図り、休止状態では、動作状態の場合より長い周期で検出することで、有効な節電効果が得られるカメラを提供することができる。
【0062】
さらに、請求項1の発明によれば、
温度検出手段によって複数時点で検出された温度検出データを順次に更新して得られた温度補償データに基づいて上記CPUによる制御または被制御対象の温度補償を行い、
上記CPUが停止状態または休止状態のときの継続時間、または上記温度検出手段が非作動状態のときの継続時間が所定時間以上であったときに、上記温度検出手段で得られた温度検出データを更新データとするデータ更新手段を設けるように構成したので、温度検出手段が長期稼働されたときに発生する誤差成分が無く、新鮮な温度値を得ることができ、正確な温度補償を行い得るカメラを提供することができる。
【0063】
また、請求項2の発明によれば、
一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、
上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
温度検出手段によって複数時点で検出された温度検出データを順次に更新して得られた温度補償データに基づいて上記CPUによる制御または被制御対象の温度補償を行い、
上記CPUが動作状態のときまたは上記温度検出手段が作動状態のときの継続時間を計測した動作時間と、上記CPUが非動作状態のときまたは上記温度検出手段が非作動状態のときの継続時間を計測した非動作時間とを検出する継続時間計測手段と、
この継続時間計測手段により得られた動作時間と非動作時間とを比較し、上記非動作時間が上記動作時間に対して所定の倍数を越えたときに上記温度検出手段で得られた温度検出データを更新データとするデータ更新手段を有するので、長期稼働されたときに外的な要因によって生じる誤差成分が無く、正確な温度値を得ることができ、従って正確な温度補償を行い得るカメラを提供することができる。
【0064】
また、請求項3の発明によれば、
一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
上記CPUの動作電圧を確保するための電源電池の電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、
上記DC/DCコンバータのオン/オフの動作を上記CPU側から制御する制御手段と、
上記CPUのリセットを行わせる旨の指令が発せられたときに、上記DC/DCコンバータをオンし、上記CPUに上記DC/DCコンバータの出力電圧を供給する電源制御手段と、この電源制御手段による上記CPUへの出力電圧の供給を、少なくとも上記リセットの動作が上記CPUにおいて完了する迄の間は保持する電圧保持手段を設けたので、
常時DC/DCコンバータを動作させるように構成したものに比べて消費電力を大幅に節約し得るカメラを提供することができる。
【0065】
また、本発明の請求項4によれば、一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、
上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
上記CPUの動作電圧を確保するための電源電池の電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、
上記DC/DCコンバータのオン/オフの動作を上記CPU側から制御すると共に、該CPUが停止状態または休止状態のときに、タイマー割込み処理の指令により上記DC/DCコンバータをオンに起動し、かつ、このオン状態を次回の時間割込み処理の指令が出される迄の間に該CPUの動作が確保されるに充分な電源供給が得られるように継続した後にオフ状態にする制御手段を設けるように構成されているので、累積消費電力を極力少なくし得るカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカメラのシーケンス制御装置を適用したカメラの電気回路の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1中に示すDC/DCコンバータの詳細を示す回路図である。
【図3】図1中に示す操作スイッチ群の詳細回路を示す回路図である。
【図4】本発明の実施例に係るカメラの外観を示す斜視図である。
【図5】CPUの停止時におけるスイッチ読取り制御状態を示すタイムチャートである。
【図6】CPUの休止時におけるスイッチ読取り制御状態を示すタイムチャートである。
【図7】図6の一部を時間軸方向に引き延ばして(拡大して)示すタイムチャートである。
【図8】CPUの動作時におけるスイッチ読取り制御状態を示すタイムチャートである。
【図9】図8の一部を時間軸方向に引き延ばして示すタイムチャートである。
【図10】マトリックス状に形成された操作スイッチ群の検出、チャタリング検出、温度補償等の動作のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図11】ファインダの観察像に測距枠と合焦ポイントの表示を重畳して行うタイミング動作を示すフローチャートである。
【図12】キーON割り込みのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図13】ポート休止設定のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図14】ポート停止設定のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図15】秒割込みのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図16】定期割込みのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図17】ポート動作設定のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図18】外部割込みのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図19】温度読込みのサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図20】温度読込みのサブルーチンの他の例を示すフローチャートである。
【図21】DC/DCコンバータのオン/オフ制御動作のメインルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 インターフェースIC
3 電源電池
4 DC/DCコンバータ
5 水晶発振部
6 リモコンIC
7 AEIC
8 AFIC
9 デートLED
10 ストロボ
11 外部LCD
12 操作スイッチ群
13 ファインダ表示LCD
14,22,25,27 ドライバ
15 EEPROM
16 外部装置接続部
21 定電圧制御Tr
23 ズームモータ
26 シャッタ
24 給送モータ
28 ランプ
29 位置検出回路
30 フィルム感度検出回路
31 定電圧ドライバ
32 パルスモータ
33 表示LED
50 カメラ本体
51 シャッタレリーズ釦
52 ズームレバー
53 ストロボモード設定釦
54 デートモード設定釦
55 ドライブモード設定釦
56 撮影モード設定釦
57 巻戻手動設定スイッチ
58 裏蓋開閉検出スイッチ
L コイル
Dダイオード
C1,C2,C3 コンデンサ
R1,R2 抵抗
IC 昇圧/安定化回路
Claims (4)
- 一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、
上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
温度検出手段によって複数時点で検出された温度検出データを順次に更新して得られた温度補償データに基づいて上記CPUによる制御または被制御対象の温度補償を行い、
上記CPUが停止状態または休止状態のときの継続時間、または上記温度検出手段が非作動状態のときの継続時間が所定時間以上であったときに、上記温度検出手段で得られた温度検出データを更新データとするデータ更新手段を有すること
を特徴とするカメラ。 - 一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、
上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
温度検出手段によって複数時点で検出された温度検出データを順次に更新して得られた温度補償データに基づいて上記CPUによる制御または被制御対象の温度補償を行い、
上記CPUが動作状態のときまたは上記温度検出手段が作動状態のときの継続時間を計測した動作時間と、上記CPUが非動作状態のときまたは上記温度検出手段が非作動状態のときの継続時間を計測した非動作時間とを検出する継続時間計測手段と、
この継続時間計測手段により得られた動作時間と非動作時間とを比較し、上記非動作時間が上記動作時間に対して所定の倍数を越えたときに上記温度検出手段で得られた温度検出データを更新データとするデータ更新手段を有すること
を特徴とするカメラ。 - 一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
上記CPUの動作電圧を確保するための電源電池の電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、
上記DC/DCコンバータのオン/オフの動作を上記CPU側から制御する制御手段と、
上記CPUのリセットを行わせる旨の指令が発せられたときに、上記DC/DCコンバータをオンし、上記CPUに上記DC/DCコンバータの出力電圧を供給する電源制御手段と、この電源制御手段による上記CPUへの出力電圧の供給を、少なくとも上記リセットの動作が上記CPUにおいて完了する迄の間は保持する電圧保持手段と、
を具備することを特徴とするカメラ。 - 一連のカメラ動作がCPUによる制御に基づいて行われ、かつ、上記CPUが停止/休止/動作の3つの動作状態を取り、休止状態または停止状態から動作状態に起動されると共に、マトリックススイッチとして形成された複数の操作スイッチのオン/オフ作動状態の検出が該上記CPUによって行われるカメラにおいて、
上記マトリックススイッチのオン/オフ作動状態の検出を、
上記CPUの動作状態が停止状態では行わず、
上記CPUの動作状態が休止状態では、第1の周期で行い、
上記CPUの動作状態が動作状態では、第2の周期で行い、
上記第1の周期は、上記第2の周期よりも長い周期であり、
上記CPUの動作電圧を確保するための電源電池の電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、
上記DC/DCコンバータのオン/オフの動作を上記CPU側から制御すると共に、該CPUが停止状態または休止状態のときに、タイマー割込み処理の指令により上記DC/DCコンバータをオンに起動し、かつ、このオン状態を次回の時間割込み処理の指令が出される迄の間に該CPUの動作が確保されるに充分な電源供給が得られるように継続した後にオフ状態にする制御手段を具備すること
を特徴とするカメラ。
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