JP2005151626A - カメラの充電システム及びカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 充電機器を大型化せずに、煩わしい操作無しで充電動作とカメラ動作の切り替えが行え、且つ二次電池の長寿命化にも効果のある充電システムを提供すること。
【解決手段】 カメラ操作もしくは通信が終了してから第一の所定時間経過後に、通常消費モードから省電力モードへ切り替わり、第二の所定時間経過後に充電動作に移行する。更に、充電中にカメラ操作もしくはカメラの姿勢の変化を検知したら充電動作を中止するとともに、省電力モードから通常動作モードに復帰する。
【選択図】 図1
【解決手段】 カメラ操作もしくは通信が終了してから第一の所定時間経過後に、通常消費モードから省電力モードへ切り替わり、第二の所定時間経過後に充電動作に移行する。更に、充電中にカメラ操作もしくはカメラの姿勢の変化を検知したら充電動作を中止するとともに、省電力モードから通常動作モードに復帰する。
【選択図】 図1
Description
本発明はカメラの充電システム及びカメラに関するものである。
本発明の背景について説明する。近年電力消費の多いデジタルスチルカメラの電源として、繰り返し充放電可能な二次電池の使用が増えてきている。二次電池は予め専用の充電器により充電したものをカメラに装着して、繰り返し使用できるため経済的である。一般的には、二次電池を一旦カメラから取り外しAC電源に繋がれた充電器に取り付け直して充電を行うが、二次電池をカメラに装着したままの状態でも充電が行える本体内充電機能を備えたカメラも商品化されてきている。このようなカメラでは、カメラ本体内に充電用の昇圧回路を搭載し、カメラに二次電池を装着した状態で、カメラの外部電源端子にAC電源アダプターやカーバッテリーアダプターを接続して充電する方法が用いられている。また、カメラ本体とアクセサリーとの間で充電を行うシステム(特許文献1参照)も提案されている。充電の形態としては、装着された電池に充電を行いながら、同時にカメラの動作回路に給電を行う充電・給電並行方式と、カメラの動作が終了しているときに充電を行う充電・給電独立方式に分類される。また、カメラの使用・非使用状態を判断し、自動的にカメラの電源をオン・オフさせる機能を持っているカメラ(特許文献2参照)の開示もされている。
特開平11−352581号公報
特開2000−209485号公報
しかしながら、充電・給電並行方式では、充電に要する電力とカメラ動作に要する電力の両方を同時に対応させなければならないため、電力供給元になるAC電源アダプターやカーバッテリーアダプターの回路が過大になり、大型化しコストアップになってしまう。
また、充電・給電独立方式では小型化ができるものの、いちいち人手を介して充電設定に切り替えなければならず煩わしいという欠点がある。更に、一旦充電状態にしてしまうと咄嗟に撮影を行おうとして充電を中断しカメラを動作状態に切り替えても、カメラの起動に時間を要するためなかなか撮影体制に入れない。加えて、AC電源アダプターを繋いだままカメラの電源を切り忘れてしまった場合、カメラが動作状態のまま長時間放置されることになるため、無駄なエネルギーを消費することになるばかりでなく、製品寿命も短くなってしてしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、充電機器を大型化せずに、煩わしい操作無しで充電動作とカメラ動作の切り替えが行え、経済的、且つ二次電池の長寿命化にも効果のある充電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するたの第一の発明に係わるカメラの充電システムは、カメラ本体に対し電池が収納されているか否かを判定する電池在否検出手段と、電池の容量を検出する電池容量検出手段と、前記電池以外の電源を接続するための外部電源接続部と、前記外部電源が接続されているか否かを検出する外部電源検出手段と、電池による電池駆動と外部電源による外部電源駆動との何れかを設定する電源切り替え手段と、前記カメラ本体に収納された電池に充電を行う電源充電手段と、回路への給電と電池への充電とを切り替える充電・給電切り替え手段と、操作部材・検出スイッチ・アクセサリーの何れかからの通信信号を検出する通信信号検出手段を備え、前記カメラ本体内に収納された電池に自動にて充電を行う充電の設定が可能なカメラにおいて、前記通信信号検出手段が所定の信号の検出を終了してから第一の所定時間経過後に所定の消費電力で動作する通常消費モードから省電力動作モードへ切り替わるとともに、前記外部電源検出手段により外部電源の接続が検出され、電池在否検出手段により電池が装着され、電池残量検出手段により電池残量が所定値以下と判断された場合、前記所定通信信号の検出を終了してから前記第一の所定時間と同等もしくはそれより長い第二の所定時間経過後に前記電池に充電を開始する充電設定モードを備えたことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するたの第二の発明に係わるカメラの充電システムは、手動または自動にて充電を行う設定が可能なシステムであって、前記省電力動作モードは、回路システムへの給電の制限または動作周波数の低減により通常動作モードより少ない消費電力で動作する第一の省電力モードと第一の省電力モードより更に少ない消費電力で動作する第二の省電力モードを含み、手動にて充電設定が為された場合は第二の省電力モードが設定され、手動にて充電設定が為されなかった場合は第一の省電力モードが設定されることを特徴とする。
更に、上記目的を達成するための第三の発明に係わるカメラの充電システムは、手動にて充電設定が為されなかった場合は充電中に通信信号検出手段が操作部材・検出スイッチ・アクセサリーの何れかからの所定通信信号を検出したら充電動作を中断するとともに通常動作モードに復帰し、手動にて充電設定が為されている場合は充電中に通信信号検出手段の通信信号の検出如何に関わらず、手動による充電中止が為されるまで、または充電完了状態に至るまで充電動作を継続することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するための第四の発明に係わるカメラの充電システムは、前記所定通信信号は、カメラの操作部材、もしくは、姿勢検出装置からの通信信号であることを特徴とする。
更に、上記目的を達成するための第五の発明に係わるカメラは、カメラ本体に電力を供給する選択的に切り替え可能な電池電源供給部及び外部電源供給部を有し、前記外部電源供給部から前記電池電源供給部に充電可能なカメラであって、カメラの撮影動作終了から第一の所定時間経過後に、カメラの撮影動作時よりも電力の消費量が少ない第一の省電力モードが選択されるとともに、カメラの撮影動作終了から前記第一の所定時間と同等又は前記第一の所定時間以上の第二の所定時間経過後に前記充電が開始されるように制御されることを特徴とする。
本発明によれば、カメラは電池の残量の状態、外部電源の接続状態を検知して、所定時間カメラが放置されたと判断した場合、自動的にカメラ本体内の二次電池に充電を開始する。従って、いちいち人手を介して充電設定に切り替えたり、電源の切り忘れに注意したりする必要がない。更に、自動設定による充電中に、咄嗟に撮影体制に入ろうとして、操作部材を操作したりカメラを動かしたりした場合、カメラは第一の省電力モードの動作状態になっているので、カメラの起動に時間を要することなく撮影体制に入ることができる。更に、手動自動の充電設定にかかわらず電池の残り容量を充電動作前には必ずチェックしているので、二次電池の寿命が短くなってしてしまうことがない。
図1乃至図8は、本発明の実施形を説明する図である。図1は、本発明におけるデジタルスチルカメラの回路構成を示すブロック図を示す。同図において、101はカメラ本体内の回路全体を示す。102は家庭用商用電源、即ちAC電源、103はAC電源を直流DCへと変換するAC電源アダプターである。カメラ本体を小型化するため、AC電源アダプターは、カメラ本体とは分離されている。104はカメラ本体に装着して使用するストロボ装置である。105はカメラを縦位置で構え易くするための補助グリップであり、カメラに装着して使用される。106はカメラ全体を制御するための制御回路であり、カメラ全体を管理するCPUと、そのインターフェース回路、各回路にクロック信号を供給するタイミング回路や通信信号検出手段などが含まれる。107は電源であるところの電池であり、カメラ本体に対し着脱可能である。108は外部電源接続部であり、後述のAC電源アダプターやカーバッテリーアダプターなどの外部電源が接続される。109は電池在否検出手段であり、電池107が装着されているか否かを検出すると同時に装着された電池が一次電池か二次電池かを判断する。110は外部電源検出手段であり、AC電源が装着されているか否かを検出する。111は電源回路である。112は定電圧回路であり、常に安定した電圧を作り出す。113は電源切り替え手段であり、電池と外部電源の何れかを選択し切り替える。114は電池残量検出手段であり、電池107の電圧を検出し残りの電池容量を検出する。115は充電手段であり、外部電源から供給される電力を電池107に充電する。定電圧回路112、電源切り替え手段113、電池残量検出手段114、充電手段115は電源回路111の主要部分を構成する。116は液晶モニターからなる表示装置である。表示装置116には後述の画像信号処理回路により処理された画像信号に基づき撮影画像が表示される他、シャッター速度、絞り値などのカメラの撮影情報が表示される。117はレリーズ部材であり、第一ストロークで測光と焦点調節、第二ストロークでシャッターレリーズのスイッチが入る。118は入力操作部材であり、シャッター速度、撮影レンズの絞り値、その他の制御値などを入力し、カメラの各種設定を行うための操作部材類である。119はアクセサリー接続端子であり、該接続端子を介してストロボ装置104や補助グリップ105内の回路と通信を行う。127は姿勢検出装置である。姿勢検出装置127はカメラがどのような姿勢におかれているかを検出し、測光や自動焦点検出のアルゴリズムを切り替えたり、カメラが急に動かされたことを検出したりする。120は撮影レンズである。121はシャッターおよび絞り装置である。122は撮像素子でありCCDあるいはCMOSセンサー素子で構成される。123は画像信号処理回路である。124は内部メモリであり、撮影画像や撮影データなどが一時的に記録される。125はカードI/F(インターフェース)回路である。126は外部記録媒体のメモリカードであり、撮影画像や撮影データなどが記録される。メモリカード126はカメラ本体に対して着脱可能である。
次に、同ブロック図における画像記録について説明する。レリーズ部材117の操作により撮像動作を開始すると、被写体からの撮影光束は撮影レンズ120を通ってシャッターおよび絞り装置121によって適正光量に制御されて撮像素子122に入射して光電変換され、画像信号処理回路123によりγ補正などの処理が施されて画像データとされる。画像信号はA/D変換されてデジタル信号に変換された後、内部メモリ124に記憶される。内部メモリ124記憶された画像データはカードI/F(インターフェース)125を介して転送され、メモリカード126に記録される。
次に、図2を用いてカメラのシステム接続について説明する。201はカメラ本体である。202はカメラ本体に装着された撮影レンズであり、カメラ本体201に対して着脱可能である。203はストロボ装置であり、カメラ本体201に対して着脱可能である。204は補助グリップであり、カメラ本体201に対して着脱可能である。205は交流の商用電源を直流に変換するAC電源アダプターであり、カメラ本体に接続可能である。206はグリップ部であり、内部は電池収納部(破線指示)になっている。207はメモリカードでありカメラに装着して使用する。207aはカード収納部(破線指示)である。
次に図3を用いて電源回路の構成について説明する。同図において301は繰り返し充放電可能な二次電池である。図1の107に相当する。302はDC/DCコンバータであり、カメラの回路全体に電源を供給する給電用定電圧回路である。(以降DC/DCコンバータAと称す)302aは電池残量検出手段であり、DC/DCコンバータ302の回路内に設けられた負荷回路である。電池残量検出手段302aで電圧をチェックすることで電池の残り容量を検出する。303は電源切り替え手段であり、カメラの駆動電源を電池または外部電源の何れかに切り替えるスイッチング機能を有する。304は外部電源接続端子であり、AC電源アダプターやカーバッテリーアダプターなどの外部電源が接続される。図1の108に相当する。305は充電用昇圧回路であり、外部電源端子304に接続されたAC電源アダプターなどの外部電源を充電に必要な電圧に昇圧する昇圧回路である。(以降DC/DCコンバータBと称す)306は充電・給電切り替え手段であり、外部電源からの電力を回路の給電または電池の充電の何れかに切り替える。307は電池在否検出手段であり、電池がカメラに装着されたか否かを検出する。図1の109に相当する。308は外部電源検出手段であり、外部電源端子にAC電源アダプターやカーバッテリーアダプターなどの外部電源が装着されているか否かを検出する。図1の110に相当する。
次に、同図を用いて電源回路の動作について説明する。まず、電源回路に電池301が接続されている場合、電池在否検出手段307のスイッチがオンする。これにより制御回路は給電指令を発令し、電源切り替え手段303のスイッチを図中A側に接続し、電池301からDC/DCコンバータA(302)に電源供給路を形成する。更にDC/DCコンバータA(302)で所望の電圧に昇圧されて回路全体に電源供給が行われる。このとき充電・給電切り替え手段306はオフ状態となり、電池301とDC/DCコンバータB(305)との接続は遮断される。
次にAC電源アダプターが接続された場合について説明する。外部電源端子304にAC電源アダプターが接続されると外部電源検出手段308がオンする。これにより制御回路は給電指令を発令し、電源切り替え手段303のスイッチを図中B側に接続し、外部電源端子304からDC/DCコンバータA(302)に電源供給路を形成する。更にDC/DCコンバータA(302)で所望の電圧に昇圧されて回路全体に電源供給が行われる。このとき充電・給電切り替え手段306はオフ状態となり、電池301とDC/DCコンバータB(305)との接続は遮断される。
次に電池とAC電源アダプターの両方が接続された場合について説明する。電池在否検出手段307のスイッチと外部電源検出手段308のスイッチの両方がオンする。このとき制御回路106から給電指令が出ていれば、電源切り替え手段303のスイッチは図中B側に接続され、外部電源端子304からDC/DCコンバータA(302)に電源供給路を形成する。更にDC/DCコンバータA(302)で所望の電圧に昇圧されて回路全体に電源供給が行われる。一方、制御回路106から充電指令が出ていれば、充電・給電切り替え手段306はオン状態に切り替わり、DC/DCコンバータB(303)が起動し外部電源端子304と電池301との間に充電回路が形成される。DC/DCコンバータB(303)はAC電源アダプターの電圧を所望の電圧に昇圧し電池301を充電する。このとき電源切り替え手段303のスイッチはB側に接続された状態を維持し、回路で必要とする最低限の電力を供給する。電池301が十分に充電され所定電圧以上になるとDC/DCコンバータB(303)内の電流検出部が所定電流値以下になったことを判定し表示装置116(図1に示す)に充電完了表示を行う。
次に、図4を用いて自動設定による充電フローについて説明する。まず、ステップ<S101>でカメラの電源がONされると、ステップ<S102>へと進み、カメラの設定は初期化され、ステップ<S103>へと進む。ステップ<S103>で装着電源検出の一連の処理が行われステップ<S104>へと進む。ステップ<S104>で撮影動作制御の設定が行われステップ<S105>へと進む。ステップ<S105>ではタイマーの設定が行われ、タイマーのカウントが開始される。次にステップ<S106>で第一の所定時間が経過したか否かを検出するが、最初はNOとなってステップ<S107>へと進む。ステップ<S107>でカメラの操作部材が操作された否かをチェックし、何も操作されていなければNOとしてステップS108へと進み、何れかの操作部材が操作されていればYESとしてステップS109へと進む。ステップ<S108>では所定の信号通信が行われたか否かをチェックし、NOであればステップ<S106>へと戻り、YESであればステップ<S109>へと進み、同ステップでタイマーを更新してステップ<S106>へと戻る。ステップ<S106>で再度第一の所定時間が経過したか否かを検出するが、NOとなればステップ<S107>からステップ<S109>を繰り返す。ステップ<S106>でYESとなればステップ<S110>へと進む。ステップ<S110>では第一の省エネモードが設定される。該ステップでは回路への給電に制限をかけたり、マイコンの駆動周波数を低く設定したりすることで回路の消費電力を低減する。以降第一の省エネモードが解除されるまで継続される。次にステップ<S111>へと進む。ステップ<S111>では充電準備動作の設定や処理が行われステップ<S112>へと進む。ステップ<S112>では第二の所定時間が経過したか否かをチェックするが、NOであればステップ<S112>を繰り返し、YESであればステップ<S113>へと進む。ステップ<S113>では充電制御が行われ、以降充電制御が中止されるまで充電制御は維持される。次にステップ<S114>で充電される電池の容量がチェックされる。該ステップではDC/DCコンバータB(303)内の電流検出部で検出される電流値が所定電流値以上であれば、電池容量がまだ不十分である(NO)としてステップ<S113>に戻り、所定電流値以下であれば電池容量が十分である(YES)としてステップ<S115>に進み、充電制御を中止する。次にステップ<S116>で割り込みが発生すると、ステップ<S117>へと進む。ステップ<S117>では充電制御が中止され、ステップ<S118>へと進む。ステップ<S118>で第一の省エネモードが解除されステップ<S103>の直前へ割り込み、ステップ<S103>以降を繰り返す。
次に、図5を用いて図4のステップ<S103>に示す装着電源検出フローの詳細について説明する。まず、ステップS201で装着電源検出フローを開始するとステップ<S202>へ進む。ステップ<S202>では、AC電源アダプターなどの外部電源がカメラに装着されているか否かの判別を行う。外部電源が接続されていれば、YESとしてステップ<S203>へ進む。外部電源が接続されていなければ、NOとしてステップ<S209>へと進む。ステップ<S203>では外部電源の接続状態判別として外部電源フラグを“1”に設定し、ステップ<S204>へ進む。ステップ<S204>では外部電源設定が行われ、電源回路は電源切り替え手段303(図3)により外部電源への接続される。更に、ステップ<S205>へと進み、電池の在否確認が行われる。同ステップにおいてカメラに電池が装着されていれば、YESとしてステップ<S206>へと進み、電池が装着されていなければ、NOとしてステップ<S207>へと進む。ステップ<S206>では充電可能であることの判定として、充電許可フラグを“1”に設定しステップ<S208>へと進む。ステップ<S207>では充電不可能であることの判定として、充電許可フラグを“0”に設定しステップ<S208>へと進み、ステップ<S208>で復帰する。また、ステップ<S209>では外部電源装着判別によりカメラに外部電源が接続されていなければ、NOとしてステップ<S210>へと進む。ステップ<S210>では電池電源設定が行われ、電源回路は電源切り替え手段303(図3)により電池電源へ接続される。更にステップ<S211>へと進み電池電圧チェックが行われ、電池電圧が所定値以上であれば電源容量として十分であるので、YESとしてステップ<S212>へと進み復帰する。また、電池電圧所定値以下であれば、電源容量が以降のカメラ動作に不十分であるので、NOとしてステップ<S213>へと進む。ステップ<S213>ではカメラの電源を自動的にオフさせるための処理が行われ、ステップ<S214>へと進む。ステップ<S214>ではカメラの一切の動作を終了する。
次に、図6を用いて図4のステップ<S111>に示す充電準備動作フローの詳細について説明する。まず、ステップ<S301>で充電準備フローを開始するとステップ<S302>へ進む。ステップ<S302>では、特定の操作スイッチ、例えばレリーズスイッチや、姿勢検出スイッチからの通信信号を割り込み信号として設定する。次にステップ<S303>に進み、充電許可フラグが“1”または“0”の何れに設定されているかをチェックする。(図4のステップ<S103>装着電源検出フローにて設定済み)充電許可フラグが“0”ならば充電条件に不適合であるので、ステップ<S306>へと進み、充電禁止設定がなされる。充電許可フラグが“1”ならば充電条件に適合しているので、ステップ<S304>へ進む。ステップ<S304>では、電池残量検出手段302a(図3)で電池の残り容量を検出する。検出結果に基づき電池電圧が所定値以下ならば、充電要(YES)としてステップ<S305>へ進み復帰する。所定値以上ならば、充電不要(NO)としてステップ<S306>へと進み、充電禁止設定がなされ、その後の充電動作が禁止される。
次に図7のチャートを用いて充電のシーケンスについて説明する。同図において横軸は時間経過を表している。縦にはそれぞれカメラの機能別の状態を表している。この表を基に時間経過を追って説明する。まず時刻Taで手動操作により電源スイッチがオンされると電源状態はパワーオン状態になり、操作信号はカメラ操作が継続している間は連続的に通信が行われ、タイマーは常に更新され続けられる。カメラの消費モードは通常消費モードで制御される。カメラの動作は撮影制御になる。次に時刻Tbでカメラ操作が無くなり、操作信号の通信が途絶えると、タイマーはカウントを開始する。消費モードは通常消費モード、カメラ動作は撮影制御のままである。次に時刻Tcでタイマーカウントにより第一の所定時間が経過すると、電源状態はパワーオフに、消費モードは第一の省電力モードに変わる。第一の省電力モードは、所謂スリープ状態のことであり、所定の回路への給電を制限したり、マイコンの駆動周波数を低減させたりすることで、消費電力を低減させるモードであるが、所定の信号を検知したときはいつでも起動できるモードである。このときカメラ動作は撮影制御を中断し充電準備動作に移る。次に、時刻Tdでタイマーカウントにより第二の所定時間が経過するとカメラ動作は充電制御を開始する。次に時刻Teにてカメラの所定の操作部材が操作されることにより通信が開始されたり、カメラが動かされることによりカメラの姿勢変化を検知したりすることで通信検知がなされると、電源状態はパワーオンに変わる。更に消費モードは通常消費モードに、カメラ動作は撮影制御にそれぞれ移行する。次に、時刻Tfで手動操作によりカメラの電源スイッチがオフされると、これ以上カメラを継続使用する意思が無いと判断し、電源はパーオフになり、カメラ動作は充電準備動作を行う。充電準備動作終了後、消費モードは第二の省電力モードになり、続けてカメラ動作は充電制御に移行する。第二の省電力モードは第一の省電力モードよりも消費電力が少なく、時計回路と一部のスイッチ検出回路が微少の電力により働いているモードであり、他の回路への給電は行われない。また、本実施例では第二の所定時間を第一の所定時間よりも長く設定したが、充電準備動作を第一の所定時間内に終了するよう設定し、第一の所定時間経過で省電力モードと充電制御の両方同時に切り替わるようにしてもよい。
次に、図8を用いて手動操作による充電フローについて説明する。本発明の実施例では電源スイッチのオフ操作が充電の手動設定動作と兼用している。カメラが動作中にあるとき、ステップ<S401>で手入力操作により電源スイッチがオフされると、ステップ<S402>へと進む。ステップ<S402>では充電許可フラグが“1”または“0”の何れに設定されているかをチェックする。(図4のステップ<S103>装着電源検出フローにて設定済み)充電許可フラグが“0”ならば充電条件に不適合であるので、ステップ<S406>へと進み、充電禁止設定がなされた後、ステップ<S407>に進み、カメラは第二の省電力モードで制御される。ステップ<S402>で、充電許可フラグが“1”ならば充電条件に適合しているので、ステップ<S403>へ進む。ステップ<S403>では、電池残量検出手段302a(図3)で電池の残り容量を検出する。検出結果に基づき電池電圧が所定値以下ならば、充電要(YES)としてステップ<S404>へ進み、所定値以上ならば、充電不要(NO)としてステップ<S406>へと進む。ステップ<S404>では第二の省電力モード設定がなされ、ステップ<S405>へと進み、充電制御が行われる。
Claims (5)
- カメラ本体に対し電池が収納されているか否かを判定する電池在否検出手段と、電池の容量を検出する電池容量検出手段と、前記電池以外の電源を接続するための外部電源接続部と、前記外部電源が接続されているか否かを検出する外部電源検出手段と、電池による電池駆動と外部電源による外部電源駆動との何れかを設定する電源切り替え手段と、前記カメラ本体に収納された電池に充電を行う電源充電手段と、回路への給電と電池への充電とを切り替える充電・給電切り替え手段と、操作部材・検出スイッチ・アクセサリーの何れかからの通信信号を検出する通信信号検出手段を備え、前記カメラ本体内に収納された電池に自動にて充電を行う充電の設定が可能なカメラにおいて、前記通信信号検出手段が所定の信号の検出を終了してから第一の所定時間経過後に所定の消費電力で動作する通常消費モードから省電力動作モードへ切り替わるとともに、前記外部電源検出手段により外部電源の接続が検出され、電池在否検出手段により電池が装着され、電池残量検出手段により電池残量が所定値以下と判断された場合、前記所定通信信号の検出を終了してから前記第一の所定時間と同等もしくはそれより長い第二の所定時間経過後に前記電池に充電を開始する充電設定モードを備えたことを特徴とするカメラの充電システム。
- 手動または自動にて充電を行う設定が可能なシステムであって、前記省電力動作モードは、回路システムへの給電の制限または動作周波数の低減により通常動作モードより少ない消費電力で動作する第一の省電力モードと第一の省電力モードより更に少ない消費電力で動作する第二の省電力モードを含み、手動にて充電設定が為された場合は第二の省電力モードが設定され、手動にて充電設定が為されなかった場合は第一の省電力モードが設定されることを特徴とする請求項1記載のカメラの充電システム。
- 手動にて充電設定が為されなかった場合は充電中に通信信号検出手段が操作部材・検出スイッチ・アクセサリーの何れかからの所定通信信号を検出したら充電動作を中断するとともに通常動作モードに復帰し、手動にて充電設定が為されている場合は充電中に通信信号検出手段の通信信号の検出如何に関わらず、手動による充電中止が為されるまで、または充電完了状態に至るまで充電動作を継続することを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラの充電システム。
- 前記所定通信信号は、カメラの操作部材、もしくは、姿勢検出装置からの通信信号であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカメラの充電システム。
- カメラ本体に電力を供給する選択的に切り替え可能な電池電源供給部及び外部電源供給部を有し、前記外部電源供給部から前記電池電源供給部に充電可能なカメラであって、カメラの撮影動作終了から第一の所定時間経過後に、カメラの撮影動作時よりも電力の消費量が少ない第一の省電力モードが選択されるとともに、カメラの撮影動作終了から前記第一の所定時間と同等又は前記第一の所定時間以上の第二の所定時間経過後に前記充電が開始されるように制御されることを特徴とするカメラ。
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