JP4505833B2 - 建設機械のキャブ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ショベル等の建設機械に係わり、より詳しくはその旋回台に設置されるキャブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば油圧ショベルのユーザの中にはショベル作業上の必要性から、標準の油圧ショベルに比べて、そのキャブ高の高い油圧ショベルを要求することがある。
このような要求に応えるため、標準の油圧ショベルに箱状の延長ベースを付加し、この延長ベースを旋回台とキャブとの間に介在させてキャブの底上げを行い、そのキャブ高を高くすることが考えられる。
【0003】
しかしながら、このようなキャブ高の高い油圧ショベルは、輸送トラックを使用した陸送時、その油圧ショベルの陸送高さが法規の許容高さを超え、その陸送が不能となることが多い。
それゆえ、このような場合には標準の油圧ショベルと延長ベースとを別々に陸送し、ユーザ側の現地にて、標準の油圧ショベルに延長ベースを組み込むことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、延長ベースの組み込みを行うには油圧ショベルの旋回台からキャブを取り外す必要があるが、このためには、キャブ内から延びる油圧配管や電気信号の信号ケーブルなどの接続経路を取り外すのは勿論のこと、旋回台とキャブとの間の連結を解除しなければならない。
【0005】
しかしながら、この種の建設機械のキャブはその床板が旋回台側の防振マウントに直接に連結され、そして、床板上にキャブシェルが立設されて運転操作室を区画する構造となっているため、防振マウントへのアクセスがキャブシェルにより阻止された状態にある。
それゆえ、床板と防振マウントとの間の連結を解除するには、床板上からキャブシェルを分解して防振マウントへのアクセスを可能としなければならないので、旋回台からのキャブの取り外しに多大な時間と手間がかかり容易ではない。
【0006】
一方、旋回台とキャブとの間に延長ベースが介在されて、そのキャブ高が高くなると、旋回台側の防振マウントとキャブとの間の距離が延長ベースの高さ分で長くなり、防振マウントによるキャブの防振効果が低下することにもなる。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは旋回台からのキャブの分離を容易に行え、しかも、キャブと旋回台との間に延長ベースが介在されても、キャブの防振効果を低下させることのない建設機械のキャブ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する建設機械のキャブ装置(請求項1)は、床板を有し、内部が運転操作室として形成されたキャブ本体と、このキャブ本体の下側に設けられキャブスカートと、キャブスカート内に装着された複数の防振マウントであって、キャブスカートの上面から突出した上端にてキャブ本体の床板に連結されることで、キャブ本体を弾性的に支持する複数の防振マウントと、キャブスカートの内周壁に一体に形成され、防振マウントの下側で且つ内周壁に沿って延びる連結フランジとを備え、そして、キャブスカート内の連結フランジ旋回台上に設けられた複数の支持台に取り外し可能に連結されている。
【0008】
上述のキャブ装置によれば、キャブ本体と防振マウントとの間の連結を解除することなく、旋回台の支持台とキャブスカートの連結フランジとの間の連結を解除し、旋回台からキャブ本体がキャブスカートとともに取り外される。
ここで、キャブスカートは、防振マウントを装着可能な高さ寸法を有していればよく、キャブスカートの高さ分、キャブ本体の地上高が高くなるとしても、建設機械の陸送高さはその許容高さ内に収まっている。
【0009】
そして、キャブ本体の床板およびキャブスカートの一方には、運転操作室内の操作機器と旋回台側の制御機器との間を接続する接続経路を、キャブ側経路部分と旋回台側経路部分とに分離可能に接続する分離ジョイントが取り付けれている(請求項2)。この場合、旋回台からキャブ本体がキャブスカートとともに取り外されるに先立ち、接続経路は分離ジョイントにて分離され、接続経路がキャブ本体の取り外しを阻害することはない。
【0010】
上述のキャブ装置は、キャブスカートと旋回台との間に介在されることで、キャブ高を高くする延長ベースであって、連結フランジ及び支持台の双方に取り外し可能に連結されている延長ベースと、この延長ベース内に取り付けられ、一端側に旋回台側経路部分を分離可能に接続し、他端側に中継経路および分離ジョイントを介してキャブ側経路部分を分離可能に接続する中継ジョイントとをさらに備えることができる(請求項3)。
【0011】
この場合、延長ベースが介在されても、キャブ本体側と旋回台側との間を接続する接続経路は、既存のキャブ側および旋回台側の経路部分をそのまま使用し、分離ジョイントと中継ジョイントとの間が中継経路を介して接続されるだけで容易に再構築される。
また、キャブ本体はキャブスカート側の防振マウントに連結されたままであるから、延長ベースの介在に拘わらず、防振マウントはキャブ本体の防振効果を同様に発揮する。
【0012】
さらに、キャブスカートと旋回台側との間に延長ベースを介在させる場合、キャブスカートと延長ベースとの間、そして、延長ベースと旋回台との間の連結構造は旋回台に対するキャブスカートの連結構造と同一であるのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は建設機械としての油圧ショベルの一部を示す。
油圧ショベルはクローラ型の走行体2を備え、走行体2の上部に旋回台4が取り付けられている。旋回台4の前部にはその中央にショベル作業のためのフロントアタッチメント(図示しない)が装備され、このフロントアタッチメントはブーム、アームおよびバケットと、これらを回動操作する油圧シリンダ等から構成されている。
【0014】
一方、旋回台4の後部にはエンジンルーム6およびカウンタウエイト8が配置されており、エンジンルーム6内のエンジン(図示しない)は油圧ポンプを駆動する。油圧ポンプはその駆動により、前述の走行体2の走行モータ、旋回台4の旋回モータ、そして、フロントアタッチメントの各油圧シリンダ等の油圧アクチュエータを含む油圧回路(図示しない)に作動油を供給する。
【0015】
そして、旋回台4はその前部に載置フレーム4aを一体的に備えている。この載置フレーム4aはフロントアタッチメントの側方に位置し、その上にキャブ装置10が設置されている。
この実施形態の場合、キャブ装置10はキャブ本体12と、このキャブ本体12の下側に一体的に設けられたキャブスカート14とからなる。
【0016】
キャブ本体12はその下部に床板16を有し、この床板16上にキャブシェル18が立設されている。より詳しくは、キャブシェル18はフロントウインドウを有したフロントパネル、ドアを有した左右のサイドパネル、リアパネルおよびトップパネルからなり、その内部が運転操作室として形成されている。
運転操作室には運転座席(図示しない)に加え、運転操作レバー、ペダル等により操作される操作機器としての操作バルブ(図示しない)が配置されている。これら操作バルブはそのグループ毎に、旋回台4側の対応する制御機器、つまり、コントロールバルブ20に接続経路としての油圧管路22を介して接続されている。図1に示すようにコントロールバルブ20は、旋回台4上の制御機器ルーム24に収容されており、制御機器ルーム24はキャブ装置10とエンジンルーム6との間に設置されている。ここで、油圧管路22およびコントロールバルブ20は前述した油圧回路の一部を構成する。なお、図1はコントロールバルブ20および油圧管路22を透視した状態で示してある。
【0017】
各グループ毎の油圧管路22にはその途中に分離ジョイント26がそれぞれ介挿されており、これら分離ジョイント26はたとえばキャブ本体12の床板16の下面に取り付けられている。分離ジョイント26はグループ毎の油圧管路22を操作バルブに連なるキャブ側管路部分22aとコントロールバルブ20に連なる旋回台側管路部分22bとに分割し、そして、これら管路部分22a,22bを分離可能に接続している。
【0018】
また、運転操作室には、操作機器としてのスイッチや摘み類等を備えた複数の操作盤もまた配置されており、これら操作盤から延びる接続経路、すなわち、多数の信号ケーブル28もまた旋回台4側の制御機器(図示しない)にそれぞれ接続されている。このような信号ケーブル28はワイヤハーネスとしてグループ毎に纏められ、そして、途中にコネクタ、つまり、分離ジョイント30がそれぞれ介挿されている。これら分離ジョイント30もまた、グループ毎の信号ケーブル28をキャブ側ケーブル部分28aと旋回台側ケーブル部分28bに分割し、そして、これらケーブル部分28a,28bを分離可能に接続している。
【0019】
なお、図1は油圧管路22の2つのグループと、1本の信号ケーブル28のみを示すに留め、図の簡略化を図っている。
さらに、上述した油圧管路22や信号ケーブル28のみならず、キャブ本体12内に暖房器や冷房器の空調器が設置されている場合にあっては、この空調器から旋回台4側に延びるエアホースもまた、分離ジョイントを介してキャブ側ホース部分および旋回台側ホース部分に分離可能に接続されている。なお、図1中、空調器、エアホースおよびその分離ジョイントは省略されている。
【0020】
図2に示すようにキャブスカート14は矩形の箱状をなし、その下面は開口している。キャブスカート14にはたとえば左右に3個ずつの防振マウント32が装着され、これら防振マウント32はその上端がキャブスカート14の上面から突出し、キャブ本体12の床板16に一体的に連結されている。各防振マウント32はそのケーシング内にシリコーンオイル等の液体と、防振ゴムとを内蔵したもので、キャブスカート14側からキャブ本体12に伝達されようとする振動を低減する。
【0021】
また、キャブスカート14の内周壁からはたとえば連結フランジ34が一体的に突出しており、この連結フランジ34は防振マウント32の下側をキャブスカート14の内周壁に沿って延びている。
一方、旋回台4の載置フレーム4aにはその上面に左右3つずつの支持台36が一体的に突設され、これら支持台36に対しキャブスカート14の連結フランジ34が締結具38および弾性ゴムからなるマット40を介して分離可能に連結されている。なお、締結具38は連結ボルトとナットから構成することができる。
【0022】
より詳しくは、各支持台36は箱状をなし、載置フレーム4aの前後方向に開口し、そして、その上壁にボルト挿通孔が形成され、一方、連結フランジ34にも各支持台36のボルト挿通孔に対応してボルト挿通孔がそれぞれ形成されている。そして、各マット40もまたボルト挿通孔を有している。したがって、各締結具38は、連結フランジ34および支持台36のボルト挿通孔にマット40を介して連結ボルトを挿通した後、この連結ボルトにナットを螺合して、これら連結ボルトのヘッドとナットとの間にて連結フランジ34および支持台36を互いに締め付けることで、載置フレーム4aに対してキャブスカート14を分離可能に締結している。
【0023】
なお、キャブスカート14は補強部材(図示しない)により補強され、そして、旋回台4の載置フレーム4aはその下面から各支持台36、つまり、その締結具38へのアクセスが可能となっている。
ここで、図1中、油圧ショベルの地上高はH1で示されるが、この地上高H1は標準の油圧ショベルに比べ、そのキャブスカート14の高さ分だけ高くなっている。しかしながら、キャブスカート14は防振マウント32の装着を可能とするのに十分な高さ寸法のみを有していればよく、油圧ショベルの地上高H1はその油圧ショベルの陸送高さが許容範囲内に収まるべく設定されている。
【0024】
上述したようにして旋回台4の載置フレーム4aにキャブスカート14が連結されていると、各締結具38による連結フランジ34と支持台36と間の連結を解除するだけで、載置フレーム4aからキャブスカート14とともにキャブ本体12を取り外し可能となる。
この場合の取り外しにはクレーンが使用され、キャブ本体12はキャブスカート14を伴い、載置フレーム4aから吊り上げられ、そして取り外される。また、キャブ本体12の吊り上げ作業に先立ち、前述した油圧管路22、信号ケーブル28およびエアホースはそれらの分離ジョイントからそれぞれ分離され、キャブ側の管路部分22a、ケーブル部分28aおよびホース部分はキャブ本体12側の残され、そして、旋回台側の管路部分22b、ケーブル部分28bおよびホース部分は旋回台4側に残される。したがって、キャブ本体12側と旋回台4側とを接続する油圧管路22、信号ケーブル28およびエアホースなど接続経路がキャブ装置10の取り外し作業に大きな障害となることはない。
【0025】
載置フレーム4aからキャブ装置10を取り外す際、キャブ本体12の床板16と防振マウント32との間の連結を解除する必要はない。したがって、キャブ本体12自体の分解作業も必要ではなく、載置フレーム4aからのキャブ装置10の取外しを容易に行うことができる。
上述したキャブ装置10の取り外しは、キャブスカート14と載置フレーム4aとの間への延長ベースの組み込みを目的として実施される。なお、延長ベースはユーザに向けて油圧ショベルとは別に陸送されるものである。
【0026】
図3は、キャブ装置10に延長ベース42が付加された油圧ショベルを示す。延長ベース42は図1の油圧ショベルの載置フレーム4aとキャブスカート14との間に取り外し可能に介在されている。
以下、図3の油圧ショベルを説明するにあたり、図1の油圧ショベルと同一の部位には同一の参照符号を付し、それらの説明は省略する。
【0027】
延長ベース42はキャブスカート14と同様な矩形の箱形状を有し、その内部には前述した油圧管路22のための中継ジョイント44、信号ケーブル28のための中継ジョイント46、そして、エアホースのための中継ジョイント(図示しない)がそれぞれ取り付けられている。そして、分離ジョイント26と中継ジョイント44との間は中継管路48により接続され、分離ジョイント30と中継ジョイント46との間は中継ケーブル50により接続されている。なお、エアホース側の分離ジョイントと中継ジョイントとの間もまた中継ホース(図示しない)により接続されている。
【0028】
そして、旋回台側の管路部分22b、ケーブル部分28b、そして、ホース部分は対応する中継ジョイントにそれぞれ接続され、これにより、油圧管路、信号ケーブルおよびエアホースの接続経路は同様にして構築されている。
なお、図3に示すように延長ベース42の外側面にはキャブ本体12にアクセスするための梯子52や、開閉ドア54が設けられている。
【0029】
図4は延長ベース42の内部構造を示し、延長ベース42の内周壁下部には前述した連結フランジ34と同様な連結フランジ56が一体的に設けられており、この連結フランジ56が載置フレーム4aの各支持台36に締結具38及びマット40を介して分離可能に連結されている。
一方、延長ベース42の上面には、載置フレーム4aの支持台36と同様な支持台58が左右に3つずつ一体的に設けられており、これら支持台58にキャブスカート14の連結フランジ34が締結具38およびマット40を介して分離可能に連結されている。
【0030】
なお、延長ベース42もまた、キャブスカート14と同様にその内部の補強部材(図示しない)により補強されていることは言うまでもない。
したがって、図3の油圧ショベルの場合、その地上高Hは上述の延長ベース42の高さ分だけ高くなり、これにより、キャブ本体12の高さ位置ユーザが要求し、かつ、その油圧ショベルの陸送が不能な高さレベルに変更される。
【0031】
延長ベース42が介在されていても、高さ方向でみて、前述した防振マウント32とキャブ本体12との間の距離に変化が生じないので、防振マウント32は旋回台4側から延長ベース42を介してキャブ本体12に伝達されようとする振動を図1の油圧ショベルの場合と同様に良好に低減し、キャブ本体12内のオペレータに快適な運転操作環境を提供する。
【0032】
また、延長ベース42が介在されても、中継ジョイント44,46や中継管路48、中継ケーブル50および中継ホースを付加するだけで、元の油圧管路22、信号ケーブル28およびエアホースをそのまま使用でき、油圧、電気信号および空圧の接続経路を容易に再構築可能である。
本発明のキャブ装置は上述した実施形態の油圧ショベルに限らず、種々の変形が可能である。一実施形態では、油圧管路22の分離ジョイント26をキャブ本体12の床板16の下面に取り付けているが、分離ジョイント26はキャブスカート14内に取り付けてあってもよい。
【0033】
また、高さ寸法が異なる種々の延長ベース42が用意されていれば、キャブ本体12の高さを複数の段階に変更可能となる。
さらに、本発明は、載置フレームを有する旋回台を備えた油圧ショベルに限らず、リフト台やスライド台を有する旋回台を備えた油圧ショベル、さらには油圧ショベル以外のキャブを備える種々の建設機械に適用可能である。なお、旋回台のリフト台およびスライド台上にキャブ装置が設置された場合、このキャブ装置はリフト台およびスライド台を介して昇降または前後に移動可能となる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の建設機械のキャブ装置(請求項1)によれば、キャブ本体の下側に防振マウントを装着したキャブスカートを設け、このキャブスカート内の連結フランジを旋回台上の支持台に取外し可能に連結してあるから、旋回台の支持台とキャブスカートの連結フランジとの間の連結を解除するだけで、キャブ装置を旋回台から容易に取り外すことができる。
【0035】
また、キャブ本体側の操作機器と旋回台側の制御機器との間を接続する接続経路が分離ジョイントを介して分離可能に接続されているので(請求項2)、旋回台からのキャブ装置の取り外しがさらに容易となる。
さらに、キャブ本体のキャブスカートと旋回台との間に延長ベースが取り外し可能に介在されても、この延長ベースには接続経路用の中継ジョイントが設けてあるので(請求項3)、キャブ本体側と旋回台側との間の接続経路を容易に再構築可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のキャブ装置を備えた油圧ショベルの一部側面図である。
【図2】図1の油圧ショベルにおいて、旋回台の載置フレームとキャブ装置との間の連結構造を示した断面図である。
【図3】他の実施形態のキャブ装置を備えた油圧ショベルの一部側面図である。
【図4】図3の油圧ショベルにおいて、旋回台の載置フレームとキャブ装置との間の連結構造を示した断面図である。
【符号の説明】
2 走行体
4 旋回台
4a 載置フレーム
12 キャブ本体
14 キャブスカート
20 コントロールバルブ(制御機器)
22 油圧管路(接続経路)
22a キャブ側管路部分
22b 旋回台側管路部分
26 分離ジョイント
28 信号ケーブル(接続経路)
28a キャブ側ケーブル部分
28b 旋回台側ケーブル部分
30 分離ジョイント
32 防振マウント
34 連結フランジ
36 支持台
38 締結具
42 延長ベース
44 中継ジョイント
46 中継ジョイント
48 中継管路(中継経路)
50 中継ケーブル(中継経路)
58 支持台

Claims (3)

  1. 建設機械の旋回台に設けられ、内部から前記建設機械の運転操作を可能とするキャブ装置において、
    床板を有し、内部が運転操作室として形成されたキャブ本体と、
    前記キャブ本体の下側に設けられたキャブスカートと
    前記キャブスカート内に装着された複数の防振マウントであって、前記キャブスカートの上面から突出した上端にて前記キャブ本体の前記床板に連結されることで、前記キャブ本体を弾性的に支持する複数の防振マウントと、
    前記キャブスカートの内周壁に一体に形成され、前記防振マウントの下側で且つ前記内周壁に沿って延びる連結フランジとを備え、
    前記キャブスカート内の前記連結フランジは、前記旋回台上に設けられた複数の支持台に取り外し可能に連結されていることを特徴とする建設機械のキャブ装置。
  2. 前記キャブ本体の前記床板および前記キャブスカートの一方に取り付けられ、前記運転操作室内の操作機器と旋回台側の制御機器との間を接続する接続経路をキャブ側経路部分と旋回台側経路部分とに分離可能に接続する分離ジョイントをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の建設機械のキャブ装置。
  3. 前記キャブスカートと前記旋回台との間に介在されることで、キャブ高を高くする延長ベースであって、前記連結フランジ及び前記支持台の双方に取外し可能に連結されている延長ベースと、
    前記延長ベース内に取り付けられ、一端側に前記旋回台側経路部分を分離可能に接続し、他端側に中継経路および前記分離ジョイントを介して前記キャブ側経路部分を分離可能に接続する中継ジョイントと
    をさらに具備したことを特徴とする請求項2に記載の建設機械のキャブ装置。
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