JP4502233B2 - レイク受信機におけるcdmaセルラ信号の合成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に無線電話システムに関しており、また殊にパイロットシンボルを使用するトラフィックチャネル推定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
無線電話通信の使用が広まるにつれて、トランシーバーの能力を強化して、使用する帯域幅の量を最小化しつつ、伝送された無線通信信号を検出する必要性がますます高まっている。
【0003】
通例使用されるセルラ電話通信システムの1つは、符号分割多元接続(CDMA)と称されており、システム内のセルラ電話機はすべて、その信号を、同じ周波数範囲を有するトラフィックチャネルで、別の電話機が伝送している最中であることを考慮せずに伝送する。各セルラ電話機への伝送およびこれらからの伝送を区別するために、各々の電話機には一意的なPN(PN:pseudo-noise)符号が割り当てられている。このPN符号は、その特定の電話機への伝送またはこの電話機からの伝送に先行する。特定の電話機に対して割り当てられた信号を分離するため、受信信号はこの電話機の一意的なPN符号と相関付けられる。各々のPN符号は一般的に、使用中の他のすべての符号に直交しているため、所望のPN符号を含まない信号は、バックグランドノイズとして受信機に現れる。
【0004】
現実のセルラシステムでは、各セルラ電話機は、所望の信号の複数の変形を受信する。これは信号が基地局とセルラ電話機との間で伝送される時に、異なるパスを通るからである。このことによりマルチパス妨害として知られる条件が形成される。別の電話機に宛てられた信号およびマルチパス妨害から、所望の信号を抽出するために、ほとんどのCDMAセルラ電話機は、複数の信号パスを有するレイク受信機を含んでいる。各信号パスは、それぞれ遅延の異なる複数の受信信号のバージョンを、このセルラ電話機の一意的なPN符号に相関させ、これにより特定の基地局から伝送された所望の信号を抽出する。その後各相関器の出力はさらに処理され、基地局とセルラ電話機との間のチャネルに形成された歪みの解除が試行される。
【0005】
トラフィックチャネルに引き起こされた歪みのレベル決定に際してレイク受信機を支援するために、CDMA基地局は、トラフィックチャネルで伝送されるデータ信号に加えて既知のビット列のパイロット信号を、パイロットチャネルで伝送する。パイロット信号の分析に基づいて、レイク受信機はトラフィックチャネルの歪みを推定することができる。
【0006】
セルラ方式トランシーバーが単一の基地局から信号だけを受信するのであれば、パイロット信号をトラフィックチャネル特性の推定のために使用することができる。しかし実際のセルラシステムでは、セルラ方式トランシーバーは1つ以上の基地局から信号を受信することがある。各基地局がその固有のパイロット信号を伝送しても、トラフィックチャネルの推定は簡単には行えない。なぜならばパイロット信号の特性は、各基地局に対するトラフィックチャネルについて一般的に同じではないからである。したがってセルラ信号を2つ以上の基地局から受信している場合に、トラフィックチャネル特性を正確に推定でき、これによりレイク受信機における信号の受信を最適化するための技術が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、2つ以上の基地局からCDMAセルラ信号を受信する場合に、トラフィックチャネル特性を正確に推定し、これよりレイク受信機における信号の受信を最適化することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明により、1つ以上のチャネルを有するレイク受信機にてCDMAセルラ信号を合成する方法において、2つ以上の基地局からCDMAセルラ信号とパイロット信号を受信し、単一の基地局からのCDMAセルラ信号とパイロット信号を分離し、トラフィックチャネル振幅の推定値を形成し、CDMAセルラ信号を前記推定値によって重み付けし、当該重み付けした信号を、レイク受信機の別のチャネルで形成された、別に重み付けしたCDMAセルラ信号に合成し、トラフィックチャネル振幅推測値と、単一基地局からのパイロットシンボルとの比較に基づいて、トラフィックチャネル振幅の推定値を更新することを特徴とするCDMAセルラ信号の合成方法を構成することによって解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】
2つ以上の基地局から受信したCDMAセルラ信号を検出するレイク受信機の性能を改善するために、本発明ではレイク受信機の各々のチャネルに対してトラフィックチャネル振幅の推定値を、受信したパイロット信号との比較に基づいて形成する。このトラフィックチャネルの推定値によって、到来するセルラ信号を重み付けし、その後これこのレイク受信機の別のチャネル内の重み付けしたセルラ信号と合成する。
【0010】
トラフィックチャネル振幅の推定値とパイロット信号との差分により、フィードバックループが駆動され、これによってトラフィックチャネル振幅の推定値が微調整される。
【0011】
【実施例】
本発明は、CDMAセルラシステムにおいてパイロットシンボルを1つ以上の基地局から受信する場合に、トラフィックチャネル特性を推定するためのシステムに関するものである。
【0012】
CDMAセルラ電話システムの簡略化された図が図1に示されている。このシステムでは第1セル22内にある基地局20が、セルラ電話機24と双方向に信号を伝送する。CDMAシステムでは特定のセルラ電話機24との双方向の伝送に先立って一意的なPN符号が伝送される。このPN符号は、システム内の別のセルラ電話機によって伝送される、別のすべてのPN符号と実質的に直交する。基地局20とセルラ電話機24との間の地形およびビルディングのために、基地局20からの伝送はセルラ電話機に、異なる信号パスを経由して到着する。図1に示したように、2つの異なる信号パス26と28がある。各々の信号パスの長さは若干異なることもある。このため基地局20から伝送された同一の信号はセルラ電話機24に異なる時間に到着することがあり、これがマルチパス妨害を引き起こす。
【0013】
セルラ電話機24内には、異なるチャネルまたはフィンガを含むレイク受信機がある。各々のチャネルには相関器が含まれており、この相関器が受信した信号をその特定のセルラ電話機に指定されたPN符号に相関させる。各々のフィンガの出力は重み付けられて合成され、これにより可能な限り良好な信号が形成される。各々のフィンガに関連する重み付けを決定するために、基地局20とセルラ電話機24との間に発生するトラフィックチャネル歪みに対して推定を行わなければならない。パイロットチャネルで伝送されるパイロット信号の振幅を測定することにより、トラフィックチャネル歪みの推定を行うことができ、レイク受信機の各々のフィンガによって形成される信号をスケーリングする重み付けを調整することができ、これによって合成信号を最適化することができる。
【0014】
多くの場合にセルラ電話機は、1つ以上の基地局から伝送される信号を受信する。図2に示したように、セルラ電話機24は第1セル22内にある基地局20と、第2セル34内にある第2基地局32とから信号を受信する。基地局32から伝送されたパイロット信号は、基地局20とセルラ電話機24との間のトラフィックチャネル内の歪みを正しくモデル化していないことがある。同様に基地局20から伝送されたパイロット信号は、基地局32とセルラ電話機24との間のトラフィックチャネル内の歪みを正確にモデル化していないことがある。したがってレイク受信機はパイロット信号それ自体を信頼することはできず、したがってトラフィックチャネル特性を正確に推定して、レイク受信機の各々のフィンガで形成される信号を最適化することはできない。
【0015】
2つ以上の基地局から受信する場合、復号化されるセルラ信号の精度を向上するために、本発明はレイク受信機にて、パイロットシンボルの分析による基づく重み付けだけでなく、トラフィックチャネル振幅の推定値に基づいて重み付けした信号を合成する。
【0016】
図3は、セルラCDMA信号を正確に復号化するために、本発明がどのようにして受信データ信号とパイロット信号の両方を分析するかを示す制御ブロック図である。図3に示されたこの制御システムは、デジタルシグナルプロセッサ内に実現されると有利である。このデジタルシグナルプロセッサは、単一の基地局から受信され、妨害信号から分離された2つの信号つまりトラフィック信号であるxt(n)およびパイロット信号であるxp(n)と、相関を通じて別の基地局からの信号とを受信する。信号xtおよびxpは両方ともインフェーズおよび直交ベースバンド成分とを有する複素数のベースバンド信号である。信号xtは乗算器50に供給される。さらに信号xtの共役が第2乗算器52に供給される。この乗算器52の別の入力側にはパイロット信号xpが供給され、これによりこの乗算器の出力によってトラフィック信号のフェーズ成分が効果的に除去される。さらにパイロット信号xpは第3乗算器54と第4乗算器56の入力側に供給される。
【0017】
乗算器52の出力の実部の絶対値が計算され、これによりトラフィック信号のデータ変調成分が効果的に除去される。この結果は加算器58のプラスの入力側に供給される。加算器58のマイナスの入力側には乗算器54の出力が供給される。加算器58の出力側は、目下のパイロットおよびトラフィック信号と、制御規則で形成された信号モデルとの差分を表す誤差信号である。加算器58で形成された誤差信号の共役が計算され、乗算器60の入力側に供給される。乗算器60の別の入力側にはファクタβが供給され、これは加算器58の出力側で形成される誤差信号が0に達するために必要な時間が最適化されるように選択される。このファクタβは有利には、図3に示した制御システムのコンピュータシミュレーションにより選択され、システムの実地試験中に最適化される。
【0018】
乗算器60の出力は、乗算器56の第2入力側に供給される。乗算器56の出力は、加算器62の入力側に供給される。加算器62の出力は、1サンプル時間分遅延される。この遅延された出力は、加算器62の入力側にフィードバックされて、乗算器56の出力に加算される。さらに遅延された信号の共役が、上述の乗算ブロック50および54の入力側に供給される。
【0019】
図3に示した本発明の実施形態は、CDMAセルラシステムのための規格IS−95に直接適用することができ、したがって目下は本発明の有利な実施形態である。パイロット信号はつぎのように正確にモデル化される。
【0020】
Xp(n)=Ap(n)・e(i・ θ (n))+妨害 (1)
ここでAp(n)は、時間変動する、パイロット信号のフェージング包絡線であり、Π(n)は、パイロット信号の、時間変動するフェーズプロセスである。Xtはインフェーズおよび直交成分からなる複素数信号であるが、さらにトラフィック情報、ベアリングデータ(bearing data)d(n)も含んでいる。したがってこのデータ信号は、つぎのようにモデル化される。
【0021】
Xt(n)=At(n)・d(n)・e(i・ θ (n))+妨害 (2)
推定すべき平坦なフェージングチャネルは、複素数値At(n)・e(i・ Π (n))である。チャネル推定値は次式で与えられる。
【0022】
W(n)=W(n−1)+β・Xp(n)・e*(n) (3)
ここで誤差信号e(n)は、次式で与えられる。
【0023】
e(n)=Abs(Re{Xp(n)・X* t(n)})−Xp(n)・W*(n−1) (4)
βの設定に基づいて収束すると、積
Xt(n)・W*(n−1)=A2 t(n)・d(n) (5)
この式の右辺が、トラフィックチャネルマルチパス成分を最大の比で合成するのに必要な所望の結果である。
【0024】
上の説明からわかるように、図3に示された制御システムでは、重み付けW(n−1)は、トラフィックチャネル振幅の推定値に等しい値に収束する。この重み付けはトラフィックチャネル信号を乗算器50でスケーリングして、このトラフィック信号がレイク受信機の別のフィンガの出力と加算される。
【0025】
CDMA規格の将来の世代では、トラフィックチャネルのデータ信号によりインタリーブされるパイロットシンボルが使用されることもある。本発明をこれらの埋め込み式パイロット信号に利用するために、図4に示した制御システムを使用する。この実施形態では合成信号xt(n)は、埋め込まれたパイロットシンボルを備えるトラフィックチャネルである。この信号xtは、乗算器80の第1入力側に供給される。この乗算器の出力側は、デマルチプレクサ84の入力側である。データ信号が存在する場合、このデータ信号はトラフィックチャネル振幅の推定値によって重み付けられ、デマルチプレクサは、この重み付けしたデータを転送して、このレイク受信機の別のデータ信号と合成する。パイロットシンボルが存在する場合、フィードバックループが動作して、データ信号に適用される重み付け値またはトラフィックチャネル振幅の推定値を、以下に示すように更新する。
【0026】
乗算器80に供給されるのに加えて、信号xtはダウンサンプリングされる。すなわち周期的にのみサンプリングされて、データ信号xt(m)が形成される。データ信号xt(m)の振幅は2乗されて、データおよびフェーズ成分が取り除かれ、加算器82の一方の入力側に供給される。加算器82のマイナスの入力側には、デマルチプレクサ84によって供給されるパイロットシンボルが供給される。このデマルチプレクサ84はパイロット制御信号によって制御され、これによりインターリーブされたパイロットシンボルは、これらが到来するデータストリームにある場合、フィードバックループに転送される。
【0027】
加算器82の出力は、トラフィックチャネル振幅の推定値(周期的にサンプリングされる信号xt(m)によって決定される)とインタリーブされたパイロットシンボルとの差分を表している。加算器82の出力側で形成されるこの信号の共役は、加算器85に供給される。ここでこの共役はファクタβによってスケーリングされる。このファクタβは加算器82の出力側で形成される差分信号が0になる時間を制御するように選択される。先ほどと同様にファクタβは、図4に示した制御システムのコンピュータモデリングによって決定され、CDMAシステムの実地試験中に微調整される。
【0028】
乗算器85の出力は乗算器86の入力側に供給され、この乗算器86の別の入力側には信号xt(m)が供給される。乗算器86の出力は加算器88の入力側に供給される。加算器88の別の入力側には、この加算器88の遅延出力が供給される。加算器88の遅延出力の共役が重み付け値W(m−1)であり、この重み付け値によってデータ信号がスケーリングされ、したがってトラフィックチャネル振幅の推定値を表す。この重み付け値はサンプルアンドホールド回路90に供給される。この回路は、トラフィックチャネルのデータ信号が受信される期間、重み付け値を保持する。このサンプルアンドホールド回路の出力は乗算器80に供給され、この乗算器80は入力信号xt(n)で到来するデータを、デマルチプレクサ84に供給する前に、重み付けによってスケーリングする。
【0029】
パイロットシンボルが伝送されている時、パイロット制御は、デマルチプレクサ84にこのパイロットシンボルを加算器82の入力側に転送させ、これにより重み付け値W(m−1)が上記のように更新される。重み付け値W(m−1)を入力信号xtと乗算すると、パイロット信号だけを使用してトラフィックチャネルの歪みを推定するよりも正確にデータを抽出することができる。
【0030】
図4に示したやり方では、パイロットシンボルをデータシンボルからデマルチプレクスするためにパイロット制御信号が使用される。、チャネルの補正されたデータシンボルはデータ検出に関連する後続の処理に送られ、その一方パイロットシンボルは上記のようにフィードバックループで処理される。このフィードバックループは大幅に低減された(decimated)レートで動作するから、サンプルアンドホールド回路90は、データシンボルが処理されている間、チャネル推測値を保持する。式(3)の基本ループ式はなお有効ではあるが、大幅に低減された更新レートを考慮しなければならない。この大幅に低減されたレートの時間インデックスを「m」と記すと、ループを更新する式はつぎのようになる。
【0031】
W(m)=W(m−1)+β・Xt(m)・e*(m) (6)
この場合、誤差信号は次式で与えられる。
【0032】
e(m)=Abs((X2 t(m))−Xt(m)・W*(m−1) (7)
上からわかるように本発明により、CDMA信号の検出するレイク受信機の性能を、2つ以上の基地局から受信する場合に向上することができる。これは受信したデータ信号を、パイロットシンボルだけに基づくのでなく、トラフィックチャネル振幅の関数として重み付けることによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セルラ電話機が単一の基地局から複数の信号を受信する、CDMAセルラシステムの概略図である。
【図2】セルラ電話機が2つ以上の基地局から複数の信号を受信する、CDMAセルラシステムの概略図である。
【図3】本発明にしたがってパイロット信号からトラフィックチャネル特性を推定する方法を示す制御論理図である。
【図4】パイロットシンボルがトラフィックチャネル信号によってインタリーブされる場合に、トラフィックチャネル特性を本発明の別の実施形態にしたがって推定するシステムの制御論理図である。
【符号の説明】
20,32 基地局
22,34 セル
24 セルラ電話機
26,28 信号パス
50,52,54,56,60 乗算器
58,62 加算器
80,85,86 乗算器
82,88 加算器
Claims (3)
- 1つ以上のチャネルを有するレイク受信機におけるCDMAセルラ信号の合成方法において、
2つ以上の基地局からCDMAトラフィック信号(X t (n))とパイロット信号(X p (n))をセルラ電話機(24)で受信し、
単一の基地局からのCDMAトラフィック信号(X t (n))とパイロット信号(X p (n))を分離し、
目下のパイロット信号(X p (n))およびトラフィック信号(X t (n))の共役複素数(X * t (n))の積(52)と、目下のパイロット信号(X p (n))および先行するトラフィックチャネル振幅推定値(W(n−1))の共役複素数(W * (n−1))の積(54)との差分(58)により誤差信号(e(n))を生成し、
先行するトラフィックチャネル振幅推定値(W(n−1))と、前記誤差信号(e(n))の共役複素数(e * (n))および目下のパイロット信号(X p (n))の積(56)との比較(62)に基づき、前記誤差信号(e(n))が最小化されるようにトラフィックチャネル振幅推定値(W(n))を更新し、
前記CDMAトラフィック信号を前記更新したトラフィックチャネル振幅推定値によって重み付けし、
当該重み付けした信号を、前記レイク受信機の別のチャネルで形成された、別に重み付けしたCDMAトラフィック信号と合成することを特徴とするCDMAセルラ信号の合成方法。 - レイク受信機における、2つ以上のチャネルからの信号の合成方法において、
トラフィックチャネルで受信したデータ信号(X t (n))と、パイロットチャネルで受信したパイロット信号(X p (n))とをレイク受信機の各々のチャネルに供給し、
目下のパイロット信号(X p (n))およびトラフィック信号(X t (n))の共役複素数(X * t (n))の積(52)と、目下のパイロット信号(X p (n))および先行するトラフィックチャネル振幅推定値(W(n−1))の共役複素数(W * (n−1))の積(54)との差分(58)により誤差信号(e(n))を生成し、
先行するトラフィックチャネル振幅推定値(W(n−1))と、前記誤差信号(e(n))の共役複素数(e * (n))および目下のパイロット信号(X p (n))の積(56)との比較(62)に基づき、前記誤差信号(e(n))が最小化されるようにトラフィックチャネル振幅推定値(W(n))を更新し、
トラフィックチャネルで受信したデータ信号を、前記更新したトラフィックチャネル振幅推定値でスケーリングし、
レイク受信機における各々のチャネルからの、当該スケーリングされたデータ信号(X t (n))を合成することを特徴とする2つ以上のチャネルからの信号を合成する方法。 - パイロット信号を、
Xp(n)=Ap(n)・e( i・θ ( n ))+妨害
によって定義し、
ここでA p (n)はパイロット信号チャネルの振幅、
θ(n)はパイロット信号の位相であり、
目下のサンプル時間の更新されたトラフィックチャネル振幅推定値W(n)を
W(n)=W(n−1)+β・Xp(n)・e*(n)
によって定義し、
ここでW(n−1)は、1サンプル時間だけ先行するトラフィック振幅推定値、
X p (n)はパイロット信号、
e(n)は誤差信号、
e * (n)は誤差信号e(n)の共役複素数であり、
前記誤差信号e(n)は、
e(n)=Abs(Re{Xp(n)・X* t(n)})−Xp(n)・W*(n−1)
によって与えられ、
Xt (n)は、トラフィックチャネルで受信したCDMAセルラ信号、
X * t (n)は、前記CDMAセルラ信号の共役複素数であり、
βは誤差信号が最小化される期間を決める定数である請求項1または2に記載の方法。
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