JP4503135B2 - マネジメント情報生成システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マネジメント情報生成システムに係り、複数の業務システムで用いられる夫々異なる形式のデータを共通のデータ形式に統一し、各種データ処理を可能にするマネジメント情報生成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マネジメント情報生成システムとして、例えば、特開平3−19074号公報に記載のものが挙げられる。図12に示すように、従来のマネジメント情報生成システムSは、業務内容の異なる医療事務システム1,用度システム2,給与計算システム3,財務会計システム4と、医療事務システム1,用度システム2,給与計算システム3で入力されたデータのうち、財務会計システム4に必要なデータを伝票単位で記憶する会計データファイル5と、会計データファイル5に記憶されたデータを財務会計システム4のデータとして記憶する財務会計データベース6とを備えて構成されている。
この従来のマネジメント情報生成システムSによれば、医療事務システム1,用度システム2,給与計算システム3で入力されたデータのうち財務会計システム4に必要なデータは、一旦会計データファイル5に格納され、財務会計システム4に取り込まれた後は財務会計データベース6に記憶される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のマネジメント情報生成システムSを構築するためには、各システム間でデータ移動できるように財務会計システム4のデータ形式と、医療事務システム1,用度システム2,給与計算システム3のデータ形式を一致させるように、4つのサブシステムを構築しなければならず、システムの構築に手間を要するという問題があった。
また、従来のマネジメント情報生成システムSで導出されるデータは、医療事務システム1,用度システム2,給与計算システム3で入力された入出金データから財務会計システム4のデータ、即ち勘定科目,補助科目もしくは財務諸表等のデータを自動的に導入するものであって、通常の財務会計のデータを生成するシステムの枠を越えるものではなかった。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、既存の複数の業務システムを利用し、業務システムに入力された種々の業務データのデータ形式を共通化し、所定の演算処理を施すことによって所望のデータを新たに導出できるマネジメント情報生成システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するための本発明の技術的手段は、複数の業務システムに夫々記憶され、各業務システム固有の形式の固有識別情報で区別された多数の業務項目毎に実情報が書き込まれた多数の業務項目データを備えた業務データを利用して、業務管理用のデータを調整するマネジメント情報生成システムにおいて、上記業務項目データを、上記多数の業務項目毎に対応して定めた統一した形式のシステム識別情報に従って、上記業務項目をシステム識別情報に書き換えてシステムデータとする書換手段と、上記書換手段で書き換えられた上記システムデータを記憶する1次記憶手段と、上記1次記憶手段に記憶された上記システムデータに演算処理を施し、新たなシステムデータである演算処理データを生成する演算処理手段と、上記システムデータと上記演算処理データとを業務管理データとして記憶する2次記憶手段と、上記2次記憶手段に記憶された業務管理データから必要とする上記業務管理データを抽出する抽出手段と、上記抽出手段で抽出した上記業務管理データを定形で出力する出力手段とを備えて構成した。
複数の業務システムからマネジメント情報生成システムに供給される業務データは、書換手段にてマネジメント情報生成システムのデータ形式に書き換えられる。業務データは、業務システム固有の形式の固有識別情報により、多数の業務項目を区別している。書換手段は、固有識別情報を業務項目毎に対応して定めた統一した形式のシステム識別情報に書き換えて、業務データをマネジメント情報生成システムにおいて利用可能なデータ形式のシステムデータにする。システムデータは、一旦1次記憶手段に記憶され業務システムから供給された情報としてデータベース化される。演算処理手段は、1次記憶手段に記憶されたシステムデータに所望の演算処理を施して、業務管理データとして有用な新たなシステム識別情報を有する演算処理データを形成する。2次記憶手段は、演算処理データとそのままで業務管理データとして有用なシステムデータとを業務管理データとしてデータベース化する。抽出手段は、抽出の際に必要となる業務管理データを2次記憶手段から抽出する。出力手段は、抽出手段が抽出した業務管理データを所定の定形様式で出力する。
【0006】
また、必要に応じ、上記システムデータを、システム識別情報により階層化した構成とした。
システムデータを階層化することにより、システムデータを上位階層から下位階層に位置するシステムデータとして分類することが容易になる。階層を指定することにより、目的とするシステムデータを容易に導出できる。また、抽出の際にシステムデータの並び替えも行なえる。
更に、上記書換手段に、予め固有識別情報とシステム識別情報とを関連付けたマトリックスであって、入力された固有識別情報をシステム識別情報に書き換える際に固有識別情報とシステム識別情報とをマッチングするマップを備え、該書換手段は、上記マップに従って固有識別情報を対応するシステム識別情報に書き換える構成とした。
固有識別情報は、マップで固有識別情報にマッチングされたシステム識別情報に書き換えられる。書き換えられたシステム識別情報は、マネジメント情報生成システムにおいて共通のコードとして利用される。
更にまた、上記書換手段に、書き換え対象にする上記業務項目を固有識別番号で選択する業務項目選択部を備え、該書換手段は該業務項目選択部で選択された業務項目のみをシステム識別情報に書き換える構成とした。
業務管理データを導出するために必要な業務データを選択することができるので、不要な業務データに対して演算処理を施す必要がなくなる。
また、上記書換手段に、固有識別情報の数値データに四則演算を行なって新たなシステム識別情報を付加したシステムデータとする演算処理の計算式を設定する1次計算式設定部を備え、該書換手段は、上記1次計算式設定部で設定した計算式に従って新たなシステム識別情報を付加したシステムデータを生成し、上記1次記憶手段は当該新たなシステム識別情報を付加したシステムデータを記憶する構成とした。
1次計算式設定部で所望なシステムデータを予め纏めたシステムデータにしておくことができる。
【0007】
更に、必要に応じ、上記1次記憶手段に、上記システムデータを業務システム毎に記憶する業務ファイルを備えた構成とした。
業務システム対応に業務ファイルを設けたので、書換処理で書き換えられたシステムデータは容易に業務システム単位に分類される。
更にまた、必要に応じ、上記1次記憶手段に、上記業務システム以外から供給される業務項目データを上記システムデータと別個のシステムデータとして記憶する個別ファイルを備えた構成とした。
業務システムから得ることが出来ない情報をシステムデータとして蓄えることができる。
また、必要に応じ、上記業務ファイルに、記憶された上記システムデータの履歴を保持する履歴ファイルを備えた構成とした。
業務管理データを生成するためのシステムデータの選択肢を増加させ、有効な業務管理データの生成を助長する。
更に、本発明においては、上記演算処理手段に、上記1次記憶手段に記憶されたシステム識別情報の数値データに四則演算を行なって新たなシステム識別情報を付加したシステムデータとする演算処理の計算式を設定する2次計算式設定部を備え、該演算処理手段は、上記2次計算式設定部で設定した計算式に従って新たなシステム識別情報を付加したシステムデータを生成し、上記2次記憶手段は当該新たなシステム識別情報を付加したシステムデータを記憶する構成とした。
2次計算式設定部で計算式を設定して、業務管理に必要なデータを形成することができる。
【0008】
更にまた、必要に応じ、上記2次記憶手段に、上記演算処理手段から供給され過去に該2次記憶手段が記憶したシステムデータを保持する履歴記憶部を備えた構成とした。
演算処理手段で導出した業務管理に有効なデータを保存しておくことができる。
また、必要に応じ、上記抽出手段に、抽出条件として、上記システム識別情報を選択する識別情報選択部と抽出期間を指定する期間指定部とを備え、該抽出手段は、上記識別情報選択部により選択され上記期間指定部に指定された抽出期間の業務管理データを抽出する構成とした。
出力すべき業務管理データを必要に応じて、システム識別情報及び履歴記憶部に記憶されている期間に応じた抽出期間を指定して抽出することができる。
更に、必要に応じ、上記出力手段に、上記抽出手段で抽出した上記業務管理データをファイル形式で出力するファイル出力機構を備えた構成とした。
抽出した業務管理データは、既存のソフトで利用できる所定のデータ形式からなるファイル形式で出力され、既存のソフトのデータとして直接利用させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記業務管理データを修正する修正手段を設けた構成とした。
演算処理手段での演算処理後においても、業務管理データのシステム識別情報及び実情報を修正することができる。
また、必要に応じ、上記修正手段に、上記システム識別情報を修正する識別情報修正部と、修正したシステム識別情報に係る計算式を修正する計算式修正部とを備えた構成とした。
識別情報修正部でシステム識別情報を修正した際には、計算式修正部により修正対象となったシステム識別情報が設定してある1次計算式設定部及び2次計算式設定部の設定内容も更新される。
更に、必要に応じ、上記業務システムを搭載した端末にネットワークを介して接続し、当該接続した業務システムがネットワークを介して提供する上記業務データを受信して上記書換手段に供給するデータ受信制御手段を設けた構成とした。
業務システムが遠隔地に在っても、ネットワークを介して接続して直接マネジメント情報生成システムに業務データを容易に供給することができる。
更にまた、必要に応じ、ネットワークを介して接続した端末に、上記出力手段から出力する上記業務管理データを送出するデータ送信制御手段を設けた構成とした。
得られる業務管理データは、ネットワークを介して接続した端末に直接提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムについて説明する。
図1に示すように、マネジメント情報生成システムSは、複数の業務システムGに夫々記憶され、各業務システムGに固有の形式の固有識別情報で区別された多数の業務項目毎に実情報が書き込まれた多数の業務項目データからなる業務データを利用して、業務管理データを調整する。
業務システムGとは、業務対象が異なる既存の業務処理を行なうシステムを意味する。ここでは、具体的に業務システムGの一例として、入出金伝票を入力して勘定科目等に基づいて財務諸表を作成する財務会計システムG1,従業員の給与及び賞与等の支給額を計算する給与計算システムG2,営業対象商品の売り上げ額や契約状況等の集計を行なう販売管理等システムG3を挙げる。本発明は、これらの業務システムGに限定されるものではない。
業務管理データとは、組織の経営状態を客観的に把握するための尺度に利用されるデータであり、ユーザの目的に応じて作られ、その具体的な内容は秘密裏にされる。
【0010】
図1に示すように、マネジメント情報生成システムSは、業務項目データを、多数の業務項目毎に対応して定めた統一した形式のシステム識別情報に従って、業務項目をシステム識別情報に書き換えてシステムデータとする書換手段10と、書換手段10で書き換えられたシステムデータを記憶する1次記憶手段20と、1次記憶手段20に記憶されたシステムデータに演算処理を施し、新たなシステムデータである演算処理データを生成する演算処理手段30と、システムデータと演算処理データとを業務管理データとして記憶する2次記憶手段35と、2次記憶手段35に記憶された業務管理データから必要とする業務管理データを抽出する抽出手段37と、抽出手段37で抽出した業務管理データを定形で出力する出力手段40とを備えて構成される。
【0011】
書換手段10は、図2及び図3に示すように、固有識別情報とシステム識別情報とをマッチングするマップ11を備え、固有識別情報をシステム識別情報に書き換える。マップ11は、予め固有識別情報とシステム識別情報とを関連付けたマトリックスであり、入力された固有識別情報をシステム識別情報に書き換える際に固有識別情報とシステム識別情報との対応表として利用される。
図2に示すように、書換手段10は、業務データをマネジメント情報生成システムSのデータ形式であるシステムデータに書き換える。その際、業務データの固有識別情報は、多数の業務項目毎に対応して定めた統一した形式のシステム識別情報に書き換えられる。
図3には、書換手段10が、固有識別情報をシステム識別情報に書き換える一例が示される。各業務システムGの固有識別情報には、業務システムGの業務対象とする部署を示す情報を有している。固有識別情報において、数値化した箇所が部署を示す情報である。同図では、同一部署を示す情報が表記されているが、同一部署であるにも関わらず、業務システムG毎に異なった値(12,56,246)になっている。書換手段10は、この異なった値をマップ11を使って1つの値(1−2)に帰一して、システム識別情報を形成する。このように、固有識別情報において、コードが異なるがその意味するところが同じ情報を、同一のコードに帰一化することで、システムデータを構造化することができる。
【0012】
また、書換手段10は、固有識別情報に係る実情報も所定のデータ長に調整する。図4に示すように、業務システムGで利用している実情報のデータ長は、業務システムG毎に異なっている。実情報のデータ長が異なると、実情報の演算処理に支障を来す場合があるため、書換手段10は、この実情報のデータ長を揃える処理も行なう。例えば、業務システムGに依って、実情報のデータ長が8ビットや16ビットであるとき、書換手段10は、全ての業務システムGの実情報を最長のデータ長に調整する。ここでは、システムデータの実情報のデータ長を16ビットにしている。
また、書換手段10は、固有識別情報を用いて演算処理の計算式を設定する1次計算式設定部12を備えている。1次計算式設定部12で設定した計算式に従って、固有識別情報の実情報に四則演算を行なった値に新たなシステム識別情報を付加して、所望のシステムデータを生成することができる。
更に、書換手段10は、必要とする業務項目を選択する業務項目選択部13を備えている。業務項目選択部13は、選択した必要とする業務データのみを書換手段10に供する。
このようにして得られるシステムデータは、システム識別情報を利用して階層化され、システムデータに共通な概念の層が複数生じるように形成される。
図5には、システムデータを階層化した一例が示される。ここで階層化のシステム識別情報として、組織構成部署を示す情報を利用した。ここでは、組織構成部署をシステム識別情報中、4ビットで識別させ、ビット”1”を最上位階層の組織全体を示す情報とし、ビット”2”からビット”4”へと順次下層となる部署情報、組織を構成する部、部を構成する課、課を構成する係の順に階層化して識別情報で表現し、システムデータを部署を示す情報で階層化している。
【0013】
1次記憶手段20は、得られたシステムデータを業務システムG毎に記憶する業務ファイル21を備えている。図1に示すように、業務ファイル21として、財務会計システムG1の業務データを変換して得られたシステムデータを保存する財務ファイル21aと、給与計算システムG2の業務データを変換して得られたシステムデータを保存する給与ファイル21bと、販売管理等システムG3の業務データを変換して得られたシステムデータを保存する販売等ファイル21cとを備える。
また、1次記憶手段20は、業務システムG以外のシステムデータを記憶する個別ファイル22を備えている。業務システムG以外のシステムデータは、書換手段10を介することなく、直接1次記憶手段20の個別ファイル22にシステムデータとして入力される。
各業務ファイル21及び個別ファイル22は、記憶されたシステムデータを保持する履歴ファイル23を必要に応じて有する。ここで用いる業務システムGは、一か月単位でデータ集計処理を行なうことから、履歴ファイル23を一か月単位で備えている。この履歴ファイル23は、所望とする業務管理データを形成するために必要な月分備えることができる。
演算処理手段30は、図6に示すように、システム識別情報を用いて演算処理の計算式を設定する2次計算式設定部31を備えている。2次計算式設定部31で設定した計算式に従って、システム識別情報の実情報に四則演算を行なった結果である実情報に新たなシステム識別情報を付加して、所望とする演算処理データを生成する。
【0014】
2次記憶手段35は、演算処理手段30から供給されたシステムデータを保持する履歴記憶部36を備えている。履歴記憶部36は、過去に2次記憶手段35が記憶したシステムデータを保持することができる。
抽出手段37は、図7に示すように、抽出条件として、システム識別情報を選択する識別情報選択部38と抽出期間を指定する期間指定部39とを備えている。抽出手段37の抽出対象は、2次記憶手段35及び履歴記憶部36に記憶しているシステムデータである。
識別情報選択部38では、単にシステム識別情報を選択するのみにあらず、システム識別情報にアンドまたはオア等の論理条件を加えることができる。
期間指定部39では、履歴記憶部36の履歴期間を限度に、抽出する業務管理データの期間設定を可能にする。
抽出手段37は、識別情報選択部38及び期間指定部39で指定した範囲で2次記憶手段35及び履歴記憶部36に記憶しているシステムデータを抽出できる。抽出範囲は、2次記憶手段35及び履歴記憶部36に記憶している1システムデータから全システムデータに及ぶ。
出力手段40は、図7に示すように、プリントアウトや画像表示を行なうとともに、抽出手段37で抽出した業務管理データをファイル形式で出力するファイル出力機構41を備えている。
ファイル出力機構41は、抽出した業務管理データを既存の表計算用プログラムで活用できるデータ形式のデータにすることができる。
【0015】
更に、マネジメント情報生成システムSには、業務管理データを修正する修正手段50を設けた。修正手段50は、システム識別情報を修正する識別情報修正部51と、修正したシステム識別情報に係る計算式を修正する計算式修正部52とを備える。
識別情報修正部51は、システム識別情報の修正値を入力させる入力画面を備え、必要に応じ、1次記憶手段20及び2次記憶手段35に記憶されているシステムデータのシステム識別情報の更新を行なう。
計算式修正部52は、識別情報修正部51で入力された修正値に基づいて、1次計算式設定部12及び2次計算式設定部31で設定したシステム識別情報を必要に応じ更新する。
【0016】
従って、この実施の形態に係るマネジメント情報生成システムによれば、図8に示すフローチャートの処理a〜gに従って、既存の業務システムGに入力された業務データから、新たな付加価値を有する業務管理データを導出することができる。
(業務データ)
業務システムGである財務会計システムG1,給与計算システムG2,販売管理等システムG3は、各業務システムGで処理した業務データを夫々テキスト出力する機能を有している。
マネジメント情報生成システムSに、各業務システムGの業務データを入力するときは、各業務システムGにて業務データをテキスト出力させる。
テキスト出力された業務データは、各業務システムGのデータ形式で出力されるため、業務システムG毎にデータ長が異なる。
テキスト出力された業務データは、夫々テキストファイル化されてマネジメント情報生成システムに供給される。供給手段としては、FD,MO,CD等の記録媒体が用いられる。
業務データは、各業務システムGのデータ取纏め時期に応じて供給される。財務会計システムG1,給与計算システムG2,販売管理等システムG3においては、1か月単位でデータの取纏めが行なわれることから、ここでは一か月毎に各業務システムGから業務データがマネジメント情報生成システムSに供給される。
【0017】
(書換処理a)
書換手段10は、各業務システムGから供給されたテキスト出力された業務データを順次読み込む。マップ11には、予め読み込む固有識別情報とそれを書き換えるシステム識別情報とが対応付けられている。従って、マップ11に固有識別情報が供給されると、双方の識別情報のマッチングが行なわれ、固有識別情報に対応するシステム識別情報が導出される。図3には、固有識別情報がシステム識別情報に書き換えられる一例を示した。ここでは、固有識別情報のうち部署を示す部分を書き変える過程を示した。財務会計システムG1の固有識別情報のうち最初の”12”と、給与計算システムG2の固有識別情報のうち最初の”56”と、販売管理等システムG3の固有識別情報のうち最初の”246”は、同一部署を示す情報である。そこで、書換手段10では、それらの情報を統一した値に書き換える処理を行ない、システムデータの階層化を行なう。マップ11では、予め財務会計システムG1及び給与計算システムG2の固有識別情報の最初の2桁と、販売管理等システムG3の固有識別情報の最初の3桁とが部署を示す情報であり、その固有識別情報が各”12”,”56”,”246”の情報がシステム識別情報においては”1−2”となることを認識している。そこで、書換手段10は、マップ11にそのような情報が供給されたとき、固有識別情報の”12”,”56”,”246”を”1−2”に書き換えてシステム識別情報にする処理を行なう。この際、単にマップ11にてマッチングした箇所の書き換えのみならず、システム識別情報のデータ長も一定に調整される。他の固有識別情報の部分においても、一定値に帰一化できる情報を有するときには、同様の処理が施される。
【0018】
このように、システムデータは、単にシステム識別情報で分類されるのではなく、上位層から下位層にシステムデータを構造化される。
また、書換手段10は、業務項目選択部13で業務項目を選択して書き換える業務データを選択することができる。例えば、固有識別番号で業務項目を選択すれば、書き換え選択した業務データ以外は書換手段10に供されず、不要な処理を省くことができる。
また、書換手段10は、図4に示すように、実情報のデータ長を一定に調整する。実情報のデータ長が異なったままでは、データ処理が煩雑になるので実情報のデータ長を一定にする。ここで、書換手段10は、8ビット、16ビットの実情報を16ビットのデータ長に統一している。
このように、書換手段10は、各業務システムGから供給される業務データを統一した形式のシステムデータにする。
【0019】
(1次記憶処理b)
書換手段10で得られたシステムデータは、1次記憶手段20に供給され、各業務システムG対応に設けられた業務ファイル21に格納される。すなわち、財務会計システムG1に係るシステムデータは財務ファイル21aに、給与計算システムG2に係るシステムデータは給与ファイル21bに、販売管理等システムG3に係るシステムデータは販売等ファイル21cに格納される。これら業務ファイル21は、1か月単位の履歴ファイル23を複数有しており、書換処理後のシステムデータを保存している。
また、1次記憶手段20は、業務システムGから供給されない情報を、システムデータの形式の個別管理項目データとして保存する個別ファイル22を有している。個別管理項目データは、必要に応じて外部から個別ファイル22に入力される。個別ファイル22にも、必要に応じ履歴ファイル23が形成される。
【0020】
(演算処理c)
演算処理手段30は、1次記憶手段20に記憶されたシステムデータを利用して業務管理に利用できる演算処理データを生成する。
演算処理は、図6に示すように、2次計算式設定部31で設定した条件に従って行なわれる。2次計算式設定部31は、システム識別情報に四則演算を施す設定をすることができる。例えば、新たなシステム識別情報”99999999”を設け(図では、例えば損益科目)、1次記憶手段20に記憶されたシステムデータのシステム識別情報(例えば、00000001(例えば、財務ファイル21a等のある勘定科目等で実情報は36)と00000002(例えば、財務ファイル21a等のある勘定科目等で実情報は3)を用いる)に係る実情報の四則演算の結果を、新たなシステム識別情報”99999999”に係る実情報として、業務管理データを生成する。
計算式設定例:99999999
=(00000001*00000002)/12
この計算式設定例によれば、システム識別情報が”99999999”、実情報が9の演算処理データが生成される。
また、2次計算式設定部31では、1次記憶手段20に記憶されたシステムデータのシステム識別情報のみを修正したり、1次記憶手段20に記憶されたシステムデータをそのまま2次記憶手段35にスルーさせる設定も可能である。
【0021】
(2次記憶処理d)
2次記憶手段35には、演算処理手段30で得られた演算処理データとスルーしたシステムデータが供給され、業務管理データとして記憶される。
2次記憶手段35は、演算処理手段30を介して供給されるシステムデータを保持する履歴記憶部36を備えている。履歴記憶部36は、以前の業務管理用のデータとして導出した業務管理データを保持している。
ここに記憶される業務管理データは、業務管理を行なう際の指標として経営診断等に利用される。
【0022】
(抽出処理e)
抽出手段37は、2次記憶手段35に記憶されている業務管理データから、出力対象とするシステムデータの抽出を行なう。
抽出条件は、識別情報選択部38でシステム識別情報を選択し、かつその識別情報に係る情報が履歴を有する場合には期間指定部39でその抽出期間を指定することができる。図7には、抽出対象データから人事項目及び人事係数が外され、抽出期間を1〜6月と限定した抽出例が示される。
業務管理データは、システム識別情報により階層化されているので、システム識別情報の各階層に応じたシステムデータに分類して抽出することができる。例えば、業務管理データは部署のシステム識別情報で階層化されている。部署は、組織全体,部,課,係の順に階層化されている場合、組織全体を指定したときは、その下層にある部,課,係に係る業務管理データが抽出対象となり、ある部のある課を指定したときは、その下層に係る係の業務管理データが抽出対象になる。図9の(1)から(3)には、抽出した出力例が示される。(1)は、組織を部の階層の業務管理データで顕し、(2)は部を課の階層の業務管理データで顕し、(3)は課を係の階層の業務管理データで顕したもので、(1)は(2)の上層、(2)は(3)の上層の業務管理データになる。
【0023】
(修正処理f)
マネジメント情報生成システムSは、形成したシステムデータを修正させることができる。修正は、システム識別情報,実情報毎に行なわれる。
システム識別情報の修正は、識別情報修正部51に修正前と修正後のシステム識別情報を設定することによって行なわれる(図7参照)。識別情報修正部51の設定による修正処理は、マップ11のシステム識別情報,1次記憶手段20に記憶されているシステムデータのシステム識別情報,2次記憶手段35に記憶されている業務管理データのシステム識別情報,抽出手段37の識別情報選択部38で設定されているシステム識別情報を対象に行なわれる。計算式修正部52では、識別情報修正部51の設定に基づいて、1次計算式設定部12,2次計算式設定部31に設定してあるシステム識別情報の修正を行なう。このように、識別情報修正部51で修正値を設定すれば、マネジメント情報生成システム全体に修正値が反映されるので、システムデータの階層構造を容易に変更することができる。
実情報の修正は、修正したいシステムデータをシステム識別情報を検索することにより係る実情報の修正が行なわれる。この場合、個々のシステムデータの実情報の修正のみならず、システム識別情報でシステムデータの階層を指定して、指定した階層に属するシステムデータの実情報の修正を一括して行なうことができる。この実情報の一括修正は、有効数字の変更や単位変換するときに有効に利用できる。
【0024】
(出力処理g)
抽出手段37で抽出された業務管理データは、一定の形式で出力される。出力は、必要に応じ、プリンタ,CRT,出力データのファイル化等で行なわれる。プリンタ,CRTでの出力は、抽出された業務管理データが一定の出力表示形式にて行なわれる。
出力データのファイル化は、抽出した業務管理データをファイル出力機構41で所定のデータ形式に変換して行なわれる。例えば、業務管理データを所定のデータ形式でテキストファイル化すれば、既存の表計算ソフトにデータとして組み込むことができる。
【0025】
次に、添付図面に基づいて本発明の他の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムSについて説明する。前述のマネジメント情報生成システムSにおいて、業務システムGの業務データの供給手段は特に制限されることなく、供給手段の一例として通常用いられる記録媒体による手段を挙げた。ここでは、通信手段を利用して業務データをマネジメント情報生成システムSに供給する。
図10に示すように、マネジメント情報生成システムSは、前述のマネジメント情報生成システムSに、受信制御手段61と送信制御手段62とを設けた構成とした。ここで、マネジメント情報生成システムSと業務システムGを搭載した端末Tは、ネットワークN(LAN,WANやインターネット)に配置されており、必要に応じて接続することができる。端末Tに搭載された業務システムGは、業務データを所定のデータ形式で蓄積しており、端末Tは蓄積した業務データを必要に応じて接続したマネジメント情報生成システムSに送信することができる。
受信制御手段61は、受信バッファを備え、端末Tから送信された業務データを受信バッファで一旦保持して書換手段10に供給する。
送信制御手段62は、送信バッファを備え、出力手段40から出力された業務管理データを送信バッファで一旦保持し、出力先の端末Tに送信する。また、送信制御手段62には、端末Tに対して蓄積している業務データの送信要求を行なう機能を備える。
【0026】
従って、この他の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムSによれば、図11に示すように、図8に示すフローチャートの処理a〜gに、処理aの前に受信処理r、処理gの後に送信処理sを加え、ネットワークNを介して業務システムGから供給された業務データから業務管理データを生成し、ネットワークNを介して端末Tに送信することができる。処理a〜gは前述と同様である。
(業務データ)
端末Tは、自発的にまたはマネジメント情報生成システムSの要求により、業務システムGに蓄積した業務データを所定のデータ形式でマネジメント情報生成システムSに送信する。
(受信処理r)
端末Tから送信された業務データは、受信制御手段61により、一旦受信バッファで保持された後、書換手段10に供給される。記録媒体に依ることなくネットワークNを介して業務データを書換手段10に供給できるので、業務システムGとマネジメント情報生成システムSとの位置関係に関わらず業務データの供給が容易になる。
(送信処理s)
得られた業務管理データは、ネットワークNを介して提供することができる。業務管理データが供給される端末Tは、必要に応じてマネジメント情報生成システムSに接続すれば、生成した業務管理データを得ることができる。
尚、送信制御手段62は、抽出手段37の抽出操作をするリモート抽出機能を備えれば、端末Tに所望の業務管理データの生成を指示させることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のマネジメント情報生成システムによれば、業務項目データを、多数の業務項目毎に対応して定めた統一した形式のシステム識別情報に従って、業務項目をシステム識別情報に書き換えてシステムデータとする書換手段と、書換手段で書き換えられたシステムデータを記憶する1次記憶手段と、1次記憶手段に記憶された上記システムデータに演算処理を施し、新たなシステムデータである演算処理データを生成する演算処理手段と、システムデータと演算処理データとを業務管理データとして記憶する2次記憶手段と、2次記憶手段に記憶された業務管理データから必要とする業務管理データを抽出する抽出手段と、抽出手段で抽出した業務管理データを定形で出力する出力手段とを備えたので、既存の業務システムの業務データを利用して、業務管理に利用するデータを容易に導出することを可能にした。
【0028】
また、システムデータを、階層化した場合には、システムデータの目的に応じた分類を容易にすることができる。
更に、書換手段に、業務項目とシステム識別情報とをマッチングするマップを備えた場合には、業務項目からシステム識別情報への書き換え処理効率を向上することができる。
更にまた、書換手段に、書き換え対象にする業務項目を選択する業務項目選択部を備えた場合には、書き換え対象を絞ることができるので書き換え処理効率を向上することができる。
また、書換手段に、システム識別情報を用いて演算処理の計算式を設定する1次計算式設定部を備えた場合には、予め所望のデータ処理を施すことで、後のデータ処理効率を向上することができる。
【0029】
更に、1次記憶手段に、システムデータを業務システム毎に記憶する業務ファイルを備えた場合には、システムデータを供給源毎に分類することができるので、データの取り扱いが容易になる。
更にまた、1次記憶手段に、業務システム以外から供給される業務項目データをシステムデータと別個のシステムデータとして記憶する個別ファイルを備えた場合には、業務システムから供給されない情報もシステムデータにすることができる。
また、業務ファイルに、記憶されたシステムデータの履歴を保持する履歴ファイルを備えた場合には、業務管理データを導出するために利用することができるデータを増加することができ、業務管理データの導出範囲を広げることができる。
更に、演算処理手段に、システム識別情報を用いて演算処理の計算式を設定する2次計算式設定部を備えた場合には、システムデータの演算処理の条件が容易に設定でき、目的の業務管理データを容易に導出することができる。
【0030】
更にまた、2次記憶手段に、演算処理手段から供給されたシステムデータを保持する履歴記憶部を備えた場合には、出力対象とする業務管理データが増加するので、出力する業務管理データの選択肢が増大する。
また、抽出手段に、抽出条件として、システム識別情報を選択する識別情報選択部と抽出期間を指定する期間指定部とを備えた場合には、出力対象を容易に指定することができる。
更に、出力手段に、抽出手段で抽出した業務管理データをファイル形式で出力するファイル出力機構を備えた場合には、出力を既存の表計算プログラムのデータとして利用させることができる。
更にまた、業務管理データを修正する修正手段を設けた場合には、書換処理や演算処理をやり直すことなく、必要な箇所のみを訂正することができるので、システムデータの修正が容易になる。
また、修正手段に、システム識別情報を修正する識別情報修正部と、修正したシステム識別情報に係る計算式を修正する計算式修正部とを備えた場合には、識別情報修正部で修正した内容が、計算式設定部にも反映されるので、修正処理をより容易にすることができる。
【0031】
更に、業務システムを搭載した端末にネットワークを介して接続し、接続した業務システムがネットワークを介して提供する業務データを受信して書換手段に供給するデータ受信制御手段を設けた場合には、マネジメント情報生成システムと業務システムとの位置関係に関わりなくネットワークを介して容易に業務データがマネジメント情報生成システムに供給される。
更にまた、ネットワークを介して接続した端末に、出力手段から出力する業務管理データを送出するデータ送信制御手段を設けた場合には、遠隔地にある端末に対してネットワークを介して容易に業務管理データを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムにより業務データが業務管理データになる過程を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムの書換手段が固有識別情報をシステム識別情報に書き換える一例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムの書換手段が実情報のデータ長を調整する一例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムのシステムデータの階層化した一例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムにおける演算処理の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムにおける抽出処理の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムのデータ処理の過程を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムにて、階層化された業務管理データの抽出例を示す説明図である。
【図10】本発明の他の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムと業務システムとをネットワークで接続した場合の一例を示すブロック図である。
【図11】本発明の他の実施の形態に係るマネジメント情報生成システムのデータ処理の過程を示す説明図である。
【図12】従来のマネジメント情報生成システムの一例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
S マネジメント情報生成システム
G 業務システム
G1 財務会計システム
G2 給与計算システム
G3 販売管理等システム
G4 個別管理項目
N ネットワーク
T 端末
10 書換手段
11 マップ
12 1次計算式設定部
13 業務項目選択部
20 1次記憶手段
21 業務ファイル
21a 財務ファイル
21b 給与ファイル
21c 販売等ファイル
22 個別ファイル
23 履歴ファイル
30 演算処理手段
31 2次計算式設定部
35 2次記憶手段
36 履歴記憶部
37 抽出手段
38 識別情報選択部
39 期間指定部
40 出力手段
41 ファイル出力機構
50 修正手段
51 識別情報修正部
52 計算式修正部
61 受信制御手段
62 送信制御手段
Claims (12)
- 複数の業務システムに夫々蓄積され、各業務システム固有の形式の固有識別情報で区別された多数の業務項目毎に数値データを含む実情報が書き込まれた多数の業務項目データを備えた業務データを利用して、業務管理用のデータを調整するマネジメント情報生成システムにおいて、
上記業務項目データを、上記多数の業務項目毎に対応して定めた統一した形式のシステム識別情報に従って、上記業務項目をシステム識別情報に書き換えてシステムデータとする書換手段と、
上記書換手段で書き換えられた上記システムデータを記憶する1次記憶手段と、
上記1次記憶手段に記憶された上記システムデータに演算処理を施し、新たなシステムデータである演算処理データを生成する演算処理手段と、
上記システムデータと上記演算処理データとを業務管理データとして記憶する2次記憶手段と、
上記2次記憶手段に記憶された業務管理データから必要とする上記業務管理データを抽出する抽出手段と、
上記抽出手段で抽出した上記業務管理データを定形で出力する出力手段とを備えて構成し、
上記書換手段に、予め固有識別情報とシステム識別情報とを関連付けたマトリックスであって、入力された固有識別情報をシステム識別情報に書き換える際に固有識別情報とシステム識別情報とをマッチングするマップを備え、該書換手段は、上記マップに従って固有識別情報を対応するシステム識別情報に書き換え、
上記書換手段に、書き換え対象にする上記業務項目を固有識別番号で選択する業務項目選択部を備え、該書換手段は該業務項目選択部で選択された業務項目のみをシステム識別情報に書き換え、
上記書換手段に、固有識別情報の数値データに四則演算を行なって新たなシステム識別情報を付加したシステムデータとする演算処理の計算式を設定する1次計算式設定部を備え、該書換手段は、上記1次計算式設定部で設定した計算式に従って新たなシステム識別情報を付加したシステムデータを生成し、上記1次記憶手段は当該新たなシステム識別情報を付加したシステムデータを記憶し、
上記演算処理手段に、上記1次記憶手段に記憶されたシステム識別情報の数値データに四則演算を行なって新たなシステム識別情報を付加したシステムデータとする演算処理の計算式を設定する2次計算式設定部を備え、該演算処理手段は、上記2次計算式設定部で設定した計算式に従って新たなシステム識別情報を付加したシステムデータを生成し、上記2次記憶手段は当該新たなシステム識別情報を付加したシステムデータを記憶することを特徴とするマネジメント情報生成システム。 - 上記システムデータを、システム識別情報により階層化したことを特徴とする請求項1記載のマネジメント情報生成システム。
- 上記1次記憶手段に、上記システムデータを業務システム毎に記憶する業務ファイルを備えたことを特徴とする請求項1または2記載のマネジメント情報生成システム。
- 上記1次記憶手段に、上記業務システム以外から供給される業務項目データを上記システムデータと別個のシステムデータとして記憶する個別ファイルを備えたことを特徴とする請求項3記載のマネジメント情報生成システム。
- 上記業務ファイルに、記憶された上記システムデータの履歴を保持する履歴ファイルを備えたことを特徴とする請求項3または4記載のマネジメント情報生成システム。
- 上記2次記憶手段に、上記演算処理手段から供給され過去に該2次記憶手段が記憶したシステムデータを保持する履歴記憶部を備えたことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載のマネジメント情報生成システム。
- 上記抽出手段に、抽出条件として、上記システム識別情報を選択する識別情報選択部と抽出期間を指定する期間指定部とを備え、該抽出手段は、上記識別情報選択部により選択され上記期間指定部に指定された抽出期間の業務管理データを抽出することを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載のマネジメント情報生成システム。
- 上記出力手段に、上記抽出手段で抽出した上記業務管理データをファイル形式で出力するファイル出力機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載のマネジメント情報生成システム。
- 上記業務管理データを修正する修正手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至8何れかに記載のマネジメント情報生成システム。
- 上記修正手段に、上記システム識別情報を変更する識別情報修正部と、変更したシステム識別情報に係る計算式を修正する計算式修正部とを備えたことを特徴とする請求項9記載のマネジメント情報生成システム。
- 上記業務システムを搭載した端末にネットワークを介して接続し、当該接続した業務システムがネットワークを介して提供する上記業務データを受信して上記書換手段に供給するデータ受信制御手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至10何れかに記載のマネジメント情報生成システム。
- ネットワークを介して接続した端末に、上記出力手段から出力する上記業務管理データを送出するデータ送信制御手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至11何れかに記載のマネジメント情報生成システム。
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