JP4505676B2 - アンテナストッパの製造方法及びアンテナストッパ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筒体、特に携帯電話に取り付けられたアンテナの抜け止めをするアンテナストッパの製造方法及びアンテナストッパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本格的な携帯電話時代に入り、電話機も付加価値を備え、かつ、様々なモデルのものが登場してきている。ところで携帯用の電話機には、通常、伸縮自在なアンテナが装着されている。このような携帯用の電話機のアンテナは引き出すときに円滑に摺動し、引き出し終了の際は、確実にアンテナの引き出しを停止させて保持させると共に、使用者にその停止、保持の節度感を与えるものでなければならない。
【0003】
アンテナの引き出し終了の際、使用者に節度感を与えるアンテナの構造を図14及び図15に基づいて説明する。図に示すように、携帯用の電話機1の本体部2にはアンテナ保持具3が螺子止めにより設けられており、このアンテナ保持具3にアンテナ4が挿通している。この図の内、図14に示すものはアンテナ4の引き出し終了間際のものであり、図15はアンテナ4の引き出しが終了しアンテナ4がアンテナ保持具3に掛合保持されたところを示したものである。
【0004】
図14に示すように、アンテナ4の下端部にはアンテナストッパ5がアンテナ3に一体に装着されている。このアンテナストッパ5の構造を図16及び図17に基づいて説明する。図16はアンテナストッパ5を拡大して示す一部断面図であり、図17は図16に示すもののA矢視図である。
【0005】
図に示すように、アンテナストッパ5はアンテナ保持部5Aと、摺動部5Bと、係止段部5Cと、溝部5Dとから概略構成されている。このアンテナストッパ5のアンテナ保持部5Aにはワイヤー部4Wを合成樹脂材のビニール4Vで覆ったアンテナ4の基端部が挿入されると共に、アンテナ保持部5Aがかしめられてアンテナ4の基端部が固定される。
【0006】
また、摺動部5Bは略中間部から係止段部5Cに向かうに従って外径が徐々に拡径するようにテーパー状に形成されており、この摺動部5Bがアンテナ保持具3の挿通路(図示なし)を通過する際、摩擦抵抗により溝部5Dが徐々に狭められてアンテナの引き出し終了間際の感覚が得られるようになっている。すなわち、摺動部5Bは、テーパー状の部分と溝部5Dとによって、ばね性を発生している。
【0007】
さらに、アンテナ4の引き出し終了時には、図15に示すように、係止段部5Cがアンテナ保持具3の下端部に係合してアンテナ4の引き出しが終了したことを使用者に知らせ、使用者にアンテナ4の引き出しの際の節度感を与えている。このようにアンテナストッパ5の摺動部5Bと係止段部5Cとによって、引き出されたアンテナ4が容易に引っ込まないように、また、引き抜かれないように保持されている。なお、図14及び図15において符号6で示すものは受話部である。
【0008】
従来、このようなアンテナストッパ5を製造するには、金属製の棒材を切削加工することにより行っていた。すなわち、金属製の棒材を適宜長さに切断し、この切断した棒材の外周壁を、図16及び図17に示すように、両端側からアンテナ設定値となるように切削加工していく。このとき棒材の一側の外周壁を前述した摺動部5Bに対応するように、略中間部から端部に向かって、徐々に拡径するようにテーパー状に形成し、テーパー状の外径の最大径の部位にアンテナ抜け止め用の係止段部5Cを形成する。
【0009】
また、棒材の端部の中心に両端側から軸方向に孔を明け、棒材の他側に形成した孔(穴径略1.5mm)をアンテナの差し込み孔に使用する。さらに、前記テーパー状の壁部、及び係止段部5Cの背部側の壁部を端部より十字状に割加工し、軸方向に4本の溝部5D(溝巾略0.2mm)を形成する。この溝部5Dによってアンテナが引き出された際、テーパー状の壁部にばね性が発生する。
【0010】
図18及び図19に示すものは、図14乃至図17で説明した従来技術とは別のものである。この図の電話機1のアンテナ保持具7にはアンテナ4が挿通しており、アンテナ4の下部に装着されたアンテナストッパ8の摺動部8Bの外径は均等に形成されている。また、摺動部8Bには、前述(図16)したような、溝部5Dも形成されていない。このためアンテナ保持具7の挿通路(図示なし)の内部には、図20に示すような、切り欠き片9を内側に突出させた板バネ10が配設されている。
【0011】
この板バネ10によって、アンテナストッパ8がアンテナ保持具7を摺動する際に、抵抗感が得られるようになっている。また、アンテナストッパ8の最下端には径を若干大きくした係止段部8Cが設けられている。このようなアンテナストッパ8の他の部分は前述した従来の技術のものと略同じなので同じ符号を付して説明は省略する。なお、このアンテナストッパ9の製造も前述したものと同様に金属棒の外径を削ることによって行っている。この場合、外径は均等であるので、テーパー状に削られていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した、アンテナを引き出した際に抜け止めをするアンテナストッパは、金属棒を切削加工することによって行っていたため、加工に時間がかかって、作業性が悪く、また、外周壁をテーパー状に形成したり、テーパー状の壁部に十字状の溝部を形成したりしているので作業が煩雑でもあった。このため量産ができずコスト高になる問題があった。また、金属棒に反りがあると、棒材をアンテナ保持具に挿通させた際、アンテナが円滑に摺動しない虞があった。
【0013】
本発明は、この点に鑑みてなされたものであり、アンテナストッパを金属板を絞ることにより形成し、これによって作業の簡易化を図って、製造効率を上げ、量産を可能にしてコストの削減をすると共に、アンテナストッパの反りをなくして、アンテナ保持具内を円滑に摺動することができるアンテナストッパの製造方法及びアンテナストッパを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明に係るアンテナストッパの製造方法は、金属板を雄型及び雌型により絞って底を有する筒体を形成し、次に該筒体を、径を順次小さくした雄型及び雌型によって複数回絞り、該絞りは前記筒体を前記雌型の内壁に圧着させて該筒体の軸方向に伸延させ、かつ、小径にして肉厚を薄くし、その後、雄型及び雌型の径をさらに小さくしながら前記筒体を複数回絞って、一方側に細径筒部を設け、他方側にストッパ用の係止段部を有する摺動筒部を設けた筒体を形成し、しかる後、前記摺動筒部の周壁に軸方向に沿う溝を複数本形成すると共に、前記筒体の細径筒部の底を抜き、最後に、金型により前記摺動筒部の周壁に外方向に湾曲する膨出部を形成したことを特徴とするものである。
【0015】
請求項1の発明は、金属板を雄型及び雌型により絞って形成した底を有する筒体を前記雄型及び雌型より径を順次小さくした雄型及び雌型で複数回絞り、この絞りは前記筒体を前記雌型の内壁に圧着させて筒体の軸方向に伸延させ、かつ、小径にして肉厚が薄くなるように行って、反りのない真っ直ぐな筒体を形成させる。次に、雄型及び雌型の径をさらに小さくしながら、複数回絞って形成した筒体の一方側に設けた細径筒部の底を抜き、この底抜きにより形成した開口部にビニールを巻回したアンテナの基端部を差し込んでアンテナを堅固に保持させる。また、筒体の他方側に設けた摺動筒部にストッパ用の係止段部を設けて、アンテナ引き出しの際における、アンテナの抜けを防止する。さらに、摺動筒部の周壁に軸方向に沿う溝を設け、この摺動筒部の周壁に膨出部を設けて、アンテナを引き出して、停止、保持させる際の節度感を与える。このようにアンテナストッパを絞り加工によって形成し、作業性を良くして量産がきくようにし、コストの低減を図るようにする。
【0016】
請求項に記載された発明に係るアンテナストッパは、金属板を絞ることにより、一方側に細径筒部を備え、他方側に摺動筒部を備えた筒体を形成し、該筒体の細径筒部の端部をアンテナ装着用の開口部に形成し、前記摺動筒部の端部近傍にストッパ用の係止段部を設け、前記摺動筒部の周壁に軸方向に沿う溝を複数本設けると共に、前記摺動筒部の周壁を外方向に湾曲する膨出部に形成したことを特徴とするものである。
【0017】
請求項の発明は、金属板を絞ることにより形成した筒体の、一方側の細径筒部の端部に形成した開口部にアンテナの基端部を嵌合させてアンテナを堅固に保持させる。また、他方側の摺動筒部の端部近傍にストッパ用の係止段部を設けて、アンテナを引き出した際の抜け止めにする。さらに、摺動筒部の周壁に軸方向に沿う溝を複数本設けると共に、摺動筒部の周壁を外方向に湾曲する膨出部に形成して、アンテナを引き出して膨出部がアンテナ保持具を通る際、摺動筒部に弾性力を発生させて、アンテナの引き出し停止間際及び停止の節度感を与える。
【0018】
請求項に記載された発明は、請求項に記載されたものにおいて、前記溝は、摺動筒部の前記係止段部まで切り抜かれていない長孔であることを特徴とするものである。
【0019】
請求項の発明は、溝を摺動筒部の係止段部まで切り抜かれていない長孔に形成して、常時平均的な弾力性を持たせる。
【0020】
請求項に記載された発明は、請求項に記載されたものにおいて、前記細径筒部に壁部保持用の外筒を嵌合させたことを特徴とするものである。
【0021】
請求項の発明は、上記細径筒部に壁部保持用の外筒を嵌合させて、細径筒部の強度を向上させる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、要部を模式的に示した図1及び図2に基づき、図14乃至図20と同一の部分には同一の符号を付して説明する。まず、金属板11を雄型12及び雌型13によって絞り、上縁部にフランジ14を備え下端部に底15を有する筒体16を形成する。次に、この筒体16を、図3に示すように、径をさらに小さくした雄型12及び雌型13によって絞り、より径の小さい筒体16を形成する。
【0023】
筒体16を絞る際は、筒体16の周壁面を雌型13の内壁に圧着させて筒体16を軸方向に伸延させ、かつ、小径にして肉厚を薄くすることにより、内周部に不均等の部分がなく、かつ、軸方向に真っ直ぐな筒体16を形成する。図4に示すものは金属板11の上面図である。金属板11は矢印方向に進むにつれて筒体16が徐々に深く絞られるようになっている。
【0024】
図5で示すものは筒体16の絞り加工の最終工程を示す模式図である。図5(a)に示すものは、順次径を小さくした雄型12及び雌型13により、12回ほど絞り(または段絞り)を行って形成した筒体16である。筒体16の一方側(下側)には細径筒部17が形成され、他方側(上側)には細径筒部17より径の大きい摺動筒部18が形成されている。
【0025】
また、細径筒部17の下端部には、金属板11を雄型12で押し込んで絞る際にできる底15が設けられている。摺動筒部18のフランジ14側の端部には摺動筒部18より径の大きい、ストッパ用の係止段部19が摺動筒部18に一体に設けられている。このような筒体16の内周面及び外周面は雄型12及び雌型13によって規制されているため、内周面及び外周面に不均等な部分がなく、反りのない真っ直ぐな筒体16が形成される。
【0026】
図5(b)で示すものは、図5(a)で示した筒体16の摺動筒部18の周壁に軸方向に沿う溝20を複数本(本実施の形態においては4本)形成したものである(拡大して示す図6及び図7参照)。この溝20は、図8で示すように、内側に、軸芯に向かって突出した突起21を備えた金型22の内部に筒体16を押し入れ、入れるにつれて、摺動筒部18の周壁が切り抜かれて溝20が形成されるようになっている。溝20は摺動筒部18の係止段部19の近傍まで形成された長孔状のものであり、図16に示す従来のアンテナストッパ5のように軸方向に抜かれていないものである。
【0027】
また、図5(c)に示すものは、筒体16の細径筒部17にある底15を抜いたところのものである。この底抜きを行った後、図5(d)に示すように、筒体16のフランジ14を切除しトリミング等の最終整形を行って筒体16を整える。
【0028】
さらに、図5(e)に示すように、最終整形を行った筒体16の摺動筒部18の周壁を外方向に湾曲する膨出部23に形成し、次に、図5(f)に示すように、係止段部19の背部(上側)に丸み24を形成して筒体16を完成させる。
【0029】
摺動筒部18に膨出部23を形成するには、図9に示すように、逃げ部25を形成したダイス26の内部に、図5(d)に示す筒体16を配置してストッパ部材27で支持し、このように配置した筒体16をダイス26と、その上部に設けたパンチ28とで挟持し両端部より押圧することによって、摺動筒部18の外周に膨出部23を形成する。
【0030】
また、摺動筒部18に設けた係止段部19に丸み24を設けるには、図10に示すように、筒体16をダイス26に挿入した状態で、筒体16の上部を丸みが形成されたパンチ29と、ダイス26とで挟持して押圧することにより、筒体16の係止段部19の背部側に丸み24を形成する。
【0031】
このように筒体16は絞り加工によって形成されているので、筒体16の細径筒部17の壁部は肉薄になっている。このため図11に示すような、外筒30を形成して、外筒30を筒体16の細径筒部17に嵌合させるとよい。この場合、外筒30の縮径部30aが筒体16の細径筒部17に嵌合される(図13参照)。これによって、細径筒部17の強度が向上する。
【0032】
このような外筒30を装着した筒部16すなわちアンテナストッパにアンテナ4を装着すると、図13に示すようになる。この図に示すように、縮径部30a及び細径筒部17の内側にアンテナ4のワイヤー部4Wが挿入され、外筒30の拡径部分30bにワイヤー部4W及び、ワイヤー部4Wに巻回されたビニール材4Vが挿入されて固定される。
【0033】
この外筒30も筒体16と同様に絞り加工によって製造される。図12(a)〜(g)は外筒30の絞りの態様を示したものである。この内、図12 (a)〜(d)は、金属板11を順次径を小さくした雄型及び雌型(図1乃至図3参照)により略6回程絞って形成された、底31を有する外筒30を示したものである。また、図12(e)〜(g)に示すものは、底31抜きを行った外筒30、フランジ32を切除しトリミングをした外筒30、整形された最終段階の外筒30を示したものである。
【0034】
上記製造方法により、図13に示すように、一方側に細径筒部17を備え、他方側に細径筒部17より径の大きい摺動筒部18を備えた筒体16を形成し、この筒体16の細径筒部17の端部に形成した開口部にアンテナ4の基端部を装着し、さらに、摺動筒部18の端部近傍にストッパ用の係止段部19を設け、摺動筒部18の周壁に軸方向に沿う溝20を4本設けると共に、摺動筒部18の周壁を外方向に湾曲する膨出部23に形成させてアンテナストッパを形成させる。このアンテナストッパの細径筒部17には外筒30が嵌合されている。
【0035】
アンテナストッパにアンテナ4を装着する際、絞り加工のとき下側にある細径筒部17を上側に位置させて、この細径筒部17の開口にアンテナ4の基端部を嵌合させて取り付ける。図13において、外筒30の縮径部30aが嵌合した細径筒部17の内部にアンテナ4のワイヤー部4Wが嵌合され、外筒30の拡径部30bの内部にワイヤー部4Wとビニール4Vとが嵌合される。この状態において、拡径部30bがかしめられてアンテナストッパがアンテナ4に固定される。
【0036】
【発明の効果】
請求項1または2に記載の発明は、金属板を径を順次小さくした雄型及び雌型により複数回絞って、一方側に細径筒部を備え、他方側に摺動筒部を備えた筒体を形成し、絞りは筒体を雌型の内壁に圧着させて筒体の軸方向に伸延させ、かつ、小径にして肉厚が薄くなるように行ったので、反りのない真っ直ぐな筒体を形成することができる。また、一方側の細径筒部の底抜きを行い、底抜きにより形成した開口部にビニールを巻回したアンテナの基端部を差し込んだので、アンテナを堅固に保持することができる。また、他方側に設けた摺動筒部にストッパ用の係止段部を設けたので、アンテナ引き出しの際における、アンテナの抜けを防止することができる。
【0037】
さらに、摺動筒部の周壁に軸方向に沿う溝を設け、この摺動筒部の周壁に膨出部を設けたので、摺動筒部に外方向への弾力性を持たせることができる。これによって、アンテナを引き出し、停止、保持させる際の節度感を使用者に与えることができる。このようにアンテナストッパを絞り加工によって形成したので、作業性が良くなり、量産ができるので、コストの低減を図ることができる。
【0038】
請求項に記載された発明は、溝を摺動筒部の係止段部まで切り抜かない長孔に形成したので、摺動筒部は常時平均的な弾力性を持つことができ、アンテナを引き出した際の引き出し力が一定になり、アンテナを強く保持することができる。
【0039】
請求項に記載された発明は、筒体の細径筒部に壁部保持用の外筒を嵌合させたので、細径筒部の強度が向上して割れを防止することができる。これによって、アンテナの基端部を強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアンテナストッパの製造方法を実施するための絞り型の一部断面図である。
【図2】 図1に示す型を使用して筒体を絞るところを示す一部断面図である。
【図3】 さらに、径の小さい型を使用して筒体を絞るところを示す一部断面図である。
【図4】 筒体を形成するために使用する金属板の上面図である。
【図5】 順次、径の小さい絞り型で成形した筒体の最終工程の一部を示す模式図である。
【図6】 完成した筒体の一部断面図である。
【図7】 図6に示すものの上面図である。
【図8】 筒体に溝孔を形成する金型の上面図である。
【図9】 筒体の摺動筒部の外周に膨出部を形成しているところを示す一部断面図である。
【図10】 筒体の係止段部の背面に丸みを形成しているところを示す一部断面図である。
【図11】 筒体の細径筒部に嵌合させる外筒の断面図である。
【図12】 順次、径の小さい絞り型によって加工された外筒の一部を示す模式図である。
【図13】 完成したアンテナストッパに外筒を嵌合させたところを示す断面図である。
【図14】 携帯電話のアンテナの最下端に装着されたアンテナストッパを説明するための図である。
【図15】 図14のアンテナが引き出されて停止したところを示す模式図である。
【図16】 図14示すアンテナストッパの一部断面図である。
【図17】 図16に示すもののA矢視図である。
【図18】 アンテナの最下端に装着された、別のアンテナストッパを説明するための図である。
【図19】 図18のアンテナが引き出されて停止したところを示す模式図である。
【図20】 図19のアンテナストッパの内部に設けられた板ばねの模式図である。
【符号の説明】
4 アンテナ
11 金属板
12 雄型
13 雌型
15 底
16 有底筒体
17 細径筒部
18 摺動筒部
19 係止段部
20 溝孔
23 膨出部
26 ダイス
28 パンチ

Claims (4)

  1. 金属板を雄型及び雌型により絞って底を有する筒体を形成し、次に該筒体を、径を順次小さくした雄型及び雌型によって複数回絞り、該絞りは前記筒体を前記雌型の内壁に圧着させて該筒体の軸方向に伸延させ、かつ、小径にして肉厚を薄くし、その後、雄型及び雌型の径をさらに小さくしながら前記筒体を複数回絞って、一方側に細径筒部を設け、他方側にストッパ用の係止段部を有する摺動筒部を設けた筒体を形成し、しかる後、前記摺動筒部の周壁に軸方向に沿う溝を複数本形成すると共に、前記筒体の細径筒部の底を抜き、最後に、金型により前記摺動筒部の周壁に外方向に湾曲する膨出部を形成したことを特徴とするアンテナストッパの製造方法。
  2. 金属板を絞ることにより、一方側に細径筒部を備え、他方側に摺動筒部を備えた筒体を形成し、該筒体の細径筒部の端部をアンテナ装着用の開口部に形成し、前記摺動筒部の端部近傍にストッパ用の係止段部を設け、前記摺動筒部の周壁に軸方向に沿う溝を複数本設けると共に、前記摺動筒部の周壁を外方向に湾曲する膨出部に形成したことを特徴とするアンテナストッパ。
  3. 前記溝は、摺動筒部の前記係止段部まで切り抜かれていない長孔であることを特徴とする請求項記載のアンテナストッパ。
  4. 前記細径筒部に壁部保持用の外筒を嵌合させたことを特徴とする請求項記載のアンテナストッパ。
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